JP3956114B2 - 表示制御方法、これを用いたプログラム、情報処理装置及び光学式文字読み取り装置 - Google Patents
表示制御方法、これを用いたプログラム、情報処理装置及び光学式文字読み取り装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータの表示装置などに表示される画面の表示制御方法に関し、特に文字を認識することにより読み取られたイメージを画面上にて確認する方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】
文字や図形を読み取る手法として、光学式文字読み取り(以下、OCR(Optical Character recognition)とする)がある。OCR装置またはOCR機能を備えたコンピュータ装置では、文字や図形のイメージを光学的に読み取り、基準パターンと比較することにより所定のパターンとして認識(特定)する。この種のOCR装置やコンピュータ装置では、異なった種類のパターンを大量に扱うので誤認識が発生する場合がある。そのためオペレータの目視により認識結果をチェックし、誤認識された認識結果を修正する必要がある。
【0003】
文字イメージと認識結果文字とを比較する際に利用されるユーザ・インターフェイスの一般的なものに、読み取られた文字イメージの表示領域と、認識結果文字(標準パターン)の表示領域とを組み合わせて表示するものがある。
図19は、文字イメージと認識結果とを確認するための確認画面の一例を示す図である。図19に示すように、確認画面は、所定のフォームの中に各種の表示領域を配置することにより設計されている。この確認画面の所定の領域には、読み取られる(以下、スキャニングされるとする)紙面の書式に応じて読み取られた文字イメージと、この文字イメージの認識結果とが出力される。図示の例では、確認画面には文字イメージ表示領域2110、及びこの文字イメージの認識結果を表示する認識結果表示領域2120が上下に並ぶようにして配置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
文字を認識して認識結果出力し、この出力結果を確認する業務アプリケーションを使用するにあたって、ユーザ・インターフェイスとなる確認画面における各GUI部品の配置は、オペレータの確認作業の効率を大きく左右する。上述したように従来の確認画面では、オペレータは、帳票の各フィールドより読み取られた文字イメージと認識結果とを1文字ずつ比較して確認しなければならなかった。また、帳票毎に、記載された文字イメージと認識結果を呼び出して、上述した1文字ずつの確認作業を繰り返さなければならなかった。このように、認識結果の確認には煩雑な作業が必要であった。つまり、作業効率が悪く、オペレータによる確認作業においては高いスループットが望めなかった。
【0005】
また、フィールド毎に並べて配置された文字イメージと認識結果との確認を行うためには、オペレータは常に視線を上下左右に動かさなければならず、この動作を長時間にわたって繰り返すことにより、オペレータの目はひどく疲労してしまう。
認識結果が同じであった文字イメージを複数並べて、これらの文字イメージと認識結果文字とを比較して確認することのできるユーザ・インターフェイスを提供することも考えられる。この場合、オペレータが目視にて確認する際には、文字毎に認識結果文字に視線を動かす必要が無くなり、負担が軽減される。しかしながら、このような手法を用いた場合においても、全ての文字イメージに視線を動かすことはオペレータにとっては負担であり、また、桁飛ばしや行飛ばしで確認してしまう危険もあり、チェック漏れ(チェックのムラ)が起こりえた。
【0006】
そこで、本発明は、ユーザ・インターフェイスの画面設計において、スキャニングされた文字を確認する際の作業の生産性を向上させると共に、オペレータの負担及び疲労を軽減させることを目的とする。
また本発明は、直感的かつ容易にスキャニングされたイメージと認識結果との違いを判断することのできる、画面の表示制御方法を実現することを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、コンピュータを用いて、記号の認識結果をユーザに確認させるための画面の表示制御を行う、次のような表示制御方法として実現される。すなわち、この表示制御方法は、ユーザによる操作に基づいて、メモリに格納されている特定記号として認識された複数の記号イメージを読み込むステップと、読み込まれた複数の記号イメージを表示装置の確認画面に順次表示するステップと含むことを特徴とする。この表示方法は、ユーザの操作に基づいて、メモリに格納されている特定記号の標準パターンを読み込むと共に、標準パターンを表示装置の表示画面に表示するステップをさらに含む。
この表示方法において、複数の記号イメージの表示に際し、新たに表示される記号イメージと共に、既に表示された記号イメージを並べて表示する。また、複数の記号イメージの表示に際し、新たに表示される記号イメージは所定の位置に順次表示され、既に表示された記号イメージはこの所定の位置から1つずつずれた位置に表示される。
【0008】
また本発明は、上述した表示制御方法の各ステップによる処理を、コンピュータを制御して実行するプログラムとして実現することができる。このプログラムは、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体に格納して配布したり、ネットワークを介して配信したりすることにより、提供することができる。
これらの処理により、ユーザが記号の認識結果を確認するのに好適な表示制御を行うことが可能となり、ユーザは直感的かつ容易に誤認識された記号イメージを発見することができる。
【0009】
また、上記の目的を達成する本発明は、次のように構成された情報処理装置として実現することができる。すなわち、この所定の画面に画像の認識結果を表示する情報処理装置は、認識された画像イメージを画面に順次表示する画像イメージ表示手段と、順次表示された画像イメージを画面に並べて表示する画像イメージ一覧表示手段とを有する。そして、この情報処理装置は、認識された画像を示す標準パターンを画面の所定の位置に表示する認識結果画像表示手段をさらに有する。
以上のような各表示手段により、各々の情報を所定の位置に表示することにより、誤認識された画像イメージを判別するのに好適な認識結果の確認画面を得ることができる。
【0010】
さらに、本発明は、次のように構成されたことを特徴とする情報処理装置として実現することができる。すなわち、この情報処理装置は、所定の画面を表示する表示部と、記号の認識結果を確認するための画面を生成して表示部に表示させる表示制御部と、この画面に対して行われる操作を検知する操作受付部とを備える。
そして、この表示制御部は、認識された記号イメージを順次表示する記号イメージ表示領域と、この記号イメージ表示領域に表示されている記号イメージとこの記号イメージ表示領域に既に表示された記号イメージとを表示する記号イメージ一覧表示領域とに表示される表示内容を制御する。また、この表示制御部は、認識された記号を示す標準パターンを表示する認識結果記号表示領域に表示される表示内容を制御する。そしてこの表示制御部は、記号イメージ一覧表示領域の所定位置に新たな記号イメージが表示される度に既に表示された記号イメージを1字分ずつ移動して表示する。
