JP3958697B2 - 衣類乾燥機における回転ドラムの回転制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣類を回転ドラムに収納させた状態で乾燥運転を行う衣類乾燥機における回転ドラムの回転制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の衣類乾燥機として、回転ドラムの回転速度を検出する速度検出手段と、回転ドラムを駆動するモータへの供給電流値を導通角を変化させることで可変する電流可変手段とを備え、回転ドラムの検出回転速度が設定回転速度になるように、電流可変手段によりモータへの供給電流値をフィードバッグ制御するものは知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3164884号公報(第3頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、回転ドラムに収納した衣類の量が多い場合は、ドラム内壁面のリフタ(衣類引掛け用の翼片)から衣類を順に落下させるのに時間がかかるため、衣類の量が少ない場合に比し、回転ドラムの回転速度を遅くすることが望まれる。一方、衣類の量が少ない場合は、単位時間当たりの衣類の落下回数を多くして、乾燥時間を短縮するために、衣類の量が多い場合に比し、回転ドラムの回転速度を速くすることが望まれる。
【0005】
然し、上記従来例のものでは、回転ドラムへの衣類の収納量に関係なく回転ドラムを一定の速度(設定回転速度)で回転させるようにしている。そして、設定回転速度を衣類の収納量が少ない場合に合わせて比較的速くすると、衣類の収納量が多い場合、リフタから衣類が纏って落下し、乾きむらが発生する可能性が高くなる。逆に、設定回転速度を衣類の収納量が多い場合に合わせて比較的遅くすると、衣類の収納量が少ない場合、単位時間当たりの衣類の落下回数が少なくなり、乾燥時間が長引いてしまう。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑み、回転ドラムの回転速度を衣類の収納量に応じて変化させることにより、衣類が多量の場合における乾燥むらの発生を防止すると共に、衣類が少量の場合における乾燥時間の短縮を図れるようにした衣類乾燥機における回転ドラムの回転制御装置を提供することをその課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、衣類乾燥機に設ける、衣類を収納する回転ドラムの回転制御装置であって、回転ドラムの回転速度を検出する速度検出手段と、回転ドラムを駆動するモータへの供給電流値を可変する電流可変手段とを備えるものにおいて、回転ドラムの回転速度とモータへの供給電流値との関係を定めた所定の電流変更パターンに基づき、速度検出手段で逐次検出される回転ドラムの検出回転速度に対応する電流値を逐次求める電流算定手段と、モータへの供給電流値が電流算定手段で求めた電流値になるように電流可変手段を制御する制御手段とを備えている。
【0008】
そして、回転ドラムへの衣類の収納量を所定の標準量にした状態で回転ドラムを所定の標準速度で回転させるのに必要なモータへの供給電流値を標準電流値として、前記電流変更パターンは、回転ドラムの回転速度の上昇に伴い電流値が減少すると共に、標準速度に対応する電流値が標準電流値に等しくなるように設定される。
【0009】
ここで、衣類の収納量が標準量より少ないと、回転ドラムの回転負荷も減少するため、モータへの供給電流値を標準電流値にした状態ではモータ出力が回転負荷を上回り、回転ドラムの回転速度は標準速度を超えて上昇する。すると、モータへの供給電流値が電流変更パターンに従って標準電流値より減少し、速度上昇が次第に抑えられる。そして、標準速度より高い速度で回転負荷とモータ出力とがバランスし、回転ドラムの回転が安定する。
【0010】
逆に、衣類の収納量が標準量より多いと、回転ドラムの回転負荷も増加するため、モータへの供給電流値が標準電流値よりも大きくなる速度、即ち、標準速度より低い速度で回転ドラムの回転が安定する。
