JP2003281684A - 情報処理システム、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

情報処理システム、プログラム、及び記録媒体

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JP2003281684A
JP2003281684A JP2002087427A JP2002087427A JP2003281684A JP 2003281684 A JP2003281684 A JP 2003281684A JP 2002087427 A JP2002087427 A JP 2002087427A JP 2002087427 A JP2002087427 A JP 2002087427A JP 2003281684 A JP2003281684 A JP 2003281684A
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transmitter
facility
processing system
road
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JP2002087427A
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Kenichiro Mase
健一郎 真瀬
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐車までの待ち時間があったとしても、人が
不快感を抱かないようにすることのできる、又はもし仮
に不快感を抱いたとしても、その不快感を解消、もしく
は和らげることのできる情報処理システムを提供するこ
と。 【解決手段】 施設41の駐車場42への入場を待つ車
両43が列をなす道路44に沿って複数設置される設置
体45A〜45Eそれぞれに装備される基地局と、所定
の情報から、設置体45A〜45E付近に存在する車両
43が駐車場42へ入場するのに要する時間を求める時
間算出手段と、求められた時間情報を基地局へ送信する
送信手段と、基地局から発信される情報を受信する受信
機を含んで構成される端末装置とを備えた情報処理シス
テムであって、その端末装置に、受信した情報に基づい
て、駐車場42へ入場するのに要する時間情報を乗員へ
提供する手段を装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理システム、
プログラム、及び記録媒体に関し、より詳細には、スー
パーマーケットや百貨店、遊園地、飲食店などの駐車場
に、駐車するまでの待ち時間に利用されて好適な情報処
理システム、該情報処理システムを構成する各装置に搭
載されるコンピュータで実行されるプログラム、及び該
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】土
日、祝日のスーパーマーケットや百貨店、遊園地などは
大変混雑し、それらの駐車場が満車状態となり、車両で
訪れたときには、駐車できるまでにかなりの時間を要す
ることがある。また、昼食や夕食の時間帯の飲食店の利
用についても同じことが言える。
【0003】ところで、駐車までの待ち時間というの
は、ある種自由が奪われ、拘束された状態となってお
り、この時間を好む者は少ないものと思われる。そのた
め、待ち時間というものが、人に対して不快感を抱かせ
てしまう虞がある。
【0004】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、駐車までの待ち時間があったとしても、人が不快
感を抱かないようにすることのできる、又はもし仮に不
快感を抱いたとしても、その不快感を解消、もしくは和
らげることのできる情報処理システム、該情報処理シス
テムを構成する各装置に搭載されるコンピュータで実行
されるプログラム、及び該プログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係る情報処理システム(1)
は、スーパーマーケットや百貨店、遊園地などの施設の
駐車場への入場を待つ車両が列をなす道路、又は該道路
付近に間隔をおいて複数設置される設置体それぞれに装
備される第1の発信機と、所定の情報から、前記設置体
付近に存在する車両が前記駐車場へ入場するのに要する
時間を求める時間算出手段と、該時間算出手段により求
められた前記時間情報を前記第1の発信機へ送信する第
1の送信手段と、前記第1の発信機から発信される情報
を受信する第1の受信機を含んで構成される第1の端末
装置とを備えた情報処理システムであって、前記第1の
端末装置に、前記第1の受信機で受信した情報に基づい
て、前記駐車場へ入場するのに要する時間情報を前記乗
員へ提供する第1の提供手段が装備されていることを特
徴としている。
【0006】上記情報処理システム(1)によれば、前
記所定の情報(例えば、設置体の設置された場所から、
駐車場の入口までの距離情報など)から、前記設置体付
近に存在する車両が前記駐車場へ入場するのに要する時
間(すなわち、駐車の待ち時間)が求められ、求められ
た前記時間情報が前記第1の発信機へ送信される。
【0007】また、前記第1の端末装置には、前記第1
の発信機から発信される情報を受信する前記第1の受信
機と、該第1の受信機で受信した情報に基づいて、前記
駐車場へ入場するのに要する時間情報(例えば、駐車ま
での予想待ち時間情報や、前記駐車場に入場できる予想
時刻情報)を前記乗員へ提供する前記第1の提供手段と
が装備されているので、前記第1の端末装置を前記車両
に搭載しておくことによって、該車両の前記乗員が前記
駐車場の入場までの待ち時間を知ることができる。
【0008】従って、駐車の待ち時間があったとして
も、前記乗員はあとどの程度の時間を待てば、駐車でき
るのかを認識することができるので、不快感を抱くこと
なく、落ち着いた気持ちで前記待ち時間を過ごすことが
できる。また、もし仮に不快感を抱いたとしても、駐車
までどの程度待てば良いのかを認識しているので、その
不快感を解消、もしくは和らげることができる。
【0009】また、本発明に係る情報処理システム
(2)は、上記情報処理システム(1)において、前記
第1の受信機で、異なる2以上の前記第1の発信機から
発信された情報を受信した場合、所定の条件に基づい
て、採用すべき情報を決定する決定手段を備えているこ
とを特徴としている。
【0010】複数の設置体それぞれは設置される場所が
異なるため、これら設置体それぞれに装備された前記第
1の発信機へ送信される情報(すなわち、前記駐車場へ
入場するのに要する時間情報)も異なり、当然のことで
はあるが、前記第1の発信機から発信される情報も異な
ってくる。
【0011】例えば、後述する図2に示したように、駐
車場42の入口に近いところの設置体45Aに装備され
た前記第1の発信機からは、待ち時間が5分であること
を示す情報が発信されるのに対し、設置体45Aよりも
駐車場42の入口から遠いところの設置体45Bに装備
された前記第1の発信機からは、待ち時間が10分であ
ることを示す情報が発信されることが考えられる。その
ため、前記第1の受信機において、異なる2以上の前記
第1の発信機から発信された情報を受信すると、不具合
を生じる虞がある。
【0012】上記情報処理システム(2)によれば、前
記第1の受信機で、異なる2以上の前記第1の発信機か
ら発信された情報を受信した場合、前記所定の条件(例
えば、前記駐車場の入口に近い方の前記設置体に装備さ
れた前記第1の発信機から発信された情報を優先すると
いった条件)に基づいて、採用すべき情報が決定される
ので、異なる2以上の前記第1の発信機から発信された
情報を受信したとしても別段問題を生じることなく、前
記乗員に対して適切な情報を提供することができる。
【0013】また、本発明に係る情報処理システム
(3)は、上記情報処理システム(1)又は(2)にお
いて、前記第1の発信機から発信された情報の届く範囲
が狭域であることを特徴としている。
【0014】前記第1の端末装置に装備された前記第1
の受信機が受信すべき情報は、前記第1の端末装置が搭
載された車両に最も近い前記設置体に装備された前記第
1の発信機から発信される情報である。換言すれば、前
記車両に最も近い前記設置体以外の設置体(すなわち、
前記車両から遠く離れたところの設置体)に装備された
第1の発信機から発信される情報については、前記第1
の受信機で受信されない方が望ましい。
【0015】上記情報処理システム(3)によれば、前
記第1の発信機から発信された情報の届く範囲が狭域
(例えば、前記設置体から数mの範囲内)であるので、
受信すべき情報だけを前記第1の受信機で受信させるよ
うにすることができる。
【0016】また、本発明に係る情報処理システム
(4)は、上記情報処理システム(1)〜(3)のいず
れかにおいて、前記所定の情報に、前記施設の利用者数
情報が含まれていることを特徴としている。
【0017】また、本発明に係る情報処理システム
(5)は、上記情報処理システム(1)〜(4)のいず
れかにおいて、前記所定の情報に、気象情報が含まれて
いることを特徴としている。
【0018】また、本発明に係る情報処理システム
(6)は、上記情報処理システム(1)〜(5)のいず
れかにおいて、前記所定の情報に、日時情報が含まれて
いることを特徴としている。
【0019】前記設置体付近に存在する車両が前記駐車
場へ入場するのに要する時間を求める方法としては、例
えば、前記設置体の設置場所から前記駐車場の入口まで
の距離に基づいて、前記設置体付近に存在する車両が、
前記駐車場の入口から数えて何台目の車両であるのかを
計算し、その計算した結果と、前記駐車場からの車両の
退場ペース(例えば、過去の実績から得られる、前記駐
車場からある1台の車両が退場してから、次に別の1台
の車両が退場するまでに要する時間)とから求めるとい
った方法が挙げられる。
【0020】ところで、前記設置体の設置場所から前記
駐車場の入口までの距離は変わるものではないため、前
記設置体付近に存在する車両が前記駐車場の入口から数
えて何台目の車両であるのかといったことは、多少車両
の大きさなどの影響を受けて変動することがあったとし
ても、大きく変動することはない。従って、前記設置体
付近に存在する車両が、前記駐車場の入口から数えて何
台目の車両であるのかといった計算については何度も行
う必要はない。これに対し、前記退場ペースについて
は、様々な要因によって大きく変動する虞がある。
【0021】上記情報処理システム(4)によれば、前
記所定の情報に、前記施設の利用者数情報が含まれてい
るので、前記退場ペースを前記施設の利用者数に基づい
て、調整することができる。従って、前記乗員に対し
