JP3961866B2 - 通信方法、通信装置及びソフトウェアプログラム - Google Patents

通信方法、通信装置及びソフトウェアプログラム Download PDF

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    • H04L1/0022Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff characterised by the adaptation strategy in which mode-switching is influenced by the user

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は通信方法、通信装置及びソフトウェアプログラムに係り、特に安定な通信状態を確保するために通信中に回線品質を監視し必要に応じて通信速度、変調方式等の通信パラメータを再設定する機能を有する通信方法、通信装置及びそれらの機能をコンピュータに実行させるためのソフトウェアプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は電話回線等の通信回線30を介してパーソナルコンピュータ等のユーザ側の端末装置10をインターネットサービスプロバイダ等のアクセスポイントにおけるサーバ20に接続した状態を示す。このように通信回線に接続可能な端末装置には、通信回線との接続を担う通信機器、所謂モデムが設けられている。このモデムは安定的な通信状態を確保する目的で常時通信状態を監視し、必要に応じて回線速度、通信プロトコル、エラー訂正方式、データ圧縮方式等の種々の通信パラメータを再設定する機能を有している。
【0003】
この機能によれば、上記監視動作の結果通信回線に対するノイズの混入等によって受信信号レベル、S/N比等が所定のレベル以下に低下したことを検出した場合に一旦通常の通信を停止して上記通信パラメータ再設定動作を起動する。即ち、当該通信回線によってモデム同士11,21でネゴシエーションを行いながら上記各種通信パラメータを順次設定し直す動作を行う。なお、上記ノイズとしては、電源ノイズ、電子レンジ等による電磁波ノイズ、エアコンのインバータに固有のノイズ等が考えられる。
【0004】
図2は上記モデム11の機能ブロック図であり、図示の如く、モデム11はパーソナルコンピュータ12と信号のやりとりを行うコントローラ部11a、電話回線等30と接続された回線インタフェース部11c、及びそれらの間に設けられパーソナルコンピュータ12からの信号を圧縮、変調して通信用信号に変換し、或いは回線インタフェース部11cで受信した通信用信号を復調、伸張してパーソナルコンピュータで使用出来る信号に変換する機能を有する変復調部11bを含む。
【0005】
尚、今日のモデムはコンピュータのCPUの動作の高速化等により、上記コントローラ部11a、変復調部11bの機能をソフトウェアとして実装する方式が一般化している。この場合、当該ソフトウェアはドライバソフトウェアと称され、パーソナルコンピュータのOS上で動作し上記モデム機能を実行する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図1のシステムにおいて、上記インターネットサービスプロバイダでは、予め取り交わされているユーザとの契約に則ったサービスを当該ユーザへ提供する際、ユーザとの通信開始時にユーザ認証動作を行う。この認証動作では上記契約時に設定されたユーザ名、ユーザID等をユーザに入力させることによってユーザを識別・認証する。インターネットサービスプロバイダ(以下単にISPと称する)ではこのユーザの識別・認証がなされた後に当該ユーザの端末装置をインターネット等の通信ネットワークへ接続する。その結果初めて当該ユーザはインターネットを介した各種サービスの提供を受けることが出来る。
【0007】
図3はこの場合の動作を示すフローチャートである。即ち、ユーザ側端末装置としてのパーソナルコンピュータ12のアプリケーションソフトウェア(以下単にアプリケーションと称する)によるダイアルアップ動作により、モデム11による回線接続動作が開始される(ステップS1)。その結果、モデム11はISPのアクセスポイントのサーバ20に設けられたモデム21に対して回線接続要求を行う。その結果モデム双方11,21間でネゴシエーションがなされ(ステップS2),そのようにして各種通信パラメータの設定がなされてネゴシエーションが終了すると(ステップS3のYES)通信回線の接続が完了する(ステップS5)。
【0008】
