JP3963887B2 - 建設機械のゲートロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械のゲートロック装置に関するものであり、特に、オペレータがキャブに出入りする際に作業用操作レバー付きのコンソールボックス及びゲートロックレバーを跳ね上げ移動させて乗降通路を確保するようにした建設機械のゲートロック装置に関するものである。
一般に、此種建設機械の中には、作業用アクチュエータの作動をコントロールする作業用操作レバーを設けたコンソールボックスとキャブへの乗降通路を遮断するゲートロックレバーとを設けたものがある。この構造は、ゲートロックレバーがコンソールボックスの斜め前方より乗降通路内に大きく突出して設けられており、オペレータがキャブに乗り降りするときには邪魔になるので、コンソールボックスと共に上動させると乗降通路内から排除され、これによって該乗降通路が確保できるようになっている(例えば特許文献1参照)。
又、オペレータに適したコンソールボックスの姿勢も、その作業用操作レバーを扱うオペレータの体格等によって微妙に異なる。そこで、作業用姿勢位置に於いて、コンソールボックスの位置を上下方向に調整できるように複数の調整位置を設定しておき、該調整位置を選択すると該コンソールボックスの高さ位置をオペレータに応じて調整できるように構成したものも知られている(例えば特許文献2参照)。
特開平14−21120号公報。 実開平6−76458号公報。
特許文献1記載の発明は、乗降通路を遮断する位置から上動した通路開放位置に移動する迄、コンソールボックスとゲートロックレバーとが常に一体に移動する構造になっている。しかし、オペレータの体格が細身であるような場合は、コンソールボックスを作業用姿勢位置に配置したまま、ゲートロックレバーだけを起立姿勢位置に回動させて、ある程度の乗降通路幅を確保出来れば乗降が行えるということも少なくない。
また、特許文献2記載の発明は、作業用姿勢位置に於いて、コンソールボックスの姿勢を上下方向に切り換え可能にするための調整箇所を複数箇所用意した構造になっている。しかしながら、コンソールボックスを非作業用姿勢位置に跳ね上げた状態から作業姿勢位置に戻したとき、この戻されたコンソールボックスが必ず位置決めされる調整箇所は決められていない。この構造の場合、一般には、上方の調整箇所に戻されることが多いが、毎回、戻される調整箇所がどこになるかは特定されていない。従って、作業用姿勢位置に戻された状態で、オペレータが手で操作レバーを実際に握ってみて、自分の好みに合った箇所を探して調整するという方法が採られている。このため、自分の好みに合った箇所を探すのに手間がかかるという問題があった。
而して、オペレータがキャブに乗り降りする際に、オペレータの体形によってはコンソールボックスを作業用姿勢位置に配置したまま、ゲートロックレバーだけを移動できれば、特許文献2記載の発明で使用されているような高さ調整機構を設けても、コンソールボックスを非作業用姿勢位置に跳ね上げなくても済むので、乗り降りの度にコンソールボックスの上下位置を再度調整する手間を省くことができる。
そこで、オペレータの体格が細身であるような場合は、コンソールボックス作業用姿勢位置に配置したままで、ゲートロックレバーだけを乗降通路の外側に移動できるようにすると共に、体格に応じて乗降通路をより広くする必要があるときは、ゲートロックレバーをコンソールボックスと共に上動させて乗り降りを容易にするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、作業用操作レバーを有するコンソールボックスと該コンソールボックスの斜め前方に突出して設けられたゲートロックレバーとを備え、前記コンソールボックスが前記作業用操作レバーの操作を可能にする作業用姿勢位置から乗降通路が確保される非作業用姿勢位置に跳ね上げ移動可能であると共に、前記ゲートロックレバーが前記コンソールボックスの斜め前方に突出して前記乗降通路を遮断している倒伏姿勢位置から前記コンソールボックスよりも後退して乗降通路が確保される起立姿勢位置に跳ね上げ移動可能に設けられている建設機械のゲートロック装置に於いて、前記コンソールボックスと前記ゲートロックレバーとの間にリンク機構を設け、前記コンソールボックスが前記作業用姿勢位置に配置されている状態で、前記ゲートロックレバー単独で前記倒伏姿勢位置と前記起立姿勢位置との間を自由に移動できるようにすると共に、前記コンソールボックスが前記作業用姿勢位置に配置され、且つ、前記ゲートロックレバーが前記倒伏姿勢位置に配置されている状態で、前記コンソールボックスを前記非作業用姿勢位置に跳ね上げ移動すると、前記ゲートロックレバーも前記コンソールボックスに連動して前記起立姿勢位置に跳ね上げ移動できるように構成された建設機械のゲートロック装置を提供する。
