JP3963594B2 - 温水暖房装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱交換器を加熱する熱源機と放熱器を有する温水回路とを備えた温水暖房装置に関し、特に、設置後に温水回路内に給水を行う所謂水張り作業の改善を図った温水暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種温水暖房装置は、例えば特開平9−126479号公報に示される如く、熱源機にて加熱される熱交換器にポンプにより温水を循環させ、この熱交換器にて加熱された温水を、温水エアコンや床暖房の放熱器に供給して暖房効果を発揮させている。
【0003】
以下、図3に基づき係る従来の温水暖房装置の回路構成を説明する。この図において、従来の温水暖房装置101は、本体102内に設けられた温水回路111及び熱源機112と、この本体102に接続される温水マット(床暖房)用の放熱器103や温水エアコンの放熱器104などから構成されている。
【0004】
温水回路111は、暖房戻り継手121、戻り管122、プレッシャータンク123、温水循環ポンプ124、熱交換器125の熱交換管125A、第1及び第2の往き管126A、126B、第1及び第2の暖房往き継手127A、127B及び複数の並列な前記放熱器103、104が順次環状に接続された主回路128と、戻り管122と第1の往き管126Aとに跨るように設けたバイパス管で構成されるバイパス回路129とから成る。
【0005】
130は温水温度の変化に伴うプレッシャータンク123内の水圧変化を吸収するためのリザーブタンクであり、プレッシャーキャップ161を介してプレッシャータンク123の上端に接続されている。このプレッシャーキャップ161は温水温度が低下し、暖房用温水が収縮して温水回路111内の所要水量が少なくなって、プレッシャータンク123内の圧力が負圧となると、リザーブタンク130内の水を吸引し、また、プレッシャータンク123内の水圧が温度上昇により高まると、プレッシャータンク123内の水をリザーブタンク130内に排出するように作用する。
【0006】
131はこのリザーブタンク130内の水位が所定水位を越えるとオーバーフローさせるオーバーフロー管であり、一端がリザーブタンク130内上部に連通し、他端は大気に開放している。また、162は前記リザーブタンク130のドレン配管であり、163はこのドレン配管162に取り付けられたドレンバルブである。このドレン配管162からは分岐管164が分岐し、電磁ポンプから成る暖房水補給ポンプ166と逆止弁167を介してプレッシャータンク123の出口管168に接続されている。
【0007】
更に、172は水道水をリザーブタンク130に給水するための給水管であり、この給水管172には給水電磁弁173が介設されている。
【0008】
前記出口管168は温水循環ポンプ124に接続され、温水循環ポンプ124の吐出管169は更に分岐して一方は前記熱交換管125Aに、他方は第2の往き管126Bに連通している。そして、熱交換管125Aが第1の往き管126Aに接続され、この第1の往き管126Aが第1の暖房往き継手127Aに接続されると共に、第2の往き管126Bが第2の暖房往き継手127Bに接続されている。
【0009】
前記温水エアコンの放熱器104は、この第1の暖房往き継手127Aと暖房戻り継手121に接続されると共に、温水マットの放熱器103は第2の暖房往き継手127Bと暖房戻り継手121に接続されることになる。尚、113は制御基板であり、171はコントローラである。
【0010】
一方、熱源機112は、燃焼部としてのバーナー115と、このバーナー115に点火する点火装置としての点火プラグ116と、バーナー115の着火及び燃焼状態を検出する炎検出装置としてのフレームロッド117と、バーナー115に燃焼空気を供給する送風機118と、バーナー115に燃料を供給する燃料供給装置119と、燃焼空気を排気する排気筒120などから構成されており、前記バーナー115にて熱交換器125の熱交換管125内を流れる水を加熱するものである。
【0011】
尚、175は熱交換管125Aの直後に取り付けられた空だき防止器、176は第1の往き管126Aに取り付けられた高温側温度センサー、177は吐出管169に取り付けられた低温側温度センサー、178はプレッシャータンク123の水位センサー、179はリザーブタンク130の水位センサー、180は熱交換器125に取り付けられた過熱防止装置である。
【0012】
