JP3959896B2 - 多方向操作スイッチおよびこれを用いた多方向操作装置 - Google Patents

多方向操作スイッチおよびこれを用いた多方向操作装置 Download PDF

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H25/041Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls

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  • Switches With Compound Operations (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として携帯電話、ページャ等の移動体通信機器や、各種リモコン、オーディオ機器、ゲーム機器、カーナビゲーションシステム、電子カメラ等の各種電子機器の入力操作部等に使用され、操作軸の傾倒およびプッシュ操作により駆動する多方向操作スイッチおよびこれを用いた多方向操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の多方向操作スイッチとしては、図11の正面断面図および図12の分解斜視図に示すものが知られており、それについて図面を用いて説明する。
【0003】
同図において、1は上方の開口部が金属板等からなるカバー2で覆われた樹脂製の箱形ケースで、図13の箱形ケースの平面図に示すように、この箱形ケース1の底面部には、外形が円形で中央に孔9Aを有する弾性金属薄板製の円形ドーム状可動接点9の外縁下端部が載せられている左右前後の四つの外側固定接点3と、その円形ドーム状可動接点9の中心位置下方に配された中心固定接点8および、これから左右前後の外側固定接点3とのほぼ中間の等距離で等角度の位置に配設された四つの内側固定接点4〜7がインサート成形等によって固定されており、これらの固定接点3および4〜7,8は各々に対応した外部導出用の端子13および14〜17,18を有している。
【0004】
なお、中心固定接点8の大きさは円形ドーム状可動接点9の中央の孔9Aよりも小さく、その高さは内側固定接点4〜7よりも高く設定されている。
【0005】
また、10は、軸部10Bとその下端に一体で形成された四角形状のフランジ部10Aからなる操作体で、軸部10Bが上記カバー2中央の貫通孔2Aから上方に突出し、フランジ部10Aが箱形ケース1の内壁の四箇所の角部1Aにより回転はできないが傾倒および上下動可能に係合支持されており、この操作体10のフランジ部10Aの下面には、図12(b)の操作体の下面斜視図に示すように、中央に導電体12が配された円形リング状の内側押圧部11が設けられている。
【0006】
そして、軸部10B中央に設けられた孔部10Cには、操作つまみ19の下方突部19Aが嵌合され、軸部10Bの上方には操作つまみ19が装着されている。
【0007】
次に、このように構成された従来の多方向操作スイッチの動作について説明すると、まず、操作体10が垂直中立位置にあり、その下面の内側押圧部11が円形ドーム状可動接点9を押さない図11の通常状態においては、本多方向操作スイッチのいずれの接点間、すなわちいずれのスイッチ部もオフの状態となっている。
【0008】
そして、図14に矢印で示すように、操作体10の上方の軸部10Bに装着された操作つまみ19の左上面を下方に押すと、操作体10はカバー2の天面に当接したフランジ部10A上面の右側の頂点部10Dを支点として傾き、下面の内側押圧部11の外周の段部11Aが、円形ドーム状可動接点9を押して部分反転させて節度を生じると同時に、対応する箱形ケース1底面左側の内側固定接点4に接触し、外側固定接点3と内側固定接点4の間がオン状態となり、外部導出用の端子13,14間が導通する。
【0009】
この後、操作つまみ19に加えていた押し力を除くと、円形ドーム状可動接点9の弾性復元力によって操作体10はフランジ部10A下面の内側押圧部11が押し上げられて垂直中立位置に戻り、円形ドーム状可動接点9が内側固定接点4から離れて、そのスイッチ部もオフ状態に戻る。
【0010】
同様にして、操作つまみ19を押す位置を右・前・後と変えることにより、それぞれの方向に応じた外部導出用の端子13,15間、13,17間、13,16間を導通させる。
【0011】
この操作つまみ19すなわち操作体10を傾けて操作する時には、操作体10のフランジ部10Aと箱形ケース1内壁とは四角形の四箇所の角部1Aで係合しているため操作体10すなわち操作つまみ19は回転せず、希望するスイッチ部を容易に確実にオンさせることができるものとなっている。
【0012】
