JP3963559B2 - 薄片搬送装置ならびにその利用装置 - Google Patents

薄片搬送装置ならびにその利用装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の入口から入れ込まれた紙幣のような薄片を所定の経路方向に搬送する薄片搬送装置ならびに、その利用装置、例えば、複数台のパチンコ遊技機とその遊技球を貸付対価として入れ込まれた紙幣などを搬送する薄片搬送装置を設けたパチンコ台島装置などに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機、または、パチンコ遊技機のゲート部分に跳ね返し機能やスロットマシン機能を設けたパチンコ・スロット遊技機などの遊技機(この発明では、これらの遊技機を総称して、パチンコ台という)を、図5のように複数台配置して、1つのブロック状に構成したものをパチンコ台島装置500という、このパチンコ台島装置500は、パチンコ店の内部において、あたかも複数の「島」を配置したように見えるので、通称を「島」とも呼ばれている。
【0003】
そして、パチンコ台の遊技に使用する遊技球の貸付対価として入れ込まれた紙幣、伝票、カード類などの薄片100を搬送するための薄片搬送装置300を、パチンコ台島装置500に組み付けた構成として、図5〜図7のような構成(以下、第1従来技術という)が特開昭64−28138号に開示されている。
【0004】
図5において、パチンコ台島装置500には、複数台のパチンコ台Bを前列側と後列側とに分けて配置するとともに、パチンコ台B間の所要箇所に、薄片100の導入搬送部分Cを配置してある。導入搬送部分Cは、パチンコ台Bに使用する遊技球、つまり、パチンコ玉を貸付けるための球貸装置(装置全体は図示せず)に薄片100を入れ込んで主搬送路Mに送り込む部分であって、それ自体が副搬送路Sの一部を構成しているものである。なお、この球貸装置は、パチンコ台Bの間に配置してあるため、この発明では台間球貸装置と言う。
【0005】
また、前列側のパチンコ台Bと後列側のパチンコ台Bとの間の空間部分に主搬送路Mを構成する主搬送路部分300Aを配置してあり、導入搬送部分Cの薄片入口から入れ込んだ薄片100を導入搬送部分Cに設けた副搬送路Sによって主搬送路Mに送り込み、主搬送路部分300Aの主搬送路Mによって、主搬送路Mの終端に設けた収納箱110に薄片100を収納するように構成した〔収納搬送形態〕のものであって、主搬送路部分300Aの具体的な構成は図6・図7のようになっている。なお、以下の各図において、太線の部分は、各部を構成する部材の肉厚の断面または端面を示す部分である。また、この発明では、主搬送路Mに薄片100の流れからみて、流れの始端側に位置していることを上流側といい、流れの終端側に位置していることを下流側という。
【0006】
図6・図7において、合流用の案内壁23Xは、副搬送路Sから送り込まれる薄片100を主搬送路Mに導くための湾曲状の経路を形成する2つの案内板23X1・23X2で構成してあり、その各先端側を案内壁23Yの一端側に入れ込んである。
【0007】
案内壁23Yは、主搬送路Mの直線状の経路を形成する2つの案内板23Y1・23Y2で構成するとともに、案内壁23Yの終端側を次順の副搬送路Sとの合流部分に設けた合流用の案内壁23Xの部分まで延長してある。
【0008】
案内壁23X・23Yは、図7のように、上下に分けて配置してあり、その中間に、主搬送路Mにおける搬送用の丸ベルト45Xと、合流用のローラ25X1・25X2と従動用のローラ25X3・25X4などを設けてあって、一方のローラ25X1に丸ベルト45Xの駆動用プーリを兼ねさせるとともに、ローラ25X1と対向配置した他方のローラ25X2を丸ベルト45Xの外周に接して回転させるている。
【0009】
丸ベルト45Xは、断面が丸い無端ベルトであって、案内壁23Yの始端側に設けたローラ25X1と、案内壁23Yの終端側に設けた従動用のローラ25X3とに掛け張られており、丸ベルト45Xの弛みを取って主搬送路Mに位置する部分を直線状に張るための張り車としてローラ26X1・26X2を設けてある。
【0010】
主搬送路Mに位置する丸ベルト45Xの中間部分には、薄片100を搬送するのに適した間隔で、複数の対向配置した小さいローラ25Yを配置し、その一方に丸ベルト45Xの案内プーリを兼ねさせるとともに、従動用のローラ25X3と対向して配置したローラ25X4を丸ベルト45Xの外周に接して回転させている。
【0011】
そして、先順の副搬送路Sに位置する案内壁23Xの案内板23X1から後順の副搬送路Sに位置する案内壁23Xの案内板23X2にまでに亙る部分Zを、1つのブロック状に一体に組み付けた分割ユニット300Bとして構成することにより、副数の分割ユニット300Bを縦続配置して、主搬送路部分300Aを構成し得るようにしたものである。なお、各ローラ25X1〜25X4と丸ベルト45Xは矢印で示す方向に回転するように、分割ユニット300Bごとに設けた駆動モータ26により、歯車機構26Aを介して、駆動用のプーリを兼ねるローラ25X1を駆動している。
【0012】
したがって、各副搬送路Sに入れ込まれた薄片100は、先順側の分割ユニット300Bの案内板23X2と次順側の分割ユニット300Bの案内板23X1との間に入り、ローラ25X1・25X2によって主搬送路Mに送り込まれ、丸ベルト45Xによって、案内壁23Yの案内板23Y1・23Y2の間を搬送された後に、ローラ25X3・25X4によって次順の分割ユニット300Bの合流部分に送り込まれるという経路を取って搬送されるようになっている。
【0013】
そして、各構成部分の材質は、各ローラと平ベルトの部分が合成樹脂材、例えば、ウレタンゴム材、各軸の部分がステンレス鋼材、各軸の軸受部分を兼ねるフレーム、その他の構成部分などは主としてアルミニウム材を主体として構成してある。
【0014】
ところで、上記の第1従来技術の構成では、先順の合流部分から後順の合流部分までの距離L1が異なった場合、例えば、パチンコ台Bの長さL2には、統一規格が無いので距離L1がパチンコ台Bによって異なると、その距離L1が異なった場合には、それに合わせて、その都度、異なる長さをもつ分割ユニット300Bを製造しなければならないという不都合がある。
【0015】
こうした不都合を解消するために、合流部分を構成するブロックと、各合流部分の間の主搬送路Mの部分を構成するブロックとに分けて構成した図8〜図10のような構成(以下、第2従来技術という)が本願出願人の出願にもとづく特開平8−91615によって開示されている。
【0016】
図8〜図10の構成は、図6の構成と同様に、装置の中間部分の構成のみを示したものであり、図8〜図10において、図6の構成と異なる主な構成箇所は、前後の各副搬送路Sと主搬送路Mとの合流部分のみを、独立した1つのブロック状に一体に構成した合流搬送ユニット2とし、各合流搬送ユニット2の間の主搬送路Mに相当する部分を中継搬送ユニット4として構成することにより、構造が最も簡単な中継搬送ユニット4の部分の長さL3のみを変更するだけで、各副搬送路Sの間の距離L1の変化に対応し得るようにした箇所である。