この情報処理装置は、この表示部に表示された記号イメージの認識結果を修正する認識結果修正部、認識結果の記号コード毎にグループ化された記号イメージを格納して管理する記号データ格納部、及びこの記号データ格納部に格納された記号イメージの読み取り元の文書イメージを格納して管理する文書データ格納部をさらに備える構成とすることができる。
【0011】
さらにまた本発明では、次のように構成されたことを特徴とする光学式文字読み取り装置を提供することができる。この光学式文字読み取り装置は、文字イメージを文字として認識する文字認識手段と、ユーザ・インターフェイスを提供する所定の画面を表示する表示手段と、この表示手段に表示される画面の表示を制御する表示制御手段とを備える。ここでこの表示手段は、この画面内の所定の位置に配置される一対の表示部と、一覧表示部とを表示し、この表示制御手段は、この一対の表示部のうち一方に認識された文字を示す標準パターンを表示し、この一対の表示部のうち他方及び一覧表示部の所定の位置に認識された文字イメージを順次表示する。
この光学式文字読み取り装置において、一対の表示部は互いに隣接して配置され、かつ一覧表示部はこの一対の表示部の近傍に配置される。そして、この表示制御手段は、マトリクス状に分割された一覧表示部の一対の表示部に最も近い位置に文字イメージを順次表示し、複数の文字イメージが順次表示されるにつれてこの一覧表示部に既に表示された文字イメージをこの一対の表示部から遠ざかる位置に表示する。また、この表示制御手段は、表示部の対を複数表示することも可能である。
ここで、この文字イメージを表示する表示部の一部は色付けして表示される着色部位を有する。そしてこの表示制御手段は、この文字イメージが順次表示されるにつれて所定の数毎にこの着色部位の色がグラデーションをなすように変化させながら着色する。さらに、この文字イメージを表示する表示部の一部は番号を表示する連番表示部位を有する。そしてこの表示制御手段は、この文字イメージが順次表示されるにつれてこの連番表示部位に表示される番号を変える。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す本実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の概要を説明する。本発明では、例えば所定のフィールドに文字が手書きで書かれた帳票全体をスキャニングすることにより、この帳票全体のイメージを読み取る。そして、イメージとして読み取られた帳票の各フィールドに存在する文字を、文字認識を行うための認識結果一覧などに基づいて判別することにより特定の文字として認識する。特定の文字として認識された文字イメージは、認識結果の文字コード毎にひとまとめにして(以下、認識結果毎にグループ化とする)記録しておく。オペレータが認識結果の確認を行う際には、OCRの認識結果を確認する画面(以下、確認画面とする)内の所定の位置に認識結果文字を表示すると共に、この認識結果文字として認識された文字イメージを当該認識結果文字が表示された位置と近接する位置に順次表示する。その際、表示された文字イメージは、画面の所定の領域へ追加され、新たな文字イメージが表示される度に順次移動して(ずれるようにして)表示される。つまり順次現れる同じ文字として認識された文字イメージを連続的に確認(検査)するので、オペレータは、確認画面内に表示された認識結果文字と文字イメージとが異なっている(認識結果が誤っている)場合には、直感的かつ容易に判断することができる。そして表示された文字イメージに基づいて、認識結果の修正を行うことができる。このようにしてGUI領域の表示を制御することにより、スキャニングされた認識結果を容易に確認することのできる確認システムを実現できる。
【0013】
図1は、本実施の形態によるOCR認識結果の確認システムを実現するのに好適なコンピュータ装置のハードウェア構成の例を模式的に示した図である。
図1に示すコンピュータ装置は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)101と、M/B(マザーボード)チップセット102及びCPUバスを介してCPU101に接続されたメインメモリ103と、同じくM/Bチップセット102及びAGP(Accelerated Graphics Port)を介してCPU101に接続されたビデオカード104と、ビデオカード104にて生成されたグラフィックデータを表示する表示装置111とPCI(Peripheral Component Interconnect)バスを介してM/Bチップセット102に接続されたハードディスク105、ネットワークインターフェイス106及び図示しないOCRにて読み取られた(スキャニングされた)イメージデータを伝送するスキャナインターフェイス107と、さらにこのPCIバスからブリッジ回路108及びISA(Industry Standard Architecture)バスなどの低速なバスを介してM/Bチップセット102に接続されたフロッピーディスクドライブ109及びキーボード/マウス110とを備える。表示装置111としては、例えば液晶ディスプレイ(LCD)やCRTディスプレイを用いることができる。
【0014】
なお、図1は本実施の形態を実現するコンピュータ装置のハードウェア構成を例示するに過ぎず、本実施の形態を適用可能であれば、他の種々の構成を取ることができる。例えば、ビデオカード104を設ける代わりに、ビデオメモリのみを搭載し、CPU101にてイメージデータを処理する構成としても良いし、音声による入出力を行うためのサウンド機構を設けたり、ATA(AT Attachment)などのインターフェイスを介してCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)やDVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)のドライブを設けたりしても良い。
また、図1に示したハードウェア構成例においては、スキャナインターフェイス107が外部に接続されたOCRからのデータを受信するが、同様のハードウェア構成がOCR装置に備えられていれば、本実施の形態の構成をOCR装置そのもののハードウェア構成として適用することも可能である。
【0015】
図2は、本実施の形態によるOCR認識結果の確認システムの機能を説明するブロック図である。
図2を参照すると、本実施の形態は、OCRの認識結果を確認する確認画面を表示する表示部210と、表示部210における各領域(確認フォーム及びこの確認フォーム内に配置される文字イメージや認識結果文字などを表示するGUI領域)の表示を制御する文字データ表示制御部220と、スキャニングされたイメージデータを格納する文書データ格納部230と、文書データ格納部230からイメージデータを読み込んで当該イメージデータの所定の領域に記載された文字データを認識する文字データ認識部240と、特定の文字として認識された文字イメージの認識結果毎に文字イメージをグループ化して格納する文字データ格納部250と、オペレータの操作に基づいて(操作を検出して)確認画面における各種機能を呼び出す操作受付部260と、操作受付部260にて受け付けられたオペレータの操作に応じて文字イメージの認識結果を修正する認識結果修正部270とを備える。
【0016】