次に、図15の正面断面図に矢印で示すように、操作つまみ19の中央上面に上方から垂直下方に押し力を加えて操作体10を押し下げると、操作体10のフランジ部10A下面に配された内側押圧部11および中心押圧部としての導電体12が円形ドーム状可動接点9を押し下げ、円形ドーム状可動接点9を反転させて節度を生じると同時に、操作体10の下面中央の導電体12を介して円形ドーム状可動接点9と中心固定接点8とが電気的に接続されて外側固定接点3と中心固定接点8の間がオン状態、すなわち外部導出用の端子13,18間が導通状態となり、上記押し力を除くと、円形ドーム状可動接点9が復元し、その復元力によって操作体10は押し上げられて外側固定接点3と中心固定接点8の間がオフ状態となり、操作体10は垂直中立位置の状態に戻るものであった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年、各種電子機器は、小型化・高機能化が進展し、これに伴って、その操作部分となる電子部品においても複数の機能を一つの電子部品で操作できるものが強く要望され、上記従来の多方向操作スイッチにおいては、操作する軸部の所定方向に対する傾倒操作または押圧操作で各々一つのスイッチ部を作動させることができるものであったが、更に複数のスイッチ部の切換えができるものを要望されるようになってきた。
【0014】
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、操作軸部を所定方向に傾倒操作した際に、各々個別に配設した二つのスイッチ部を独立して作動させることができると共に、操作軸部のプッシュ操作で一つのスイッチ部を作動させることができる多方向操作スイッチおよびこれを用いた多方向操作装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の多方向操作スイッチは、底面に第一中心固定接点、第一外側固定接点、および第一外側固定接点よりも内側に複数個の内側固定接点が配された上方開口の樹脂製の下部ケースの第一外側固定接点上に円形ドーム状の第一可動接点を当接載置し、その上方に上下動および傾倒可能ではあるが回転しないように、フランジ部側方にアーム部を備えた操作体を収容すると共に、ドーム状の下方に向いた中央頂点部がアーム部の先端上面に位置し、外縁部が前記第二外側固定接点に当接状態に装着される弾性金属薄板製の第二可動接点とを備え、第一可動接点および第二可動接点のいずれか一方の反転動作力が他方の反転動作力よりも大きい構成としたものである。
【0016】
これにより、操作体の操作軸部の所定方向への傾倒操作時には、上記第一可動接点を部分反転させることにより電気的に接続される第一外側固定接点と内側固定接点とで構成されるスイッチ部と、操作体のアーム部で作動する上部ケースのスイッチ部をそれぞれ独立して作動させることができると共に、操作軸部のプッシュ操作で、第一可動接点を介して第一中心固定接点と第一外側固定接点との間を電気的に接続させることができる多方向操作スイッチおよびこれを用いた多方向操作装置を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、上方開口の箱形で、その内底面に第一中心固定接点およびこの第一中心固定接点から等距離等角度の位置に配された第一中心固定接点よりも低い複数個の内側固定接点およびこの内側固定接点よりも外側に配された第一外側固定接点を有する樹脂製の下部ケースと、前記第一中心固定接点より大きい孔を中央に有するドーム状で、この孔を第一中心固定接点の上方に位置させて、外縁部が前記第一外側固定接点上に当接するように載置された弾性金属薄板製の第一可動接点と、前記第一可動接点の孔より大きい面積の導電体からなる中心押圧部を下面中央に保持し、この中心押圧部を囲うリング状で下方に所定寸法だけ突出した内側押圧部を備えたフランジ部が、前記内側固定接点の上方位置に内側押圧部を対応させて第一可動接点上に載置されると共に、前記フランジ部の上面中央から突出する操作軸部、およびフランジ部側方から下部ケースの内側固定接点が配された少なくとも一つの方向に向かって延出されたアーム部を備えた樹脂製の操作体と、この操作体の操作軸部が上下動および傾倒可能ではあるが回転しないように、操作軸部を中央開口部から外方に突出させて、前記下部ケースの開口部を覆うように下部ケースに結合され、前記操作体のアーム部の先端上面と対向する位置に第二中心固定接点が配されると共に、その第二中心固定接点から所定間隔をあけて第二外側固定接点が配された樹脂製の上部ケースと、ドーム状の下方に向いた中央頂点部が前記アーム部の先端上面に位置し、外縁部が前記第二外側固定接点に当接状態に装着される弾性金属薄板製の第二可動接点と、前記第二可動接点を前記上部ケースの所定位置に保持するように上部ケースに貼り付けられた可撓性の絶縁フィルムとを備え、第一可動接点および第二可動接点のいずれか一方の反転動作力が他方の反転動作力よりも大きい多方向操作スイッチとしたものであり、操作体の操作軸部を斜めに傾けて操作した際に、上記第一可動接点が部分反転して電気的に接続される第一外側固定接点と内側固定接点とで構成されるスイッチ部と、操作体のアーム部で押圧されて上記第二可動接点の反転により電気的に接続される第二中心固定接点と第二外側固定接点とで構成される上部ケースのスイッチ部という、所定の一つの傾倒方向に対して別々に構成された二つのスイッチ部をそれぞれ節度感を得ながら独立して作動させることができると共に、操作軸部のプッシュ操作で、第一可動接点を反転させて第一中心固定接点と第一外側固定接点との間を電気的に接続させる一つのスイッチ部を作動できる操作性に優れた小形の多方向操作スイッチを実現できるという作用を有する。