次ぎに動作を説明する。尚、温水回路111内には既に水張りが完了しているものとする。制御基板113が温水循環ポンプ124を運転すると、吐出管169に温水が吐出され、一部は熱交換器125の熱交換管125Aに流入してバーナー115により加熱される。熱交換管125Aにて加熱された高温水は第1の往き管126Aを通って第1の暖房往き継手127Aから温水エアコンの放熱器104に入り、そこで放熱して暖房作用を発揮する。そして、暖房戻り継手121に至る。
【0013】
一方、温水循環ポンプ124から吐出された温水の残りは第2の往き管126Bに流れ、第2の暖房往き継手127Bから温水マットの放熱器103に入り、そこで放熱して暖房作用を発揮する。そして、暖房戻り継手121に至り、放熱器104からの戻り温水と合流して戻り管122からプレッシャータンク123に流入する。
【0014】
そして、プレッシャータンク123から出口管168を経て再び温水循環ポンプ124に吸引される循環を繰り返す。このように温水マットの放熱器103には熱交換管125Aを経ない低温水が供給されることになる。また、バイパス回路129は高温水を直接戻り管122に戻して放熱器103の性能確保を行うと共に、凍結防止や圧力上の安全のための役割を奏する。
【0015】
尚、温水回路111から水が漏出した場合などに、プレッシャータンク123内の水位が低下し、それを水位センサー178が検出すると、制御基板113が暖房水補給ポンプ166を運転する。これによって、リザーブタンク130内の水がドレン配管162、分岐管164、逆止弁167を経てプレッシャータンク123に補給される。そして、水位センサー178が所定の水位を検出すると、制御基板113は暖房水補給ポンプ166を停止する。また、リザーブタンク130内の水位が低下し、それを水位センサー179が検出すると、制御基板113が給水電磁弁173を開いて給水管172より水道水をリザーブタンク130に補給する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、このような温水暖房装置101を据え付けた後、温水回路111内に初めて給水を行う水張り作業を行う場合、先ず制御基板113は前記給水電磁弁173を開き、リザーブタンク130内に給水を行う。そして、水位センサー179がリザーブタンク130内の所定の水位を検出すると、次ぎに、前記暖房水補給ポンプ166を運転し、前述の補給動作と同じ要領で水をプレッシャータンク123に送給して行く。
【0017】
その後、温水循環ポンプ124により、熱交換器125の熱交換管125A、第1の往き管126A、第2の往き管126B、各放熱器103、104、戻り管122と順次水を行き渡らせて行くものであった。
【0018】
また、この暖房水補給ポンプ166は圧力はあるものの流量は少ない。そして、この暖房水補給ポンプ166の圧力はプレッシャータンク123を介して出口管168と戻り管122の双方に加わるため、温水循環ポンプ124以降の温水回路内と戻り管122側の温水回路内の圧力差は温水循環ポンプ124が作る圧力差のみとなる。
【0019】
ところが、この温水循環ポンプ124は流量はあるものの、圧力は小さいため、特に、温水エアコンの放熱器104などが高い階に設置され、本体102との高低差が9mなどに達する状況では、温水回路111内に水張りを行うことが不可能となっていた。
【0020】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、放熱器との間の高低差が大きくなる場合にも、円滑に水張りを行うことができる温水暖房装置を提供するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明の温水暖房装置は、暖房戻り継手、戻り管、プレッシャータンク、温水循環ポンプ、熱交換器、往き管、暖房往き継手及び放熱器が順次環状に接続された主回路と、戻り管と往き管とに跨るように設けられたバイパス回路とから成る温水回路、及び、熱交換器を加熱する熱源機を備えたものであって、プレッシャータンクに暖房水補給ポンプを介して接続されたリザーブタンクと、このリザーブタンクに取り付けられたオーバーフロー管と、リザーブタンクに接続された給水管と、バイパス回路の上流側において戻り管とリザーブタンクとを連通する連通管と、バイパス回路の上流側にて戻り管の流路を開き、連通管の流路を閉じた第1の状態と、バイパス回路の上流側にて戻り管の流路を閉じ、連通管の流路を開いた第2の状態とに選択的に切り換える流路切換装置とを設けたものである。
【0022】
