JP3959805B2 - エンジン駆動式冷凍装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン駆動式冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記したエンジン駆動式冷凍装置は、エンジンにて駆動される圧縮機により冷媒を圧縮し、この圧縮された冷媒を凝縮器にて凝縮し、この凝縮された冷媒を減圧手段にて減圧膨張し、この減圧膨張された冷媒を蒸発器にて蒸発させ、この蒸発させた冷媒を再び圧縮機に吸入させるものである。
【0003】
凝縮器の出口部には過冷却用熱交換器が設けてあり、この過冷却用熱交換器において冷媒を過冷却することにより、エンジン駆動式冷凍装置の冷却能力を向上させている。過冷却用熱交換器は、通常室外に配されており、この過冷却用熱交換器内の冷媒は室外空気にて冷却される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、上記したようなエンジン駆動式冷凍装置に関して、冷却能力をさらに向上したい、といった要望がある。
本発明は上記点に鑑みてなされたもので、エンジン駆動式冷凍装置の冷却能力を向上することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、エンジンを熱源として駆動されるとともに、外気よりも大きな冷熱源である吸着式冷凍装置を用いて、エンジン駆動式冷凍装置における凝縮器の出口部を流れる冷媒を冷却することにより、上記目的を達成することを見出した。
【0006】
すなわち、請求項1ないし4に記載の発明では、エンジン(11)にて駆動され、第1冷媒を圧縮する圧縮機(21)と、第1冷媒と外気とを熱交換する室外熱交換器(22)と、第1冷媒と内気とを熱交換する室内熱交換器(23)と、室外熱交換器(22)と室内熱交換器(23)との間に接続され、第1冷媒を減圧する減圧手段(26)とを備え、室内冷房時には、圧縮機(21)が圧縮した第1冷媒を、室外熱交換器(22)にて凝縮し、減圧手段(26)にて減圧した後、室内熱交換器(23)にて蒸発させ、室内暖房時には、圧縮機(21)が圧縮した第1冷媒を、室内熱交換器(23)にて凝縮し、減圧手段(26)にて減圧した後、室外熱交換器(22)にて蒸発させるエンジン駆動式冷凍装置(200)であって、エンジン(11)にて加熱された加熱媒体にて加熱されることにより第2冷媒を脱着し、冷却媒体にて冷却されることにより第2冷媒を吸着する吸着コア(2、3)と、吸着コア(2、3)が第2冷媒を吸着するとき第2冷媒を蒸発させる蒸発器(6、7)と、吸着コア(2、3)が第2冷媒を脱着するとき第2冷媒を凝縮させる凝縮器(7、6)とを有する吸着式冷凍装置(100)を備え、室内冷房時には、蒸発器(6、7)にて第2冷媒が蒸発するときの蒸発潜熱を冷熱源として、室外熱交換器(22)と減圧手段(26)との間を流れる第1冷媒を冷却し、室内暖房時には、凝縮器(7、6)にて第2冷媒が凝縮するときの凝縮熱を加熱源として、室外熱交換器(22)と減圧手段(26)との間を流れる第1冷媒を加熱することを特徴としている。
【0007】
これによれば、室外熱交換器(22)と減圧手段(26)との間を流れる第1冷媒を、従来よりも良好に冷却できるので、エンジン駆動式冷凍装置の冷却能力を向上できる。また、請求項2に記載の発明では、蒸発器(6、7)は、蒸発器用熱交換器(60、70)および第2冷媒を、蒸発器室(812、822)の内部に収容してなり、室外熱交換器(22)と減圧手段(26)との間に、補助熱交換器(25)を設け、蒸発器用熱交換器(60、70)と、補助熱交換器(25)との間に熱交換媒体を循環可能とする冷却用媒体回路(B)を設け、室内冷房時には、蒸発器(6、7)において、上記蒸発潜熱を冷熱源として蒸発器用熱交換器(60、70)内の熱交換媒体を冷却し、この冷却された熱交換媒体を、冷却用媒体回路(B)を経て補助熱交換器(25)に循環させることにより、室外熱交換器(22)と減圧手段(26)との間を流れる第1冷媒を冷却することを特徴としている。このようにして本発明を良好に実施可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1および図2は本発明の第1の実施形態のエンジン駆動式空調装置200のシステム構成を示すものであり、このエンジン駆動式空調装置200は、ビルや事務所等の室内を空調する空調装置として使用される。
【0012】
このエンジン駆動式空調装置200は、圧縮機21にて第1冷媒(例えばR134a)が循環される冷媒回路201を備えるとともに、水冷式のエンジン11の廃熱にて駆動される吸着式冷凍装置100を備えている。