【0018】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、第二可動接点の反転動作力が、第一可動接点の反転動作力よりも大きいものであり、上記反転動作力の差を設けることにより、操作体の操作軸部の傾倒操作時に、下部ケース内に構成したスイッチ部が始めにオン状態にできて、その状態から更に操作軸部を傾倒させた場合に上部ケース内のスイッチ部をオン状態にすることができるもの、すなわち一つの傾倒操作方向に対して、その傾倒操作力の強弱で、一つの傾倒用のスイッチ部をオンさせるか、もしくは二つともにオンさせるかを使い分けできるものが容易に得られ、さらに、この傾倒操作時の傾倒操作力は、操作軸部の垂直下方に向かう分力が強く働くために、傾倒用のスイッチ部を上記順序で作動させるように構成することにより傾倒用のスイッチ部の誤動作も低減できるという作用を有する。
【0019】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、操作体のアーム部が、操作軸部の軸線に対して対称位置に延出されたものであり、操作体に操作力を加えない状態において、操作軸部の軸線に対して対称位置に設けられたそれぞれの操作体のアーム部に均一の力が加わる状態にできるため、操作力を加えていない時に、操作体を精度よく垂直中立位置に保つことができるものを得られるという作用を有する。
【0020】
請求項4に記載の発明は、請求項3記載の発明において、操作体のアーム部が、互いに直交する四方向に設けられたものであり、請求項3に記載の発明による作用に加えて、互いに直交する四方向に傾倒操作した際に、一つの傾倒操作方向に対して独立した二つのスイッチ部を節度を得ながら各々作動させることができる小形の四方向操作スイッチを実現できるという作用を有する。
【0021】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の多方向操作スイッチを用いた多方向操作装置であって、該装置の表示部に表示された複数個の表示項目に対して、この多方向操作スイッチの操作体の操作軸部を傾倒操作することによって得られる内側固定接点と第一外側固定接点との間のオン状態となった信号を検知した場合には、希望する項目を上記傾倒操作方向に応じる方向に低速で選択可能とし、第二中心固定接点と第二外側固定接点との間のオン状態となった信号を検知した場合には、希望する項目を上記傾倒操作方向に応じる方向に高速で選択可能とする検索機能を有すると共に、この多方向操作スイッチの操作軸部を垂直に押し下げることによって得られる第一中心固定接点と第一外側固定接点からの導通信号を検知した場合には、上記検索機能により選択された項目を確定して予め割付けられた命令を実行するようにした多方向操作装置としたものであり、この多方向操作装置においては、操作軸部の所定の傾倒操作方向に対する二つのスイッチ部からの信号を用いて、希望する項目を検索速度を変えて検索・選択できるため、希望する項目を迅速に選択することができ、しかも、その操作軸部をプッシュ操作することによって選択した項目を確定して所定命令および機能を作動させることができると共に、その各々の操作時に節度感も得られるために、操作性がよくて使い易く、誤操作の発生し難いものを実現できるという作用を有する。
【0022】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の多方向操作スイッチを用いた多方向操作装置であって、該装置の表示部に表示された所定の対象物に対して、この多方向操作スイッチの操作体の操作軸部を傾倒操作することによって得られる内側固定接点と第一外側固定接点との間のオン状態となった信号を検知した場合には、上記対象物を上記傾倒操作方向に応じる方向に低速で移動可能とし、第二中心固定接点と第二外側固定接点との間のオン状態となった信号を検知した場合には、上記対象物を上記傾倒操作方向に応じる方向に高速で移動可能とする対象物移動機能を有すると共に、この多方向操作スイッチの操作軸部を垂直に押し下げることによって得られる第一中心固定接点と第一外側固定接点からの導通信号を検知した場合には、上記対象物の位置を認識して予め割付けられた命令を実行するようにした多方向操作装置としたものであり、この多方向操作装置においては、操作軸部の所定の傾倒操作方向に対する二つのスイッチ部からの信号を用いて、表示部に表示された所定の対象物を速度を変えて移動させることができるため、目的箇所に対象物を迅速に移動させて合わせることができ、しかも、その操作軸部をプッシュ操作することにより上記対象物の位置を認識して予め割付けられた命令および機能を実行させることができると共に、その各々の操作時に節度感も得られるために、操作性がよくて使い易く、誤操作の発生し難いものを実現できるという作用を有する。