本発明によれば、バイパス回路の上流側において戻り管とリザーブタンクとを連通する連通管を設け、流路切換装置により、バイパス回路の上流側にて戻り管の流路を開き、連通管の流路を閉じた第1の状態と、バイパス回路の上流側にて戻り管の流路を閉じ、連通管の流路を開いた第2の状態とに切り換えられるようにしたので、通常の運転時には流路切換装置を第1の状態として、支障無く温水回路内に温水を循環させ、設置後の水張りを行う際には、流路切換装置を第2の状態に切り換えることにより、連通管とリザーブタンク及びオーバーフロー管を介して、戻り管を大気に開放することができるようになる。
【0023】
これにより、温水循環ポンプ以降の温水回路内を戻り管側の温水回路内に対して高圧とし、放熱器との間に高低差が大きく存在する場合にも、この圧力差によって熱交換器、往き管、放熱器への水張りを迅速に行うことができるようになるものである。
【0024】
請求項2の発明の温水暖房装置は、上記において流路切換装置は、戻り管と連通管の接続部に取り付けられた三方弁であることを特徴とする。
【0025】
請求項2の発明によれば、上記に加えて流路切換装置を、戻り管と連通管の接続部に取り付けられた三方弁から構成したので、複数の電磁弁などを用いること無く流路の切り換えを行うことができるようになり、構造の簡素化と生産性の改善、コストの削減を図ることが可能となるものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の温水暖房装置1の回路構成図である。この図において、実施例の温水暖房装置1は、本体2内に設けられた温水回路11及び熱源機12と、この本体2に接続される温水マット(床暖房)用の放熱器3や温水エアコンの放熱器4などから構成されている。
【0027】
温水回路11は、暖房戻り継手21、戻り管22、プレッシャータンク23、温水循環ポンプ24、熱交換器25の熱交換管25A、第1及び第2の往き管26A、26B、第1及び第2の暖房往き継手27A、27B及び複数の並列な前記放熱器3、4が順次環状に接続された主回路28と、戻り管22と第1の往き管26Aとに跨るように設けたバイパス管で構成されるバイパス回路29とから成る。
【0028】
30は温水温度の変化に伴うプレッシャータンク23内の水圧変化を吸収するためのリザーブタンクであり、プレッシャーキャップ61を介してプレッシャータンク23の上端に接続されている。このプレッシャーキャップ61は温水温度が低下し、暖房用温水が収縮して温水回路11内の所要水量が少なくなって、プレッシャータンク23内の圧力が下がるとリザーブタンク30の水を吸引し、また、プレッシャータンク23内の水圧が温度上昇により高まると、プレッシャータンク23内の水をリザーブタンク30内に排出するように作用する。
【0029】
31はこのリザーブタンク30内の水位が所定水位を越えるとオーバーフローさせるオーバーフロー管であり、一端がリザーブタンク30内上部に連通し、他端は大気に開放している。また、62は前記リザーブタンク30のドレン配管であり、63はこのドレン配管62に取り付けられたドレンバルブである(常には閉じている)。このドレン配管62からは分岐管64が分岐し、電磁ポンプから成る暖房水補給ポンプ66と逆止弁67を介してプレッシャータンク23の出口管68に接続されている。
【0030】
更に、72は水道水をリザーブタンク30に給水するための給水管であり、この給水管72には給水電磁弁73が介設されている。
【0031】
また、戻り管22とバイパス回路29との接続点P1より上流側(暖房戻り継手21側)の接続点P2には連通管82の一端が接続され、他端はリザーブタンク30の上端に接続されている。また、この連通管82には流路切換装置を構成する電磁弁84が介設され、これによって、電磁弁84が開放された状態では、戻り管22の接続点P2は連通管82を介してリザーブタンク30内に連通されることになる。
【0032】
また、接続点P1とその上流の接続点P2間の戻り管22には流路切換装置を構成する電磁弁83が介設されている。
【0033】
一方、前記出口管68は温水循環ポンプ24に接続され、温水循環ポンプ24の吐出管69は更に分岐して一方は前記熱交換管25Aに、他方は第2の往き管26Bに連通している。そして、熱交換管25Aが第1の往き管26Aに接続され、この第1の往き管26Aが第1の暖房往き継手27Aに接続されると共に、第2の往き管26Bが第2の暖房往き継手27Bに接続されている。
【0034】
前記温水エアコンの放熱器4は、この第1の暖房往き継手27Aと暖房戻り継手21に接続されると共に、温水マットの放熱器3は第2の暖房往き継手27Bと暖房戻り継手21に接続されることになる。尚、13は制御基板であり、71はコントローラである。
【0035】