て、より一層適切な待ち時間情報を提供することができ
る。例えば、前記施設の利用者数が多い場合には、前記
施設内での人の動きなどが遅くなることが考えられるた
め、利用者数がn1 人の場合の退場ペースを基準ペース
とした場合、利用者数がn2 (>n1 )人の場合の前記
退場ペースを前記基準ペースよりも遅くする。
【0022】上記情報処理システム(5)によれば、前
記所定の情報に、気象情報(例えば、天候や風力、気温
などの情報)が含まれているので、前記退場ペースを前
記気象情報に基づいて、調整することができる。従っ
て、前記乗員に対して、より一層適切な待ち時間情報を
提供することができる。例えば、天候が雨の場合には、
晴れの場合よりも、駐車場の入退場や、また、前記施設
内での人の動きなどが遅くなることが考えられるため、
晴れの場合の退場ペースを基準ペースとした場合、雨の
場合の前記退場ペースを前記基準ペースよりも遅くす
る。
【0023】上記情報処理システム(6)によれば、前
記所定の情報に、日時情報(例えば、日付けや曜日、時
刻などの情報)が含まれているので、前記退場ペースを
前記日時情報に基づいて、調整することができる。従っ
て、前記乗員に対して、より一層適切な待ち時間情報を
提供することができる。例えば、前記施設が飲食店であ
る場合、前記駐車場が混雑するのは、昼食や夕食の時間
帯が多く、また、多くの人が昼食よりも夕食にかける時
間が長いため、昼食時間帯の退場ペースを基準ペースと
した場合、夕食時間帯の前記退場ペースを前記基準ペー
スよりも遅くする。また、祝祭日や日曜日などは平日と
比べて、小さい子供を連れた家族などでの利用が多く、
前記施設内での人の動きが遅くなることが考えられ、ま
た、飲食店の回転が悪くなったりすることが考えられる
ため、平日の退場ペースを基準ペースとした場合、祝祭
日や日曜日などの前記退場ペースを前記基準ペースより
も遅くする。
【0024】また、本発明に係る情報処理システム
(7)は、上記情報処理システム(1)〜(6)のいず
れかにおいて、前記所定の情報に、各車両の前記駐車場
からの退場予定時刻に関する情報が含まれていることを
特徴としている。
【0025】上記情報処理システム(7)によれば、前
記所定の情報に、各車両の前記駐車場からの退場予定時
刻に関する情報、又は前記退場予定時刻に相当する情報
(例えば、退場予定時刻情報や、前記駐車場の予定利用
時間情報)が含まれているので、駐車の待ち時間を非常
に精度良く求めることができる。従って、前記乗員に対
して、非常に精度の高い時間情報を提供することができ
る。
【0026】また、本発明に係る情報処理システム
(8)は、上記情報処理システム(1)〜(7)のいず
れかにおいて、前記時間算出手段が、過去の実績に基づ
いて、前記設置体付近に存在する前記車両が前記駐車場
へ入場するのに要する時間を求めるものであることを特
徴としている。
【0027】上記情報処理システム(8)によれば、前
記過去の実績に基づいて、前記退場ペースなどを設定
し、前記時間を求めるので、前記乗員に対して、非常に
適切な待ち時間情報を提供することができる。
【0028】また、本発明に係る情報処理システム
(9)は、スーパーマーケットや百貨店、遊園地などの
施設の駐車場への入場を待つ車両が列をなす道路、又は
該道路付近に設置される設置体に装備され、第2の発信
機から発信される情報を受信する第2の受信機と、前記
車両の乗員に渡され、前記第2の発信機を含んで構成さ
れる第2の端末装置とを備えた情報処理システムであっ
て、前記第2の端末装置に、前記乗員が前記施設に対す
る要求内容を入力するための第1の入力手段と、該第1
の入力手段により入力された前記要求内容を示した情報
に、前記第2の端末装置毎に設定された識別情報を付加
する第1の付加手段と、該第1の付加手段により前記識
別情報が付加された前記要求内容を示した情報を、前記
第2の発信機へ送信する第2の送信手段とが装備されて
いることを特徴としている。
【0029】また、本発明に係る情報処理システム(1
0)は、上記情報処理システム(19)において、前記
要求内容が、前記施設、又は該施設内に設けられた各種
スポットにおける利用予約の申し込みと、前記施設、又
は該施設内に設けられた各種スポットで販売されている
商品の購入の申し込みと、前記施設、又は該施設内に設
けられた各種スポットの入場チケットの購入の申し込み
とのうちのいずれかであることを特徴としている。
【0030】上記情報処理システム(9)又は(10)
によれば、駐車を待っている前記車両の乗員に渡される
前記第2の端末装置を用いて、前記乗員により前記施設
に対する要求内容(例えば、前記施設内の入場チケット
の購入の申し込み)が入力されると、前記要求内容を示
した情報が前記第2の発信機から発信され、前記設置体
に装備された前記第2の受信機で受信される。
【0031】これにより、例えば、前記第2の受信機で
受信した情報を、前記施設側で取得することができるよ
うにしておけば、前記施設側で前記乗員(すなわち、前
記施設の利用予定者)の要求内容を把握することができ
る。
【0032】逆に、前記乗員側から見れば、駐車を待っ
ている間に、自己の要求内容を前記施設側へ伝えること
ができる。従って、駐車の待ち時間を有効利用すること
ができるので、駐車の待ち時間があったとしても、不快
感を抱かないようにすることができる。
【0033】また、前記要求内容を示した情報には、前
記第2の端末装置毎に設定された前記識別情報(例え
ば、識別番号)が付加されるので、前記施設側でどの車
両の乗員に、どの前記第2の端末装置を渡したのかを把
握できるようにしておけば(例えば、識別番号の小さい
ものから順番に渡していく)、前記要求内容がどの乗員
からのものであるのかを前記施設側で判断することがで
きる。
【0034】従って、例えば、前記乗員より前記施設の
入場チケットの購入が申し込まれると、前記施設側では
入場チケットの購入の申し込みがあったことを認識する
ことができるのはもちろんのこと、さらには申し込み者
の乗っている車両がどの車両であるのかといったことも
判別可能であるので、前記駐車場の入口のところで、前
記申し込み者へ前記入場チケットを渡すことができる。
なお、前記要求内容としては、前記施設の入場チケット
の購入の申し込みだけでなく、前記施設内に設けられた
各種スポットの入場チケットの購入の申し込みや、前記
施設、又は該施設内に設けられた各種スポットにおける
利用予約の申し込み、前記施設、又は該施設内に設けら
れた各種スポットで販売されている商品の購入の申し込
みなどが挙げられる。
【0035】また、本発明に係る情報処理システム(1
1)は、上記情報処理システム(9)又は(10)にお
いて、前記第2の受信機が、前記道路、又は該道路付近
に間隔をおいて複数設置される前記設置体それぞれに装
備されると共に、前記第2の発信機から発信された情報
の届く範囲が狭域であり、前記第2の受信機で受信され
た情報に、該第2の受信機毎に設定された識別情報を付
加する第2の付加手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0036】上記情報処理システム(11)によれば、
前記第2の端末装置に装備された前記第2の発信機から
発信された情報(すなわち、前記乗員の要求内容を示し
た情報)の届く範囲が狭域(例えば、前記設置体から数
mの範囲内)であるので、前記情報を受信することので
きる前記第2の受信機を、前記第2の端末装置を搭載し
ている前記車両に最も近い前記設置体に装備されたもの
だけに限定することができる。
【0037】また、前記要求内容を示した情報には、前
記第2の受信機毎に設定された前記識別情報(例えば、
識別番号)が付加されるので、前記要求内容がどの前記
第2の受信機で受信されたものであるのか(すなわち、
前記要求内容の送信者が乗っている車両の位置)を前記
施設側で把握することができる。
【0038】従って、例えば、前記車両の乗員より、前
記施設で販売されている商品の購入が申し込まれると、
前記施設側では前記商品の購入の申し込みがあったこと
を認識することができるのはもちろんのこと、さらには
申し込み者の乗っている車両の位置が分かるため、申し
込みのあった商品を前記車両のところまで届けることが
できる。
【0039】また、商品を届けてもらうことによって、
前記施設へ入場する目的が達成された場合には、駐車を
待つ列から退場することができるので、前記乗員は駐車
を待たなくてよくなり、また、駐車を待っている車両が
減るので、他の車両の乗員(特に後続車両の乗員)にと
っても非常に嬉しいものとなる。
【0040】また、本発明に係る情報処理システム(1
2)は、上記情報処理システム(9)〜(11)のいず
れかにおいて、前記設置体に装備される第3の発信機
と、前記施設、又は該施設内に設けられた各種スポット
の利用状況に関する情報を前記第3の発信機へ送信する
第3の送信手段とを備えると共に、前記第2の端末装置
に、前記第3の発信機から発信される情報を受信する第
3の受信機と、該第3の受信機で受信した情報を前記乗
員へ提供する第2の提供手段とが装備されていることを
特徴としている。
【0041】上記情報処理システム(12)によれば、
前記施設、又は該施設内に設けられた各種スポットの利
用状況に関する情報が前記第3の発信機へ送信される。
また、前記第2の端末装置には、前記第3の発信機から
発信される情報を受信する前記第3の受信機と、該第3
の受信機で受信した情報を前記乗員へ提供する前記第2
の提供手段とが装備されているので、前記乗員は前記施
設、又は該施設内に設けられた各種スポットの利用状況
を知ることができる。
【0042】このように、通信手段を介して前記乗員に
対して、前記施設の利用状況に関する情報などを提供す
ることができるので、リアルタイムな情報を前記乗員に
提供することができる。従って、例えば、各種スポット
の混み具合などを判断材料として、前記乗員がスポット
利用の予約などの申し込みを行うことができる。
【0043】また、本発明に係る情報処理システム(1
3)は、スーパーマーケットや百貨店、遊園地などの施
設の駐車場への入場を待つ車両が列をなす道路、又は該
道路付近に設置される設置体に装備され、第4の発信機
から発信される情報を受信する第4の受信機と、前記車
両の乗員に渡され、前記第4の発信機を含んで構成され
る第3の端末装置とを備えた情報処理システムであっ
て、前記第3の端末装置に、前記乗員が個人情報を入力
するための第2の入力手段と、該第2の入力手段により
入力された前記個人情報に、前記端末装置毎に設定され
た識別情報を付加する第3の付加手段と、該第3の付加
手段により前記識別情報が付加された前記個人情報を、
前記第4の発信機へ送信する第4の送信手段とが装備さ
れると共に、前記第4の受信機を介して受信した前記個
