JP3964302B2 - 回転電機の回転子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、交流発電機あるいは電動機等の回転電機の回転子構造に関するものであり、特に爪状磁極同士の磁束漏洩を防止するための磁石の取り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の回転子構造において、隣り合う爪状磁極の間には、その対向する側面同士で、磁束の漏洩を減少する向きに着磁された直方体形状の磁石が固着されており、この磁石は遠心力を軽減するための保持具を用いて取り付けられている。
このように、ロータコアの爪状磁極に磁束漏洩防止用の磁石を取り付けると、爪状磁極の重量が増加するために、ロータの回転による遠心力や、発電時のステータとの磁気吸引力によって、各爪状磁極は、その先端部がロータコイル及びステータ方向に往復する如く、それぞれ扇動する。
【0003】
これにより、爪状磁極間の磁石に荷重が加わって、磁石に歪みが生じたり、あるいは磁石が破損することがあり得る。
これらの対策として、爪状磁極毎に、爪状磁極の内周面及び側面側を覆う如く構成して、磁石30を固着したものがある。
ここで、互いに隣り合う磁石同士は、磁石間隙間を設けている。
これによって、爪状磁極と磁石とがそれぞれ扇動するので、磁石に荷重が加わらずに、磁石の破損を防ぐことができる(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、爪状磁極同士の漏洩磁束を低減するように着磁されたフェライト磁石が、各爪状磁極の両側面2個ずつ配置されるものもある。
この磁石は、ロータの回転時に上記磁石に加わる遠心力を、自身の変形により吸収する磁石保持部材によって、外周側が互いに広がるように傾斜する如く、爪状磁極に支持されていることで、遠心力に対して強い構造としている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−136913号公報(第3,4頁)
【特許文献2】
特開2001−86715公報(第6頁)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
爪状磁極に永久磁石を取り付ける目的は、隣り合う爪状磁極の側面同士や内径面からの磁束の漏洩を軽減することにより、回転電機の出力を向上することである。
しかし、逆に磁石を取り付けることにより、爪状磁極全体の重量が増加し、爪状磁極にかかるロータの回転による遠心力が増加する。
【0007】
特に、爪状磁極の先端の方の重量が増加すると、ステータの方向へ広がる変形が増大するようになってしまう。
したがって、破損防止のためにロータとステータ間のエアギヤップを大きくする必要が出てくる。
しかし、このエアギャップは出力と大きな関係を有しており、エアギャップが小さいほど出力は増加する。
したがって更なる出力向上を目指すためには、爪状磁極の変形を抑える様に磁石を固定する必要がある。
【0008】
また磁石を爪状磁極に取り付けるための磁石保持部材にも、爪状磁極の変形や、ロータの回転数の変化により影響が及び、爪状磁極が振動することにより、磁石保持部材や磁石自身が破損したり、あるいは逸脱する惧れがある。
さらには、現在の爪状磁極に磁石を取り付ける構造は、組み立て時にポールコア同士において、磁石位置の干渉が起きてしまう為に組立性がよくなかったという問題点もあった。
【0009】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、爪状磁極同士の磁束漏洩防止用の磁石の取り付け構造を工夫することにより、ロータの回転による遠心力を低減し、又、爪状磁極の変形及び振動を低減するとともに、ロータの組み立て時の工作性を向上させることができる回転子構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る回転電機の回転子は、電流を流して磁束を発生するロータコイルと、このロータコイルを覆って設けられ、交互に噛み合った爪形状の爪状磁極をそれぞれ有する第1のポールコア体及び第2のポールコア体とから構成されたポールコアとを有するものであって、漏洩磁束を低減するための磁石と、この磁石を爪状磁極に支持させるための磁石保持部材とから