JP3954658B2 - コモンモード電流信号をキャンセルする方法およびその方法を用いたトランスコンダクタ・システム - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は,出力端子におけるコモンモード電流信号をキャンセルする方法およびその方法を用いたトランスコンダクタ・システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に,差動回路は広く用いられており,この差動回路においてコモンモード信号の問題は,一般的に好ましくないものとして良く知られている。
【0003】
差動入力および差動出力の端子を有する差動トランスコンダクタの周知の事例を図4に示す。図において,共に一方で固定基準電位(通常は正電源)を有する端子VCCに接続されており,他方で,共通ノードNDに接続されている2つの対称分岐を示す構造により構成されている。共通ノードNDは,電流発生装置CGを介して固定基準電位(多くの場合,アースまたは負電源)を有する別の端子GNDに接続されている。
【0004】
図4において,電流発生装置CGは,並列に接続された理想電流発生装置G2および電流発生装置CGの出力インピーダンスZによって構成されている等価並列回路によって示される。
【0005】
一方の分岐は,直列に接続された電流発生装置G11,BJTトランジスタT11およびMOSトランジスタM11によって構成されており,他方の分岐は直列に接続された電流発生装置G12,BJTトランジスタT12およびMOSトランジスタM12によって構成されている。
【0006】
BJTトランジスタT11およびBJTトランジスタT12のベースは固定分極電位を有する端子UTに接続されている。MOSトランジスタM11およびMOSトランジスタM12の制御ゲートはそれぞれ第1の入力端子IP1と第2の入力端子IM1に接続されている。第1の出力端子OP1はBJTトランジスタT11のコレクタに接続されており,第2の出力端子OM1はBJTトランジスタT12のコレクタに接続されている。
【0007】
上記のような構成の回路は,特に,低周波数において,良好なコモンモード阻止状態を示すが,電流発生装置G2において一定の電圧降下が発生する。これは供給低電圧(例えば,3V)により動作する回路において問題となる。
【0008】
こうした理由から,端子NDが,図5に示されているように,さらに,特許出願GB−A−2 175 763に開示されているように固定電位端子GNDに直接接続されるような,上記した"全差動"構造とまったく良く似た構造が提案され,"疑似差動"構造と呼ばれているものがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来技術の構造にあっては,供給低電圧に関連した問題に関しては解決するが,非常に高いコモンモード・ゲイン(図5に示した回路における微分モード・ゲインと等しい)を示すという重大な問題点があった。
【0010】
この発明は,上記問題点を解決するためになされたもので,出力端子におけるコモンモード電流信号を大幅に減少させることができるコモンモード電流信号をキャンセルする方法およびその方法を用いたトランスコンダクタ・システムを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために,請求項1に係るコモンモード電流信号をキャンセルする方法は,トランスコンダクタ・システムにおいて,第1の値に等しい差動モード・トランスコンダクタンスと,第2の値に等しいコモンモード・トランスコンダクタンスを有する第1のトランスコンダクタ回路の出力端子におけるコモンモード電流信号をキャンセルする方法において,前記トランスコンダクタ・システムは,さらに,第2のトランスコンダクタ回路を備え,前記第2のトランスコンダクタ回路は,前記第2の値と大きさがほぼ等しく,符号が反対のコモンモード・トランスコンダクタンスを有し,それにより低供給電圧において動作が可能であり,前記第2のトランスコンダクタ回路は,前記第2のトランスコンダクタ回路の第1の入力端子を前記第1のトランスコンダクタ回路の第1の入力端子に接続し,前記第2のトランスコンダクタ回路の第2の入力端子を前記第1のトランスコンダクタ回路の第2の入力端子に接続し,前記第2のトランスコンダクタ回路の第1の出力端子を前記第1のトランスコンダクタ回路の第1の出力端子に接続し,前記第2のトランスコンダクタ回路の第2の出力端子を前記第1のトランスコンダクタ回路の第2の出力端子に接続したことにより,前記第1のトランスコンダクタ回路に並列に接続され,かつ前記トランスコンダクタ・システムのコモンモード・トランスコンダクタンスがほぼゼロである。
