JP3960731B2 - 車両用バンパ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バンパ本体がブラケットを介してフレームに取付けられる車両用バンパ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように、従来、車両には衝突時の衝撃を緩衝させる目的で前部及び後部にバンパ本体1がそのフレーム3にブラケット2を介して取付けられる。バンパ本体1は鋼板製であれば板金加工により、樹脂製であれば金型で成型することにより作られ、このバンパ本体1にはオプションとしての灯具を取付けるため、ラジエータへのエアを取り入れるため、又はこのバンパ本体1を取付けるために開口部1aを形成することが知られている。この開口部1aは、バンパ本体1が鋼板製であれば板金加工の際に、樹脂製であれば金型で成型する際に形成され、開口部1aの周囲の鋼板又は樹脂をブラケット側に湾曲させてその開口部1aの端縁1bがブラケット2に臨むようにして形成される。このように湾曲させることにより開口部1a周囲のバンパ本体1の強度を向上させ、その端縁1bを車両外部から視認不能にすることにより開口部1aを有するバンパ本体1自体の見栄えを向上させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のバンパ本体1はブラケット2に所定の隙間をあけて取付けられるため、ブラケット2には比較的厚い板材が使用され必要な剛性を確保し得るような形状に加工される。このことから、バンパ装置の重量が増加しその単価が押し上げられる不具合があった。また車両走行中に異物がこの開口部1aから侵入すると、その異物が開口部の端縁1bとブラケット2の間の隙間から車両の内部に侵入し、例えばラジエータ等の他の機器に衝突する不具合があった。更に、この隙間が車両の外部から見えることにより車両のバンパ本体周囲の見栄えの悪化を招く不具合もある。
本発明の目的は、装置の本来の機能を確保しつつ重量の軽減化が図られ、開口部からの異物侵入を回避し見栄えを向上し得る比較的安価な車両用バンパ装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1に示すように、開口部11aを有するバンパ本体11がブラケット12を介してフレーム13に取付けられ、開口部11aの周囲がブラケット側に湾曲して開口部11aの端縁11bがブラケット12に臨む車両用バンパ装置の改良である。
その特徴ある構成は、ブラケット12はフレーム13に取付けられる取付部12aと取付部12aの周囲に形成されバンパ本体11が取付けられるフランジ部12bと開口部の端縁11bに当接又は近接する受け部12dとを有し、受け部12dはフランジ部12bの内側であって端縁11bを覆う位置に形成され、受け部12dと取付部12aは傾斜面12eを介してなだらかに連続するように構成されたところにある。
【0005】
この請求項1にかかる発明では、バンパ本体11が変形すると開口部の端縁11bが受け部12dに当接してその変形を支えるので、ブラケット12のバンパ本体11の変形を支える部分が従来より増加する。このため、ブラケット12の板厚を従来より薄くしても、装置本来の機能を損なうことはなく、板厚を薄くすれば従来より軽量でかつ比較的安価な車両用バンパ装置を得ることができる。また、開口部11aから侵入した異物は開口部11a周囲の湾曲させた部分又はブラケット12の受け部12dに接触することはあっても、開口部の端縁11bと受け部12dの間の隙間まで侵入することはない。更に、開口部の端縁11bと受け部12dの間の隙間自体が車両の外部から明瞭に見えることはなく、隙間が比較的大きい従来に比較して車両のバンパ本体周囲の見栄えを向上することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図2に示すように、バンパ装置は、バンパ本体11がブラケット12を介して車両のフレーム13に取付けられる。この実施の形態における車両はトラックであり、フレーム13はサイドメンバ13aとクロスメンバ13bとにより構成される。一対のサイドメンバ13a(図では一方のみ示す)の前端にはフロントクロスメンバ13bが設けられ、フロントクロスメンバ13bにはブラケット12を取付けるための第1取付孔13cが形成される。一方、この実施の形態におけるブラケット12は鋼板製であって、板金加工により略中央部が凹んで作られる。
【0007】
図1及び図2に示すように、ブラケット12には、このブラケット12をフレーム13に取付けるための取付部12aとこの取付部12aの周囲に形成されたフランジ部12bとを有し、フランジ部12bにはバンパ本体11をこのブラケット12に取付けるための第2取付孔12cが形成される。この実施の形態における取付部12aはブラケットの凹んだ部分に形成され、この取付部12aにはフレーム13の第1取付孔13cに対向する第1ボルト14が溶接される。ブラケット12のフレーム13への取付けは、第1ボルト14を車両前方から第1取付孔13cに挿入した状態で第1ナット17(図1)を螺合することにより行われる。一方、バンパ本体11には第2取付孔12cに対向する第2ボルト16が予め溶接される。
【0008】
図1に示すように、この実施の形態におけるバンパ本体11は鋼板製であって、板金加工により作られ、第2ボルト16は台座18を介してバンパ本体11に取付けられる。台座18は鋼板をハット状に折り曲げ加工したものが使用される。ハット状に折り曲げ加工された両側のフランジ18aを溶接することにより台座18はバンパ本体11に固着され、第2ボルト16はその台座18の頂部18bにブラケット12に向かって突出するように溶接される。バンパ本体11のブラケット12への取付けは、第2ボルト16を車両前方から第2取付孔12cに挿入した状態で第2ナット19を螺合することにより行われる。第2ボルト16を第2取付孔12cに挿入すると、ブラケット12には台座18の頂部18bが当接し、バンパ本体11はそのブラケット12に台座18の高さに相当する隙間をあけて取付けられる。