この構成によれば、ゲートロックレバーだけを移動させたときには、コンソールボックスを作業用姿勢位置に配置したまま、ゲートロックレバーだけを移動することにより、多少狭いながらも乗降通路が確保され、該乗降通路を使用して乗り降りすることができ、また、コンソールボックスを作業用姿勢位置から非作業用姿勢位置に移動させると、この動作に連動してゲートロックレバーも倒伏姿勢位置から起立姿勢位置に移動させることができ、より広い乗降通路を確保することができる。
請求項2記載の発明は、上記ゲートロックレバーが倒伏姿勢位置から上記起立姿勢位置側に切り換えられると、運転を規制するセーフティスイッチを設けた建設機械のゲートロック装置を提供する。
この構成によれば、ゲートロックレバーが倒伏姿勢位置から前記起立姿勢位置側に切り換えられると、セーフティスイッチにより運転が自動的に規制され、これによって不用意に運転が開始されるのを防ぐことができる。
請求項記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、上記リンク機構を、上記コンソールボックスが上記非作業用姿勢位置に配置され、且つ、上記ゲートロックレバーが上記起立姿勢位置に配置されている状態で、前記コンソールボックスを上記作業用姿勢位置に押し下げ移動すると、前記コンソールボックスを単独で前記非作業用姿勢位置から前記作業用姿勢位置に移動できるように構成した建設機械のゲートロック装置を提供する。
この構成によれば、ゲートロックレバーは起立位置に配置したまま、コンソールボックスだけを非作業姿勢位置から作業用姿勢位置に移動させることができる。
請求項記載の発明は、請求項1,2又は3記載の発明において、上記リンク機構を、記コンソールボックスが上記作業用姿勢位置に配置され、且つ、上記ゲートロックレバーが上記起立姿勢位置に配置されている状態で、前記ゲートロックレバーを前記起立姿勢位置から記倒伏姿勢位置に押し下げ移動すると、前記コンソールボックスも前記ゲートロックレバーに連動して前記非作業用姿勢位置から記作業用姿勢位置に移動できるように構成した建設機械のゲートロック装置を提供する。
この構成によれば、ゲートロックレバーを起立姿勢位置から倒伏姿勢位置に押し下げ移動すると、コンソールボックスも連動して非作業用姿勢位置から作業用姿勢位置に移動させることができる。
請求項1記載の発明は、ゲートロックレバーだけを移動させれば乗り降りができるようなときには、コンソールボックスを作業用姿勢位置に配置したまま、ゲートロックレバーだけを移動させればよく、一方、より広い乗降通路を確保する必要があるときは、ゲートロックレバーをコンソールボックスと共に上動させればよいので、操作及び乗降の容易性を考慮して使い分けることが可能になる。
請求項2記載の発明は、ゲートロックレバーが倒伏姿勢位置から起立姿勢位置側に切り換えられると、セーフティスイッチが運転を自動的に規制するので、ゲートロックレバーが起立姿勢位置に切り換えられている状態で不用意に運転が開始されるのが防止され、請求項1記載の発明の効果に加えて、安全性が確保される。
請求項記載の発明は、ゲートロックレバー起立姿勢位置に配置したまま、コンソールボックスだけを非作業姿勢位置から作業用姿勢位置に移動させることができるので、請求項1又は記載の発明の効果に加えて、誤ってコンソールボックスを作業用姿勢位置に移動させてもセーフティスイッチにより運転が規制されるので、安全性が確保される。
請求4記載の発明は、乗降通路外に移動されているコンソールボックスとゲートロックレバーをそれぞれ乗降通路を塞ぐ位置に移動させる場合は、ゲートロックレバーだけを起立姿勢位置から倒伏姿勢位置に押し下げ移動すると、コンソールボックスも連動して非作業用姿勢位置から作業用姿勢位置に移動できるので、請求項1,2又は記載の発明の効果に加えて、オペレータによる使用形態の選択肢が更に多くなると共に、操作の簡略化が図れる。