構成される磁石アセンブリを有し、爪状磁極の両側面に磁石が当接するように磁石アセンブリが各爪状磁極に装着されており、磁石アセンブリの形状は周方向では当該磁石アセンブリが取り付けられた爪状磁極の根元側において太くなった台形形状に形成することにより、磁石アセンブリの重心が爪状磁極の中央部より根元部側に来るように形成されているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の一実施形態による交流発電機あるいは電動機等の回転電機全体を示す側面断面図であり、図において、この回転電機は、アルミニウム製のフロントブラケット1及びリヤブラケット2から構成されたケース3と、このケース3内に設けられ、一端部にプーリ4が固定されたシャフト6と、このシャフト6に固定されたランドル型のロータ7と、このロータ7の両端面に固定されたファン5と、ケース3内の内壁面に固定されたステータ8と、シャフト6の他端部に固定され、ロータ7に電流を供給するスリップリング9と、このスリップリング9に摺動する一対のブラシ10と、このブラシ10を収納したブラシホルダ11と、ステータ8に電気的に接続され、ステータ8で生じた交流を直流に整流する整流器12と、ブラシホルダ11に嵌着されたヒートシンク13と、このヒートシンク13に接着され、ステータ8で生じた交流電圧の大きさを調整するレギュレータ14とを備えている。
【0012】
ロータ7は、電流を流して磁束を発生する円筒状のロータコイル15と、このロータコイル15を覆って設けられ、その磁束によって磁極が形成されるポールコア16とを備えている。
ステータ8は、ステータコア17と、このステータコア17に巻回され、ロータ7の回転に伴ってロータコイル15からの磁束の変化で交流が生じるステータコイル18とを備えている。
ポールコア16は、一対の交互に噛み合った第1のポールコア体19及び第2のポールコア体20から構成されている。
【0013】
ポールコア体19及びポールコア体20は、通常鉄製であり、ロータコイル15が巻装される円筒部19a,20aと、この円筒部19a,20aが突設された円盤状の根元部19b,20bより成る。
根元部19b,20bの外縁には、ロータコイル15の外周とステータ8の内周との間の位置に、相互に噛み合う爪状磁極21,22をそれぞれ複数有している。
【0014】
爪状磁極21,22は、根元部19b,20b側の厚み及び幅が大きく、先端側にいくに従って厚み及び幅が細くなる形状である。
爪状磁極21,22の内周面は、先端にいくにつれ厚みが薄くなり、外周面は、ステータ8の内周面に沿った弧状である。
爪状磁極21,22は、ロータ7の周方向に対して台形状の2つの側面を有する。
【0015】
各爪状磁極21,22は、その先端を向かい合わせて交互に噛み合わせられるので、爪状磁極21,22の内周面の傾斜が周方向に互い違いで並ぶことになる。
また、爪状磁極21,22の側面は、根元側から先端側にいくにつれて先端側が細くなるように爪状磁極21,22の中心側に傾いている。
【0016】
次に動作について説明する。
図示しないバッテリから、ブラシ10,スリップリング9を通じてロータコイル15に電流が供給されて磁束が発生し、第1のポールコア体19の爪状磁極21にはN極が着磁され、第2のポールコア体20の爪状磁極22にはS極が着磁される。
【0017】
一方、エンジンの回転力によってプーリ4が回転され、シャフト6によってロータ7が回転するため、ステータコイル18には起電力が生じる。
この交流の起電力は、整流器12を通って直流に整流されるとともに、レギュレータ14によりその大きさが調整されて、バッテリに充電される。
逆に、それぞれの交流端子に電圧をかけることにより、モ一タとしての役割をすることもできる。
【0018】
図2は、ロータ部分を示す部分斜視図であり、図において、爪状磁極21,22同士の漏洩磁束を低減するように着磁されたネオジウム磁石23が、各爪状磁極21の両側面に2個ずつ、又、各爪状磁極22の両側面に2個ずつ配置される。
この2つの磁石23は、磁石保持部材24によって、爪状磁極21,22に支持されており、磁石23と磁石保持部材24により磁石アセンブリ25が構成されている。
【0019】
この磁石保持部材24は、厚さ0.5mmのステンレス鋼(SUS304)のプレートより折り曲げて形成するので、容易に製作できる。