【0017】
つまり、合流搬送ユニット2を各合流部分ごとに配置するとともに、図8の〔ニ−ニ断面〕のように、各合流搬送ユニット2をその両側に配置した各導入搬送部分Cの内側外壁部分に、適宜の取付用部材、例えば、上下に配置したZ字形の取付脚32とねじ32Aとにより固定しておくとともに、図9のように、各合流搬送ユニット2に対して、各中継搬送ユニット4を着脱可能な構造、例えば、中継搬送ユニット4を、合流搬送ユニット2から張り出して設けた受棚2a・2bで受け止めるとともに、ねじ2a1・2b1によって固定する組付構造にしたものである。なお、この組付の際に、合流搬送ユニット2に設けた駆動モータ26に連動する歯車29Dと、プーリ43Bの軸に設けた歯車46bとが噛み合うように組み付けられる。つまり、歯車29D・歯車46bは、合流搬送ユニット2と中継搬送ユニット4とを連動する連動機構4vを構成している。
【0018】
さらに、図8〜図10の具体的な細部の構成において、図6の具体的な細部の構成と異なる箇所は、図9・図8のように、第1には、導入搬送部分Cにおける副搬送路Sの部分と、中継搬送ユニット4における主搬送路Mの部分との搬送構造を、対向配置された同一速度で送行する2つの平ベルトの間に薄片100を挟み込んで搬送する機構(この発明において、対向ベルト搬送機構という)によって構成した箇所である。
【0019】
ここで、中継搬送ユニット4における対向ベルト搬送機構は、合流搬送ユニット4の底部に設けた駆動モータ26により適宜の歯車機構26Aを介して回転させられる仲介歯車29Dと連動する2つの歯車46a・46bの軸に設けた各駆動側プーリ43A・43Bに、対向して配置した2つの無端状の平ベルト45A・45B、つまり、無端状の平帯形状をしたベルトを掛けるとともに、この2つの平ベルト45A・45Bにより従動される従動側プーリ44A・44Bを次順の合流搬送ユニット2に近接した端部の位置に配置した構造にしてあり、2つの平ベルト45A・45Bが対向している部分は、薄片100が入り込む程度のごく僅かの隙間を設けるか、または、殆ど接触する状態にしたものである。
【0020】
また、導入搬送部分Cにおける対向ベルト搬送機構は、導入搬送部分Cの内部に設けた上記の球貸装置(装置全体は図示せず)の駆動モータ(図示せず)によって駆動される駆動側プーリC1a・C1bを、薄片100を入れ込むための薄片入口C1に近接した位置に配置し、この駆動用プーリC1a・C1bに、対向して配置した2つの無端状の平ベルトC3a・C3bを掛けるとともに、この2つの平ベルトC3a・C3bにより従動される従動側プーリC2a・C2bを薄片導出口C2に近接した位置に配置したものであり、中継搬送ユニット4における対向ベルト搬送機構と同様の搬送構造になっている。
【0021】
そして、導入搬送部分Cの対向ベルト搬送機構は、薄片入口C1に設けた案内板C1Aと、薄片100を送出するための薄片導出口C2の部分を残して、適宜の保護覆C3で囲んであり、また、中継搬送ユニット4の対向ベルト搬送機構は、合流搬送ユニット2から送り込まれる薄片100を受け入れる側の端部に設けた案内板59Aと、搬送した薄片100を次順の合流搬送ユニット2に渡す側の端部に設けた案内板59Bとの部分を残して、適宜の保護覆4Aで囲んである。なお、図9の着脱構造における組付の際には、案内板59Bを合流搬送ユニット2の案内板2Bの部分に入れ込ませるようにして組み付けるものである。
【0022】
さらに、合流搬送ユニット2の搬送構造は、副搬送路Sから送り込まれる薄片100を主搬送路Mに導くための湾曲状の経路を形成する2つの案内板23A1・23A2で構成した合流用の案内壁23Aを主搬送路Mに対して、その前側と後側とに対称状に配置し、また、主搬送路Mの一部に相当する直線状の経路を形成する2つの案内板23B1・23B2で構成した合流用の案内壁23Bの先端側、つまり、薄片100の送出側で各案内板23A2と一体に接続した案内壁23を設けるとともに、各案内板23A1の中間部分に設けた覗き窓穴の部分に、合流用の送りローラ25Aを設け、さらに、先順の中継搬送ユニット4、つまり、上流側の中継搬送ユニット4から送り込まれる薄片100を受け取る側の端部に、対向配置した2つのローラ24A・24Bを設けた構造にしてあり、2つのローラ24A・24Bが対向している部分は、薄片100が入り込む程度のごく僅かの隙間を設けるか、または、殆ど接触する状態にしたものである。
【0023】
そして、上記の合流搬送ユニット2の搬送構造は、ローラ24A・24Bへの薄片100の導入部分に設けた案内板2Bと、案内板23A1の先端側の薄片100の送出部分とを残して、適宜の保護覆2Aで囲んである。
【0024】
ところで、上記の第2従来技術の構成では、パチンコ台島装置500の幅Wが異なった場合、例えば、パチンコ台Bの背面側に設けたパチンコ台に付随する動作機構部分(図示せず)の奥行きが異なることによって幅Wが変わったり、または、パチンコ店の室内通路などの都合などによって幅Wが変わったりした場合には、導入搬送部分Cの搬送路の長さを変更して製造しなければならないという不都合が生ずることになる。
【0025】
こうした不都合を解消するために、各導入搬送部分Cと各合流搬送ユニット2ととの間に薄片100を案内して橋渡しをするための案内導管を別体にして設けるとともに、この案内導管から送り込まれる薄片100を合流搬送ユニット2側に積極的に取り込むための取込搬送部分を合流搬送ユニット2側に設けるようにした図11〜図16のような構成(以下、第3従来技術という)が本願出願人の出願による特願平7−202478によって開示してある。
【0026】
図11〜図16の構成は、図8〜図10の構成と同様に、搬送路の中間部分の構成のみを示したものであり、図11〜図16において、図6〜図10の構成と異なる主な構成箇所は、導入搬送部分Cにおける対向ベルト搬送機構の部分を予定される寸法のうちの最も短い寸法にして構成しておき、導入搬送部分Cと合流搬送ユニット2との間の副搬送路Sに相当する部分に、導入搬送部分Cから送出された薄片100を合流搬送ユニット2の導入口2C、つまり、薄片100を受け取る入口まで案内するための案内導管8を設けるとともに、合流搬送ユニット2の導入口2Cの部分に、対向配置した2つのローラ71A・71Bによって構成した取込搬送部分7を設けて主搬送路Mに対する合流を容易にした箇所である。
【0027】
なお、図11・図15の構成では、取込搬送部分7を合流搬送ユニット2と一体のもにして構成してあるが、図16のように、取込搬送部分7を別体にして構成したものを合流搬送ユニット2に適宜の固定具、例えば、ねじ止めによって取付固定する構成にもできるものである。
【0028】
以下、図11〜図16の構成における細部の構成箇所を説明する。図11・図16の構成では、取込搬送部分7における2つのローラ71A・71Bが直接的には対向しておらず、一方のローラ71Aには無端状の平ベルト72Aを掛けてあり、この平ベルト72Aと他方のローラ71Bとが対向するとともに、ローラ71Bの軸71bをばね73によって弾力的に押すことにより、ローラ71Bを平ベルト72Aの外面に押圧させた構成にしてある。