【0011】
このように、衣類の収納量が少ない場合には、回転ドラムの定常回転速度が速くなり、そのため、単位時間当たりの衣類の落下回数が増え、乾燥時間が短縮される。一方、衣類の収納量が多い場合には、回転ドラムの定常回転速度が遅くなり、そのため、リフタから衣類を順に落下させるための時間を確保できるようになって、乾燥むらが発生し難くなる。
【0012】
ここで、標準速度を含む所定の速度範囲内では、衣類の収納量の変化に合わせて回転ドラムの回転速度をきめ細かく変化させるために、電流変更パターンにおける回転ドラムの回転速度変化に対する電流値の変化率を小さく設定することが望ましい。一方、回転ドラムの回転速度変化に対する電流値の変化率を広範な速度範囲に亘って小さく設定すると、モータへの供給電流値を最大電流値から安定回転状態での電流値に減少させるのに必要な速度差が大きくなる。そのため、回転ドラムの起動後、その回転速度が十分に上昇しないうちにモータへの供給電流値を最大電流値から低下させざるを得なくなり、回転ドラムの回転速度の立ち上げに時間がかかる。また、回転ドラムの回転速度のオーバーシュートを生じた場合も、回転速度の低下が遅れて、回転が安定するまでに時間がかかる。
【0013】
これに対し、電流変更パターンにおける回転ドラムの回転速度変化に対する電流値の変化率を、上記所定の速度範囲から外れた範囲では、該速度範囲内での変化率より大きく設定しておけば、回転ドラムの回転速度が上記速度範囲の近傍に上昇するまで、モータへの供給電流値を最大電流値にして、回転ドラムの回転速度の立ち上げを早くすることが可能になり、また、回転ドラムの回転速度のオーバーシュートを生じたときにも、早く回転速度を低下させて、回転を安定させることができる。
【0014】
尚、後記する実施形態において、上記電流算定手段に相当するのは図3のS5のステップであり、上記制御手段に相当するのは図3のS6のステップである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1を参照して、1は衣類乾燥機の機体であり、機体1内には、衣類Mが投入される回転ドラム2が設けられている。機体1の下面にはフィルタ3a付きの給気口3が開設されている。また、回転ドラム2の背面には、フィルタ4a付きの排気口4が開設されており、この排気口4に連通する排気ダクト5が機体1内の後部に設けられている。そして、排気ダクト5内に、回転ドラム2内の空気を排気口4を介して排気しつつ、給気口3からの空気を回転ドラム2内に供給する給排気ファン6を配置している。回転ドラム2と給排気ファン6とは、共通の駆動モータ7により、夫々、ベルト2a,6aを介して回転駆動される。
【0016】
また、機体1内には、回転ドラム2に対する給気口3からの空気の給気通路に位置させて、加熱手段たるバーナ8と、バーナ8の燃焼排ガスを空気と共に温風として回転ドラム2内に導く燃焼筐9とが配置されている。バーナ8に対するガス供給路8aには、第1と第2の一対の電磁弁10,11と、比例弁12とが介設されている。また、燃焼筐9には、バーナ8に点火する点火電極13と、失火検知のための第1サーモカップル14と、過熱検知のための第2サーモカップル15と、バイメタルスイッチから成る第1オーバーヒートスイッチ16(作動温度150℃)と、回転ドラム2に供給される温風の温度を検出する吹出温センサ17とが設けられている。
【0017】
センサ類としては、更に、回転ドラム2のドア18の開閉を検出するドアスイッチ19と、回転ドラム2内の衣類Mの温度を検出する衣類温センサ20と、回転ドラム2内の衣類Mに接触する一対の電極21a,21b間の抵抗変化から衣類Mの乾燥度合いを検出する電極センサ21と、排気ダクト5内に配置した排気温センサ22およびバイメタルスイッチから成る第2オーバーヒートスイッチ23(作動温度85℃)と、回転ドラム2に取り付けた磁石24aと協働して回転ドラム2の回転を検出するドラム用回転検出器24と、給排気ファン6に取り付けた磁石25aと協働して給排気ファン6の回転を検出するファン用回転検出器25とが設けられている。