図2に示したシステム構成において、表示部210は、ビデオカード104で生成された確認画面のグラフィックデータを表示する表示装置111の表示画面にて実現される。文字データ表示制御部220、文字データ認識部240、操作受付部260及び認識結果修正部270は、図1に示したプログラム制御されたCPU101にて実現されるソフトウェアブロックである。CPU101を制御してこれらの機能を実現するプログラムは、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体に記録して配布したり、ネットワークを介して配信したりすることによって提供され、メインメモリ103に読み込まれる。また、文書データ格納部230及び文字データ格納部250は、メインメモリ103にて実現される。なお、メインメモリ103に保持されるデータやプログラムは、必要に応じてハードディスク105などの記録装置に退避させることができる。
【0017】
本実施の形態において、スキャニングされた帳票等のイメージデータは、それぞれの帳票毎に個別のIDが付与された文書イメージデータとして文書データ格納部230に格納される。この文書イメージデータは、読み取り元の帳票の種類に応じて文字が書き込まれる部分が所定のフィールドとして分割されている。そして、このフィールド毎に文字イメージの認識が行われる。文字データ確認部240は、文書イメージファイルの各々のフィールドから文字イメージを読み取って、認識結果一覧などに基づいて当該文字イメージと最も類似している標準パターンを選択することにより認識結果を決定する。そして、決定された認識結果毎に文字イメージをグループ化して文字データ格納部250に格納する。その際、個々の文字イメージと、文書データ格納部230に格納された文書イメージデータ及びこのイメージデータ中のフィールドとの関連付けが行われる。このように、認識結果毎に文字イメージのグループ化を行うことにより、後に説明するユーザ・インターフェイスを用いた確認画面での確認作業を効率良く行うことができるようになる。また、文字イメージと文書イメージデータ中のフィールドとの関連付けを行うことにより、確認作業において元の文書イメージデータ中における文脈等から認識結果が合致しているか否かを判断することができるようになる。この文字イメージと文書イメージデータとの関連付情報は、文字イメージと共にグループ化して文字データ格納部25に格納される。
【0018】
文字データ表示制御部220は、確認画面を構成する各領域の表示を制御する。文字データ表示制御部220は後に説明するオペレータの操作による要求に応じて、認識結果毎にグループ化された文字イメージを文字データ格納部250から読み出す。そして、認識結果の文字に相当する標準パターンを、確認画面中の所定の位置に認識結果文字として表示する。さらに、読み出された文字イメージを1文字ずつ、認識結果文字の近傍(例えば隣接する位置)に順次表示する。この文字データ表示制御部220の制御によって表示される画像については、後に図3〜図16に示す表示画面の例に基づいて説明する。
【0019】
操作受付部260は、特定の認識結果の表示や認識結果の修正など、オペレータによる操作を検出して文字データ表示制御部220及び認識結果修正部270に通知する。すなわち操作受付部260は、例えばオペレータによるマウスやキーボードなどの入力デバイスの操作を検出する。そして、この操作受付部260による操作の検出に応じて、各種制御を行うための処理が開始または終了される。また、所定のアプリケーションの処理から発生するイベントを操作が行われたものとみなし、検出することも可能である。
【0020】
認識結果修正部270は、操作受付部260からの通知(オペレータの操作)に応じて認識結果の修正を行う。すなわち、認識結果修正部270は、所定の操作により選択された文字イメージに関連付けられた文書イメージデータを文書データ格納部230から読み出す。この文書イメージデータを、文字データ表示制御部220を介して表示部に表示させれば、帳票全体の文脈等から文字イメージと認識結果とが合致しているか否かを目視にて判断することができる。そして、入力または選択された内容に基づいて文字イメージの認識結果を修正し、新たな認識結果として文字データ格納部250に格納する。
【0021】
ここで、本実施の形態にて提供されるユーザ・インターフェイスについて説明する。
図3は、本実施の形態において表示部210に表示される確認画面の例を示す図である。図3を参照すると、この確認画面は、認識結果文字を表示する認識結果文字表示部310と、文字イメージを順次表示する文字イメージ表示部320と、この文字イメージ表示部320と同様に且つ複数の文字イメージを表示する文字イメージ一覧表示部330と、オペレータの操作を受け付ける操作ボタン群340と、文字イメージ表示部320に順次表示される文字イメージの表示速度を変更する表示速度変更部350と、入力された文字または読み込まれた文字を表示するテキスト表示部360とを、確認画面フォーム300内に配置して構成される。
【0022】
図示したように文字イメージ表示部320は、認識結果文字表示部310の左側に隣接して配置されている。認識結果文字表示部310には、スキャニングされた文字を認識する際に用いられた標準パターンのイメージが表示される。認識結果文字表示部310に隣接して配置された文字イメージ表示部320は、文字イメージ確認部321とイメージ番号確認部322とからなる。そして文字イメージ確認部321には、文字データ格納部250から読み込まれた文字イメージが表示される。この文字イメージ確認部321の枠内に表示される文字イメージは、文書イメージデータの所定のフィールド内から読み取られたものに限られる。
また、文字イメージ一覧表示部330は、認識結果文字表示部310及び文字イメージ表示部320の左側に配置されている。そして図示した文字イメージ一覧表示部330には、4行16列の文字イメージ確認部331とイメージ番号確認部332との組み合わせを表示することができる。すなわち、文字イメージ一覧表示部330には、64個の文字イメージを表示することができる。なお、文字イメージ確認部331及びイメージ番号確認部332を並べた行数及び列数は一例に過ぎず、表示部210の画面サイズやオペレータの好み等に応じて任意に設定することができる。この文字イメージ一覧表示部330には、後述するように、文字イメージ表示部320に表示された文字イメージが表示される。
【0023】
操作ボタン群340は、オペレータによるキーボード操作やマウスのクリック等の操作を検出する操作受付部260の制御により制御される。そして、この操作受付部260から通知される処理命令に基づいて文字データ表示制御部220における制御により確認画面フォーム300内に表示される画像が生成される。この操作ボタン群340に対する操作による確認画面の画面遷移については、以下に示す図4〜図14を用いて説明する。
表示速度変更部350は、文字イメージ表示部320に順次表示される文字イメージが移り変わる際の速度(1つの文字イメージが表示される時間)を変更する。そうすることにより、この確認システムを利用するオペレータの認識速度に応じた表示速度の設定を行うことができる。テキスト表示部360には、例えば認識結果文字表示部310、文字イメージ表示部320に表示させたい文字をオペレータの入力により決定して読み込んだり、現在読み込まれている文字イメージ(ファイル)の名称や現在行われている処理名等を表示したりすることができる。