圧縮機21はエンジン11にて駆動されるものであり、この圧縮機2の吐出部には、四方切替弁12の第1ポート12aが接続されている。四方切替弁12のうち第1ポート12aと連通可能な第2ポート12bには、室外熱交換器(第1凝縮器)22が接続されており、四方切替弁12のうち第1ポート12aと連通可能な第3ポート12cには、室内熱交換器(第1蒸発器)23が接続されている。
【0013】
室外熱交換器22は、冷房時に第1冷媒を凝縮する凝縮器としてはたらき、暖房時に第1冷媒を蒸発させる蒸発器としてはたらく。室内熱交換器23は、冷房時に蒸発器としてはたらき、暖房時に凝縮器としてはたらく。室外熱交換器22は、電動送風ファン22aにより送風される外気と熱交換するものであり、室内熱交換器23は、電動送風ファン23aにより送風される内気と熱交換するものである。
【0014】
第2、第3ポート12b、12cと連通可能な第4ポート12dには、アキュムレータ24の冷媒入口部が接続されており、このアキュムレータ24の冷媒出口部には、圧縮機21の吸入部が接続されている。アキュムレータ24は、第1冷媒を気液分離するとともに、ガス状の第1冷媒を導出するものである。
室外熱交換器22と室内熱交換器23との間には、第1冷媒を減圧膨張する減圧手段(例えばキャピラリチューブ)26が直列的に接続されており、室外熱交換器22と減圧手段26との間には、補助熱交換器(出口部熱交換器)25が設けられている。補助熱交換器25は、密閉容器25bの内部に冷媒熱交換器25aを収容したものであり、冷媒熱交換器25aが、室外熱交換器22と減圧手段26との間に直列的に接続されている。
【0015】
なお、エンジン11、圧縮機21、四方切替弁12、室外熱交換器22、アキュムレータ24、補助熱交換器25、および、減圧手段26は、室外に配されており、室内熱交換器23は、室内に設置される図示しない空調ダクト内に配されている。
次に、吸着式冷凍装置100について詳しく説明する。
【0016】
吸着式冷凍装置100は、第1、第2吸着コア2、3、および、第1、第2蒸発凝縮器(蒸発器、凝縮器)6、7を備えている。第1、第2吸着コア2、3は、第1、第2吸着コア室811、821の内部に、第1、第2吸着用熱交換器20、30を収容してなり、第1、第2蒸発凝縮器6、7は、第1、第2蒸発凝縮器室(蒸発器室、凝縮器室)812、822の内部に、第1、第2蒸発凝縮用熱交換器(蒸発器用熱交換器、凝縮器用熱交換器)60、70を収容してなる。なお、第1、第2吸着コア室811、821と第1、第2蒸発凝縮器室812、822は、第1、第2連通部813、823にて気密に連通されている。そして、第1、第2吸着コア室811、821と、第1、第2蒸発凝縮器室812、822と、第1、第2連通部813、823とにより、第1、第2真空断熱容器81、82を構成している。これら真空断熱容器81、82の内部にはそれぞれ、所定量の第2冷媒(例えば水)が封入されている。なお、図1中記号Lは液体状の第2冷媒を示す。
【0017】
第1、第2吸着用熱交換器20、30は、図4に示すように、一対のタンク21、22と、これらタンク21、22の間に並列的に積層配置されるチューブ23および伝熱フィン24とを備えている。タンク21、22には、入口パイプ21a、出口パイプ22aが連結させてある。タンク21、22、チューブ23、および、伝熱フィン24の間に形成される間隙に、多数の吸着剤Sが充填保持されている。
【0018】
第1、第2蒸発凝縮用熱交換器60、70は、一対のタンク61、62と、これらタンク61、62の間に並列的に積層配置されるチューブ63および伝熱フィン64とを備えている。タンク61、62には、入口パイプ61a、出口パイプ62aが連結させてある。第1、第2真空断熱容器81、82は、2重の密閉容器8a、8bの間に断熱層としての空気層8cを設けてなり、内側の密閉容器8bの内部が真空状態とされている。
【0019】
図1に示すように、吸着式冷凍装置100には、複数の媒体回路A、B、C、D、E、Fが設けられている。媒体回路Aは、エンジン11と、第1吸着用熱交換器20(または第2吸着用熱交換器30)との間に熱交換媒体を循環可能とするものである。媒体回路(冷却用媒体回路)Bは、補助熱交換器25の密閉容器25bと、第1蒸発凝縮用熱交換器60(または第2蒸発凝縮用熱交換器70)との間に熱交換媒体を循環可能とするものである。
【0020】