【0018】
また、機体1の前面の操作パネル26には、図2に示す如く、電源スイッチ27、乾燥運転の開始や一時停止を指示するスタートスイッチ28、衣類の乾燥運転のコース(標準、厚物、デリケート等)を選択するコース選択スイッチ29および表示ユニット30が設けられている。機体1内には、操作パネル26に接続されるマイクロコンピュータから成るコントローラ31が設けられており、上記各種センサ類からの信号がコントローラ31に入力されている。
【0019】
コントローラ31は、電源スイッチ27がオンされた状態でスタートスイッチ28がオンされると、先ず、モータドライバ32を介して駆動モータ7を起動し、次に、点火電極13に高電圧を印加して火花放電を生じさせ、この状態で第1と第2の両電磁弁10,11を開弁してバーナ8にガスを供給し、バーナ8に点火して乾燥運転を行う。乾燥運転中は、比例弁12の開度を調節してバーナ8の燃焼量を制御し、回転ドラム2に供給する温風の熱量を運転状態に応じて変化させる。
【0020】
モータドライバ32は、双方向性サイリスタ等のパワースイッチング素子を備えており、パワースイッチング素子を用いた導通角制御による導通時間比(電源波形の半周期当たりの導通時間の比)の変化で駆動モータ7への供給電流値を可変するように構成されており、電流可変手段として機能する。
【0021】
ここで、乾燥運転を適切に行うには、回転ドラム2の回転速度を、回転ドラム2への衣類Mの収納量に応じた適切な速度にする必要がある。衣類収納量が標準量(例えば、5kg)であるときの適切な回転速度を標準速度(例えば、48rpm)とすると、衣類収納量が標準量より少ないときは、回転ドラム2の回転速度を標準速度より速くした方が、単位時間当たりのリフタによる衣類Mの落下回数が増して、乾燥時間が短くなる。但し、回転速度を速くすれば良いといっても限度があり、ある程度の回転速度になれば、それ以上速度アップしても乾燥時間は左程短くならず、エネルギーの無駄になる。
【0022】
また、衣類収納量が標準量より多いときは、回転ドラム2の回転速度を標準速度より遅くした方が、リフタから衣類Mを順に落下させるための時間を確保でき、乾燥むらの発生を抑制できる。但し、回転速度を遅くし過ぎたのでは、衣類Mが十分に持ち上げられる前にリフタから落下していまい、乾燥時間が長引くことになる。
【0023】
そこで、本実施形態では、回転ドラム2を衣類Mの収納量に応じた所要の回転速度で回転できるように、駆動モータ7への供給電流値をコントローラ31によりモータドライバ32を介して制御している。
【0024】
コントローラ31による電流制御の詳細は、図3に示す通りであり、電源スイッチ27がオンされている状態でスタートスイッチ28がオンされたとき(S1,S2)、モータドライバ32に対し駆動モータ7の起動指令信号を出力する(S3)。モータドライバ32は、起動指令信号を受けて、駆動モータ7に導通時間比を100%にした状態で通電する。これにより、供給電流値を最大電流値にした状態で駆動モータ7が起動されることになる。
【0025】
駆動モータ7の起動後は、回転ドラム2の回転速度を逐次検出し(S4)、回転ドラム2の回転速度と導通時間比との関係を定めた所定の導通時間変更パターンに基づき、S4のステップで検出された回転ドラム2の検出回転速度に対応する導通時間比を算定する(S5)。そして、モータドライバ32に対し導通時間比の算定値に対応する導通角の指令信号を出力し(S6)、モータドライバ32により導通時間比が算定値になるように導通角を制御する。
【0026】
