JP3958138B2 - 通信装置、及び緊急通報システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定のデータを外部に通信することの可能な通信装置、及び、緊急通報を行う際の緊急通報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、携帯電話や車載通信装置などでは、緊急通報のための種々の機能を備えたものが開発されている。例えば、実用新案登録第3070776号に開示された携帯電話には、110番、119番へ救急通報するための救急ボタンが設けられおり、ユーザーが、救急ボタンをワンタッチで操作するだけで緊急通報を行うことができる。また、特開2001−196998号公報には、メインバッテリからの電源供給が途絶えた場合に、補助バッテリからの電源供給に切換える緊急通報システム端末機器が開示されている。
【0003】
ところで、通信装置で緊急通報する際に、電源となるバッテリが切れてしまっていたり、残量が少なくなってしまったりしてすると、必要な電力が供給されず、通信装置を作動させることができなくなる。
【0004】
上記実用新案登録第3070776号に開示された携帯電話では、救急ボタンは設けられているものの、バッテリー切れや残量不足のために携帯電話が作動しない場合には、緊急通報を行うことができないという問題があった。
【0005】
また、特開2001−196998号公報に記載された緊急通報システム端末機器についても、補助バッテリのバッテリ切れや残量不足のために緊急通報システム端末機器が作動しない場合には、緊急通報を行うことができないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事実を考慮して成されたものであり、緊急時に必要な電力をより確実に確保することの可能な通信装置、及び、この通信装置を利用する緊急通報システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の通信装置は、通常時には電力供給手段から供給される通常動作電力により動作し、緊急時には蓄電可能な緊急用バッテリから供給される緊急動作電力により動作可能な通信装置であって、前記電力供給手段からの電力供給により前記緊急用バッテリへの充電を行う充電手段と、前記緊急用バッテリの蓄電量を検出すると共に、検出された蓄電量が所定量より少ない場合には前記通常動作電力の供給を不能、もしくは前記通常動作電力の供給量を減少させ、前記充電手段により前記電力供給手段から前記緊急バッテリへの充電を優先的に行わせる電力供給制御手段と、を含んで構成されている。
また、本発明の請求項2に記載の通信装置は、通常時に動作するための通常動作電力を装置動作システムへ供給可能な電力供給手段と、緊急時に動作するための緊急動作電力を蓄電可能な緊急用バッテリと、前記電力供給手段からの電力供給により前記緊急用バッテリへの充電を行う充電手段と、前記緊急用バッテリの蓄電量を検出すると共に、検出された蓄電量が所定量より少ない場合には前記通常動作電力の前記装置動作システムへの供給を不能、もしくは前記通常動作電力の前記装置動作システムへの供給量を減少させ、前記充電手段により前記電力供給手段から前記緊急用バッテリへの充電を優先的に行わせる電力供給制御手段と、を含んで構成されている。
【0008】
ここで、緊急時とは、事故等により119番通報、110番通報等の緊急通報の必要な時をいい、通常時とは、緊急時以外の時をいう。
【0009】
本発明の通信装置では、充電手段は、電力供給手段からの電力供給により緊急用バッテリへの充電を行っている。電力供給制御手段は、緊急用バッテリの蓄電量を検出すると共に、検出された蓄電量が所定量より少ない場合には通常動作電力の供給を不能、もしくは前記通常動作電力の供給量を減少させ、充電手段により前記電力供給手段から前記緊急バッテリへの充電を優先的に行わせる。すなわち、緊急用バッテリの蓄電量が所定量より少ない場合には、電力供給手段からの電力の供給は緊急用バッテリに優先的に行われる。なお、緊急用バッテリの蓄電量の所定量とは、通信装置による緊急通報に必要な、予め任意に定められた蓄電量を意味する。
【0010】
上記構成によれば、緊急用バッテリへの充電が通常動作電力の供給よりも優先して行われるので、緊急時に必要な電力を優先的に確保することができ、緊急用バッテリの蓄電量が緊急通報に必要な蓄電量に満たない状態となることを極力回避することができる。
【0011】
本発明の通信装置は、請求項2に記載のように、前記緊急動作電力の供給を開始させる緊急用入力手段と、ディスプレイの背面に設けられたディスプレイバックライトと、前記緊急動作電力の供給が開始された場合には、前記ディスプレイバックライトをオフにする省電力手段と、を更に備えたことを特徴とすることもできる。
【0012】
上記構成によれば、緊急時に緊急用入力手段により緊急動作電力の供給が開始されると、省電力手段により電力の消費が通常時よりも少なくされるので、緊急用バッテリの蓄電量の減少を、通常時よりも抑制することができる。その結果、緊急用バッテリの蓄電量が不足することにより、緊急通報が行えなくなるのを防止することができる。