媒体回路Cは、エンジン駆動式空調装置200の室外熱交換器22とは別の室外熱交換器4と、第1蒸発凝縮用熱交換器60(または第2蒸発凝縮用熱交換器70)と、第1吸着用熱交換器20(または第2吸着用熱交換器30)との間に熱交換媒体を循環可能とするものである。媒体回路Dは、エンジン11と、第1吸着用熱交換器20(または第2吸着用熱交換器30)と、第1蒸発凝縮用熱交換器60(または第2蒸発凝縮用熱交換器70)との間に熱交換媒体を循環可能とするものである。
【0021】
媒体回路(加熱用媒体回路)Eは、補助熱交換器25の密閉容器25bと、第1蒸発凝縮用熱交換器60(または第2蒸発凝縮用熱交換器70)と、第1吸着用熱交換器20(または第2吸着用熱交換器30)との間に熱交換媒体を循環可能とするものである。媒体回路Fは、上記した媒体回路B、Eのうち、補助熱交換器25の密閉容器25bをバイパスするものであり、この媒体回路Fに室外熱交換器4が接続されている。
【0022】
四方切替弁83、84、85、86、87、88、および、三方切替弁91、92、93、94により、上記各媒体回路A〜Fへの熱交換媒体流れを切り替えている。なお、媒体回路Bに電動ポンプP1が設けてあり、媒体回路C、E、Fの合流部に電動ポンプP2が設けてある。媒体回路A、Dの合流部に、エンジン11にて駆動される図示しない機械ポンプが設けてある。なお、四方切替弁87、88は、本発明における切替弁に該当するものである。
【0023】
吸着式冷凍装置100は、第1吸着コア2にて第2冷媒を吸着させる(吸着行程)とともに、第2吸着コア3にて第2冷媒を脱着させる(脱着行程)第1行程と、第1吸着コア2にて第2冷媒を脱着させるとともに、第2吸着コア3にて第2冷媒を吸着させる第2行程とを、所定時間(例えば60秒)毎に交互に行なうものである。これにより、後述する高温な熱交換媒体、および、低温な熱交換媒体を、連続的に生成可能となっている。
【0024】
次に、上記構成による作動を説明する。
室内冷房を行なうときは、四方切替弁12を図1中実線で示す位置として、図1中実線矢印で示す方向に第1冷媒を冷媒回路201に循環させるとともに、吸着式冷凍装置100にて生成される低温な(例えば12℃程度の)熱交換媒体を補助熱交換器25の密閉容器25b内に連続的に循環させる。
【0025】
このような室内冷房時においては、上記各切替弁83〜88、91〜94を図1中実線で示す位置とすることにより、吸着式冷凍装置100が上記第1行程を行なう。
すなわち、エンジン11のエンジン冷却水(加熱媒体)が、媒体回路Aを経て第2吸着用熱交換器30に循環されるので、このエンジン冷却水にて第2吸着コア3が加熱されて、吸着剤Sから第2冷媒が脱着される。
【0026】
また、室外熱交換器4からの比較的低温な(例えば35℃程度の)熱交換媒体(冷却媒体)が、媒体回路Cを経て、第2蒸発凝縮用熱交換器70および第1吸着用熱交換器20に循環される。この結果、第2蒸発凝縮器7が冷却されるので、第2蒸発凝縮器7において第2冷媒が凝縮され、かつ、第1吸着コア2が冷却されるので、第1吸着コア2の吸着剤Sが第2冷媒を吸着する。
【0027】
これにより、第1真空断熱容器81の内部の圧力が下がり、第1蒸発凝縮器6の第2冷媒が蒸発するので、このときの蒸発潜熱を冷熱源として、第1蒸発凝縮用熱交換器60内の熱交換媒体が冷却される。この冷却された低温な熱交換媒体が、媒体回路Bを経て補助熱交換器25の密閉容器25b内を循環するので、補助熱交換器25の冷媒熱交換器25a内の(室外熱交換器22にて凝縮された後の)第1冷媒が冷却される。
【0028】
また、上記第1行程を上記所定時間行なった後に、上記各切替弁83〜86のみを図1中点線位置に切り替えることにより、吸着式冷凍装置100が上記第2行程を行なう。このときは、上記第1行程の吸着と脱着、蒸発と凝縮が入れ替わるだけであるため、具体的な作動説明は省略する。
そして、エンジン駆動式空調装置200の冷媒回路201においては、圧縮機21から吐出された高温高圧のガス状の第1冷媒が、室外熱交換器22において送風ファン22aにより送風される外気と熱交換して(外気にて冷却されて)、凝縮する。室外熱交換器22にて凝縮された高温高圧の第1冷媒は、補助熱交換器25において、上記低温な熱交換媒体により冷却された後、減圧手段26において減圧されて、低温低圧の気液二相状態となる。
【0029】
この気液二相状態の第1冷媒は、室内熱交換器23において送風ファン23aにより送風される内気と熱交換して蒸発してガス状となり、このガス状の第1冷媒は、アキュムレータ24を経て圧縮機21に再び吸入される。そして、室内熱交換器23においては、内気と第1冷媒とが熱交換することにより内気が冷却され(内気が第1冷媒の蒸発潜熱を冷熱源として冷却され)、この冷却された内気を、送風ファン23aにて室内に送風することにより、室内の冷房が行なわれる。