以上示した確認画面の例は、一例であり、本実施の形態にて実現される確認画面は図示した数または配置に限定されるものではない。例えば、確認画面フォーム300の設計をする際に、認識結果文字表示部310、文字イメージ表示部320を文字イメージ一覧表示部330の左側に配置しても良いし、認識結果文字表示部310と文字イメージ表示部320とが横ではなく縦に並ぶように配置しても構わない。また、文字イメージ一覧表示部330に表示することのできる文字イメージ確認部331、イメージ番号確認部332の数を増減することも可能である。
【0024】
次に、本実施の形態の動作について説明する。
図4は、図3の確認画面を起動した状態の例を示す図である。
確認画面が起動されると、図4に示すように、文字イメージ一覧表示部330の表示は一旦クリアされる。ここで、例えばテキスト表示部360に表示された文字イメージファイルの名称の変更や、ポップアップ等によって表示された標準パターン一覧からの選択により、認識結果を確認しようとする文字が決定される。そうすると認識結果文字表示部310には、文字イメージを認識(判別)するのに用いられた標準パターンが表示される。以下では、文字データ認識部240により英語のアルファベットの「V」として認識された文字イメージについて、帳票から読み取られた当該文字イメージが間違いなく「V」であるか否か(誤認識)の確認を行う。また、以下における誤認識の確認では、アルファベット文字を例に説明するが、本実施の形態にて例示する確認画面において認識結果の確認を行うことができるのは、ひらがなや片仮名、漢字でも良い。さらに文字に限らず一般的な記号や図形、又は画像などであっても構わない。
【0025】
図4に示した状態において、例えば操作ボタン群340のうち確認作業を開始するためのボタンに対してクリックまたは選択等の操作が行われると、この操作は、操作受付部260によって文字データ表示制御部220に通知される。そして文字データ表示制御部220の制御により、文字データ格納部250から、「V」として認識されてグループ化された文字イメージが読み込まれる。確認作業を開始するための操作は、例えば、キーボードの所定のキーを押下することにより簡略化することができる。読み込まれた文字イメージは、文字イメージ表示部320及び文字イメージ一覧表示部330の所定の位置に順次追加表示される。すなわち、文字イメージ表示部320に表示される文字イメージは次々と変更される。そして後述するように、文字イメージ一覧表示部330には、複数の文字イメージが表示される。
確認作業の途中において、必要に応じて一時的に表示の変更を中断したい場合には、オペレータは、操作ボタン群340のうち文字イメージを順次表示する機能を停止または終了するためのボタンに対してクリックまたは選択等の操作を行う。この操作が行われると、文字データ表示制御部220の制御により、文字イメージを順次表示する機能が停止または終了する。この機能を停止または終了するための操作は、所定のキーを押下することにより簡略化することができる。また同様に、所定のキーを押下することにより、文字イメージ一覧表示部330に表示された文字イメージを順次減らす制御や、1文字ずつ文字イメージを表示する制御、または1文字戻って表示する制御を行うことができる。
【0026】
図5は、確認作業が開始された際の確認画面の状態の例を示す図である。
確認作業が開始されると文字データ表示制御部220の制御により、確認画面の認識結果文字表示部310には「V」という文字の標準パターンが、文字イメージ表示部320には1つ目の文字イメージが表示される。文字イメージ確認部321には文字データ認識部240において文書イメージの所定の領域より切り出された文字イメージが、イメージ番号確認部322には個々の文字イメージに付与された番号が表示される。ここでイメージ番号確認部322部分の背景色は、後述するように、番号に応じて色付けされて表示されるものとする。
また、文字イメージ一覧表示部330の最下行かつ最右列の位置に設けられたイメージ確認部331及びイメージ番号確認部332には、文字イメージ表示部320に表示された文字イメージ及びこの文字イメージの番号と同じものが表示される。言い換えれば、文字イメージ一覧表示部330の所定の位置(最下行、最右列)に表示された文字イメージを文字イメージ表示部320に表示する。
【0027】
確認作業が開始されてから最初の文字イメージを確認する際には、文字イメージ一覧表示部330においては図5に示した位置に文字イメージが表示される。以下では、確認作業途中において文字イメージが順次表示されていく場合における確認画面の画面遷移について説明する。
図6は、確認作業途中において複数の文字イメージが表示された確認画面の状態の例を示す図である。
図5に示したように、1つ目の文字イメージが文字イメージ表示部320に所定時間(ごく僅かな時間)表示されると、文字データ表示制御部220の制御により、この文字イメージ表示部320には、グループ化された文字イメージのうち2つ目の文字イメージが表示される。そうすると文字イメージ一覧表示部330の最下行、最右列には、文字イメージ表示部320に表示された2つ目の文字イメージが表示される。そして1つ目の文字イメージは、文字イメージ一覧表示部330の最下行、右から2列目に表示される。同様に、3つ目の文字イメージが文字イメージ表示部320に所定時間表示されると、文字イメージ一覧表示部330の最下行、最右列には3つ目の文字イメージが表示される。そして文字イメージ一覧表示部330において1つ目の文字イメージは最下行、右から3列目に、2つ目の文字イメージは最下行、右から2列目にそれぞれ表示され、図6に示した状態となる。
【0028】
このように文字イメージ表示部320に新たな文字イメージが表示されると、その直前まで文字イメージ一覧表示部330最下行、最右列に表示されていた文字イメージは、1つ左の列へと移動する。つまり、新たな文字イメージが表示される度に文字イメージは矢印方向に1文字分ずつずれる。そうすると、文字イメージ表示部320に表示された文字イメージ(文字イメージ確認部321に表示された文字イメージとイメージ番号確認部322に表示された番号の対)は、常に文字イメージ一覧表示部330のうち文字イメージ表示部320に最も近接した位置に表示されることとなる。
この確認画面において、1つの文字イメージを文字イメージ表示部320に表示させる時間(文字イメージ表示部320における表示変更の速度)は、表示速度変更部350を任意の位置に設定することにより任意に変化させることができる。
【0029】
図7は、図6に示した状態よりもさらに多くの文字イメージが表示された確認画面の状態の例を示す図である。
文字イメージ一覧表示部330の最下行において、文字イメージが最左列まで表示された後に文字イメージ表示部320に新たな文字イメージが表示されると、最下行、最左列に表示されていた文字イメージは、下から2行目、最右列に表示される。同様に、下から2行目、最左列に表示されていた文字イメージは、下から3行目、最右列に表示される。つまり、文字イメージ表示部320に新たな文字イメージが表示される度に、文字イメージ一覧表示部330内に表示される文字イメージは、矢印にて示すようにして移動する。
本実施の形態では所定の操作が行われたら、例えば1行分(8個)の文字イメージが順次表示されて一時停止するようにする。そして、再び所定の操作が行われたら、更に1行分の文字イメージが順次表示されるようにする。このように、所定の数だけ文字イメージが順次表示されたら一時停止するよう制御することにより、文字イメージがオペレータの視界から外れることにより誤認識された文字イメージを見逃すのを防止することができる。