【0013】
本発明の通信装置は、請求項3に記載のように、撮像用手段と、この撮像用手段により撮像された画像の画像形式を複数の異なる画像形式へ変換可能な画像形式変換手段と、を更に備え、前記省電力手段は、前記撮像された画像が前記画像形式変換手段により低画素形式へ変換させるようにすることを特徴とすることもできる。
【0014】
緊急通報を行う場合には、緊急の状況、例えば事故の状況、けがの状況等を伝達する必要がある。この場合、緊急の状況を音声や文章で送信するよりも、画像情報を送信する方が、適切な状況伝達を行うことができる場合も多い。しかしながら、文字データと比較して画像データは情報量が多く、送信するために要する消費電力もかなり多くなってしまう。一方、緊急の状況伝達という目的を考えれば、ここで送信される画像は高画質である必要はなく、緊急の状況伝達に必要な最低限の画質であれば十分である。
【0015】
そこで、上記構成の通信装置では、緊急時に緊急動作電力の供給が開始されると、撮像装置により撮像された画像が前記画像形式変換手段により低画素形式へ変換される。ここで、低画素形式とは、取り込んだ画像データの情報量を圧縮や間引き等により減少させる処理が施された画像形式をいい、撮像された画像の情報量が減少されない画像形式や、前記低画素形式よりも情報量の多い高画素形式と区別される。
【0016】
上記構成によれば、緊急時には、画像形式変換手段による画像形式の変換が低画素形式へと行われるので、送信される画像データの情報量が、通常の場合の画像データの情報量と比較して少なくなり、電力の消費を抑えることができる。したがって、緊急通報時に消費される電力を少なく抑えることができ、緊急用バッテリの蓄電量不足により、緊急通報が行えなくなることを防止することができる。
【0017】
本発明の通信装置は、請求項4に記載のように、現在位置を測位するための位置測位手段と、前記緊急動作電力の供給が開始された場合に、測位された現在位置の情報を出力させる位置出力手段と、を更に備えたことを特徴とすることもできる。
【0018】
上記構成の通信装置によれば、位置測位手段により携帯用通信装置の現在位置が測位される。なお、位置測位手段としては、一般的にGPS(Global Positioning System)や、基地局からの電波を利用する方法等が用いられる。そして、緊急時に緊急用入力手段により緊急動作電力の供給が開始されると、位置出力手段により、測位された現在位置が位置測位手段から出力される。これにより、緊急通報を行う携帯用通信装置の現在位置が送信され、通報先に緊急事態の発生している場所を、自動的に伝達することができる。
【0019】
本発明の通信装置は、請求項5に記載のように、前記緊急動作電力の供給が開始された場合には、データの受信を禁止することを特徴とすることもできる。
【0020】
上記通信装置によれば、緊急動作電力の供給が行われている状態では、データの受信が行われないので、緊急通報以外の動作が行われず、消費電力を抑制することができる。
【0021】
本発明の請求項7に記載の緊急通報システムは、通常時には電力供給手段から供給される通常動作電力により動作し、緊急時には蓄電可能な緊急用バッテリから供給される緊急動作電力により動作可能な通信装置であって、前記電力供給手段からの電力供給により前記緊急用バッテリへの充電を行う充電手段と、前記緊急用バッテリの蓄電量を検出すると共に、検出された蓄電量が所定量より少ない場合には前記通常動作電力の供給を不能、もしくは前記通常動作電力の供給量を減少させ、前記充電手段による充電を優先的に行わせる電力供給制御手段と、前記緊急動作電力の供給を開始させる緊急用入力手段と、現在位置を測位するための位置測位手段と、 前記緊急動作電力の供給が開始された場合には、測位された現在位置の情報を出力させる位置出力手段と、を備えた通信装置と、前記通信装置から送信された、少なくとも現在位置の情報を含むデータを受信する受信手段と、前記受信手段により受信したデータの中の現在位置の情報に基づいて、この現在位置と所定距離以内に位置する予め登録された受信装置に所定の情報を送信する送信手段と、 を備えたセンター局と、を含んで構成されている。
また、本発明の請求項8に記載の緊急通報システムは、通常時に動作するための通常動作電力を装置動作システムへ供給可能な電力供給手段と、緊急時に動作するための緊急動作電力を蓄電可能な緊急用バッテリと、前記電力供給手段からの電力供給により前記緊急用バッテリへの充電を行う充電手段と、前記緊急用バッテリの蓄電量を検出すると共に、検出された蓄電量が所定量より少ない場合には前記通常動作電力の前記装置動作システムへの供給を不能、もしくは前記通常動作電力の前記装置動作システムへの供給量を減少させ、前記充電手段により前記電力供給手段から前記緊急用バッテリへの充電を優先的に行わせる電力供給制御手段と、を備えた通信装置と、前記通信装置から送信された、少なくとも現在位置の情報を含むデータを受信する受信手段と、前記受信手段により受信したデータの中の現在位置の情報に基づいて、この現在位置から所定距離以内に位置する予め定められた受信装置に所定の情報を送信する送信手段と、を備えたセンター局と、を含んで構成されている。