【0029】
こうした平ベルト72Aを介在させる構造にした理由は、図16のように、取込搬送部分7の搬送駆動を合流搬送ユニット2に設けた駆動モータ26によって駆動するための駆動機構を簡易な構造にするためである。つまり、駆動モータ26によって駆動される歯車機構のうちの歯車の1つにより回転する軸31aに固定した駆動側のプーリ31Aに平ベルト72Aを掛けて、ローラ71Aを平ベルト72Aによって従動するように構成することにより、駆動モータ26から遠い距離に配置したローラ71A・71Bまでを連動するための歯車機構を省略し得るようにしたものである。
【0030】
これに対して、図15の構成では、ローラ71Aとローラ71Bとを直接的に対向させておき、ローラ71Aの軸71aを駆動モータ26に連動する歯車機構によって駆動するように構成してある。なお、いずれの構成の場合も、ローラ71Bをばね73によって弾力的に押す構造にしているのは、後述の薄片100の混流防止動作の際に、薄片100の取込を取込搬送部分7でスリップさせて停止状態にするためである。
【0031】
合流搬送ユニット2と中継搬送ユニット4との着脱構造は、図12・図13・図16のように、各合流搬送ユニット2に設けた受棚2a・2bの部分を上向きコ字状に形成するとともに、コ字状の開口部分に中継搬送ユニット4の外側部分を合致させて嵌め込むように構成することにより、前後方向に対する移動を固定するとともに、中継搬送ユニット4の上面側から張り出した張出部分47Aに設けた掛止用の穴47を、合流搬送ユニット2の上面部分に設けた掛止用の突起30に乗せ掛けて入れ込んむように組付操作を行い、その逆の操作によって取り外し操作、つまり、分解操作を行い得るように構成してある。なお、薄片100を中継搬送ユニット4から合流搬送ユニット2に送り込む箇所の案内板59Bは、図16のように、上向きコ字状の案内板と下向きコ字状の案内板とを薄片100の上下端よりも少し広い間隔で配置してある。
【0032】
案内導管8は、図16のように、縦長四角形の管状体を主体にして構成し、弾性をもつ材質、例えば、合成樹脂材で形成したものであり、管内を薄片100を余裕をもって通すことができる大きさの縦長の細長四角形に形成するとともに、導入搬送部分Cに組み付ける側には、導入搬送部分Cの保護覆C3に押し込んで掛け止めするための掛止爪83と、上下の捩れを止めるための差込爪82とを設けたものであって、長さL5の異なるものを作ることにより、パチンコ台島装置500の幅Wの変化に対応し得るようにしてある。なお、案内導管8の取込搬送部分7に差し込む側は、ローラ71A・71Bに相当する部分を切り欠いて上下の部分81を残しておき、この上下の部分によって、案内導管8を取込搬送部分7に取付けるようにしてある。
【0033】
駆動モータ26によって駆動する歯車機構部分は、図13のように、各ローラ、各プーリなどの駆動の軸に設けた歯車を、それらの軸を所定の回転速度にするための中間歯車とを設けて構成したものであり、図中の符号の箇所が図11・図12・図15・図16に示す同一符号の箇所に対応するので、ここでは説明を省略する。なお、歯車機構によって駆動される各ローラ、各プーリなどの回転速度は、薄片100が合流搬送ユニット2と中継搬送ユニット4とにおける副搬送路Sと主搬送路Mとを同一速度で送行し得る速度に選定してあることは言うまでもない。そして、手動用つまみ27Cは、歯車29Dと歯車46bとの噛み合わせ位置を調整する場合、合流搬送ユニット2の内部に薄片100が何らかの理由で停滞して詰まったときに、それを取り出す操作を行う場合などに、歯車機構全体を手動で回転させるためのものである。
【0034】
中継搬送ユニット4の内部と保護覆4Aとの部分の具体的な構造は、図14のように、軸受を兼ねる上下のフレーム41の部分をアルミニウムなどの金属材で形成するとともに、保護覆4Aの前側と後側との部分を合成樹脂材で形成した覆用部材48を下端側を支点として開閉可能に構成することにより、内部の対向ベルト搬送機構42の部分を露呈し得るようにして、薄片100が何らかの理由で、対向ベルト搬送機構42の部分で停滞状態になった場合に、薄片100の取出操作を行える構成してある。
【0035】
そして、覆用部材48は、支点となる部分にヒンジ、例えば、その部分の肉厚を薄くして曲がり易くしたヒンジを形成しておき、下方の取付部分49を適宜の固定具、例えば、ねじ止めによってフレーム41に固定するとともに、上端部分に形成した掛止部分54によって上側のフレーム41に掛止可能にしたものであり、掛止部分54は、圧縮ばね52により押し出されるようにした球体53、例えば、金属球の頭部を、フレーム41の上面に設けた凹穴55に入れ込んで掛け止めを行うようなっている。
【0036】
さらに、覆用部材48には、搬送される薄片100の上下部分に相当する位置に突出部分56・57を設けることにより、薄片100の姿勢を直立させた状態で搬送し得るように構成するとともに、下側の突出部分57の一部を切り欠いた部分に、図16のように、薄片100の通過を検出するための検出器99、例えば、赤外光の反射によるセンサを配置してあり、この検出器99により検出した信号を、上記の球貸装置(装置全体は図示せず)の制御部(図示せず)に与え、導入搬送部分Cの内部に設けた駆動モータ(図示せず)を停止させて、導入搬送部分Cの対向ベルト搬送機構の搬送動作を停止することにより、主搬送路Mに複数の薄片100が混流して薄片100の搬送が詰まるような搬送事故を防止するための混流防止動作を行わせるように構成してある。
【0037】
また、上記の薄片100の取出操作を、管理者以外の者が行ない、盗難事故を起こすことを未然に防止するために、図16のように、下向きコ字状に形成した盗難防止用覆9の両側の垂直板部分94を、両側の覆用部材48を挟み押え込むようにして差し込んだ後に、掛爪92を鍵91により回転させてフレーム41の下側に入れ込むことによって、鍵91を用いない限り両側の覆用部材48を開くことが出来ないようにしてある。なお、中継搬送ユニット4の端部の上方に設けた張出部分98と、盗難防止用覆9に設けた張出部分95とは、それぞれ、中継搬送ユニット4を合流搬送ユニット2に組み付けた際に、合流搬送ユニット2の上面側に設けた掛爪35A・35Bを回転させて、各張出部分95・98を押えることにより、中継搬送ユニット4が上方へ離脱しないように固定するためのものである。
【0038】
そして、各構成部分の材質は、上記の箇所以外の各ローラと平ベルトの部分が合成樹脂材、例えば、ウレタンゴム材、各軸の部分がステンレス鋼材、各軸の軸受部分を兼ねるフレーム、その他の構成部分などは主としてアルミニウム材を主体として構成してある。
【0039】
上記の第1従来技術〜第3従来技術のような薄片搬送装置300において、上記の混流による事故を防止するための具体的な構成として、図17のような構成(以下、第4従来技術という)が特開平5−17041号・特開平5−17049号に開示されている。
【0040】
