JP3959982B2 - インクジェット記録用インクセット、これを用いたインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録用インクセット、これを用いたインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規なインクジェット記録用インクセット、これを用いたインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ノズル、スリットあるいは多孔質フィルム等から液体あるいは溶融固体インクを吐出し、紙,布,フィルム等に記録を行ういわゆるインクジェット方式の記録装置は、小型で安価、静寂性等の利点から精力的に検討が行われ、最近では、コピー用紙等のいわゆる普通紙上で良好な印字品質が得られる、フルカラー記録が可能な製品が数多く市販されており、記録装置の分野で大きな位置を占めるようになった。
【0003】
インクジェット記録装置で用いられるインクは、主に溶媒、色材、添加剤から構成される。かかるインクに関しては、
(1)紙上でにじみ、かぶりのない高解像度、高濃度で均一な画像が得られること、
(2)ノズル先端でのインク乾燥による目詰まりが発生せず、常に吐出応答性、吐出安定性が良好であること、
(3)紙上においてインクの乾燥性が高いこと、
(4)画像の堅牢性が高いこと、
(5)長期保存安定性が高いこと、
などの要求特性がある。
【0004】
特に混色画像では、にじみが大きな問題となっている。これに対し、高解像度の画像を得るために、乾燥の遅いブラックインクを先に印字し、その後に乾燥の早いブラック以外のカラーインクを印字する方法、あるいはブラックインクとブラック以外のカラーインクを1〜2dot開けて印字する方法が提案されているが、この方法だと印字に時間が掛かってしまう、あるいは白い境界線が発生してしまうという欠点がある。
【0005】
さらに、画質と乾燥性の両立に関する改善は、従来より種々検討されている。特公昭62−13388号公報等で画質と乾燥性を両立するための方法が示されているが、特に文字品位を問われるブラックインクの場合、単色での画質と乾燥性を十分満足できるものではない。また、他の色との混色画質の改善について、たとえば特開平5−132643号公報には、カラーブリードの軽減、すなわち混色画質の改善方法が提示されている。
【0006】
しかし、この場合混色画質は良くなるものの、単色での画質と乾燥性の両立は十分に出来ていない。また特許第2861077号にはカラーの混色画質と黒単色での画質を両立する方法が提示されているが、黒&カラーの混色画質および黒単色での乾燥性は十分なレベルに達していない。また米国特許5488402号でも黒色とカラーの混色画質改善を提案しているが、黒単色での乾燥性は十分なレベルになく、また特にノズル径が小さいヘッドの場合、ノズルが目詰まりしやすいという欠点がある。このように良好な黒単色画質の文字品位と、高いインクの乾燥性と、良好な黒色およびカラーの混色画質とを満足し、さらに信頼性の点で問題の無い方法は見出されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、良好な黒単色画質の文字品位と、高いインクの乾燥性と、良好な黒色およびカラーの混色画質とを満足し、更に吐出に関する信頼性が良好であるインクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は鋭意検討の結果、水、水溶性有機溶媒、色材を必須成分とする、多数色のインクからなるインクジェット記録用インクセットにおいて、普通紙上に4μl滴下した時の動的接触角が、滴下10秒後において64°以上80°以下でかつ100秒後において20°以上であるブラックインクは単色での画質、殊に文字品位に優れかつインク乾燥性が速いことを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
【0009】
<1> 水、水溶性有機溶媒、色材を必須成分とする多数色のインクからなるインクジェット記録用インクセットであって、
少なくとも、普通紙上に4μl滴下した時の動的接触角が、滴下10秒後において64°以上80°以下で、かつ滴下100秒後において20°以上であるブラックインクと、滴下10秒後において20°〜52°の範囲にあるシアンインク、マゼンタインク、および、イエローインクと、からなることを特徴とするインクジェット記録用インクセットである。
<2> 前記ブラックインクの滴下10秒後おける前記動的接触角が、64°以上73°以下であり、前記シアンインク、マゼンタインク、および、イエローインクの滴下10秒後おける前記動的接触角が、34°〜52°であることを特徴とする<1>に記載のインクジェット記録用インクセットである。
【0010】
> 前記シアンインク、マゼンタインク、および、イエローインクの滴下100秒後における前記動的接触角が、20゜以下であることを特徴とする<1>又は<2>に記載のインクジェット記録用インクセットである。
【0011】
> 水、水溶性有機溶媒、色材を必須成分とする多数色のインクからなるインクジェット記録用インクセットであって、
少なくとも、用いる用紙上に4μl滴下した時の動的接触角が、滴下10秒後において60°以上85°以下で、かつ滴下100秒後において15°以上であるブラックインクと、滴下10秒後において15°〜58°の範囲にあるシアンインク、マゼンタインク、および、イエローインクと、からなることを特徴とするインクジェット記録用インクセットである。
<5> 前記ブラックインクの滴下10秒後おける前記動的接触角が、60°以上82°以下であり、前記シアンインク、マゼンタインク、および、イエローインクの滴下10秒後おける前記動的接触角が、28°〜58°であることを特徴とする<4>に記載のインクジェット記録用インクセットである。
【0012】
> 前記シアンインク、マゼンタインク、および、イエローインクの滴下100秒後における前記動的接触角が、30゜以下であることを特徴とする<又は<5>に記載のインクジェット記録用インクセットである。
【0013】
> ブラックインクに含まれる色材が、カーボンブラックであることを特徴とする<1>〜<>の何れかに記載のインクジェット記録用インクセットである。
【0014】
<8> 多数色インクにおけるインクとして、さらに、1以上の淡色インクを含み、該淡色インクを普通紙又は用いる用紙上に4μl滴下した時の動的接触角が、滴下10秒後において20°〜52°の範囲にあることを特徴とする<>〜<>の何れかに記載のインクジェット記録用インクセットである。
【0015】
> 淡色インクの100秒後における前記動的接触角が、20゜以下であることを特徴とする<>に記載のインクジェット記録用インクセットである。
【0016】
