JP3954620B2 - 墓 - Google Patents

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Description

本発明は、石製の墓本体の前に設けられ香炉等の物を入れる収納空間が形成された収納庫を備えた墓に係り、特に、収納庫の開口を開閉し例えば格子による複数の貫通孔を有した開閉戸を備えてなる墓に関する。
従来、この種の墓としては、例えば、図12に示すように、石製の墓本体100と、墓本体100の前に設けられ前側に開放する開口102を有し香炉等の物を入れる物の収納空間Sが形成される石製の収納庫101とを備えている。収納庫101には、収納空間Sの開口102を開閉する左右対称の一対の引き戸からなる開閉戸103が設けられている。開閉戸103には、その中央が格子状に形成され収納空間Sと外部とを連通する複数の貫通孔104が設けられている(例えば、特開平11−125030号公報参照)。
この墓においては、通常は、収納庫101の収納空間Sに、香炉,ローソクや線香等の物を収納し、開閉戸103を閉めておく。そして、墓参するときは、例えば、収納庫101の上や花立105に花や供物等を供えるとともに、収納庫101の開閉戸103を開け、収納空間Sから必要なものを取り出し、更に、収納空間S内の香炉において線香を焚き、開閉戸103を開けたままでも良いが、主には開閉戸103を閉めた状態にする。これにより、線香の煙が収納庫の収納空間Sから開閉戸103の格子の貫通孔104を通って外部に流れていき、墓本体100の周囲に線香の煙が漂う中で供養が行なわれる。
特開平11−125030号公報
ところで、上述した従来の墓にあっては、開閉戸103に格子を設けて、墓参するときに、収納庫101の収納空間S内で線香を焚き、開閉戸103を閉めてその貫通孔104から線香の煙を外部に流出させて、墓本体100の周囲に線香の煙を漂わせることができるようにしているが、墓参をしない通常時において、収納庫101の開閉戸103を閉めた状態にしても、開閉戸103の貫通孔104を通して収納空間Sと外部が連通状態になり、そのため、例えば、ゴミが入り込んだり、蜂などの昆虫が入り込んで内部を汚してしまうという問題があった。特に、蜂の場合には収納空間S内に巣を作ることがしばしばあり、その場合には、墓参するときに危険を生じさせるという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、開閉戸を閉めてその貫通孔から線香の煙を外部に流出させることのできる機能を保持しつつ、通常は開閉戸の貫通孔が外部と連通しないように開口を遮断できるようにして、ゴミや昆虫などの侵入を阻止できるようにし、収納空間内の汚れの防止を図った墓を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の墓は、石製の墓本体と、該墓本体の前に設けられ前側に開放する開口を有し物の収納空間が形成される石製の収納庫とを備え、該収納庫に、上記収納空間の開口を開閉し該収納空間と外部とを連通する複数の貫通孔を有した開閉戸を備えてなる墓において、上記開閉戸の内側に、上記開口を開閉し閉時に上記開口を遮断する内戸を設けた構成としている。
これにより、墓参しない通常時において、収納庫に香炉,ローソクや線香等の物を収納しておくことができる。この際には、開閉戸及び内戸を開け、開口から収納空間に香炉,ローソクや線香等の物を収納し、再び、開閉戸及び内戸を閉める。この開閉戸及び内戸が閉められた状態においては、収納庫の開口は内戸で遮断され、開閉戸の格子の貫通孔が外部と連通しないようになるので、開閉戸に貫通孔があっても、この貫通孔から収納空間に、ゴミや昆虫などが侵入する事態が阻止され、収納空間内の汚れの防止が図られる。特に、蜂の侵入が阻止されるので、蜂が収納空間内に巣を作ることが防止され、そのため、墓参時の安全が図られる。
墓参するときは、例えば、収納庫の開閉戸及び内戸を開け、収納空間内の香炉において線香を焚き、開閉戸を開けたままでも良いが、主には開閉戸を閉めた状態にする。この場合、開閉戸を閉めても、内戸は開いたままになる。そのため、線香の煙が収納庫の収納空間から開閉戸の格子の貫通孔を通って外部に流れていき、墓本体の周囲に線香の煙が漂う中で供養が行なわれる。
次に、墓参が終ったならば、再び、開閉戸を開けて、開口から収納空間に香炉,ローソクや線香等の物を収納し、再び、開閉戸及び内戸を閉める。
そして、必要に応じ、上記開閉戸及び内戸を引き戸で構成し、上記収納庫に開閉戸及び内戸を開閉移動可能に保持する敷居及び鴨居を形成した構成としている。開閉戸及び内戸が敷居及び鴨居にガイドされるので、開閉が円滑に行なわれ、保持も確実になる。
この場合、必要に応じ、上記敷居及び鴨居を、夫々、上記開閉戸及び内戸が互いに重なり合って共に保持される一条の溝で形成した構成としている。敷居及び鴨居は、一条の溝で形成されているので、加工が容易であり、製造コストが低減される。