上記導通時間変更パターンは、図4(a)に示すように、回転ドラム2の回転速度が上昇するのに伴い導通時間比が減少するように設定されている。そして、上記した標準速度NMに対応する導通時間比は、衣類収納量が標準量であるときに回転ドラム2を標準速度NMで回転させるのに必要な標準時間比DM(例えば、50%)に設定されている。更に、標準速度NMより速い所定の高速度Na(例えば、52rpm)に対応する導通時間比が、衣類の収納量を標準量より少ない所定量(例えば、2kg)にした状態で回転ドラム2を前記高速度Naで回転させるのに必要な導通時間比Da(例えば、40%)に等しく、標準速度NMより遅い所定の低速度Nb(例えば、46rpm)に対応する導通時間比が、衣類の収納量を標準量より多い所定量(例えば、6kg)にした状態で回転ドラム2を前記低速度Nbで回転させるのに必要な導通時間比Db(例えば、52%)に等しくなるように設定されている。尚、ハンチングを抑制するため、導通時間比は回転速度の所定の変化幅内では一定とし、回転速度がこの変化幅を超えて変化する度に導通時間比が段階的に変化するように設定されている。
【0027】
また、所定の下限速度NL(例えば、38rpm)以下では導通時間比が100%で一定になり、所定の上限速度NH(例えば、55rpm)以上では導通時間比が所定の下限値(例えば、20%)で一定になるようにしている。この導通時間変更パターンは、コントローラ31にデータテーブルとして格納されている。そして、S5のステップにおいて、S4のステップで検出された回転ドラム2の回転速度に対応する導通時間比をテーブル検索で算定する。
【0028】
上記の電流制御によれば、衣類収納量が標準量である場合、回転ドラム2の回転速度と導通時間比は、夫々図4(b)のMa線とMb線に示すように変化する。即ち、駆動モータ7の起動で回転ドラム2が回転され始めて、その回転速度が下限速度NL以上になると、以後回転速度の上昇に伴い導通時間比が段階的に減少される。そして、回転ドラム2の回転加速度が導通時間比の減少による駆動モータ7の出力低下で次第に小さくなり、回転速度が標準速度NMに達して導通時間比が標準時間比DMになったところで、回転負荷と駆動モータ7の出力とがバランスして、回転ドラム2の回転が安定する。
【0029】
衣類収納量が標準量より少ない(例えば、2kg)場合は、回転ドラム2の回転速度と導通時間比は、夫々図4(b)のLa線とLb線に示すように変化する。即ち、回転ドラム2の回転速度が比較的早く下限速度NLに上昇し、以後導通時間比が段階的に減少されるが、標準速度NMに達して導通時間比が標準時間比DMになっても、駆動モータ7の出力が回転負荷を上回るため、回転ドラム2の回転速度は更に上昇する。そして、回転速度が標準速度NMより高い所定速度Naに達して導通時間比が標準時間比DMより小さな所定時間比Daになったとき、回転負荷と駆動モータ7の出力とがバランスして、回転ドラム2の回転が安定する。
【0030】
衣類収納量が標準量より多い(例えば、6kg)場合は、回転ドラム2の回転速度と導通時間比は、夫々図4(b)のHa線とHb線に示すように変化する。即ち、回転ドラム2の回転速度が下限速度NL以上になって、導通時間比が段階的に減少する過程において、回転速度が標準速度NMより低い所定速度Nbになって、導通時間比が標準時間比DMまで減少しない所定時間比Dbになったとき、回転負荷と駆動モータ7の出力とがバランスして、回転ドラム2の回転が安定する。
【0031】
尚、導通時間比を標準時間比DMに維持する場合も、衣類収納量が標準量より少なければ、回転ドラム2の回転速度は標準速度NMより速くなり、衣類収納量が標準量より多ければ、回転ドラム2の回転速度は標準速度NMより遅くなる。然し、この場合には、回転速度が速すぎたり(衣類収納量が少ないとき)、回転速度が遅すぎたりして(衣類収納量が多いとき)、良好な乾燥運転を行うことができない。これに対し、本実施形態によれば、導通時間変更パターンを適切に設定しておくことにより、回転ドラム2の定常回転速度(回転が安定したときの速度)を衣類収納量に適合した速度に制御できる。
【0032】
また、衣類収納量の変化による回転ドラム2の定常回転速度の変化範囲にほぼ一致する、標準速度NMを含む所定の速度範囲A内では、衣類収納量の変化に合わせて回転ドラム2の定常回転速度をきめ細かく変化させるため、回転ドラム2の回転速度変化に対する導通時間比の変化率が比較的小さくなるように設定されている。
【0033】