【0023】
以下、本発明の実施の形態による多方向操作スイッチおよびこれを用いた多方向操作装置について図1〜図10を用いて説明する。
【0024】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態による多方向操作スイッチの正面断面図、図2は同分解斜視図、図3は同要部である下部ケースの平面図であり、同図において、21は上方開口の樹脂製の下部ケースで、その底面には、中央に孔29Aのあいた弾性金属薄板製の円形ドーム状の第一可動接点29の外縁下端部が載せられる左右前後の四つの第一外側固定接点23と、円形ドーム状の第一可動接点29の中心位置下方に配された第一中心固定接点28および、これから左右前後の第一外側固定接点23とのほぼ中間の等距離で等角度の位置に配設された四つの内側固定接点24〜27がインサート成形等によって固定されており、これらの固定接点23および24〜27,28は各々に対応した外部導出用の端子33および34〜37,38を有していること、および第一中心固定接点28の大きさは、円形ドーム状の第一可動接点29の中央の孔29Aよりも小さくて、その高さは、内側固定接点24〜27よりも高く設定されていることは従来の技術の場合と同じである。
【0025】
なお、第一外側固定接点23およびその端子33は四組示しているが、これは一組でもよいものである。
【0026】
さらに、下部ケース21の第一外側固定接点23上に載置された円形ドーム状の第一可動接点29は、図4(a)の外観斜視図および同図(b)の正面断面図に示すように、弾性金属薄板を中央に孔29Aのあいた円形ドーム状に絞り加工したものであり、その形状は、外周部29Bが円錐台形状でその内側の中央部29Cが上方に僅かに膨らんだ略球面状となっていると共に、両者の境目は滑らかな曲線でむすばれており、この形状とすることによって、第一可動接点29は内側固定接点24〜27に対応する上方位置から押圧した際に、その押圧位置を中心として部分的に容易に反転するものとなっている。
【0027】
そして、30は操作体で、図2(b)の下面斜視図に示すように、フランジ部30Aの下面中央には、第一可動接点29の孔29Aより大きい面積の導電体32からなる中心押圧部を保持し、この中心押圧部を囲うリング状で下方に所定寸法だけ突出した内側押圧部31を備えていること、およびフランジ部30Aの内側押圧部31を前記内側固定接点24〜27に対応させて操作体30が第一可動接点29上に載置されていること、さらに前記フランジ部30Aの上面中央に操作軸部30Bを有していることは従来の技術の場合と同じであるが、操作体30のフランジ部30Aの側方には、下部ケース21の内側固定接点24,25が配された方向に向かって延出形成されたアーム部30D,30Eが設けられたものとなっている。
【0028】
そして、前記下部ケース21の開口部21Aを覆うように、上記操作体30の操作軸部30Bを中央開口部40Aから突出させて上部ケース40が装着されている。
【0029】
なお、上記構成において、操作体30と上部ケース40とは、操作体30のフランジ部30Aの対向する側辺部30A1が、上部ケース40の天面溝部40B内に係合するように組み合わされており、これにより操作体30は上下動および傾倒可能ではあるが回転しないように位置決めされている。
【0030】
また、この上部ケース40には、図2(c)の下面斜視図および図5の下面図に示すように、前記操作体30のアーム部30D,30Eの先端上面と対向するそれぞれの位置に、外部導出用の端子46,48と一体の第二中心固定接点41,43が配され、またこの第二中心固定接点41,43から所定間隔をあけて外部導出用の端子45,47と一体の第二外側固定接点42,44が配されている。
【0031】
そして、この第二外側固定接点42,44に円形ドーム状の第二可動接点49,50の外縁下端部が当接するように、中央頂点部49A,50Aを下方に向けて上部ケース40に第二可動接点49,50が装着されていると共に、その中央頂点部49A,50Aおよび上部ケース40の天面に、可撓性の絶縁フィルム51,52が貼り付けられることによって、第二可動接点49,50は上部ケース40の上記所定位置に保持されている。
【0032】
なお、この円形ドーム状の第二可動接点49,50の反転動作力は、第一可動接点29よりも大きいものとなっている。