人情報を、所定の個人情報記憶手段へ登録する第1の登
録手段と、前記第4の受信機を介して前記個人情報を受
信すると、該個人情報に付加された前記識別情報に対応
させて、前記個人情報の受信の有無情報を、所定の有無
情報記憶手段へ登録する第2の登録手段とを備えている
ことを特徴としている。
【0044】上記情報処理システム(13)によれば、
駐車を待っている前記車両の乗員に渡される前記第3の
端末装置を用いて、前記乗員により前記個人情報(例え
ば、氏名、住所、電話番号、Eメール・アドレスなど)
が入力されると、前記個人情報が前記第4の発信機から
発信され、前記設置体に装備された前記第4の受信機で
受信される。
【0045】また、前記第4の受信機を介して受信した
前記個人情報については、前記所定の個人情報記憶手段
へ登録されるので、前記施設側では前記所定の個人情報
記憶手段へ登録されている情報を用いることによって、
前記乗員(すなわち、前記施設の利用者)に対して、ダ
イレクト・メールなどを発送することができる。これに
より、売上の増大を図ることができる。
【0046】また、前記個人情報には、前記第3の端末
装置毎に設定された前記識別情報(例えば、識別番号)
が付加されるので、前記施設側でどの車両の乗員に、ど
の前記第2の端末装置を渡したのかを把握できるように
しておけば(例えば、識別番号の小さいものから順番に
渡していく)、前記個人情報がどの乗員のものであるの
かを前記施設側で判断することができる。
【0047】従って、前記施設側で前記個人情報を入力
してくれた乗員を判別することができるので、前記個人
情報の提供報酬として、前記乗員に対し、何らかのサー
ビス(例えば、駐車料金の割引など)を提供したりする
ことができる。また、これによって前記個人情報取得率
をアップさせることができる。
【0048】また、前記乗員側から見れば、駐車を待っ
ている間に、自己の個人情報を入力することによって、
前記施設側から何らかのサービスを受けることができ
る。従って、駐車の待ち時間を有効利用することができ
るので、駐車の待ち時間があったとしても、不快感を抱
かないようにすることができる。
【0049】また、本発明に係るプログラム(1)は、
スーパーマーケットや百貨店、遊園地などの施設の駐車
場への入場を待つ車両が列をなす道路、又は該道路付近
に間隔をおいて複数設置される設置体それぞれに装備さ
れる第1の発信機を備えた情報処理システムを構成す
る、前記施設の管理室などに設置される管理装置に搭載
されるコンピュータに下記の機能を実現させるためのプ
ログラムであって、これら機能が、所定の情報から、前
記設置体付近に存在する車両が前記駐車場へ入場するの
に要する時間を求める機能と、求められた前記時間情報
を前記第1の発信機へ送信する機能とであることを特徴
としている。
【0050】上記プログラム(1)によれば、前記所定
の情報(例えば、設置体の設置された場所から、駐車場
の入口までの距離情報など)から、前記設置体付近に存
在する車両が前記駐車場へ入場するのに要する時間(す
なわち、駐車の待ち時間)が求められ、求められた前記
時間情報が前記第1の発信機へ送信される。
【0051】これにより、例えば、前記第1の発信機か
ら発信される情報を受信する第1の受信機と、該第1の
受信機で受信した情報に基づいて、前記駐車場へ入場す
るのに要する時間情報(例えば、駐車までの予想待ち時
間情報や、前記駐車場に入場できる予想時刻情報)を前
記乗員へ提供する第1の提供手段とを備えた第1の端末
装置を前記車両に搭載しておけば、該車両の前記乗員が
前記駐車場の入場までの待ち時間を知ることができる。
【0052】従って、駐車の待ち時間があったとして
も、前記乗員はあとどの程度の時間を待てば、駐車でき
るのかを認識することができるので、不快感を抱くこと
なく、落ち着いた気持ちで前記待ち時間を過ごすことが
できる。また、もし仮に不快感を抱いたとしても、駐車
までどの程度待てば良いのかを認識しているので、その
不快感を解消、もしくは和らげることができる。
【0053】また、本発明に係るプログラム(2)は、
スーパーマーケットや百貨店、遊園地などの施設の駐車
場への入場を待つ車両が列をなす道路、又は該道路付近
に設置される設置体に装備される第3の発信機を備えた
情報処理システムを構成する、前記施設の管理室などに
設置される管理装置に搭載されるコンピュータに下記の
機能を実現させるためのプログラムであって、前記機能
が、前記施設、又は該施設内に設けられた各種スポット
の利用状況に関する情報を前記第3の発信機へ送信する
機能であることを特徴としている。
【0054】上記プログラム(2)によれば、前記施
設、又は該施設内に設けられた各種スポットの利用状況
に関する情報が前記第3の発信機へ送信される。これに
より、例えば、前記第3の発信機から発信される情報を
受信する第3の受信機と、該第3の受信機で受信した情
報を前記乗員へ提供する第2の提供手段とを備えた第2
の端末装置を、前記車両の乗員へ渡しておけば、前記乗
員は前記施設、又は該施設内に設けられた各種スポット
の利用状況を知ることができる。
【0055】このように、通信手段を介して前記乗員に
対して、前記施設の利用状況に関する情報などを提供す
ることができるので、リアルタイムな情報を前記乗員に
提供することができる。従って、例えば、各種スポット
の混み具合などを判断材料として、前記乗員がスポット
利用の予約などの申し込みを行うことができる。
【0056】また、本発明に係るプログラム(3)は、
スーパーマーケットや百貨店、遊園地などの施設の駐車
場への入場を待つ車両が列をなす道路、又は該道路付近
に設置される設置体に装備され、第4の発信機から発信
される情報を受信する第4の受信機と、前記車両の乗員
に渡され、前記第4の発信機を含んで構成される第3の
端末装置とを備え、該第3の端末装置に、前記乗員が個
人情報を入力するための第2の入力手段と、該第2の入
力手段により入力された前記個人情報に、前記第3の端
末装置毎に設定された識別情報を付加する第3の付加手
段と、該第3の付加手段により前記識別情報が付加され
た前記個人情報を、前記第4の発信機へ送信する第4の
送信手段とが装備された情報処理システムを構成する、
前記施設の管理室などに設置される管理装置に搭載され
るコンピュータに下記の機能を実現させるためのプログ
ラムであって、これら機能が、前記第4の受信機を介し
て受信した前記個人情報を、所定の個人情報記憶手段へ
登録する機能と、前記第4の受信機を介して前記個人情
報を受信すると、該個人情報に付加された前記識別情報
に対応させて、前記個人情報の受信の有無情報を、所定
の有無情報記憶手段へ登録する機能とであることを特徴
としている。
【0057】上記プログラム(3)によれば、前記第4
の受信機を介して受信した前記個人情報が、前記所定の
個人情報記憶手段へ登録される。これにより、例えば、
前記乗員が前記第3の端末装置を用いることによって、
前記個人情報(例えば、氏名、住所、電話番号、Eメー
ル・アドレスなど)を、外部へ発信することができるよ
うにし、さらに、前記設置体に装備された前記第4の受
信機で受信することができるようにしておけば、前記施
設側で前記乗員(すなわち、前記施設の利用予定者)の
個人情報を前記所定の個人情報記憶手段へ登録しておく
ことができ、前記施設側では前記所定の個人情報記憶手
段へ登録されている情報を用いることによって、前記乗
員(すなわち、前記施設の利用者)に対して、ダイレク
ト・メールなどを発送することができる。これにより、
売上の増大を図ることができる。
【0058】さらに、上記プログラム(3)によれば、
前記施設側で前記個人情報を入力してくれた乗員を判別
することができるので、前記個人情報の提供報酬とし
て、前記乗員に対し、何らかのサービス(例えば、駐車
料金の割引など)を提供したりすることができる。ま
た、これによって前記個人情報取得率をアップさせるこ
とができる。
【0059】また、前記乗員側から見れば、駐車を待っ
ている間に、自己の個人情報を入力することによって、
前記施設側から何らかのサービスを受けることができ
る。従って、駐車の待ち時間を有効利用することができ
るので、駐車の待ち時間があったとしても、不快感を抱
かないようにすることができる。
【0060】また、本発明に係るプログラム(4)は、
スーパーマーケットや百貨店、遊園地などの施設の駐車
場への入場を待つ車両が列をなす道路、又は該道路付近
に間隔をおいて複数設置される設置体それぞれに装備さ
れる第1の発信機と、所定の情報から、前記設置体付近
に存在する車両が前記駐車場へ入場するのに要する時間
を求める時間算出手段と、該時間算出手段により求めら
れた前記時間情報を前記第1の発信機へ送信する第1の
送信手段とを備えた情報処理システムを構成する、前記
第1の発信機から発信される情報を受信する第1の受信
機を含んで構成される第1の端末装置に搭載されるコン
ピュータに下記の機能を実現させるためのプログラムで
あって、前記機能が、前記第1の受信機で受信した情報
に基づいて、前記駐車場へ入場するのに要する時間情報
を前記乗員へ提供する機能であることを特徴としてい
る。
【0061】上記プログラム(4)によれば、前記第1
の発信機から発信される情報が受信され、受信された情
報に基づいて、前記駐車場へ入場するのに要する時間情
報(例えば、駐車までの予想待ち時間情報や、前記駐車
場に入場できる予想時刻情報)が前記乗員へ提供され
る。
【0062】これにより、例えば、前記施設側で前記所
定の情報(例えば、設置体の設置された場所から、駐車
場の入口までの距離情報など)から、前記設置体付近に
存在する車両が前記駐車場へ入場するのに要する時間
(すなわち、駐車の待ち時間)を求め、求めた前記時間
情報を前記第1の発信機へ送信することができるように
しておけば、前記車両の前記乗員が前記駐車場の入場ま
での待ち時間を知ることができる。
【0063】従って、駐車の待ち時間があったとして
も、前記乗員はあとどの程度の時間を待てば、駐車でき
るのかを認識することができるので、不快感を抱くこと
なく、落ち着いた気持ちで前記待ち時間を過ごすことが
できる。また、もし仮に不快感を抱いたとしても、駐車
までどの程度待てば良いのかを認識しているので、その
不快感を解消、もしくは和らげることができる。
【0064】また、本発明に係るプログラム(5)は、
スーパーマーケットや百貨店、遊園地などの施設の駐車
場への入場を待つ車両が列をなす道路、又は該道路付近
に設置される設置体に装備され、第2の発信機から発信
される情報を受信する第2の受信機を備えた情報処理シ
ステムを構成する、前記第2の発信機と、前記施設に対
する要求内容を入力するための第1の入力手段とを含ん
で構成される第2の端末装置に搭載されるコンピュータ