10> 多数色インクからなるインクジェット記録用インクセット中の各インクを記録信号に応じてオリフィスから吐出させて被記録材に印字し、画像記録を行うインクジェット記録方法であって、前記インクジェット記録用インクセットが、<1>〜<>の何れかに記載のインクジェット記録用インクセットであることを特徴とするインクジェット記録方法である。
【0017】
11> 前記インクの吐出量が、1ドロップあたり20ng以下であることを特徴とする<10>に記載のインクジェット記録方法である。
【0018】
12> 多数色のインクからなるインクジェット記録用インクセットと、被記録材を搬送する搬送手段と、該搬送手段により搬送される被記録材に対し前記各インクを吐出して画像を記録するインクジェット記録ヘッドと、該インクジェット記録ヘッドに画像信号を入力する画像信号入力手段と、を備えるインクジェット記録装置において、
前記インクジェット記録用インクセットが、<1>〜<>の何れかに記載のインクジェット記録用インクセットであることを特徴とするインクジェット記録装置である。
【0019】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のインクジェット記録用インクセットは、水、水溶性有機溶媒、色材を必須成分とする、多数色のインクからなるインクジェット記録用インクセットであって、普通紙又は用いる用紙(以下、両者をあわせて「所定の用紙」という。)上に、4μl滴下した時の滴下10秒後及び/又は滴下100秒後における動的接触角をインク毎に規定したものである。
【0020】
ここで、インクの動的接触角とは、インクを所定の用紙上に滴下させてから所定時間経過後のいわゆる接触角、すなわちインク滴と所定の用紙との接液部における、インク滴表面と所定の用紙とのなす角をいい、インク滴が完全に所定の用紙に染み込んだ状態は0゜である。本発明における動的接触角は、23℃、55%RHの条件下で、4μlのインクを所定の用紙上に滴下させてから10秒あるいは100秒経過後の上記なす角をいい、測定装置としては、例えば動的接触角計 FIBRO1100DATを用いる事ができる。
【0021】
また、本発明において、動的接触角の測定に用いる普通紙は、代表して富士ゼロックス社製P紙とした。富士ゼロックス社製P紙を代表とした理由は、上記用紙がコピー用紙等として数多く市販されており、一般的に普通紙と呼ばれる用紙の中で、インクに対して平均的な浸透性を示し動的接触角の測定に適しているからである。
【0022】
本発明においてブラックインクは、普通紙上での動的接触角が滴下10秒後において80°以下で、かつ滴下100秒後において20°以上であることを特徴とする。上記動的接触角が滴下10秒後において80°を超えるとインク乾燥性が遅く、高速/連続印字の場合、次に印字されて排出された用紙を汚してしまう。また滴下100秒後の動的接触角が20°未満であると、文字部特にポイントの小さい場合には文字がつぶれ読みにくくなってしまう。
ブラックインクの乾燥性及び文字品位の両立を考慮すると、普通紙上での滴下10秒後における動的接触角が75°以下であることが好ましく、また滴下100秒後の動的接触角が30°以上であることが好ましい。
【0023】
また、本発明においてシアンインク、マゼンタインク、イエローインクから構成されるカラーインク(以下、単に「カラーインク」という場合がある。)は、普通紙上での動的接触角が滴下10秒後において20°〜80°の範囲にあることを特徴とする。上記動的接触角が、滴下10秒後において20°〜80°の範囲にある事により、インク乾燥性および混色画質がともに優れる。
【0024】
カラーインクの普通紙上での動的接触角が、滴下10秒後において80°を超えると、ブラックインク同様乾燥性が遅いという問題に加え、色間の隣接部分のブリード、いわゆるインターカラーブリード(ICB)が悪化してしまう。また普通紙上での滴下10秒後における動的接触角が20°未満であると、インク乾燥性は高く、カラーインク間のICBは良好であるが、上記ブラックインクと組み合せた場合、ICBが悪化する。
インク乾燥性を考慮すると、カラーインクの普通紙上での10秒後における動的接触角は20°〜70°の範囲内であることが好ましい。
【0025】
さらに、普通紙上でのカラーインクの動的接触角が、滴下100秒後において20゜以下であることが好ましい。滴下100秒後において20°を超えると、ブラックインクとカラーインクとの間のインターカラーブリード、カラーインク間のインターカラーブリードが悪化する場合がある。
【0026】
以上のように、代表させた普通紙における各動的接触角を規定してもよいが、本発明においては実際に用いる用紙における各動的接触角を規定してもよい。すなわち、本発明におけるブラックインクは、用いる用紙上での動的接触角が滴下10秒後において85°以下で、かつ滴下100秒後において15°以上であることが好ましい。上記動的接触角が滴下10秒後において85°を超えるとインク乾燥性が遅く、高速/連続印字の場合、次に印字されて排出された用紙を汚してしまう場合があり、また滴下100秒後の動的接触角が15°未満であると、文字部特にポイントの小さい場合には文字がつぶれ読みにくくなってしまう場合がある。
ブラックインクの乾燥性及び文字品位の両立を考慮すると、用いる用紙上での滴下10秒後における動的接触角が75°以下であることがより好ましく、またかつ滴下100秒後の動的接触角が20°以上であることがより好ましい。
【0027】
ここで、「用いる用紙」とは、インクジェット記録に際して実際に用いる表面がシリカ、ポリマー等で被服されていない用紙のことを指し、具体的には、富士ゼロックス社製P紙の他、富士ゼロックス社製L紙、富士ゼロックス社製マルチエース紙、富士ゼロックス社製4024紙、富士ゼロックス社製Business Multipurpose 4200紙、Rank XEROX社製Exclusive 80紙などが挙げられる。
【0028】
また、本発明におけるカラーインクは、用いる用紙上での動的接触角が滴下10秒後において15°〜85°の範囲にあることが好ましい。上記動的接触角が、滴下10秒後において15°〜85°の範囲にある事により、インク乾燥性および混色画質がともに優れる。
【0029】
カラーインクの用いる用紙上での動的接触角が、滴下10秒後において85°を超えると、ブラックインク同様乾燥性が遅いという問題に加え、色間の隣接部分のブリード、いわゆるインターカラーブリード(ICB)が悪化してしまう。また用いる用紙上での滴下10秒後における動的接触角が15°未満であると、インク乾燥性は高く、カラーインク間のICBは良好であるが、上記ブラックインクと組み合せた場合、ICBが悪化する。
インク乾燥性を考慮すると、カラーインクの用いる用紙上での10秒後における動的接触角は20°〜70°の範囲内であることが好ましい。
【0030】
用いる用紙上でのカラーインクの動的接触角が、滴下10秒後において70°を超えると、ブラックインク同様乾燥性が遅いという問題に加え、色間の隣接部分のブリード、いわゆるインターカラーブリード(ICB)が悪化してしまう場合があり、また用いる用紙上での滴下10秒後における動的接触角が20°未満であると、インク乾燥性は高く、カラーインク間のICBは良好であるが、上記ブラックインクと組み合せた場合、ICBが悪化する場合がある。
