JPH11278704A - 薄片搬送装置ならびにその利用装置 - Google Patents

薄片搬送装置ならびにその利用装置

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JPH11278704A
JPH11278704A JP8221698A JP8221698A JPH11278704A JP H11278704 A JPH11278704 A JP H11278704A JP 8221698 A JP8221698 A JP 8221698A JP 8221698 A JP8221698 A JP 8221698A JP H11278704 A JPH11278704 A JP H11278704A
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Masazumi Kato
雅純 加藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 副搬送路から入れ込んだ紙幣・伝票・カード
などの薄片を主搬送路にそって搬送する主搬送路部分の
駆動構成と通信による制御構成とを簡便安価な構成にし
た薄片搬送装置ならびにその利用装置を提供する。 【解決手段】 複数の細分主搬送部分2・4を連動機構
4v・4wで連動させた分割主搬送部分4zごとに駆動
モータ26を設けることにより駆動モータ26の配置数
を低減する。各副搬送路ごとに設けた制御部10Cを通
信で相互に連結して制御する。通過検出器D1・D2で
薄片100の通過を検出した検出出力と通信とにもとづ
いて薄片100が入れ込まれる分割主搬送部分4zを制
御部10cが判別して薄片100が入れ込まれる分割主
搬送部分4zの駆動モータ26のみを薄片100が通過
する間だけ運転することにより制御部10Cの統括制御
部分を削除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の入口から
入れ込まれた紙幣のような薄片を所定の経路方向に搬送
する薄片搬送装置ならびに、その利用装置、例えば、複
数台のパチンコ遊技機とその遊技球を貸付対価として入
れ込まれた紙幣などを搬送する薄片搬送装置を設けたパ
チンコ台島装置などに関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機、または、パチンコ遊技
機のゲート部分に跳ね返し機能やスロットマシン機能を
設けたパチンコ・スロット遊技機などの遊技機(この発
明では、これらの遊技機を総称して、パチンコ台とい
う)を、図5のように複数台配置して、1つのブロック
状に構成したものをパチンコ台島装置500という、こ
のパチンコ台島装置500は、パチンコ店の内部におい
て、あたかも複数の「島」を配置したように見えるの
で、通称を「島」とも呼ばれている。
【0003】そして、パチンコ台の遊技に使用する遊技
球の貸付対価として入れ込まれた紙幣、伝票、カード類
などの薄片100を搬送するための薄片搬送装置300
を、パチンコ台島装置500に組み付けた構成として、
図5〜図7のような構成(以下、第1従来技術という)
が特開昭64−28138号に開示されている。
【0004】図5において、パチンコ台島装置500に
は、複数台のパチンコ台Bを前列側と後列側とに分けて
配置するとともに、パチンコ台B間の所要箇所に、薄片
100の導入搬送部分Cを配置してある。導入搬送部分
Cは、パチンコ台Bに使用する遊技球、つまり、パチン
コ玉を貸付けるための球貸装置(装置全体は図示せず)
に薄片100を入れ込んで主搬送路Mに送り込む部分で
あって、それ自体が副搬送路Sの一部を構成しているも
のである。なお、この球貸装置は、パチンコ台Bの間に
配置してあるため、この発明では台間球貸装置と言う。
【0005】また、前列側のパチンコ台Bと後列側のパ
チンコ台Bとの間の空間部分に主搬送路Mを構成する主
搬送路部分300Aを配置してあり、導入搬送部分Cの
薄片入口から入れ込んだ薄片100を導入搬送部分Cに
設けた副搬送路Sによって主搬送路Mに送り込み、主搬
送路部分300Aの主搬送路Mによって、主搬送路Mの
終端に設けた収納箱110に薄片100を収納するよう
に構成した〔収納搬送形態〕のものであって、主搬送路
部分300Aの具体的な構成は図6・図7のようになっ
ている。なお、以下の各図において、太線の部分は、各
部を構成する部材の肉厚の断面または端面を示す部分で
ある。また、この発明では、主搬送路Mに薄片100の
流れからみて、流れの始端側に位置していることを上流
側といい、流れの終端側に位置していることを下流側と
いう。
【0006】図6・図7において、合流用の案内壁23
Xは、副搬送路Sから送り込まれる薄片100を主搬送
路Mに導くための湾曲状の経路を形成する2つの案内板
23X1・23X2で構成してあり、その各先端側を案
内壁23Yの一端側に入れ込んである。
【0007】案内壁23Yは、主搬送路Mの直線状の経
路を形成する2つの案内板23Y1・23Y2で構成す
るとともに、案内壁23Yの終端側を次順の副搬送路S
との合流部分に設けた合流用の案内壁23Xの部分まで
延長してある。
【0008】案内壁23X・23Yは、図7のように、
上下に分けて配置してあり、その中間に、主搬送路Mに
おける搬送用の丸ベルト45Xと、合流用のローラ25
X1・25X2と従動用のローラ25X3・25X4な
どを設けてあって、一方のローラ25X1に丸ベルト4
5Xの駆動用プーリを兼ねさせるとともに、ローラ25
X1と対向配置した他方のローラ25X2を丸ベルト4
5Xの外周に接して回転させるている。
【0009】丸ベルト45Xは、断面が丸い無端ベルト
であって、案内壁23Yの始端側に設けたローラ25X
1と、案内壁23Yの終端側に設けた従動用のローラ2
5X3とに掛け張られており、丸ベルト45Xの弛みを
取って主搬送路Mに位置する部分を直線状に張るための
張り車としてローラ26X1・26X2を設けてある。
【0010】主搬送路Mに位置する丸ベルト45Xの中
間部分には、薄片100を搬送するのに適した間隔で、
複数の対向配置した小さいローラ25Yを配置し、その
一方に丸ベルト45Xの案内プーリを兼ねさせるととも
に、従動用のローラ25X3と対向して配置したローラ
25X4を丸ベルト45Xの外周に接して回転させてい
る。
【0011】そして、先順の副搬送路Sに位置する案内
壁23Xの案内板23X1から後順の副搬送路Sに位置
する案内壁23Xの案内板23X2にまでに亙る部分Z
を、1つのブロック状に一体に組み付けた分割ユニット
300Bとして構成することにより、副数の分割ユニッ
ト300Bを縦続配置して、主搬送路部分300Aを構
成し得るようにしたものである。なお、各ローラ25X
1〜25X4と丸ベルト45Xは矢印で示す方向に回転
するように、分割ユニット300Bごとに設けた駆動モ
ータ26により、歯車機構26Aを介して、駆動用のプ
ーリを兼ねるローラ25X1を駆動している。
【0012】したがって、各副搬送路Sに入れ込まれた
薄片100は、先順側の分割ユニット300Bの案内板
23X2と次順側の分割ユニット300Bの案内板23
X1との間に入り、ローラ25X1・25X2によって
主搬送路Mに送り込まれ、丸ベルト45Xによって、案
内壁23Yの案内板23Y1・23Y2の間を搬送され
た後に、ローラ25X3・25X4によって次順の分割