に下記の機能を実現させるためのプログラムであって、
これら機能が、前記第1の入力手段により入力された前
記要求内容を示した情報に、前記第2の端末装置毎に設
定された識別情報を付加する機能と、前記識別情報が付
加された前記要求内容を示した情報を、前記第2の発信
機へ送信する機能とであることを特徴としている。
【0065】上記プログラム(6)によれば、前記第1
の入力手段により入力された前記車両の乗員の要求内容
(例えば、前記施設内の入場チケットの購入の申し込
み)を示した情報が前記第2の発信機から発信される。
これにより、例えば、前記第2の発信機から発信された
情報を、前記施設側で取得することができるようにして
おけば、前記施設側で前記乗員(すなわち、前記施設の
利用予定者)の要求内容を把握することができる。
【0066】逆に、前記乗員側から見れば、駐車を待っ
ている間に、自己の要求内容を前記施設側へ伝えること
ができる。従って、駐車の待ち時間を有効利用すること
ができるので、駐車の待ち時間があったとしても、不快
感を抱かないようにすることができる。
【0067】また、本発明に係るプログラム(6)は、
スーパーマーケットや百貨店、遊園地などの施設の駐車
場への入場を待つ車両が列をなす道路、又は該道路付近
に設置される設置体に装備され、第4の発信機から発信
される情報を受信する第4の受信機を備えた情報処理シ
ステムを構成する、前記第4の発信機と、個人情報を入
力するための第2の入力手段とを含んで構成される第3
の端末装置に搭載されるコンピュータに下記の機能を実
現させるためのプログラムであって、これら機能が、前
記第2の入力手段により入力された前記個人情報に、前
記第3の端末装置毎に設定された識別情報を付加する機
能と、前記識別情報が付加された前記個人情報を、前記
第4の発信機へ送信する機能とであることを特徴として
いる。
【0068】上記プログラム(6)によれば、前記第2
の入力手段により入力された前記車両の乗員の個人情報
(例えば、氏名、住所、電話番号、Eメール・アドレス
など)が前記第4の発信機から発信される。これによ
り、例えば、前記第4の発信機から発信された情報を、
前記施設側で取得し、前記所定の個人情報記憶手段へ登
録することができるようにしておけば前記施設側では前
記所定の個人情報記憶手段へ登録されている情報を用い
ることによって、前記乗員(すなわち、前記施設の利用
者)に対して、ダイレクト・メールなどを発送すること
ができる。これにより、売上の増大を図ることができ
る。
【0069】また、前記個人情報には、前記端末装置毎
に設定された前記識別情報(例えば、識別番号)が付加
されるので、前記施設側でどの車両の乗員に、どの前記
第2の端末装置を渡したのかを把握できるようにしてお
けば(例えば、識別番号の小さいものから順番に渡して
いく)、前記個人情報がどの乗員のものであるのかを前
記施設側で判断することができる。
【0070】従って、前記施設側で前記個人情報を入力
してくれた乗員を判別することができるので、前記個人
情報の提供報酬として、前記乗員に対し、何らかのサー
ビス(例えば、駐車料金の割引など)を提供したりする
ことができる。また、これによって前記個人情報取得率
をアップさせることができる。
【0071】また、前記乗員側から見れば、駐車を待っ
ている間に、自己の個人情報を入力することによって、
前記施設側から何らかのサービスを受けることができ
る。従って、駐車の待ち時間を有効利用することができ
るので、駐車の待ち時間があったとしても、不快感を抱
かないようにすることができる。
【0072】また、本発明に係るプログラム(7)は、
スーパーマーケットや百貨店、遊園地などの施設の駐車
場への入場を待つ車両が列をなす道路、又は該道路付近
に設置される設置体に装備され、外部から送信されてく
る情報を受信する第2の受信機を備えた基地局に搭載さ
れるコンピュータに下記の機能を実現させるためのプロ
グラムであって、前記機能が、前記第2の受信機で受信
された情報に、前記基地局毎に設定された識別情報を付
加する機能であることを特徴としている。
【0073】上記プログラム(7)によれば、前記第2
の受信機で受信された情報(例えば、前記乗員の要求内
容を示した情報)に、前記基地局毎に設定された識別情
報が付加される。これにより、例えば、前記乗員へ渡さ
れる前記第2の端末装置に装備された前記第2の発信機
から発信された情報の届く範囲が狭域となるようにし、
さらに、前記施設側で前記識別情報が付加された情報を
取得することができるようにしておけば、前記要求内容
を示した情報がどの前記第2の受信機で受信されたもの
であるのか(すなわち、前記要求内容の送信者が乗って
いる車両の位置)を前記施設側で把握することができ
る。
【0074】従って、例えば、前記車両の乗員より、前
記施設で販売されている商品の購入が申し込まれると、
前記施設側では前記商品の購入の申し込みがあったこと
を認識することができるのはもちろんのこと、さらには
申し込み者の乗っている車両の位置が分かるため、申し
込みのあった商品を前記車両のところまで届けることが
できる。
【0075】また、商品を届けてもらうことによって、
前記施設へ入場する目的が達成された場合には、駐車を
待つ列から退場することができるので、前記乗員は駐車
を待たなくてよくなり、また、駐車を待っている車両が
減るので、他の車両の乗員(特に後続車両の乗員)にと
っても非常に嬉しいものとなる。
【0076】また、本発明に係るコンピュータ読み取り
可能な記録媒体(1)は、上記プログラム(1)〜
(7)のいずれかが記録されていることを特徴としてい
る。上記記録媒体(1)によれば、上記プログラム
(1)〜(7)のいずれかが記録されているので、例え
ば、この記録媒体を前記管理装置や前記端末装置、前記
基地局へ装填し、前記管理装置などに搭載されたコンピ
ュータに実現させることによって、上記してきた効果を
発揮させることができる。
【0077】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る情報処理シス
テム、プログラム、及び記録媒体の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1は、実施の形態(1)に係る情
報処理システムの要部を概略的に示したブロック図であ
り、また、図2は施設の回りの状態を示した平面図であ
り、施設41の駐車場42への入場を待つ車両43が列
をなす状態が示されている。
【0078】図中1は施設41の管理室などに設置され
る管理装置を示しており、管理装置1は処理装置2と、
施設41の管理者などが操作するための操作装置3と、
表示装置4と、顧客の個人情報を記憶するためのデータ
ベース5とを含んで構成されている。
【0079】また、処理装置12A〜12Eと、アンテ
ナ13A〜13Eとを含んで構成される基地局11A〜
11Eは、図2に示したように、施設41の駐車場42
への入場を待つ車両43が列をなす道路44に沿って、
所定の間隔(例えば、10mの間隔)をおいて設置され
ている設置体45A〜45Eそれぞれに装備されてい
る。
【0080】管理装置1の処理装置2と、基地局11A
〜11Eの処理装置12A〜12Eとはパケット交換機
21を介して接続されており、管理装置1の処理装置2
は送ろうとするデータ情報に宛て先(基地局11A〜1
1Eのいずれかの宛て先)を示した制御情報を付けて、
前記データ情報をパケット交換機21へ向けて送信する
ように構成されている。
【0081】パケット交換機21は、管理装置1(の処
理装置2)から送信されてきた前記データ情報を受信す
ると、該データ情報に付加された前記制御情報(宛て先
を示した制御情報)に基づいて、前記データ情報を基地
局11A〜11Eのいずれかに送信するように構成され
ている。
【0082】基地局11A〜11Eの処理装置12A〜
12Eは、パケット交換機21から送信されてきた前記
データ情報を受信すると、受信した前記データ情報をア
ンテナ13A〜13Eから外部へ発信するように構成さ
れている。なお、アンテナ13A〜13Eから発信され
る電波は小電力であって、アンテナ13A〜13Eから
発信された前記データ情報の届く範囲46A〜46E
(図2参照)は、アンテナ13A〜13Eから5m程度
の距離までとなっており、異なる基地局11A〜11E
から発信される信号同士が混信しないようになってい
る。
【0083】車両43の乗員に渡される端末装置31
は、処理装置32と、前記乗員が操作するための操作装
置33と、表示装置34と、アンテナ35とを含んで構
成されている。アンテナ35は基地局11A〜11Eの
アンテナ13A〜13Eから発信される前記データ情報
を受信することができるように構成されており、また、
端末装置31の処理装置32は、アンテナ35を介して
受信した前記データ情報を表示装置34に表示して、前
記データ情報を前記乗員へ紹介するように構成されてい
る。
【0084】また、端末装置31の処理装置32は、操
作装置33から前記乗員により入力されたデータ情報
に、端末装置31毎に設定された識別情報を付加して、
アンテナ35から外部へ発信するように構成されてい
る。なお、アンテナ35から発信される電波は小電力で
あって、アンテナ35から発信された前記データ情報の
届く範囲は、アンテナ35から5m程度の距離までとな
っており、端末装置31が搭載された車両43から最も
近い設置体45A〜45Eに装備された基地局11A〜
11Eだけに前記データ情報が届くようになっている。
【0085】基地局11A〜11Eのアンテナ13A〜
13Eは、端末装置31のアンテナ35から発信される
前記データ情報を受信することができるように構成され
ており、また、基地局11A〜11Eの処理装置12A
〜12Eは、アンテナ13A〜13Eを介して受信した
前記データ情報に、基地局11A〜11E毎に設定され
た識別情報を付加して、パケット交換機21へ送信する
ように構成されている。
【0086】パケット交換機21は、基地局11A〜1
1E(の処理装置12A〜12E)から送信されてきた
前記データ情報を受信すると、受信した前記データ情報
を管理装置1へ送信するように構成されている。
【0087】また、管理装置1の処理装置2内のメモリ
(図示せず)には、各種データベースが記憶されてい
る。図3、図4に、前記メモリに記憶されているデータ
ベースの構造を示す。
【0088】図3は、基地局11A〜11Eが装備され
る設置体45A〜45Eの設置場所付近で駐車を待って
いる車両43が、駐車場42へ入場するのに要する基準
時間情報が、基地局11A〜11Eと対応付けて記憶さ
れたデータベースの構造を示しており、例えば、設置体
45D付近で駐車を待っている車両43の予想待ち時間
は15分となっている。なお、ここでの前記基準時間
は、平日であり、なおかつ昼食や夕食時間以外での待ち