磁石アセンブリ25の形状は、周方向面では根元側が太くなった台形板状になっており、磁石アセンブリ25の重心25Gが、爪状磁極21,22の中央部よりも根元部に来るように配置されている。
又、磁石アセンブリ25の爪状磁極21,22と接する側面もまた、磁極に沿うような形の台形形状に形成されている。
そして、磁石アセンブリ25は爪状磁極21,22に固定するために、接着剤等が使用される。
【0020】
すなわち、爪状磁極21,22の内周面と、磁石保持部材24の内周部の間に接着剤等が塗布される。
なお、爪状磁極21,22と磁石保持部材24の両者共金属であるため、これらを溶接によって固定しても良い。
このような形状を取ることにより、磁石アセンブリ25の重心25Gを剛性の高い爪状磁極21,22の根元側に設定し、変動の大きい爪状磁極21,22の先端側の重量が軽減される。
【0021】
この状態でロータ7を回転させた場合、変動の大きい爪状磁極21,22の先端部にかかる遠心力が、従来例に比べて軽減し、変動の小さい根元部に多くかかるようになる。
したがって、爪状磁極21,22は根元部を支点とする片持ち支持となるために、先端部にかかる遠心力が軽減されることで、先端部の変動が抑制され、ロータ7とステータ8間のエアギャップを小さくすることが可能になる。これにより、回転電機の出力の向上を図ることができる。
【0022】
上記のように本発明においては、磁石アセンブリ25の重心25Gを剛性が高く変形の小さな爪状磁極21,22の根元側にもってくることで、爪状磁極21,22の変形を小さくでき、さらに振動による変異も小さくできるために、磁石保持部材24の破損や、磁石アセンブリ25が外れることがなく、更にロータ7とステータ8の間のエアギャップを小さくすることができ、出力向上を図ることができる。
【0023】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、磁石アセンブリの形状が、爪状磁極の側面全体を覆う形態で構成されており、更にその重心を根元側にもってくるような形状を取っていたが、この実施の形態2では、磁石アセンブリの重心だけでなく、磁石アセンブリ自体を爪状磁極の根元方向に設置し、磁石アセンブリ全体が根元側にあるようにするものである。
即ち図3に示すように、爪状磁極21にはその根元部19b側の側面部両側にのみ磁石アセンブリ25a,25aを設置するとともに、爪状磁極22にはその根元部20b側の側面部両側にのみ磁石アセンブリ25b,25bを設置するものである。
【0024】
以上のように構成することにより、爪状磁極21,22にかかる遠心力が根元側のみ増加するため、爪状磁極21,22の先端にかかる遠心力が軽減され、変動が少なくなり、上記実施の形態1よりも更にロータとステータ8の間のエアギャップを小さくでき、出力を向上させることができる。
また上記実施の形態1においては、隣り合う爪状磁極21,22間に2個の磁石アセンブリ25が存在しており、磁石保持部材24の厚さも磁石アセンブリ2個分の厚さとなっていたが、本実施形態では、爪状磁極21,22間に1個の磁石アセンブリしか存在しないので、磁石保持部材24の厚さも半分となり、ネオジウム磁石23を大きく構成することができ、側面方向からの磁束漏洩に対して有効に対処することができる。
【0025】
更に、ロータ7を組み立てる場合において、実施の形態1とは異なり、爪状磁極21,22間に1個の磁石アセンブリしか存在しないので、向かい合う磁石アセンブリが干渉せずに組み立てることができ、工作性が向上する。
上記のように、磁石アセンブリ25は重心だけでなく、外形が爪状磁極21,22の根元側にくる形状にすることで、根元側のみに磁石アセンブリが装着され、爪状磁極21,22の先端の変形がさらに小さくなり、また組付け時に磁石同士の干渉もなくなる。
さらには爪状磁極21,22間に単1の磁石保持部材24しかないので、磁石23を大きくでき、出力を向上させることができる。
【0026】
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3によるロータ部分を示す部分斜視図、図5は爪状磁極部分を示す斜視図である。
本実施形態においては、爪状磁極21,22の両側面に沿って、根元側面まで磁石保持部材を延長するものである。この延長部分を爪状磁極21,22に接着剤等を用いて接着したり、あるいは溶接を行うことにより設置する。