ユニット300Bの合流部分に送り込まれるという経路
を取って搬送されるようになっている。
【0013】そして、各構成部分の材質は、各ローラと
平ベルトの部分が合成樹脂材、例えば、ウレタンゴム
材、各軸の部分がステンレス鋼材、各軸の軸受部分を兼
ねるフレーム、その他の構成部分などは主としてアルミ
ニウム材を主体として構成してある。
【0014】ところで、上記の第1従来技術の構成で
は、先順の合流部分から後順の合流部分までの距離L1
が異なった場合、例えば、パチンコ台Bの長さL2に
は、統一規格が無いので距離L1がパチンコ台Bによっ
て異なると、その距離L1が異なった場合には、それに
合わせて、その都度、異なる長さをもつ分割ユニット3
00Bを製造しなければならないという不都合がある。
【0015】こうした不都合を解消するために、合流部
分を構成するブロックと、各合流部分の間の主搬送路M
の部分を構成するブロックとに分けて構成した図8〜図
10のような構成(以下、第2従来技術という)が本願
出願人の出願にもとづく特開平8−91615によって
開示されている。
【0016】図8〜図10の構成は、図6の構成と同様
に、装置の中間部分の構成のみを示したものであり、図
8〜図10において、図6の構成と異なる主な構成箇所
は、前後の各副搬送路Sと主搬送路Mとの合流部分のみ
を、独立した1つのブロック状に一体に構成した合流搬
送ユニット2とし、各合流搬送ユニット2の間の主搬送
路Mに相当する部分を中継搬送ユニット4として構成す
ることにより、構造が最も簡単な中継搬送ユニット4の
部分の長さL3のみを変更するだけで、各副搬送路Sの
間の距離L1の変化に対応し得るようにした箇所であ
る。
【0017】つまり、合流搬送ユニット2を各合流部分
ごとに配置するとともに、図8の〔ニ−ニ断面〕のよう
に、各合流搬送ユニット2をその両側に配置した各導入
搬送部分Cの内側外壁部分に、適宜の取付用部材、例え
ば、上下に配置したZ字形の取付脚32とねじ32Aと
により固定しておくとともに、図9のように、各合流搬
送ユニット2に対して、各中継搬送ユニット4を着脱可
能な構造、例えば、中継搬送ユニット4を、合流搬送ユ
ニット2から張り出して設けた受棚2a・2bで受け止
めるとともに、ねじ2a1・2b1によって固定する組
付構造にしたものである。なお、この組付の際に、合流
搬送ユニット2に設けた駆動モータ26に連動する歯車
29Dと、プーリ43Bの軸に設けた歯車46bとが噛
み合うように組み付けられる。つまり、歯車29D・歯
車46bは、合流搬送ユニット2と中継搬送ユニット4
とを連動する連動機構4vを構成している。
【0018】さらに、図8〜図10の具体的な細部の構
成において、図6の具体的な細部の構成と異なる箇所
は、図9・図8のように、第1には、導入搬送部分Cに
おける副搬送路Sの部分と、中継搬送ユニット4におけ
る主搬送路Mの部分との搬送構造を、対向配置された同
一速度で送行する2つの平ベルトの間に薄片100を挟
み込んで搬送する機構(この発明において、対向ベルト
搬送機構という)によって構成した箇所である。
【0019】ここで、中継搬送ユニット4における対向
ベルト搬送機構は、合流搬送ユニット4の底部に設けた
駆動モータ26により適宜の歯車機構26Aを介して回
転させられる仲介歯車29Dと連動する2つの歯車46
a・46bの軸に設けた各駆動側プーリ43A・43B
に、対向して配置した2つの無端状の平ベルト45A・
45B、つまり、無端状の平帯形状をしたベルトを掛け
るとともに、この2つの平ベルト45A・45Bにより
従動される従動側プーリ44A・44Bを次順の合流搬
送ユニット2に近接した端部の位置に配置した構造にし
てあり、2つの平ベルト45A・45Bが対向している
部分は、薄片100が入り込む程度のごく僅かの隙間を
設けるか、または、殆ど接触する状態にしたものであ
る。
【0020】また、導入搬送部分Cにおける対向ベルト
搬送機構は、導入搬送部分Cの内部に設けた上記の球貸
装置(装置全体は図示せず)の駆動モータ(図示せず)
によって駆動される駆動側プーリC1a・C1bを、薄
片100を入れ込むための薄片入口C1に近接した位置
に配置し、この駆動用プーリC1a・C1bに、対向し
て配置した2つの無端状の平ベルトC3a・C3bを掛
けるとともに、この2つの平ベルトC3a・C3bによ
り従動される従動側プーリC2a・C2bを薄片導出口
C2に近接した位置に配置したものであり、中継搬送ユ
ニット4における対向ベルト搬送機構と同様の搬送構造
になっている。
【0021】そして、導入搬送部分Cの対向ベルト搬送
機構は、薄片入口C1に設けた案内板C1Aと、薄片1
00を送出するための薄片導出口C2の部分を残して、
適宜の保護覆C3で囲んであり、また、中継搬送ユニッ
ト4の対向ベルト搬送機構は、合流搬送ユニット2から
送り込まれる薄片100を受け入れる側の端部に設けた
案内板59Aと、搬送した薄片100を次順の合流搬送
ユニット2に渡す側の端部に設けた案内板59Bとの部
分を残して、適宜の保護覆4Aで囲んである。なお、図
9の着脱構造における組付の際には、案内板59Bを合
流搬送ユニット2の案内板2Bの部分に入れ込ませるよ
うにして組み付けるものである。
【0022】さらに、合流搬送ユニット2の搬送構造
は、副搬送路Sから送り込まれる薄片100を主搬送路
Mに導くための湾曲状の経路を形成する2つの案内板2
3A1・23A2で構成した合流用の案内壁23Aを主
搬送路Mに対して、その前側と後側とに対称状に配置
し、また、主搬送路Mの一部に相当する直線状の経路を
形成する2つの案内板23B1・23B2で構成した合
流用の案内壁23Bの先端側、つまり、薄片100の送
出側で各案内板23A2と一体に接続した案内壁23を
設けるとともに、各案内板23A1の中間部分に設けた
覗き窓穴の部分に、合流用の送りローラ25Aを設け、
さらに、先順の中継搬送ユニット4、つまり、上流側の
中継搬送ユニット4から送り込まれる薄片100を受け
取る側の端部に、対向配置した2つのローラ24A・2
4Bを設けた構造にしてあり、2つのローラ24A・2
4Bが対向している部分は、薄片100が入り込む程度
のごく僅かの隙間を設けるか、または、殆ど接触する状
態にしたものである。
【0023】そして、上記の合流搬送ユニット2の搬送
構造は、ローラ24A・24Bへの薄片100の導入部
分に設けた案内板2Bと、案内板23A1の先端側の薄
片100の送出部分とを残して、適宜の保護覆2Aで囲
んである。
【0024】ところで、上記の第2従来技術の構成で
は、パチンコ台島装置500の幅Wが異なった場合、例
えば、パチンコ台Bの背面側に設けたパチンコ台に付随
する動作機構部分(図示せず)の奥行きが異なることに
よって幅Wが変わったり、または、パチンコ店の室内通
路などの都合などによって幅Wが変わったりした場合に
は、導入搬送部分Cの搬送路の長さを変更して製造しな
ければならないという不都合が生ずることになる。
【0025】こうした不都合を解消するために、各導入
搬送部分Cと各合流搬送ユニット2ととの間に薄片10
0を案内して橋渡しをするための案内導管を別体にして
設けるとともに、この案内導管から送り込まれる薄片1
00を合流搬送ユニット2側に積極的に取り込むための
取込搬送部分を合流搬送ユニット2側に設けるようにし
た図11〜図16のような構成(以下、第3従来技術と
いう)が本願出願人の出願による特願平7−20247