【0031】
さらに、用いる用紙上でのカラーインクの動的接触角が、滴下100秒後において30゜以下であることがより好ましい、滴下100秒後において30°を超えると、カラーインク間のインターカラーブリードが悪化する場合がある。
【0032】
画像の粒状感を少なくすることを目的に、上記本発明のインクジェット記録用インクセットの多数色のインクとして、色材濃度を薄めた淡色インクを1以上加えてもよい、ここで、淡色インクとは、各色それぞれ、通常のインクに対し吸光度スペクトルにおける極大値の強度が1/2〜1/10であるインクをいう。
【0033】
この場合において、淡色インクの所定の用紙における各動的接触角の規定は、本発明のインクジェット記録用インクセットに用いられるカラーインクと同様であることが好ましい。
【0034】
本発明におけるインクジェット記録用インクに使用される色材は各種染料、顔料、油溶性染料や顔料で着色したオイルエマルション、着色ポリマー/ワックス等を用いる事ができる。
【0035】
ブラックインクの場合、所定の用紙との特性を考慮すると、画質/画像保存性などの点から顔料が好ましく、さらに安全性やコストの点なども含めて、カーボンブラックが望ましい。カーボンブラックではファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等が挙げられる。具体例としては、Raven7000、Raven5750、Raven5250、Raven5000ULTRAII、Raven3500、Raven2000、Raven1500、Raven1250、Raven1200、Raven1190ULTRAII、Raven1170、Raven1255、Raven1080、Raven1060(以上コロンビアン・カーボン社製);Regal400R、Regal330R、Regal660R、Mogul L、Black Pearls L、Monarch 700、Monarch 800、Monarch 880、Monarch 900、Monarch 1000、Monarch 1100、Monarch 1300、Monarch 1400(以上キャボット社製);Color Black FW1、Color Black FW2、Color Black FW2V、Color Black 18、Color Black FW200、Color Black S150、Color Black S160、Color Black S170、Printex35、Printex U、Printex V、Printex140U、Printex140V、Special Black 6、Special Black 5、Special Black 4A,Special Black4(以上デグッサ社製);No.25、No.33、No.40、No.47、No.52、No.900、No.2300、MCF−88、MA600、MA7、MA8、MA100(以上三菱化学(株)製)等を挙げることが出来るが、これらに限定されるものではない。
【0036】
また、本発明においてブラックインクに用いる顔料として水に自己分散可能な顔料を用いることもできる。水に自己分散可能な顔料とは、顔料表面に水に対する可溶化基を数多く有し、高分子分散剤の存在がなくとも水中で安定に分散する顔料のことである。具体的には、通常のいわゆる顔料に対して酸・塩基処理、カップリング剤処理、ポリマーグラフト処理、プラズマ処理、酸化/還元処理等の表面改質処理等を施すことにより、水に自己分散可能な顔料が得られる。
【0037】
本発明において水に自己分散可能な顔料とは、以下の特性を満足する顔料のことを言う。すなわち、水95質量%と測定対象となる顔料5質量%を加え、超音波ホモジナイザーを用いて分散液を作製する。この分散液をガラス瓶中で1日放置し、上澄み(ガラス瓶の上方から10%)の顔料濃度を測定する。放置後の顔料濃度が分散直後の顔料濃度の98%以上であるという条件を、水に自己分散可能な顔料の判断基準として用いた。
【0038】
また、水に自己分散可能な顔料としては、上記顔料に対して表面改質処理を施した顔料の他、キャボット社製のCab−o−jet−200、Cab−o−jet−300、IJX−55、IJX−157、オリエント化学社製のMicrojet Black CW−1、更には日本触媒社から販売されている自己分散顔料等の市販の自己分散顔料も使用できる。
【0039】
光沢紙上に印字する際は、顔料の場合、紙の表面に厚く塗布されたようなマット感を呈しやすいため、染料の方が望ましい。黒インクに染料を使用する場合、染料種はC.I.ダイレクトブラック−2、−4、−9、−11、−17、−19、−22、−32、−80、−151、−154、−168、−171、−194、195;C.I.フードブラック−1、−2;C.I.アシッドブラック−1、−2、−7、−16、−24、−26、−28、−31、−48、−52、−63、−107、−112、−118、−119、−121、−156、−172、−194、−208から選ばれることが好ましい。
【0040】
カラーインクの場合、顔料の方が染料に比べ変退色に関しては有利であるが、カラー顔料の場合発色と透過性の点では染料のほうが望ましい。染料の場合、溶解性や保存安定性の観点から、可溶化基として少なくともカルボン酸及びその塩、スルホン酸及びその塩からなる群から選ばれる置換基を持つ水溶性アニオン染料が望ましく、より好ましくは酸性染料、直接染料である。例えばC.I.ダイレクトブルー−1、−2、−6、−8、−22、−34、−70、−71、−76、−78、−86、−112、−142、−165、−199、−200、−201、−202、−203、−207、−218、−236、−287、−307;C.I.ダイレクトレッド−1、−2、−4、−8、−9、−11、−13、−15、−20、−28、−31、−33、−37、−39、−51、−59、−62、−63、−73、−75、−80、−81、−83、−87、−90、−94、−95、−99、−101、−110、−189、−227;C.I.ダイレクトイエロー−1、−2、−4、−8、−11、−12、−26、−27、−28、−33、−34、−41、−44、−48、−58、−86、−87、−88、−132、−135、−142、−144、−173;C.I.ダイレクトバイオレット107;C.I.アシッドブルー−1、−7、−9、−15、−22、−23、−27、−29、−40、−43、−55、−59、−62、−78、−80、−81、−83、−90、−102、−104、−111、−185、−249、−254;C.I.アシッドレッド−1、−4、−8、−13、−14、−15、−18、−21、−26、−35、−37、−52、−110、−144.−180、−249、−257;C.I.アシッドイエロー−1、−3、−4、−7、−11、−12、−13、−14、−17、−18、−19、−23、−25、−34、−38、−41、−42、−44、−53、−55、−61、−71、−76、−78、−79、−122、ILFORD社製M−377、Y−104、Y−1189、三菱化学(株)製IJRO/6B、MJR−580;C.I.リアクティーブレッド−23、−180等が挙げられる。