時間を示している。
【0089】図4は、日時情報に基づいて、前記基準時
間を調整するための調整係数が、日時情報に対応付けて
記憶されたデータベースの構造を示しており、例えば、
祝祭日や日曜日の場合には、予想待ち時間が前記基準時
間よりも1.5倍となることを示しており、また、昼食
時には1.2倍、夕食時には1.5倍となることを示し
ている。
【0090】なお、ここでは前記基準時間や、前記調整
係数が固定されたものとなっているが、別の実施の形態
では、過去の実績を記録しておき、過去の実績に基づい
て、前記基準時間や、前記調整係数を求めるようにして
も良い。例えば、その日が日曜日であれば、一週間前の
日曜日の実績に基づいて、前記調整係数を求めるように
する。
【0091】次に、実施の形態(1)に係る情報処理シ
ステムの管理装置1における処理装置2の処理動作
(すなわち、処理装置2を構成するコンピュータに、プ
ログラムP1を実行させることによって実現される機
能)を図5、図6に示したフローチャートに基づいて説
明する。なお、処理動作は所定の周期で繰り返し行わ
れる動作である。まず、駐車の待ち時間情報を送信すべ
き送信モードへの設定、及び解除に用いるフラグf1
1であるか否かを判断する(ステップS1)。
【0092】フラグf1 が1でない(すなわち、前記送
信モードに入っていない)と判断すれば、次に、施設4
1の管理者などによって、操作装置3が操作されること
によって、前記待ち時間情報の送信開始の指示(すなわ
ち、前記送信モードの設定指示)が行われたか否かを判
断する(ステップS2)。前記待ち時間情報の送信開始
の指示が行われたと判断すれば、フラグf1 を1にし
て、前記送信モードを設定し(ステップS3)、次に、
係数kを1にし(ステップS4)、タイマtを起動させ
て(ステップS5)、その後、ステップS8へ進む。一
方、前記待ち時間情報の送信開始の指示が行われていな
いと判断すれば、そのまま処理動作を終了する。
【0093】また、ステップS1において、フラグf1
が1である(すなわち、前記送信モードに入っている)
と判断すれば、次に、施設41の管理者などによって、
操作装置3が操作されることによって、前記待ち時間情
報の送信終了の指示(すなわち、前記送信モードの解除
指示)が行われたか否かを判断する(ステップS6)。
前記待ち時間情報の送信終了の指示が行われたと判断す
れば、フラグf1 を0にして、前記送信モードを解除す
る(ステップS7)。一方、前記待ち時間情報の送信終
了の指示が行われていないと判断すれば、前記送信モー
ドを解除する必要がないので、そのままステップS8へ
進む。
【0094】ステップS8では、タイマtが所定の時間
t’(例えば、10秒)以上であるか否かを判断し、タ
イマtが所定の時間t’以上でないと判断すれば、前記
待ち時間情報を送信すべきタイミングではないと判断し
て、そのまま処理動作を終了する。一方、タイマtが
所定の時間t’以上であると判断すれば、前記待ち時間
情報を送信すべきタイミングであると判断し、次に、そ
の日が平日であるか否かを判断する(ステップS9)。
【0095】その日が平日でない(すなわち、祝祭日や
日曜日である)と判断すれば、係数kに調整係数k1
(図4参照)を積算し(ステップS10)、その後、ス
テップS11へ進む。一方、その日が平日であると判断
すれば、調整係数k1 を積算する必要がないので、その
ままステップS11へ進む。
【0096】ステップS11では、その時が食事の時間
帯(例えば、11時半〜13時半と18時半から20時
半)であるか否かを判断し、その時が食事の時間帯であ
ると判断すれば、次に、その時が昼食の時間帯(例え
ば、11時半〜13時半)であるか否かを判断する(ス
テップS12)。
【0097】その時が昼食の時間帯であると判断すれ
ば、係数kに調整係数k2 (図4参照)を積算して(ス
テップS13)、ステップS21(図6参照)へ進み、
他方、その時が昼食の時間帯でない(すなわち、夕食の
時間帯である)と判断すれば、係数kに調整係数k3
(図4参照)を積算して(ステップS14)、ステップ
S21へ進む。一方、ステップS11において、その時
は食事の時間帯でないと判断すれば、調整係数k2 、k
3 を積算する必要がないので、そのままステップS21
へ進む。
【0098】ステップS21では、処理装置2内のメモ
リから、基地局11Aの基準時間情報(図3参照)を読
み出し、前記基準時間(ここでは、5分)に係数kを積
算して、(基地局11Aが装備された)設置体45A付
近で待っている車両43が駐車場42へ入場するのに要
する時間(すなわち、待ち時間)を求め(ステップS2
2)、その後、ステップS23へ進む。
【0099】例えば、その日が平日であり、またその時
が食事の時間帯外であれば、係数kは1のままであるた
め、待ち時間は前記基準時間通りの5分となる。これに
対し、その日が日曜日であり、またその時が夕食の時間
帯であれば、係数kは2.25となり、待ち時間は前記
基準時間5分の2.25倍となり、11分15秒とな
る。
【0100】ステップS23では、前記待ち時間情報に
基地局11Aの宛て先を示した制御情報を付加して、パ
ケット交換機21へ向けて送信し(ステップS23)、
その後、ステップS24へ進む。ここで、前記待ち時間
情報がパケット交換機21へ送信された後のパケット交
換機21、基地局11Aの処理装置12A、及び端末装
置31の処理装置32での処理動作(すなわち、パケッ
ト交換機21、処理装置12A、及び処理装置32それ
ぞれを構成するコンピュータに、プログラムPa〜Pc
それぞれを実行させることによって実現される機能)に
ついて簡単に説明する。
【0101】・パケット交換機21 管理装置1(の処理装置2)から送信されてきた前記待
ち時間情報を受信すると、受信した前記待ち時間情報に
付加された前記制御情報(宛て先を示した制御情報)に
基づいて、前記待ち時間情報を基地局11Aに送信す
る。 ・基地局11Aの処理装置12A パケット交換機21から送信されてきた前記待ち時間情
報を受信すると、受信した前記待ち時間情報をアンテナ
13Aから外部へ発信する。 ・範囲46A(図2参照)に存在する端末装置31の処
理装置32 基地局11Aから送信されてきた前記待ち時間情報を受
信すると、受信した前記待ち時間情報に基づいて、表示
装置34に前記待ち時間を表示する(図10参照)。
【0102】処理装置2の処理動作の説明に戻る。ス
テップS24〜S26では、ステップS21〜S23と
同様の処理動作を行い、基地局11Bへ送信すべき待ち
時間を求めて、待ち時間情報に基地局11Bの宛て先を
示した制御情報を付加して、パケット交換機21へ送信
する。
【0103】なお、ステップS27〜S35でも、ステ
ップS21〜S23と同様の処理動作を行い、基地局1
1C〜11Eへ送信すべき待ち時間を求めて、待ち時間
情報に基地局11C〜11Eの宛て先を示した制御情報
を付加して、パケット交換機21へ送信するようになっ
ている。
【0104】そして、これら基地局11A〜11Eへ送
信すべき情報をパケット交換機21へ送信するといった
一連の処理動作の後、ステップS36では、係数kを0
に戻し、その後、タイマtを0にする(ステップS3
7)。
【0105】次に、実施の形態(1)に係る情報処理シ
ステムの端末装置31における処理装置32の処理動作
、(すなわち、処理装置32を構成するコンピュー
タに、プログラムP2、P3を実行させることによって
実現される機能)それぞれを図7、図8に示したフロー
チャートに基づいて説明する。なお、処理動作は端末
装置31の電源がONされたときに行われる動作であ
り、他方、処理動作は所定の周期で繰り返し行われる
動作である。
【0106】まず、処理動作について説明する。端末
装置31の電源がONされると、図9に示したように、
表示装置34へメニュー画面を表示し(ステップS4
1)、、表示装置34へメニュー画面が表示されている
ことを示すフラグf2 を1にする(ステップS42)。
【0107】次に、基地局11A〜11E(のアンテナ
13A〜13E)のうちのいずれかから発信された待ち
時間情報を受信したか否かを判断し(ステップS4
3)、前記待ち時間情報を受信したと判断すれば、受信
した前記待ち時間情報に基づいて、図10に示したよう
に、表示装置34に前記待ち時間を表示する(ステップ
S44)。一方、前記待ち時間情報を受信していないと
判断すれば、ステップS43へ戻る。
【0108】なお、アンテナ13A〜13Eから発信さ
れる電波は小電力であって、アンテナ13A〜13Eか
ら発信されたデータ情報の届く範囲46A〜46E(図
2参照)は、アンテナ13A〜13Eから5m程度の距
離までとなっているので、例えば、範囲46Dに存在す
る車両43に搭載されている端末装置31で受信するこ
とのできる前記待ち時間情報は、設置体45Dに装備さ
れた基地局11Dのアンテナ13Dから発信されるもの
だけとなる。
【0109】続いて、処理動作について説明する。ま
ず、基地局11A〜11E(のアンテナ13A〜13
E)のうちのいずれかから発信された待ち時間情報を受
信したか否かを判断し(ステップS51)、前記待ち時
間情報を受信したと判断すれば、受信した前記待ち時間
情報に基づいて、表示装置34に表示する待ち時間の更
新をし(ステップS52)、その後、ステップS53へ
進む。一方、前記待ち時間情報を受信していないと判断
すれば、表示の更新はできないので、ステップS52を
飛ばして、そのままステップS53へ進む。
【0110】ステップS53では、フラグf2 が1であ
るか否か(すなわち、表示装置34にメニュー画面が表
示されているか否か)を判断し、フラグf2 が1である
(すなわち、メニュー画面が表示されている)と判断す
れば、次に、車両43の乗員により、操作装置33が操
作されて、画面上の「施設情報」ボタンスイッチがON
されたか否かを判断する(ステップS54)。
【0111】「施設情報」ボタンスイッチがONされた
と判断すれば、図11に示したように、表示装置34へ
「施設情報」画面を表示し(ステップS55)、次に、
「施設情報」画面が表示されていることを示すフラグf
3 を1にし(ステップS56)、フラグf2 を0にして
(ステップS57)、その後、ステップS58へ進む。
なお、「施設情報」画面は階層構造になっており、各画
面を通じて、施設41内の各商店の情報の案内を受けた
り、また、商品の購入申し込みや飲食店などの予約申し
込みなどの入力を行うことができるようになっている。
【0112】ステップS58では、「施設情報」画面上
の「メニュー」ボタンスイッチがONされたか否かを判
断し、「メニュー」ボタンスイッチがONされたと判断
すれば、表示装置34へメニュー画面を表示し(ステッ
プS59)、次に、表示装置34へメニュー画面が表示