8によって開示してある。
【0026】図11〜図16の構成は、図8〜図10の
構成と同様に、搬送路の中間部分の構成のみを示したも
のであり、図11〜図16において、図6〜図10の構
成と異なる主な構成箇所は、導入搬送部分Cにおける対
向ベルト搬送機構の部分を予定される寸法のうちの最も
短い寸法にして構成しておき、導入搬送部分Cと合流搬
送ユニット2との間の副搬送路Sに相当する部分に、導
入搬送部分Cから送出された薄片100を合流搬送ユニ
ット2の導入口2C、つまり、薄片100を受け取る入
口まで案内するための案内導管8を設けるとともに、合
流搬送ユニット2の導入口2Cの部分に、対向配置した
2つのローラ71A・71Bによって構成した取込搬送
部分7を設けて主搬送路Mに対する合流を容易にした箇
所である。
【0027】なお、図11・図15の構成では、取込搬
送部分7を合流搬送ユニット2と一体のもにして構成し
てあるが、図16のように、取込搬送部分7を別体にし
て構成したものを合流搬送ユニット2に適宜の固定具、
例えば、ねじ止めによって取付固定する構成にもできる
ものである。
【0028】以下、図11〜図16の構成における細部
の構成箇所を説明する。図11・図16の構成では、取
込搬送部分7における2つのローラ71A・71Bが直
接的には対向しておらず、一方のローラ71Aには無端
状の平ベルト72Aを掛けてあり、この平ベルト72A
と他方のローラ71Bとが対向するとともに、ローラ7
1Bの軸71bをばね73によって弾力的に押すことに
より、ローラ71Bを平ベルト72Aの外面に押圧させ
た構成にしてある。
【0029】こうした平ベルト72Aを介在させる構造
にした理由は、図16のように、取込搬送部分7の搬送
駆動を合流搬送ユニット2に設けた駆動モータ26によ
って駆動するための駆動機構を簡易な構造にするためで
ある。つまり、駆動モータ26によって駆動される歯車
機構のうちの歯車の1つにより回転する軸31aに固定
した駆動側のプーリ31Aに平ベルト72Aを掛けて、
ローラ71Aを平ベルト72Aによって従動するように
構成することにより、駆動モータ26から遠い距離に配
置したローラ71A・71Bまでを連動するための歯車
機構を省略し得るようにしたものである。
【0030】これに対して、図15の構成では、ローラ
71Aとローラ71Bとを直接的に対向させておき、ロ
ーラ71Aの軸71aを駆動モータ26に連動する歯車
機構によって駆動するように構成してある。なお、いず
れの構成の場合も、ローラ71Bをばね73によって弾
力的に押す構造にしているのは、後述の薄片100の混
流防止動作の際に、薄片100の取込を取込搬送部分7
でスリップさせて停止状態にするためである。
【0031】合流搬送ユニット2と中継搬送ユニット4
との着脱構造は、図12・図13・図16のように、各
合流搬送ユニット2に設けた受棚2a・2bの部分を上
向きコ字状に形成するとともに、コ字状の開口部分に中
継搬送ユニット4の外側部分を合致させて嵌め込むよう
に構成することにより、前後方向に対する移動を固定す
るとともに、中継搬送ユニット4の上面側から張り出し
た張出部分47Aに設けた掛止用の穴47を、合流搬送
ユニット2の上面部分に設けた掛止用の突起30に乗せ
掛けて入れ込んむように組付操作を行い、その逆の操作
によって取り外し操作、つまり、分解操作を行い得るよ
うに構成してある。なお、薄片100を中継搬送ユニッ
ト4から合流搬送ユニット2に送り込む箇所の案内板5
9Bは、図16のように、上向きコ字状の案内板と下向
きコ字状の案内板とを薄片100の上下端よりも少し広
い間隔で配置してある。
【0032】案内導管8は、図16のように、縦長四角
形の管状体を主体にして構成し、弾性をもつ材質、例え
ば、合成樹脂材で形成したものであり、管内を薄片10
0を余裕をもって通すことができる大きさの縦長の細長
四角形に形成するとともに、導入搬送部分Cに組み付け
る側には、導入搬送部分Cの保護覆C3に押し込んで掛
け止めするための掛止爪83と、上下の捩れを止めるた
めの差込爪82とを設けたものであって、長さL5の異
なるものを作ることにより、パチンコ台島装置500の
幅Wの変化に対応し得るようにしてある。なお、案内導
管8の取込搬送部分7に差し込む側は、ローラ71A・
71Bに相当する部分を切り欠いて上下の部分81を残
しておき、この上下の部分によって、案内導管8を取込
搬送部分7に取付けるようにしてある。
【0033】駆動モータ26によって駆動する歯車機構
部分は、図13のように、各ローラ、各プーリなどの駆
動の軸に設けた歯車を、それらの軸を所定の回転速度に
するための中間歯車とを設けて構成したものであり、図
中の符号の箇所が図11・図12・図15・図16に示
す同一符号の箇所に対応するので、ここでは説明を省略
する。なお、歯車機構によって駆動される各ローラ、各
プーリなどの回転速度は、薄片100が合流搬送ユニッ
ト2と中継搬送ユニット4とにおける副搬送路Sと主搬
送路Mとを同一速度で送行し得る速度に選定してあるこ
とは言うまでもない。そして、手動用つまみ27Cは、
歯車29Dと歯車46bとの噛み合わせ位置を調整する
場合、合流搬送ユニット2の内部に薄片100が何らか
の理由で停滞して詰まったときに、それを取り出す操作
を行う場合などに、歯車機構全体を手動で回転させるた
めのものである。
【0034】中継搬送ユニット4の内部と保護覆4Aと
の部分の具体的な構造は、図14のように、軸受を兼ね
る上下のフレーム41の部分をアルミニウムなどの金属
材で形成するとともに、保護覆4Aの前側と後側との部
分を合成樹脂材で形成した覆用部材48を下端側を支点
として開閉可能に構成することにより、内部の対向ベル
ト搬送機構42の部分を露呈し得るようにして、薄片1
00が何らかの理由で、対向ベルト搬送機構42の部分
で停滞状態になった場合に、薄片100の取出操作を行
える構成してある。
【0035】そして、覆用部材48は、支点となる部分
にヒンジ、例えば、その部分の肉厚を薄くして曲がり易
くしたヒンジを形成しておき、下方の取付部分49を適
宜の固定具、例えば、ねじ止めによってフレーム41に
固定するとともに、上端部分に形成した掛止部分54に
よって上側のフレーム41に掛止可能にしたものであ
り、掛止部分54は、圧縮ばね52により押し出される
ようにした球体53、例えば、金属球の頭部を、フレー
ム41の上面に設けた凹穴55に入れ込んで掛け止めを
行うようなっている。
【0036】さらに、覆用部材48には、搬送される薄
片100の上下部分に相当する位置に突出部分56・5
7を設けることにより、薄片100の姿勢を直立させた
状態で搬送し得るように構成するとともに、下側の突出
部分57の一部を切り欠いた部分に、図16のように、
薄片100の通過を検出するための検出器99、例え
ば、赤外光の反射によるセンサを配置してあり、この検
出器99により検出した信号を、上記の球貸装置(装置
全体は図示せず)の制御部(図示せず)に与え、導入搬
送部分Cの内部に設けた駆動モータ(図示せず)を停止
させて、導入搬送部分Cの対向ベルト搬送機構の搬送動
作を停止することにより、主搬送路Mに複数の薄片10
0が混流して薄片100の搬送が詰まるような搬送事故
を防止するための混流防止動作を行わせるように構成し
てある。
【0037】また、上記の薄片100の取出操作を、管
理者以外の者が行ない、盗難事故を起こすことを未然に