【0041】
これら色材の含有量は、全インク量に対して好ましくは0.05〜20質量%の範囲、より好ましくは0.1〜10質量%、さらに好ましくは0.1〜7質量%である。色材含有量が多すぎると、ノズル先端で水が蒸発した時の目詰まり性が悪化する。また逆に含有量が少なければ十分な画像濃度が得られない。
【0042】
本発明のインクジェット記録用インクセットの各動的接触角の特性は、主にインクビヒクルによって決定づけられる。
ブラックインクにおいて前記動的接触角であるようにするには、インク中に浸透剤あるいは界面活性剤を含有させることが好ましく、上記浸透剤あるいは界面活性剤を含有させることにより、ブラックインクに、さらに水が蒸発した際の若干の凝集性、あるいは、増粘性を持たせるという性質を有していることが望ましい。
【0043】
上記インクビヒクルとしては、界面活性剤を用いることが望ましい。界面活性剤を用いることにより、インクが浸透しすぎることを回避できる。
かかる界面活性剤としてはノニオン性、アニオン性、カチオン性、両イオン性いずれも使用可能だが、色材がアニオン性のケースが多いことから、保存安定性を考慮すると、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤あるいは両イオン性界面活性剤が使いやすい。
【0044】
ノニオン性界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンステロール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ノニオン性アセチレングリコール系界面活性剤、テトラメチルデシンジオール、テトラメチルデシンジオールエチレンオキサイド付加物などが挙げられる。
【0045】
アニオン性界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルフェニルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩、高級脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、高級アルコールエーテルの硫酸エステル塩及びスルホン酸塩、高級アルキルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩のホルマリン縮合物、ポリスチレンスルホン酸塩、ポリアクリル酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アルキル硫酸塩、アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、メタクリル酸−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸−メタクリル酸エステル共重合体等が挙げられる。
【0046】
両性界面活性剤としては、ベタイン、スルフォベタイン、サルフェートベタイン、イミダゾリン、ポリシロキサンポリオキシエチレン付加物等のシリコーン系界面活性剤;パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルスルホン酸塩;オキシエチレンパーフルオロアルキルエーテルなどのフッ素系界面活性剤;スピクリスポール酸やラムノリピド、リゾレシチンなどのバイオサーファクタント;等が挙げられる。
【0047】
これら、界面活性剤は組合せて使用してもよい。特により浸透性の高い材料と、より増粘性あるいは凝集性のある材料との組み合わせが望ましい。
インクに適度な浸透性を持たせるためには、界面活性剤のHLB(親水基/疎水基バランス)は、8〜15の範囲にあるのが望ましい。
ブラックインクへの浸透剤の添加量は、0.01〜7質量%、好ましくは0.02〜5質量%、より好ましくは0.05〜3質量%である。
【0048】
カラーインクにおいて上記動的接触角であるようにするには、インク中に浸透剤あるいは界面活性剤を含有させ、適度に浸透させるのが望ましい。ブラックインクで記載した界面活性剤に加え、グリコールエーテル類等の溶媒系浸透剤も使用可能である。たとえば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノヘキシルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテルなどが挙げられる。
カラーインクへの浸透剤の添加量は、好ましくは0.05〜15質量%、より好ましくは0.1〜10質量%、さらに好ましくは0.2〜8質量%である。
【0049】
本発明のインクジェットインクの含有成分として、前記の浸透剤、色材等の他に水、及び水溶性有機溶媒が挙げられる。水溶性有機溶媒はインクジェットインクではたびたび水の蒸発を防止する役割として用いられるが、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、トリエチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサントリオール、1,5−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール類;チオジエタノール、2−メルカプトエタノール、チオグリセロール、スルホラン、ジメチルスルホキシドなどの含硫黄溶媒類;2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン等の含窒素溶媒が挙げられる。
【0050】
特に後述するドロップ量を絞ったヘッドにおけるノズル目詰まりを考慮した場合、含硫黄および含窒素溶媒類を含有するのが好ましい。これらは単独で用いても2種類以上混合してもよいが、これら水溶性有機溶剤の含有量は、多くなりすぎるとインク粘度が上昇し、吐出安定性、吐出応答性が低下するため、好ましくはインクの約1〜60質量%、さらに好ましくは約5〜40質量%である。
【0051】
上記インクジェット記録用インクには、その他の添加剤が加えられていてもよい。その他の添加剤としては、pH調整剤として塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、クエン酸、シュウ酸、マロン酸、ホウ酸、リン酸、亜リン酸、乳酸等の酸;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、アンモニア等の塩基;およびリン酸塩、シュウ酸塩、アミン塩やグッドバッファー等の各種緩衝剤が用いられる。本インクセットにおけるインクのpHはヘッドやカートリッジ部材の浸食を考慮すると、好ましくはpH4〜12であり、より好ましくはpH5〜11である。