【0012】
また,請求項2に係るコモンモード電流信号をキャンセルする方法は,前記第2のトランスコンダクタ回路(C2)が,ほぼゼロの値の差動モード・トランスコンダクタンスを有しているものである。
【0013】
また,請求項3に係るコモンモード電流信号をキャンセルする方法は,前記第1の値および第2の値がほぼ等しいものである。
【0014】
また,請求項4に係るコモンモード電流信号をキャンセルする方法は,前記第1の値および第2の値が周波数に依存し,さらに,前記第1,第2のトランスコンダクタ回路(C1,C2)のトランスコンダクタンス間の関係が,少なくとも1つの周波数領域で満たされるものである。
【0015】
また,請求項5に係るコモンモード電流信号をキャンセルする方法は,第1の値に等しい差動モード・トランスコンダクタンスと,第2の値に等しいコモンモード・トランスコンダクタンスを有する第1のトランスコンダクタ回路(C1)の出力端子(OP1,OM1)におけるコモンモード電流信号をキャンセルする方法において,前記第1のトランスコンダクタ回路(C1)と入力信号に並列に,第2の電流を発生するように設計され,ほぼゼロの値の差動モード・トランスコンダクタンスとほぼ前記第2の値のコモンモード・トランスコンダクタンスとを有している第2のトランスコンダクタ回路(C2)が設けられ,前記第2の電流は前記第1のトランスコンダクタ回路(C1)の前記出力端子にバイアス電流を提供するために用いられ、それによりコモンモード・ゲインが大幅に減少した差動モード・トランスコンダクタ出力が得られるものである。
【0016】
また,請求項6に係るトランスコンダクタ・システムは,第1の値に等しい差動モード・トランスコンダクタンスと,第2の値に等しいコモンモード・トランスコンダクタンスとを有し,第1および第2の入力端子と第1および第2の出力端子とを有する第1のトランスコンダクタ回路と,前記第2の値と大きさがほぼ等しく,符号が反対のコモンモード・トランスコンダクタンスを有し,第1および第2の入力端子と第1および第2の出力端子とを有する第2のトランスコンダクタ回路とを備え,前記第2のトランスコンダクタ回路は,前記第2のトランスコンダクタ回路の第1の入力端子を前記第1のトランスコンダクタ回路の第1の入力端子に接続し,前記第2のトランスコンダクタ回路の第2の入力端子を前記第1のトランスコンダクタ回路の第2の入力端子に接続し,前記第2のトランスコンダクタ回路の第1の出力端子を前記第1のトランスコンダクタ回路の第1の出力端子に接続し,前記第2のトランスコンダクタ回路の第2の出力端子を前記第1のトランスコンダクタ回路の第2の出力端子に接続したことにより,前記第1のトランスコンダクタ回路に並列に接続され,かつ前記トランスコンダクタ・システムのコモンモード・トランスコンダクタンスがほぼゼロである。
【0017】
また,請求項7に係るトランスコンダクタ・システムは,前記第2のトランスコンダクタ回路(C2)が,その制御端子が前記第2のトランスコンダクタ回路の入力端子に接続されており,残りの端子が相互に接続されている2つの入力トランジスタ(M21,M22)を有しており,電力供給接続に直接接続されている。
【0018】
また,請求項8に係るトランスコンダクタ・システムは,前記第1のトランスコンダクタ回路(C1)が,疑似差動タイプであり,前記残りの端子のうちの2つだけが相互に接続されていることを除けば,前記第2のトランスコンダクタ回路(C2)と同じである。
【0019】
また,請求項9に係るトランスコンダクタ・システムは,前記第1,第2のトランスコンダクタ回路(C1,C2)はそれぞれ固定値を有するバイアス電流を発生するバイアス電流発生装置の対に接続され,前記バイアス電流は,前記第2のトランスコンダクタ回路がない場合に,前記第1のトランスコンダクタ回路(C1)がその入力端子で,通常の動作条件下において前記システムの入力端子において予想されるコモンモード電圧を印加されたときにゼロ出力電流を判定するための値に対応する固定値を有するものである。