コンソールボックスは作業用姿勢位置に配置したままで、ゲートロックレバーだけを乗降通路の外側に移動させれば乗り降りができるようなときには、ゲートロックレバーだけを乗降通路の外側に移動させることができるようにし、また、体格に応じて乗降通路をより広くする必要があるときは、ゲートロックレバーをコンソールボックスと共に上動させて乗り降りを容易にするという目的を達成するために、コンソールボックスとゲートロックレバーとの間にリンク機構を設け、コンソールボックスが作業用姿勢位置に配置されている状態で、ゲートロックレバー単独で倒伏姿勢位置から起立姿勢位置に移動できるようにすると共に、コンソールボックスが作業用姿勢位置に配置され、且つ、ゲートロックレバーが倒伏姿勢位置に配置されている状態で、コンソールボックスを非作業用姿勢位置に跳ね上げ移動すると、ゲートロックレバーもコンソールボックスに連動して起立姿勢位置に跳ね上げ移動できるようにした建設機械のゲートロック装置を提供する。

以下、本発明の一実施例を図面に従って詳述する。図1は本発明を適用した建設機械としての油圧ショベルを示す。該油圧ショベル10は、下部走行体11の上に旋回機構12を介して上部旋回体13が旋回自在に載置されている。上部旋回体13には、その前方一側部にキャブ14が設けられ、且つ、前方中央部にブーム15が俯仰可能に取り付けられている。又、ブーム15の先端にアーム16が上下回動自在に取り付けられ、更に該アーム16の先端にバケット17が取り付けられている。
図2はキャブ14内の概略構成を示す。該キャブ14内の左右両側にはコンソールボックス18が配されている。該コンソールボックス18の上面前部には、上部旋回体13やブーム15,アーム16,バケット17を作動せしめる各種作業用油圧アクチュエータ(図示せず)を操作するための作業用操作レバー19が設けられ、前面下部にはキャブ14の乗降通路を遮断するゲートロックレバー20が設けられている。
図3はコンソールボックス18周辺の概略構成を示す。コンソールボックス18の後部は、車体21に取り付けた固定フレーム22に、枢軸23を介して上下揺動自在に軸支されている。これによって、コンソールボックス18は、前部側が上下に可動し、運転席24(図2参照)に座したオペレータが作業用操作レバー19を把持し易い略水平な作業姿勢を取る作業用姿勢位置と、前部側が上動して跳ね上がり、オペレータが運転席24に乗り降りする際に作業用操作レバー19が邪魔にならない姿勢を取る非作業用姿勢位置とに揺動切り換えができるようになっている。尚、図3のコンソールボックス18は作業用姿勢位置に配置された状態を示す。
又、コンソールボックス18と固定フレーム22との間には、ロック手段25が設けられている。該ロック手段25は、固定フレーム22に取り付けたロックピン26とコンソールボックス18に取り付けたロックレバー27と、該ロックレバー27をロック方向(図3中では反時計回り方向)に回転する力を常に付与している付勢バネ28、及びロックレバー27のロック方向に於ける回転を規制する規制ピン29とで構成されている。
ロックレバー27は、コンソールボックス18の側面に、枢軸30を介して中間部が回転可能に軸支されている。該ロックレバー27のハンドル部27aはコンソールボックス18の上面に突出し、ハンドル部27aと反対側のロック部27bは固定フレーム22側のロックピン26と対応する位置まで延ばされ、該ロック部27bの先端にロックピン26と係合可能な係止爪27cが設けらせれている。付勢バネ28は、枢軸30の外周に巻回された巻バネであって、一端をコンソールボックス18の側面に取り付けると共に、他端をロックレバー27のロック部27bに取り付け、該ロックレバー27がロック方向(図3中では反時計回り方向)に回転する力を常に付与している。規制ピン29は、ロックレバー27のロック方向に於ける回転を規制するものであって、ロックレバー27は規制ピン29と衝合する位置までロック方向に回転する。このロックレバー27が規制ピン29で規制された状態は、図3に示すように、上下方向に延びる垂直な状態である。
