JP3963637B2 - 磁気転写方法 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、大容量、高記録密度の磁気記録再生装置用の磁気記録媒体への記録情報の磁気転写方法に関し、特に大容量、高記録密度の磁気記録媒体へのサーボ信号、アドレス信号、その他通常の映像信号、音声信号、データ信号等の記録に用いられる磁気転写方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル画像の利用の進展等で、パソコン等で取り扱う情報量が飛躍的に増加している。情報量の増加によって、情報を記録する大容量で安価で、しかも記録、読み出し時間の短い磁気記録媒体が求められている。
ハードディスク等の高密度記録媒体や、ZIP(Iomega社)等の大容量のリムーバル型の磁気記録媒体では、フロッピーディスクに比べて情報記録領域は狭トラックで構成されており、狭いトラック幅を正確に磁気ヘッドを走査し、信号の記録と再生を高S/N比で行うためには、トラッキングサーボ技術を用いて正確な走査を行うことが必要である。
【0003】
そこで、ハードディスク、リムーバル型の磁気記録媒体のような大容量の磁気記録媒体では、ディスク1周に対して、一定の角度間隔でトラッキング用サーボ信号やアドレス情報信号、再生クロック信号等が記録された領域を設けており、磁気ヘッドは、一定間隔でこれらの信号を再生することにより、ヘッドの位置を確認、修正しながら正確にトラック上を走査している。これらの信号は、磁気記録媒体の製造時にプリフォーマットと称してあらかじめ磁気記録媒体に記録する方法が行われている。
【0004】
トラッキング用サーボ信号やアドレス情報信号、再生クロック信号等の記録には正確な位置決め精度が要求されるので、磁気記録媒体をドライブに組み込んだ後、専用のサーボ記録装置を用いて厳密に位置制御された磁気ヘッドによりプリフォーマット記録が行われている。
しかしながら、磁気ヘッドによるサーボ信号やアドレス情報信号、再生クロック信号のプリフォーマット記録においては、専用のサーボ記録装置を用いて磁気ヘッドを厳密に位置制御しながら記録を行うために、1枚ずつ、1トラックずつ記録して作成されるので、プリフォーマット記録に長時間を要している。また、磁気記録密度の増大に伴ってプリフォーマット記録すべき信号量が多くなり、さらに長時間を要することになる。したがって磁気記録媒体の製造において、サーボ信号等のプリフォーマット記録工程に要する費用の製造コストに占める割合が大きくなるので、この工程での低コスト化が望まれている。
【0005】
一方、1トラックずつプリフォーマット情報を記録せずに、プリフォーマット情報をマスター担体からスレーブ媒体への磁気転写で行う方式も提案されている。例えば、特開昭63−183623号公報、特開平10−40544号公報および特開平10−269566号公報に転写技術が紹介されている。
特開昭63−183623号公報や特開平10−40544号公報に記載の方法では、磁気転写用マスター担体として基板の表面に情報信号に対応する凸凹形状が形成され、凸凹形状の少なくとも凸部表面に強磁性薄膜が形成された磁気転写用マスター担体の表面を、強磁性薄膜あるいは強磁性粉を含有する組成物の塗布層が形成されたシート状もしくはディスク状磁気記録媒体の表面に接触、あるいは更に交流バイアス磁界、あるいは直流磁界を印加して凸部表面を構成する強磁性材料を励起することにより、凸凹形状に対応する磁化パターンを磁気記録媒体に記録するものである。
【0006】
この方法は、磁気転写用マスター担体の凸部表面をプリフォーマットするべき磁気記録媒体、すなわちスレーブ媒体に密着させて同時に凸部を構成する強磁性材料を励磁することにより、スレーブ媒体に所定のプリフォーマット情報の記録を形成する転写方法であり、磁気転写用マスター担体とスレーブ媒体との相対的な位置を変化させることなく静的に記録を行うことができ、正確なプリフォーマット記録が可能であり、しかも記録に要する時間も極めて短時間であるという特徴を有している。
また、この磁気転写方法は磁気転写用マスター担体とスレーブ媒体の両者を静止した状態で接触させて転写する方式であるため、サーボ信号記録工程での磁気転写用マスター担体、スレーブ媒体ともに破損が発生することが少なく、高い耐久性が期待される方式である。