このように構成することにより、上記実施の形態1,2に比べて、磁石アセンブリを強固に固定でき、さらに爪状磁極21,22の周方向の回動を抑制することができる。
【0027】
さらにこの延長部分にも磁石23を配置することが可能になり、さらに磁束漏洩を軽減することが可能となる。
上記のように本実施形態によれば、磁石アセンブリ25が爪状磁極21,22の根元部にまで延長されているので、爪状磁極21,22の周方向の回動もなく、堅固に取り付け可能になり、又、磁石23が軸方向に延長されることで、より磁束の漏洩を防ぐことができ、出力を向上させることができる。
【0028】
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4によるロータ部分を示す部分斜視図、図7は爪状磁極部分を示す斜視図である。
本実施形態においては、実施の形態3に比べ、さらに磁石保持部材24を延長し、爪状磁極21,22の根元部19b,20bまで延長し、磁石保持部材24を曲げて固定するものである。
以上のように構成することにより、実施の形態3と同様の効果を奏するとともに、軸方向に固定面を持ってくることができるため、磁石アセンブリ25の軸方向の移動も防止することができる。
【0029】
さらに、爪状磁極21,22と磁石アセンブリ25の固定部が軸面に出てくるために、爪状磁極21,22に磁石アセンブリ25を取り付ける際、磁石保持部材24の弾性変形によって装着することができ、組立工作性が向上する。
上記のように本実施形態によれば、磁石アセンブリ25の磁石保持部材24をポール背面部まで延長することで、磁石アセンブリ25の軸方向への移動を抑制でき、外部方向に固定位置ができるために、取り付け、固定が容易になる。
【0030】
実施の形態5.
図8はこの発明の実施の形態5によるロータ部分を示す部分斜視図であり、本実施形態においては、実施の形態4に示した、延長した磁石保持部材24をさらに延長し、その両端点aを溶接して接合固定するものである。その後、実施の形態4と同様に爪状磁極21,22に固定する。
以上のように構成することにより、磁石保持部材24の剛性が向上する。
【0031】
上記のように、磁石保持部材24がポール背面部で溶接により接合されて固定されているので、磁石保持部材24の剛性が上昇し、より堅固に固定できる。
【0032】
実施の形態6.
図9この発明の実施の形態6によるロータ部分を示す部分斜視図、図10は同じく側面断面図である。
本実施形態においては、爪状磁極21,22の内周面(爪状磁極21,22の裏側)からの磁束漏洩を低減するために、さらに爪状磁極21,22とロータコイル15との間にもネオジウム磁石23を追加するものである。
以上のように構成することにより、更に出力を向上させることができる。
また、爪状磁極21,22の裏側に磁石23を追加装着しているので、遠心力によって磁石23が飛散するなどの問題はない。
【0033】
以上のように本実施形態によれば、ポールコアの隣り合う爪状磁極21,22間の磁束の漏洩を防ぐための磁石23を設けるとともに、爪状磁極21,22の内径側からの磁束の漏洩を防止する磁石23を設け、これらの磁石23を爪状磁極21,22に固定するための磁石保持部材24を有する磁石アセンブリ25を設置することにより、磁束の漏洩を減少させることができ、出力を向上させることができる。
又、上記構成と実施の形態1〜5に示した構成とを組み合わせることにより、さらに効果的に出力を向上させることができる。
【0034】
更に、上記各実施の形態1〜6では、界磁コイルは回転子内に内含され、爪状磁極とともに回転し、ブラシを介して界磁電流を界磁コイルに供給するタイプのものについて示したが、界磁コイルをブラケットに固定し、エアギャップより回転界磁を供給するブラシを有しないタイプの発電機にも適用できる。
【0035】
【発明の効果】