【0030】
図8は、文字イメージ表示部320に、誤認識された文字イメージが表示された状態の確認画面の例を示す図である。
誤認識を確認する作業において、オペレータは、確認画面内の認識結果文字表示部310及び文字イメージ表示部320部分を注視するものとする。図示した状態において文字イメージ表示部320には、標準パターンに示す「V」ではなく「J」という文字に類似した文字イメージ(標準パターンと異なる文字イメージ)が表示されている。すなわちこれは、文字データ認識部240において「J」という文字が「V」という文字として誤認識された可能性があることを意味している。この状態においてオペレータが所定の操作を行うことにより、文字イメージ一覧表示部330の「J」の文字イメージが左方向に移動するのを停止させることができる。そして後述するように、文字イメージ表示部320に表示された文字イメージが「V」であるのか「J」であるのかを詳しく確認することができる。
【0031】
図9は、文字イメージ一覧表示部330に、誤認識された文字イメージが表示された状態の確認画面の例を示す図である。
オペレータが、認識結果文字表示部310及び文字イメージ表示部320部分を注視し、この文字イメージ表示部320に誤認識された文字イメージ(図8に示した「J」)を発見した場合であっても、文字イメージが順次表示されるのを停止する操作を行うまでに、数個の文字イメージが新たに表示されてしまうことが考えられる。そうすると図9に示したように、誤認識された文字イメージは文字イメージ表示部320では確認できないが、文字イメージ一覧表示部330内において探すことができる。図示するように停止された状態において、誤認識されたと思われた文字イメージの表示位置は、例えば、文字イメージ一覧表示部330の最下行、最右列を通過して5個分ずれた位置(最下行、右から6列目)となる。このような場合においても、オペレータは、視線を少しだけ左に移動するだけで標準パターンと異なる文字を探し出すことができる。何故ならば、文字イメージ表示部320に表示されていた文字イメージは、図5〜図7に示したように最下行、最右列から順に移動していくため、文字イメージ一覧表示部330のうち文字イメージ表示部320に比較的近い位置に表示された状態で停止されるからである。
【0032】
また、上述したように、文字イメージ表示部320に表示されるイメージ番号確認部322及び文字イメージ一覧表示部330に表示されるイメージ番号確認部332は、色付けされている。図9に示したように、本実施の形態では、例えば8個毎にグループ化され、それぞれのグループに対しては異なる色彩が割り当てられているものとする。そしてこれらイメージ番号確認部332のそれぞれの色彩は、グラデーションをなすようにして色分けされているものとする。このようにして色付けされていれば、文字イメージ表示部320において誤認識されたと思われる文字イメージが表示され、この文字イメージが文字イメージ一覧表示部330の最下行、最右列を通過してしまった際にも、オペレータがイメージ番号確認部322の大体の色を認識することにより(なんとなく覚えていれば)、イメージ番号確認部332の色を追うことにより、誤認識された文字イメージを探し出すことも可能である。
【0033】
以上のように、この確認画面においてオペレータは、隣接して表示された認識結果文字表示部310及び文字イメージ表示部320を注視することにより目視にて確認を行う。すなわちオペレータは、文字データ表示制御部220にて表示制御される確認画面内の1箇所だけを注視していれば良い。また、誤認識されたと思われる文字イメージが文字イメージ表示部320(及び文字イメージ一覧表示部330の最下列、最右行)を通過してしまった場合でも、オペレータは、文字イメージ一覧表示部330のうち文字イメージ表示部320に比較的近い部位を目視することにより、この誤認識されたと思われる文字イメージを比較的簡単に発見することができる。何故ならば、文字イメージ一覧表示部330には、文字イメージ表示部320に表示された文字イメージが1文字ずつずれるように表示されるので、オペレータの視線の移動が生じる場合であっても、その移動量はごく僅かで済むからである。このような確認画面を用いれば、当該確認画面内において常に視線を動かして複数の位置を注視するという煩雑な確認作業を行わなくても済む。そうすると、確認作業におけるオペレータの目の疲労を軽減することができる。またオペレータは、同じ位置を注視することにより誤認識された文字イメージを発見することができるので、広範囲にわたって常に視線を動かして確認する場合よりも、チェック漏れが発生する可能性を低減させることができる。
【0034】
図10は、文字イメージ一覧表示部330に表示された誤認識された文字イメージの認識結果を修正する際の確認画面の例を示す図である。
誤認識されたと思われる文字イメージが発見されると、上述したようなオペレータの操作に応じて文字イメージ表示部320及び文字イメージ一覧表示部330に文字イメージが順次表示されるのが停止される。ここでは、オペレータが、例えば図10の文字イメージ一覧表示部330に表示されたイメージ番号確認部332の番号が「13」番の文字イメージが誤認識された文字であると認識したものとする。そしてオペレータは、この誤認識されたと思われる文字イメージを、マウス等でクリックすることにより選択する。そうすると、例えば文字イメージ確認部331の下部に、テキスト入力部333が表示される。このテキスト入力部333は、キーボード等の操作による入力を受け付け、入力及び変換された文字を表示するための領域である。文字イメージが誤認識されたことが文字イメージ確認部331の表示から明確にわかる場合は、このテキスト入力部333に正しい文字を入力することにより、認識結果を修正することができる。
【0035】
ところで、上述したように文字イメージは、認識結果毎にグループ化された上で文字データ格納部250に格納される。また文書データ格納部230には、文書イメージデータ(スキャニングされた帳票のイメージデータ)が、個々の文字イメージ(文書イメージデータの所定のフィールド)と関連付けられて格納されている。そこで確認画面において文字イメージの認識結果の修正を行う際には、当該文字イメージの認識元の文書イメージデータを読み込んで表示部210に表示し、参照することができる。
図11は、表示部210に表示される文書イメージ画面400の例を示す図である。この文書イメージ画面400は、図10にて説明したように文字イメージ一覧表示部330に表示された任意の文字イメージに対してクリック等の操作を行うことによって表示される。文書イメージ画面400内には文字認識フィールド410が設定されており、文字を認識する過程において文字データ認識部240は、この文字認識フィールド内に書かれた文字を認識する。図示するように、文字認識フィールド410には、「J」の文字が記載されている。このようにして文書イメージ画面400では読み取られた文書イメージ全体を表示することができるので、「J」の文字は「JF」という記号の一部であることがわかる。また、スキャニングされた帳票全体の文脈等から認識結果文字と合致しているか否かを判断することができる。そして、標準パターン「V」として認識された文字イメージは、実は「J」であったことを確認することができる。オペレータは、これに基づいて文字イメージの認識結果の修正を行う。また、この文書イメージ画面400では、文字認識フィールド410内部に記載された文字の文字イメージばかりでなく、スキャニングされた帳票全体のイメージを表示するので、帳票において文字が文字認識フィールド410の外部にはみだして記載されているような場合であっても、実際に記載された文字を判別することができる。