【0033】
そして、前記上部ケース40と前記下部ケース21とは、金属板製のカバー22の脚部22Aをカシメることにより一体に結合されている。
【0034】
なお、前記に記載のケースどうしの結合方法としては、上部ケース40と下部ケース21を熱カシメ等によって直接結合させることもでき、この構成とするとカバー22をなくすことができる。
【0035】
さらに、操作体30の操作軸部30Bの上端面から、フランジ部30Aの部分までの深さであけられた孔部30Cに、操作つまみ39の下方突部39Aが挿入されて操作つまみ39が結合されている。
【0036】
次に、このように構成された本実施の形態による多方向操作スイッチの動作について説明する。
【0037】
まず、操作体30が垂直中立位置にあり、フランジ部30A下面の内側押圧部31が円形ドーム状の第一可動接点29を押さない図1の状態では、本多方向操作スイッチのいずれのスイッチ部もオフの状態となっている。
【0038】
そして、図6に矢印で示すように、操作体30の操作軸部30Bに装着された操作つまみ39の図中左上面を押し下げて操作軸部30Bを傾倒させると、操作体30は絶縁フィルム52を介して第二可動接点50の中央頂点部50Aに当接したアーム部30Eの図中右側の上面端部を支点として傾き、フランジ部30A下面の内側押圧部31の外周の段部31Aが円形ドーム状の第一可動接点29を押して部分反転させ、節度を生じると同時に、対応する下部ケース21底面左側の内側固定接点24に接触し、第一可動接点29を介して第一外側固定接点23と内側固定接点24の間がオン状態となり、外部導出用の端子33,34間が導通する。
【0039】
この時、円形ドーム状の第一可動接点29の中央部分が下部ケース21の底面側に反転しても、第一中心固定接点28の大きさは第一可動接点29中央の孔29Aよりも小さく設定されているために第一可動接点29に接触することなく、更に、円形リング状の内側押圧部31の中央に配された導電体32も、円形リング状の内側押圧部31の外周の段部31Aを支点に第一中心固定接点28から離れるように持ち上げられるため、第一中心固定接点28に接触することはない。
【0040】
そして、上記のように操作つまみ39を押す位置を右・前・後と変えることにより、同様にそれぞれの方向に応じた外部導出用の端子33,35間、33,37間、33,36間を導通状態にできること、およびその押圧力を除くと図1に示す状態に戻ることは従来の技術の場合と同じである。
【0041】
そして、上記の第一外側固定接点23と内側固定接点24の間をオンさせた状態で、更に操作つまみ39の左側を押し下げる操作力を加えると、本多方向操作スイッチにおいては図7の正面断面図に示すように、その第一外側固定接点23と内側固定接点24との間のオン状態を維持しつつ、今度は操作体30の内側押圧部31の外周の段部31Aが支点となって操作体30は更に傾き、これに伴って操作体30のフランジ部30A側方に延出形成されたアーム部30Eの先端上面が可撓性の絶縁フィルム52を介して円形ドーム状の第二可動接点50を押して反転させ、節度を生じると同時に、反転した第二可動接点50を介して第二中心固定接点43と第二外側固定接点44との間をオン状態とし、外部導出用の端子48,47の間が導通する。
【0042】
この後、操作つまみ39に加えていた押し力を除くと、反転動作力の大きい円形ドーム状の第二可動接点50の弾性復元力によって操作体30のアーム部30Eは押し下げられて、第二可動接点50も第二中心固定接点43から離れ、上部ケース40に構成されたスイッチ部がオフ状態になると共に、フランジ部30A下面の内側押圧部31が円形ドーム状の第一可動接点29の弾性復元力によって押し上げられて、第一可動接点29が内側固定接点24から離れ、下部ケース21に構成されたスイッチ部もオフ状態となって、操作体30は図1に示す垂直中立位置に戻る。
【0043】
また、図1に示す操作体30の垂直中立位置の状態から操作つまみ39の右側を押すと、上記と同様に、まず、第一外側固定接点23と内側固定接点25の間がオン状態となって端子33,35間が導通し、この状態から更に操作つまみ39の右側を押し下げる操作力を加えると、操作体30が更に傾倒してアーム部30Dの上面先端が絶縁フィルム51を介して第二可動接点49を押圧して反転させ、節度を生じると同時に、反転した第二可動接点49を介して第二中心固定接点41と第二外側固定接点42とをオン状態にして端子46,45間を導通させ、その押圧力を除くと、図1に示すいずれのスイッチ部もオフ状態である操作体30が中立位置に戻ることは、上記操作つまみ39の左側を押して同方向に操作体30を傾倒させた場合と同じである。
【0044】
なお、この操作つまみ39、すなわち操作体30を傾けて操作する時には、操作体30のフランジ部30Aの対向する側辺部30A1が、上部ケース40の天面溝部40Bに係合しているために、操作体30すなわち操作つまみ39は回転せず、希望のスイッチ部を確実にオン状態にできるものである。