【0052】
その他、物性調整剤としてポリエチレンイミン、ポリアミン類、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、セルロース誘導体等を、包接化合物としてシクロデキストリン、ポリシクロデキストリン、大環状アミン類、クラウンエーテル類等を、可溶化剤としてアセトアミド、ベタイン、尿素及びその類縁体等を含有させてもよく、また必要に応じて防カビ剤、防錆剤、殺菌剤、キレート化剤、デンドリマー等を含有させてもよい。
【0053】
またインク物性として、インクの表面張力は20mN/m〜50mN/mの範囲にあることが好ましい。表面張力が50mN/mを越えると、被記録材に対する濡れ性が悪くなる場合がある。この場合、インクの乾燥性が不十分になり、インターカラーブリードと呼ばれる色間の滲みが悪化する。また20mN/m未満であると被記録材に対して濡れすぎになる場合がある。この場合にじみや裏抜けが生じやすくなる。上記インクの表面張力としては25mN/m〜45mN/mの範囲であることがより好ましい。
【0054】
インクの定常流粘度は、低すぎるとノズルへのインク供給が過剰になりやすくフェイスフラッドといった現象を生じ易い。一方、高すぎると吐出力に対する抵抗が大きくなるため、画像抜けといった問題が発生しや易い。上記インクの定常流粘度としては1.3〜5.0mPasの範囲にあるのが好ましく、1.5〜4.0mPasの範囲であるのがより好ましい。
またインクの導電率は、高すぎるとヘッド故障の原因となりやすく0.0005〜3.0S/mの範囲であることが好ましい。
【0055】
上記のインクジェット記録用インクセットにおける各色のインクを、記録信号に応じてオリフィスから吐出させ、被記録材に記録を行うインクジェット記録方式で用いることにより、良好な画質を示す画像が得られる。吐出はヒータによりバブルを発生させて行うサーマル方式、圧電素子によって行うピエゾ方式のどちらでもよい。サーマル方式の場合、複数のパルス印加により1個の液滴を形成させることにより、ドロップ量が安定して連続吐出の際の吐出安定性を高める効果が得られる。
インクの吐出量は、画像の粗さを低減するため、1ドロップあたり20ng以下とすることが好ましく、0.1〜15ngの範囲とすることがより好ましい。
【0056】
このような本発明のインクジェット記録用インクセットを用いることにより、十分な単色画質/混色画質を達成し、かつインク乾燥性が速く、十分な画像濃度が得られ、かつ吐出に関する信頼性が良好になった。
【0057】
本発明のインクジェット記録装置は、多数色のインクからなるインクジェット記録用インクセットと、被記録材を搬送する搬送手段と、該搬送手段により搬送される前記被記録材に対し前記各インクを吐出して画像を記録するインクジェット記録ヘッドと、該インクジェット記録ヘッドに画像信号を入力する画像信号入力手段と、を備えるインクジェット記録装置において、前記インクジェット記録用インクセットが、本発明のインクジェット記録用インクセットであることを特徴とする。
【0058】
本発明のインクジェット記録装置における搬送手段、インクジェット記録ヘッド、および、画像信号入力手段については、従来公知のあらゆるものを使用することができ、いずれにしても、前述の如き本発明のインクジェット記録用インクセットを使用することにより、本発明の効果が発揮される。
【0059】
(作用)
以上のように水、水溶性有機溶媒、色材を必須成分とするインクジェット記録用インクセットにおいて、上記動的接触角であるブラックインク、およびカラーインクからなることを特徴とするインクジェット記録用インクセットを用いることにより、十分な単色画質/混色画質を達成し、インク乾燥性がはやく、十分な画像濃度が得られ、かつ吐出に関する信頼性が良好となる。
【0060】
所定の用紙上における動的接触角が、既述の範囲であるブラックインクが単色画質、殊に文字品位に優れかつインク乾燥性が速いのは、濡れ性と紙中への広がりのバランス、特に初期的に浸透した後、経時でそのまま広がらず、持ちこたえているためではないかと考えられる。
【0061】
また、所定の用紙におけるカラーインクの動的接触角が、既述の範囲にある事により、インク乾燥性および混色画質に優れるのは、適度な浸透性であるためカラーインク間のICBが良好で、かつカラーインクが広がりすぎないため、上記ブラックインクと組み合せた場合、インク間の接触量が抑制され、黒/カラーインク間のICBが悪化しないのではないかと推測される。
【0062】
【実施例】
以下、実施例、比較例をあげてさらに具体的に説明する。尚、実施例中POEはポリオキシエチレンを、POPはポリオキシプロピレンを示す。
Figure 0003959982
上記の各成分を十分混合し、2μmフィルターで加圧ろ過し、ブラックインクを調製した。
【0063】
C.I.Direct Blue 199 3 質量部
グリセリン 10 質量部
エチレングリコール 10 質量部
ブチルカルビトール 4.5質量部
純水 76.4質量部
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、シアンインクを調製した。
【0064】
C.I.Direct Red 75 2 質量部
プロピレングリコール 15 質量部
ジエチレングリコール 15 質量部
ブチルカルビトール 4.5質量部
純水 63.5質量部
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、マゼンタインクを調製した。
【0065】
C.I.Direct Yellow 86 2 質量部
チオジエタノール 8 質量部
グリセリン 15 質量部
ブチルカルビトール 4.5質量部
尿素 6 質量部
純水 67 質量部
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、イエローインクを調製した。
上記4種のインクからなるインクジェット記録用インクセットを用いて下記評価を実施した。
【0066】
(インク評価)
(1)動的接触角
23℃、55%RHの環境において、動的接触角計FIBRO1100DATを用い、普通紙として富士ゼロックス社製P紙に対し4μlのインクを滴下し、動的接触角を測定した。
【0067】
(2)インクドロップ量
23℃、55%RHの環境において、解像度800dpiの試作ヘッドを用い、周波数6kHzで1/4tone(2035×128 dots)を3回吐出させ、インクをインク吸収体の小片に受けて重さを測定し、1ドロップの吐出質量を計算により求めた。
【0068】
(3)乾燥時間テスト
23℃、55%RHの環境において、解像度800dpiの試作ヘッドを用いて、富士ゼロックス社製P紙に対し、10mm×50mmの画像面積率100%のソリッド画像をプリントし、印字してから、目視で液滴が紙上から見えなくなるまでの時間を測定した。