されていることを示すフラグf2 を1にし(ステップS
60)、フラグf3 を0にする(ステップS61)。
【0113】他方、ステップS58において、「メニュ
ー」ボタンスイッチがONされていないと判断すれば、
次に、「施設情報」画面上の「送信」ボタンスイッチが
ONされたか否かを判断し(ステップS62)、「送
信」ボタンスイッチがONされたと判断すれば、「施設
情報」画面を通じて、前記乗員により入力された商品の
購入申し込みや飲食店などの予約申し込みなど、前記乗
員の施設41に対する要求内容を示した情報を取り込む
(ステップS63)。
【0114】次に、取り込んだ前記要求内容を示したデ
ータ情報に、端末装置31毎に設定された識別情報を付
加し、アンテナ35を介して外部へ発信し(ステップS
64)、端末装置31から何らかのデータ情報(ここで
は、前記要求内容を示した情報)を発信したことを示す
フラグfa を1にする(ステップS65)。一方、ステ
ップS62において、「送信」ボタンスイッチがONさ
れていないと判断すれば、そのまま処理動作を終了す
る。
【0115】なお、アンテナ35から発信される電波は
小電力であって、アンテナ35から発信されたデータ情
報の届く範囲は、アンテナ35から5m程度の距離まで
となっており、端末装置31が搭載された車両43から
最も近い設置体45A〜45Eに装備された基地局11
A〜11Eだけに前記データ情報が届くようになってい
る。例えば、範囲46B(図2参照)に存在する車両4
3に搭載された端末装置31(のアンテナ35)から発
信された情報を受信することができるのは、設置体45
Bに装備された基地局11Bだけとなる。
【0116】ここで、端末装置31から前記データ情報
が発信された後の基地局11Bの処理装置12B、パケ
ット交換機21、及び管理装置1の処理装置2での処理
動作(すなわち、処理装置12B、パケット交換機2
1、及び処理装置2それぞれを構成するコンピュータ
に、プログラムPd〜Pfそれぞれを実行させることに
よって実現される機能)について簡単に説明する。
【0117】・基地局11Bの処理装置12B 端末装置31のアンテナ35から発信されてきた前記デ
ータ情報を受信すると、受信した前記データ情報(端末
装置31毎に設定された識別情報が付加されている)
に、基地局11Bに設定された識別情報を付加して、パ
ケット交換機21へ送信する。 ・パケット交換機21 基地局11B(の処理装置12B)から送信されてきた
前記データ情報(端末31毎に設定された識別情報、及
び基地局11Bに設定された識別情報が付加されてい
る)を受信すると、受信した前記データ情報を管理装置
1へ送信する。 ・管理装置1の処理装置2 パケット交換機21から送信されてきた前記データ情報
を受信すると、受信した前記データ情報に付加された端
末装置31毎に設定された識別情報に対応付けて、前記
要求内容を示した情報と、前記データ情報に付加された
基地局11Bの識別情報とを、図12に示したように、
処理装置2内のメモリ(図示せず)に記録する。
【0118】ところで、ステップS54において、メニ
ュー画面上で「施設情報」ボタンスイッチがONされて
いないと判断すれば、「特典サービス」ボタンスイッチ
がONされたか否かを判断する(ステップS66)。
【0119】「特典サービス」ボタンスイッチがONさ
れたと判断すれば、図13に示したように、表示装置3
4へ「特典サービス」画面を表示し(ステップS6
7)、次に、「特典サービス」画面が表示されているこ
とを示すフラグf4 を1にし(ステップS68)、フラ
グf2 を0にして(ステップS69)、その後、ステッ
プS70へ進む。なお、「特典サービス」画面は階層構
造になっており、各画面を通じて、前記乗員の個人情報
(例えば、氏名、住所、電話番号、Eメール・アドレス
など)の入力を行うことができるようになっている。
【0120】ステップS70では、「特典サービス」画
面上の「メニュー」ボタンスイッチがONされたか否か
を判断し、「メニュー」ボタンスイッチがONされたと
判断すれば、表示装置34へメニュー画面を表示し(ス
テップS71)、次に、表示装置34へメニュー画面が
表示されていることを示すフラグf2 を1にし(ステッ
プS72)、フラグf4 を0にする(ステップS7
3)。
【0121】他方、ステップS70において、「メニュ
ー」ボタンスイッチがONされていないと判断すれば、
次に、「特典サービス」画面上の「送信」ボタンスイッ
チがONされたか否かを判断し(ステップS74)、
「送信」ボタンスイッチがONされたと判断すれば、
「特典サービス」画面を通じて、前記乗員により入力さ
れた該乗員の個人情報を取り込む(ステップS75)。
【0122】次に、取り込んだ前記個人情報に、端末装
置31毎に設定された識別情報を付加し、アンテナ35
を介して外部へ発信し(ステップS76)、端末装置3
1から何らかのデータ情報(ここでは、前記個人情報)
を発信したことを示すフラグfa を1にする(ステップ
S77)。一方、ステップS71において、「送信」ボ
タンスイッチがONされていないと判断すれば、そのま
ま処理動作を終了する。
【0123】なお、先程も説明したように、アンテナ3
5から発信される電波は小電力であって、アンテナ35
から発信されたデータ情報の届く範囲は、アンテナ35
から5m程度の距離までとなっているので、例えば、範
囲46B(図2参照)に存在する車両43に搭載された
端末装置31(のアンテナ35)から発信された情報を
受信することができるのは、設置体45Bに装備された
基地局11Bだけとなる。
【0124】ここで、端末装置31から前記データ情報
(ここでは、個人情報)が発信された後の基地局11B
の処理装置12B、パケット交換機21、及び管理装置
1の処理装置2での処理動作(すなわち、処理装置12
B、パケット交換機21、及び2それぞれを構成するコ
ンピュータに、プログラムPg〜Piそれぞれを実行さ
せることによって実現される機能)について簡単に説明
する。
【0125】・基地局11Bの処理装置12B 端末装置31のアンテナ35から発信されてきた前記デ
ータ情報を受信すると、受信した前記データ情報(端末
装置31毎に設定された識別情報が付加されている)
に、基地局11Bに設定された識別情報を付加して、パ
ケット交換機21へ送信する。 ・パケット交換機21 基地局11B(の処理装置12B)から送信されてきた
前記データ情報(端末31毎に設定された識別情報、及
び基地局11Bに設定された識別情報が付加されてい
る)を受信すると、受信した前記データ情報を管理装置
1へ送信する。 ・管理装置1の処理装置2 パケット交換機21から送信されてきた前記データ情報
を受信すると、受信した前記データ情報(すなわち、個
人情報)をデータベース5へ登録し、さらに、前記デー
タ情報に付加された端末装置31毎に設定された識別情
報に対応付けて、前記データ情報に付加された基地局1
1Bの識別情報と、個人情報の入力があったことを示す
情報とを、図14に示したように、処理装置2の前記メ
モリ内に記録する。なお、図12と図14とで示した情
報については、図15に示したように合わせて、前記メ
モリ内へ記録するようにしても良い。
【0126】ところで、ステップS53において、フラ
グf2 が1でない(すなわち、メニュー画面が表示され
ていない)と判断すれば、次に、端末装置31から何ら
かのデータ情報を発信したことを示すフラグfa が1で
あるか否かを判断する(ステップS78)。
【0127】フラグfa が1である(すなわち、端末装
置31から何らかのデータ情報が発信されている)と判
断すれば、端末装置31毎に設定された識別情報を付加
した情報をアンテナ35を介して発信して(ステップS
79)、その後、ステップS80へ進む。一方、フラグ
a が1でないと判断すれば、ステップS79を飛ばし
て、そのままステップS80へ進む。
【0128】なお、先程から何度か説明したように、ア
ンテナ35から発信された情報の届く範囲は限定されて
いるので、例えば、範囲46A(図2参照)に存在する
車両43に搭載された端末装置31(のアンテナ35)
から発信された情報を受信することができるのは、設置
体45Aに装備された基地局11Aだけとなる。
【0129】ここで、端末装置31から前記情報(ここ
では、主に識別情報)が発信された後の基地局11Aの
処理装置12A、パケット交換機21、及び管理装置1
の処理装置2での処理動作(すなわち、処理装置12
A、パケット交換機21、処理装置2それぞれを構成す
るコンピュータに、プログラムPj〜Plそれぞれを実
行させることによって実現される機能)について簡単に
説明する。
【0130】・基地局11Aの処理装置12A 端末装置31のアンテナ35から発信されてきた前記情
報を受信すると、受信した前記情報(端末装置31毎に
設定された識別情報)に、基地局11Aに設定された識
別情報を付加して、パケット交換機21へ送信する。 ・パケット交換機21 基地局11A(の処理装置12A)から送信されてきた
前記情報(端末31毎に設定された識別情報に、基地局
11Aに設定された識別情報が付加されている)を受信
すると、受信した前記情報を管理装置1へ送信する。 ・管理装置1の処理装置2 パケット交換機21から送信されてきた前記情報を受信
すると、受信した端末装置31毎に設定された識別情報
に対応付けて、処理装置2内の前記メモリに記録されて
いる、基地局11A〜11E毎に設定された識別情報を
更新する。これにより、施設41側でデータ情報を送信
してきた乗員の追跡が容易となる。
【0131】ところで、ステップS80では、表示装置
34に「施設情報」画面が表示されていることを示すフ
ラグf3 が1であるか否かを判断し、フラグf3 が1で
ある(すなわち、「施設情報」画面が表示されている)
と判断すれば、ステップS58へ移り、一方、フラグf
3 が1でない(すなわち、フラグf2 、f3 のいずれも
1でないので、「特典サービス」画面が表示されてい
る)と判断すれば、ステップS70へ移る。
【0132】上記実施の形態(1)に係る情報処理シス
テムによれば、施設41の管理室などに装備される管理
装置1の処理装置2で、予め設定された基準時間情報
と、日時情報とに基づいて、駐車の予想待ち時間が求め
られ、求められた前記待ち時間情報がパケット交換機2
1を介して、基地局11A〜11Eのアンテナ13A〜
13Eへ送信され、アンテナ13A〜13Eから前記待
ち時間情報が発信される。
【0133】また、端末装置31には、アンテナ13A
〜13Eから発信される情報を受信するアンテナ35
と、アンテナ35で受信した情報に基づいて、前記待ち
時間(すなわち、駐車場42へ入場するのに要する時
間)が表示装置34に表示されるので、車両43の前記
乗員が駐車場42の入場までの待ち時間を知ることがで