【0022】
この緊急通報システムでは、センター局からの所定の情報、例えば、緊急救助要請の情報などを受信する受信装置が、予め定められている。そして、センター局の受信手段により、通信装置から送信された少なくとも位置情報を含むデータが受信され、送信手段により、現在位置と所定距離以内、例えば、5km以内に位置する予め定められた受信装置に所定の情報が送信される。
【0023】
この緊急通報システムによれば、例えば、緊急通報を行った通信装置から所定距離にある受信装置に対し、緊急救助要請を行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0025】
[第1実施形態]
本実施の形態の携帯用通信装置としての携帯電話10は、図1に示すように、筐体11を備え、筐体11の内部に各種の機器類を備えている。筐体11の正面には、各種の情報を表示するディスプレイ12、ユーザーが各種の入力操作を行うための複数の操作キー14、音声を入力するマイク22、及び、音声を出力するスピーカ24が配置されている。また、筐体11の上面には、電波の送受信を行うアンテナ18を備え、側面上側に緊急入力手段としての緊急ボタン20が配置されている。
【0026】
ディスプレイ12は、ユーザーが入力した情報、外部から受信した情報等を表示する。ユーザーは、操作キー14から各種の指示を入力する。操作キー14は、電源のON/OFFを入力するための電源ボタン14A、及び、データの送信を行うための送信キー14Bを含んで構成されている。マイク22は、通話の際に音声を取り込み、スピーカ24は、通話の際に相手方からの音声を出力する。
【0027】
緊急ボタン20は、いわゆるプッシュ式のボタン構造とされており、操作キー14から離れた筐体11の側面に配置されている。緊急ボタン20は、筐体11から突出したオフ位置20Aから、筐体11へ向かって1回押し込まれることにより、筐体11からの突出量がオフ位置20Aよりも小さいオン位置20Bに保持され、もう一度押し込まれることにより、オフ位置20Aに戻る構造とされている。
【0028】
図2のブロック図に示すように、携帯電話10の内部には、電力供給手段としてのDC入力端子26及びメインバッテリ28、緊急用バッテリとしてのバックアップバッテリ30、充電手段としての充電回路32、電力供給制御手段としてのスイッチ34及び蓄電量検出部36、緊急ボタン20と共に緊急用入力手段を構成する緊急スイッチ38、入力された電圧を変換して出力するDC−DCコンバータ40、及び、携帯電話10を動作させるためのその他のシステムを含むシステム部42が備えられている。
【0029】
DC入力端子26は、ACアダプタ(図示省略)を介してコンセント(図示省略)と接続可能とされている。DC入力端子26は、ダイオードD1を介して、スイッチ34と接続され、充電回路32とも接続されている。
【0030】
メインバッテリ28は、図示しない充電手段によって充電可能とされ、携帯電話10の動作に必要な電力を蓄電可能とされている。メインバッテリ28は、ダイオードD2を介して、スイッチ34と接続され、充電回路32とも接続されている。
【0031】
スイッチ34は、電源ボタン14A、DC−DCコンバータ40、及び、蓄電量検出部36と接続され、DC−DCコンバータ40はシステム部42と接続されている。充電回路32は、バックアップバッテリ30と接続され、バックアップバッテリ30は、蓄電量検出部36と接続され、ダイオードD3を介して緊急スイッチ38とも接続されている。緊急スイッチ38は、緊急ボタン20、及び、DC−DCコンバータ40と接続され、緊急ボタン20は、システム部42と接続されている。
【0032】
DC入力端子26、及びメインバッテリ28は、スイッチ34を介して、DC−DCコンバータ40へ通常動作P1電力を供給すると共に、充電回路32へバックアップバッテリ充電用電力P2を供給可能とされている。
【0033】
充電回路32は、バックアップバッテリ30を充電可能とされている。バックアップバッテリ30は、緊急通報時に必要な電力を蓄電可能とされ、緊急スイッチ38を介して、DC−DCコンバータ40へ緊急動作電力P3を供給する。蓄電量検出部36は、バックアップバッテリ30に蓄えられた蓄電量を検出可能となっている。蓄電量の検出は、バックアップバッテリ30の電圧を検出することにより行うことができる。
【0034】
スイッチ34には、電源ボタン14AのON/OFFが入力され、スイッチ34は、蓄電量検出部36により検出された蓄電量が、緊急通報に必要な所定の蓄電量以上の場合には、DC入力端子26及びメインバッテリ28からDC−DCコンバータ40への通常動作電力P1の供給をオンし、蓄電量検出部36により検出された蓄電量が、緊急通報に必要な所定の蓄電量未満の場合には、DC入力端子26及びメインバッテリ28からDC−DCコンバータ40への通常動作電力P1の供給をオフする。