防止するために、図16のように、下向きコ字状に形成
した盗難防止用覆9の両側の垂直板部分94を、両側の
覆用部材48を挟み押え込むようにして差し込んだ後
に、掛爪92を鍵91により回転させてフレーム41の
下側に入れ込むことによって、鍵91を用いない限り両
側の覆用部材48を開くことが出来ないようにしてあ
る。なお、中継搬送ユニット4の端部の上方に設けた張
出部分98と、盗難防止用覆9に設けた張出部分95と
は、それぞれ、中継搬送ユニット4を合流搬送ユニット
2に組み付けた際に、合流搬送ユニット2の上面側に設
けた掛爪35A・35Bを回転させて、各張出部分95
・98を押えることにより、中継搬送ユニット4が上方
へ離脱しないように固定するためのものである。
【0038】そして、各構成部分の材質は、上記の箇所
以外の各ローラと平ベルトの部分が合成樹脂材、例え
ば、ウレタンゴム材、各軸の部分がステンレス鋼材、各
軸の軸受部分を兼ねるフレーム、その他の構成部分など
は主としてアルミニウム材を主体として構成してある。
【0039】上記の第1従来技術〜第3従来技術のよう
な薄片搬送装置300において、上記の混流による事故
を防止するための具体的な構成として、図17のような
構成(以下、第4従来技術という)が特開平5−170
41号・特開平5−17049号に開示されている。
【0040】図17において、主搬送路Mと副搬送路S
との合流部分は、上記の第2従来技術・第3従来技術の
ような独立した合流搬送ユニット2として構成せずに、
上記の第1従来技術における図6の主搬送路Mの部分
を、上記の第2従来技術・第3従来技術における対向ベ
ルト搬送構成42に置き換えるとともに、対向ベルト搬
送機構42を各副搬送路Sの中間部分で分割して、分割
した箇所から上流側の対向ベルト搬送機構42を上流側
の分割中継搬送ユニット4yに付属させ、また、分割し
た箇所から下流側の対向ベルト搬送機構42を下流側の
分割中継搬送ユニット4yに付属させて送構成してあ
る。
【0041】そして、前列側の副搬送路Sと後列側の副
搬送路Sと分割中継搬送ユニット4yとの部分を1つの
制御ブロック10として構成してあり、通過検出器D1
・D2の検出信号にもとづいて、副制御部10Aによ
り、制御ブロック10における各対向ベルト搬送機構4
2・42Bの動作を制御するとともに、各副制御部10
Aを主制御部10Bによって統括的に制御している。な
お、収納箱110は、両替機120の内部の収納箱にな
っている。
【0042】主搬送路Mの対向ベルト搬送機構42に配
置した通過検出器D1と、副搬送路SのベルトC3a・
C3bによる対向ベルト搬送機構42Bに配置した通過
検出器D2とは、図16における検出器99と同様の検
出器であって、それぞれ、薄片100が入れ込まれたこ
とと、薄片100が通過したこととを検出できるように
してある。なお、通過検出器D1・D2は、反射型のほ
か、投光素子と受光素子とを対向させた間に薄片100
を通過させて検出する投光遮断型の検出器、いわゆるホ
トインターラプタを使用しても同様に検出し得ることは
言うまでもない。
【0043】つまり、通過検出器D1の箇所に薄片10
0が無いときの通過検出器D1の出力状態から、通過検
出器D1の箇所に薄片100が位置付けられたときに得
られる通過検出器D1の出力状態に変化したことによっ
て、薄片100が入れ込まれたことを検出することがで
き、次いで、下流側の次順の通過検出器D1の箇所に薄
片100が無いときの通過検出器D1の出力状態が得ら
れ、さらに、その下流側の通過検出器D1によって、上
記と同様の検出が得られたよって、薄片100が上流側
の通過検出器D1から次順の下流側の通過検出器D1の
間を通過したことを検出することができる。
【0044】また、上流側の通過検出器D1からの通過
検出が得られた後に、所定時間T1が経過した後にも、
次順の下流側の通過検出器D1からの通過検出が得られ
ないときは、上記の混流などによる搬送事故が生じてい
るものとして判別することができる。なお、所定時間T
1は、例えば、対向ベルト搬送機構42が定常の速度で
走行しているときに、薄片100が上流側の通過検出器
D1の位置から次順の下流側の通過検出器D1の位置ま
で搬送される時間に若干の許容時間を加算した時間に設
定してある。
【0045】そして、通過検出器D2の場合には、通過
検出器D2の箇所に薄片100が無いときの通過検出器
D2の出力状態から、通過検出器D2の箇所に薄片10
0が位置付けられたときに得られる通過検出器D2の出
力状態に変化したことによって、薄片100が入れ込ま
れたことを検出することができ、次いで、通過検出器D
2の箇所に薄片100が無いときの通過検出器D2の出
力状態が得られ得られたよって、薄片100が通過検出
器D2から主搬送路Mに入れ込まれたことを検出するこ
とができる。
【0046】なお、この副搬送路Sにおける通過検出の
場合には、副搬送路Sに設けた薄片100の良否、例え
ば、正規の紙幣、すなわち、良品の紙幣か、または、偽
の紙幣、すなわち、不良品の紙幣かを判別する判別部分
が設けられており、薄片100が不良品のときは、対向
ベルト搬送機構42Bを逆転して、薄片100を戻し出
す動作が行われるが、この戻し出しを行った場合には、
その戻し出しを行う信号によって、上記の通過検出が無
かったものとして判別することができる。
【0047】さらに、通過検出器D2の通過検出が得ら
れた後に、所定時間T2が経過した後にも、次順の下流
側の通過検出器D1からの通過検出が得られないとき
は、副搬送路Sでの搬送事故を含む上記の混流などによ
る搬送事故が生じているものとして判別することができ
る。なお、所定時間T2は、例えば、各対向ベルト搬送
機構42・42Bが定常の速度で走行しているときに、
薄片100が通過検出器D2の位置から次順の下流側の
通過検出器D1の位置まで搬送される時間に若干の許容
時間を加算した時間に設定してある。
【0048】副搬送路Sの対向ベルト機構42Bは、導
入搬送部分C、例えば、台間球貸装置に設けた駆動モー
タ26xによって駆動し、また、分割中継搬送ユニット
4yの2つの対向ベルト搬送機構42は、分割中継搬送
ユニット4yに設けた駆動モータ26によって駆動し、
各駆動モータ26・26xの運転・停止の制御を、主制
御部10Bからの指令にもとづいて、副制御部10Aが
行うように構成してある。
【0049】そして、上流側の制御ブロック10におけ
る通過検出器D1からの通過検出があり、その検出情報
が副制御部10Aから主制御部10Bに与えられると、
主制御部10Bから、次順の下流側の制御ブロック10
の副制御部10Aに対して、その制御ブロック10の駆
動モータ26を、薄片100がその制御ブロック10の
主搬送路Mを通過する時間に若干の時間を加算した時間
だけ運転する。つまり、その時間だけ運転するのである
から、その後は停止していることになる。
【0050】また、自己の制御ブロック10における通
過検出器D2からの通過検出がその制御ブロック10の
副制御部10Aに与えられると、副制御部10Aは自己
の制御ブロック10の駆動モータ26を、薄片100が
その制御ブロック10の下流側の主搬送路Mを通過する
時間に若干の時間を加算した時間だけ運転する。なお、
上記の通過検出と運転とは、複数の薄片100が分割搬
送ユニット4yの中を上記の混流を起こさずに通過して
いるときは、その複数の薄片100が通過する時間だけ
駆動モータ26を運転するようにしている。
