JP3961380B2 - 列車座席状況・混雑状況把握システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、列車座席状況・混雑状況把握システムに関し、特に列車等の乗車前または乗車時に任意の車両の空席情報や座席着席者毎の降車駅情報および各車両の混雑度等が把握できる列車座席状況・混雑状況把握システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、列車の各座席に備えられた離着席検出手段により乗客の離着席を検出し、各車両が満席であるか空席であるかの情報と、空席の場合は空席の座席番号情報を表示する装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、他の従来の技術としては、乗客着席時に各座席に備えられた自動検札装置により切符に登録されたデータを読み取り、各車両の座席毎の着席状況,乗車区間を駅のホームやコンコース上に設置された表示装置に表示させるシステムがある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開昭63−98094号公報(第2頁右上欄第18行〜同頁左下欄第5行、第1図、第3図)
【特許文献2】
特開平7−296267号公報(段落[0007]、図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した特許文献1に記載の発明においては、空席がなかった場合はそれ以上の情報、例えば、各座席に座っている人がどこの駅で降車するかといった情報を表示することはできなかった。
【0006】
また、特許文献2に記載の発明においては、挿入された切符に記録されたデータを読み取るための自動検札装置を各座席に備えなければならないという問題や、各車両の座席毎の着席状況,乗車区間が駅のホームやコンコースに表示されるため、例えば各座席の状況を書き取って乗車しなければならないという煩わしさがある。さらに、切符無しで乗車する場合、例えば、プリペイドカードや定期券等で乗車した場合は対応できないという問題がある。また、仮にプリペイドカードや定期券等用の自動検札装置を各座席に備えたとしても、プリペイドカードには乗車区間や降車駅の情報は登録されておらず、定期券には乗車区間情報が登録されているものの、時により最終駅で降車する場合や途中駅で降車する場合等があり、自動検札装置がその都度降車駅を特定することは不可能である。
【0007】
本発明は、以上の問題を解決する列車座席状況・混雑状況把握システム,方法,プログラムおよび座席無線装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の列車座席状況・混雑状況把握システムは、ユーザが所持するユーザ携帯端末と、各座席対応に設けた座席無線装置と、各列車に設けた列車サーバと、列車情報提供サーバと、前記座席無線装置と前記列車サーバとを接続するLANと、前記列車サーバと前記列車情報提供サーバとを接続するインターネットとを備えた列車座席状況・混雑状況把握システムであって、
前記ユーザ携帯端末は、ユーザから入力された降車予定駅名である降車駅情報を登録,格納する手段と、ユーザが着席中に前記座席無線装置から降車駅要求があったとき前記登録された降車駅情報を回答する手段を有し、
前記座席無線装置は、定期的に降車駅要求を自座席上の前記ユーザ携帯端末に送信して降車駅情報を受信する手段と、降車駅要求を送信しても降車駅情報を受信しなかった場合に、自座席の着席者の有無を検出する手段と、着席者が居た場合に着席情報を生成する手段と、受信した降車駅情報または生成した着席情報に座席IDを付して前記列車サーバに送信する手段とを有し、
前記列車サーバは、各座席無線装置から受信した座席ID毎の降車駅情報または着席情報を基に、各車両の座席ID毎に空席,着席または着席者の降車駅名を対応付けた座席状況データを生成する手段と、生成した座席状況データに列車IDを付して前記列車情報提供サーバに送信する手段とを有し、
前記列車情報提供サーバは、各列車サーバから受信した前記座席状況データを基に、各列車,車両の座席毎の空席,着席状況と着席者の降車駅名とをインターネット上で提供する手段を有する。
【0009】
本発明の第2の列車座席状況・混雑状況把握システムは、ユーザが所持するユーザ携帯端末と、各座席対応に設けた座席無線装置と、各車両に設けた車両無線装置と、各列車に設けた列車サーバと、列車情報提供サーバと、前記座席無線装置,前記車両無線装置と前記列車サーバとを接続するLANと、前記列車サーバと前記列車情報提供サーバとを接続するインターネットとを備えた列車座席状況・混雑状況把握システムであって、
前記ユーザ携帯端末は、ユーザから入力された降車予定駅名である降車駅情報を登録,格納する手段と、ユーザが着席中に前記座席無線装置から降車駅要求があったとき前記登録された降車駅情報を回答する手段と、前記車両無線装置から乗車確認要求があったときに予め定められた応答情報を回答する手段とを有し、前記座席無線装置は、定期的に降車駅要求を自座席上の前記ユーザ携帯端末に送信して降車駅情報を受信する手段と、降車駅要求を送信しても降車駅情報を受信しなかった場合に、自座席の着席者の有無を検出する手段と、着席者が居た場合に着席情報を生成する手段と、受信した降車駅情報または生成した着席情報に座席IDを付して前記列車サーバに送信する手段とを有し、