【0007】
ところが、磁気転写方法は磁気転写用マスター担体とスレーブ媒体を接触後、磁界を印加して磁気転写を行うと、磁気転写を繰り返す中で、転写信号の信号脱落が発生する場合があり、サーボ領域に記録した信号がサーボ信号の機能を果たさず、事実上磁気記録媒体として使用することができないという問題があった。そこで、信号脱落について解析を行った結果、磁気転写用マスター担体とスレーブ媒体との密着不足が信号抜けの原因であることが分かった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、磁気転写用マスター担体からスレーブ媒体への磁気転写において、作製したスレーブ媒体を大容量磁気記録媒体として使用するためには、不可欠な工程であるスレーブ媒体にサーボ領域を形成する工程において、信号の一部に脱落等を生じることなくスレーブ媒体に対してサーボ信号を正確に転写することが可能な磁気転写方法を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、磁気転写用マスター担体をスレーブ媒体と密着させて転写用磁界を印加して磁気転写方法において、磁気転写用マスター担体上のサーボ領域がデータ領域よりも凸状であり、データ領域とサーボ領域との高低差が50nm以上、800nm未満である磁気転写用マスター担体を使用した磁気転写方法によって解決することができる。
また、磁気転写用マスター担体がデータ領域にサーボ領域の高さを超えない突起を有する前記の磁気転写方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の磁気転写方法は、磁気転写用マスター担体とスレーブ媒体とを密着して転写用磁界を与えて磁気転写用マスター担体からサーボ信号をスレーブ媒体に転写する際に、密着不良等によるサーボ信号の脱落等を防止するものである。
【0011】
以下に図面を参照して本発明を説明する。
図1は、本発明の磁気転写方法に用いる磁気転写用マスター担体を説明する図であり、図1(A)は、平面図であり、図1(B)は一部の断面図であり、図1(C)は磁気転写用マスター担体とスレーブ媒体とを密着させた状態を説明する断面図である。
磁気転写用マスター担体1のサーボ信号を記録したサーボ領域2は、磁気記録媒体面に規則的に配置されているが、一般には磁気記録媒体の全体の面積に対してサーボ領域は10%以下の面積を占めている。そこで、磁気転写用マスター担体にサーボ領域2をデータ領域3に対して凸状となるように形成すると、磁気転写用マスター担体の面積の90%以上を占めるデータ信号領域は凹状となるので、磁気転写用マスター担体1とスレーブ媒体4を密着させた場合には、両者の間から空気が抜けやすくなり、また磁気転写用マスター担体に、塵埃等が付着物5として存在していた場合でも、データ領域の凹状部に異物が入り込み、付着物によって磁気転写用マスター担体の変形が起こりにくくなり、磁気転写用マスター担体とスレーブ媒体との密着性が改善され、転写された信号の脱落が防止可能であることを見出したものである。
【0012】
さらに検討を行った結果、以上のように磁気転写用マスター担体の大部分の面積を占める部分を凹状で成形することで、付着物による信号脱落、密着性を大幅に向上できることが確認できたが、スレーブ媒体上に転写記録したサーボ信号の再生が、サーボ領域とデータ領域の間の部分で特異的に歪んでいることが分かった。
データ領域とサーボ領域について検討した結果、磁気転写用マスター担体とスレーブ媒体との密着時にサーボ信号領域に近い部分には、サーボ信号領域から離れた部分に比べて大きな力が加わる。そのため、サーボ領域のパターン端部でスレーブ媒体が歪み、転写状態が変化するため、信号歪みが発生するものと考えられる。
【0013】
そこで、本発明では、データ領域とサーボ領域との高低差を特定の範囲に設定することによって、データ領域とサーボ領域の境界部に発生する転写の異常を防止するものである。具体的には、データ領域に比べてサーボ領域の高さh1を50nm以上、800nm未満の範囲に設定することで、異物の付着による信号脱落とともに密着部の変形による転写異常を防止するものである。高さが50nmよりも小さい場合には、異物の付着によってサーボ領域の密着不良が生じサーボ信号の脱落等が生じる可能性があるので好ましくなく、一方、800nmよりも大きい場合には、データ領域とサーボ領域の間での高さの違いによる変形量が大きくなって転写異常を生じる可能性があるので好ましくない。