【0051】さらに、主制御部10Bは、通過検出が得
られず搬送事故が生じている制御ブロック10があった
ときは、その制御ブロック10から上流側の全ての制御
ブロック10における駆動モータ26・26xの運転を
停止させ、または、禁止させるとともに、搬送事故が生
じている制御ブロック10よりも下流側の全ての制御ブ
ロック10においては、定常の制御によって、駆動モー
タ26・26xの運転と停止とを制御するようにしてい
る。
【0052】上記の搬送事故が生じた場合には、対向ベ
ルト搬送機構42の覆部分、例えば、図14・図16に
おける覆用部材48を開いて、詰まった薄片100を取
り除く作業を行うが、覆用部材48が開いていることを
検出する検出器(図示せず)、例えば、マイクロスイッ
チによる検出器を設けるとともに、その検出出力にもと
づいて、主制御部10Bがその覆用部材48を開いてい
る制御ブロック10よりも上流側の全ての対向ベルト搬
送機構42・42Bの運転を停止、または、禁止するよ
に制御している。
【0053】副制御部10A・主制御部10Bは、マイ
クロコンピュータなどの電子計算機による制御処理器
(以下、CPUという)(図示せず)を主体にして制御
処理を行う制御部であって、各CPU間の通信によって
所要の情報信号を相互に送受することにより目的とする
制御処理を行うように構成してある。
【0054】こうしたCPU間の通信において、通信の
「あて先」・「送信元」を表す識別符号、すなわち、通
信アドレスを各制御部に付属するメモリに記憶しておく
とともに、1つの通信線に複数の通信信号が重なって送
信されないように、すなわち、通信衝突を起こさないよ
うにするために、通信線上の信号を検出するとともに、
通信線上に他の通信信号があるときには、所定の時間だ
け待った後に、送信するようにした通信構成(以下、第
5従来技術という)が本願出願人の出願にもとづく特開
平2−108399号などに開示されている。
【0055】なお、通過検出器D2を対向ベルト搬送機
構42Bよりも外側、すなわち、薄片入口C1の付近に
配置することによって、薄片入口C1に薄片100が入
れ込まれたことを通過検出器D2で検出した検出出力に
もとづいて、副制御部10Aが駆動モータ26xを運転
するように制御することにより、駆動モータ26xを所
要時だけのみ運転するようにした構成も周知である。
【0056】そして、上記の第1従来技術〜第4従来技
術の構成は、搬送する薄片100を、紙幣以外の薄片、
例えば、伝票・カードなどのような薄片の搬送にも使用
できるものであることは言うまでもない。また、上記の
第1従来技術・第4従来技術における合流搬送部分と、
第2従来技術・第3従来技術における合流搬送ユニット
2の部分は、いずれも、主搬送路の一部を構成している
ものであることは言うまでもない。
【0057】さらに、上記の第4従来技術のような主搬
送路Mを複数に分割した主搬送部分、例えば、中継搬送
ユニット4の対向ベルト搬送機構42における搬送と、
副搬送路Sの搬送部分、例えば、副搬送路Sの対向ベル
ト搬送機構42Bとにおける搬送とをにおいて、前列側
の副搬送路Sの搬送部分と後列側の副搬送路Sの搬送部
分とが同時に薄片100を主搬送路Mに入れ込んで上記
の搬送事故を招かないようにするために、副搬送路Sの
搬送部分からの入れ込みとその入れ込みもとづく主搬送
部分の搬送動作の制御を、前列側の副搬送路Sと後列側
の副搬送路Sとのいずれが先に行うかという順序を予め
決めておき、また、その順序を副制御部10Aまたは主
制御部10Bのメモリに記憶して制御する構成(以下、
第6従来技術という)が上記の特開平5−17041号
・特開平5−17049号と、本願出願人の出願にもと
づく特開平8−66554号とに開示されている。な
お、上記の順序を優先権とも言っているが、常に優先さ
れるのではなく、優先される順位が順次に繰り下げられ
る順次優先を行う構成であるが、必要に応じて、特定の
制御に関してのみ、常に優先される常時優先の構成にす
ることもできる。
【0058】
【発明が解決しようとする課題】上記の第4従来技術の
構成では、制御ブロック10ごとに駆動モータ26を設
けているので、駆動モータの配置数が多くなり、必然的
に、装置が高価なものにならざるを得ず、また、保守作
業も複雑にるという不都合がある。
【0059】さらに、複数の副制御部10Aを主制御部
10Bで統括制御する構成になっているため、制御構成
が複雑であり、必然的に、装置が高価なものにならざる
を得ず、また、保守作業も複雑にるという不都合があ
る。このため、こうした不都合のない薄片搬送装置なら
びにその利用装置、例えば、パチンコ台島装置の提供が
望まれているという課題がある。
【0060】
【課題を解決するための手段】この発明は上記のような
副搬送路から入れ込んだ薄片を1連の主搬送路に合流さ
せて搬送する薄片搬送装置において、上記の主搬送路を
複数に分割した分割主搬送部分をさらに分割した複数の
細分主搬送部分を連動して1つの駆動モータで駆動する
ことにより上記の分割搬主送部分ごとに上記の搬送を行
う分割搬送駆動手段と、上記の副搬送路ごとに設けた制
御部を通信で相互に連結して制御する通信連結制御手段
と、各上記の副搬送路における上記の薄片の通過と、各
上記の分割主搬送部分における上記の薄片の通過とを検
出して得られる検出出力と、上記の通信とにもとづいて
上記の薄片が入れ込まれる上記の分割主搬送部分を上記
の制御部が判別する判別手段と、上記の判別にもとづい
て上記の分割搬送部分ごとに、上記の薄片が入れ込まれ
る上記の分割主搬送部分の上記の駆動モータのみを、上
記の薄片が上記の分割主搬送部分を通過する間だけ運転
する制御を上記の制御部が行う運転制御手段とを設ける
第1の構成と、
【0061】この第1の構成による薄片搬送装置をパチ
ンコ台島装置に設ける第2の構成と、この第2の構成に
おいて、上記の副搬送路を台間球貸装置に配置した対向
ベルト搬送機構とし、上記の分割主搬送部分を前列側の
パチンコ台列と後列側のパチンコ台列との間に配置した
対向ベルト搬送機構とし、上記の制御部分を上記の台間
球貸装置に配置した制御部分とする第3の構成とにより
上記の課題を解決したものである。
【0062】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態として、こ
の発明を上記の第2従来技術の構成に適用した実施例を
説明する。
【0063】
【実施例】以下、図1〜図4・図9・図10・図17に
より実施例を説明する。図1〜図4において、図5〜図
17の符号と同一の符号で示した箇所は、図5〜図17
によって説明した同一符号の部分と同一の機能をもつ部
分である。また、図1〜図4に同一符号で示した部は、
図1〜図4のいずれかにおいて説明する同一符号の部分
と同一の機能をもつ部分である。
【0064】図1の構成が、上記の第2従来技術におけ
る図8の構成と異なる箇所は、第1には、中継搬送ユニ
ット4と次順の合流搬送ユニット2との間に連動機構4
wを設けて連動することにより複数の合流搬送ユニット
2と複数の中継搬送ユニット4とを連動させた分割主搬
送部分4zとして構成するとともに、各分割主搬送部分
4zごとに、1つの駆動モータ26によって分割主搬送
部分4zの搬送を駆動するようにした箇所である。つま
り、主搬送路Mを複数に分割した部分が分割主搬送部分
4zになっており、分割主搬送部分4zをさらに分割し