この発明の請求項1に係る回転電機の回転子によれば、電流を流して磁束を発生するロータコイルと、このロータコイルを覆って設けられ、交互に噛み合った爪形状の爪状磁極をそれぞれ有する第1のポールコア体及び第2のポールコア体とから構成されたポールコアとを有するものであって、漏洩磁束を低減するための磁石と、この磁石を爪状磁極に支持させるための磁石保持部材とから構成される磁石アセンブリを有し、爪状磁極の両側面に磁石が当接するように磁石アセンブリが各爪状磁極に装着されており、磁石アセンブリの形状は周方向では当該磁石アセンブリが取り付けられた爪状磁極の根元側において太くなった台形形状に形成することにより、磁石アセンブリの重心が爪状磁極の中央部より根元部側に来るように形成されているので、爪状磁極の変形を小さくでき、更に振動による変位も小さくできるため、磁石保持部材の破損、あるいは磁石アセンブリの脱落を防止することができ、ロータとステータとの間のエアギャップを小さくできるので、出力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による回転電機を示す側面断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるロータ部分を示す斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態2によるロータ部分を示す斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるロータ部分を示す斜視図である。
【図5】 爪状磁極部分を示す斜視図である。
【図6】 この発明の実施の形態4によるロータ部分を示す斜視図である。
【図7】 爪状磁極部分を示す斜視図である。
【図8】 爪状磁極部分を示す斜視図である。
【図9】 爪状磁極部分を示す斜視図である。
【図10】 爪状磁極部分を示す側面断面図である。
【符号の説明】
15 ロータコイル、19 第1のポールコア体、19b,20b 根元部、
20 第2のポールコア体、21,22 爪状磁極、23 磁石、24 磁石保持部材、
25,25a,25b 磁石アセンブリ。

Claims (6)

  1. 電流を流して磁束を発生するロータコイルと、このロータコイルを覆って設けられ、交互に噛み合った爪形状の爪状磁極をそれぞれ有する第1のポールコア体及び第2のポールコア体とから構成されたポールコアとを有する回転電機の回転子において、漏洩磁束を低減するための磁石と、この磁石を上記爪状磁極に支持させるための磁石保持部材とから構成される磁石アセンブリを有し、上記爪状磁極の両側面に上記磁石が当接するように上記磁石アセンブリが各爪状磁極に装着されており、上記磁石アセンブリの形状は周方向では当該磁石アセンブリが取り付けられた上記爪状磁極の根元側において太くなった台形形状に形成することにより、上記磁石アセンブリの重心が上記爪状磁極の中央部より根元部側に来るように形成されていることを特徴とする回転電機の回転子。
  2. 電流を流して磁束を発生するロータコイルと、このロータコイルを覆って設けられ、交互に噛み合った爪形状の爪状磁極をそれぞれ有する第1のポールコア体及び第2のポールコア体とから構成されたポールコアとを有する回転電機の回転子において、漏洩磁束を低減するための磁石と、この磁石を上記爪状磁極に支持させるための磁石保持部材とから構成される磁石アセンブリを有し、上記第1のポールコア体の爪状磁極の側面に上記磁石が当接するように上記磁石アセンブリを上記第1のポールコア体の爪状磁極の根元部側の側面部両側にのみ設置し、かつ上記第2のポールコア体の爪状磁極の側面に上記磁石が当接するように上記磁石アセンブリを上記第2のポールコア体の爪状磁極の根元部側の側面部両側にのみ設置したことを特徴とする回転電機の回転子。
  3. 上記磁石アセンブリが上記爪状磁極の根元部まで上記爪状磁極の側面に沿って延長して配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の回転電機の回転子。
  4. 上記磁石保持部材がポール背面部まで延長されて上記爪状磁極に取り付けられていることを特徴とする請求項3記載の回転電機の回転子。
  5. 上記磁石保持部材同士が上記ポール背面部で接合されていることを特徴とする請求項4記載の回転電機の回転子。
  6. 上記爪状磁極の裏側に漏洩磁束を低減させるための磁石を追加して配置したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転電機の回転子。
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