【0014】
図2は、本発明の磁気転写方法に用いる磁気転写用マスター担体の他の例を説明する図であり、図2(A)は、平面図であり、図2(B)は一部の断面図である。磁気転写用マスター担体1のサーボ信号を記録したサーボ領域2をデータ領域3に対して凸状となるように形成するとともに、磁気転写用マスター担体のデータ信号領域に放射状突起6を形成することによって、磁気転写用マスター担体の面積の90%以上を占めるデータ信号領域において、磁気転写用マスター担体とスレーブ媒体とを密着させた場合に生じる変形を防止するものである。
【0015】
このように、突起を設けることによって、データ領域に面するスレーブ媒体の変形を防止することができるので波形歪みを軽減することができる。これによってデータ領域とサーボ領域の境界部での転写不良を防止することが可能となる。
突起の高さh2は、サーボ領域の高さh1を超えないことが好ましく、突起の幅は半径20mmの位置において、10μm〜100μmであることが好ましく、突起はサーボ領域の間に複数本設けても良い。
【0016】
また、図3は、本発明の磁気転写方法に用いる磁気転写用マスター担体の他の例を説明する図であり平面図である。
磁気転写用マスター担体1のサーボ信号を記録したサーボ領域2をデータ領域3に対して凸状となるように形成するとともに、磁気転写用マスター担体のデータ信号領域に同心円状突起7を形成することによって、磁気転写用マスター担体の面積の90%以上を占めるデータ信号領域において、磁気転写用マスター担体とスレーブ媒体とを密着させた場合に生じる変形を防止するものである。
【0017】
本発明の磁気転写用マスター担体は、基体上にフォトリソグラフィーによって形成するフォトファブリケーション法、CD−ROM製造用のスタンパーの作製で利用されている方法、すなわちレーザー照射によって形成したパターン上に基体用の部材を電鋳によって形成する方法等を用いることができる。
フォトファブリケーションによって作製する場合には、シリコン、石英、ガラス、アルミニウム、合成樹脂等の非磁性の表面が平滑な部材を基板として、これに磁性層を形成することによって作製することができる。
具体的には、基板上にフォトレジストを塗布し、磁気転写により形成するパターンに合致したレジストパターンをパターン露光、あるいは直接けがきにより形成する。
パターン露光の場合は反応性エッチング、またはアルゴンプラズマ等による物理的エッチング、またはエッチング液による化学的エッチングにより、基板上にパターンを形成する。
【0018】
次いで、下地層をスパッタリング法によって所定の厚みに成膜した後に、磁性材料を成膜して磁性層を形成する。
その後、フォトレジストをリフトオフで除去する。また、磁気転写の際にスレーブ媒体と接触する凸状の磁性層のみをフォトファブリケーションで作製しても良い。
磁性層の形成前に基板上には、所望の磁気異方性を形成するために非磁性の下地層を設けることが好ましく、結晶構造と格子常数を磁性層に合致させることが必要である。
非磁性の下地層としては、Cr、CrTi、CoCr、CrTa、CrMo、NiAl、Ru等を用いることができる。
また非磁性の下地層の膜厚としては、好ましくは200nm以上、1000nm以下、更に好ましくは300nm以上、700nm以下である。
【0019】
また、磁性層としては、好ましい磁性層厚は50nm以上、800nm以下、更に好ましくは100nm以上、500nm以下である。
具体的には、磁性層としては、Co、Co合金(CoNi、CoNiZr、CoNbTaZr等)、Fe、Fe合金(FeCo、FeCoNi、FeNiMo、FeAlSi、FeAl、FeTaN)、Ni、Ni合金(NiFe)を用いることができる。これらのなかでも特に好ましくはFeCo、FeCoNiである。
【0020】
また、磁性層の上にダイヤモンド状炭素(DLC)等の硬質炭素保護膜を設けることが好ましいく、硬質炭素保護膜上に潤滑剤層を設けても良い。
保護膜として好ましくは、5〜30nmのダイヤモンド状炭素膜と潤滑剤が存在することが更に好ましい。
潤滑剤は、磁気転写用マスター担体とスレーブ媒体とを密着する際に接触過程で生じるずれを補正する際に摩擦で生じる傷を防止する作用を果たす。