ここでステップS2におけるネゴシエーションによる通信パラメータの設定が失敗した場合(ステップS3のNO),当該通信回線は切断され(ステップS4),処理は再度アプリケーションに戻され、ユーザの再スタート指示を受け、以降通信パラメータの設定が成功するまで上記ステップS1乃至S3を繰り返す。
【0009】
ステップS5で通信回線の接続が完了するとステップS6で処理はISPのサーバ側のアプリケーションに移り、上記認証動作としてのID/パスワードの確認作業がなされ、その結果認証が確認されると(ステップS7のYES)ISPでは当該通信回線をネットワークへ接続しする(ステップS8)。その結果ユーザはネットサーフィン等によってネットワークを介したサービスの提供受けることが可能となる(ステップS9)。
【0010】
ところがステップS6における認証動作中にノイズ混入等によって上記再設定動作が起動された場合、モデム間のネゴシエーション等を行うために通常の通信が停止され、その結果当該認証動作は中断される。その結果ステップS7がNOとなり、処理はユーザ側のアプリケーションに戻され、再度ユーザによる通信回線接続再開指示を受け、ステップS1から始まる通信回線接続動作が開始されることになる。
【0011】
図4、5は上記動作の流れを整理し更に認証タイマの機能を含めた動作の流れ示している。まず、図4はノイズの混入等による回線切断によって認証動作が中断することなく、認証が成功した場合を示す。この場合、回線接続動作(ステップS21),回線接続完了(ステップS22)の後に認証動作(S23)が開始され、その際、同時に認証タイマが動作を開始する(ステップS24)。そして認証動作が正常に実行されて終了すると(ステップS25)、当該回線はネットワークに接続されてユーザ端末からネットサーフィン等が可能となる(ステップS26)。この場合、認証動作完了(ステップS25)によって認証タイマはクリアされる(ステップ26)。
【0012】
次に、図5と共に、ノイズの混入等による回線切断によって認証動作が中断し、その結果に認証が失敗した場合について説明する。この場合、ステップS21乃至S24迄の動作は図3の場合と同じであるが、その後ノイズの混入等によって通信状態が悪化した場合(ステップS31)、これをリカバリする目的で通信パラメータ再設定動作(ステップS34)を実施する。この場合、上記の如くモデム間でネゴシエーション等を行うために一旦通常の通信が停止される(ステップS32)。その結果認証動作は続行不可となり、中断される(ステップS33)。
【0013】
そしてステップS34の再設定動作の結果通信パラメータの再設定が完了し、認証動作のための通信が再開されて認証動作が再開される。しかしながらこの場合、ステップS33にて認証動作が中断されているために時間が経過し、その結果認証が成功する前に認証タイマがタイムアウトしてしまう場合がある(ステップS35)。その場合「認証失敗」となり、サーバ側(20)のアプリケーションはモデム21を通して当該通信回線を切断する(ステップS36)。その結果ユーザは再度通信回線の接続作業(ステップS21)からやり直す必要がある。
【0014】
例えば回線の状態が悪くノイズの混入等によって(ステップS31)再三認証タイマのタイムアウト(S35)による「認証失敗」、更にそれによる回線切断(S36)が繰り返された場合、ユーザ側ではいつになっても所期の目的であるネットワークを介したサービスの提供を受けることが出来ないことになる。
【0015】
次に、図5と共に、このような状況に至る原因について更に詳細に説明する。同図に示す如く、図3のステップS5、又は図4、図5のステップS22にて回線接続が完了すると(ステップS41),ユーザ側のモデム11ではステップS41にて回線が接続されたサーバ側のモデム21との間でデータ送受信を開始する(ステップS42)。その結果サーバ側のアプリケーションでは認証動作としてID/パスワードの要求を行う(ステップS61)。これに対してユーザ側のアプリケーションではユーザによる入力に応じてID/パスワードを送信する(ステップS62)。
【0016】
他方、モデム側ではノイズ混入等によって一時的に通信状態が悪化すると、通信回線モニタ機能がONされていれば(ステップS45のYES)この状態を検出し、再設定機能が起動されて有効となっていれば(ステップS46のYES)再設定動作のため一般の通信を停止する(ステップS47)。その結果認証動作は続行不可となる。そしてモデムは通信パラメータ再設定動作を実行する(ステップS48)。その結果データ送受信が再開され(ステップS49)、通信回線接続状態となる(ステップS50)。その結果上記認証動作が再開され、認証が成功すると(ステップS64のYES)、ネットワークへの接続がなされる。ところが上記認証動作の中断によってステップS63のID/パスワードの確認が遅れ、上記認証タイマがタイムアウトとなると認証失敗となり(ステップS64のNO)、ISP側のモデムによって当該回線自体の切断がなされる(ステップS66)。