図17において、主搬送路Mと副搬送路Sとの合流部分は、上記の第2従来技術・第3従来技術のような独立した合流搬送ユニット2として構成せずに、上記の第1従来技術における図6の主搬送路Mの部分を、上記の第2従来技術・第3従来技術における対向ベルト搬送構成42に置き換えるとともに、対向ベルト搬送機構42を各副搬送路Sの中間部分で分割して、分割した箇所から上流側の対向ベルト搬送機構42を上流側の分割中継搬送ユニット4yに付属させ、また、分割した箇所から下流側の対向ベルト搬送機構42を下流側の分割中継搬送ユニット4yに付属させて送構成してある。
【0041】
そして、前列側の副搬送路Sと後列側の副搬送路Sと分割中継搬送ユニット4yとの部分を1つの制御ブロック10として構成してあり、通過検出器D1・D2の検出信号にもとづいて、副制御部10Aにより、制御ブロック10における各対向ベルト搬送機構42・42Bの動作を制御するとともに、各副制御部10Aを主制御部10Bによって統括的に制御している。なお、収納箱110は、両替機120の内部の収納箱になっている。
【0042】
主搬送路Mの対向ベルト搬送機構42に配置した通過検出器D1と、副搬送路SのベルトC3a・C3bによる対向ベルト搬送機構42Bに配置した通過検出器D2とは、図16における検出器99と同様の検出器であって、それぞれ、薄片100が入れ込まれたことと、薄片100が通過したこととを検出できるようにしてある。なお、通過検出器D1・D2は、反射型のほか、投光素子と受光素子とを対向させた間に薄片100を通過させて検出する投光遮断型の検出器、いわゆるホトインターラプタを使用しても同様に検出し得ることは言うまでもない。
【0043】
つまり、通過検出器D1の箇所に薄片100が無いときの通過検出器D1の出力状態から、通過検出器D1の箇所に薄片100が位置付けられたときに得られる通過検出器D1の出力状態に変化したことによって、薄片100が入れ込まれたことを検出することができ、次いで、下流側の次順の通過検出器D1の箇所に薄片100が無いときの通過検出器D1の出力状態が得られ、さらに、その下流側の通過検出器D1によって、上記と同様の検出が得られたよって、薄片100が上流側の通過検出器D1から次順の下流側の通過検出器D1の間を通過したことを検出することができる。
【0044】
また、上流側の通過検出器D1からの通過検出が得られた後に、所定時間T1が経過した後にも、次順の下流側の通過検出器D1からの通過検出が得られないときは、上記の混流などによる搬送事故が生じているものとして判別することができる。なお、所定時間T1は、例えば、対向ベルト搬送機構42が定常の速度で走行しているときに、薄片100が上流側の通過検出器D1の位置から次順の下流側の通過検出器D1の位置まで搬送される時間に若干の許容時間を加算した時間に設定してある。
【0045】
そして、通過検出器D2の場合には、通過検出器D2の箇所に薄片100が無いときの通過検出器D2の出力状態から、通過検出器D2の箇所に薄片100が位置付けられたときに得られる通過検出器D2の出力状態に変化したことによって、薄片100が入れ込まれたことを検出することができ、次いで、通過検出器D2の箇所に薄片100が無いときの通過検出器D2の出力状態が得られ得られたよって、薄片100が通過検出器D2から主搬送路Mに入れ込まれたことを検出することができる。
【0046】
なお、この副搬送路Sにおける通過検出の場合には、副搬送路Sに設けた薄片100の良否、例えば、正規の紙幣、すなわち、良品の紙幣か、または、偽の紙幣、すなわち、不良品の紙幣かを判別する判別部分が設けられており、薄片100が不良品のときは、対向ベルト搬送機構42Bを逆転して、薄片100を戻し出す動作が行われるが、この戻し出しを行った場合には、その戻し出しを行う信号によって、上記の通過検出が無かったものとして判別することができる。
【0047】
さらに、通過検出器D2の通過検出が得られた後に、所定時間T2が経過した後にも、次順の下流側の通過検出器D1からの通過検出が得られないときは、副搬送路Sでの搬送事故を含む上記の混流などによる搬送事故が生じているものとして判別することができる。なお、所定時間T2は、例えば、各対向ベルト搬送機構42・42Bが定常の速度で走行しているときに、薄片100が通過検出器D2の位置から次順の下流側の通過検出器D1の位置まで搬送される時間に若干の許容時間を加算した時間に設定してある。
【0048】
副搬送路Sの対向ベルト機構42Bは、導入搬送部分C、例えば、台間球貸装置に設けた駆動モータ26xによって駆動し、また、分割中継搬送ユニット4yの2つの対向ベルト搬送機構42は、分割中継搬送ユニット4yに設けた駆動モータ26によって駆動し、各駆動モータ26・26xの運転・停止の制御を、主制御部10Bからの指令にもとづいて、副制御部10Aが行うように構成してある。
【0049】
そして、上流側の制御ブロック10における通過検出器D1からの通過検出があり、その検出情報が副制御部10Aから主制御部10Bに与えられると、主制御部10Bから、次順の下流側の制御ブロック10の副制御部10Aに対して、その制御ブロック10の駆動モータ26を、薄片100がその制御ブロック10の主搬送路Mを通過する時間に若干の時間を加算した時間だけ運転する。つまり、その時間だけ運転するのであるから、その後は停止していることになる。
【0050】
また、自己の制御ブロック10における通過検出器D2からの通過検出がその制御ブロック10の副制御部10Aに与えられると、副制御部10Aは自己の制御ブロック10の駆動モータ26を、薄片100がその制御ブロック10の下流側の主搬送路Mを通過する時間に若干の時間を加算した時間だけ運転する。なお、上記の通過検出と運転とは、複数の薄片100が分割搬送ユニット4yの中を上記の混流を起こさずに通過しているときは、その複数の薄片100が通過する時間だけ駆動モータ26を運転するようにしている。
【0051】
さらに、主制御部10Bは、通過検出が得られず搬送事故が生じている制御ブロック10があったときは、その制御ブロック10から上流側の全ての制御ブロック10における駆動モータ26・26xの運転を停止させ、または、禁止させるとともに、搬送事故が生じている制御ブロック10よりも下流側の全ての制御ブロック10においては、定常の制御によって、駆動モータ26・26xの運転と停止とを制御するようにしている。
【0052】
上記の搬送事故が生じた場合には、対向ベルト搬送機構42の覆部分、例えば、図14・図16における覆用部材48を開いて、詰まった薄片100を取り除く作業を行うが、覆用部材48が開いていることを検出する検出器(図示せず)、例えば、マイクロスイッチによる検出器を設けるとともに、その検出出力にもとづいて、主制御部10Bがその覆用部材48を開いている制御ブロック10よりも上流側の全ての対向ベルト搬送機構42・42Bの運転を停止、または、禁止するよに制御している。
【0053】
副制御部10A・主制御部10Bは、マイクロコンピュータなどの電子計算機による制御処理器(以下、CPUという)(図示せず)を主体にして制御処理を行う制御部であって、各CPU間の通信によって所要の情報信号を相互に送受することにより目的とする制御処理を行うように構成してある。