前記車両無線装置は、各車両内のユーザ携帯端末に定期的に乗車確認要求を送信して応答情報を受信する手段と、受信した応答情報に車両IDを付して前記列車サーバに送信する手段を有し、
前記列車サーバは、各座席無線装置から受信した座席ID毎の降車駅情報または着席情報を基に、各車両の座席ID毎に空席,着席または着席者の降車駅名を対応付けた座席状況データを生成する手段と、各車両無線装置から受信した応答情報により乗客数をカウントし車両毎の乗車率を算出する手段と、前記座席状況データおよび乗車率データに列車IDを付して前記列車情報提供サーバに送信する手段とを有し、
前記列車情報提供サーバは、各列車サーバから受信した前記座席状況データ,乗車率データを基に、各列車,車両の乗車率と座席毎の空席,着席状況と着席者の降車駅名とをインターネット上で提供する手段を有する。
【0010】
本発明の第3の列車座席状況・混雑状況把握システムは、本発明の第1または第2の列車座席状況・混雑状況把握システムにおいて、前記ユーザ携帯端末が降車駅情報を登録,格納するときに登録年月日を付して登録し、前記座席無線装置からの降車駅要求受信時の年月日と登録年月日が一致している場合に降車駅情報を回答することを特徴とする。
【0011】
本発明の第4の列車座席状況・混雑状況把握システムは、本発明の第1,第2または第3の列車座席状況・混雑状況把握システムにおいて、前記列車サーバは、受信した降車駅情報が路線に存在するか否かと、降車駅を既に通過していないかを確認する手段をさらに有し、受信した降車駅情報が路線に無い駅であった場合、または既に通過した駅であった場合に降車駅情報を無効と判断し、該当する降車駅情報を着席情報に読み替えることを特徴とする。
【0012】
本発明の第5の列車座席状況・混雑状況把握システムは、本発明の第1〜第4のいずれかの列車座席状況・混雑状況把握システムにおいて、前記ユーザ携帯端末が前記座席無線装置に降車駅情報とともにユーザIDを送信し、前記座席無線装置からユーザIDを受信した前記列車サーバは、同一年月日で受信したユーザIDは受信回数に関わらず1回だけ記憶しておき、年月日が変わったときに前記列車情報提供サーバに降車駅情報提供ユーザ情報として送信し、前記列車情報提供サーバは、ユーザID毎に管理するデータベースの該当ユーザの提供回数を1回増やして更新することを特徴とする。
【0013】
本発明の第6の列車座席状況・混雑状況把握システムは、本発明の第1〜第5のいずれかの列車座席状況・混雑状況把握システムにおいて、前記ユーザ携帯端末が、前記列車情報提供サーバがインターネット上に提供するホームページにアクセスし、列車を指定して前記座席状況,乗車率を参照する手段をさらに有する。
【0014】
本発明の第1の座席無線装置は、列車の座席毎に設けられた座席無線装置であって、定期的に降車駅要求を自座席上に送信する手段と、降車駅要求を受信した着席者のユーザ携帯端末から降車駅情報が送信されてきたときはこれを受信する手段と、降車駅要求を送信しても降車駅情報を受信しなかった場合に、自座席の着席者の有無を検出する手段と、着席者が居た場合に着席情報を生成する手段と、受信した降車駅情報または生成した着席情報に座席IDを付して外部装置に送信する手段とを有する。
【0015】
本発明の第2の座席無線装置は、本発明の第1の座席無線装置において、前記着席者の有無を検出する手段は、赤外線送出により一定距離内の障害物を検出する手段であることを特徴とする。
【0016】
本発明の第1の列車座席状況・混雑状況把握方法は、ユーザが所持するユーザ携帯端末と、各座席対応に設けた座席無線装置と、各列車に設けた列車サーバと、列車情報提供サーバと、前記座席無線装置と前記列車サーバとを接続するLANと、前記列車サーバと前記列車情報提供サーバとを接続するインターネットとを備えたシステムにおける列車座席状況・混雑状況把握方法であって、
前記ユーザ携帯端末がユーザから入力された降車予定駅名である降車駅情報を登録,格納する第1のステップと、
前記座席無線装置が定期的に降車駅要求を自座席上の前記ユーザ携帯端末に送信し、降車駅情報を受信することにより座席IDを付して前記列車サーバに送信する第2のステップと、
降車駅要求を送信しても降車駅情報を受信しなかった場合に、前記座席無線装置が自座席の着席者の有無を検出する第3のステップと、
着席者が居た場合に着席情報を生成し座席IDを付して前記列車サーバに送信する第4のステップと、
受信した降車駅情報が路線に存在するか否かと、降車駅を既に通過していないかを前記列車サーバが確認し、路線に無い駅であった場合、または既に通過した駅であった場合に降車駅情報を無効と判断し、該当する降車駅情報を着席情報に読み替える第5のステップと、
前記列車サーバが、各座席無線装置から受信した座席ID毎の降車駅情報または着席情報を基に、各車両の座席ID毎に空席,着席または着席者の降車駅名を対応付けた座席状況データを生成する第6のステップと、