【0035】
緊急スイッチ38は、緊急ボタン20がオフ位置20Aに位置する状態ではオンされ、緊急ボタン20がオン位置20Bへ移動することによりオンされる構成とされている。
【0036】
DC−DCコンバータ40は、電源からの電力を、所定の電圧に変換してシステム部へ供給する。システム部42には、携帯電話10で動作が行われるための種々のシステムが備えられている。
【0037】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0038】
DC入力端子26とコンセントとの接続、及び、所定の蓄電量のメインバッテリ28の接続、の少なくとも一方が行われている場合には、充電回路32にバックアップバッテリ充電用電力P2が供給される。充電回路32は、バックアップバッテリ30が緊急通報に必要な所定の蓄電量となるまで、バックアップバッテリ30に充電を行う。
【0039】
蓄電量検出部36による通常電力供給制御処理は、図3に示すフローチャートに沿って行われる。
【0040】
ステップS10で、ユーザーにより電源ボタン14Aがオンされるまで待機する。電源ボタン14Aがオンされた場合には、ステップS12で、バックアップバッテリ30の蓄電量を検出し、ステップS14で、蓄電量が緊急通報に必要な所定の蓄電量以上かどうかを判断する。ここで、バックアップバッテリ30の蓄電量が減少する場合としては、DC入力端子26とコンセントとの接続及び所定の蓄電量のメインバッテリ28の接続の両方が行われていない場合の、放電によるものが想定される。ステップS14での判断が肯定された場合には、ステップS16で、スイッチ34がオンされて、本処理を終了する。判断が否定された場合には、スイッチ34はオンされず、そのまま本処理を終了する。
【0041】
スイッチ34がオンされると、通常動作電力P1がDC−DCコンバータ40を介して、システム部42へ供給される。
【0042】
本実施の形態によれば、バックアップバッテリ30の蓄電量が、緊急通報に必要な所定の蓄電量よりも少ない場合には、スイッチ34がオンされず、バックアップバッテリ30への充電のみが行われるので、より確実に、バックアップバッテリ30に緊急通報に必要な所定の電力を確保することができる。
【0043】
緊急通報を行う場合には、ユーザーは、緊急ボタン20を押す。緊急ボタン20は、オフ位置20Aからオン位置20Bへ移動して、緊急スイッチ38がオン状態になり、バックアップバッテリ30に蓄えられた電気が放電される。これにより、ダイオードD3及びDC−DCコンバータ40を介して、バックアップバッテリ30からシステム部42へ電力が供給される。
【0044】
その後、ユーザーは、通常の手順にしたがって、110番、119番をダイヤルし、図示しない基地局を介して通信を接続し、マイク22から口頭で、緊急状況、場所等の情報を入力して緊急通報を行う。
【0045】
このとき、バックアップバッテリ30には、上述のように、緊急通報時に必要な電力が蓄えられているので、メインバッテリ28の残量の多少に関わらず、確実に緊急通報を行うことができる。
【0046】
また、本実施の形態では、緊急ボタン20は、操作キー14と離れた筐体11の側面に位置しているので、操作キー14と明確に区別され、ユーザーによる誤操作を防止することができる。
【0047】
なお、本実施の形態では、通信の接続は、ユーザーが通常の手順にしたがって行う例について説明したが、緊急ボタン20をオン位置20Bへ移動させることにより、予め登録されている通信先への通信の接続が自動的に行われるようにすることもできる。
【0048】
また、本実施の形態では、バックアップバッテリ30の蓄電量が、緊急通報に必要な所定の蓄電量よりも少ない場合には、スイッチ34がオンされず、バックアップバッテリ30への充電のみが行われるようにしたが、図4に示すように、スイッチ34に代えて、電力供給手段からシステム部42への電力供給を制限可能な供給制限部35を設け、バックアップバッテリ30の蓄電量が、緊急通報に必要な所定の蓄電量よりも少ない場合には、供給制限部35によりシステム部42への電力供給を少なくすることもできる。この場合には、図5に示すように、ステップS17で、電力供給を制限する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。本実施の形態では、第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0049】
本実施の形態の携帯用通信装置としての携帯電話70は、図6に示すように、筐体11の正面に、画像を撮影するための撮像手段としてのカメラ16を備える。カメラ16は、レンズ16A及びCCD16B(図7参照)を備え、所定の操作キー14からの指示により、画像を取り込む。
【0050】