た複数、例えば、2つの細分主搬送部分が2つの合流搬
送ユニット2・中継搬送ユニット4になっている。
【0065】第2には、導入搬送部分Cの副搬送路Sと
中継搬送ユニット4とに、第4従来技術における図17
の構成と同様に、通過検出器D1と通過検出器D2とを
設けた箇所である。なお、通過検出器D1・D2を、そ
れぞれ、導入搬送部分Cと中継搬送ユニット4の外側に
画いてあるが、実際には、図17の場合と同様に、薄片
100が通過する部分に設けいるものである。
【0066】第3には、各導入搬送部分Cごとに、すな
わち、副搬送路Sごとに、つまり、パチンコ台島装置5
00の場合には、台間球貸装置ごとに、制御部10Cを
設けるとともに、各制御部10Cを1つの通信線(図示
せず)によって接続することにより、各制御部10Cを
通信で相互に連結した箇所である。
【0067】第4には、各制御部10Cに後記の制御処
理フローのプログラムによる制御処理を行わせることに
より、上記の通過検出器D1・D2により得られる検出
出力と、上記の通信とにもとづいて薄片100が入れ込
まれる分割主搬送部分4zを判別して、その分割搬送部
分4zの駆動モータ26を、薄片100がその分割主搬
送部分4zを通過する間だけ運転する制御を行うように
した箇所である。
【0068】そして概括的には、第1には、副搬送路S
から入れ込んだ薄片100を1連の主搬送路Mに合流さ
せて搬送する薄片搬送装置300において、上記の主搬
送路Mを複数に分割した分割主搬送部分4zをさらに分
割した複数、例えば、2つの細分主搬送部分、例えば、
複数の合流搬送ユニット2・中継搬送ユニット4を、例
えば、連動機構4v・4wにより連動して1つの駆動モ
ータ26で駆動することにより上記の分割主搬送部分4
zごとに上記の搬送を行う分割搬送駆動手段と、
【0069】上記の副搬送路Sごとに、例えば、パチン
コ台島装置500の場合には、台間球貸装置ごとに設け
た制御部10Cを通信で相互に連結して制御する通信連
結制御手段と、
【0070】各上記の副搬送路Sにおける上記の薄片1
00の通過と、各上記の分割主搬送路4zにおける上記
の薄片100の通過とを、例えば、通過検出器D1・D
2により、検出して得られる検出出力と、上記の通信と
にもとづいて上記の薄片100が入れ込まれる上記の分
割主搬送部分4zを上記の制御部10Cが判別する判別
手段と、
【0071】上記の判別にもとづいて上記の分割主搬送
部分4zごとに、上記の薄片100が入れ込まれる上記
の分割主搬送部分4zの上記の駆動モータ26のみを、
上記の薄片100が上記の分割主搬送部分4zを通過す
る間だけ運転する制御を上記の制御部10Cが行う運転
制御手段とを設けた上記の第1の構成を構成しているも
のである。
【0072】また、第2には、この第1の構成による薄
片搬送装置300をパチンコ台島装置に設けた上記の第
2の構成を構成しているものであり、さらに、第3に
は、この第2の構成のパチンコ台島装置500におい
て、上記の副搬送路Sを台間球貸装置に配置した対向ベ
ルト搬送機構42Bとし、上記の分割主搬送部分4zを
前列側のパチンコ台列と後列側のパチンコ台列との間に
配置した対向ベルト搬送機構42とし、上記の制御部分
10Cを上記の台間球貸装置に配置した制御部分10C
とする上記の第3の構成とを構成しているものである。
【0073】つまり、具体的には、図1の連動機構4w
は、例えば、図2のように、図9・図10の中継搬送ユ
ニット4におけるプーリ44Bの軸44B1に設けたプ
ーリ4w1と、歯車機構26Aと噛み合って連動する歯
車26Cの軸4w7に設けたプーリ4w2との間に、ベ
ルト4w3を掛け渡すことにより、中継搬送ユニット4
と合流搬送ユニット2との搬送動作を連動させるように
構成したものである。
【0074】また、分割主搬送部分4zは、連動機構4
wによって、複数の細分主搬送部分、例えば、2つの合
流搬送ユニット2と中継搬送ユニット4とを連動してい
るため、そのうちの1つの合流搬送ユニット分割駆動モ
ータ26を設けるだけで、分割主搬送部分4zにおける
搬送を駆動することができるので、従動側の合流搬送ユ
ニット2、例えば、図2の左側の合流搬送ユニット2は
駆動モータ26を除去して構成してある。
【0075】各制御部10Cは、例えば、図3のように
CPU12を主体とする制御部であって、各検出部分、
例えば、通過検出器D1・D2などから検出信号と、所
要の動作条件などを入力するための設定操作部17から
の設定操作信号とを、入出力ポート11に与えて、これ
らの信号によるデータを作業用メモリ13に記憶する。
【0076】そして、作業用メモリ13に記憶したデー
タと、データ用メモリ15に予め記憶した制御処理に必
要なデータと、時計回路16から得られる時間的なデー
タとを、処理用メモリ14に予め記憶した制御処理フロ
ーのプログラムによって処理し、その処理によって得ら
れた各制御信号を、入出力ポート11から所要の制御部
分、例えば、駆動モータ26の運転を制御する制御部分
などに与えるように構成してある。
【0077】また、各制御部分の制御状態や、制御部1
0Cでの処理状態などのうちの所要のものを表示部18
に表示している。なお、作業用メモリ13はRAM、ま
た、処理用メモリ14・データ用メモリ15はROMで
構成してあるが、処理用メモリ14・データ用メモリ1
5を1つのROMによって構成してもよい。
【0078】各制御部10Cは、通信端子19を介して
通信線400により相互に接続してあり、例えば、デー
タ用メモリ15に記憶した通信用識別符号、すなわち、
通信アドレスによって、相互に相手方の制御部10Cを
識別するなどにより、上記の第5従来技術で述べた通信
構成をもって、相互に通信を行いながら制御処理を行う
構成になっている。
【0079】通信用端子19は、通信線400が共通の
1つの通信路の場合にはRS232C仕様による通信用
IC、また、通信線400が個別線路の場合にはRS4
85仕様による通信用ICを設けて構成したものであ
る。
【0080】そして、処理用メモリ14には、図4の制
御処理フローによるプログラムを記憶し、また、データ
用メモリ15には、薄片100が分割主搬送部分4zの
始端から末端まで間を通過するのに要する時間に若干の
時間を加算した時間T1のデータと、上記の通信用識別
符号を記憶しておくことにより、上記の制御処理を行い
得るように構成してある。
【0081】なお、図1の構成では、管理室などに設け
た薄片搬送装置300の動作状況を監視するための監視
装置450、例えば、パチンコ台島装置500の場合に
は、店内の各パチンコ台島装置の稼働状況を監視するた
めの監視装置450に設けた制御部451を各制御部1
0Cの通信線400に接続して、上記の搬送事故の発生
を警報表示するようにした構成をも設けてある。
【0082】制御部451は、図3の制御部10Cと同
様の構成になっており、表示部18に上記の警報表示を
行わせるほか、必要に応じて、外部に設けた通信機を制
御する制御信号を出力して、赤外線または電波による通
信によって、店内を巡回している監視作業員に上記の搬
送事故の発生を報知できるようにしてある。
【0083】また、図4の制御処理フローは、導入搬送
部分Cにおける薄片100の良否を判定するなどの制御
処理を行うメイン制御処理ルーチン、例えば、導入搬送
部分Cがパチンコ台島装置500の台間球貸装置の場合
には、例えば、紙幣100の良否の判定、貸付ける遊技
球の送出、つり銭の払出などを行うメイン制御処理ルー