【0036】
図12は、誤認識された文字イメージの認識結果を修正した状態の確認画面の例を示す図である。
オペレータの目視による確認に基づいて、図12に示す確認画面内のテキスト入力部333に正しい文字(ここでは「J」)が入力されると、認識結果修正部270は、文字データ格納部250にグループ化して格納された文字イメージの認識結果を修正する。すなわち認識結果修正部270は、認識結果が「V」のグループの中から「13」番の文字を削除する。そして認識結果文字が「J」の文字イメージのグループに、「V」のグループから削除された文字イメージを追加して文字データ格納部250に格納する。その際、文書イメージ等、この文字イメージに関する関連付情報も当該文字イメージと一緒に、新しい認識結果のグループに追加される。このようにして認識結果修正部270は、誤認識された文字イメージの修正を行う。
【0037】
図13は、文字イメージの認識結果が修正された後の確認画面の状態を示す図である。
図示するように、文字イメージ一覧表示部330内の認識結果が修正された文字イメージ(「13」番の文字イメージ)の文字イメージ確認部331は、他の文字イメージの文字イメージ確認部331とは異なる色にて表示される。そうすることにより、認識結果が正しかった文字イメージと、誤認識され、認識結果が修正された文字イメージとを一目しただけで区別することができるようになる。
【0038】
図14は、複数の文字イメージの認識結果が修正された後の確認画面の状態を示す図である。
図示した例では、文字イメージ一覧表示部330に表示された64個(4行、16列)の文字イメージのうち、イメージ番号確認部332が「13」番(「J」が「V」として誤認識された文字イメージ)、「26」番及び「39」番(「U」が「V」として誤認識された文字イメージ)のものが修正されている。そして、これらの文字イメージを表示する文字イメージ確認部331は他の文字イメージ(認識結果の正しい文字イメージ)を表示する文字イメージ確認部331とは異なる色で表示される。確認画面においてこのような表示を行うことにより、誤認識された後に認識結果が修正された文字イメージを一覧することができる。
【0039】
以上では、文字イメージ一覧表示部330内に表示された文字イメージに対して操作を行って認識結果を確認及び修正する場合について例示したが、以下のようにして認識結果を修正することもできる。
図15は、誤認識された文字イメージの認識結果を修正する際の確認画面の他の例を示す図である。ここでは、誤認識されたと思われる文字イメージが文字イメージ表示部320に表示され、オペレータによって発見された際に、所定の操作により文字イメージが順次表示するのが停止されたものとする。オペレータは、文字イメージ表示部320に対して所定の操作を行うことによりテキスト入力部323を表示すると共に、図11に示した文書イメージ画面400にて文書イメージを確認する。そして図示するように、テキスト入力部323に対して正しい認識結果を入力する。この場合も上述したのと同様にして認識結果修正部270による修正処理が行われ、認識結果が修正される。
【0040】
図3〜図15では、互いに隣接する一対の認識結果文字表示部310と文字イメージ表示部320を注視して確認する例を示したが、例えばこの対を複数設けることも可能である。例えば縦方向に並設された2対の認識結果文字表示部310と文字イメージ表示部320を設けた場合には文字イメージ一覧表示部330の最下行及び下から2行目に、また4対の認識結果文字表示部310と文字イメージ表示部320を設けた場合には最下行から最上行に新たな文字イメージが順次表示される。このように、文字データ表示制御部220の表示制御により、オペレータの確認技能に応じて一度に表示する標準パターンと文字イメージとの対の数を任意に設定することができる。大抵の人は4つ程度までの文字を一度に認識することができるため、この対は4行までとすることが望ましい。
【0041】
また図3〜図15では、一対の認識結果文字表示部310と文字イメージ表示部320とを注視する例を示したが、本実施の形態における確認画面を以下のような配置とし、誤認識された文字イメージを確認することも可能である。
図16は、表示部210に表示される確認画面の他の例を示す図である。図16に示す確認画面は、認識結果文字の標準パターンを表示する認識結果文字表示部310と、この認識結果文字表示部310に近接した位置に配置された文字イメージを順次表示すると共に複数の文字イメージを並べて表示する文字イメージ一覧表示部330とを備える。上述した例と同様に、文字イメージ一覧表示部330の最下行、最右列(所定位置)には、新たな文字イメージが順次表示される。そして、文字イメージ一覧表示部330内に既に表示されている文字イメージは、新たな文字イメージが順次表示される度に1文字分ずつずれて表示される。このような確認画面においてオペレータは、認識結果文字表示部310に表示された標準イメージと文字イメージ一覧表示部330の所定位置に順次表示される文字イメージとを注視することにより誤認識された文字イメージの有無を確認することができる。
【0042】
図17は、本実施の形態における確認画面を表示する処理の流れを示すフローチャートである。
本実施の形態では、帳票全体をスキャニングして得られた文書イメージを、予め文書データ格納部230に格納しておく。文字データ認識部240は、この文書イメージの所定の領域にある文字イメージを読み取ることにより文字認識を行う。そして、認識結果文字毎にグループ化を行い、文字データ格納部250に格納する。認識された文字イメージの確認を行う場合には、所定の位置にGUI部品が配置された確認画面を表示する。この確認画面内の所定の位置に認識結果文字の標準パターンを表示しておき、この標準パターンと近接する位置に当該標準パターンとして認識された文字イメージを順次表示する。オペレータは、この標準パターンと順次表示される文字イメージとを注視することにより、常に視線を動かすことなく、誤認識があるか否かの確認を直感的且つ容易に行うことができる。
【0043】
確認画面が表示され、オペレータによって任意の文字を確認するための操作が行われると、操作受付部260がこの操作を検出し(ステップ1701)、文字データ表示制御部220へと通知する。文字データ表示制御部220はこの通知に従い、指定された文字の標準パターンを読み出して、この標準パターンを確認画面内の右下に配置された認識結果文字表示部310に表示する(ステップ1702)。さらに文字データ表示制御部220は、標準パターンとして認識された文字イメージのグループを文字データ格納部250から読み出す(ステップ1703)。そしてこのグループ化された文字イメージの中から1つ目の文字イメージを認識結果文字表示部310の左側に隣接する文字イメージ表示部320に表示すると共に、この文字イメージを文字イメージ表示部320の左側に設けられた文字イメージ一覧表示部330の最下行、最右列へと表示する(ステップ1704)。1つ目の文字イメージが所定時間表示されたら、文字データ表示制御部220では、読み込まれた文字イメージのグループの中に次の文字イメージがあるか否かの判断を行う(ステップ1705)。
【0044】