【0045】
次に、図8の正面断面図に矢印で示すように、操作つまみ39の中央上面すなわち操作軸部30Bに垂直下方に押し力を加えて押し下げると、操作体30のフランジ部30A下面に配された内側押圧部31および中心押圧部としての導電体32が円形ドーム状の第一可動接点29を押し下げ、第一可動接点29を反転させて節度を生じると同時に、操作体30の下面中央の導電体32を介して第一可動接点29と第一中心固定接点28とが電気的に接触することにより、第一外側固定接点23と第一中心固定接点28の間がオン状態となり、外部導出用の端子33,38間を導通させ、その押し力を除くと、円形ドーム状の第一可動接点29が復元する弾性復元力によって操作体30は押し上げられて、第一外側固定接点23と第一中心固定接点28の間がオフ状態である図1に示す操作体30の中立状態に戻ることは、従来の技術の場合と同じである。
【0046】
以上のように、本実施の形態による多方向操作スイッチは、操作体30の操作軸部30Bを斜めに傾けて操作する際に、所定の傾倒操作方向において別々に構成された二つのスイッチ部をそれぞれ節度感を得ながら独立して作動させることができると共に、操作体30の操作軸部30Bのプッシュ操作で一つのスイッチ部を作動させることもできる小形軽量のものを得られるものである。
【0047】
なお、第一可動接点29と第二可動接点49,50の反転動作力の設定は、上記に説明した以外のものとしてもよいが、傾倒操作時の傾倒操作力は、操作軸部30Bの垂直下方に向かう分力が強く働くために、上記設定とすることにより、傾倒用のスイッチ部の誤作動を低減させることもできるものである。
【0048】
(実施の形態2)
本実施の形態による多方向操作スイッチは、上記実施の形態1による多方向操作スイッチに対して、操作体60のフランジ部60A上面中央に突出形成された操作軸部60Bを互いに直交する四方向に傾倒操作した際に、各々の方向で独立して設けられた2つのスイッチ部を作動させることができるように構成したものである。
【0049】
すなわち、その構成は図9の分解斜視図に示すように、操作体60は、フランジ部60Aの側方に互いに直交する方向に向かって延出された四つのアーム部60C〜60Fを備えており、このアーム部60C〜60Fの方向を下部ケース21の内側固定接点24〜27の方向に対応させるように、かつフランジ部60A下面中央に保持した導電体61の周囲に設けた内側押圧部62を上記内側固定接点24〜27に対応させて、操作体60は下部ケース21内の第一可動接点29上に収容されている。
【0050】
そして、前記下部ケース21の開口部21Aを覆うように、上記操作体60の操作軸部60Bを中央開口部63Aから突出させて上部ケース63が装着されていることは、実施の形態1の場合と同じである。
【0051】
なお、本実施の形態によるものにおいては、操作体60と上部ケース63とは、操作体60のフランジ部60A上面に形成した四角形状突部60Gを上部ケース63の天面に設けた四角形状凹部63Bに係合させることにより、操作体60を上下動および傾倒可能ではあるが回転しないように構成したものとなっている。
【0052】
そして、図9(c)の上部ケースの下面斜視図および図10の同下面図に示すように、この上部ケース63には、前記所定方向に位置決め装着された操作体60のアーム部60C〜60Fの先端上面と対向するそれぞれの位置に、第二中心固定接点64〜67および、この第二中心固定接点64〜67から所定間隔をあけて第二外側固定接点68〜71が配されると共に、第二中心固定接点64〜67および第二外側固定接点68〜71は、それぞれ上部ケース63から外方に突出した端子72〜75および端子76〜79と一体に形成されている。
【0053】
そして、この第二外側固定接点68〜71に、それぞれの外縁下端部を当接させて円形ドーム状の第二可動接点80〜83が装着されて、その中央頂点部および上部ケース63の天面に、可撓性の絶縁フィルム84〜87が貼り付けられることによって、第二可動接点80〜83は前記上部ケース63の所定位置に保持されている。
【0054】
なお、この円形ドーム状の第二可動接点80〜83においても、第一可動接点29の反転動作力よりも大きいものが装着されていることは実施の形態1の場合と同じであり、また、その他の構成部分についても実施の形態1と同じであるために説明を省略する。
【0055】
また、上記構成の多方向操作スイッチの動作についても実施の形態1の場合と同じであるために説明を省略するが、本実施の形態による多方向操作スイッチは、下部ケース21の中に設けた四つの傾倒用のスイッチ部に対応させて上部ケース63にも四つのスイッチ部を構成しているものであるために、操作体60の操作軸部60Bを上記四方向に傾倒操作した際に、それぞれの方向で異なる二つのスイッチ部を節度を得ながら独立して接離させることができるものである。