【0021】
また、磁気転写用マスター担体は、CD−ROM製造用のスタンパーの製造と同様に、以下の方法によって作製することができる。
表面粗さが小さな石英、ガラス等の円板状の基板にフォトレジストを塗布し、プリベークしたフォトレジスト層に、基板を回転させながらサーボ信号に対応して変調したレーザー光を照射し、円板の全面のフォトレジストに各トラック毎に回転中心から半径方向に放射状に延びるサーボ信号に相当するパターンを円周上の各サーボ信号に対応する部分に露光し現像後にベーキング処理を行う。
【0022】
また、突起を形成する場合には、突起とサーボ領域の高さの差に相当するフォトレジスト層を形成した後に、サーボ領域のみの露光を行って現像処理をし、更に突起の高さに相当するフォトレジスト層を形成し、突起とサーボ領域のパターンの露光を行って現像することによって、所望の高さの突起と、データ領域とサーボ領域の高低差を形成することができる。
【0023】
所望のパターンが形成された基板上に化学めっきによって薄く銀めっき層を形成し、銀めっき層を一方の電極として銀めっき層上にニッケルを電鋳して基板からニッケル層を剥がして形成すべきパターンを有する金属盤を作製する。
次いで、信号に応じたパターンを有する金属盤に真空成膜手段によって磁性層を形成する。磁性層の形成は、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等の真空成膜手段によって行うことができ、特にスパッタリングによって行うことが好ましい。
次いで、磁性層上に、ダイヤモンド状炭素等の炭素膜をスパッタリング等によって形成しても良い。
【0024】
また、ニッケルの電鋳によって形成した金属盤を鋳型として更にニッケルを電鋳し、得られたニッケル盤を磁気転写用マスター担体の基体として磁性層を形成しても良い。この方法によれば一回のパターンの形成工程で得られた金属盤を母型にして多数枚の磁気転写用マスター担体を形成することが可能となる。
【0025】
また、本発明の磁気転写方法において使用されるスレーブ媒体としては、剛性の基体を使用したハードディスク用の磁気記録媒体、可撓性材料の基体を用いたフロッピーディスク用の磁気記録媒体のいずれをも用いることができ、強磁性金属粒子を結合剤中に分散した塗布型磁気記録媒体、あるいは基板上に強磁性金属薄膜を形成した金属薄膜型磁気記録媒体を用いることができる。
具体的には、塗布型磁気記録媒体としては、Zip(アイオメガ社)用記録媒体であるZip100、Zip250、あるいはHiFDと呼ばれる高密度フロッピーディスクなどの磁気記録媒体が挙げられる。
【0026】
金属薄膜型磁気記録媒体としては、磁性材料として、Co、Co合金(CoPtCr、CoCr、CoPtCrTa、CoPtCrNbTa、CoCrB、CoNi等)、Fe、Fe合金(FeCo、FePt、FeCoNi)を用いることができる。磁束密度が大きく、磁気転写用マスター担体の磁性層と同じ方向、すなわち面内記録なら面内方向、垂直なら垂直方向の磁気異方性を有していることが明瞭な転写が行えるため好ましい。
また、磁性層の下部、すなわち基板側に必要な磁気異方性を形成するために非磁性の下地層を設けることが好ましく、結晶構造と格子常数を磁性層に合致させることが好ましい。
【0027】
【実施例】
以下に実施例および比較例を示し、本発明を説明する。
実施例1
表面粗さRaが0.2nmの合成石英製の3.7型の円板にフォトレジストをスピンコートした後プリベークした。プリベーク後のフォトレジストは厚さ60nmであった。このフォトレジストを形成した円板を回転させながら、サーボ信号に対応して変調したレーザー光を照射し、円板面のフォトレジストに各トラックに回転中心から半径方向に放射状に延びるサーボ信号に相当するパターンを円周上の各フレームに対応する部分に露光し、アルカリ現像液で現像した。
ここで、形成されたパターンは10度間隔で0.3度の領域に、中心から半径方向20mm〜40mmの位置までの幅5μm等間隔の放射状とし、各放射状の線の間隔は半径方向20mmの最内周位置で0.5μm間隔とした。
【0028】
次いで、パターンが形成された基板上に再度フォトレジストを140nmの厚さに塗布し、先に形成したサーボ領域のパターン上に再度パターンを形成すると共に、サーボ領域の中間のデータ領域には放射状に中心から半径20mmの位置で幅100μmの突起を形成した。この突起は放射状に形成され、線幅は中心から半径が大きくなるにしたがって広くなるものである。