このように構成されたロック手段25は、コンソールボックス18が作業用姿勢位置に配置されているとき、ロックレバー27の係止爪27cがロックピン26と対応していて、該係止爪27cがロックピン26と係合することができる。図3は、係止爪27cがロックピン26と係合しているロック状態を示している。又、このロック状態で、ロックレバー27を付勢バネ28の付勢力に抗して図3中の矢印U方向に回転させると、係止爪27cをロックピン26から外すことができる。更に、コンソールボックス18の後部下側と車体21との間にはスプリング31が張設されていて、ロック手段25によるロックが外されると、該コンソールボックス18は該スプリング31の張力で枢軸23を支点として時計回り方向に回転し、前側が跳ね上がって非作業用姿勢位置まで移動できる。
反対に、非作業用姿勢位置に配置されているコンソールボックス18の前側を押し下げると、該コンソールボックス18は枢軸23を支点として反時計回り方向に回転して、前側が押し下げられる。尚、係止爪27cの下面は傾斜面として形成されており、コンソールボックス18が押し下げられて傾斜面がロックピン26に衝合すると、該傾斜面のカム作用によってロックレバー27が一時的に時計回り方向に回転されて係止爪27cがロックピン26の上から逃げ、又、該係止爪27cがロックピン26の下側に移動すると、付勢バネ28の付勢力で回転復帰し、係止爪27cがロックピン26と係合してロック状態になる。
前記ゲートロックレバー20は、コンソールボックス18の下側で固定フレーム22の内面に、枢軸32を介して一端が回転可能に軸支されている。そして、該ゲートロックレバー20は、他端側を下方向に回転させると、該他端側がコンソールボックス18の斜め前方に向かって突出された倒伏姿勢位置に切り換えでき、上方向に略90度回転させるとゲートロックレバー20の全体がコンソールボックス18の前面よりも後退し、図3中に符号W0で示す大きな幅を有する乗降通路を確保できる起立姿勢位置に切り換えできるようになっている。
又、ゲートロックレバー20の他端側の先端部分には、オペレータが手で握り易くするためのハンドル部材33が取り付けられ、回動支点側の基部にはスイッチ制御板34が設けられている。該スイッチ制御板34は、ゲートロックレバー20と一体に回転する。尚、固定フレーム22には、スイッチ制御板34と対応してセーフティスイッチ35が設けられている。該セーフティスイッチ35は、例えばマイクロスイッチであり、ゲートロックレバー20がコンソールボックス18の斜め前方に向かって突出された倒伏姿勢位置にあるときは例えばオン信号を出力し、倒伏姿勢位置から起立姿勢位置に向かって移動されると信号出力がオンからオフに切り替わり、ゲートロックレバー20の位置情報として図示せぬ制御部に信号を送る。該制御部では、セーフティスイッチ35からの信号に基づいて、作業用アクチュエータの動作をコントロールをする。
又、コンソールボックス18とゲートロックレバー20との間には、コンソールボックス18とゲートロックレバー20の動きをコントロールするリンク機構37が設けられている。該リンク機構37は、細長いリンク板38とコイルスプリング39を有している。該リンク板38の一端はコンソールボックス18の側面に於ける前側下部に枢軸40を介して回転可能に取り付けられ、又、中央には長孔41が略両端間に渡って形成されている。そして、該長孔41にはゲートロックレバー20の中間部分に設けられている係合ピン42が回動並びに摺動可能に係合されている。コイルスプリング39は、一端側が係合ピン42に掛け止めされ、他端側が車体21側に掛け止めされており、該ゲートロックレバー20が倒伏姿勢位置にある時は、下側(反時計回り)に回転する力を付与し、該ゲートロックレバー20が起立姿勢位置にある時は、上側(時計回り)に回転する力を付与している。
このように構成された建設機械のコンソールボックス18及びゲートロックレバー20は、例えば次に述べる使用形態1〜使用形態5のようにして使用することができる。図4乃至図6はその使用形態での動作を示す。以下、その使用形態1〜5を図4乃至図6の動作図を加えて説明する。
(使用形態1;図3,図4の実線部分参照)