【0030】
一方、室内暖房を行なうときは、四方切替弁12を図2中実線で示す位置として、図2中実線矢印で示す方向に第1冷媒を冷媒回路201内に循環させるとともに、吸着式冷凍装置100にて生成される高温な(例えば45℃程度の)熱交換媒体を補助熱交換器25の密閉容器25b内に連続的に循環させる。
このとき、冷媒回路201においては、圧縮機21から吐出された高温高圧のガス状の第1冷媒が、室内熱交換器23において送風ファン23aにより送風される内気と熱交換して(内気に放熱して)、凝縮する。これにより、内気が加熱されて室内暖房が行なわれる。この凝縮された高温高圧の液状の第1冷媒は、減圧手段26において減圧されて、低温低圧の気液二相状態となる。
【0031】
この気液二相状態の第1冷媒は、補助熱交換器25の密閉容器25b内に循環される高温の熱交換媒体と熱交換して蒸発してガス状となる。このとき、熱交換媒体は、第1冷媒の蒸発潜熱を冷熱源として冷却される。ガス状の第1冷媒は、アキュムレータ24を経て圧縮機21に再び吸入される。
このような室内暖房時においては、上記各切替弁83〜88、91〜94を図2中実線で示す位置とすることにより、吸着式冷凍装置100が上記第1行程を行なう。
【0032】
すなわち、エンジン11のエンジン冷却水(加熱媒体)が、媒体回路Dを経て、第2吸着用熱交換器30および第1蒸発凝縮用熱交換器60に循環される。この結果、エンジン冷却水にて第2吸着コア3が加熱されて吸着剤Sから第2冷媒が脱着され、かつ、エンジン冷却水にて第1蒸発凝縮器6が加熱されて第2冷媒が蒸発する。
【0033】
また、補助熱交換器25において冷却された熱交換媒体が、媒体回路Eを経て、第2蒸発凝縮用熱交換器70および第1吸着用熱交換器20に循環される。この結果、第2蒸発凝縮器7が冷却されるので、第2蒸発凝縮器7において第2冷媒が凝縮され、かつ、第1吸着コア2が冷却されるので、第1吸着コア2の吸着剤Sが第2冷媒を吸着する。
【0034】
また、上記第1行程を上記所定時間行なった後に、上記各切替弁83〜86のみを図1中点線位置に切り替えることにより、吸着式冷凍装置100が上記第2行程を行なう。このときは、上記第1行程の吸着と脱着、蒸発と凝縮が入れ替わるだけであるため、具体的な作動説明は省略する。
そして、室内暖房を行なうときにおいて、補助熱交換器25にて第1冷媒を加熱する必要がないときは、図3に示すように、吸着式冷凍装置100にて生成される高温な熱交換媒体を、媒体回路Fを経て室外熱交換器4に循環させることにより、高温な熱交換媒体から外気へ放熱させる。また、室内冷房を行なうときにおいて、補助熱交換器25にて第1冷媒を加熱する必要がないときは、吸着式冷凍装置100にて生成される低温な熱交換媒体を、媒体回路Fを経て室外熱交換器4に循環させることにより、低温な熱交換媒体から内気へ放冷させる。
【0035】
次に、本実施形態の奏する効果を説明する。
まず、室内冷房時において、蒸発凝縮器6、7にて第2冷媒が蒸発するときの蒸発潜熱を冷熱源として、室外熱交換器22の出口部を流れる第1冷媒を冷却しているので、エンジン駆動式冷凍装置の冷却能力を従来よりも向上できる。
また、上記した室内冷房時、室内暖房時、および、放冷時において、エンジン冷却水は、上記した脱着熱、または、蒸発潜熱に対応する熱を放熱しているので、周知のラジエータを廃止できる。
【0036】
(第2の実施形態)
本実施形態のエンジン駆動式空調装置200は、図5に示すように、上記第1の実施形態における媒体回路B〜Fを廃止する替わりに、第1蒸発凝縮用熱交換器60(または第2蒸発凝縮用熱交換器70)を、エンジン駆動式空調装置200の冷媒回路201のうち、室外熱交換器22(凝縮器)と減圧手段26との間に接続可能とするとともに、冷媒回路(放熱用媒体回路)Gおよび媒体回路Hを設けたものである。
【0037】
冷媒回路Gは、第1蒸発凝縮用熱交換器60(または第2蒸発凝縮用熱交換器70)と、室外熱交換器40との間に、第1冷媒と同一の冷媒を循環可能とするものである。室外熱交換器40は、蒸発凝縮用熱交換器60、70よりも重力方向上方に配置されている。媒体回路Hは、室外熱交換器4と、第1吸着用熱交換器20(または第2吸着用熱交換器30)との間に熱交換媒体を循環可能とするものである。室外熱交換器22、4、および、40は、送風ファン22aにて同時に送風される。
【0038】