一方、上記速度範囲Aから外れた範囲では、回転ドラム2の回転速度変化に対する導通時間比の変化率が比較的大きくなるように設定されている。これにより、導通時間比を100%から定常状態の時間比に減少させるのに必要な回転ドラム2の回転速度の変化量が小さくなる。その結果、下限速度NLを比較的高く設定して、回転ドラム2の回転速度の立ち上げを早くすることができる。また、衣類収納量が少ない場合、回転ドラム2の回転速度が所定速度Naに対しオーバーシュートする可能性があるが、回転ドラム2の回転速度がオーバーシュートで上記速度範囲Aを上回ると、導通時間比が大きく低下し、そのため、早く回転速度を低下させて、回転を安定させることができる。
【0034】
また、回転ドラム2の回転速度の検出は、ドラム用回転検出器24からの検出パルスの発生周期に基づいて行っても良いが、回転ドラム2の回転速度を高精度に検出するには、ファン用回転検出器25からの検出パルスの発生周期に基づく検出を行うことが望ましい。即ち、給排気ファン6の回転速度は回転ドラム2より30倍程度速く、回転ドラム2と給排気ファン6とに取り付ける被検出片24a,25aの個数を各1個としても、ファン用回転検出器25からの検出パルスの発生周期に基づく速度検出を行えば、回転ドラム2に30個程度の被検出片を取り付けた場合と同様の精度で回転ドラム2の回転速度を検出できる。また、駆動モータ7用の回転検出器を設ける場合は、この回転検出器からの検出パルスの発生周期に基づいて回転ドラム2の回転速度を検出しても良い。
【0035】
尚、導通時間変化特性における回転ドラム2の回転速度の代換パラメータとして検出パルスの発生周期を用い、検出パルスが発生される度に前回の検出パルスとの時間差、即ち、その時点での検出パルスの発生周期を求め、この周期に対応する導通時間比をテーブル検索するようにしても良い。
【0036】
また、上記実施形態では、導通角制御による導通時間比の変化で駆動モータ7への供給電流値を変化させるようにしたが、インバータを用いて電流値を変化させるようにしても勿論良い。また、上記実施形態では、回転ドラム2と給排気ファン6とを共通の駆動モータ7で駆動するようにしたが、回転ドラム2と給排気ファン6とを各別のモータで駆動する場合にも同様に本発明を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置を具備する衣類乾燥機の全体構成図。
【図2】 衣類乾燥機の制御系のブロック図。
【図3】 モータの制御を示すフロー図。
【図4】 (a)回転ドラムの回転速度に対する導通時間比(モータ電流)の変更パターンを示すグラフ、(b)回転ドラムの回転速度と導通時間比との変化を示すグラフ。
【符号の説明】
2…回転ドラム 7…駆動モータ 24,25…回転検出器(速度検出手段) 31…コントローラ 32…モータドライバ(電流可変手段)
Claims (2)
- 衣類乾燥機に設ける、衣類を収納する回転ドラムの回転制御装置であって、
回転ドラムの回転速度を検出する速度検出手段と、回転ドラムを駆動するモータへの供給電流値を可変する電流可変手段とを備えるものにおいて、
回転ドラムの回転速度とモータへの供給電流値との関係を定めた所定の電流変更パターンに基づき、速度検出手段で逐次検出される回転ドラムの検出回転速度に対応する電流値を逐次求める電流算定手段と、
モータへの供給電流値が電流算定手段で求めた電流値になるように電流可変手段を制御する制御手段とを備え、
回転ドラムへの衣類の収納量を所定の標準量にした状態で回転ドラムを所定の標準速度で回転させるのに必要なモータへの供給電流値を標準電流値として、前記電流変更パターンは、回転ドラムの回転速度の上昇に伴い電流値が減少すると共に、標準速度に対応する電流値が標準電流値に等しくなるように設定されていることを特徴とする衣類乾燥機における回転ドラムの回転制御装置。 - 前記電流変更パターンにおける回転ドラムの回転速度変化に対する電流値の変化率を、前記標準速度を含む所定の速度範囲から外れた範囲では、該速度範囲内での変化率より大きく設定することを特徴とする請求項1に記載の衣類乾燥機における回転ドラムの回転制御装置。
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