【0020】
また,請求項10に係るトランスコンダクタ・システムは,少なくとも1つのバイアス電流発生装置(M31,M32)を備えた第1のトランスコンダクタ回路(C1)を含み,さらに,その入力端子が入力信号に並列に前記第1のトランスコンダクタ回路の前記入力端子に接続されていると同時に,差動モード・トランスコンダクタンスがほぼゼロの値で,また,出力端子が,前記第1のトランスコンダクタ回路(C1)の出力電流がその入力端子でのコモンモード電圧が変動してもゼロのままであるように前記バイアス電流発生装置(M31,M32)に接続されている,少なくとも1つのバイアス電流発生装置(M21,M22,T2)を具備している第2のトランスコンダクタ回路(C2)から構成されているものである。
【0021】
また,請求項11に係るトランスコンダクタ・システムは,前記少なくとも1つの電流発生装置(M31,M32)が,前記第2のトランスコンダクタ回路(C2)の出力によって誘導される,少なくとも1つの電流ミラー(M4)を含んでいるものである。
【0022】
また,請求項12に係るトランスコンダクタ・システムは,前記第1,第2のトランスコンダクタ回路が,電力供給接続に直接接続され,前記第1のトランスコンダクタ回路(C1)が,それぞれ差動の各分岐に対応する2つの等しい電流発生装置(M31,M32)により構成されているものである。
また,請求項13に係る集積回路トランスコンダクタ・ステージは,差動入力信号を受け取り,それに応じて第1のコモンモード・ゲイン値と第1の差動モード・ゲイン値を持つ第1の電流出力を供給するように接続された第1の疑似差動トランスコンダクタ・ステージと,前記差動入力信号を受取り、それに応じて第2のコモンモード・ゲイン値とほぼゼロの差動モード・ゲイン値とを持つ第2の電流出力を供給するように接続された第2の疑似差動トランスコンダクタ・ステージと,を備え,前記第1および第2の電流出力は相互に結合され、前記第2のトランスコンダクタ・ステージの前記第2のコモンモード・ゲイン値が前記第1のトランスコンダクタ・ステージの前記第1のトランスコンダクタ・ステージの前記第1のコモンモード・ゲイン値を相殺し、その結果正味のコモンモード・ゲイン値がほぼゼロである。
さらに,請求項14に係る集積回路トランスコンダクタ・ステージは,ともに第1の電力供給接続に直接接続された第1のチャンネル導電型のそれぞれのソース領域と,差動入力信号を受け取るように接続されたそれぞれのゲートと,差動トランスコンダクタ出力端子に可変電流寄与を供給するそれぞれのドレーンとを有する,第1の疑似差動電解効果トランジスタ対と,ともに第1の電力供給接続に直接接続された第1のチャンネル導電型のそれぞれのソース領域と,前記差動入力信号を受け取るように接続されたそれぞれのゲートと,ダイオードを接続した付加トランジスタの第2導電型ドレーン領域に可変電流寄与を供給するように接続されたそれぞれのドレーンとを有する,第2の疑似差動トランジスタ対とを備え,前記第1および第2の追加電解効果トランジスタは,それぞれ前記ドレーンに接続されたゲートと,前記ダイオードを接続した付加トランジスタのゲートとを有し,かつ,それぞれ前記第1のトランジスタ対の各1つとそれぞれの出力端子とに電流を印加するように接続されたドレーンを有し,それにより,低供給電圧において動作が可能であり,前記差動トランスコンダクタ出力が前記出力端子において生成され,大幅にコモンモード・ゲインが減少するものである。
【0023】
【作用】
高コモンモード・トランスコンダクタンスを有する第1のトランスコンダクタ回路に,第1のトランスコンダクタ回路のそれとほぼ等しい大きさの,ただし符号が逆のコモンモード・トランスコンダクタンスを有する第2のトランスコンダクタ回路を入力信号に並列に接続することによって構成されるトランスコンダクタ・システムにあっては,コモンモード・トランスコンダクタンスがほぼゼロとなる。
【0024】