前記第6のステップで生成した座席状況データに列車IDを付して前記列車情報提供サーバに送信する第7のステップと、
前記列車情報提供サーバが、各列車サーバから受信した前記座席状況データを基に、各列車,車両の座席毎の空席,着席状況と着席者の降車駅名とをインターネット上で提供する第8のステップとを有する。
【0017】
本発明の第2の列車座席状況・混雑状況把握方法は、ユーザが所持するユーザ携帯端末と、各座席対応に設けた座席無線装置と、各車両に設けた車両無線装置と、各列車に設けた列車サーバと、列車情報提供サーバと、前記座席無線装置,前記車両無線装置と前記列車サーバとを接続するLANと、前記列車サーバと前記列車情報提供サーバとを接続するインターネットとを備えたシステムにおける列車座席状況・混雑状況把握方法であって、
前記ユーザ携帯端末がユーザから入力された降車予定駅名である降車駅情報を登録,格納する第1のステップと、
前記座席無線装置が定期的に降車駅要求を自座席上の前記ユーザ携帯端末に送信し、降車駅情報を受信することにより座席IDを付して前記列車サーバに送信する第2のステップと、
降車駅要求を送信しても降車駅情報を受信しなかった場合に、前記座席無線装置が自座席の着席者の有無を検出する第3のステップと、
着席者が居た場合に着席情報を生成し座席IDを付して前記列車サーバに送信する第4のステップと、
受信した降車駅情報が路線に存在するか否かと、降車駅を既に通過していないかを前記列車サーバが確認し、路線に無い駅であった場合、または既に通過した駅であった場合に降車駅情報を無効と判断し、該当する降車駅情報を着席情報に読み替える第5のステップと、
前記列車サーバが、各座席無線装置から受信した座席ID毎の降車駅情報または着席情報を基に、各車両の座席ID毎に空席,着席または着席者の降車駅名を対応付けた座席状況データを生成する第6のステップと、
前記車両無線装置が定期的に乗車確認要求を車両内のユーザ携帯端末に送信し、応答情報を受信することにより車両IDを付して前記列車サーバに送信する第7のステップと、
前記列車サーバが、各車両無線装置から受信した応答情報により乗客数をカウントし車両毎の乗車率を算出する第8のステップと、
前記第6および前記第8のステップで生成,算出したデータに列車IDを付して前記列車情報提供サーバに送信する第9のステップと、
前記列車情報提供サーバが、各列車サーバから受信した前記座席状況データ,乗車率データを基に、各列車,車両の乗車率と座席毎の空席,着席状況と着席者の降車駅名とをインターネット上で提供する第10のステップとを有する。
【0018】
本発明のプログラムは、定期的に降車駅要求を座席上に送信する機能、降車駅要求を受信した着席者のユーザ携帯端末から降車駅情報が送信されてきたときはこれを受信する機能、降車駅要求を送信しても降車駅情報を受信しなかった場合に、座席の着席者の有無を検出する機能、着席者が居た場合に着席情報を生成する機能、前記降車駅情報または前記着席情報に座席IDを付して外部装置に送信する機能、をコンピュータに実現させる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1は本発明の一実施の形態の構成を示す図であり、ユーザ携帯端末10と、各車両に設けられた車両無線装置20と、各座席に設けられた座席無線装置30と、列車サーバ40と、列車情報提供サーバ50と、ユーザ端末60と、車両無線装置20,座席無線装置30と列車サーバ40とを接続するLAN(Local Area Network)等のネットワーク100と、列車サーバ40,列車情報提供サーバ50,ユーザ端末60を相互に接続するインターネット等のネットワーク200とを備えている。
【0021】
ユーザ携帯端末10は、列車を利用するユーザが携帯する携帯電話機等の情報処理装置である。このユーザ携帯端末10は、インターネット上のホームページにアクセスする機能と、ユーザの降車予定駅名である降車駅情報を登録,格納する機能と、座席無線装置30から降車駅要求IDを受信して降車駅情報とユーザIDを送信する機能と、車両無線装置20から乗車確認IDを受信して予め定められた応答情報(例えば、携帯端末ID)を送信する機能とを備えている。
【0022】
車両無線装置20は、車両毎に設けられ、定期的に乗車確認IDを車両内のユーザ携帯端末10に無線で送信し、ユーザ携帯端末10からの応答情報を無線によって受信する機能と、受信した応答情報に車両IDを付し、ネットワーク100を介して列車サーバ40に送信する機能とを備えている。なお、車両IDは、車両を特定するための車両固有の番号等であり、予め各車両無線装置20内部に登録されている。
【0023】