四方切替弁95、96により、第1、第2蒸発凝縮用熱交換器60、70を、冷媒回路201または冷媒回路Gに切替接続するようになっている。四方切替弁97、98により、媒体回路Aと媒体回路Hとを切り替えるようになっている。媒体回路Hのみに電動ポンプP3が設けてある。本実施形態のエンジン駆動式空調装置200は室内冷房を行なうものであり、上記第1の実施形態における四方切替弁12が廃止されている。
【0039】
そして、上記各四方切替弁95〜98を図5中点線で示す位置とすることにより、吸着式冷凍装置100が上記第1行程を行なう。具体的には、エンジン11のエンジン冷却水(加熱媒体)が、媒体回路Aを経て第2吸着用熱交換器30に循環されるので、このエンジン冷却水にて第2吸着コア3が加熱されて、吸着剤Sから第2冷媒が脱着される。
【0040】
また、室外熱交換器4からの比較的低温な(例えば35℃程度の)熱交換媒体(冷却媒体)が、媒体回路Hを経て、第1吸着用熱交換器20に循環されるので、第1吸着コア2が冷却されて、吸着剤Sが第2冷媒を吸着する。これにより、第1蒸発凝縮器6の第2冷媒が蒸発するので、このときの蒸発潜熱を冷熱源として、第1蒸発凝縮用熱交換器60内の第1冷媒が冷却される。このようにして、室外熱交換器22にて凝縮された後の第1冷媒が冷却される。
【0041】
また、第2蒸発凝縮器7においては、第2冷媒が凝縮されるので、第2蒸発凝縮用熱交換器70内の冷媒は、第2冷媒の凝縮熱を温熱源として加熱され、蒸発する。蒸発したガス状の冷媒は、密度の減少により自然対流で冷媒回路Gを上昇して、室外熱交換器40内に流入する。室外熱交換器40においてガス状の冷媒は外気と熱交換して冷却され、凝縮する。凝縮した液状の冷媒は、密度の増大により自重にて冷媒回路Gを下降して第2蒸発凝縮用熱交換器70内へ還流し、再度、第2蒸発凝縮器7の冷却作用に供される。つまり、蒸発凝縮用熱交換器70(60)、室外熱交換器40、および、冷媒回路Gにより、熱サイフォンを構成している。
【0042】
上記第1行程が所定時間行なわれた後は、上記各四方切替弁95〜98を図5中実線で示す位置として吸着式冷凍装置100に上記第2行程を行なわせる。
本実施形態によれば、エンジン駆動式空調装置200の冷媒回路201の途中に、蒸発凝縮器6、7の蒸発凝縮用熱交換器60、70を接続可能としているので、蒸発凝縮器6、7において冷媒回路201を循環する第1冷媒を冷却できる。よって、上記第1の実施形態における媒体回路Bが必要ないので、構造が単純となり、コスト安となる。
【0043】
また、冷媒回路Gには、自然対流にて冷媒が循環されるので、電動ポンプを設ける必要がなく、コスト安である。
(第3の実施形態)
図6に示す本実施形態は、上記第2の実施形態における室外熱交換器40、および、媒体回路G(切替弁95、96)を廃止するとともに、第1、第2蒸発凝縮用熱交換器60、70のエンジン駆動式空調装置200への接続形態を変形したものである。
【0044】
すなわち、エンジン駆動式空調装置200の冷媒回路201のうち、室外熱交換器22と減圧手段26との間に、第1、第2電磁弁250a、251aと、第1、第2補助室外熱交換器250、251と、第1、第2蒸発凝縮用熱交換器60、70とを、直列的に接続してある。第1電磁弁250a、第1補助室外熱交換器250、および、第1蒸発凝縮用熱交換器60と、第2電磁弁251a、第2補助室外熱交換器251、および、第2蒸発凝縮用熱交換器70とは、並列的に配されている。
【0045】
第1、第2補助室外熱交換器250、251の冷媒出口部と、第1、第2蒸発凝縮用熱交換器60、70の冷媒入口部とが、冷媒配管P1、P2にて連通されており、第1、第2蒸発凝縮用熱交換器60、70の冷媒出口部は、合流部Kにおいて合流している。第1、第2補助室外熱交換器250、251は、第1、第2蒸発凝縮用熱交換器60、70よりも重力方向上方に配置されている。
【0046】
第1、第2蒸発凝縮用熱交換器60、70の冷媒出口部には、図6に示す方向のみに冷媒を流す第1、第2逆止弁60a、70aが設けられている。第1、第2補助室外熱交換器250、251の近傍には電動送風ファン2500が設けられており、この送風ファン2500により、第1補助室外熱交換器250および第2補助室外熱交換器251に並列的に外気を送風するようになっている。
【0047】
冷媒回路201のうち、圧縮機21と室外熱交換器22との間には、冷媒加熱器10が設けられている。冷媒加熱器10は、第1冷媒とエンジン冷却水とを熱交換して第1冷媒を加熱するものである。冷媒回路201のうち、室内熱交換器22と第1、第2電磁弁250a、251aとの間には、気液分離器27および電磁弁27aが設けられている。冷媒回路201には、気液分離器27から第1、第2補助室外熱交換器250、251を経て合流部Kへ至る冷媒回路をバイパスするバイパス回路28が設けられており、このバイパス回路28には、逆止弁28aが設けられている。