この回路の周波数特性に関しては,電流反転の速度によって限定される。それら電子装置のパラメータが理想的な状態にあり,電流ミラーが1つの極を誘発すると仮定すれば,そして,そうした極がかなり高く,すなわち,電流ミラーが高速であれば,"十分に差動的な"タイプの回路によって得ることができる値をさらに上回るコモンモード阻止能力を得ることができる。
【0025】
これら2つの回路は好適に一体化することができ,構成部品の数,および集積化に必要な面積の削減と,さらに,この発明の指示に従った性能およびシステムの改良をもたらす。
【0026】
【実施例】
以下,この発明に係るコモンモード電流信号をキャンセルする方法およびその方法を用いたトランスコンダクタ・システムの実施例を図面に基づいて説明する。図1に示した本実施例に係るシステムは,2つの入力端子IPおよびIMと,2つの出力端子OPおよびOMとを有している。それは,2つの入力端子IP1とIM1および2つの出力端子OP1とOM1を有する第1のトランスコンダクタ回路C1と,2つの入力端子IP2とIM2および2つの出力端子OP2とOM2を有する第2のトランスコンダクタ回路C2とから構成されている。第1,第2のトランスコンダクタ回路C1,C2は相互に、かつ入力信号に並列に接続されている。
【0027】
コモンモード・トランスコンダクタンスが,第1のトランスコンダクタ回路C1と大きさがほぼ同じで,符号が反対であるようにトランスコンダクタ回路C2を配置すると,こうしたトランスコンダクタ・システムにあってはコモンモード・トランスコンダクタンスはほぼゼロとなる。
【0028】
当然であるが,このシステムの差動モード・トランスコンダクタンスが2つのトランスコンダクタ回路C1およびC2の合計となり,有限の値となるようにするため,同様の関係を差動モード・トランスコンダクタンス間にも適用してはならない。
【0029】
図2は,図1に示したシステム(2つのトランスコンダクタ回路C1,C2により構成されている)の一実施例を示しており,ここでは,図面を見やすくするために,種々の入力および出力端子間の接続を図示しない。
【0030】
第2のトランスコンダクタ回路C1の位相は,図5に示した従来における回路のそれと正確に一致しているが,トランスコンダクタ回路C2は,MOS入力トランジスタのドレイン端子も共に電気的に接続されていることを除けば,図5に示した回路の位相と同じである。こうした接続により,コモンモード・トランスコンダクタンスは変化せず,差動モード・トランスコンダクタンスはほぼゼロとなる。
【0031】
図2に示した2つのトランスコンダクタ回路C1およびC2の出力端子は,図1あるいは図2に明確には示されていない適切な回路を介して接続されるべきであり,これによって,例えば,回路ミラーを用いることにより,コモンモード・トランスコンダクタンスの符号を希望通りに逆転することが可能になる。
【0032】
図1に示したシステムの差動モード・トランスコンダクタンスは,その場合,第1のトランスコンダクタ回路C1の差動モード・トランスコンダクタンスとほぼ一致する。
【0033】
この時点までの,トランスコンダクタンスに関するこれらの観察結果は,周波数に合わせた変動を許さない。したがって,当然,それらは少なくとも,そのトランスコンダクタ・システムの作動範囲で満たされねばならない。
【0034】
トランスコンダクタ回路C2の1つの分岐は,直列に接続された電流発生装置G21,BJTトランジスタT21およびMOSトランジスタM21と,もう1つの直列構成による電流発生装置G22,BJTトランジスタT22およびMOSトランジスタM22によって構成されている。BJTトランジスタT21およびT22のベースは固定分極電位を有する端子UTと接続されている。MOSトランジスタM21およびM22の制御ゲートはそれぞれ第1の入力端子IP2および第2の入力端子IM2に接続されている。第1の出力端子OP2はBJTトランジスタT21のコレクタに接続されており,第2の出力端子OM2はBJTトランジスタT22のコレクタに接続されている。
【0035】
図2には,電流発生装置G11,G12,G21,G22によって発生された電流を制御するために設計された別の固定分極電位を有する他の端子UGが示されている。
【0036】