【0029】
フォトレジスト表面を洗浄後、ベークを行って原盤を作製した。次いで、銀の化学めっきを施した後、銀めっき層を電極としてニッケル層を電鋳により300μmの厚みに設けて原盤から剥離して金属盤を作製し、さらに金属板を鋳型としてニッケルを電鋳して磁気転写用マスター担体の基板を作製した。
金属盤上に軟磁性層:FeCo層(原子比 50:50)を25℃でスパッタリングによって作製してサーボ領域がデータ領域に対して60nm高い磁気転写用マスター担体を得た。スパッタリング圧力は1.5×10-4Pa(1.08mTorr)とした。投入電力は2.80W/cm2 とした。
データ領域に対してサーボ領域の高さを200nmとし、サーボ領域と突起の高さの差を60nmとした。
【0030】
次いで、スレーブ媒体として、市販のアイオメガ社Zip250用塗布型磁気記録媒体(富士写真フイルム製)を使用した。スレーブ媒体の保磁力Hcは199kA/m(25000e)であった。
ピーク磁界強度が398kA/m(5000Oe:スレーブHcの2倍)となる様に電磁石装置を用いて、スレーブ媒体の初期直流磁化を行い、次に初期直流磁化したスレーブと磁気転写用マスター担体とを密着させ、電磁石装置を用いて199kA/m(2500Oe)の磁界を印加することにより磁気転写を行った。
得られたスレーブ媒体を以下の評価方法によって評価を行い、磁気転写情報の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0031】
実施例2
基板上に形成したフォトレジストによって厚さ60nmのサーボ領域のパターンを形成した後に、パターンが形成された基板上に再度フォトレジストを340nmの厚さに塗布し、先に形成したサーボ領域のパターン上に再度パターンを形成すると共に、サーボ領域の中間のデータ領域には放射状に中心から半径20mmの位置で幅100μmの突起を形成し、サーボ領域のデータ領域に対する高さを400nmとし、サーボ領域と突起の高さの差を60nmとした点を除き、実施例1と同様に磁気転写用マスター担体を作製して実施例1と同様に評価を行いその結果を表1に示す。
【0032】
実施例3
基板上に形成したフォトレジストによって厚さ60nmのサーボ領域のパターンを形成した後に、パターンが形成された基板上に再度フォトレジストを690nmの厚さに塗布し、先に形成したサーボ領域のパターン上に再度パターンを形成すると共に、サーボ領域の中間のデータ領域には放射状に中心から半径20mmの位置で幅100μmの突起を形成し、サーボ領域のデータ領域に対する高さを750nmとし、サーボ領域と突起の高さの差を60nmとした点を除き、実施例1と同様に磁気転写用マスター担体を作製して実施例1と同様に評価を行いその結果を表1に示す。
【0033】
実施例4
フォトレジストを200nmの厚さに1回のみ塗布すると共に突起を設けなかった点を除き、実施例1と同様に磁気転写用マスター担体を作製し実施例1と同様に評価を行いその結果を表1に示す。
【0034】
実施例5
フォトレジストを400nmの厚さに1回のみ塗布すると共に突起を設けなかった点を除き、実施例2と同様に磁気転写用マスター担体を作製し実施例1と同様に評価を行いその結果を表1に示す。
【0035】
実施例6
フォトレジストを750nmの厚さに1回のみ塗布すると共に突起を設けなかった点を除き、実施例3と同様に磁気転写用マスター担体を作製し実施例1と同様に評価を行いその結果を表1に示す。
【0036】
比較例1
データ領域とサーボ領域の高さを同一とするとともに、突起を設けずに、また銀の化学めっきを施した後、銀めっき層を電極としてニッケル層を電鋳により300μmの厚みに設けて原盤から剥離して金属盤を磁気転写用マスター担体の基板とした点を除き実施例1と同様に磁気転写用マスター担体を作製し実施例1と同様に評価を行いその結果を表1に示す。
【0037】
比較例2
フォトレジストを20nmの厚さに1回のみ塗布しサーボ領域をデータ領域よりも20nm高くした点を除き、実施例4と同様に磁気転写用マスター担体を作製し実施例1と同様に評価を行いその結果を表1に示す。
【0038】
比較例3