電力供給手段としてのDC入力端子26、メインバッテリ28、緊急用バッテリとしてのバックアップバッテリ30、充電回路32、スイッチ34、蓄電量検出部36、緊急スイッチ38、及びDC−DCコンバータ40の構成については、第1実施形態と同様であるので(図2参照)、詳細な説明は省略する。
【0051】
図7に示すように、システム部42には、画像の画像形式を高画素形式又は低画素形式へ変換する、画像形式変換手段としての変換部50、信号に所定の処理を施して出力する信号処理部52、信号を外部へ送信すると共に外部からの信号を受信する通信部54、GPSとして機能する位置測位手段としてのGPS部56、通信部54とGPS部56との接続と接続の解除とを制御する緊急用入力手段としてのGPS用スイッチ58、及び、システム部42内の各部の制御を行う緊急用入力手段としての制御部60が含まれている。
【0052】
変換部50は、CCD16B、制御部60、及び、信号処理部52と接続され、信号処理部52は、制御部60、通信部54、マイク22、及び、スピーカ24と接続されている。GPS部56は、GPS用スイッチ58と接続され、GPS用スイッチ58は、制御部60、及び、通信部54と接続されている。制御部60は、緊急ボタン20と接続され、緊急ボタン20は、ディスプレイバックライト64と接続され、ディスプレイバックライト12と接続されている。なお、ディスプレイ12は、半透過型の液晶で構成されている。したがってユーザーは、ディスプレイバックライト12が点灯されなくても、表示確認することができる。
【0053】
変換部50は、図示しないメモリを含んで構成され、CCD16Bから出力される画像データを受け取って記憶し、制御部60からの指示により、記憶した画像データの画像形式を変換する。変換される画像形式としては、記憶した画像データの情報量をそのまま保持する高画素形式と、記憶した画像データの情報量を圧縮や間引き等により減少させる処理を施された低画素形式とを有し、高画素形式への変換モードと低画素形式への変換モードとが、随時切換えられる。なお、低画素形式としては、VGAサイズの画像形式、サムネイル画像形式などがある。
【0054】
信号処理部52は、変換部50やマイク22からの信号に所定の処理を施して通信部54へ出力すると共に、通信部54からの信号に所定の処理を施してスピーカ24へ出力する。
【0055】
通信部54は、信号処理部52から出力された信号を外部へ送信すると共に外部からの信号を受信して信号処理部52へ出力する。
【0056】
GPS部56は、GPS衛星からの電波を受信するGPSアンテナ、及び、受信した電波から現在位置を測位する位置測位システムを含んで構成されており、携帯電話70の現在位置を測位する。
【0057】
GPS用スイッチ58は、制御部60からの指示により、GPS部56と通信部54との接続を行い、GPS部56で測位された現在位置の情報が、通信部54へ出力されるようにする。
【0058】
制御部60は、図示しないCPU、ROM、RAMを含んで構成され、緊急ボタン20の位置がオン位置かオフ位置かを記憶すると共に、システム部42内の各部の制御を行う。
【0059】
ディスプレイバックライト64は、制御部60からの指示によりオン/オフされ、ディスプレイ12の背面から光を供給する。
【0060】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0061】
ユーザーが、電源ボタン14Aから、携帯電話70の電源のオン指示を入力すると、蓄電量検出部36により、図3に示す通常電力供給制御処理が行われる作用については、第1実施形態と同様である。
【0062】
また、ユーザーが、緊急ボタン20を押すと、緊急スイッチ38がオン状態になり、バックアップバッテリ30に蓄えられた電気が放電され、システム部42へ電力が供給される作用についても、第1実施形態と同様である。
【0063】
ユーザーは、緊急ボタン20をオン位置20Bへ移動した後、所定の操作キー14を押して緊急状況の撮影を行う。その後、送信先を指定して送信ボタン(図示省略)を押すと、制御部60では、図8に示すフローチャートに沿って、緊急通報処理が行われる。
【0064】
ステップS20で、緊急ボタン20の位置がオン位置20Bか否かを判断する。判断が肯定された場合には、ステップS22で、ディスプレイバックライト64がオフされる。ステップS24で、GPS用スイッチ58がオンされ、ステップS26で、GPS部56で測位された携帯電話70の現在位置データが通信部54へ出力される。ステップS28で、変換部50による画像の変換モードが低画素形式へ切換えられ、ステップS30で、変換部40に記憶された画像データに低画素処理が施されて低画素画像データが生成される。そして、ステップS32で低画素画像データが信号処理部52へ出力されて、本処理は終了する。
【0065】
信号処理部52へ出力された低画素画像データは、通信可能なように信号処理部52で所定の信号処理がなされ、通信部54へ出力される。そして、通信部54から、低画素画像データ、及び、現在位置データが、指定された送信先へ送信される。
