JP3963733B2 - 管内挿入工法及びそれに使用する管継手構造 - Google Patents

管内挿入工法及びそれに使用する管継手構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、水道、ガス、下水道等に用いる流体輸送用配管を非開削で布設する管内挿入工法(パイプインパイプ工法)及びそれに使用する耐震推進管継手構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ダクタイル鋳鉄管等の流体輸送用配管を埋設する工法としては、地面を開削して布設する開削工法が一般的であったが、近来は幹線道路だけではなく一般道路においても交通量が増加しているので、開削工法のために交通を遮断することは困難となっている。このため、発進立坑と到達立坑だけを開削し、さや管(鞘管)としてヒューム管や鋼管等を推進埋設した後にダクタイル鋳鉄管を挿入するさや管推進工法や、既設管をさや管として、その中に口径の小さい新管を挿入して管路を更新するパイプインパイプ工法等の管内挿入工法が広く採用されるようになった。
【0003】
そのパイプインパイプ工法は、図17に示すように発進坑Sと到達坑Rとの間に埋設されている既設管P’内にこれよりも径の小さな新管Pを挿入敷設するものであり、発進坑Sには油圧ジャッキJが設置され、この油圧ジャッキJの後部は反力受けHに当接し、前部は押角Bを介して新管Pを押圧するようになっている。新管Pは、その先端部の挿し口1を先行の新管Pの後端部の受口2に挿入することによって順次接合され、既設管P’内に押し込まれて行く。なお、先頭の新管Pの先端部には挿入抵抗を小さくするための先導ソリKが取り付けられている。
【0004】
ところで、近年、管路にも耐震性が要求され、その耐震性を有する管継手構造として、受口2に対し挿し口1を所要範囲において伸縮可能(抜き差し可能)としたものがある。この耐震性管継手構造は、挿し口1先端の突起を、受口2内面の所定長さ離れたロックリングと奥端部とに当接させるようにして、前記所要範囲の伸縮及び挿し口1の抜け出し・差し込みの防止を行う(実施例参照)。
【0005】
この種の耐震性の管継手構造を上述の推進工法に採用する際、上記所要範囲の伸縮代を確保して新管Pを敷設するかが問題となり、その伸縮代の確保は、挿し口突起をロックリングと奥端部の中程に位置させて推進することである。その問題を解決した技術として、特開2000−248770号公報で開示され、図18乃至図20に示すものがある。
【0006】
この技術は、NS継手構造に係り、挿し口1の先端に突起3、受口2の内面に芯出しゴム4を介してロックリング5をそれぞれ設け、受口2にシール用ゴム輪6を介在して挿し口1を挿入し、挿し口1外周面のフランジ7と受口2の端面との間に低発泡ポリスチレン等から成る推進力伝達材8を介在した構成である。
【0007】
この技術は、推進時、推進力伝達材8により、同図に示すように、挿し口1の先端(突起3)を伸縮代L0 の中程に維持し、地震等の地盤変動時には、推進力伝達材8が収縮又は圧壊することにより、挿し口1がその縮み代L1 分、軸方向に移動してその変動を吸収するとともに、それ以上の縮みを阻止して継手の破損を防止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述の技術においては、さや管P’内を新管Pが円滑に推進されるように、フランジ7の締結部にキャスター10を設けており、このキャスター10は、受口2や推進力伝達材8の外周面から大きく突出している。このため、新管Pに対するさや管P’の大きさは、3口径アップのもの、例えば、新管P:φ600の場合、さや管P’:φ900でないと、新管Pのさや管P’内への推進が困難である。
【0009】
このとき、さや管P’が新たに埋設したものの場合は、そのさや管P’を所要の大きさのものとすればよいが、古くなった既設管P’の場合には、その既設管P’の流量を確保すべく、新管Pは、でき得るかぎり既設管P’に近い通水断面積のものが好ましい。できれば、1口径ダウンのもの、例えば、既設管P’:φ900であれば、新管P:φ800のものを推進できることが好ましい。
【0010】