ステップ1705において、次の文字イメージがあると判断された場合には、文字イメージ一覧表示部330内における文字イメージの表示領域を適宜変更し(ステップ1706)、文字イメージ表示部320及び文字イメージ一覧表示部330の所定位置に新たな文字イメージを表示する(ステップ1707)。ステップ1705〜ステップ1707までの処理は、グループ化された文字イメージが全て表示されるまで繰り返し行われる。ステップ1705において、次の文字イメージはない、すなわち、文字イメージ表示部320にグループ化された文字イメージのうち最後の文字イメージが表示されたと判断されたら、確認画面において文字イメージを順次表示する処理が終了する。
【0045】
図18は、本実施の形態における認識結果の修正を行う際の処理の流れを示すフローチャートである。
以下では1つの文字イメージの認識結果を修正する際の処理に基づいて説明する。図17に示した処理の途中において、オペレータによって誤認識されたと思われる文字イメージが発見されて所定の操作(停止する操作)が行われると、操作受付部260は、文字イメージを順次表示するのを停止する操作を検出する(ステップ1801)。そしてオペレータは、停止された確認画面において標準パターンと文字イメージとを見比べることにより、当該文字イメージについて認識結果の修正が必要であるか否かの判断を行う(ステップ1802)。ここで、認識結果の修正が必要でないと判断された場合には、図17のステップ1705〜ステップ1707に示したようにして、文字イメージ表示部320、及び文字イメージ一覧表示部330に新たな文字イメージを順次表示し(ステップ1803)、すなわち文字イメージを順次表示するのを再開して処理を終了する。
【0046】
ステップ1802においてオペレータが認識結果の修正を行う必要があるものと判断し、認識結果を修正する操作が行われると、操作受付部260は、この操作を検出し(ステップ1804)、文字データ表示制御部220に通知する。そして文字データ表示制御部220は、文字イメージの読み取り元の文書イメージを確認するか否かをオペレータに選択させる画面を示す(ステップ1805)。文書イメージを確認する操作が選択された場合、文字データ表示制御部220は、操作受付部260にて受け付けられたオペレータの操作に応じて、選択された文字イメージの読み取り元の文書イメージを文書データ格納部230から読み出して表示する(ステップ1806)。文書イメージを確認する操作が選択されなかった場合、ステップ1806の処理は省略される。
【0047】
そして認識結果修正部270は、オペレータの操作、すなわち操作受付部260からの通知に応じて、認識結果の修正が行われたか否かの判断を行う(ステップ1807)。ここで、認識結果の修正が行われていないと判断された場合には、処理を終了する。
ステップ1807において、認識結果の修正が行われたと判断された場合には、認識結果修正部270は、オペレータの入力によって確定された認識結果文字に基づいて、選択された文字イメージの認識結果を修正する。つまり認識結果修正部270は、文字データ格納部250にグループ化して格納されていた文字イメージの中から、認識結果文字が修正された文字イメージを削除する。そして、この文字イメージを、確定された新たな認識結果文字に基づいたグループに追加することにより、修正内容を文字データ格納部250に反映する(ステップ1808)。認識結果が修正された文字イメージは、文字イメージ一覧表示部330内に既に表示されているが、ステップ1808において認識結果が修正された後は、当該文字イメージの背景色が変更されて表示される(ステップ1809)。文字データ格納部250には認識結果の修正が反映されているので、次回以降確認画面において同じ認識結果文字及び文字イメージを表示する際に、認識結果が修正された文字イメージは表示されることはない。
【0048】
以上のように、本実施の形態における確認画面を用いて認識結果を確認する際にオペレータは、認識結果文字表示部310と文字イメージ表示部320部分を注視していれば良い。この文字イメージ表示部320に認識結果文字とは異なる文字イメージが表示されると、オペレータの目には順次表示されていた文字イメージの残像とは異なるものが認識される。オペレータは、この残像の異なる文字イメージを探し出すことにより、誤認識された文字イメージを直感的且つ容易に発見することができる。また、この確認画面を用いて確認作業を行うことにより、1文字ずつ比較する場合と比べて認識結果の確認を行うのに要する時間を飛躍的に短縮することができる。それと共に、オペレータにかかる負担及び疲労を軽減することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザ・インターフェイスの画面設計において、スキャニングされた文字を確認する際の作業の生産性を向上させると共に、オペレータの負担及び疲労を軽減させることができる。
【0050】
また本発明によれば、直感的かつ容易にスキャニングされたイメージと認識結果との違いを判断することのできる、画面の表示制御方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態によるOCR認識結果の確認システムを実現するのに好適なコンピュータ装置のハードウェア構成の例を模式的に示した図である。
【図2】 本実施の形態によるOCR認識結果の確認システムの機能を説明するブロック図である。
【図3】 本実施の形態において表示部に表示される確認画面の例を示す図である。
【図4】 確認画面を起動した状態の例を示す図である。
【図5】 確認作業が開始された際の確認画面の状態の例を示す図である。
【図6】 確認作業途中において複数の文字イメージが表示された確認画面の状態の例を示す図である。
【図7】 図6に示した状態よりもさらに多くの文字イメージが表示された確認画面の状態の例を示す図である。
【図8】 文字イメージ表示部に、誤認識された文字イメージが表示された状態の確認画面の例を示す図である。
【図9】 文字イメージ一覧表示部に誤認識された文字イメージが表示された状態の確認画面の例を示す図である。
【図10】 文字イメージ一覧表示部に表示された誤認識された文字イメージの認識結果を修正する際の確認画面の例を示す図である。
【図11】 表示部に表示される文書イメージ画面の例を示す図である。
【図12】 誤認識された文字イメージの認識結果を修正した状態の確認画面の例を示す図である。
【図13】 文字イメージの認識結果が修正された後の確認画面の状態を示す図である。
【図14】 複数の文字イメージの認識結果が修正された後の確認画面の状態を示す図である。
【図15】 誤認識された文字イメージの認識結果を修正する際の確認画面の他の例を示す図である。
【図16】 表示部に表示される確認画面の他の例を示す図である。
【図17】 本実施の形態における確認画面を表示する処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】 本実施の形態における認識結果の修正を行う際の処理の流れを示すフローチャートである。
【図19】 従来における文字イメージと認識結果とを確認するための確認画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