【0054】
こうしたCPU間の通信において、通信の「あて先」・「送信元」を表す識別符号、すなわち、通信アドレスを各制御部に付属するメモリに記憶しておくとともに、1つの通信線に複数の通信信号が重なって送信されないように、すなわち、通信衝突を起こさないようにするために、通信線上の信号を検出するとともに、通信線上に他の通信信号があるときには、所定の時間だけ待った後に、送信するようにした通信構成(以下、第5従来技術という)が本願出願人の出願にもとづく特開平2−108399号などに開示されている。
【0055】
なお、通過検出器D2を対向ベルト搬送機構42Bよりも外側、すなわち、薄片入口C1の付近に配置することによって、薄片入口C1に薄片100が入れ込まれたことを通過検出器D2で検出した検出出力にもとづいて、副制御部10Aが駆動モータ26xを運転するように制御することにより、駆動モータ26xを所要時だけのみ運転するようにした構成も周知である。
【0056】
そして、上記の第1従来技術〜第4従来技術の構成は、搬送する薄片100を、紙幣以外の薄片、例えば、伝票・カードなどのような薄片の搬送にも使用できるものであることは言うまでもない。また、上記の第1従来技術・第4従来技術における合流搬送部分と、第2従来技術・第3従来技術における合流搬送ユニット2の部分は、いずれも、主搬送路の一部を構成しているものであることは言うまでもない。
【0057】
さらに、上記の第4従来技術のような主搬送路Mを複数に分割した主搬送部分、例えば、中継搬送ユニット4の対向ベルト搬送機構42における搬送と、副搬送路Sの搬送部分、例えば、副搬送路Sの対向ベルト搬送機構42Bとにおける搬送とをにおいて、前列側の副搬送路Sの搬送部分と後列側の副搬送路Sの搬送部分とが同時に薄片100を主搬送路Mに入れ込んで上記の搬送事故を招かないようにするために、副搬送路Sの搬送部分からの入れ込みとその入れ込みもとづく主搬送部分の搬送動作の制御を、前列側の副搬送路Sと後列側の副搬送路Sとのいずれが先に行うかという順序を予め決めておき、また、その順序を副制御部10Aまたは主制御部10Bのメモリに記憶して制御する構成(以下、第6従来技術という)が上記の特開平5−17041号・特開平5−17049号と、本願出願人の出願にもとづく特開平8−66554号とに開示されている。なお、上記の順序を優先権とも言っているが、常に優先されるのではなく、優先される順位が順次に繰り下げられる順次優先を行う構成であるが、必要に応じて、特定の制御に関してのみ、常に優先される常時優先の構成にすることもできる。
【0058】
【発明が解決しようとする課題】
上記の第4従来技術の構成では、制御ブロック10ごとに駆動モータ26を設けているので、駆動モータの配置数が多くなり、必然的に、装置が高価なものにならざるを得ず、また、保守作業も複雑にるという不都合がある。
【0059】
さらに、複数の副制御部10Aを主制御部10Bで統括制御する構成になっているため、制御構成が複雑であり、必然的に、装置が高価なものにならざるを得ず、また、保守作業も複雑にるという不都合がある。
このため、こうした不都合のない薄片搬送装置ならびにその利用装置、例えば、パチンコ台島装置の提供が望まれているという課題がある。
【0060】
【課題を解決するための手段】
この発明は、副搬送路から送り込まれる薄片が導入される合流搬送ユニットと、前記薄片を搬送するように第1の連動機構によって前記合流搬送ユニットと連動関係に連接された中継搬送ユニットの組み合わせが順次連接されるように、前段の中継搬送ユニットの薄片を次段の合流搬送ユニットに搬送するように第2の連動機構によって前段の中継搬送ユニットと次段の合流搬送ユニットが連動関係に連設される関係でもって複数の合流搬送ユニットと複数の中継搬送ユニットが連設されて分割主搬送部分が構成され、この分割主搬送部分の複数が順次連設されて1連の主搬送路を構成し、前記分割主搬送部分ごとにその中の前記合流搬送ユニットの1つに当該分割主搬送部分のみを駆動するよう1つの駆動モータが設けられ、前記副搬送路ごとに設けた制御部を通信で相互に連結して制御する通信連結制御手段と、各前記副搬送路における前記薄片の通過を検出する通過検出器と、各前記分割主搬送部分における前記薄片の通過を検出する通過検出器を備え、各前記通過検出器の検出にて得られる検出出力と前記通信とにもとづいて前記薄片が入れ込まれる前記分割主搬送部分を前記制御部が判別する判別手段と、前記判別にもとづいて前記分割主搬送部分ごとに、前記薄片が入れ込まれる前記分割主搬送部分の前記駆動モータのみを、前記薄片が前記分割主搬送部分を通過する間だけ運転する制御を前記制御部が行う運転制御手を具備する第1の構成と、
【0061】
この第1の構成による薄片搬送装置をパチンコ台島装置に設ける第2の構成と、この第2の構成において、上記の副搬送路を台間球貸装置に配置した対向ベルト搬送機構とし、上記の分割主搬送部分を前列側のパチンコ台列と後列側のパチンコ台列との間に配置した対向ベルト搬送機構とし、上記の制御部分を上記の台間球貸装置に配置した制御部分とする第3の構成とにより上記の課題を解決したものである。
【0062】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態として、この発明を上記の第2従来技術の構成に適用した実施例を説明する。
【0063】
【実施例】
以下、図1〜図4・図9・図10・図17により実施例を説明する。図1〜図4において、図5〜図17の符号と同一の符号で示した箇所は、図5〜図17によって説明した同一符号の部分と同一の機能をもつ部分である。また、図1〜図4に同一符号で示した部は、図1〜図4のいずれかにおいて説明する同一符号の部分と同一の機能をもつ部分である。
【0064】
図1の構成が、上記の第2従来技術における図8の構成と異なる箇所は、第1には、中継搬送ユニット4と次順の合流搬送ユニット2との間に連動機構4wを設けて連動することにより複数の合流搬送ユニット2と複数の中継搬送ユニット4とを連動させた分割主搬送部分4zとして構成するとともに、各分割主搬送部分4zごとに、1つの駆動モータ26によって分割主搬送部分4zの搬送を駆動するようにした箇所である。つまり、主搬送路Mを複数に分割した部分が分割主搬送部分4zになっており、分割主搬送部分4zをさらに分割した複数、例えば、2つの細分主搬送部分が2つの合流搬送ユニット2・中継搬送ユニット4になっている。
【0065】
第2には、導入搬送部分Cの副搬送路Sと中継搬送ユニット4とに、第4従来技術における図17の構成と同様に、通過検出器D1と通過検出器D2とを設けた箇所である。なお、通過検出器D1・D2を、それぞれ、導入搬送部分Cと中継搬送ユニット4の外側に画いてあるが、実際には、図17の場合と同様に、薄片100が通過する部分に設けいるものである。
【0066】
第3には、各導入搬送部分Cごとに、すなわち、副搬送路Sごとに、つまり、パチンコ台島装置500の場合には、台間球貸装置ごとに、制御部10Cを設けるとともに、各制御部10Cを1つの通信線(図示せず)によって接続することにより、各制御部10Cを通信で相互に連結した箇所である。