【0048】
エンジン11と冷媒加熱器10との間には、熱交換媒体を循環可能とする媒体回路Jを備えている。三方切替弁89により、媒体回路Aと媒体回路Jとを切り替えている。室外熱交換器22および4は、送風ファン22aにて同時に送風される。冷媒回路201には、室内熱交換器23が複数台(3台)並列的に設けらるとともに、これら室内熱交換器23への冷媒流れを断続する電磁弁23bがそれぞれ独立に設けられている。これら室内熱交換器23の近傍には、内気を送風する送風ファン23aがそれぞれ独立に設けられている。なお、本実施形態のエンジン駆動式空調装置200は、室内冷房、および、室内暖房を行なうものであり、冷媒回路201に四方切替弁12を備えている。
【0049】
そして、室内冷房を行なうときは、四方切替弁12を図1中実線で示す位置とし、かつ、電磁弁27aを開いて、図6中実線矢印で示す方向に第1冷媒を冷媒回路201内に循環させるとともに、室外熱交換器22の出口部において、第1冷媒を連続的に過冷却する。
このような室内冷房時においては、上記各切替弁89、97を図1中点線で示す位置とし、切替弁98を図1中実線で示す位置とし、第1電磁弁250aを開き、第2電磁弁250bを閉じ、送風ファン2500を作動させることにより、吸着式冷凍装置100が上記第1行程を行なう。
【0050】
具体的には、エンジン11のエンジン冷却水(加熱媒体)が、媒体回路Aを経て第2吸着用熱交換器30に循環されるので、このエンジン冷却水にて第2吸着コア3が加熱されて、吸着剤Sから第2冷媒が脱着される。
また、室外熱交換器4からの比較的低温な熱交換媒体が、媒体回路Hを経て、第1吸着用熱交換器20に循環されるので、第1吸着コア2が冷却されて、吸着剤Sが第2冷媒を吸着する。これにより、第1蒸発凝縮器6の第2冷媒が蒸発するので、このときの蒸発潜熱を冷熱源として、第1蒸発凝縮用熱交換器60内の第1冷媒が冷却される。このようにして、室外熱交換器22にて凝縮された後の第1冷媒が冷却される。
【0051】
また、第2蒸発凝縮器7では第2冷媒が凝縮されるので、第2蒸発凝縮用熱交換器70内の冷媒は、第2冷媒の凝縮熱を温熱源として加熱され、蒸発する。蒸発したガス状の冷媒は、密度の減少により自然対流で冷媒配管P2を上昇して、補助室外熱交換器251内に流入する。補助室外熱交換器251においてガス状の冷媒は、送風ファン2500にて送風される外気と熱交換して冷却され、凝縮する。凝縮した液状の冷媒は、密度の増大により自重にて冷媒配管P2を下降して第2蒸発凝縮用熱交換器70内へ還流し、再度、第2蒸発凝縮器7の冷却作用に供される。つまり、蒸発凝縮用熱交換器70(60)、補助室外熱交換器251(250)、および、冷媒配管P2(P1)により、ヒートパイプを構成している。
【0052】
そして、エンジン駆動式空調装置200の冷媒回路201においては、圧縮機21から吐出された高温高圧のガス状の第1冷媒が、室外熱交換器22において送風ファン22aにより送風される外気と熱交換して(外気にて冷却されて)、凝縮する。室外熱交換器22にて凝縮された高温高圧の液状の第1冷媒は、気液分離器27にて気液分離されて、液状の第1冷媒のみが下流側へ供給される。そして、液状の第1冷媒が、補助室外熱交換器250にて過冷却され、さらに、第1蒸発凝縮器6において過冷却された後、減圧手段26において減圧されて、低温低圧の気液二相状態となる。
【0053】
この気液二相状態の第1冷媒は、室内熱交換器23において送風ファン23aによる送風される内気と熱交換して蒸発してガス状となり、このガス状の第1冷媒は、アキュムレータ24を経て圧縮機21に再び吸入される。
また、上記第1行程を上記所定時間行なった後に、上記各切替弁97、98のみを図6中実線位置に切り替え、第1電磁弁250aを閉じ、第2電磁弁251aを開き、送風ファン2500を作動させることにより、吸着式冷凍装置100が上記第2行程を行なう。このときは、上記第1行程の吸着と脱着、蒸発と凝縮が入れ替わるだけであるため、具体的な作動説明は省略する。
【0054】
一方、室内暖房を行なうときは、四方切替弁12を図6中点線で示す位置とし、かつ、電磁弁27aを閉じて、図6中点線矢印で示す方向に第1冷媒を冷媒回路201内に循環させるとともに、四方切替弁89を図6中点線で示す位置とする。送風ファン2500は停止させておく。