座席無線装置30は、座席毎に設けられ、定期的に降車駅要求IDを座席上のユーザ携帯端末10に送信する機能と、着席中の乗客のユーザ携帯端末10から降車駅情報,ユーザIDを受信する機能と、受信した情報に座席IDを付しネットワーク100を介して列車サーバ40に送信する機能と、降車駅要求IDを送信しても降車駅情報を受信しなかった場合に、赤外線を送信し一定距離内の障害物(座席上の乗客)の存在の有無を検知する機能と、検知した結果に座席IDを付してネットワーク100を介して列車サーバ40に送信する機能とを備えている。この座席無線装置30は、各座席に座っている乗客のユーザ携帯端末10しか感知しないような微弱かつ直線的な電波を送出するものであり、各座席上のユーザ携帯端末10との間だけで通信可能な程度の通信距離や感度を持っている。なお、座席IDは、座席を特定するための座席固有の番号等であり、予め各座席無線装置30内部に登録されている。また、座席無線装置30の各機能は図示していない記憶手段に記憶されたプログラムにより制御される。
【0024】
列車サーバ40は、各列車に1台設置されるワークステーション・サーバ等の情報処理装置である。この列車サーバ40は、列車の各車両の車両無線装置20や座席無線装置30からの情報を受信し、座席状況(座席毎の空席,着席情報や、着席乗客の降車駅情報)、車両毎の混雑状況(例えば、乗車率)を集計,生成する機能と、生成したデータに列車IDを付してネットワーク200を介して列車情報提供サーバ50に送信する機能と、車両毎の座席IDリストを備えている。なお、列車IDは、列車を特定するための列車固有の番号等であり、予め各列車サーバ40内部に登録されている。
【0025】
列車情報提供サーバ50は、列車センターに設けられるワークステーション・サーバ等の情報処理装置である。この列車情報提供サーバ50は、各列車サーバ40にて生成された座席状況,混雑状況情報を受信し、列車毎に内部のデータベースに格納する機能と、これらの情報を含んだ列車情報に関するホームページをインターネット上に提供し、各ユーザ端末60からネットワーク200を介してアクセスがあったときに、該当する情報を検索,送信する機能とを備えている。また、列車情報提供サーバ50は、列車毎の列車IDや車両構成、各車両の座席レイアウトや座席ID、時刻表情報等が予め登録されたデータベースを備えている。
【0026】
ユーザ端末60は、各ユーザが使用する携帯電話機,パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。このユーザ端末60は、列車情報提供サーバ50が提供するインターネット上の列車情報ホームページにアクセスする機能と、乗車予定の列車情報を入力し、列車情報提供サーバ50から該当する列車の座席状況や混雑状況を受信,表示する機能とを備えている。
【0027】
次に、本発明の一実施の形態の動作について図1〜図9を参照して説明する。
【0028】
なお、詳細な動作の説明に入る前に、列車情報提供サーバ50へのユーザ登録について説明する。事前にユーザは、ユーザ携帯端末10から列車情報提供サーバ50が提供する列車情報ホームページにアクセスし、ユーザ登録メニューを選択して氏名,住所等のユーザ登録を行う。ユーザ登録が終了すると、ユーザ携帯端末10は列車情報提供サーバ50から固有のユーザIDを受信するとともに、専用プログラムをダウンロードして格納する。このユーザIDは、ユーザが降車駅情報を登録して提供することに対するインセンティブのために使用され、例えば、降車駅情報の提供の度に提供回数をユーザID毎にカウントし、一定の回数に達すれば列車用プリペイドカード等の景品や運賃割り引き等の何らかの特典を付与する目的に使用される。こうした特典の付与により、降車駅情報の登録,提供という負担となる作業をユーザに自主的に行ってもらう動機付けとすることができる。また、専用プログラムはユーザ携帯端末10に格納され、後述の降車駅情報の登録,送信時におけるユーザ携帯端末10の動作を制御する。
【0029】
以上のユーザ登録がされたことを前提にして、最初に、列車を利用しようとするユーザが事前に降車駅情報を登録する動作について、図1,図2,図7および図8を参照して説明する。
【0030】
図2はユーザ携帯端末10への降車駅情報登録時の動作を示すフローチャートであり、図7,図8は降車駅情報登録画面の一例を示す図である。
【0031】
ユーザは、列車情報提供サーバ50がインターネット上に提供する列車情報ホームページにユーザ携帯端末10からアクセスし(ステップA1)、列車情報提供サーバ50はメニュー画面をユーザ携帯端末10に送信する(ステップA2)。ユーザは、メニュー画面から降車駅情報登録を選択して列車情報提供サーバ50に送信し(ステップA3)、列車情報提供サーバ50は、選択された降車駅情報登録のための画面情報をユーザ携帯端末10に送信する(ステップA4)。ユーザ携帯端末10には、図7に示すような降車駅情報登録画面が表示される(ステップA5)。ユーザは、図7に示す画面上で「登録画面へ」ボタンを押すと(ステップA6)、列車情報提供サーバ50は、図8に示すような路線情報,駅情報を含む画面情報をユーザ携帯端末10に送信する(ステップA7)。ユーザは図8に示す画面を表示し(ステップA8)、画面上でフォーカスを合わせることによって降車する路線や駅の情報を選択する。図8の例では、路線、降車駅の各情報はリストから選択できるような形式となっており、各登録情報にフォーカスを合わせて選択する。さらに、ユーザはユーザIDを入力した後(ステップA9)、図8に示す画面上の「登録」ボタンを押すことにより、降車駅情報とユーザIDがユーザ携帯端末10内部の記憶部に蓄えられる。このとき、ユーザ携帯端末10は、列車情報提供サーバ50から事前に取得した専用プログラムにより、内部の時計部から取得した年月日情報と専用プログラムで指定されている降車駅要求IDとに対応付けて降車駅情報,ユーザIDを記憶部に格納する。この降車要求IDは座席無線装置30から出される降車要求IDと同じである(ステップA10)。