【0067】
第4には、各制御部10Cに後記の制御処理フローのプログラムによる制御処理を行わせることにより、上記の通過検出器D1・D2により得られる検出出力と、上記の通信とにもとづいて薄片100が入れ込まれる分割主搬送部分4zを判別して、その分割搬送部分4zの駆動モータ26を、薄片100がその分割主搬送部分4zを通過する間だけ運転する制御を行うようにした箇所である。
【0068】
そして概括的には、第1には、副搬送路Sから入れ込んだ薄片100を1連の主搬送路Mに合流させて搬送する薄片搬送装置300において、
上記の主搬送路Mを複数に分割した分割主搬送部分4zをさらに分割した複数、例えば、2つの細分主搬送部分、例えば、複数の合流搬送ユニット2・中継搬送ユニット4を、例えば、連動機構4v・4wにより連動して1つの駆動モータ26で駆動することにより上記の分割主搬送部分4zごとに上記の搬送を行う分割搬送駆動手段と、
【0069】
上記の副搬送路Sごとに、例えば、パチンコ台島装置500の場合には、台間球貸装置ごとに設けた制御部10Cを通信で相互に連結して制御する通信連結制御手段と、
【0070】
各上記の副搬送路Sにおける上記の薄片100の通過と、各上記の分割主搬送路4zにおける上記の薄片100の通過とを、例えば、通過検出器D1・D2により、検出して得られる検出出力と、上記の通信とにもとづいて上記の薄片100が入れ込まれる上記の分割主搬送部分4zを上記の制御部10Cが判別する判別手段と、
【0071】
上記の判別にもとづいて上記の分割主搬送部分4zごとに、上記の薄片100が入れ込まれる上記の分割主搬送部分4zの上記の駆動モータ26のみを、上記の薄片100が上記の分割主搬送部分4zを通過する間だけ運転する制御を上記の制御部10Cが行う運転制御手段と
を設けた上記の第1の構成を構成しているものである。
【0072】
また、第2には、この第1の構成による薄片搬送装置300をパチンコ台島装置に設けた上記の第2の構成を構成しているものであり、
さらに、第3には、この第2の構成のパチンコ台島装置500において、上記の副搬送路Sを台間球貸装置に配置した対向ベルト搬送機構42Bとし、上記の分割主搬送部分4zを前列側のパチンコ台列と後列側のパチンコ台列との間に配置した対向ベルト搬送機構42とし、上記の制御部分10Cを上記の台間球貸装置に配置した制御部分10Cとする上記の第3の構成とを構成しているものである。
【0073】
つまり、具体的には、図1の連動機構4wは、例えば、図2のように、図9・図10の中継搬送ユニット4におけるプーリ44Bの軸44B1に設けたプーリ4w1と、歯車機構26Aと噛み合って連動する歯車26Cの軸4w7に設けたプーリ4w2との間に、ベルト4w3を掛け渡すことにより、中継搬送ユニット4と合流搬送ユニット2との搬送動作を連動させるように構成したものである。
【0074】
また、分割主搬送部分4zは、連動機構4wによって、複数の細分主搬送部分、例えば、2つの合流搬送ユニット2と中継搬送ユニット4とを連動しているため、そのうちの1つの合流搬送ユニット分割駆動モータ26を設けるだけで、分割主搬送部分4zにおける搬送を駆動することができるので、従動側の合流搬送ユニット2、例えば、図2の左側の合流搬送ユニット2は駆動モータ26を除去して構成してある。
【0075】
各制御部10Cは、例えば、図3のようにCPU12を主体とする制御部であって、各検出部分、例えば、通過検出器D1・D2などから検出信号と、所要の動作条件などを入力するための設定操作部17からの設定操作信号とを、入出力ポート11に与えて、これらの信号によるデータを作業用メモリ13に記憶する。
【0076】
そして、作業用メモリ13に記憶したデータと、データ用メモリ15に予め記憶した制御処理に必要なデータと、時計回路16から得られる時間的なデータとを、処理用メモリ14に予め記憶した制御処理フローのプログラムによって処理し、その処理によって得られた各制御信号を、入出力ポート11から所要の制御部分、例えば、駆動モータ26の運転を制御する制御部分などに与えるように構成してある。
【0077】
また、各制御部分の制御状態や、制御部10Cでの処理状態などのうちの所要のものを表示部18に表示している。なお、作業用メモリ13はRAM、また、処理用メモリ14・データ用メモリ15はROMで構成してあるが、処理用メモリ14・データ用メモリ15を1つのROMによって構成してもよい。
【0078】
各制御部10Cは、通信端子19を介して通信線400により相互に接続してあり、例えば、データ用メモリ15に記憶した通信用識別符号、すなわち、通信アドレスによって、相互に相手方の制御部10Cを識別するなどにより、上記の第5従来技術で述べた通信構成をもって、相互に通信を行いながら制御処理を行う構成になっている。
【0079】
通信用端子19は、通信線400が共通の1つの通信路の場合にはRS232C仕様による通信用IC、また、通信線400が個別線路の場合にはRS485仕様による通信用ICを設けて構成したものである。
【0080】
そして、処理用メモリ14には、図4の制御処理フローによるプログラムを記憶し、また、データ用メモリ15には、薄片100が分割主搬送部分4zの始端から末端まで間を通過するのに要する時間に若干の時間を加算した時間T1のデータと、上記の通信用識別符号を記憶しておくことにより、上記の制御処理を行い得るように構成してある。
【0081】
なお、図1の構成では、管理室などに設けた薄片搬送装置300の動作状況を監視するための監視装置450、例えば、パチンコ台島装置500の場合には、店内の各パチンコ台島装置の稼働状況を監視するための監視装置450に設けた制御部451を各制御部10Cの通信線400に接続して、上記の搬送事故の発生を警報表示するようにした構成をも設けてある。
【0082】
制御部451は、図3の制御部10Cと同様の構成になっており、表示部18に上記の警報表示を行わせるほか、必要に応じて、外部に設けた通信機を制御する制御信号を出力して、赤外線または電波による通信によって、店内を巡回している監視作業員に上記の搬送事故の発生を報知できるようにしてある。
【0083】
また、図4の制御処理フローは、導入搬送部分Cにおける薄片100の良否を判定するなどの制御処理を行うメイン制御処理ルーチン、例えば、導入搬送部分Cがパチンコ台島装置500の台間球貸装置の場合には、例えば、紙幣100の良否の判定、貸付ける遊技球の送出、つり銭の払出などを行うメイン制御処理ルーチンのサブルーチンとして構成したものであり、例えば、0.5秒ごとに図4の制御処理フローに移行してくるようにしたものである。以下、図4の制御処理フローを説明する。
【0084】
〔制御処理フローの説明〕
ステップSP1では、設定操作部17からの操作入力による信号のデータと、他の制御部10Cからの通信による指令信号のデータとを取り込んで、次のステップSP2に移行する。
【0085】