この発明は、さや管P’に対し、新管Pをでき得るかぎり大径のものを使用して、さや管、特に既設管に近い通水断面積の新管路とし得るようにすることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、この発明は、まず、図18乃至図20に示した技術を採用して、上記推進力伝達材により、上記伸縮代L0 を確保することとしたのである。推進力伝達材は、その組成を考慮することにより、収縮・圧壊の度合を正確に設定することができ、地盤変動時の挿し口伸縮作用の信頼度は高いからである。
【0012】
つぎに、この発明は、キャスターに代えてソリ状の部材で、新管を案内することとしたのである。ソリ状部材であれば、背高も低くし得るからである。さらに、この発明は、そのソリ状部材により、推進力伝達材を被って保護することとしたのである。ソリ状部材により、推進力伝達材がさや管の内面に接触することが防止され、 仮に、 推進力伝達材が接触すれば、 その破損を招く恐れがあり、破損すれば、断面積が減少し、 推進力の伝達量が低下するとともに、所要の伸縮代を得にくくなる。
【0013】
具体的には、 上記推進力伝達材を支持するフランジの周囲に、又は推進力伝達材と受口の間に介在されるその推進力伝達材保護用リングの周囲に、所要間隔で推進力伝達材外周に至る保護杆を設けたのである。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態としては、管の挿し口を先行する管の受口に挿入して継合わせつつさや管内に推進して管路を新設する管内挿入工法における、前記受口に挿し口が挿入されて、その挿し口先端の突起が受口内面の所定長さ離れたロックリングと奥端部の間で動き得る管継手構造において、前記挿し口の先端突起は受口内面のロックリングと奥端部の間の中程にあり、前記受口の外側の挿し口外周には環状フランジが嵌められ固定され、このフランジと受口端間に推進力伝達材が介在されて、この推進力伝達材は、推進力を伝達する強さを有するとともに、地震などの大きな圧縮力に対しては収縮又は圧壊して、受口に対する挿し口の挿し込みを許容するものであり、前記フランジの周囲に、その周囲全周に亘り所要間隔で前記推進力伝達材の外面に至る保護杆を設けた構成を採用し得る。
【0015】
この構成において、上記フランジに保護杆を設けるのではなく、上記推進力伝達材と受口の端面間の挿し口外周に嵌められた前記推進力伝達材用保護リングの周囲に、所要間隔で前記保護杆を設けた構成を採用することもできる。
【0016】
これらの構成の管継手構造でもって、管内挿入法において、その受口と挿し口の継合わせを行えば、管の推進時は、推進力伝達材によってその推進力が担保されて支障なく、管の推進が行われる。その際、 保護杆により、案内がなされるとともに、推進力伝達材の破損が防止される。敷設後、地震などの大きな地盤変動が生じれば、その変動による圧縮力により、推進力伝達材が収縮又は圧壊して、受口に対し挿し口が伸縮して、その地盤変動に対応する。すなわち、耐震機能を発揮する。
【0017】
【実施例】
管継手構造に係る一実施例を図1乃至図5に示し、この実施例は、ダクタイル鋳鉄管PのS形継手構造であって、挿し口1の先端に突起3、受口2の内面にロックリング5がそれぞれ設けられ、ゴム輪6及びバックアップリング6aを介在して挿し口1を受口2に挿し込んだ後、押し輪9を割輪9aを介してゴム輪6に当てがい、植込みボルト12を押し輪9を通して受口2にねじ込んで締結することにより、ゴム輪6を押し込んでシールしている。
【0018】
受口2の外側の挿し口1外周には環状のフランジ20が嵌め込まれ、このフランジ20と植込みボルト12(受口2端面)の間に保護リング13を介在して推進力伝達材14が設けられている。この推進力伝達材14は円環状であるが、周方向に分割されていてもよく、その際、間欠的でもよい。要は、推進力に抗する強さを有すればよい。例えば、 推進力伝達材14が、後述のコンクリート、発泡コンクリートなどの高強度なもので、円環状では強過ぎて、円滑な収縮・圧縮がなされない恐れがある場合には、図16に示すように、周囲分割片14aとし、その分割片14aを適宜な間隔で配置するようにするとよい。