101…CPU、102…M/Bチップセット、103…メインメモリ、104…ビデオカード、105…ハードディスク、106…ネットワークインターフェイス、107…スキャナインターフェイス、108…ブリッジ回路、109…フロッピーディスクドライブ、110…キーボード/マウス、111…表示装置、210…表示部、220…文字データ表示制御部、230…文書データ格納部、240…文字データ認識部、250…文字データ格納部、260…操作受付部、270…認識結果修正部、300…確認画面フォーム、310…認識結果文字表示部、320…文字イメージ表示部、321…文字イメージ確認部、322…イメージ番号確認部、323…テキスト入力部、330…文字イメージ一覧表示部、331…文字イメージ確認部、332…イメージ番号確認部、333…テキスト入力部、340…操作ボタン群、350…表示速度変更部、360…テキスト表示部、400…文書イメージ画面、410…文字認識フィールド
Claims (9)
- コンピュータによってなされた記号の認識結果をユーザに確認させるための確認画面の表示制御方法であって、
読み取った記号イメージを特定記号として認識し、認識した結果毎にグループ化してメモリに格納するステップと、
ユーザによる操作に基づいて、メモリに格納されているグループ化した前記記号イメージを読み込むステップと、
読み込まれた前記記号イメージを表示装置の前記確認画面に所定時間毎に順次表示するステップと、
新たに表示される記号イメージと共に、既に表示された記号イメージを前記表示装置のマトリクス状に分割され当該新たに表示される記号イメージの近傍に配置される前記確認画面に前記所定時間毎に並べて表示するステップと、
前記特定記号の標準パターンを読み込むと共に、前記表示装置の前記確認画面に前記新たに表示される記号イメージに隣接して表示するステップと
を含み、
前記新たに表示される記号イメージと共に、既に表示された記号イメージを前記表示装置の当該新たに表示される記号イメージの近傍に配置されマトリクス状に分割された前記確認画面に前記所定時間毎に並べて表示するステップでは、
前記新たに表示される記号イメージを所定の位置に順次表示し、前記既に表示された記号イメージを当該所定の位置から1つずつずれた位置に表示することを特徴とする表示制御方法。 - コンピュータを制御して、記号の認識結果をユーザに確認させるための確認画面の表示制御を行うプログラムであって、
読み取った記号イメージを特定記号として認識し、認識した結果毎にグループ化してメモリに格納する処理と、
ユーザによる操作に基づいて、メモリに格納されているグループ化した前記記号イメージを読み込む処理と、
読み込まれた前記記号イメージを表示装置の前記確認画面に所定時間毎に順次表示する処理と、
新たに表示される記号イメージと共に、既に表示された記号イメージを前記表示装置の当該新たに表示される記号イメージの近傍に配置されマトリクス状に分割された前記確認画面に前記所定時間毎に並べて表示する処理と、
前記特定記号の標準パターンを読み込むと共に、前記表示装置の前記確認画面に前記新たに表示される記号イメージに隣接して表示する処理と
を含み、
前記新たに表示される記号イメージと共に、既に表示された記号イメージを前記表示装置の当該新たに表示される記号イメージの近傍に配置されマトリクス状に分割された前記確認画面に前記所定時間毎に並べて表示する処理では、
前記新たに表示される記号イメージを所定の位置に順次表示し、前記既に表示された記号イメージを当該所定の位置から1つずつずれた位置に表示する制御を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 読み取った記号イメージを記号データとして認識する文字データ認識部と、
前記記号イメージの認識結果毎に当該記号イメージをグループ化して格納する記号データ格納部と、
所定の画面を表示する表示部と、
前記記号データの認識結果を確認するための前記画面を生成して前記表示部に表示させる表示制御部と、
前記画面に対して行われる操作を検知する操作受付部とを備え、
前記表示制御部は、
前記記号データ格納部から読み取ったグループ化した前記記号イメージを所定時間毎に順次表示する記号イメージ表示領域と、
前記記号イメージ表示領域に表示されている記号イメージと当該記号イメージ表示領域に既に表示された記号イメージとを表示し、当該記号イメージ表示領域の近傍に配置されマトリクス状に分割された記号イメージ一覧表示領域と、
認識された前記記号データを示す標準パターンを表示し、前記記号イメージ表示領域と隣接して配置される認識結果記号表示領域と
に表示される表示内容を制御し、
前記記号イメージ一覧表示領域の所定位置に新たな記号イメージが表示される度に前記既に表示された記号イメージを前記所定時間毎に1字分ずつ移動して表示することを特徴とする情報処理装置。 - 前記表示部に表示された記号イメージの認識結果を修正する認識結果修正部をさらに備え、
前記認識結果修正部は、
前記操作受付部を介して受け付けられた記号イメージの認識結果を修正する操作の通知を受け付けると共に、前記表示部に表示された記号イメージの認識結果を、当該修正する操作にて入力された新たな認識結果記号として置き換えることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記記号データ格納部に格納された前記記号イメージの読み取り元の文書イメージを格納して管理する文書データ格納部をさらに備え、
前記記号データ格納部に格納された記号イメージは、
それぞれの文書イメージの所定の領域に記載された記号イメージと関連付けられて記録されていることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。 - 文字イメージを文字として認識する文字認識手段と、
前記認識した文字をグループ化する手段と、
ユーザインターフェイスを提供する所定の画面を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示される画面の表示を制御する表示制御手段とを備え、
前記表示手段は、
前記画面内の所定の位置に配置される一対の表示部と、一覧表示部とを表示し、
前記一対の表示部は互いに隣接して配置され、かつ前記一覧表示部は当該一対の表示部の近傍に配置され、
前記表示制御手段は、
前記一対の表示部のうち一方に認識された文字を示す標準パターンを表示し、当該一対の表示部のうち他方及び前記一覧表示部の所定の位置にグループ化した文字イメージを所定時間毎に順次表示し、マトリクス状に分割された前記一覧表示部の前記一対の表示部に最も近い位置に文字イメージを前記所定時間毎に順次表示し、複数の文字イメージが順次表示されるにつれて当該一覧表示部に既に表示された文字イメージを当該一対の表示部から遠ざかる位置に表示することを特徴とする光学式文字読み取り装置。 - 前記表示制御手段は、
表示部の対を複数表示することを特徴とする請求項6に記載の光学式文字読み取り装置。 - 前記文字イメージを表示する前記表示部の一部は色付けして表示される着色部位を有し、
前記表示制御手段は、
前記文字イメージが順次表示されるにつれて所定の数毎に前記着色部位の色がグラデーションをなすように変化させながら着色することを特徴とする請求項6に記載の光学式文字読み取り装置。 - 前記文字イメージを表示する前記表示部の一部は番号を表示する連番表示部位を有し、
前記表示制御手段は、
前記文字イメージが順次表示されるにつれて前記連番表示部位に表示される番号を変えることを特徴とする請求項6に記載の光学式文字読み取り装置。
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