【0066】
なお、ステップS20での判断が否定された場合には、ステップS32へ進み、変換部50に記憶された画像データが低画素処理を施されることなく信号処理部52へ出力されて、本処理を終了する。
【0067】
本実施の形態によれば、緊急ボタン20がオン位置20Bにある状態では、ディスプレイバックライト64がオフ状態であるので、消費電力を抑制することができる。
【0068】
また、緊急ボタン20がオン位置20Bにある状態では、取り込まれた画像データが低画素処理され、データ量が少なくされて送信されるため、通信に必要な電力を少なく抑えることができる。また、画像データと共に現在位置情報も自動的に送信されるので、正確に緊急事態の発生している位置情報を伝達することができる。
【0069】
なお、本実施の形態では、画像データの送信、及び、現在位置情報の送信の双方を行ったが、どちらか一方の送信のみを行う携帯電話とすることもできる。
【0070】
画像データの送信のみを行う携帯電話の場合には、緊急ボタン20がオン位置へ移動された後、ユーザーが、所定の操作キー14を押して緊急状況の撮影を行い、送信先を指定して送信ボタン(図示省略)を押すと、制御部60で、図9に示すフローチャートに沿って、緊急通報処理が行われる。
【0071】
ステップS30で、緊急ボタン20の位置がオン位置20Bか否かを判断する。判断が肯定された場合には、ステップS32で、ディスプレイバックライト64がオフされる。ステップS34で、変換部50による画像の変換モードが低画素形式へ切換えられ、ステップS36で、変換部50に記憶された画像データに低画素処理が施されて低画素画像データが生成される。そして、ステップS38で低画素画像データが信号処理部52へ出力されて、本処理は終了する。
【0072】
信号処理部52へ出力された低画素画像データは、通信可能なように信号処理部52で所定の信号処理がなされ、通信部54へ出力される。そして、通信部54から、低画素画像データ指定された送信先へ送信される。
【0073】
なお、ステップS30での判断が否定された場合には、ステップS38へ進み、変換部50に記憶された画像データが低画素処理を施されることなく信号処理部52へ出力されて、本処理を終了する。
【0074】
また、現在位置データの送信のみを行う携帯電話の場合には、制御部60では、図10に示すフローチャートに沿って、緊急通報処理が行われる。
【0075】
ステップS40で、緊急ボタン20の位置がオン位置20Bか否かを判断する。判断が肯定された場合には、ステップS42で、ディスプレイバックライト64がオフされる。ステップS44で、GPS用スイッチ48がオンされ、ステップS46で、GPS部56で測位された携帯電話70の現在位置データが通信部54へ出力されて、本処理は終了する。
【0076】
なお、ステップS40での判断が否定された場合には、そのまま本処理を終了する。
【0077】
通信部54へ出力された現在位置データは、指定された送信先へ送信される。[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。本実施の形態では、第1、第2実施形態と同様の部分については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施の形態の緊急通報システム80の概略を図11に示す。緊急通報システム80は、ネットワーク82、複数のユーザーに使用される複数の携帯電話70(以下個々の携帯電話には順に70A、70B、70C…の符号を付ける)、及び、携帯電話70からの緊急通報を受け付け、受け付けた緊急通報の内容に応じて緊急救助要請データ(このデータの詳細については後述する)を送信するセンター局としての緊急サーバ装置84を備える。複数の携帯電話70は、基地局86を介してネットワーク82に接続可能とされ、緊急サーバ装置84は、モデム、ルータ、TA(Terminal Adapter)等の接続手段を介して、ネットワーク82に接続されている。緊急サーバ装置84と複数の携帯電話70とは、ネットワーク82を介して相互に通信可能となっている。
緊急サーバ装置84には、予め、救助ユーザーの所有する携帯電話70A〜70Zへの連絡先が登録されている。ここで、救助ユーザーとは、携帯電話70のユーザーであり、かつ、緊急救助要請に対して緊急現場に向かって救助活動を行うことを承諾し、予め登録されている者をいう。なお、本実施の形態では、複数の携帯電話70を救助ユーザーの連絡先として登録したが、GPS機能を備え、データ通信の可能なその他の通信装置、例えば、車載の通信可能なカーナビゲーションシステムへの連絡先を登録しておくことも可能である。
複数の携帯電話70は、所定時間毎に現在位置を緊急サーバ装置84へ送信し、緊急サーバ装置84は、この現在位置を各々の携帯電話毎に記憶し、随時更新していく。
【0078】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0079】