【0017】
本発明は上記問題点に鑑み、認証動作中にノイズの混入等による一時的な通信状態の悪化が発生しても認証動作が遅延することなく、タイムリーにユーザの所期の目的が達成され得る構成の通信方法及び通信装置並びにそのような処理をコンピュータに実行させるためのソフトウェアプログラムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的の達成のため、本発明では、通信回線接続確立後所定の間、通信状態をモニタする機能又はそのモニタの結果通信状態が悪化したことが検出された場合に当該通信に係る通信パラメータを再設定する機能を停止させる。このように認証動作中は同上機能が停止されるため、通信パラメータ再設定動作のために一般のデータ通信が停止されることによる認証動作の中断が防止される。したがってユーザ認証が円滑になされ、それによってユーザは迅速に所期の目的たるネットワークを介したサービスを受けることが出来るようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に図面と共に本発明の実施例について説明する。
【0020】
本発明の実施例による通信装置は、基本的には従来技術の説明の際に説明した図1及び図2に示す構成と同様の構成において、図1の如くISP側のサーバ20と電話回線等30によって接続されるユーザ側端末装置10におけるモデム11に対応し、特にその中のコントローラ部11aに対応する。
【0021】
図7は本発明の一実施例による通信装置としてのモデムのコントローラ部11aの構成を示す。同図に示す如く、本装置は回線接続を行う回線接続部100、モニタ部110、及び再設定部120よりなる。なお、上記の如く、このコントローラ部はハードウェアによる構成のみに限られず、ユーザ端末のOS上で動作するソフトウェアによる構成、即ちドライバソフトウェアとして構成することも可能である。
【0022】
回線接続部100は図2に示す回線インタフェース部11cを制御することによって回線接続動作を実施し、更に変復調部11bを制御して送受信信号の変復調、圧縮伸張処理等を実施することによって端末装置10とサーバ装置20との間のデータ通信処理を実行する。
【0023】
モニタ部110は回線における通信状態を監視する機能を有し、回線インタフェース部11cから回線通信状態に関するデータを入手して解析し、回線通信状態、即ち受信信号レベル、S/N比等が所定のレベルを満たしているか否かを判断する。そしてその結果所定のレベルを満たしていないと判断された場合、再設定部120に対してその旨通知すると共に、回線接続部100に対しても同様の通知を行う。その結果回線接続部100では再設定動作に備え現在実行中のデータ通信を停止する。
【0024】
再設定部120は、モニタ部110からの通信状態が所定のレベルを満たしていない旨の情報を得ると、回線接続部100に対し通信パラメータの再設定動作を行うよう指示を与える。回線接続部100ではこの再設定部120からの指示に従って、当該通信回線を使用して上記各種通信パラメータの再設定動作を実行する。
【0025】
また、上記回線接続部100は以下に述べる如く、所定の条件でモニタ部110又は再設定部120のうちのいずれかの機能を一時的に停止させる機能を有する。
【0026】
図8、図9は本発明の一実施例による通信方法の動作を示すフローチャートである。同図において、ユーザ端末側モデムの回線接続部100はステップ101で回線接続動作を実施し、その結果回線接続を完了する(ステップS102)。この時点で回線接続部100はモニタ部110又は再設定部120の機能を停止する(ステップS103)。その後、アプリケーションの動作によって認証動作が行われ(ステップS103)、同時に認証タイマが起動される(ステップS105)。
【0027】
ここで、仮にこの時点でノイズの混入等によって通信状態が悪化した場合を想定する(ステップS106)。この場合、ステップS103によってモニタ部110又は再設定部120の機能が停止されているため、この通信状態の悪化はモニタ部110によって検出されず、或いは再設定部120は再設定動作を起動しない。そのため、再設定動作の起動に伴う通常のデータ通信の中断は行われず、もって認証動作は続行される(ステップS107)。
【0028】