ステップSP2では、前回以前の制御処理において、ステップSP14の「運転禁止処理」が行われて運転禁止中の状態になっているか否かを判別する。運転禁止中であるときはステップSP11に移行し、そうでないときは次のステップSP3に移行する。ここでの判別は、ステップSP14の「運転禁止処理」の際のフラグが作業用メモリ13に記憶されているか否かによって判別する。
【0086】
ステップSP3では、駆動モータ26の運転を禁止する行う必要がある旨の指令、すなわち、運転禁止指令であるか否かを判別する。運転禁止指令であるときはステップSP14に移行し、そうでないときは次のステップSP4に移行する。
【0087】
ステップSP4では、駆動モータ26の運転を行う必要がある旨の指令、すなわち、運転指令であるか否かを判別する。運転指令であるときは次のステップSP5に移行し、そうでないときはステップSP16に移行する。
【0088】
ステップSP5では、駆動モータ26を運転するための制御信号を駆動モータ26の駆動回路に与えて所定の時間T1だけ駆動モータ26を運転して、駆動モータ26を停止した後に、次のステップSP6に移行する。ここでの時間T1の経過は、時計回路16のタイマーが時間T1を経過したか否かによって判別する。
【0089】
ステップSP6では、自己の制御部10Cが設けられている副搬送路Sから薄片100を入れ込む分割主搬送部分4z(この発明において、自己の制御部に属する分割主搬送部分という)の通過検出器D1と、自己の制御部10Cが属する分割主搬送部分4zに接続されている全ての副搬送路Sの通過検出器D2の検出出力のデータを取り込んで次のステップSP7に移行する。
【0090】
ステップSP7では、薄片100が自己の制御部10Cに属する分割主搬送部分4zを通過した否かを判別する。通過と判別されたときは次のステップSP8に移行し、そうでないときはステップSP14に移行する。
【0091】
ここでの判別は、ステップSP4での運転指令が上流側の分割主搬送部分4zに属する制御部10Cからの運転指令であるときは、自己の制御部10Cが属する分割主搬送部分4zにおいて、上流側の通過検出器D1から通過出力のデータが得られた後に下流側の通過検出器D1からの通過出力のデータが得られときは通過として判別する。
【0092】
また、自己の制御部10Cが属する分割主搬送部分4zに属する他の制御部10Cからの運転指令であるときは、当該指令の通信を行った制御部10Cに属する副搬送路Sの通過検出器D2からの通過出力のデータが得られた後に自己の制御部10Cが属する分割主搬送部分4zの下流側の通過検出器D1からの通過出力のデータが得られたときは通過として判別する。
【0093】
ステップSP8では、自己の制御部10Cが属する分割主搬送部分4zよりも下流側の分割主搬送部分4zに属する制御部10Cに、当該分割主搬送部分4zの駆動モータ26を運転する旨の運転指令を連絡する通信を行った後に、メイン制御処理ルーチンの所定のステップ箇所に移行する。
【0094】
ステップSP11では、運転禁止を解除する禁止解除のデータであるか否かを判別する。禁止解除であるときは次のステップSP12に移行し、そうでないときはメイン制御処理ルーチンの所定のステップ箇所に移行する。
【0095】
ステップSP12では、禁止解除処理を行った後に次のステップSP13に移行する。ここでの禁止解除処理は、作業用メモリ13の記憶されている運転禁止のフラグを消去することによって、表示部18に表示されている搬送事故の警報表示を消去する。なお、パチンコ台島装置500の場合には、例えば、台間球貸装置に設けた警報灯の点灯を消去する。
【0096】
ステップSP13では、自己の制御部10Cが属する分割主搬送部分4zに属する他の制御部10Cと、当該分割主搬送部分4zよりも上流側の全ての分割主搬送部分4zに属する全ての制御部10Cと、監視装置450の制御部451とに運転禁止を解除する旨の禁止解除指令を連絡する通信を行った後に、ステップSP4に移行する。監視装置450の制御部451は、この通信によって当該分割主搬送部分4zにおける搬送事故の警報表示を解除する。
【0097】
ステップSP14では、運転禁止処理を行った後に、次のステップSP15に移行する。ここでの運転禁止処理は、自己の制御部10Cが属する分割主搬送部分4zの駆動モータ26が運転中であるときはその運転を停止し、また、運転禁止を表すフラグを作業用メモリ13に記憶することによって、表示部18に搬送事故の警報表示を行う。なお、パチンコ台島装置500の場合には、例えば、台間球貸装置に設けた警報灯を点灯する。
【0098】
ステップSP15では、自己の制御部10Cが属する分割主搬送部分4zに属する他の制御部10Cと、当該分割主搬送部分4zよりも上流側の全ての分割主搬送部分4zに属する全ての制御部10Cと、監視装置450の制御部451とに運転禁止を行う旨の運転禁止指令を連絡する通信を行った後に、メイン制御処理ルーチンの所定のステップ箇所に移行する。監視装置450の制御部451は、この通信によって当該分割搬送部分4zに搬送事故が生じた旨の警報表示を行う。
【0099】
ステップSP16では、自己の制御部10Cが属する副搬送路Sの通過検出器D2からの検出出力のデータを取り込んで次のステップSP17に移行する。
ステップSP17では、通過出力のデータ であるか否かを判別する。通過出力のデータであるときはステップSP5に移行し、そうでないときはメイン制御処理ルーチンの所定のステップ箇所に移行する。
なお、上記の制御処理を、必要に応じて、上記の第6従来技術の構成における優先順位を設けた制御処理を行うように構成し得ることは言うまでもない。
【0100】
〔変形実施〕
この発明は次のように変形して実施することを含むものである。
(1)分割主搬送部分4zに設ける駆動モータ26を、下流側の合流搬送ユニット2の部分に設けて構成する。
【0101】
(2)制御処理フローのステップSP7における通過を判別する際に用いる時間のデータを、自己の制御部10Cが属する分割主搬送部分4zにおける上流側の副搬送路Sまたは下流側の副搬送路Sから入れ込まれた薄片100をその副搬送路Sの通過検出器D2で通過検出した場合には、薄片100が当該副搬送路Sの始端からその下流側の中継搬送ユニット4の末端まで通過するのに要する時間に若干の時間を加算した時間のデータによって判別するように変更して構成する。
【0102】
(3)図6・図7の第1従来技術における薄片搬送装置300とパチンコ台島装置500との構成に適用して構成する。
(4)図11〜図16の第3従来技術における薄片搬送装置300とパチンコ台島装置500との構成に適用して構成する。
【0103】
(5)図17の第4従来技術における薄片搬送装置300とパチンコ台島装置500との構成に適用して構成する。この構成において、連動機構4wを、上流側の分割中継搬送ユニット4yの下流側に配置した対向ベルト搬送機構42における下流側のプーリと、このプーリに隣接して配置された下流側の分割中継搬送ユニット4yの対向ベルト搬送機構42のプーリとの間に設けて構成する。
【0104】