【0069】
(4) 画像品質テスト
調製したインクについて、解像度800dpiの試作ヘッドを用いて、富士ゼロックス社製P紙に対し、黒単色の文字画質、各色が隣接するカラー単色/2次色のソリッド画像、カラー背景部に対する黒色ラインパターンの印字テストを行った。評価項目として、黒単色の文字画質、ソリッド画像の全体の均一性、ソリッド画像隣接部のにじみ、カラー背景部に対する黒色1dotラインのにじみを調べ、評価は次の基準で行った。
【0070】
a)黒単色の文字画質
○:すべての文字が明瞭
△:一部小さい文字が若干読み取りにくい
×:4point以下で複雑な文字はつぶれて判読が困難
b)ソリッド画像の全体均一性
○:乱れなし
△:わずかにムラあり
×:激しいムラあり
c)ソリッド画像隣接部のにじみ
○:乱れなし
△:わずかに乱れあり
×:隣接部からの滲み出しが多く、境界部の滑らかさに欠ける
d)カラー背景部に対する黒色1dotラインにじみ
○:滲みなし
△:滲みわずかにあり
×:多くの部分でヒゲ状の滲みあり
【0071】
Figure 0003959982
上記の各成分を十分混合し、2μmフィルターで加圧ろ過し、ブラックインクを調製した。
【0072】
C.I.Direct Blue 199 2 質量部
C.I.Acid Blue 9 0.5質量部
ジエチレングリコール 15 質量部
2−ピロリドン 10 質量部
サーフィノール465(日信化学工業(株)製) 0.5質量部
純水 66.8質量部
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、シアンインクを調製した。
【0073】
C.I.Acid Red 52 2.5質量部
エチレングリコール 5 質量部
スルホラン 10 質量部
N−メチルピロリドン 5 質量部
サーフィノール465 0.5質量部
純水 67 質量部
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、マゼンタインクを調製した。
【0074】
C.I.Direct Yellow 132 2.0質量部
ジエチレングリコール 15 質量部
グリセリン 10 質量部
サーフィノール465 0.5質量部
純水 62.5質量部
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、イエローインクを調製した。
上記4種のインクからなるインクジェット記録用インクセットを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
【0075】
Figure 0003959982
上記の各成分を十分混合し、2μmフィルターで加圧ろ過し、ブラックインクを調製した。
【0076】
C.I.Acid Blue 249 3.5質量部
ジエチレングリコール 25 質量部
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー
(重量平均分子量約2000、POE:POP=1:1) 1.5質量部
尿素 3 質量部
純水 67 質量部
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、シアンインクを調製した。
【0077】
Figure 0003959982
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、マゼンタインクを調製した。
【0078】
C.I.Acid Yellow 23 2.5質量部
グリセリン 7 質量部
エチレングリコール 7 質量部
2−ピロリドン 7 質量部
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー
(重量平均分子量約3000、POE:POP=2:3) 1.0質量部
純水 76 質量部
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、イエローインクを調製した。
上記4種のインクからなるインクジェット記録用インクセットを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
【0079】
Figure 0003959982
上記の各成分を十分混合し、2μmフィルターで加圧ろ過し、ブラックインクを調製した。
【0080】
C.I.Direct Blue 86 4.0質量部
エチレングリコール 5 質量部
チオジグリコール 13 質量部
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー
(重量平均分子量約1500、POE:POP=2:3) 1.5質量部
純水 76.5質量部
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、シアンインクを調製した。
【0081】
IlFORD 社製 Magenta−377 15 質量部
ジエチレングリコール 23 質量部
プロピレングリコールモノブチルエーテル 3 質量部
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー
(重量平均分子量約3000、POE:POP=3:7) 0.5質量部
純水 58.5質量部
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、マゼンタインクを調製した。
【0082】
C.I.Acid Yellow 17 2.5質量部
ジエチレングリコール 6 質量部
スルホラン 5 質量部
2−ピロリドン 5 質量部
サーフィノール485(日信化学工業(株)製) 0.2質量部
サーフィノール440(日信化学工業(株)製) 0.2質量部
純水 75.5質量部
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、イエローインクを調製した。
【0083】
C.I.Direct Blue 307 0.7質量部
エチレングリコール 10 質量部
チオジグリコール 10 質量部
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー
(重量平均分子量約2000、POE:POP=1:1) 1.5質量部
尿素 5 質量部
純水 72.8質量部
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、淡色シアンインクを調製した。
【0084】
C.I.Acid Red 37 0.5質量部
プロピレングリコール 15 質量部
N−メチルピロリドン 7.5質量部
トリメチロールプロパン 5 質量部
ブチルカルビトール 4 質量部
イソプロピルアルコール 0.3質量部
純水 67.7質量部