端子UGの電位は,第2のトランスコンダクタ回路C2がない場合,通常の動作条件下で,第1のトランスコンダクタ回路C1に対し,そのシステム入力端子で予想される電圧と等しいコモンモード電圧を印加することにより,システム出力はゼロになるような方法で選択される。こうした方法によれば,コモンモードをキャンセルする必要性が最小限化される。
【0037】
図2に示した場合と同様の,完全に対称的構造にあっては,相同の装置はできるだけ同一にしなければならない。この場合,端子UGの電位の選択はかなり自由になる。
【0038】
図3は,本発明に係るトランスコンダクタ・システムの特に好適な他の実施例を示している。これは,電流発生装置G11とG12が2つのMOSトランジスタM31およびM32を用いて設けられている図1に示したトランスコンダクタ回路C1と同一の第1のトランスコンダクタンス回路と,2つのBJTトランジスタT21およびT22が単一のBJTトランジスタT2と置き換えられたものであり,そして,2つの電流発生装置G21およびG22が単一のMOSトランジスタM4により置き換えられている,図1に示したトランスコンダクタ回路C2に類似した第2のトランスコンダクタ回路によって構成されている。
【0039】
端子UGが,MOSトランジスタM4のドレイン端子によって電気的に接続されている点に留意することが重要である。こうした方法で,MOSトランジスタM31およびM32はMOSトランジスタM4との組み合わせで,2つの電流ミラーを形成する。反転された電流はその入力端子でコモンモード電圧に影響を受ける第2のトランスコンダクタ回路によって発生させられたものである。MOSトランジスタM11およびM12の面積の半分に等しいMOSトランジスタM21およびM22の面積を指定することによって,入力端子でのコモンモード信号の重み付け合計が得られる。
【0040】
次に,上記電流ミラーを介して,符号反転およびコモンモード電流信号の出力端子への伝送が開始される。
【0041】
この回路の周波数特性に関しては,電流反転の速度によって限定される。それら電子装置のパラメータが理想的な状態にあり,電流ミラーが1つの極を誘発すると仮定すれば,そして,そうした極がかなり高く,すなわち,電流ミラーが高速であれば,"十分に差動的な"タイプの回路によって得ることができる値をさらに上回るコモンモード阻止能力を得ることができる。
【0042】
この電流ミラーを高速化するためには,図3に示した構造に代えて,チャンネルがより短く,したがって,より高速な処理が可能な装置を等しい圧力抵抗で用いることができるようにする"カスコード"構造の使用が可能になる。
【0043】
例えば,"十分に差動的な"回路のためにであっても,本発明の示唆するところを使用するうえで阻害するものはなにもない。さらに,コモンモード信号を"待機"値,そして差動モード信号を該値との差とみなせば,非差動回路にも用いることが可能になる。
【0044】
【発明の効果】
以上,説明した通り,この発明に係るコモンモード電流信号をキャンセルする方法およびその方法を用いたトランスコンダクタ・システムにあっては,出力端子におけるコモンモード電流信号を大幅に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトランスコンダクタ・システムの構成を示す説明図である。
【図2】図1に示したシステムの詳細を示す回路図である。
【図3】本発明に係るトランスコンダクタ・システムの他の実施例を示す回路図である。
【図4】従来における“十分に差動的な”タイプのトランスコンダクタの構成を示す回路図である。
【図5】従来における“疑似差動的な”トランスコンダクタの構成を示す回路図である。
【符号の説明】
C1 第1のトランスコンダクタ回路
C2 第2のトランスコンダクタ回路
OP1 出力端子
OM1 出力端子
M21,M22 MOSトランジスタ
G11,G12,G21,G22 電流発生装置
M31,M32 MOSトタンジスタ
T2 BJTトランジタ
M4 MOSトタンジスタ
Claims (14)
- トランスコンダクタ・システムにおいて,第1の値に等しい差動モード・トランスコンダクタンスと,第2の値に等しいコモンモード・トランスコンダクタンスを有する第1のトランスコンダクタ回路の出力端子におけるコモンモード電流信号をキャンセルする方法において,