ユーザーが、電源ボタン14Aから、携帯電話70Aの電源のオン指示を入力すると、蓄電量検出部36により、図3に示す通常電力供給制御処理が行われる作用については、第1実施形態と同様である。
【0080】
また、ユーザーが、緊急ボタン20を押すと、緊急スイッチ38がオン状態になり、バックアップバッテリ30に蓄えられた電気が放電され、システム部42へ電力が供給される作用についても、第1実施形態と同様である。
【0081】
緊急ボタン20がオン位置へ移動された後、ユーザーが、所定の操作キー14を押して緊急状況の撮影を行い、緊急サーバ装置84を送信先に指定して送信ボタン(図示省略)を押すと、制御部60で緊急通報処理が行われる。この緊急通報処理は、図8に示すフローチャートに沿って、第2実施形態と同様にして行われる。
【0082】
緊急通報サーバ装置84では、携帯電話70Aから送信された緊急通報を受信すると、図12に示す、緊急救助要請処理が行われる。
【0083】
ステップS50で、緊急通報データを受信するまで待機し、緊急通報データを受信した場合には、ステップS52で、受信した緊急通報データの、現在位置データを読み取る。ステップS54で、登録されている他の複数の救助ユーザの携帯電話70の中から、その現在位置が携帯電話70Aの現在位置に最も近いもののを選び出し、ステップS56で、選出された携帯電話(ここでは「携帯電話70B」とする)と携帯電話Aとの距離を求める。ステップS58で、求められた距離が5km以内かどうかを判断し、判断が肯定された場合には、ステップS60で、携帯電話70Bに、緊急救助要請データを送信する。この緊急救助要請データは、緊急通報を行った携帯電話70Aから受信した緊急通報データ(画像データ及び現在位置データ)、及び、救助に向かって欲しい旨の要請を含むデータである。この緊急救助要請を受信した携帯電話70Bの救助ユーザは、救助に向かうことが可能であればOK、救助に向かうことができなければNGを返信する。緊急通報サーバ装置84は、ステップS62で、救助ユーザからの返信を受信するまで待機し、受信した場合には、ステップS64で、OK返信かどうかを判断する。判断が肯定された場合、すなわちOK返信であった場合には、ステップS66で、携帯電話70Aへ、救助ユーザが救助に向かう旨の送信を行って、本処理を終了する。NG返信であった場合には、ステップS68で、次に携帯電話70Aの現在位置に近い救助ユーザの携帯電話70を選出する。そして、上記ステップS58へ戻り、以上の処理を繰り返す。
【0084】
なお、ステップS58で判断が否定された場合には、そのまま本処理を終了する。
【0085】
本実施の形態によれば、緊急通報を行った携帯電話70Aから5km以内の距離に救助に向かうことの可能な救助ユーザーがいる場合には、緊急救助要請を行うことができる。
【0086】
なお、本実施の形態では、5km以内かどうかを判断したが、この距離は5kmに限定されるものではなく、5kmよりも近い又は遠い、任意の距離に設定することができる。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、緊急用バッテリへの充電が通常動作電力の供給よりも優先して行われるので、緊急用バッテリの蓄電量が緊急通報に必要な蓄電量に満たない状態となることを回避することができる。
【0088】
また、適切な緊急救助要請を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の携帯電話の概略図である。
【図2】第1実施形態の携帯電話の内部のブロック図である。
【図3】通常電力供給制御処理のフローチャートである。
【図4】第1実施形態の変形例の携帯電話の内部のブロック図である。
【図5】第1実施形態の変形例の通常電力供給制御処理のフローチャートである。
【図6】第2実施形態の携帯電話の概略図である。
【図7】第2実施形態の携帯電話のシステムのブロック図である。
【図8】緊急通報処理のフローチャート図である。
【図9】他の緊急通報処理のフローチャート図である。
【図10】他の緊急救助要請処理のフローチャート図である。
【図11】第3実施形態の緊急システムの概略図である。
【図12】緊急救助要請処理のフローチャート図である。
【符号の説明】
10、70 携帯電話(携帯用通信装置)
14 操作キー(他の入力手段)
16 カメラ
20 緊急ボタン(緊急用入力手段)
26 DC入力端子(電力供給手段)
28 メインバッテリ(電力供給手段)
30 バックアップバッテリ(緊急用バッテリ)
32 充電回路(充電手段)
34 スイッチ(電力供給手段)
36 蓄電量検出部(電力供給手段)
38 緊急スイッチ(緊急用入力手段)
50 変換部(画像形式変換手段)
56 GPS部(位置測位手段)
58 GPS用スイッチ(緊急用入力手段)
60 制御部(緊急用入力手段)
80 緊急通報システム
84 緊急サーバ装置

Claims (8)