基板上に形成したフォトレジストによって厚さ60nmのサーボ領域のパターンを形成した後に、パターンが形成された基板上に再度フォトレジストを890nmの厚さに塗布し、先に形成したサーボ領域のパターン上に再度パターンを形成すると共に、サーボ領域をデータ領域よりも950nm高くした点を除き、実施例1と同様に磁気転写用マスター担体を作製し実施例1と同様に評価を行いその結果を表1に示す。
【0039】
比較例4
基板上にフォトレジストを950nmの厚さに1回のみ塗布し、サーボ領域をデータ領域よりも950nm高くするとともに突起を設けなかった点を除き、実施例1と同様に磁気転写用マスター担体を作製し実施例1と同様に評価を行いその結果を表1に示す。
【0040】
(評価方法)
・信号脱落および密着評価方法
磁気転写を行ったスレーブ媒体を磁気現像液(シグマハイケミカル社製シグマーカーQ)を10倍に希釈し、スレーブ媒体上に滴下、乾燥させ、現像された磁気転写信号端の変動量を評価した。サーボ信号域を微分干渉型顕微鏡で50倍の拡大率で100視野観測し、信号脱落が2カ所以下であれば良好とした。
・信号歪み
電磁変換特性測定装置(協同電子製:SS−60)によりスレーブ媒体転写信号の信号歪みの評価を行った。ヘッドには、ヘッドギャップ:0.17μm、トラック幅:4.0μmであるインダクティブヘッドを用いた。再生信号を観測し、再生信号をデジタルオシロスコープ(レクロイ社製LC334AM)に読み込ませ、信号の半値幅(PW50)により評価した。PW50が300nm未満であれば良好、300nm以上では不良とした。
【0041】
表1
データ領域の 高低差(nm)
突起 サーボ/データ サーボ / 突起 信号脱落個数 信号歪み (nm)
実施例1 有 200 60 2 良好 280 良好
実施例2 有 400 60 1 良好 291 良好
実施例3 有 750 60 1 良好 296 良好
実施例4 無 200 − 1 良好 290 良好
実施例5 無 400 − 2 良好 294 良好
実施例6 無 750 − 2 良好 298 良好
比較例1 無 − − 43 不良 272 良好
比較例2 無 20 − 4 不良 294 良好
比較例3 有 950 60 0 良好 342 不良
比較例4 無 950 − 0 良好 350 不良
【0042】
【発明の効果】
本発明の磁気転写用マスター担体を用いた磁気転写方法によって、ハードディスク、大容量リムーバブルディスク媒体、大容量フレキシブル媒体等のディスク状媒体に、短時間に生産性良く、トラッキング用サーボ信号やアドレス情報信号、再生クロック信号等のプリフォーマット記録を転写脱落等の品位の低下をきたすことなく安定した磁気転写を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の磁気転写方法に用いる磁気転写用マスター担体を説明する図である。
【図2】図2は、本発明の磁気転写方法に用いる磁気転写用マスター担体の他の例を説明する図である。
【図3】図3は、本発明の磁気転写方法に用いる磁気転写用マスター担体の他の例を説明する図であり平面図である。
【符号の説明】
1…磁気転写用マスター担体、2…サーボ領域、3…データ領域、4…スレーブ媒体、5…付着物、6…放射状突起、7…同心円状突起、h1…サーボ領域の高さ、h2…突起の高さ
Claims (2)
- 磁気転写用マスター担体をスレーブ媒体と密着させて転写用磁界を印加する磁気転写方法において、磁気転写用マスター担体上のサーボ領域がデータ領域よりも凸状に形成されており、データ領域とサーボ領域との高低差が50nm以上、800nm未満である磁気転写用マスター担体を使用したことを特徴とする磁気転写方法。
- 磁気転写用マスター担体がデータ領域にサーボ領域の高さを超えない突起を有することを特徴とする請求項1記載の磁気転写方法。
Priority Applications (6)
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---|---|---|---|
JP2000266698A JP3963637B2 (ja) | 2000-09-04 | 2000-09-04 | 磁気転写方法 |
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