前記トランスコンダクタ・システムは,さらに,第2のトランスコンダクタ回路を備え,前記第2のトランスコンダクタ回路は,前記第2の値と大きさがほぼ等しく,符号が反対のコモンモード・トランスコンダクタンスを有し,それにより低供給電圧において動作が可能であり,
前記第2のトランスコンダクタ回路は,前記第2のトランスコンダクタ回路の第1の入力端子を前記第1のトランスコンダクタ回路の第1の入力端子に接続し,前記第2のトランスコンダクタ回路の第2の入力端子を前記第1のトランスコンダクタ回路の第2の入力端子に接続し,前記第2のトランスコンダクタ回路の第1の出力端子を前記第1のトランスコンダクタ回路の第1の出力端子に接続し,前記第2のトランスコンダクタ回路の第2の出力端子を前記第1のトランスコンダクタ回路の第2の出力端子に接続したことにより,前記第1のトランスコンダクタ回路に並列に接続され,かつ
前記トランスコンダクタ・システムのコモンモード・トランスコンダクタンスがほぼゼロである
ことを特徴とするコモンモード電流信号をキャンセルする方法。 - 前記第2のトランスコンダクタ回路が,ほぼゼロの値の差動モード・トランスコンダクタンスを有していることを特徴とする請求項1に記載のコモンモード電流信号をキャンセルする方法。
- 前記第1の値および第2の値がほぼ等しいことを特徴とする請求項1または2に記載のコモンモード電流信号をキャンセルする方法。
- 前記第1の値および第2の値が周波数に依存し,さらに,前記第1,第2のトランスコンダクタ回路のトランスコンダクタンス間の関係が,少なくとも1つの周波数領域で満たされることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のコモンモード電流信号をキャンセルする方法。
- 第1の値に等しい差動モード・トランスコンダクタンスと,第2の値に等しいコモンモード・トランスコンダクタンスを有する第1のトランスコンダクタ回路の出力端子におけるコモンモード電流信号をキャンセルする方法において,
前記第1のトランスコンダクタ回路と入力信号に並列に,第2の電流を発生するように設計され,ほぼゼロの値の差動モード・トランスコンダクタンスとほぼ前記第2の値のコモンモード・トランスコンダクタンスとを有している第2のトランスコンダクタ回路が設けられ,前記第2の電流は前記第1のトランスコンダクタ回路の前記出力端子にバイアス電流を提供するために用いられ,それによりコモンモード・ゲインが大幅に減少した差動モード・トランスコンダクタ出力が得られることを特徴とするコモンモード電流信号をキャンセルする方法。 - 第1の値に等しい差動モード・トランスコンダクタンスと,第2の値に等しいコモンモード・トランスコンダクタンスとを有し,第1および第2の入力端子と第1および第2の出力端子とを有する第1のトランスコンダクタ回路と,
前記第2の値と大きさがほぼ等しく,符号が反対のコモンモード・トランスコンダクタンスを有し,第1および第2の入力端子と第1および第2の出力端子とを有する第2のトランスコンダクタ回路とを備え,
前記第2のトランスコンダクタ回路は,前記第2のトランスコンダクタ回路の第1の入力端子を前記第1のトランスコンダクタ回路の第1の入力端子に接続し,前記第2のトランスコンダクタ回路の第2の入力端子を前記第1のトランスコンダクタ回路の第2の入力端子に接続し,前記第2のトランスコンダクタ回路の第1の出力端子を前記第1のトランスコンダクタ回路の第1の出力端子に接続し,前記第2のトランスコンダクタ回路の第2の出力端子を前記第1のトランスコンダクタ回路の第2の出力端子に接続したことにより ,前記第1のトランスコンダクタ回路に並列に接続され,かつ
前記トランスコンダクタ・システムのコモンモード・トランスコンダクタンスがほぼゼロである
ことを特徴とするトランスコンダクタ・システム。 - 前記第2のトランスコンダクタ回路が,その制御端子が前記第2のトランスコンダクタ回路の入力端子に接続されており,残りの端子が相互に接続されている2つの入力トランジスタを有しており,電力供給接続に直接接続されていることを特徴とする請求項6に記載のトランスコンダクタ・システム。