これにより、圧縮機21から吐出された高温高圧のガス状の第1冷媒が、室内熱交換器23において送風ファン23aにより送風される内気と熱交換して(内気に放熱して)、凝縮する。これにより、内気が加熱されて室内暖房が行なわれる。この凝縮された高温高圧の液状の第1冷媒は、減圧手段26において減圧されて、低温低圧の気液二相状態となる。
【0055】
この気液二相状態の第1冷媒は、バイパス回路28を経て、室外熱交換器22において外気と熱交換して加熱され、さらに、冷媒加熱器10においてエンジン冷却水と熱交換して加熱することにより、蒸発してガス状となる。ガス状の第1冷媒は、アキュムレータ24を経て圧縮機21に再び吸入される。このような室内暖房時においては、吸着式冷凍装置100は作動しない。
【0056】
本実施形態によれば、第1、第2蒸発凝縮用熱交換器60、70のそれぞれに対応して、補助室外熱交換器250、251を設けているので、上記第2の実施形態における四方切替弁95、96を廃止できる。
また、室内冷房時では、室外熱交換器22にて凝縮された第1冷媒を気液分離器27にて気液分離した後、液状の第1冷媒のみを蒸発凝縮用熱交換器60、70にて冷却するので、この蒸発凝縮用熱交換器60、70において第1冷媒を過冷却できる。
【0057】
また、第2冷媒を凝縮する蒸発凝縮器3(または4)の蒸発凝縮用熱交換器60(または70)に対応する冷媒配管P1、P2には、自然対流にて冷媒が循環されるので、電動ポンプを設ける必要がなく、コスト安である。
(第4の実施形態)
本実施形態は、図7に示すように、吸着式冷凍装置100として、第1、第2吸着コア2、3と、蒸発器6aと、凝縮器7aとを備えている。蒸発器6aは、蒸発器室814の内部に、第2冷媒および蒸発器用熱交換器60aを収容してなり、凝縮器7aは、凝縮器室815の内部に、第2冷媒および凝縮器用熱交換器70aを収容してなる。
【0058】
上記両吸着用熱交換器20、30には、室外熱交換器(図示せず)またはエンジン(図示せず)からの熱交換媒体(冷却媒体または加熱媒体)を交互に循環させている。凝縮用熱交換器70aには、室外熱交換器(図示せず)からの熱交換媒体を循環させている。蒸発用熱交換器60aは、冷媒回路201のうち、気液分離器27と減圧手段26の間に接続されており、この間を流れる第1冷媒が循環される。気液分離器27は、室外熱交換器(凝縮器)22の出口部において第1冷媒の気液分離を行なうとともに、蒸発用熱交換器60aに液状の第1冷媒のみを供給するものである。
【0059】
第1、第2吸着コア室811、821と蒸発器室814とは、連通部816、817にて連通されており、第1、第2吸着コア室811、821と凝縮器室815とは、連通部818、819にて連通されている。上記各連通部816、817、818、819には、開閉弁816a、817a、818a、819aが設けてある。蒸発器室814と凝縮器室815とは、キャピラリチューブ820にて連通されている。
【0060】
そして、開閉弁817a、818aを閉じ、開閉弁816a、819aを開き、第1吸着用熱交換器20に冷却媒体を循環させ、第2吸着用熱交換器30に加熱媒体を循環させることにより、吸着式冷凍装置100が第1行程を行なう。また、開閉弁817a、818aを開き、開閉弁816a、819aを閉じ、第1吸着用熱交換器20に加熱媒体を循環させ、第2吸着用熱交換器30に冷却媒体を循環させることにより、吸着式冷凍装置100が第2行程を行なう。
【0061】
そして、吸着式冷凍装置100の蒸発器6aにおいては、蒸発用熱交換器60a内の第1冷媒、つまり、気液分離器27から供給される液状の第1冷媒が、第2冷媒の蒸発潜熱を冷熱源として過冷却される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わり、室内冷房時において、室外熱交換器の出口部を流れる第1冷媒を冷却するときのエンジン駆動式空調装置を示す概略的な全体構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係わり、室内暖房時において、室外熱交換器の入口部を流れる第1冷媒を加熱するときのエンジン駆動式空調装置を示す概略的な全体構成図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係わり、室内暖房時において、室外熱交換器の入口部を流れる第1冷媒を加熱しないときのエンジン駆動式空調装置を示す概略的な全体構成図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係わる吸着コアおよび蒸発凝縮器の構造を示す概略的な部分断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係わるエンジン駆動式空調装置を示す概略的な全体構成図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係わるエンジン駆動式空調装置を示す概略的な全体構成図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に係わるエンジン駆動式空調装置を示す概略的な全体構成図である。