チンのサブルーチンとして構成したものであり、例え
ば、0.5秒ごとに図4の制御処理フローに移行してく
るようにしたものである。以下、図4の制御処理フロー
を説明する。
【0084】〔制御処理フローの説明〕ステップSP1
では、設定操作部17からの操作入力による信号のデー
タと、他の制御部10Cからの通信による指令信号のデ
ータとを取り込んで、次のステップSP2に移行する。
【0085】ステップSP2では、前回以前の制御処理
において、ステップSP14の「運転禁止処理」が行わ
れて運転禁止中の状態になっているか否かを判別する。
運転禁止中であるときはステップSP11に移行し、そ
うでないときは次のステップSP3に移行する。ここで
の判別は、ステップSP14の「運転禁止処理」の際の
フラグが作業用メモリ13に記憶されているか否かによ
って判別する。
【0086】ステップSP3では、駆動モータ26の運
転を禁止する行う必要がある旨の指令、すなわち、運転
禁止指令であるか否かを判別する。運転禁止指令である
ときはステップSP14に移行し、そうでないときは次
のステップSP4に移行する。
【0087】ステップSP4では、駆動モータ26の運
転を行う必要がある旨の指令、すなわち、運転指令であ
るか否かを判別する。運転指令であるときは次のステッ
プSP5に移行し、そうでないときはステップSP16
に移行する。
【0088】ステップSP5では、駆動モータ26を運
転するための制御信号を駆動モータ26の駆動回路に与
えて所定の時間T1だけ駆動モータ26を運転して、駆
動モータ26を停止した後に、次のステップSP6に移
行する。ここでの時間T1の経過は、時計回路16のタ
イマーが時間T1を経過したか否かによって判別する。
【0089】ステップSP6では、自己の制御部10C
が設けられている副搬送路Sから薄片100を入れ込む
分割主搬送部分4z(この発明において、自己の制御部
に属する分割主搬送部分という)の通過検出器D1と、
自己の制御部10Cが属する分割主搬送部分4zに接続
されている全ての副搬送路Sの通過検出器D2の検出出
力のデータを取り込んで次のステップSP7に移行す
る。
【0090】ステップSP7では、薄片100が自己の
制御部10Cに属する分割主搬送部分4zを通過した否
かを判別する。通過と判別されたときは次のステップS
P8に移行し、そうでないときはステップSP14に移
行する。
【0091】ここでの判別は、ステップSP4での運転
指令が上流側の分割主搬送部分4zに属する制御部10
Cからの運転指令であるときは、自己の制御部10Cが
属する分割主搬送部分4zにおいて、上流側の通過検出
器D1から通過出力のデータが得られた後に下流側の通
過検出器D1からの通過出力のデータが得られときは通
過として判別する。
【0092】また、自己の制御部10Cが属する分割主
搬送部分4zに属する他の制御部10Cからの運転指令
であるときは、当該指令の通信を行った制御部10Cに
属する副搬送路Sの通過検出器D2からの通過出力のデ
ータが得られた後に自己の制御部10Cが属する分割主
搬送部分4zの下流側の通過検出器D1からの通過出力
のデータが得られたときは通過として判別する。
【0093】ステップSP8では、自己の制御部10C
が属する分割主搬送部分4zよりも下流側の分割主搬送
部分4zに属する制御部10Cに、当該分割主搬送部分
4zの駆動モータ26を運転する旨の運転指令を連絡す
る通信を行った後に、メイン制御処理ルーチンの所定の
ステップ箇所に移行する。
【0094】ステップSP11では、運転禁止を解除す
る禁止解除のデータであるか否かを判別する。禁止解除
であるときは次のステップSP12に移行し、そうでな
いときはメイン制御処理ルーチンの所定のステップ箇所
に移行する。
【0095】ステップSP12では、禁止解除処理を行
った後に次のステップSP13に移行する。ここでの禁
止解除処理は、作業用メモリ13の記憶されている運転
禁止のフラグを消去することによって、表示部18に表
示されている搬送事故の警報表示を消去する。なお、パ
チンコ台島装置500の場合には、例えば、台間球貸装
置に設けた警報灯の点灯を消去する。
【0096】ステップSP13では、自己の制御部10
Cが属する分割主搬送部分4zに属する他の制御部10
Cと、当該分割主搬送部分4zよりも上流側の全ての分
割主搬送部分4zに属する全ての制御部10Cと、監視
装置450の制御部451とに運転禁止を解除する旨の
禁止解除指令を連絡する通信を行った後に、ステップS
P4に移行する。監視装置450の制御部451は、こ
の通信によって当該分割主搬送部分4zにおける搬送事
故の警報表示を解除する。
【0097】ステップSP14では、運転禁止処理を行
った後に、次のステップSP15に移行する。ここでの
運転禁止処理は、自己の制御部10Cが属する分割主搬
送部分4zの駆動モータ26が運転中であるときはその
運転を停止し、また、運転禁止を表すフラグを作業用メ
モリ13に記憶することによって、表示部18に搬送事
故の警報表示を行う。なお、パチンコ台島装置500の
場合には、例えば、台間球貸装置に設けた警報灯を点灯
する。
【0098】ステップSP15では、自己の制御部10
Cが属する分割主搬送部分4zに属する他の制御部10
Cと、当該分割主搬送部分4zよりも上流側の全ての分
割主搬送部分4zに属する全ての制御部10Cと、監視
装置450の制御部451とに運転禁止を行う旨の運転
禁止指令を連絡する通信を行った後に、メイン制御処理
ルーチンの所定のステップ箇所に移行する。監視装置4
50の制御部451は、この通信によって当該分割搬送
部分4zに搬送事故が生じた旨の警報表示を行う。
【0099】ステップSP16では、自己の制御部10
Cが属する副搬送路Sの通過検出器D2からの検出出力
のデータを取り込んで次のステップSP17に移行す
る。ステップSP17では、通過出力のデータ である
か否かを判別する。通過出力のデータであるときはステ
ップSP5に移行し、そうでないときはメイン制御処理
ルーチンの所定のステップ箇所に移行する。なお、上記
の制御処理を、必要に応じて、上記の第6従来技術の構
成における優先順位を設けた制御処理を行うように構成
し得ることは言うまでもない。
【0100】〔変形実施〕この発明は次のように変形し
て実施することを含むものである。 (1)分割主搬送部分4zに設ける駆動モータ26を、
下流側の合流搬送ユニット2の部分に設けて構成する。
【0101】(2)制御処理フローのステップSP7に
おける通過を判別する際に用いる時間のデータを、自己
の制御部10Cが属する分割主搬送部分4zにおける上
流側の副搬送路Sまたは下流側の副搬送路Sから入れ込
まれた薄片100をその副搬送路Sの通過検出器D2で
通過検出した場合には、薄片100が当該副搬送路Sの
始端からその下流側の中継搬送ユニット4の末端まで通
過するのに要する時間に若干の時間を加算した時間のデ
ータによって判別するように変更して構成する。
【0102】(3)図6・図7の第1従来技術における
薄片搬送装置300とパチンコ台島装置500との構成
に適用して構成する。 (4)図11〜図16の第3従来技術における薄片搬送
装置300とパチンコ台島装置500との構成に適用し
て構成する。
【0103】(5)図17の第4従来技術における薄片
搬送装置300とパチンコ台島装置500との構成に適
用して構成する。この構成において、連動機構4wを、