【0032】
次に、座席状況(座席毎の空席,着席情報や、着席乗客の降車駅情報)の収集,分析,登録の動作について図1,図3および図4を参照して説明する。ここで、降車駅情報とは座席着席者の降車予定駅のことであり、着席情報とは座席には着席しているが降車予定駅が取得できなかったことを示し、空席情報とは座席が空席であることを示している。
【0033】
最初に、降車駅情報をユーザ携帯端末10に登録したユーザが列車に乗車し、座席に着席した場合の動作について図1および図3を参照して説明する。なお、図3は座席状況(降車駅情報)の収集,分析,登録の動作を示すフローチャートである。
【0034】
図3を参照すると、各座席に設けられた座席無線装置30は、無線にて対応する座席上のユーザ携帯端末10に一定時間毎に降車駅要求IDを送信する。この降車駅要求IDの送信は、列車サーバ40からの一定時間毎の要求により各座席同時に行われる(ステップB1)。降車駅情報が登録されたユーザ携帯端末10を持った乗客が着席していれば、ユーザ携帯端末10は受信した降車駅要求IDに対応して記憶されている情報があるかを確認する。あれば、次に年月日情報が現在の年月日と一致しているかを確認し、一致していれば、ステップA10で記憶された降車駅情報とユーザIDを座席無線装置30に送信する(ステップB2→ステップB3)。
【0035】
もし、ユーザ携帯端末10に降車駅情報が登録されていなかったり、登録されていても年月日情報が現在の年月日と一致していない場合(例えば、過去の乗車時に登録された古い降車駅情報)は、ユーザ携帯端末10は座席無線装置30に何も送信しない。また、専用プログラムが格納されていないユーザ携帯端末10の場合も、ステップB2,B3の動作ができないため、座席無線装置30には何も送信されないことになる。携帯端末を携帯せずに着席した場合も同様である。このように、降車駅要求IDを送信したにも関わらず座席無線装置30に何も送信されてこなかった場合は、図4のステップC1に動作が継続される(ステップB2→図4のステップC1)。
【0036】
降車駅情報とユーザIDを受け取った座席無線装置30は(ステップB4)、内部に予め格納されている自席の座席IDを付して降車駅情報,ユーザIDとともに、LAN等のネットワーク100を介して列車サーバ40に送信する(ステップB5)。
【0037】
列車サーバ40は各座席無線装置30からの座席ID,降車駅情報およびユーザIDを受信し(ステップB6)、受信した座席IDと着席中の乗客の降車駅情報(降車予定駅)とを対応付けたデータを、車両毎または列車全体として生成する(ステップB7)。
【0038】
次に、列車サーバ40は、受信した降車駅情報が有効かを判断する。この有効か無効かの判断は、降車駅名が路線に存在するか否かと、降車駅を既に通過していないかにより行われる。列車サーバ40内部の図示しない記憶部には、その列車が走行する路線の駅名が予め登録されており、列車サーバ40は受信した降車駅名が内部の記憶部に登録されている場合に有効と判断する。また、降車駅を既に通過していないかの確認は、例えば、各駅に到着する度に、列車サーバ40が駅に備えられた送信装置から駅名情報を受信,記憶しておき、座席無線装置30から受信した降車駅名がこれら通過した駅のいずれかと一致する場合に無効と判断することができる(ステップB8)。
【0039】
ステップB8による判断の結果、受信した降車駅名が路線に無い駅であった場合、または既に通過した駅であった場合に降車駅情報を無効と判断し、列車サーバ40は、ステップB7で作成したデータにおいて該当する降車駅名を削除し、代わりに「着席中」と修正する(ステップB9)。
【0040】
この後は図4のステップC7に進むため、次の図4による動作説明であわせて説明する。
【0041】
次に、ユーザが列車に乗車し座席に着席したが、ユーザ携帯端末10を携帯していない、携帯しているが降車駅情報を登録していない、等の場合における動作について図1および図4を参照して説明する。なお、図4は座席状況(着席情報)の収集,分析,登録の動作を示すフローチャートである。
【0042】
この動作は図3のステップB2から引き継がれる。すなわち、ユーザ携帯端末10に降車駅情報が登録されていなかったり、登録されていても年月日情報が現在の年月日と一致していない場合、専用プログラムが格納されていないユーザ携帯端末10の場合、また携帯端末を携帯していない場合等においては、座席無線装置30には何も送信されないため、座席無線装置30は、何のデータも送られてこないことをタイムアウトにより把握する(ステップC1)。
【0043】