このようにしてノイズの混入等による通信状態の悪化があっても認証動作は続行され、その結果認証が完了する(ステップS108)。その結果ステップS103にて停止されていたモニタ部110又は再設定部120の機能が復活され(ステップS110)、その結果初めて上記通信状態の悪化による再設定動作が起動される(ステップS112)。そしてこの動作によって再設定が完了すると(ステップS113),通常のデータ通信が再開され(ステップS114)、上記認証成功によって既に当該回線を介してユーザ端末がネットワークに接続されているため、ユーザの所期の目的であるネットサーフィン等が実行可能となる(ステップS115)。
【0029】
尚、ステップS111乃至S113の間、即ち再設定動作に伴う通信停止の間もステップS102にて確立された通信回線は維持されたままであり、その結果ステップS108にて確認された認証事項もその間、維持される。その結果、ステップS114にてデータ通信が再開された際には再度認証動作を行う必要は無く、そのまま所期の目的のネットサーフィン等の動作に移行可能である。
【0030】
図10、図11は本発明の一実施例による通信方法の動作を示すタイムチャートである。図10は回線接続完了後認証完了までの間再設定部120の機能を停止する場合のタイムチャートを示し、図11はその間モニタ部110の機能を停止する場合のタイムチャートを示す。
【0031】
図10の場合、同図(b)に示す通信回線の接続後(▲1▼)、同図(c)に示すネットワークログオン(▲2▼)までの間、同図(d)に示す再設定機能が停止される。他方図11の場合、同図(b)に示す通信回線の接続後(▲1▼)、同図(c)に示すネットワークログオン(▲2▼)までの間、同図(a)に示す回線品質モニタの機能が停止される。
【0032】
図12は、本発明の一実施例の動作を、モデムとアプリケーションの動作とを分けて示したフローチャートである。尚、同図は上述の図6に対応するものであり、同図において図6のフローチャートにおけるステップと同様のステップには同じステップ番号を付してある。
【0033】
図12に示す如く、ステップS41にて通信回線の接続が完了すると、ステップS111にてモニタ部110又は再設定部120の機能を停止する。その後ステップS42にて同通信回線を介してユーザ側とISPのサーバ側との間でデータの送受信が開始される(ステップS42)。
【0034】
これによってサーバ側のアプリケーションでは認証動作を開始してユーザの端末に対してID/パスワードを要求する(ステップS61)。これに対してユーザ側の端末からID/パスワードが送信され(ステップS62)、これがサーバ側で確認されると(ステップS63)認証成功となり(ステップS64のYES)、当該回線を介してユーザ端末がネットワークに接続される(ステップS65)。その結果、ステップS111にて停止されていたモニタ部110又は再設定部120の機能が復活される(ステップS112)。
【0035】
他方モデム側では、通信回線接続中(ステップS43)にノイズの混入等による通信状況の悪化が発生した場合であっても(ステップS44)、ステップS111にてモニタ部110又は再設定部120の機能が停止されているため、ステップS45又はステップS46の判断の結果がNOとなり、その結果処理はステップS43に戻り、以降ステップS43乃至S46の処理ループを繰り返す。
【0036】
他方、ステップS112にてモニタ部110又は再設定部120の機能が復活した後には上記処理ループにおいてステップS45,S46の判断の結果は共にYESとなり、その結果ステップS47にてモデムは通常のデータ送受信を停止し、当該回線を利用した再設定動作を開始する(ステップS48)。以降再設定動作によって通信パラメータの再設定が完了するとステップS47にて停止されていた通常のデータ送受信が再開され(ステップS49)、通信回線接続中の状態となる(ステップS50)。
【0037】
ここで、上述の如く、ステップS48の再設定動作の間は通常のデータ送受信が停止されている(ステップS47)ためにユーザによるネットワークを利用したサービスの利用は停止される。しかしながら既に認証動作は完了済(ステップS64のYES)であって且つその際に使用した通信回線は接続されたままの状態が継続している。その結果認証事項はそのまま維持され、ステップS49で通常のデータ送受信が再開されると同時にユーザの所期の目的たるネットワークを介したサービスの享受が再開可能となる。
【0038】
尚、上記実施例では通信回線接続後認証動作完了迄モニタ部110又は再設定部120の機能を停止させる構成であるが、この構成に限られず、例えば図10、図11にTにて示す如く、通信回線接続完了時に停止されたモニタ部110又は再設定部120の機能がタイマの機能によって所定時間後に自動的に復帰するように構成してもよい。その場合、上記タイマのタイムアウト迄の時間を、通常の認証動作が完了するのに要する時間より若干長く設定することにより、認証動作の完了前にタイムアウトによって再設定動作が起動され回線が切断されて認証失敗となることが防止される。但し、このタイマのタイムアウト迄の時間を長くし過ぎると逆に再設定動作の起動が遅れ、結果的に通信状態の不安定な状態が長時間継続するという他の問題が発生するため、適度の長さに設定すべきである。