【0009】
バンパ本体11には、このバンパ本体11をフレーム13に取付けるための開口部11aが形成される。この開口部11aは鋼板を板金加工する際に形成され、開口部11aの周囲の鋼板をブラケット12側に湾曲させてその開口部11aの端縁11bがブラケット12に臨むようにして形成される。本発明の特徴ある構成は、この端縁11bに当接又は近接する受け部12dがブラケット12に設けられたところにある。この実施の形態における受け部12dは、ブラケット12周囲のフランジ部12bを拡大することにより形成され、その受け部12dは開口部11aの端縁11bに近接するように形成される。受け部12dはフランジ部12bの内側を拡大して形成するので、ブラケット12の取付部12aは受け部12dの間に形成され、受け部12dとその間に形成された取付部12aは傾斜面12eを介してなだらかに連続するように構成される。
【0010】
このように構成された車両用バンパ装置では、ブラケット12の受け部12dが開口部11aの端縁11bと僅かな隙間を持ってその端縁11bを覆うように位置するので、バンパ本体11が変形すると開口部の端縁11bがその受け部12dに当接し、バンパ本体11の変形をブラケット12が支えるため、ブラケット12のバンパ本体11の変形を支える部分は従来より増加する。また、バンパ本体11に溶接された台座18のフランジ18aより開口部の端縁11bはフレーム13に近く、ブラケット12の受け部12dはバンパ本体11とブラケット12の締結部より剛性の高いブラケット12のフレーム13への締結部に近いため、バンパ本体11を変形させる外力をより効率的にフレーム伝達することができる。このため、ブラケット12の板厚を従来より薄くしても、装置本来の機能を損なうことはなく、板厚を薄くすれば従来より軽量でかつ比較的安価な車両用バンパ装置を得ることができる。
【0011】
また、車両走行中に異物がバンパ本体11の開口部11aから侵入しても、その異物が開口部の端縁11bとブラケット2の間の隙間から車両の図示しない内部に侵入することはない。例えばこの異物がバンパ装置を組み立て若しくは修理する作業者の手であっても、この開口部11aから挿入された手は開口部11a周囲の湾曲させた部分又はブラケット12の受け部12dに接触することはあっても、その手の指先等が開口部の端縁11bと受け部12dの間の隙間に侵入してその端縁11bに接触することもない。更に、この隙間自体が車両の外部から明瞭に見えることはなく、隙間が比較的大きい従来に比較して車両のバンパ本体周囲の見栄えを向上することができる。
【0012】
なお、上述した実施の形態では鋼板製のバンパ本体11を説明したが、バンパ本体は樹脂製であってもよい。樹脂製のバンパ本体にあっては、比較的複雑な形状であっても成形することができ、第2ボルトを取付ける台座をバンパ本体と一体的に成形すれば、比較的安価なバンパ本体を得ることもできる。
また、上述した実施の形態では、ブラケット12周囲のフランジ部12bを拡大することにより受け部12dを形成したが、別に独立して存在するの他の部材をブラケットに取付けて受け部12dにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、開口部の端縁に当接又は近接する受け部をブラケットに設けたので、開口部の端縁が受け部に当接してバンパ本体の変形を支え、その変形を支える部分を従来より増加することができる。このため、ブラケット12の板厚を従来より薄くしても、装置本来の機能を損なうことはなく、板厚を薄くすれば従来より軽量でかつ比較的安価な車両用バンパ装置を得ることができる。また、開口部から侵入した異物は開口部周囲の湾曲させた部分又はブラケットの受け部に接触することはあっても、開口部の端縁と受け部の間の隙間まで侵入することはない。また、開口部の端縁と受け部の間の隙間自体が車両の外部から明瞭に見えることもない。この結果、装置の本来の機能を確保しつつ重量の軽減化が図られ、開口部からの異物侵入を回避しつつその隙間が比較的大きい従来に比較して車両のバンパ本体周囲の見栄えを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバンパ装置を示す図2のA−A線断面図。
【図2】その装置を分解した状態を示す斜視図。
【図3】従来例を示す図1に対応する断面図。
【符号の説明】
11 バンパ本体
11a 開口部
11b 端縁
12 ブラケット
12d 受け部
13 フレーム

Claims (1)

  1. 開口部(11a)を有するバンパ本体(11)がブラケット(12)を介してフレーム(13)に取付けられ、前記開口部(11a)の周囲が前記ブラケット側に湾曲して前記開口部(11a)の端縁(11b)が前記ブラケット(12)に臨む車両用バンパ装置において、
    前記ブラケット (12) は前記フレーム (13) に取付けられる取付部 (12a) と前記取付部 (12a) の周囲に形成され前記バンパ本体 (11) が取付けられるフランジ部 (12b) 前記開口部の端縁(11b)に当接又は近接する受け部(12d)とを有し、
    前記受け部 (12d) は前記フランジ部 (12b) の内側であって前記端縁 (11b) を覆う位置に形成され、
    前記受け部 (12d) と前記取付部 (12a) は傾斜面 (12e) を介してなだらかに連続するように構成された
    ことを特徴とする車両用バンパ装置。
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