次に、座席無線装置30は座席に乗客がいるかどうかを把握するために赤外線を送出し(ステップC2)、着席中の乗客がいるかを確認する。一定距離内に障害物がなく空席状態と判断した場合は、列車サーバ40に何も送信せず、処理を終了する。着席状態を検出すると着席中であることを示す情報を生成し、座席無線装置30は内部に予め格納されている自席の座席IDを付して「着席中」情報を、ネットワーク100を介して列車サーバ40に送信する(ステップC3,C4)。
【0044】
ネットワーク100を介して、座席IDと「着席中」情報を列車サーバ40が受信し(ステップC5)、受信した座席IDと「着席中」情報とを対応付けたデータを、車両毎または列車全体として生成する(ステップC6)。
【0045】
その後、列車サーバ40は、ステップC6で生成された座席ID対応の「着席中」情報と、図3のステップB7またはステップB9で生成された座席ID対応の降車駅情報とを合成する。これにより、着席座席全てについて降車駅名または着席中のいずれかが決定する。その後、列車サーバ40は車両毎の座席IDリストを参照し、降車駅名,着席中のいずれでもない座席IDの座席を空席と判断し、それらの座席IDに対応付けて空席情報を生成する(ステップC7)。そして、列車サーバ40はステップC7で生成されたデータに列車IDを付して、ネットワーク200を介して列車情報提供サーバ50に送信する(ステップC8)。
【0046】
列車情報提供サーバ50は、各列車の列車サーバ40から送信されてきた座席ID対応の降車駅情報,「着席中」情報,空席情報と列車IDとを受信し(ステップC9)、内部に予め記憶されている列車,車両毎の座席レイアウト,座席IDを基に、例えば図9に示すような、各列車の車両毎の座席位置に降車駅名,「着席中」または空席としたコンテンツ情報を生成し、内部に備えられたデータベースに格納する。このとき、空席の座席については座席が空白に表示される。座席状況の収集,登録は一定時間毎に行われるため、このデータベースに格納されるデータは常に最新のデータに更新される(ステップC10)。
【0047】
なお、図3のステップB6で受信したユーザIDは、列車サーバ40内部に受信年月日とともに記憶される。このユーザIDはユーザが着席している限り定期的に何回も送られてくるため、列車サーバ40は既に同じ年月日で同じユーザIDが記憶されていた場合は新たな記憶は行わない。そして、例えば午前零時等の年月日が変わった時点で、列車情報提供サーバ50に前日記憶分のユーザIDをまとめて送信する。ユーザIDを受信した列車情報提供サーバ50は、内部に備えたユーザID毎の降車駅提供回数記憶部の該当するユーザIDの回数を、それぞれ1回増やして更新する。
【0048】
次に、混雑状況の収集,分析,登録の動作について図1および図5を参照して説明する。なお、図5は混雑状況の収集,分析,登録の動作を示すフローチャートである。
【0049】
図5を参照すると、各車両に設けられた車両無線装置20は、無線にて車両内のユーザ携帯端末10に一定時間毎に乗車確認IDを送信する。この乗車確認IDの送信は、列車サーバ40からの一定時間毎の要求により各車両無線装置20同時に行われる(ステップD1)。車両内のユーザ携帯端末10は乗車確認IDを受信すると(ステップD2)、これに応答して応答情報(例えば、携帯端末毎に固有の端末ID)を車両無線装置20に送信する(ステップD3)。応答情報を受信した車両無線装置20は(ステップD4)、車両IDを付してこれら応答情報をネットワーク100を介して列車サーバ40に送信する(ステップD5)。
【0050】
列車サーバ40は、車両無線装置20を介して、各車両に存在するユーザ携帯端末10から応答情報を受信し(ステップD6)、応答情報から各車両の乗車人数を集計して車両毎の混雑状況データを生成する。この混雑状況データは例えば乗車率であり、各車両の乗車率=各車両の乗車人数÷各車両の乗車定員で求められる(ステップD7)。列車サーバ40は、生成した車両毎の混雑状況データに各列車に固有の列車IDを付して、ネットワーク200を介して列車情報提供サーバ50に送信する(ステップD8)。
【0051】
列車情報提供サーバ50は、各列車から送信されてきた列車IDと車両毎の混雑状況データを受信し(ステップD9)、全列車の車両毎の混雑状況データのコンテンツを生成して内部に備えられたデータベースに格納する(ステップD10)。
【0052】
次に、ユーザが列車の座席状況や混雑状況を参照する場合の動作について図1,図6および図9を参照して説明する。なお、図6は座席状況,混雑状況参照時の動作を示すフローチャートであり、図9は座席状況,混雑状況表示画面の一例を示す図である。
【0053】
座席状況や混雑状況は時々刻々変わるため、ユーザが列車に乗車する直前や乗車後に携帯電話機のような携帯端末から参照するのが一般的であるが、自宅のパーソナルコンピュータ等から参照することも勿論可能である。
【0054】