この使用形態1は、通常作業時の形態である。即ち、コンソールボックス18は作業用姿勢位置に置かれ、ロック手段25でロックされている。一方、ゲートロックレバー20はコンソールボックス18の斜め前方に向かって突出された倒伏姿勢位置に置かれている。従って、この状態ではコンソールボックス18の前側一部(図3中に符号W1で示す部分)が乗降通路(図3中に符号W0で示す部分)内に突き出していると共に、ゲートロックレバー20が乗降通路の略全体を横切って、該乗降通路を遮断した状態になっている。又、この状態では、ゲートロックレバー20のスイッチ制御板34がセーフティスイッチ35を押し、該セーフティスイッチ35はオンに切り換えられて運転可能な状態になっている。これにより、運転席24に座ったオペレータが作業用操作レバー19を手で握って操作すると、作業用アクチュエータの動作をコントロールすることができる。
(使用形態2;図4の一点鎖線で描く部分参照)
この使用形態2は、使用形態1の状態からコンソールボックス18は作業用姿勢位置に配置したままで、ゲートロックレバー20だけを起立姿勢位置に跳ね上げ移動させて使用している形態である。即ち、コンソールボックス18が作業用姿勢位置に配置され、且つ、ゲートロックレバー20が倒伏姿勢位置にある使用形態1の状態において、ゲートロックレバー20を上動させると、該ゲートロックレバー20の係合ピン42はリンク板38を上動させながら長孔41内を枢軸40に向かって滑りながら移動する。従って、ゲートロックレバー20の動きは係合ピン42と長孔41との間の滑りとリンク板38が回転する動きとで吸収されてコンソールボックス18に伝えられず、ゲートロックレバー20だけが起立姿勢位置に跳ね上げ移動される。図4に一点鎖線で示すゲートロックレバー20は、その移動後の状態を示す。
従って、この使用形態2ではゲートロックレバー20が乗降通路内から排除されることによって、図3中に符号W2で示す幅の乗降通路が得られる。このW2幅の乗降通路はW0幅の乗降通路に比べて幅は狭いが、体格が細身のオペーレータが通って乗り降りするには十分な幅である。これにより、この使用形態2の状態に切り換えることによって、オペレータはコンソールボックス18を動かさずに乗り降りすることが可能になる。即ち、コンソールボックス18を動かさないので、例えばコンソールボックス18を移動させる度に高さ調整をする構造を用いている場合では、オペレータが乗り降りする度にコンソールボックス18の高さ調整を行わなくても済むことになる。尚、この使用形態2では、ゲートロックレバー20が起立姿勢位置に跳ね上げられたことによってスイッチ制御板34はセーフティスイッチ35から離れ、該セーフティスイッチ35がオフに切り換えられて運転が不能な状態になる。
(使用形態3;図5,図6参照)
この使用形態3は、コンソールボックス18とゲートロックレバー20を同時に跳ね上げて使用する形態である。例えば、使用形態1から使用形態3に切り換える場合は、先ず、図3及び図4に示す状態に於いて、ロック手段25のロックレバー27を図3中の矢印U方向に回転させてコンソールボックス18に対するロックを外す。ロックが外されると、該コンソールボックス18はスプリング31の付勢力で枢軸23を支点として上側に回転する。コンソールボックス18が上動すると、リンク板38の長孔41の下端に係合されている係合ピン42が、ゲートロックレバー20と共にリンク板38によって引かれ、ゲートロックレバー20も枢軸32を支点として上側に回転する。これにより、コンソールボックス18は非作業用姿勢位置まで跳ね上げられると共に、ゲートロックレバー20も起立姿勢位置まで跳ね上げられる。図6は、この移動後の状態を示す。これにより、セーフティスイッチ35がオフになると共に図3図中に示すW0幅の乗降通路が得られ、オペレータは体格に関係なく、スムースに乗り降りすることができる。
(使用形態4;図6及び図4参照)
この使用形態4は、図6に示す使用形態3の状態から、コンソールボックス18だけを押し下げて使用する形態である。この場合、ゲートロックレバー20はそのままの位置で、コンソールボックス18だけを押し下げると、リンク板38は長孔41内でゲートロックレバー20の係合ピン42を滑らせながら枢軸40を支点として回転する。従って、コンソールボックス18の動きは、長孔41内の係合ピン42の滑り及びリンク板38の回転とで吸収され、ゲートロックレバー20には伝えられない。これにより、ゲートロックレバー20は図4中の一点鎖線で示す位置に置かれたまま、コンソールボックス18だけが作業用姿勢位置に押し下げられ、該作業用姿勢位置でロック手段25によりロックされる。尚、この状態では、ゲートロックレバー20は起立姿勢位置に跳ね上げられているので、セーフティスイッチ35はオフで油圧ショベル10は運転不能な状態にある。その後、ゲートロックレバー20を下動させると、該ゲートロックレバー20を図4中に実線で示す位置まで戻すことができ、又、戻るとセーフティスイッチ35もオンになり、運転可能な状態になる。