【0019】
この推進力伝達材14は、例えば、圧縮応力が1〜30kgf/cm2 (≒0.1〜3MPa)の高強度の樹脂発泡体で(樹脂単体の5倍以上の膨張率)、発泡倍率を変えることにより弾性限界応力が変化するものである。この樹脂発泡体も含めて、この推進力伝達材14の材質の例を示すと、ポリスチレン、ポリウレタン、特開2000−80889号公報に示される静的破砕剤を含有させたコンクリート等及びそれらの発泡材が代表的である。当然ではあるが、目的とする推進力の伝達と収縮性とを備えた他の樹脂材またはダンボール等の硬質紙、発泡金属などでも構わない。また、液体や気体を封入した樹脂容器等も有効な手段となり得る。
【0020】
推進力伝達材14についてさらに詳細に説明すると、この推進力伝達材14は、施工中における推進力程度の圧縮力では、弾性変形するため、推進力は伝達するが、歪み量は残留せず、推進力が除かれれば(推進が終了すれば)、復元する。一方、弾性限界応力以上の圧縮力が作用した場合は、塑性領域内においては歪み量が増大し、一定以上の圧縮力が作用した場合には、所定の厚みを残した状態で歪みの進行は停止する。これらの弾性限界応力、塑性領域の範囲、歪みが進行した状態及び圧壊した状態での最終的な厚みは、推進力伝達材14が発泡材である場合は、その発泡倍率によって調節可能である。発泡倍率の設定方法として、以下の条件が考えられる。
【0021】
作用する押圧力が推進力程度では、弾性限界応力以内の応力値であるため、弾性限界応力σ1 が次の関係となるように発泡倍率等を設定する(推進力を正常に伝達するためには、推進時には推進力伝達材14が塑性変形しないようにする)。
σ1 >(F/A)=σmax
ここに、F:推進力、A:推進力伝達部の面積、σmax :推進力伝達材14に発生する応力である。
【0022】
一方、地震等により継手部に大きな押し込み力が作用した場合は、推進力伝達材14は塑性領域にあるため、推進力伝達材14の歪み量は増大する。この地震発生時に生ずる押し込み力を、耐震継手の離脱阻止力である0.3d(tf)(d:呼び径)と同じとすると、地震等により押し込み力が作用した場合は、押し込み余裕量T+L1 の推進力伝達材14が圧縮されて長さTとなる。この時、L1 を管長の1%となるように設定すれば、押し込み余裕量を確保できたことになる。図8における(a)は大きな引き抜き力が作用した場合を、また同(b)は大きな押し込み力が作用した場合をそれぞれ表している。その引き抜き時、挿し口1の移動につれて推進力伝達材14も移動する場合もあり、逆に、フランジ20と推進力伝達材14が滑って動かない場合がある。なお、この推進力伝達材14を介装していることにより、カーブ推進時で、その弾性に基づく緩衝作用により応力集中を防げることは言うまでもない。
【0023】
保護リング13は図5に示すように周縁一部に鍔13aが設けられて、この鍔13aをボルト12の上面に当てがうことにより位置決めされる(芯出しされる)。この保護リング13を介在することにより、ボルト12からの力が集中せずに推進力伝達材14の当接全面に伝達される。この伝達されるかぎりにおいて、リング13は分割でき、また間欠的でもよい。鍔13aも省略し得る。
【0024】
フランジ20は、図4に示すように断面L字状で4等分割されてサドルバンド状となっており、その分割片21の両端に締結片22、中程にリブ23がそれぞれ設けられている。各締結片22及びリブ23には推進力伝達材14の外周面全幅に至って受口2に向かう保護杆24が設けられ、この各保護杆24が推進力伝達材14の全周囲を枠状(籠状)に囲んでいるとともに、その外面は同一円周面上となっている(図3参照)。この保護杆24の厚みは、支障がないかぎりにおいて薄いことが好ましく、また、その保護杆24の管周囲間隔は等間隔が好ましく、その数は任意である。隣り合う分割片21、21の締結片22、22間にはボルト・ナット25が挿通され、そのボルト・ナット25を締結することにより、フランジ20が縮径して挿し口1の外周面に圧接される。フランジ20のその圧接面にはスタッドを設けることができ、その形状は、三角錐状などの角錐状、円錐状、角柱、円柱などが考えられるが、喰い込み性から錐状が好ましい。