(6)通過検出器D1の検出出力にもとづく薄片100の通過の判別を、各分割主搬送部分4zごとに、その分割主搬送部分4zに属する複数の制御部10Cの全てが共通して通過検出の判別を行った結果を相互に通信し合い、その全ての通過検出の判別が一致したときに、正規の通過検出のデータとするように構成する。また、ステップSP8の運転指令連絡とステップSP15の運転禁止の通信連絡を上記の複数の制御部10Cの全てが共通して行い、その通信連絡のいずれか1つが受信されたときはその通信連絡にもとづく処理を行うように構成する。この構成によれば、通信連絡にもとづく処理を確実化することができる。
【0105】
(7)通過検出器D1の検出出力にもとづく薄片100の通過の判別を、分割主搬送部分4zに属する複数の制御部10Cのうちの特定の1つの制御部10Cのみが通過検出の判別を行った結果を他の制御部10Cに通信するように構成する。また、ステップSP8の運転指令連絡とステップSP15の運転禁止の通信連絡を上記の特定の1つの制御部10Cが行ように構成する。この構成によれば、通信連絡の構成を簡略化することができる。
【0106】
(8)副搬送路Sを前列側または後列側のみに設けた薄片搬送装置300に適用して構成する。また、パチンコ台島装置では、パチンコ台Bと台間球貸装置とを前列側または後列側のみに適用して構成する。
【0107】
【発明の効果】
この発明によれば、以上のように、副搬送路毎に設けられる合流搬送ユニットの複数と、複数の中継搬送ユニットが連設されて分割主搬送部分が構成され、この分割主搬送部分の複数が順次連設されて1連の主搬送路を構成し、前記分割主搬送部分ごとにその中の前記合流搬送ユニットの1つに当該分割主搬送部分のみを駆動するよう1つの駆動モータが設けられた構成であるとともに、副搬送路ごとに設けた制御部を通信で相互に連結して制御しているので、駆動モータの配置数が少なく、制御構成が簡単なため、簡便安価で保守が容易であり、また、薄片が入れ込まれる分割搬送部分の駆動モータのみを、薄片が通過する間だけ運転しているので、運転に要する消費電力を低減できる合理的な薄片搬送装置とその利用装置、例えば、パチンコ台島装置を提供することができるなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
図面中、図1〜図4はこの発明の実施例を、また、図5〜図17は従来技術を示し、各図の内容は次のとおりである。
【図1】要部構成横断面図
【図2】要部構成正面図
【図3】要部ブロック構成図
【図4】要部制御処理フロー図
【図5】全体構成側面・横断面図
【図6】要部構成横断面図
【図7】要部構成横断面図
【図8】要部構成横断面・縦断面図
【図9】要部構成正面図
【図10】全体構成横断面図
【図11】要部構成横断面図
【図12】要部構成正面図
【図13】要部構成斜視図
【図14】要部構成横断面図
【図15】要部構成横断面図
【図16】要部構成分解斜視図
【図17】要部構成横断面図
【符号の説明】
2 合流搬送ユニット
2A 保護覆
2B 案内板
2a 受棚
2a1 ねじ
2b 受棚
2b1 ねじ
2x 合流搬送部分
4 中継搬送ユニット
4A 保護覆
4v 連動機構
4w 連動機構
4w1 プーリ
4w2 プーリ
4w3 ベルト
4w7 軸
4y 分割中継搬送ユニット
4z 分割主搬送部分
7 取込搬送部分
8 案内導管
9 盗難防止用覆
10 制御ブロック
10A 副制御部
10B 主制御部
10C 制御部
23 案内壁
23A 案内壁
23A1 案内板
23A2 案内板
23B 案内壁
23B1 案内板
23B2 案内板
23X 案内壁
23X1 案内板
23X2 案内板
23Y 案内壁
23Y1 案内板
23Y2 案内板
24A ローラ
24B ローラ
25A ローラ
25X1 ローラ
25X2 ローラ
25X3 ローラ
25X4 ローラ
26 駆動モータ
26A 歯車機構
26B 歯車機構
26C 歯車
26a 歯車
26x 駆動モータ
27 歯車
27A 歯車
27B 歯車
27C 手動用つまみ
28A 歯車
29 歯車
29A 歯車
29B 歯車
29C 歯車
29D 歯車
30 突起
31A プーリ
31a 軸
32 取付脚
32A ねじ
41 フレーム
42 対向ベルト搬送機構
42B 対向ベルト搬送機構
43A プーリ
43B プーリ
44B プーリ
44B1 軸
44a プーリ
44b プーリ
45A 平ベルト
45B 平ベルト
45X 丸ベルト
46 歯車
46a 歯車
46b 歯車
47 穴
47A 張出部分
48 覆用部材
49 取付部分
53 球
54 掛止部分
55 凹穴
56 突出部分
57 突出部分
59A 案内板
59B 案内板
71A ローラ
71B ローラ
71a 軸
71b 軸
72A 平ベルト
73 ばね
81 上下部分
82 差込爪
83 掛止爪
91 鍵
92 掛爪
94 垂直板部分
95 張出部分
98 張出部分
99 検出器
100 薄片
110 収納箱
200 搬送路
500 パチンコ台島装置
B パチンコ台
B1 パチンコ台列
B2 パチンコ台列
C 導入搬送部
C1 紙幣入口
C1a プーリ
C1b プーリ
C2 紙幣導出口
C2a プーリ
C2b プーリ
C3 保護覆
C3a 平ベルト
C3b 平ベルト
L1 間隔
L2 長さ
L3 長さ
L5 長さ
M 主搬送路
S 副搬送路
W 幅

Claims (3)

  1. 副搬送路から送り込まれる薄片が導入される合流搬送ユニットと、前記薄片を搬送するように第1の連動機構によって前記合流搬送ユニットと連動関係に連接された中継搬送ユニットの組み合わせが順次連接されるように、前段の中継搬送ユニットの薄片を次段の合流搬送ユニットに搬送するように第2の連動機構によって前段の中継搬送ユニットと次段の合流搬送ユニットが連動関係に連設される関係でもって複数の合流搬送ユニットと複数の中継搬送ユニットが連設されて分割主搬送部分が構成され、この分割主搬送部分の複数が順次連設されて1連の主搬送路を構成し、前記分割主搬送部分ごとにその中の前記合流搬送ユニットの1つに当該分割主搬送部分のみを駆動するよう1つの駆動モータが設けられ、前記副搬送路ごとに設けた制御部を通信で相互に連結して制御する通信連結制御手段と、各前記副搬送路における前記薄片の通過を検出する通過検出器と、各前記分割主搬送部分における前記薄片の通過を検出する通過検出器を備え、各前記通過検出器の検出にて得られる検出出力と前記通信とにもとづいて前記薄片が入れ込まれる前記分割主搬送部分を前記制御部が判別する判別手段と、前記判別にもとづいて前記分割主搬送部分ごとに、前記薄片が入れ込まれる前記分割主搬送部分の前記駆動モータのみを、前記薄片が前記分割主搬送部分を通過する間だけ運転する制御を前記制御部が行う運転制御手を具備することを特徴とする薄片搬送装置。
  2. 請求項1の薄片搬送装置を具備することを特徴とするパチンコ台島装置。
  3. 前記副搬送路を台間球貸装置に配置した対向ベルト搬送機構とし、前記分割主搬送部分を前列側のパチンコ台列と後列側のパチンコ台列との間に配置した対向ベルト搬送機構とし、前記制御部分を前記台間球貸装置に配置した制御部分とした請求項2のパチンコ台島装置
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