  1. 通常時には電力供給手段から供給される通常動作電力により動作し、緊急時には蓄電可能な緊急用バッテリから供給される緊急動作電力により動作可能な通信装置であって、
    前記電力供給手段からの電力供給により前記緊急用バッテリへの充電を行う充電手段と、
    前記緊急用バッテリの蓄電量を検出すると共に、検出された蓄電量が所定量より少ない場合には前記通常動作電力の供給を不能、もしくは前記通常動作電力の供給量を減少させ、前記充電手段により前記電力供給手段から前記緊急用バッテリへの充電を優先的に行わせる電力供給制御手段と、
    を備えた通信装置。
  2. 通常時に動作するための通常動作電力を装置動作システムへ供給可能な電力供給手段と、
    緊急時に動作するための緊急動作電力を蓄電可能な緊急用バッテリと、
    前記電力供給手段からの電力供給により前記緊急用バッテリへの充電を行う充電手段と、
    前記緊急用バッテリの蓄電量を検出すると共に、検出された蓄電量が所定量より少ない場合には前記通常動作電力の前記装置動作システムへの供給を不能、もしくは前記通常動作電力の前記装置動作システムへの供給量を減少させ、前記充電手段により前記電力供給手段から前記緊急用バッテリへの充電を優先的に行わせる電力供給制御手段と、
    を備えた通信装置。
  3. 前記緊急動作電力の供給を開始させる緊急用入力手段と、
    ディスプレイの背面に設けられたディスプレイバックライトと、
    前記緊急動作電力の供給が開始された場合には、前記ディスプレイバックライトをオフにする省電力手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信装置。
  4. 撮像用手段と、この撮像用手段により撮像された画像の画像形式を複数の異なる画像形式へ変換可能な画像形式変換手段と、を更に備え、
    前記省電力手段は、前記撮像された画像が前記画像形式変換手段により低画素形式へ変換されるようにすることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 現在位置を測位するための位置測位手段と、
    前記緊急動作電力の供給が開始された場合に、測位された現在位置の情報を出力させる位置出力手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記緊急動作電力の供給が開始された場合には、データの受信を禁止することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 通常時には電力供給手段から供給される通常動作電力により動作し、緊急時には蓄電可能な緊急用バッテリから供給される緊急動作電力により動作可能な通信装置であって、
    前記電力供給手段からの電力供給により前記緊急用バッテリへの充電を行う充電手段と、
    前記緊急用バッテリの蓄電量を検出すると共に、検出された蓄電量が所定量より少ない場合には前記通常動作電力の供給を不能、もしくは前記通常動作電力の供給量を減少させ、前記充電手段による充電を優先的に行わせる電力供給制御手段と、
    前記緊急動作電力の供給を開始させる緊急用入力手段と、
    現在位置を測位するための位置測位手段と、
    前記緊急動作電力の供給が開始された場合には、測位された現在位置の情報を出力させる位置出力手段と、
    を備えた通信装置と、
    前記通信装置から送信された、少なくとも現在位置の情報を含むデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信したデータの中の現在位置の情報に基づいて、この現在位置から所定距離以内に位置する予め定められた受信装置に所定の情報を送信する送信手段と、
    を備えたセンター局と、
    を含んだ緊急通報システム。
  8. 通常時に動作するための通常動作電力を装置動作システムへ供給可能な電力供給手段と、
    緊急時に動作するための緊急動作電力を蓄電可能な緊急用バッテリと、
    前記電力供給手段からの電力供給により前記緊急用バッテリへの充電を行う充電手段と、
    前記緊急用バッテリの蓄電量を検出すると共に、検出された蓄電量が所定量より少ない場合には前記通常動作電力の前記装置動作システムへの供給を不能、もしくは前記通常動作電力の前記装置動作システムへの供給量を減少させ、前記充電手段により前記電力供給手段から前記緊急用バッテリへの充電を優先的に行わせる電力供給制御手段と、
    を備えた通信装置と、
    前記通信装置から送信された、少なくとも現在位置の情報を含むデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信したデータの中の現在位置の情報に基づいて、この現在位置から所定距離以内に位置する予め定められた受信装置に所定の情報を送信する送信手段と、
    を備えたセンター局と、
    を含んだ緊急通報システム。
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