【0025】
この実施例の構成は以上のとおりであり、図17に示した管内挿入工法において、既設管P’内を清掃した後、 受口2に挿し口1を挿入して管P、Pを接合する場合には、まず、図6(a)に示すように、継手接合時、挿し口1の挿入量を短めにし、胴付寸法Lを長めにしておく。また、保護リング13等を挿し口1にあずけておく。この状態で、通常通りの手順で継手接合をおこなう(同図(b))。
【0026】
つぎに、保護リング13をボルト12頭部に当たる位置にずらし、挿し口1外周に溶接により突起26を形成した後、その突起26と保護リング13の間に2つ割の推進力伝達材14をリング状にして取付け、さらにフランジ20を嵌めて締結する(図6(c)から(d)、図7(a)から(c))。この状態で、ジャッキで推進力を加えると、規定胴付寸法L1 の位置まで挿し口1が挿入され(図6(d)、図7(c))、この状態(図1)で推進される。この推進は、仮にローリングを生じても、いずれかの保護杆24により管Pが支持されるとともに、推進力伝達材14の破損が防止される。管Pの所要長さの敷設が終了すれば、既設管P’と新管Pの間にモルタルaが打設される(図8参照)。
【0027】
この埋設状態で、管Pに伸長力(引き抜き力)が働けば、図8(a)に示すように、管Pに圧縮力(押し込み力)が働ければ、同図(b)に示すように、一方の管Pが他方の管Pに対しそれぞれ矢印のごとく動いてその力を吸収する。
【0028】
上記実施例はS形継手の場合であったが、この発明は、図9、図10に示すように、SII形継手の場合でも採用でき、その際、保護リング13は、図10に示すように受口2の端面に当接する断面コ字状とし得る。このとき、同図に示すように、環状のリング13bとそのリング13bから受口2端面に延びて周方向等間隔にあるコ字状片13cとから構成したものとすることができ、 そのとき、その両者13bと13cを一体ものとしてもよい。このコ字状保護リング13は上述のS形継手でも採用し得る。また、図11に示すNS形継手でも、図12に示すPII形継手などの各種の離脱防止機能付伸縮継手に採用し得る。
【0029】
フランジ20の分割数は、3等分割などと任意に選択することができる。また、実施例では、フランジ20の移動阻止を溶接突起26で確実なものとしたが、スタッド等の喰い込みで十分な固着力を発揮し得る場合には、その溶接突起26は省略し得る。溶接突起26の形成時期は、上述のものに限らず、任意であり、例えば、フランジ20を嵌めた後でもよく、フランジ20を挿し口1に直接に溶接することもできる。さらに、溶接によって突起26を形成せず、別部材を溶接して突起26とすることもでき、その突起26の形状・配置も任意であり、例えば、図13の態様を採用できる。
【0030】
保護リング13を有する管継手構造においては、その保護リング13に保護杆24を設けることができ、例えば図14、図15のようにして、保護リング13に保護杆24をフランジ20に向かって設ける。この保護杆24も、上記の図3等に記載の保護杆24と同様に、その外面は同一円周面上となっている(図15参照)。また、保護杆24は、フランジ20及び保護リング13と一体成形したものとしたが、それらと別物とし、ボルト止め、 溶接などにより一体とすることもできる。
【0031】
上記実施例は、既設管P’に新管Pを新設する場合であったが、 新設のさや管P’に新管Pを新設する場合においても、この発明を採用すれば、 そのさや管P’の通水断面積に近い新管流路を得ることができることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】
この発明は、以上のように、推進力伝達材で挿し口の伸縮代を維持するようにするとともに、保護杆により、その推進力伝達材を保護しつつ推進管を案内するようにしたので、さや管に近い通水断面積の新管(推進管)を採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】管継手構造の一実施例の要部正面図
【図2】同実施例の要部断面図
【図3】同実施例の切断左側面図
【図4】同実施例のフランジの分割片を示し、(a)は左側面図、(b)は正面図、(c)は右側面図