【0039】
このように本発明によればユーザ認証動作時に通信パラメータ再設定動作に関する機能を停止させることによって認証動作が正常に完了され、ユーザは認証完了によってタイムリーにネットワークを介した所期のサービスを受けることが出来、効果的にユーザに対するサービスの向上を図ることが可能である。
【0040】
本発明は以下の付記に示す構成を含む。
【0041】
(付記1)
通信回線を介したユーザ認証を経ることによってユーザに対して所定のサービスを提供可能とするがユーザ認証が所定の時間内に完了しない場合には当該通信回線を切断するサービス提供システムからサービスの提供を受けるための通信方法であって、
通信回線による通信状態を監視し、通信状態の悪化によって当該通信に係る通信パラメータを設定し直す動作を起動する段階と、
当該通信回線接続完了後所定の間、少なくとも上記通信状態を監視する動作又は通信状態の悪化によって当該通信に係る通信パラメータを設定し直す動作を停止させる段階とよりなる通信方法。
【0042】
(付記2)
前記少なくとも上記通信状態を監視する動作又は通信状態の悪化によって当該通信に係る通信パラメータを設定し直す動作を停止させる前記所定の間は、前記認証完了迄の間である構成の付記1に記載の方法。
【0043】
(付記3)
前記通信パラメータは少なくとも変調方式又は通信速度よりなる構成の付記1又は2に記載の方法。
【0044】
(付記4)
通信回線を介したユーザ認証を経ることによってユーザに対して所定のサービスを提供可能とするがユーザ認証が所定の時間内に完了しない場合には当該通信回線を切断する機能を有するサービス提供システムからサービスの提供を受けるための通信装置であって、
通信回線における通信状態を監視する手段と、
通信状態の悪化によって当該通信に係る通信パラメータを設定し直す動作を起動する手段と、
当該通信回線接続完了後所定の間、少なくとも上記通信状態を監視する手段の機能又は通信状態の悪化によって当該通信に係る通信パラメータを設定し直す動作を起動する手段の機能を停止させる手段とよりなる通信装置。
【0045】
(付記5)
前記通信回線接続完了後所定の間少なくとも上記通信状態を監視する手段の機能又は通信状態の悪化によって当該通信に係る通信パラメータを設定し直す動作を起動させる機能を停止させる手段が同機能を停止させる前記所定の間は、前記認証完了迄の間である構成の付記4に記載の装置。
【0046】
(付記6)
前記通信パラメータは少なくとも変調方式又は通信速度よりなる構成の付記4又は5に記載の装置。
【0047】
(付記7)
通信回線を介したユーザ認証を経ることによってユーザに対して所定のサービスを提供可能とするがユーザ認証が所定の時間内に完了しない場合には当該通信回線を切断する機能を有するサービス提供システムからサービスの提供を受けるための処理をコンピュータに実行させるためのソフトウェアプログラムであって、
当該通信回線における通信状態を監視させる手段と、
通信状態の悪化によって当該通信に係る通信パラメータを設定し直す動作を起動させる手段と、
当該通信回線接続完了後所定の間、少なくとも上記通信状態を監視させる手段の機能又は通信状態の悪化によって当該通信に係る通信パラメータを設定し直す動作を起動させる手段の機能を停止させる手段とよりなるソフトウェアプログラム。
【0048】
(付記8)
前記通信回線接続完了後所定の間少なくとも上記通信状態を監視させる手段の機能又は通信状態の悪化によって当該通信に係る通信パラメータを設定し直す動作を起動させる機能を停止させる手段が同機能を停止させる前記所定の間は、前記認証完了迄の間である構成の付記7に記載のソフトウェアプログラム。
【0049】
(付記9)
前記通信パラメータは少なくとも変調方式又は通信速度よりなる構成の付記7又は8に記載のソフトウェアプログラム。
【0050】
【発明の効果】
このように本発明によれば、ユーザ認証動作中のデータ通信中断によって認証失敗となることが防止され、ユーザ認証が円滑になされてユーザは迅速に所期の目的たるネットワークを介したサービスの提供を受けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な、ネットワークを介してサービスを提供するシステムから通信回線を介してサービスを受ける構成について説明するための図である。
【図2】図1におけるユーザ端末装置に設けられたモデムの構成の一例を示すブロック図である。