上流側の分割中継搬送ユニット4yの下流側に配置した
対向ベルト搬送機構42における下流側のプーリと、こ
のプーリに隣接して配置された下流側の分割中継搬送ユ
ニット4yの対向ベルト搬送機構42のプーリとの間に
設けて構成する。
【0104】(6)通過検出器D1の検出出力にもとづ
く薄片100の通過の判別を、各分割主搬送部分4zご
とに、その分割主搬送部分4zに属する複数の制御部1
0Cの全てが共通して通過検出の判別を行った結果を相
互に通信し合い、その全ての通過検出の判別が一致した
ときに、正規の通過検出のデータとするように構成す
る。また、ステップSP8の運転指令連絡とステップS
P15の運転禁止の通信連絡を上記の複数の制御部10
Cの全てが共通して行い、その通信連絡のいずれか1つ
が受信されたときはその通信連絡にもとづく処理を行う
ように構成する。この構成によれば、通信連絡にもとづ
く処理を確実化することができる。
【0105】(7)通過検出器D1の検出出力にもとづ
く薄片100の通過の判別を、分割主搬送部分4zに属
する複数の制御部10Cのうちの特定の1つの制御部1
0Cのみが通過検出の判別を行った結果を他の制御部1
0Cに通信するように構成する。また、ステップSP8
の運転指令連絡とステップSP15の運転禁止の通信連
絡を上記の特定の1つの制御部10Cが行ように構成す
る。この構成によれば、通信連絡の構成を簡略化するこ
とができる。
【0106】(8)副搬送路Sを前列側または後列側の
みに設けた薄片搬送装置300に適用して構成する。ま
た、パチンコ台島装置では、パチンコ台Bと台間球貸装
置とを前列側または後列側のみに適用して構成する。
【0107】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、主搬
送路を複数に分割した分割搬送路部分をさらに分割した
複数の細分主搬送部分を1つの駆動モータで駆動するよ
うに構成するとともに、副搬送路ごとに設けた制御部を
通信で相互に連結して制御しているので、駆動モータの
配置数が少なく、制御構成が簡単なため、簡便安価で保
守が容易であり、また、薄片が入れ込まれる分割搬送部
分の駆動モータのみを、薄片が通過する間だけ運転して
いるので、運転に要する消費電力を低減できる合理的な
薄片搬送装置とその利用装置、例えば、パチンコ台島装
置を提供することができるなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
図面中、図1〜図4はこの発明の実施例を、また、図5
〜図17は従来技術を示し、各図の内容は次のとおりで
ある。
【図1】要部構成横断面図
【図2】要部構成正面図
【図3】要部ブロック構成図
【図4】要部制御処理フロー図
【図5】全体構成側面・横断面図
【図6】要部構成横断面図
【図7】要部構成横断面図
【図8】要部構成横断面・縦断面図
【図9】要部構成正面図
【図10】全体構成横断面図
【図11】要部構成横断面図
【図12】要部構成正面図
【図13】要部構成斜視図
【図14】要部構成横断面図
【図15】要部構成横断面図
【図16】要部構成分解斜視図
【図17】要部構成横断面図
【符号の説明】
2 合流搬送ユニット 2A 保護覆 2B 案内板 2a 受棚 2a1 ねじ 2b 受棚 2b1 ねじ 2x 合流搬送部分 4 中継搬送ユニット 4A 保護覆 4v 連動機構 4w 連動機構 4w1 プーリ 4w2 プーリ 4w3 ベルト 4w7 軸 4y 分割中継搬送ユニット 4z 分割主搬送部分 7 取込搬送部分 8 案内導管 9 盗難防止用覆 10 制御ブロック 10A 副制御部 10B 主制御部 10C 制御部 23 案内壁 23A 案内壁 23A1 案内板 23A2 案内板 23B 案内壁 23B1 案内板 23B2 案内板 23X 案内壁 23X1 案内板 23X2 案内板 23Y 案内壁 23Y1 案内板 23Y2 案内板 24A ローラ 24B ローラ 25A ローラ 25X1 ローラ 25X2 ローラ 25X3 ローラ 25X4 ローラ 26 駆動モータ 26A 歯車機構 26B 歯車機構 26C 歯車 26a 歯車 26x 駆動モータ 27 歯車 27A 歯車 27B 歯車 27C 手動用つまみ 28A 歯車 29 歯車 29A 歯車 29B 歯車 29C 歯車 29D 歯車 30 突起 31A プーリ 31a 軸 32 取付脚 32A ねじ 41 フレーム 42 対向ベルト搬送機構 42B 対向ベルト搬送機構 43A プーリ 43B プーリ 44B プーリ 44B1 軸 44a プーリ 44b プーリ 45A 平ベルト 45B 平ベルト 45X 丸ベルト 46 歯車 46a 歯車 46b 歯車 47 穴 47A 張出部分 48 覆用部材 49 取付部分 53 球 54 掛止部分 55 凹穴 56 突出部分 57 突出部分 59A 案内板 59B 案内板 71A ローラ 71B ローラ 71a 軸 71b 軸 72A 平ベルト 73 ばね 81 上下部分 82 差込爪 83 掛止爪 91 鍵 92 掛爪 94 垂直板部分 95 張出部分 98 張出部分 99 検出器 100 薄片 110 収納箱 200 搬送路 500 パチンコ台島装置 B パチンコ台 B1 パチンコ台列 B2 パチンコ台列 C 導入搬送部 C1 紙幣入口 C1a プーリ C1b プーリ C2 紙幣導出口 C2a プーリ C2b プーリ C3 保護覆 C3a 平ベルト C3b 平ベルト L1 間隔 L2 長さ L3 長さ L5 長さ M 主搬送路 S 副搬送路 W 幅

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 副搬送路から入れ込んだ薄片を1連の主
    搬送路に合流させて搬送する薄片搬送装置であって、 前記主搬送路を複数に分割した分割主搬送部分をさらに
    分割した複数の細分主搬送部分を連動して1つの駆動モ
    ータで駆動することにより前記分割主搬送部分ごとに前
    記搬送を行う分割搬送駆動手段と、 前記副搬送路ごとに設けた制御部を通信で相互に連結し
    て制御する通信連結制御手段と、 各前記副搬送路における前記薄片の通過と、各前記分割
    主搬送部分における前記薄片の通過とを検出して得られ
    る検出出力と、前記通信とにもとづいて前記薄片が入れ
    込まれる前記分割主搬送部分を前記制御部が判別する判
    別手段と、 前記判別にもとづいて前記分割主搬送部分ごとに、前記
    薄片が入れ込まれる前記分割主搬送部分の前記駆動モー
    タのみを、前記薄片が前記分割主搬送部分を通過する間
    だけ運転する制御を前記制御部が行う運転制御手段とを
    具備することを特徴とする薄片搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の薄片搬送装置を具備すること
    を特徴とするパチンコ台島装置。
  3. 【請求項3】 前記副搬送路を台間球貸装置に配置した
    対向ベルト搬送機構とし、前記分割主搬送部分を前列側
    のパチンコ台列と後列側のパチンコ台列との間に配置し
    た対向ベルト搬送機構とし、前記制御部分を前記台間球
    貸装置に配置した制御部分とした請求項2のパチンコ台
    装置。
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