【図5】同実施例の保護リングを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図
【図6】同実施例による推進工法の一例作用図
【図7】同推進工法の作用図
【図8】同実施例の伸縮作用図
【図9】管継手構造の他の実施例の要部断面図
【図10】同他の実施例の要部断面図
【図11】同他の実施例の要部断面図
【図12】同他の実施例の要部断面図
【図13】同他の実施例の要部正面図
【図14】同他の実施例の要部正面図
【図15】同他の実施例の切断左側面図
【図16】推進力伝達材の他例図
【図17】さや管推進工法の説明図
【図18】従来の管継手構造の要部正面図
【図19】同左側面図
【図20】同要部断面図
【符号の説明】
1 挿し口
2 受口
3 挿し口突起
5 ロックリング
6 シール用ゴム輪
7、20 推進力伝達材支持フランジ
8、14 推進力伝達材
9 押し輪
13 保護リング
24 保護杆
25 フランジ締結ボルト・ナット
26 溶接突起
P 新管
P’ さや管(既設管)

Claims (3)

  1. 管(P)の挿し口(1)を先行する管(P)の受口(2)に挿入して継合わせつつさや管(P’)内に推進して管路を新設する管内挿入工法における、前記受口(2)に挿し口(1)が挿入されて、その挿し口(1)先端の突起(3)が受口(2)内面の所定長さ離れたロックリング(5)と奥端部の間で動き得る管継手構造であって、
    上記挿し口(1)の先端突起(3)は上記受口(2)内面のロックリング(5)と奥端部の間の中程にあり、上記受口(2)の外側の挿し口(1)外周には環状フランジ(20)が嵌められ固定され、このフランジ(20)と受口(2)端間に推進力伝達材(14)が介在されて、この推進力伝達材(14)は、推進力を伝達する強さを有するとともに、地震などの大きな圧縮力に対しては収縮又は圧壊して、受口(2)に対する挿し口(1)の挿し込みを許容するものであり、
    上記フランジ(20)の周囲には、その周囲全周に亘り所要間隔で前記フランジ(20)から上記推進力伝達材(14)の外面に至って上記受口(2)に向かうソリ状の保護杆(24)を設け、この各保護杆(24)は、その外面が同一円周面上にあって、上記管(P)がさや管(P’)内を推進する際、そのさや管(P’)内面に接触してその管(P)を案内することを特徴とする管継手構造。
  2. 管(P)の挿し口(1)を先行する管(P)の受口(2)に挿入して継合わせつつさや管(P’)内に推進して管路を新設する管内挿入工法における、前記受口(2)に挿し口(1)が挿入されて、その挿し口(1)先端の突起(3)が受口(2)内面の所定長さ離れたロックリング(5)と奥端部の間で動き得る管継手構造であって、
    上記挿し口(1)の先端突起(3)は上記受口(2)内面のロックリング(5)と奥端部の間の中程にあり、上記受口(2)の外側の挿し口(1)外周には環状フランジ(20)が嵌められ固定され、このフランジ(20)と受口(2)端間に推進力伝達材(14)が介在されて、この推進力伝達材(14)は、推進力を伝達する強さを有するとともに、地震などの大きな圧縮力に対しては収縮又は圧壊して、受口(2)に対する挿し口(1)の挿し込みを許容するものであり、
    上記推進力伝達材(14)と受口(2)の端面間の挿し口(1)外周に嵌められた前記推進力伝達材用保護リング(13)の周囲には、その周囲全周に亘り所要間隔で前記保護リング(13)から前記推進力伝達材(14)の外周に至って上記フランジ(20)に向かうソリ状の保護杆(24)を設け、この各保護杆(24)は、その外面が同一円周面上にあって、上記管(P)がさや管(P’)内を推進する際、そのさや管(P’)内面に接触してその管(P)を案内することを特徴とする管継手構造。
  3. 管(P)の挿し口(1)を先行する管(P)の受口(2)に挿入して継合わせつつさや管(P’)内に推進して管路を新設する管内挿入工法であって、
    上記管(P)の挿し口(1)を受口(2)に挿入した継合わせを、請求項1又は2に記載の管継手構造としたことを特徴とする管内挿入工法。
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