【符号の説明】
11…エンジン、
200…エンジン駆動式空調装置(エンジン駆動式冷凍装置)、21…圧縮機、
22…室外熱交換器(第1凝縮器)、26…減圧手段、
23…室内熱交換器(第1蒸発器)、100…吸着式冷凍装置、
2、3…吸着コア、6、7…蒸発凝縮器(第2蒸発器、第2凝縮器)。
Claims (4)
- エンジン(11)にて駆動され、第1冷媒を圧縮する圧縮機(21)と、
第1冷媒と外気とを熱交換する室外熱交換器(22)と、
第1冷媒と内気とを熱交換する室内熱交換器(23)と、
前記室外熱交換器(22)と前記室内熱交換器(23)との間に接続され、第1冷媒を減圧する減圧手段(26)とを備え、
室内冷房時には、前記圧縮機(21)が圧縮した第1冷媒を、前記室外熱交換器(22)にて凝縮し、前記減圧手段(26)にて減圧した後、前記室内熱交換器(23)にて蒸発させ、
室内暖房時には、前記圧縮機(21)が圧縮した第1冷媒を、前記室内熱交換器(23)にて凝縮し、前記減圧手段(26)にて減圧した後、前記室外熱交換器(22)にて蒸発させるエンジン駆動式冷凍装置(200)であって、
前記エンジン(11)にて加熱された加熱媒体にて加熱されることにより第2冷媒を脱着し、冷却媒体にて冷却されることにより第2冷媒を吸着する吸着コア(2、3)と、前記吸着コア(2、3)が第2冷媒を吸着するとき第2冷媒を蒸発させる蒸発器(6、7)と、前記吸着コア(2、3)が第2冷媒を脱着するとき第2冷媒を凝縮させる凝縮器(7、6)とを有する吸着式冷凍装置(100)を備え、
前記室内冷房時には、前記蒸発器(6、7)にて第2冷媒が蒸発するときの蒸発潜熱を冷熱源として、前記室外熱交換器(22)と前記減圧手段(26)との間を流れる第1冷媒を冷却し、
前記室内暖房時には、前記凝縮器(7、6)にて第2冷媒が凝縮するときの凝縮熱を加熱源として、前記室外熱交換器(22)と前記減圧手段(26)との間を流れる第1冷媒を加熱することを特徴とするエンジン駆動式冷凍装置。 - 前記蒸発器(6、7)は、蒸発器用熱交換器(60、70)および第2冷媒を、蒸発器室(812、822)の内部に収容してなり、
前記室外熱交換器(22)と前記減圧手段(26)との間には、補助熱交換器(25)が設けられており、
前記蒸発器用熱交換器(60、70)と、前記補助熱交換器(25)との間に熱交換媒体を循環可能とする冷却用媒体回路(B)を備え、
前記室内冷房時には、前記蒸発器(6、7)において、前記蒸発潜熱を冷熱源として前記蒸発器用熱交換器(60、70)内の熱交換媒体を冷却し、この冷却された熱交換媒体を、前記冷却用媒体回路(B)を経て前記補助熱交換器(25)に循環させることにより、前記室外熱交換器(22)と前記減圧手段(26)との間を流れる第1冷媒を冷却することを特徴とする請求項1に記載のエンジン駆動式冷凍装置。 - 前記凝縮器(7、6)は、凝縮器用熱交換器(70、60)および第2冷媒を、凝縮器室(822、812)の内部に収容してなり、
前記凝縮器用熱交換器(70、60)と、前記補助熱交換器(25)との間に熱交換媒体を循環可能とする加熱用媒体回路(E)を備え、
前記室内暖房時には、前記凝縮器(7、6)において、前記凝縮熱を加熱源として前記凝縮器用熱交換器(70、60)内の熱交換媒体を加熱し、この加熱された熱交換媒体を、前記加熱用媒体回路(E)を経て前記補助熱交換器(25)に循環させることにより、前記室外熱交換器(22)と前記減圧手段(26)との間を流れる第1冷媒を加熱することを特徴とする請求項2に記載のエンジン駆動式冷凍装置。 - 前記冷却用媒体回路(B)および前記加熱用媒体回路(E)のいずれか一方に熱交換媒体が流れるように熱交換媒体流れを切り替える切替弁(87、88)を備え、
前記室内冷房時には、前記冷却用媒体回路(B)に熱交換媒体が流れるように前記切替弁(87、88)を切り替え、
前記室内暖房時には、前記加熱用媒体回路(E)に熱交換媒体が流れるように前記切替 弁(87、88)を切り替えることを特徴とする請求項3に記載のエンジン駆動式冷凍装置。
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