きる。
【0134】従って、駐車の待ち時間があったとして
も、前記乗員はあとどの程度の時間を待てば、駐車でき
るのかを認識することができるので、不快感を抱くこと
なく、落ち着いた気持ちで前記待ち時間を過ごすことが
できる。また、もし仮に不快感を抱いたとしても、駐車
までどの程度待てば良いのかを認識しているので、その
不快感を解消、もしくは和らげることができる。
【0135】また、端末装置31を用いて、前記乗員に
より施設41に対する要求内容が入力されると、前記要
求内容を示した情報がアンテナ35から発信され、設置
体45A〜45Eに装備された基地局11A〜11Eの
アンテナ13A〜13Eで受信される。
【0136】また、基地局11A〜11E(のアンテナ
13A〜13E)で受信した情報については、施設41
側で取得することができるようになっているので、施設
41側で前記乗員(すなわち、前記施設の利用予定者)
の要求内容を把握することができる。
【0137】逆に、前記乗員側から見れば、駐車を待っ
ている間に、自己の要求内容を施設41側に伝えること
ができる。従って、駐車の待ち時間を有効利用すること
ができるので、駐車の待ち時間があったとしても、不快
感を抱かないようにすることができる。
【0138】また、前記要求内容を示した情報には、端
末装置31毎に設定された前記識別情報(例えば、識別
番号)が付加されるので、施設41側でどの車両の乗員
に、どの端末装置31を渡したのかを把握できるように
しておけば(例えば、識別番号の小さいものから順番に
渡していく)、前記要求内容がどの乗員からのものであ
るのかを施設31側で判断することができる。
【0139】まら、前記乗員により前記個人情報(例え
ば、氏名、住所、電話番号、Eメール・アドレスなど)
が入力されると、前記個人情報が端末装置31のアンテ
ナ35から発信され、設置体45A〜45Eに装備され
た基地局11A〜11Eのアンテナ13A〜13Eで受
信される。
【0140】また、基地局11A〜11E(のアンテナ
13A〜13E)を介して受信した前記個人情報につい
ては、管理装置1のデータベース5へ登録されるので、
施設41側ではデータベース5へ登録されている情報を
用いることによって、前記乗員(すなわち、前記施設の
利用者)に対して、ダイレクト・メールなどを発送する
ことができる。これにより、売上の増大を図ることがで
きる。
【0141】また、前記個人情報には、端末装置31毎
に設定された前記識別情報(例えば、識別番号)が付加
されるので、施設41側でどの車両の乗員に、どの端末
装置31を渡したのかを把握できるようにしておけば
(例えば、識別番号の小さいものから順番に渡してい
く)、前記個人情報がどの乗員のものであるのかを施設
41側で判断することができる。
【0142】従って、施設41側で前記個人情報を入力
してくれた乗員を判別することができるので、前記個人
情報の提供報酬として、前記乗員に対して、何らかのサ
ービス(例えば、駐車料金の割引など)を提供したりす
ることができる。また、これによって前記個人情報取得
率をアップさせることができる。
【0143】また、前記乗員側から見れば、駐車を待っ
ている間に、自己の個人情報を入力することによって、
施設41側から何らかのサービスを受けることができ
る。従って、駐車の待ち時間を有効利用することができ
るので、駐車の待ち時間があったとしても、不快感を抱
かないようにすることができる。
【0144】なお、上記実施の形態(1)に係る情報処
理システムでは、予め設定された基準時間情報と、日時
情報とに基づいて、駐車の予想待ち時間を求めるように
しているが、別の実施の形態に係る情報処理システムで
は、施設41の利用者数情報や気象情報を加味して、前
記予想待ち時間を求めるようにしても良く、さらに別の
実施の形態に係る情報処理システムでは、施設41の利
用者(利用予定者も含む)から駐車場42からの退場予
定時刻を教えてもらい、この情報を加味して、前記予想
待ち時間を求めるようにしても良い。
【0145】また、上記実施の形態(1)に係る情報処
理システムでは、アンテナ13A〜13Eから発信され
る電波を小電力にし、アンテナ13A〜13Eから発信
されたデータ情報の届く範囲46A〜46Eを、アンテ
ナ13A〜13Eから5m程度の距離までとなるように
して、例えば、範囲46Bに存在する車両43に搭載さ
れる端末装置31のアンテナ35には、基地局11Bの
アンテナ13Bから発信された情報しか届かないように
しているが、基地局11B以外の基地局11Aのアンテ
ナ13Aや基地局11Cのアンテナ13Cから発信され
る情報が届く場合がないとは言えない。
【0146】そのため、別の実施の形態に係る情報処理
システムでは、端末装置31のアンテナ35で、異なる
2以上の基地局11A〜11Eから発信された情報を受
信した場合、所定の条件(例えば、駐車場42の入口に
近い方の設置体45A〜45Eに装備された基地局11
A〜11Eのアンテナ13A〜13Eから発信された情
報を優先するといった条件)に基づいて、採用すべき情
報を決定するように構成する。これにより、異なる2以
上の基地局11A〜11Eから発信された情報を受信し
たとしても別段問題を生じることなく、前記乗員に対し
て適切な情報を提供することができる。
【0147】また、上記実施の形態(1)に係る情報処
理システムによれば、管理装置1と端末装置31との間
で、通信手段を介して情報のやり取りが可能であるた
め、例えば、管理装置1からリアルタイムな情報(各種
スポットの混み具合など)を端末装置31に対して送信
するようにし、リアルタイムな情報を前記乗員へ提供す
るようにしても良い。これにより、各種スポットの混み
具合などを判断材料として、前記乗員がスポット利用の
予約などの申し込みを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係る情報処理シス
テムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】施設の回りの状態を示した平面図である。
【図3】実施の形態(1)に係る情報処理システムの管
理装置における処理装置のメモリに記憶されているデー
タベースの構造を示した図である。
【図4】実施の形態(1)に係る情報処理システムの管
理装置における処理装置のメモリに記憶されている別の
データベースの構造を示した図である。
【図5】実施の形態(1)に係る情報処理システムの管
理装置における処理装置の行う処理動作を示したフロー
チャートである。
【図6】実施の形態(1)に係る情報処理システムの管
理装置における処理装置の行う処理動作を示したフロー
チャートである。
【図7】実施の形態(1)に係る情報処理システムの端
末装置における処理装置の行う処理動作を示したフロー
チャートである。
【図8】実施の形態(1)に係る情報処理システムの端
末装置における処理装置の行う処理動作を示したフロー
チャートである。
【図9】実施の形態(1)に係る情報処理システムの端
末装置における表示装置に表示される操作画面を示した
図である。
【図10】実施の形態(1)に係る情報処理システムの
端末装置における表示装置に表示される操作画面を示し
た図である。
【図11】実施の形態(1)に係る情報処理システムの
端末装置における表示装置に表示される操作画面を示し
た図である。
【図12】実施の形態(1)に係る情報処理システムの
管理装置における処理装置のメモリ内に記憶されるデー
タの一例を示した図である。
【図13】実施の形態(1)に係る情報処理システムの
端末装置における表示装置に表示される操作画面を示し
た図である。
【図14】実施の形態(1)に係る情報処理システムの
管理装置における処理装置のメモリ内に記憶されるデー
タの一例を示した図である。
【図15】実施の形態(1)に係る情報処理システムの
管理装置における処理装置のメモリ内に記憶されるデー
タの一例を示した図である。
【符号の説明】 1 管理装置 2、12A〜12E、32 処理装置 3、33 操作装置 4、34 表示装置 5 データベース 11A〜11E 基地局 13A〜13E、35 アンテナ 21 パケット交換機 31 端末装置 41 施設 42 駐車場 45A〜45E 設置体

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スーパーマーケットや百貨店、遊園地な
    どの施設の駐車場への入場を待つ車両が列をなす道路、
    又は該道路付近に間隔をおいて複数設置される設置体そ
    れぞれに装備される第1の発信機と、 所定の情報から、前記設置体付近に存在する車両が前記
    駐車場へ入場するのに要する時間を求める時間算出手段
    と、 該時間算出手段により求められた前記時間情報を前記第
    1の発信機へ送信する第1の送信手段と、 前記第1の発信機から発信される情報を受信する第1の
    受信機を含んで構成される第1の端末装置とを備えた情
    報処理システムであって、 前記第1の端末装置に、 前記第1の受信機で受信した情報に基づいて、前記駐車
    場へ入場するのに要する時間情報を前記乗員へ提供する
    第1の提供手段が装備されていることを特徴とする情報
    処理システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の受信機で、異なる2以上の前
    記第1の発信機から発信された情報を受信した場合、 所定の条件に基づいて、採用すべき情報を決定する決定
    手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の情報
    処理システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の発信機から発信された情報の
    届く範囲が狭域であることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の情報処理システム。
  4. 【請求項4】 前記所定の情報に、前記施設の利用者数
    情報が含まれていることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかの項に記載の情報処理システム。
  5. 【請求項5】 前記所定の情報に、気象情報が含まれて
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記
    載の情報処理システム。
  6. 【請求項6】 前記所定の情報に、日時情報が含まれて
    いることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記
    載の情報処理システム。