【0056】
また、本実施の形態による多方向操作スイッチは、操作体60に操作力を加えない状態において、操作軸部60Bの軸線に対して互いに直交する四方向に延出形成されたアーム部60C〜60Fに第二可動接点80〜83の力が均一に加わっている状態であるため、操作体60を精度よく中立位置に保つことができる小形の四方向操作スイッチを得ることができるものである。
【0057】
(実施の形態3)
本実施の形態は、本発明による多方向操作スイッチを用いた多方向操作装置に関するものであり、請求項5に記載の内容について移動体通信機器を一つの例として説明するもので、例えば、本発明による多方向操作スイッチを装着した携帯電話やページャ等の移動体通信機器においては、操作体の操作軸部を傾倒操作することにより一つの傾倒用のスイッチ部がオン状態となった信号を検知して、液晶画面等のディスプレイ上に表示されたメニュー、文字等のスクロールや名前・電話番号等の検索を、低速すなわち一つずつの送りで行い、この状態から操作体の操作軸部を更に同一方向に傾倒操作することにより二つ目の傾倒用のスイッチ部がオン状態となった信号を検出して液晶画面等のディスプレイ上に表示されたものを高速で送るようにしたものである。
【0058】
すなわち、この構成とすることにより、希望する所定の項目等を、速度を変えて検索および選択することができるため、迅速に希望するものを選択できて、さらに操作体の操作軸部をプッシュ操作することによって得られる導通信号を用いて、選択したメニュー、文字等や名前、電話番号等を確定させて発信させることも可能にできるものである。
【0059】
(実施の形態4)
本実施の形態は、本発明による多方向操作スイッチを用いた多方向操作装置に関するものであり、請求項6に記載の内容についてカーナビゲーションシステムを一つの例として説明するもので、例えば、本発明による多方向操作スイッチを装着したカーナビゲーションシステムにおいては、操作体の操作軸部を傾倒操作することにより一つの傾倒用のスイッチ部がオン状態となった信号を検知して、ディスプレイ上の地図画面に表示された対象物であるカーソル等の移動を低速で行い、この状態から操作体の操作軸部を更に傾倒操作することにより二つ目の傾倒用のスイッチ部がオン状態となった信号を検出して、その移動速度を高速で移動させるようにするものである。
【0060】
すなわち、この構成とすることにより、カーソル等の対象物の速度を変えて移動させることが容易にできるものとなるために、地図画面等の地図倍率を切り替えることなく希望する目的位置までカーソル等を素速く移動させることができ、しかも、操作体の操作軸部をプッシュ操作することによって得られる導通信号を用いて、選択した目的地の確定を行い、走行ルート検索等をさせることも可能となるものである。
【0061】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、操作体の操作軸部を斜めに傾けて操作した際に、所定の一つの傾倒方向に対して別々に構成された二つの傾倒用のスイッチ部をそれぞれ節度感を得ながら独立して作動させることができると共に、操作軸部のプッシュ操作で一つのスイッチ部を作動させることができる操作性に優れた小形の多方向操作スイッチおよびこれを用いた多方向操作装置を提供することができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による多方向操作スイッチの正面断面図
【図2】(a)同分解斜視図
(b)同要部である操作体の下面斜視図
(c)同要部である上部ケースの下面斜視図
【図3】同下部ケースの平面図
【図4】(a)同第一可動接点の外観斜視図
(b)同正面断面図
【図5】同上部ケースの下面図
【図6】同操作体の操作軸部を傾倒操作して一つのスイッチ部がオン状態となった状態を示す正面断面図
【図7】同操作体の操作軸部を傾倒操作して二つのスイッチ部がオン状態となった状態を示す正面断面図
【図8】同操作体の操作軸部をプッシュ操作した状態を示す正面断面図
【図9】(a)本発明の第2の実施の形態による多方向操作スイッチの分解斜視図
(b)同要部である操作体の下面斜視図
(c)同要部である上部ケースの下面斜視図
【図10】同上部ケースの下面図
【図11】従来の多方向操作スイッチの正面断面図
【図12】(a)同分解斜視図
(b)同要部である操作体の下面斜視図
【図13】同箱形ケースの平面図
【図14】同操作体の軸部を傾倒操作した状態を示す正面断面図
【図15】同操作体の軸部をプッシュ操作した状態を示す正面断面図
【符号の説明】
21 下部ケース
21A 開口部
22 カバー
22A 脚部
23 第一外側固定接点
24〜27 内側固定接点
28 第一中心固定接点
29 第一可動接点
29A 孔
29B 外周部
29C 中央部
30,60 操作体
30A,60A フランジ部