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、淡色マゼンタインクを調製した。
上記4種のインクからなるインクジェット記録用インクセットを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
実施例1〜4の結果を表1に示す。
【0085】
(比較例1)
実施例1のブラックインクのみ、下記組成のブラックインクに変更した4種のインクからなるインクセットを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
Cab−o−jet200(顔料分散液、顔料15質量%) 27 質量部
グリセリン 20 質量部
オルフィンE1010(日信化学工業(株)製) 2 質量部
純水 51 質量部
上記の各成分を十分混合し、2μmフィルターで加圧ろ過し、ブラックインクを調製した。
【0086】
(比較例2)
実施例1のブラックインクのみ、下記組成のブラックインクに変更した4種のインクからなるインクセットを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
Figure 0003959982
上記の各成分を十分混合し、2μmフィルターで加圧ろ過し、ブラックインクを調製した。
【0087】
(比較例3)
実施例1のカラー3色インクを、下記組成のシアン、マゼンタ、イエローインクに変更した4種のインクからなるインクセットを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
Figure 0003959982
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、シアンインクを調製した。
【0088】
Figure 0003959982
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、マゼンタインクを調製した。
【0089】
Figure 0003959982
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、イエローインクを調製した。
【0090】
(比較例4)
実施例2のカラー3色インクを、下記組成のシアン、マゼンタ、イエローインクに変更した4種のインクからなるインクセットを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
C.I.Acid Blue 9 2.5質量部
エチレングリコール 10 質量部
2−ピロリドン 10 質量部
サーフィノール465 2 質量部
純水 75.5質量部
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、シアンインクを調製した。
【0091】
C.I.Direct Red 227 3 質量部
ジエチレングリコール 10 質量部
スルホラン 10 質量部
サーフィノール465 2 質量部
純水 75 質量部
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、マゼンタインクを調製した。
【0092】
C.I.Direct Yellow 144 2.5質量部
トリエチレングリコール 14 質量部
グリセリン 8 質量部
サーフィノール465 2.0質量部
純水 73.5質量部
上記の各成分を十分混合し、0.45μmフィルターで加圧ろ過し、イエローインクを調製した。
比較例1〜4の結果を表2に示す。
【0093】
(実施例5)
インク評価において富士ゼロックス社製マルチエース紙を用いた以外実施例1と同様にして実施例5を実施した。
【0094】
(実施例6)
インク評価において富士ゼロックス社製マルチエース紙を用いた以外実施例2と同様にして実施例6を実施した。
【0095】
(実施例7)
インク評価において富士ゼロックス社製マルチエース紙を用いた以外実施例3と同様にして実施例7を実施した。
【0096】
(実施例8)
インク評価において富士ゼロックス社製マルチエース紙を用いた以外実施例4と同様にして実施例8を実施した。
実施例5〜8の結果を表3に示す。
【0097】
(比較例5)
インク評価において富士ゼロックス社製マルチエース紙を用いた以外比較例1と同様にして比較例5を実施した。
【0098】
(比較例6)
インク評価において富士ゼロックス社製マルチエース紙を用いた以外比較例2と同様にして比較例6を実施した。
【0099】
(比較例7)
インク評価において富士ゼロックス社製マルチエース紙を用いた以外比較例3と同様にして比較例7を実施した。
【0100】
(比較例8)
インク評価において富士ゼロックス社製マルチエース紙を用いた以外比較例4と同様にして比較例8を実施した。
比較例5〜8の結果を表4に示す。
【0101】
(実施例9)
インク評価において富士ゼロックス社製4024紙を用いた以外実施例1と同様にして実施例9を実施した。
【0102】
(実施例10)
インク評価において富士ゼロックス社製4024紙を用いた以外実施例2と同様にして実施例10を実施した。
【0103】
(実施例11)
インク評価において富士ゼロックス社製4024紙を用いた以外実施例3と同様にして実施例11を実施した。
【0104】
(実施例12)
インク評価において富士ゼロックス社製4024紙を用いた以外実施例4と同様にして実施例12を実施した。
実施例9〜12の結果を表5に示す。
【0105】
(比較例9)
インク評価において富士ゼロックス社製4024紙を用いた以外比較例1と同様にして比較例9を実施した。
【0106】
(比較例10)
インク評価において富士ゼロックス社製4024紙を用いた以外比較例2と同様にして比較例10を実施した。
【0107】
(比較例11)
インク評価において富士ゼロックス社製4024紙を用いた以外比較例3と同様にして比較例11を実施した。
【0108】
(比較例12)
インク評価において富士ゼロックス社製4024紙を用いた以外比較例4と同様にして比較例12を実施した。
比較例9〜12の結果を表6に示す。
【0109】
(実施例13)
インク評価において富士ゼロックス社製Business Multipurpose 4200紙を用いた以外実施例1と同様にして実施例13を実施した。
【0110】
参考例14)
インク評価において富士ゼロックス社製Business Multipurpose 4200紙を用いた以外実施例2と同様にして実施例14を実施した。
【0111】
(実施例15)
インク評価において富士ゼロックス社製Business Multipurpose 4200紙を用いた以外実施例3と同様にして実施例15を実施した。
【0112】
参考例16)
インク評価において富士ゼロックス社製Business Multipurpose 4200紙を用いた以外実施例4と同様にして実施例16を実施した。
実施例13、15、参考例14、16の結果を表7に示す。
【0113】