図6を参照すると、ユーザ端末60はネットワーク200を介して、列車情報提供サーバ50がインターネット上に開設している列車情報ホームページにアクセスする(ステップE1)。列車情報提供サーバ50はメニュー画面をユーザ端末60に送信し、ユーザによりメニュー画面から座席状況,混雑状況参照メニューを選択されることにより、列車を特定するための列車選択画面情報をユーザ端末60に送信する(ステップE2)。
【0055】
ユーザ端末60には図示しない列車選択画面が表示され(ステップE3)、ユーザは利用する路線名と駅名と上りか下りかとを選択(または入力)し(ステップE4)、列車情報として送信する(ステップE5)。列車情報提供サーバ50は列車情報を受信し(ステップE6)、該当路線の選択された駅名の上りまたは下りの時刻表を送信する(ステップE7)。ユーザ端末60には時刻表が表示され(ステップE8)、ユーザは乗車予定の時刻を選択して送信する(ステップE9)。
【0056】
列車情報提供サーバ50は時刻情報を受信する。列車情報提供サーバ50は、ステップE6で受信した路線名,駅名と、本ステップで受信した時刻情報とから該当列車を特定する(ステップE10)。次に列車の車両番号を指定してもらうために、該当列車の車両情報画面をユーザ端末60に送信する(ステップE11)。ユーザ端末60には車両情報選択画面が表示され、ユーザは自分の参照したい車両番号を選択し(ステップE12)、送信する(ステップE13)。
【0057】
列車情報提供サーバ50は車両番号を受信すると(ステップE14)、ユーザから指定された列車,車両の座席状況(座席毎の空席,着席情報や、着席乗客の降車駅情報),混雑状況の画面情報を生成する。この画面情報は例えば図9に示されるような画面情報であり、図4のステップC10で格納された列車,車両毎の座席状況や、図5のステップD10で格納された列車,車両毎の混雑状況、および上記ステップE6,E10で受信した情報により生成され(ステップE15)、列車情報提供サーバ50は生成した画面情報をユーザ端末60に送信する(ステップE16)。
【0058】
これにより、ユーザは乗車する前に各車両の座席状況や混雑状況を把握することができ、空席が無い場合でも最も早く降車する着席者が分かることで、より早く座席に座れる機会を得ることができる。
【0059】
なお、以上の説明において、座席への着席者の有無のチェックのために座席無線装置30に赤外線機能を備えたとして説明したが、赤外線機能の代わりに各座席に圧力センサ,重量センサ,温度センサ等による着席検出手段を備えるようにしてもよい。この場合、着席検出手段の検出結果を座席無線装置30が受信し、以後の動作を行うことになる。
【0060】
また、ユーザ携帯端末における降車駅情報の登録は列車の乗車前に予め行って格納しておいてもよいし、乗車して着席後に登録するようにしてもよい。さらに、登録時に列車情報提供サーバ50にアクセスせず、ユーザ携帯端末10に格納された専用プログラムにより登録画面を表示させ、入力するようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】
本発明は、各列車,車両の座席状況(座席毎の空席,着席情報や、着席乗客の降車駅情報),混雑状況を各列車から定期的に検出,登録させ、これらの情報をホームページで提供するようにしたため、ユーザは自分の乗車する列車の座席状況や混雑状況を乗車する前に把握できる。これにより、混雑している車両を避けて乗車したり、空席に座ることができたり、空席が無い場合でも最も早く降車する着席者が分かることで、より早く座席に座れる機会を得ることが可能になる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】ユーザ携帯端末10への降車駅情報登録時の動作を示すフローチャートである。
【図3】座席状況(降車駅情報)の収集,分析,登録の動作を示すフローチャートである。
【図4】座席状況(着席情報)の収集,分析,登録の動作を示すフローチャートである。
【図5】混雑状況の収集,分析,登録の動作を示すフローチャートである。
【図6】座席状況,混雑状況参照時の動作を示すフローチャートである。
【図7】降車駅情報登録画面の一例を示す図である。
【図8】降車駅情報登録画面の一例を示す図である。
【図9】座席状況,混雑状況表示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 ユーザ携帯端末
20 車両無線装置
30 座席無線装置
40 列車サーバ
50 列車情報提供サーバ
60 ユーザ端末
100,200 ネットワーク
Claims (5)
- ユーザが所持するユーザ携帯端末と、各座席対応に設けた座席無線装置と、各列車に設けた列車サーバと、列車情報提供サーバと、前記座席無線装置と前記列車サーバとを接続するLANと、前記列車サーバと前記列車情報提供サーバとを接続するインターネットとを備えた列車座席状況・混雑状況把握システムであって、
前記ユーザ携帯端末は、ユーザから入力された降車予定駅名である降車駅情報を登録,格納する手段と、ユーザが着席中に前記座席無線装置から降車駅要求があったとき前記登録された降車駅情報を回答する手段を有し、