他方、熱源機12は、燃焼部としてのバーナー15と、このバーナー15に点火する点火装置としての点火プラグ16と、バーナー15の着火及び燃焼状態を検出する炎検出装置としてのフレームロッド17と、バーナー15に燃焼空気を供給する送風機18と、バーナー15に燃料を供給する燃料供給装置19と、燃焼空気を排気する排気筒20などから構成されており、前記バーナー15にて熱交換器25の熱交換管25内を流れる水を加熱するものである。
【0036】
尚、75は熱交換管25Aの直後に取り付けられた空だき防止器、76は第1の往き管26Aに取り付けられた高温側温度センサー、77は吐出管69に取り付けられた低温側温度センサー、78はプレッシャータンク23の水位センサー、79はリザーブタンク30の水位センサー、80は熱交換器25に取り付けられた過熱防止装置である。
【0037】
次ぎに動作を説明する。今、温水回路11内には既に水張りが完了しているものとすると、制御基板13は電磁弁83を開き、電磁弁84は閉じている。そして、制御基板13が温水循環ポンプ24を運転すると、吐出管69に温水が吐出され、一部は熱交換器25の熱交換管25Aに流入してバーナー15により加熱される。熱交換管25Aにて加熱された高温水は第1の往き管26Aを通って第1の暖房往き継手27Aから温水エアコンの放熱器4に入り、そこで放熱して暖房作用を発揮する。そして、暖房戻り継手21に至る。
【0038】
一方、温水循環ポンプ24から吐出された温水の残りは第2の往き管26Bに流れ、第2の暖房往き継手27Bから温水マットの放熱器3に入り、そこで放熱して暖房作用を発揮する。そして、暖房戻り継手21に至り、放熱器4からの戻り温水と合流して戻り管22からプレッシャータンク23に流入する。
【0039】
そして、プレッシャータンク23から出口管68を経て再び温水循環ポンプ24に吸引される循環を繰り返す。このように温水マットの放熱器3には熱交換管25Aを経ない低温水が供給されることになる。また、バイパス回路29は高温水を直接戻り管22に戻して放熱器3の性能確保を行うと共に、凍結防止や圧力上の安全のための役割を奏する。
【0040】
尚、温水回路11から水が漏出した場合などに、プレッシャータンク23内の水位が低下し、それを水位センサー78が検出すると、制御基板13が暖房水補給ポンプ66を運転する。これによって、リザーブタンク30内の水がドレン配管62、分岐管64、逆止弁67を経てリザーブタンク23の出口管68に補給される。そして、水位センサー78が所定の水位を検出すると、制御基板13は暖房水補給ポンプ66を停止する。また、リザーブタンク30内の水位が低下し、それを水位センサー79が検出すると、制御基板13が給水電磁弁73を開いて給水管72より水道水をリザーブタンク30に補給する。
【0041】
次ぎに、係る温水暖房装置1を据え付けた後に、温水回路11内に初めて給水を行う水張り作業を説明する。この場合、制御基板13は電磁弁83を閉じ、電磁弁84を開く。これによって、電磁弁83から上流側の戻り管22は連通管82、リザーブタンク30及びオーバーフロー管31を介して大気に開放され、接続点P1を含む電磁弁83からプレッシャータンク23までの戻り管22のみがプレッシャータンク23に連通する。
【0042】
次ぎに、制御基板13は前記給水電磁弁73を開き、リザーブタンク30内に給水を行う。そして、水位センサー79がリザーブタンク30内の所定の水位を検出すると、次ぎに、前記暖房水補給ポンプ66を運転し、前述の補給動作と同じ要領で水をプレッシャータンク23の出口管68に送給して行く。
【0043】
送給された水は温水循環ポンプ24により、熱交換器25の熱交換管25A、第1の往き管26Aへ流れ、第2の往き管26Bにも流れる。また、電磁弁83が閉じていることにより、戻り管22からバイパス回路29にも流れる。そして、各放熱器3、4に行き渡った後、暖房戻り継手21から戻り管22に入り、連通管82から電磁弁84を経て最終的にリザーブタンク30に戻る。
【0044】
そして、両水位センサー78、79が所定の水位を検出すると、制御基板13は水張り完了と判断し、電磁弁83を開き、電磁弁84を閉じる。また、給水電磁弁73を閉じて給水を停止するものである。
【0045】
このように、バイパス回路29の上流側において戻り管22とリザーブタンク30とを連通する連通管82を設け、電磁弁83、84により、バイパス回路29の上流側にて戻り管22の流路を開き、連通管82の流路を閉じた状態(第1の状態)と、バイパス回路29の上流側にて戻り管22の流路を閉じ、連通管82の流路を開いた状態(第2の状態)とに切り換えられるようにしたので、通常の運転時には電磁弁83を開き、電磁弁84を閉じて、支障無く温水回路11内に温水を循環させことができる。
【0046】