- 前記第1のトランスコンダクタ回路が,電力供給接続に直接接続されており,前記残りの端子のうちの2つだけが相互に接続されていることを除けば,前記第2のトランスコンダクタ回路と同じであることを特徴とする請求項7に記載のトランスコンダクタ・システム。
- 前記第1,第2のトランスコンダクタ回路はそれぞれ固定値を有するバイアス電流を発生するバイアス電流発生装置の対に接続され,前記バイアス電流は,前記第2のトランスコンダクタ回路がない場合に,前記第1のトランスコンダクタ回路がその入力端子で,通常の動作条件下において,前記システムの入力端子において予想されるコモンモード電圧を印加されたときにゼロ出力電流を判定するための値に対応する固定値を有することを特徴とする請求項8に記載のトランスコンダクタ・システム。
- 少なくとも1つのバイアス電流発生装置を備えた第1のトランスコンダクタ回路を含み,さらに,その入力端子が入力信号に並列に前記第1のトランスコンダクタ回路の前記入力端子に接続されていると同時に,差動モード・トランスコンダクタンスがほぼゼロの値で,また,出力端子が,前記第1のトランスコンダクタ回路の出力電流がその入力端子でのコモンモード電圧が変動してもゼロのままであるように前記バイアス電流発生装置に接続されている,少なくとも1つのバイアス電流発生装置を具備している第2のトランスコンダクタ回路から構成されていることを特徴とするトランスコンダクタ・システム。
- 前記少なくとも1つの電流発生装置が,前記第2のトランスコンダクタ回路の出力によって誘導される,少なくとも1つの電流ミラーを含んでいることを特徴とする請求項10に記載のトランスコンダクタ・システム。
- 前記第1,第2のトランスコンダクタ回路が,電力供給接続に直接接続され,前記第1のトランスコンダクタ回路が,それぞれ差動の各分岐に対応する2つの等しい電流発生装置により構成されていることを特徴とする請求項10または11に記載のトランスコンダクタ・システム。
- 集積回路トランスコンダクタ・ステージであって,
差動入力信号を受け取り,それに応じて第1のコモンモード・ゲイン値と第1の差動モード・ゲイン値を持つ第1の電流出力を供給するように接続された第1の疑似差動トランスコンダクタ・ステージと,
前記差動入力信号を受取り、それに応じて第2のコモンモード・ゲイン値とほぼゼロの差動モード・ゲイン値とを持つ第2の電流出力を供給するように接続された第2の疑似差動トランスコンダクタ・ステージと,を備え,
前記第1および第2の電流出力は相互に結合され,前記第2のトランスコンダクタ・ステージの前記第2のコモンモード・ゲイン値が前記第1のトランスコンダクタ・ステージの前記第1のトランスコンダクタ・ステージの前記第1のコモンモード・ゲイン値を相殺し,その結果正味のコモンモード・ゲイン値がほぼゼロである
ことを特徴とする集積回路トランスコンダクタ・ステージ。 - 集積回路トランスコンダクタ・ステージであって,
ともに第1の電力供給接続に直接接続された第1のチャンネル導電型のそれぞれのソース領域と,差動入力信号を受け取るように接続されたそれぞれのゲートと,差動トランスコンダクタ出力端子に可変電流寄与を供給するそれぞれのドレーンとを有する、第1の疑似差動電解効果トランジスタ対と,
ともに第1の電力供給接続に直接接続された第1のチャンネル導電型のそれぞれのソース領域と,前記差動入力信号を受け取るように接続されたそれぞれのゲートと,ダイオードを接続した付加トランジスタの第2導電型ドレーン領域に可変電流寄与を供給するように接続されたそれぞれのドレーンとを有する,第2の疑似差動トランジスタ対とを備え,
前記第1および第2の追加電解効果トランジスタは、それぞれ前記ドレーンに接続されたゲートと,前記ダイオードを接続した付加トランジスタのゲートとを有し,かつ,それぞれ前記第1のトランジスタ対の各1つとそれぞれの出力端子とに電流を印加するように接続されたドレーンを有し,
それにより,低供給電圧において動作が可能であり,前記差動トランスコンダクタ出力が前記出力端子において生成され,大幅にコモンモード・ゲインが減少する
ことを特徴とする集積回路トランスコンダクタ・ステージ。
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