30A1 側辺部
30B,60B 操作軸部
30C 孔部
30D,30E,60C〜60F アーム部
31,62 内側押圧部
31A 段部
32,61 導電体
33,34〜37,38,45〜48,72〜75,76〜79 端子
39 操作つまみ
39A 下方突部
40,63 上部ケース
40A,63A 中央開口部
40B 天面溝部
41,43,64〜67 第二中心固定接点
42,44,68〜71 第二外側固定接点
49,50,80〜83 第二可動接点
49A,50A 中央頂点部
51,52,84〜87 絶縁フィルム
60G 四角形状突部
63B 四角形状凹部

Claims (6)

  1. 上方開口の箱形で、その内底面に第一中心固定接点およびこの第一中心固定接点から等距離等角度の位置に配された第一中心固定接点よりも低い複数個の内側固定接点およびこの内側固定接点よりも外側に配された第一外側固定接点を有する樹脂製の下部ケースと、
    前記第一中心固定接点より大きい孔を中央に有するドーム状で、この孔を第一中心固定接点の上方に位置させて、外縁部が前記第一外側固定接点上に当接するように載置された弾性金属薄板製の第一可動接点と、前記第一可動接点の孔より大きい面積の導電体からなる中心押圧部を下面中央に保持し、この中心押圧部を囲うリング状で下方に所定寸法だけ突出した内側押圧部を備えたフランジ部が、前記内側固定接点の上方位置に内側押圧部を対応させて第一可動接点上に載置されると共に、前記フランジ部の上面中央から突出する操作軸部、およびフランジ部側方から下部ケースの内側固定接点が配された少なくとも一つの方向に向かって延出されたアーム部を備えた樹脂製の操作体と、
    この操作体の操作軸部が上下動および傾倒可能ではあるが回転しないように、操作軸部を中央開口部から外方に突出させて、前記下部ケースの開口部を覆うように下部ケースに結合され、前記操作体のアーム部の先端上面と対向する位置に第二中心固定接点が配されると共に、その第二中心固定接点から所定間隔をあけて第二外側固定接点が配された樹脂製の上部ケースと、
    ドーム状の下方に向いた中央頂点部が前記アーム部の先端上面に位置し、外縁部が前記第二外側固定接点に当接状態に装着される弾性金属薄板製の第二可動接点と、前記第二可動接点を前記上部ケースの所定位置に保持するように上部ケースに貼り付けられた可撓性の絶縁フィルムとを備え、
    前記第一可動接点および前記第二可動接点のいずれか一方の反転動作力が他方の反転動作力よりも大きい多方向操作スイッチ。
  2. 第二可動接点の反転動作力が、第一可動接点の反転動作力よりも大きい請求項1に記載の多方向操作スイッチ。
  3. 操作体のアーム部が、操作軸部の軸線に対して対称位置に延出された請求項1または2に記載の多方向操作スイッチ。
  4. 操作体のアーム部が、互いに直交する四方向に設けられた請求項3に記載の多方向操作スイッチ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の多方向操作スイッチを用いた多方向操作装置であって、該装置の表示部に表示された複数個の表示項目に対して、この多方向操作スイッチの操作体の操作軸部を傾倒操作することによって得られる内側固定接点と第一外側固定接点との間のオン状態となった信号を検知した場合には、希望する項目を上記傾倒操作方向に応じる方向に低速で選択可能とし、第二中心固定接点と第二外側固定接点との間のオン状態となった信号を検知した場合には、希望する項目を上記傾倒操作方向に応じる方向に高速で選択可能とする検索機能を有すると共に、この多方向操作スイッチの操作軸部を垂直に押し下げることによって得られる第一中心固定接点と第一外側固定接点からの導通信号を検知した場合には、上記検索機能により選択された項目を確定して予め割付けられた命令を実行するようにした多方向操作装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の多方向操作スイッチを用いた多方向操作装置であって、該装置の表示部に表示された所定の対象物に対して、この多方向操作スイッチの操作体の操作軸部を傾倒操作することによって得られる内側固定接点と第一外側固定接点との間のオン状態となった信号を検知した場合には、上記対象物を上記傾倒操作方向に応じる方向に低速で移動可能とし、第二中心固定接点と第二外側固定接点との間のオン状態となった信号を検知した場合には、上記対象物を上記傾倒操作方向に応じる方向に高速で移動可能とする対象物移動機能を有すると共に、この多方向操作スイッチの操作軸部を垂直に押し下げることによって得られる第一中心固定接点と第一外側固定接点からの導通信号を検知した場合には、上記対象物の位置を認識して予め割付けられた命令を実行するようにした多方向操作装置。
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