【図3】図1のシステムにおいてユーザ側端末装置とサービス提供側のサーバとの間を通信回線で接続し、ユーザ認証動作を経て当該ユーザが所期の目的たるネットワークを介したサービスの提供を受けることが可能な状態へ至るまでの動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】図3の動作の流れを整理し従来技術の問題点をより明確に説明するためのフローチャート(その1)である。
【図5】図3の動作の流れを整理し従来技術の問題点をより明確に説明するためのフローチャート(その2)である。
【図6】図3,4,5に示す動作において特に本発明との関連が深い部分についてモデムとアプリケーションとに分けて動作の流れを説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例による通信装置又はソフトウェアプログラムを構成する、モデム中のコントローラ部の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の一実施例による通信方法の動作の流れを示すフローチャート(その1)である。
【図9】本発明の一実施例による通信方法の動作の流れを示すフローチャート(その2)である。
【図10】本発明の一実施例による通信方法の動作の一例を示すタイムチャートである。
【図11】本発明の一実施例による通信方法の動作の他の例を示すタイムチャートである。
【図12】図8、図9に示す本発明の一実施例による通信方法の動作の流れにおいて特に特徴的な部分についてモデム側とアプリケーション側とに分けて動作の流れを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
11 モデム
11a コントローラ部
100 回線接続部
110 モニタ部
120 再設定部

Claims (3)

  1. 通信回線を介したユーザ認証を経ることによって当該ユーザに対して所定のサービスを提供すると共にユーザ認証が所定の時間内に完了しない場合には当該通信回線を切断するサービス提供システムからサービスの提供を受けるための通信方法であって、
    通信回線による通信状態を監視し、通信状態の悪化によって当該通信に係る通信パラメータを設定し直す動作を起動する段階と、
    当該通信回線接続完了後所定の間、少なくとも上記通信状態を監視する動作又は通信状態の悪化によって当該通信に係る通信パラメータを設定し直す動作を停止させる段階とよりなり、
    前記少なくとも上記通信状態を監視する動作又は通信状態の悪化によって当該通信に係る通信パラメータを設定し直す動作を停止させる前記所定の間は、前記認証完了迄の間とされてなる方法。
  2. 通信回線を介したユーザ認証を経ることによって当該ユーザに対して所定のサービスを提供すると共にユーザ認証が所定の時間内に完了しない場合には当該通信回線を切断する機能を有するサービス提供システムからサービスの提供を受けるための通信装置であって、
    通信回線による通信状態を監視する手段と、
    通信状態の悪化によって当該通信に係る通信パラメータを設定し直す動作を起動する手段と、
    当該通信回線接続完了後所定の間、少なくとも上記通信状態を監視する手段の機能又は通信状態の悪化によって当該通信に係る通信パラメータを設定し直す動作を起動する手段の機能を停止させる手段とよりなり、
    前記少なくとも上記通信状態を監視する動作又は通信状態の悪化によって当該通信に係る通信パラメータを設定し直す動作を停止させる前記所定の間は、前記認証完了迄の間とされてなる通信装置。
  3. 通信回線を介したユーザ認証を経ることによって当該ユーザに対して所定のサービスを提供可能とすると共にユーザ認証が所定の時間内に完了しない場合には当該通信回線を切断する機能を有するサービス提供システムからサービスの提供を受けるための処理をコンピュータに実行させるためのソフトウェアプログラムであって、コンピュータを
    当該通信回線による通信状態を監視させる手段と、
    通信状態の悪化によって当該通信に係る通信パラメータを設定し直す動作を起動させる手段と、
    当該通信回線接続完了後所定の間、少なくとも上記通信状態を監視させる手段の機能又は通信状態の悪化によって当該通信に係る通信パラメータを設定し直す動作を起動させる手段の機能を停止させる手段として機能させるためのものとされてなり、
    前記少なくとも上記通信状態を監視する動作又は通信状態の悪化によって当該通信に係る通信パラメータを設定し直す動作を停止させる前記所定の間は、前記認証完了迄の間とされてなるソフトウェアプログラム。
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