これにより、温水循環ポンプ24以降の温水回路内を戻り管22側の温水回路内に対して高圧とし、放熱器4との間に高低差が大きく存在する場合にも、この圧力差によって熱交換器25の熱交換管25A、第1、第2の往き管26A、26B、放熱器3、4への水張りを迅速に行うことができるようになる。
【0047】
また、水張り時に連通管82に戻ってきた水はリザーブタンク30に流入するので、漏水の危険性も生じないものである。
【0048】
尚、図2は本発明の他の実施例を示している。尚、この図において図1と同一符号は同一のものとする。この場合は、電磁弁83、84の代わりに三方電磁弁88が用いられている。即ち、三方電磁弁88は戻り管22の前記接続点P2に位置し、その入口88Aと第1の出口88Bに戻り管22が接続されると共に、第2の出口88Cに連通管82が接続される。
【0049】
そして、制御基板13は通常の運転時には三方電磁弁88の流路を、入口88Aから出口88Bに流れる流路とし、前記水張り時には入口88Aから出口88Cに流れる流路とする。係る構成によれば、図1の如く複数の電磁弁を用いること無く流路の切り換えを行うことができるようになり、構造の簡素化と生産性の改善、コストの削減を図ることが可能となる。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、バイパス回路の上流側において戻り管とリザーブタンクとを連通する連通管を設け、流路切換装置により、バイパス回路の上流側にて戻り管の流路を開き、連通管の流路を閉じた第1の状態と、バイパス回路の上流側にて戻り管の流路を閉じ、連通管の流路を開いた第2の状態とに切り換えられるようにしたので、通常の運転時には流路切換装置を第1の状態として、支障無く温水回路内に温水を循環させ、設置後の水張りを行う際には、流路切換装置を第2の状態に切り換えることにより、連通管とリザーブタンク及びオーバーフロー管を介して、戻り管を大気に開放することができるようになる。
【0051】
これにより、温水循環ポンプ以降の温水回路内を戻り管側の温水回路内に対して高圧とし、放熱器との間に高低差が大きく存在する場合にも、この圧力差によって熱交換器、往き管、放熱器への水張りを迅速に行うことができるようになるものである。
【0052】
請求項2の発明によれば、上記に加えて流路切換装置を、戻り管と連通管の接続部に取り付けられた三方弁から構成したので、複数の電磁弁などを用いること無く流路の切り換えを行うことができるようになり、構造の簡素化と生産性の改善、コストの削減を図ることが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温水暖房装置の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の温水暖房装置の他の実施例の回路図である。
【図3】従来の温水暖房装置の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 温水暖房装置
3、4 放熱器
11 温水回路
12 熱源機
15 バーナー
21 暖房戻り継手
22 戻り管
23 プレッシャータンク
24 温水循環ポンプ
25 熱交換器
25A 熱交換管
26A、26B 第1、第2の往き管
27A、27B 第1、第2の暖房往き継手
28 主回路
29 バイパス回路
30 リザーブタンク
31 オーバーフロー管
62 ドレン配管
64 分岐管
66 暖房水補給ポンプ
72 給水管
82 連通管
83、84 電磁弁
88 三方電磁弁

Claims (2)

  1. 暖房戻り継手、戻り管、プレッシャータンク、温水循環ポンプ、熱交換器、往き管、暖房往き継手及び放熱器が順次環状に接続された主回路と、前記戻り管と往き管とに跨るように設けられたバイパス回路とから成る温水回路、及び、前記熱交換器を加熱する熱源機を備えた温水暖房装置において、
    前記プレッシャータンクに暖房水補給ポンプを介して接続されたリザーブタンクと、このリザーブタンクに取り付けられたオーバーフロー管と、前記リザーブタンクに接続された給水管と、前記バイパス回路の上流側において前記戻り管と前記リザーブタンクとを連通する連通管と、前記バイパス回路の上流側にて前記戻り管の流路を開き、前記連通管の流路を閉じた第1の状態と、前記バイパス回路の上流側にて前記戻り管の流路を閉じ、前記連通管の流路を開いた第2の状態とに選択的に切り換える流路切換装置とを設けたことを特徴とする温水暖房装置。
  2. 流路切換装置は、戻り管と連通管の接続部に取り付けられた三方弁であることを特徴とする請求項1の温水暖房装置。
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