(比較例13)
インク評価において富士ゼロックス社製Business Multipurpose 4200紙を用いた以外比較例1と同様にして比較例13を実施した。
【0114】
(比較例14)
インク評価において富士ゼロックス社製Business Multipurpose 4200紙を用いた以外比較例2と同様にして比較例14を実施した。
【0115】
(比較例15)
インク評価において富士ゼロックス社製Business Multipurpose 4200紙を用いた以外比較例3と同様にして比較例15を実施した。
【0116】
(比較例16)
インク評価において富士ゼロックス社製Business Multipurpose 4200紙を用いた以外比較例4と同様にして比較例16を実施した。
比較例13〜16の結果を表8に示す。
【0117】
(比較例17)
実施例1のブラックインクのみ、下記組成のブラックインクに変更した4種のインクからなるインクセットを用いて、実施例1と同様の評価を実施した。
Figure 0003959982
上記の各成分を十分混合し、2μmフィルターで加圧ろ過し、ブラックインクを調製した。
【0118】
(比較例18)
実施例1のブラックインクのみ、下記組成のブラックインクに変更した4種のインクからなるインクセットを用いて、実施例1と同様の評価を実施した。
Cab−o−jet200 40 質量部
ジエチレングリコール 25 質量部
ブチルカルビトール 5 質量部
純水 30 質量部
上記の各成分を十分混合し、2μmフィルターで加圧ろ過し、ブラックインクを調製した。
比較例17、18の結果を表9に示す。
【0119】
【表1】
Figure 0003959982
【0120】
【表2】
Figure 0003959982
【0121】
【表3】
Figure 0003959982
【0122】
【表4】
Figure 0003959982
【0123】
【表5】
Figure 0003959982
【0124】
【表6】
Figure 0003959982
【0125】
【表7】
Figure 0003959982
【0126】
【表8】
Figure 0003959982
【0127】
【表9】
Figure 0003959982
【0128】
表1〜9の結果は、動的接触角が本発明の規定している範囲内にある実施例は、インク評価において良好な結果を示している。
【0129】
【発明の効果】
本発明により、良好な黒単色画質の文字品位と、高いインクの乾燥性と、良好な黒色およびカラーの混色画質とを満足し、更に吐出に関する信頼性が良好であるインクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置の提供が可能となった。

Claims (12)

  1. 水、水溶性有機溶媒、色材を必須成分とする多数色のインクからなるインクジェット記録用インクセットであって、
    少なくとも、普通紙上に4μl滴下した時の動的接触角が、滴下10秒後において64°以上80°以下で、かつ滴下100秒後において20°以上であるブラックインクと、滴下10秒後において20°〜52°の範囲にあるシアンインク、マゼンタインク、および、イエローインクと、からなることを特徴とするインクジェット記録用インクセット。
  2. 前記ブラックインクの滴下10秒後おける前記動的接触角が、64°以上73°以下であり、前記シアンインク、マゼンタインク、および、イエローインクの滴下10秒後おける前記動的接触角が、34°〜52°であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録用インクセット。
  3. 前記シアンインク、マゼンタインク、および、イエローインクの滴下100秒後における前記動的接触角が、20゜以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録用インクセット。
  4. 水、水溶性有機溶媒、色材を必須成分とする多数色のインクからなるインクジェット記録用インクセットであって、
    少なくとも、用いる用紙上に4μl滴下した時の動的接触角が、滴下10秒後において60°以上85°以下で、かつ滴下100秒後において15°以上であるブラックインクと、滴下10秒後において15°〜58°の範囲にあるシアンインク、マゼンタインク、および、イエローインクと、からなることを特徴とするインクジェット記録用インクセット。
  5. 前記ブラックインクの滴下10秒後おける前記動的接触角が、60°以上82°以下であり、前記シアンインク、マゼンタインク、および、イエローインクの滴下10秒後おける前記動的接触角が、28°〜58°であることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録用インクセット。
  6. 前記シアンインク、マゼンタインク、および、イエローインクの滴下100秒後における前記動的接触角が、30゜以下であることを特徴とする請求項4又は5に記載のインクジェット記録用インクセット。
  7. ブラックインクに含まれる色材が、カーボンブラックであることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のインクジェット記録用インクセット。
  8. 多数色インクにおけるインクとして、さらに、1以上の淡色インクを含み、該淡色インクを普通紙又は用いる用紙上に4μl滴下した時の動的接触角が、滴下10秒後において20°〜52°の範囲にあることを特徴とする請求項4〜6の何れか1項に記載のインクジェット記録用インクセット。
  9. 淡色インクの100秒後における前記動的接触角が、20゜以下であることを特徴とする請求項8に記載のインクジェット記録用インクセット。
  10. 多数色のインクからなるインクジェット記録用インクセット中の各インクを記録信号に応じてオリフィスから吐出させて被記録材に印字し、画像記録を行うインクジェット記録方法であって、前記インクジェット記録用インクセットが、請求項1〜9の何れか1項に記載のインクジェット記録用インクセットであることを特徴とするインクジェット記録方法。
  11. 前記各インクの吐出量が、1ドロップあたり20ng以下であることを特徴とする請求項10に記載のインクジェット記録方法。
  12. 多数色のインクからなるインクジェット記録用インクセットと、被記録材を搬送する搬送手段と、該搬送手段により搬送される前記被記録材に対し前記各インクを吐出して画像を記録するインクジェット記録ヘッドと、該インクジェット記録ヘッドに画像信号を入力する画像信号入力手段と、を備えるインクジェット記録装置において、
    前記インクジェット記録用インクセットが、請求項1〜9の何れか1項に記載のインクジェット記録用インクセットであることを特徴とするインクジェット記録装置。
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