  7. 【請求項7】 前記所定の情報に、各車両の前記駐車場
    からの退場予定時刻に関する情報が含まれていることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の情報処
    理システム。
  8. 【請求項8】 前記時間算出手段が、過去の実績に基づ
    いて、前記設置体付近に存在する前記車両が前記駐車場
    へ入場するのに要する時間を求めるものであることを特
    徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載の情報処理
    システム。
  9. 【請求項9】 スーパーマーケットや百貨店、遊園地な
    どの施設の駐車場への入場を待つ車両が列をなす道路、
    又は該道路付近に設置される設置体に装備され、第2の
    発信機から発信される情報を受信する第2の受信機と、 前記車両の乗員に渡され、前記第2の発信機を含んで構
    成される第2の端末装置とを備えた情報処理システムで
    あって、 前記第2の端末装置に、 前記乗員が前記施設に対する要求内容を入力するための
    第1の入力手段と、 該第1の入力手段により入力された前記要求内容を示し
    た情報に、前記第2の端末装置毎に設定された識別情報
    を付加する第1の付加手段と、 該第1の付加手段により前記識別情報が付加された前記
    要求内容を示した情報を、前記第2の発信機へ送信する
    第2の送信手段とが装備されていることを特徴とする情
    報処理システム。
  10. 【請求項10】 前記要求内容が、前記施設、又は該施
    設内に設けられた各種スポットにおける利用予約の申し
    込みと、 前記施設、又は該施設内に設けられた各種スポットで販
    売されている商品の購入の申し込みと、 前記施設、又は該施設内に設けられた各種スポットの入
    場チケットの購入の申し込みとのうちのいずれかである
    ことを特徴とする請求項9記載の情報処理システム。
  11. 【請求項11】 前記第2の受信機が、前記道路、又は
    該道路付近に間隔をおいて複数設置される前記設置体そ
    れぞれに装備されると共に、 前記第2の発信機から発信された情報の届く範囲が狭域
    であり、 前記第2の受信機で受信された情報に、該第2の受信機
    毎に設定された識別情報を付加する第2の付加手段を備
    えていることを特徴とする請求項9又は請求項10記載
    の情報処理システム。
  12. 【請求項12】 前記設置体に装備される第3の発信機
    と、 前記施設、又は該施設内に設けられた各種スポットの利
    用状況に関する情報を前記第3の発信機へ送信する第3
    の送信手段とを備えると共に、 前記第2の端末装置に、 前記第3の発信機から発信される情報を受信する第3の
    受信機と、 該第3の受信機で受信した情報を前記乗員へ提供する第
    2の提供手段とが装備されていることを特徴とする請求
    項9〜11のいずれかの項に記載の情報処理システム。
  13. 【請求項13】 スーパーマーケットや百貨店、遊園地
    などの施設の駐車場への入場を待つ車両が列をなす道
    路、又は該道路付近に設置される設置体に装備され、第
    4の発信機から発信される情報を受信する第4の受信機
    と、 前記車両の乗員に渡され、前記第4の発信機を含んで構
    成される第3の端末装置とを備えた情報処理システムで
    あって、 前記第3の端末装置に、 前記乗員が個人情報を入力するための第2の入力手段
    と、 該第2の入力手段により入力された前記個人情報に、前
    記端末装置毎に設定された識別情報を付加する第3の付
    加手段と、 該第3の付加手段により前記識別情報が付加された前記
    個人情報を、前記第4の発信機へ送信する第4の送信手
    段とが装備されると共に、 前記第4の受信機を介して受信した前記個人情報を、所
    定の個人情報記憶手段へ登録する第1の登録手段と、 前記第4の受信機を介して前記個人情報を受信すると、
    該個人情報に付加された前記識別情報に対応させて、前
    記個人情報の受信の有無情報を、所定の有無情報記憶手
    段へ登録する第2の登録手段とを備えていることを特徴
    とする情報処理システム。
  14. 【請求項14】 スーパーマーケットや百貨店、遊園地
    などの施設の駐車場への入場を待つ車両が列をなす道
    路、又は該道路付近に間隔をおいて複数設置される設置
    体それぞれに装備される第1の発信機を備えた情報処理
    システムを構成する、 前記施設の管理室などに設置される管理装置に搭載され
    るコンピュータに下記の機能を実現させるためのプログ
    ラムであって、 これら機能が、所定の情報から、前記設置体付近に存在
    する車両が前記駐車場へ入場するのに要する時間を求め
    る機能と、 求められた前記時間情報を前記第1の発信機へ送信する
    機能とであることを特徴とするプログラム。
  15. 【請求項15】 スーパーマーケットや百貨店、遊園地
    などの施設の駐車場への入場を待つ車両が列をなす道
    路、又は該道路付近に設置される設置体に装備される第
    3の発信機を備えた情報処理システムを構成する、 前記施設の管理室などに設置される管理装置に搭載され
    るコンピュータに下記の機能を実現させるためのプログ
    ラムであって、 前記機能が、前記施設、又は該施設内に設けられた各種
    スポットの利用状況に関する情報を前記第3の発信機へ
    送信する機能であることを特徴とするプログラム。
  16. 【請求項16】 スーパーマーケットや百貨店、遊園地
    などの施設の駐車場への入場を待つ車両が列をなす道
    路、又は該道路付近に設置される設置体に装備され、第
    4の発信機から発信される情報を受信する第4の受信機
    と、 前記車両の乗員に渡され、前記第4の発信機を含んで構
    成される第3の端末装置とを備え、 該第3の端末装置に、 前記乗員が個人情報を入力するための第2の入力手段
    と、 該第2の入力手段により入力された前記個人情報に、前
    記第3の端末装置毎に設定された識別情報を付加する第
    3の付加手段と、 該第3の付加手段により前記識別情報が付加された前記
    個人情報を、前記第4の発信機へ送信する第4の送信手
    段とが装備された情報処理システムを構成する、 前記施設の管理室などに設置される管理装置に搭載され
    るコンピュータに下記の機能を実現させるためのプログ
    ラムであって、 これら機能が、前記第4の受信機を介して受信した前記
    個人情報を、所定の個人情報記憶手段へ登録する機能
    と、 前記第4の受信機を介して前記個人情報を受信すると、
    該個人情報に付加された前記識別情報に対応させて、前
    記個人情報の受信の有無情報を、所定の有無情報記憶手
    段へ登録する機能とであることを特徴とするプログラ
    ム。
  17. 【請求項17】 スーパーマーケットや百貨店、遊園地
    などの施設の駐車場への入場を待つ車両が列をなす道
    路、又は該道路付近に間隔をおいて複数設置される設置
    体それぞれに装備される第1の発信機と、 所定の情報から、前記設置体付近に存在する車両が前記
    駐車場へ入場するのに要する時間を求める時間算出手段
    と、 該時間算出手段により求められた前記時間情報を前記第
    1の発信機へ送信する第1の送信手段とを備えた情報処
    理システムを構成する、 前記第1の発信機から発信される情報を受信する第1の
    受信機を含んで構成される第1の端末装置に搭載される
    コンピュータに下記の機能を実現させるためのプログラ
    ムであって、 前記機能が、前記第1の受信機で受信した情報に基づい
    て、前記駐車場へ入場するのに要する時間情報を前記乗
    員へ提供する機能であることを特徴とするプログラム。
  18. 【請求項18】 スーパーマーケットや百貨店、遊園地
    などの施設の駐車場への入場を待つ車両が列をなす道
    路、又は該道路付近に設置される設置体に装備され、第
    2の発信機から発信される情報を受信する第2の受信機
    を備えた情報処理システムを構成する、 前記第2の発信機と、前記施設に対する要求内容を入力
    するための第1の入力手段とを含んで構成される第2の
    端末装置に搭載されるコンピュータに下記の機能を実現
    させるためのプログラムであって、 これら機能が、前記第1の入力手段により入力された前
    記要求内容を示した情報に、前記第2の端末装置毎に設
    定された識別情報を付加する機能と、 前記識別情報が付加された前記要求内容を示した情報
    を、前記第2の発信機へ送信する機能とであることを特
    徴とするプログラム。
  19. 【請求項19】 スーパーマーケットや百貨店、遊園地
    などの施設の駐車場への入場を待つ車両が列をなす道
    路、又は該道路付近に設置される設置体に装備され、第
    4の発信機から発信される情報を受信する第4の受信機
    を備えた情報処理システムを構成する、 前記第4の発信機と、個人情報を入力するための第2の
    入力手段とを含んで構成される第3の端末装置に搭載さ
    れるコンピュータに下記の機能を実現させるためのプロ
    グラムであって、 これら機能が、前記第2の入力手段により入力された前
    記個人情報に、前記第3の端末装置毎に設定された識別
    情報を付加する機能と、 前記識別情報が付加された前記個人情報を、前記第4の
    発信機へ送信する機能とであることを特徴とするプログ
    ラム。
  20. 【請求項20】 スーパーマーケットや百貨店、遊園地
    などの施設の駐車場への入場を待つ車両が列をなす道
    路、又は該道路付近に設置される設置体に装備され、外
    部から送信されてくる情報を受信する第2の受信機を備
    えた基地局に搭載されるコンピュータに下記の機能を実
    現させるためのプログラムであって、 前記機能が、前記第2の受信機で受信された情報に、前
    記基地局毎に設定された識別情報を付加する機能である
    ことを特徴とするプログラム。
  21. 【請求項21】 請求項14〜20のいずれかの項に記
    載のプログラムが記録されていることを特徴とするコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
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