(使用形態5;図6及び図4参照)
この使用形態5は、図6に示す使用形態3の状態から、ゲートロックレバー20を倒伏姿勢位置に押し下げて使用する形態である。この場合、ゲートロックレバー20を押し下げると、ゲートロックレバー20の回動に伴って係合ピン42がリンク板38を下側に押す。これにより、ゲートロックレバー20の押し下げに連動してコンソールボックス18も作業用姿勢位置まで押し下げられ、該作業用姿勢位置でロック手段25によりロックされる。従って、ゲートロックレバー20の動作と同時にコンソールボックス18の移動が行われることになる。移動後の状態は図4に示す。
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
図は本発明の一実施の形態を示すものである。
本発明が適用された油圧ショベルの全体側面図。 同上油圧ショベルに於けるキャブ内の概略構成を示す斜視図。 同上キャブ内に於けるコンソールボックス周辺の概略構成図。 運転可能な状態で示すコンソールボックス周辺構造の図。 ロックを解除した状態で示す同上コンソールボックス周辺構造の図。 コンソールボックスとゲートロックレバーが跳ね上げ移動された状態で示す同上コンソールボックス周辺構造の図。
符号の説明
18 コンソールボックス
19 作業用操作レバー
20 ゲートロックレバー
25 ロック手段
26 ロックピン
27 ロックレバー
28 付勢バネ
30 枢軸
31 スプリング
32 枢軸
33 ハンドル部材
34 スイッチ制御板
35 セーフティスイッチ
37 リンク機構
38 リンク板
40 枢軸
41 長孔

Claims (4)

  1. 作業用操作レバーを有するコンソールボックスと該コンソールボックスの斜め前方に突出して設けられたゲートロックレバーとを備え、前記コンソールボックスが前記作業用操作レバーの操作を可能にする作業用姿勢位置から乗降通路が確保される非作業用姿勢位置に跳ね上げ移動可能であると共に、前記ゲートロックレバーが前記コンソールボックスの斜め前方に突出して前記乗降通路を遮断している倒伏姿勢位置から前記コンソールボックスよりも後退して乗降通路が確保される起立姿勢位置に跳ね上げ移動可能に設けられている建設機械のゲートロック装置に於いて、
    前記コンソールボックスと前記ゲートロックレバーとの間にリンク機構を設け、前記コンソールボックスが前記作業用姿勢位置に配置されている状態で、前記ゲートロックレバー単独で前記倒伏姿勢位置と前記起立姿勢位置との間を自由に移動できるようにすると共に、前記コンソールボックスが前記作業用姿勢位置に配置され、且つ、前記ゲートロックレバーが前記倒伏姿勢位置に配置されている状態で、前記コンソールボックスを前記非作業用姿勢位置に跳ね上げ移動すると、前記ゲートロックレバーも前記コンソールボックスに連動して前記起立姿勢位置に跳ね上げ移動できるように構成されたことを特徴とする建設機械のゲートロック装置。
  2. 上記ゲートロックレバーが倒伏姿勢位置から上記起立姿勢位置側に切り換えられると、運転を規制するセーフティスイッチを設けた請求項1記載の建設機械のゲートロック装置。
  3. 上記リンク機構は、上記コンソールボックスが上記作業用姿勢位置に配置され、且つ、上記ゲートロックレバーが上記起立姿勢位置に配置されている状態で、前記コンソールボックスを記作業用姿勢位置に押し下げ移動すると、前記コンソールボックスを単独で前記非作業用姿勢位置から前記作業用姿勢位置に移動できるように構成された請求項又は2記載の建設機械のゲートロック装置。
  4. 上記リンク機構は、上記コンソールボックスが上記作業用姿勢位置に配置され、且つ、上記ゲートロックレバーが上記起立姿勢位置に配置されている状態で、前記ゲートロックレバー起立姿勢位置から上記倒伏姿勢位置に押し下げ移動すると、前記コンソールボックスも前記ゲートロックレバーに連動して前記非作業用姿勢位置から記作業用姿勢位置に移動できるように構成された請求項1,2又は3記載の建設機械のゲートロック装置。
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