前記座席無線装置は、定期的に降車駅要求を自座席上の前記ユーザ携帯端末に送信して降車駅情報を受信する手段と、降車駅要求を送信しても降車駅情報を受信しなかった場合に、自座席の着席者の有無を検出する手段と、着席者が居た場合に着席情報を生成する手段と、受信した降車駅情報または生成した着席情報に座席IDを付して前記列車サーバに送信する手段とを有し、
前記列車サーバは、各座席無線装置から受信した座席ID毎の降車駅情報または着席情報を基に、各車両の座席ID毎に空席,着席または着席者の降車駅名を対応付けた座席状況データを生成する手段と、生成した座席状況データに列車IDを付して前記列車情報提供サーバに送信する手段とを有し、
前記列車情報提供サーバは、各列車サーバから受信した前記座席状況データを基に、各列車,車両の座席毎の空席,着席状況と着席者の降車駅名とをインターネット上で提供する手段を有し、
前記ユーザ携帯端末が前記座席無線装置に降車駅情報とともにユーザIDを送信し、前記座席無線装置が前記受信した降車駅情報とともにユーザIDを前記列車サーバに送信し、前記座席無線装置からユーザIDを受信した前記列車サーバは、同一年月日で受信したユーザIDは受信回数に関わらず1回だけ記憶しておき、年月日が変わったときに前記列車情報提供サーバに降車駅情報提供ユーザ情報として送信し、前記列車情報提供サーバは、ユーザID毎に管理するデータベースの該当ユーザの提供回数を1回増やして更新することを特徴とする列車座席状況・混雑状況把握システム。 - ユーザが所持するユーザ携帯端末と、各座席対応に設けた座席無線装置と、各車両に設けた車両無線装置と、各列車に設けた列車サーバと、列車情報提供サーバと、前記座席無線装置,前記車両無線装置と前記列車サーバとを接続するLANと、前記列車サーバと前記列車情報提供サーバとを接続するインターネットとを備えた列車座席状況・混雑状況把握システムであって、
前記ユーザ携帯端末は、ユーザから入力された降車予定駅名である降車駅情報を登録,格納する手段と、ユーザが着席中に前記座席無線装置から降車駅要求があったとき前記登録された降車駅情報を回答する手段と、前記車両無線装置から乗車確認要求があったときに予め定められた応答情報を回答する手段とを有し、
前記座席無線装置は、定期的に降車駅要求を自座席上の前記ユーザ携帯端末に送信して降車駅情報を受信する手段と、降車駅要求を送信しても降車駅情報を受信しなかった場合に、自座席の着席者の有無を検出する手段と、着席者が居た場合に着席情報を生成する手段と、受信した降車駅情報または生成した着席情報に座席IDを付して前記列車サーバに送信する手段とを有し、
前記車両無線装置は、各車両内のユーザ携帯端末に定期的に乗車確認要求を送信して応答情報を受信する手段と、受信した応答情報に車両IDを付して前記列車サーバに送信する手段を有し、
前記列車サーバは、各座席無線装置から受信した座席ID毎の降車駅情報または着席情報を基に、各車両の座席ID毎に空席,着席または着席者の降車駅名を対応付けた座席状況データを生成する手段と、各車両無線装置から受信した応答情報により乗客数をカウントし車両毎の乗車率を算出する手段と、前記座席状況データおよび乗車率データに列車IDを付して前記列車情報提供サーバに送信する手段とを有し、
前記列車情報提供サーバは、各列車サーバから受信した前記座席状況データ,乗車率データを基に、各列車,車両の乗車率と座席毎の空席,着席状況と着席者の降車駅名とをインターネット上で提供する手段を有し、
前記ユーザ携帯端末が前記座席無線装置に降車駅情報とともにユーザIDを送信し、前記座席無線装置が前記受信した降車駅情報とともにユーザIDを前記列車サーバに送信し、前記座席無線装置からユーザIDを受信した前記列車サーバは、同一年月日で受信したユーザIDは受信回数に関わらず1回だけ記憶しておき、年月日が変わったときに前記列車情報提供サーバに降車駅情報提供ユーザ情報として送信し、前記列車情報提供サーバは、ユーザID毎に管理するデータベースの該当ユーザの提供回数を1回増やして更新することを特徴とする列車座席状況・混雑状況把握システム。 - 前記ユーザ携帯端末が降車駅情報を登録,格納するときに登録年月日を付して登録し、前記座席無線装置からの降車駅要求受信時の年月日と登録年月日が一致している場合に降車駅情報を回答することを特徴とする請求項1または2記載の列車座席状況・混雑状況把握システム。
- 前記列車サーバは、受信した降車駅情報が路線に存在するか否かと、降車駅を既に通過していないかを確認する手段をさらに有し、受信した降車駅情報が路線に無い駅であった場合、または既に通過した駅であった場合に降車駅情報を無効と判断し、該当する降車駅情報を着席情報に読み替えることを特徴とする請求項1,2または3記載の列車座席状況・混雑状況把握システム。
- 前記ユーザ携帯端末が、前記列車情報提供サーバがインターネット上に提供するホームページにアクセスし、列車を指定して前記座席状況,乗車率を参照する手段をさらに有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項記載の列車座席状況・混雑状況把握システム。
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