また、この場合、必要に応じ、上記開閉戸を開閉移動可能に保持する敷居及び鴨居の組と、上記内戸を開閉移動可能に保持する敷居及び鴨居の組とを、夫々別々に設けた構成としている。開閉戸及び内戸が各々別々の敷居及び鴨居の組で保持されるので、開閉が円滑に行なわれ、保持も確実になる。
更に、必要に応じ、上記開閉戸及び内戸が閉まっている状態で、該開閉戸を開くとき該開閉戸が上記内戸に連係して該内戸を同動させて開くようにするとともに、上記開閉戸及び内戸が開いている状態で、該開閉戸を閉めるとき上記内戸との連係を解除して該開閉戸のみ閉まるようにする連係機構を設けた構成としている。
これにより、開閉戸を開ければ、連係機構により、開閉戸が内戸に連係して内戸を同動させて開く。そのため、開閉戸及び内戸を別々に開けなくても同時に開けることができるので操作性が向上させられる。
この場合、上記連係機構を、上記開閉戸の開方向後端部から突設され上記内戸の開方向後端部に当接する突出片を備えて構成したことが有効である。開閉戸を開ければ、連係機構の突出片が内戸の開方向後端部に当接しているので、内戸を押すことになり、この開閉戸が内戸に連係して内戸を同動させて開く。そのため、開閉戸及び内戸を別々に開けなくても同時に開けることができるので操作性が向上させられる。また、連係機構を突出片で構成しているので、加工が容易になり製造コストが低減される。
また、この場合、上記連係機構を、上記内戸の開方向前端部から突設され上記開閉戸の開方向前端部に当接する突出片を備えて構成したことが有効である。この連係機構によれば、開閉戸を開ければ、連係機構の突出片が開閉戸の開方向前端部に当接しているので、開閉戸が内戸を押すことになり、この開閉戸が内戸に連係して内戸を同動させて開く。そのため、開閉戸及び内戸を別々に開けなくても同時に開けることができるので操作性が向上させられる。また、開閉戸及び内戸が開いている状態で、開閉戸を閉めると、内戸との連係が解除され、開閉戸のみ閉まるようになる。更に、開閉戸及び内戸が開いている状態から、両者を閉めるときは、内戸の突出片を押せばよい。これにより、突出片により開閉戸が押されるので、開閉戸及び内戸を別々に閉めなくても同時に閉めることができ、それだけ、操作性が向上させられる。また、連係機構を突出片で構成しているので、加工が容易になり製造コストが低減される。
本発明の墓によれば、墓参しない通常時において、開閉戸及び内戸を閉めて、収納庫に香炉,ローソクや線香等の物を収納しておくことができる。この際には、収納庫の開口は内戸で遮断され、開閉戸の格子の貫通孔が外部と連通しないようになるので、開閉戸に貫通孔があっても、この貫通孔から収納空間に、ゴミや昆虫などが侵入する事態を阻止することができ、収納空間内の汚れの防止を図ることができる。特に、蜂の侵入が阻止されるので、蜂が収納空間内に巣を作ることを防止して、墓参時の安全を図ることができる。
また、墓参するときは、例えば、収納庫の開閉戸及び内戸を開け、収納空間内の香炉において線香を焚き、開閉戸を閉めた状態にすれば、開閉戸を閉めても、内戸は開いたままになるので、線香の煙が収納庫の収納空間から開閉戸の格子の貫通孔を通って外部に流れ、墓本体の周囲に線香の煙を漂わせることができ、貫通孔の機能を保持することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態に係る墓について詳細に説明する。
図1乃至図5には、本発明の第一の実施の形態に係る墓を示している。この墓は、図2に示すように、石製の墓本体1と、墓本体1の下側に設けられ骨を入れる石製あるいはコンクリート製の骨堂2とを備えている。墓本体1の前であって骨堂2の上部を構成する台板3上には、前側に開放する開口4を有した香炉等の物の収納空間Sが形成されるとともに供物等の物を載置可能な石製の収納庫5が設けられている。
収納庫5は、骨堂2の上部を構成する台板3に支持された底板6、底板6の左右に立設される矩形ブロック状の支柱7、支柱7に架設される天板8及び背面壁9を備えて構成されている。背面壁9は、墓本体1を構成する石で構成されている。尚、背面壁9は、墓本体1とは別の石板で構成されても良い。これにより、上記の収納空間Sは、底板6,支柱7,天板8及び背面壁9で囲繞される空間で構成される。図2中符号3aは、収納庫5の左右に設置される花立である。尚、花立は、支柱7で構成されても良い。
収納庫5には、収納庫5の収納空間Sの開口4を開閉する一対の矩形板状の引き戸からなる石製の開閉戸10が設けられている。一対の開閉戸10は互いに左右対称形に形成されており、開方向R(図4)の互いに対向する開方向後端部10aを当接させて開口4を閉じ、左右に互いに離間して移動させられて開口4を開ける。対向する開方向後端部10aには、前側から凹設され手が掛けられる手掛11が形成されている。また、開閉戸10の中央部には格子状の窓部12が設けられており、これにより、開閉戸10には、収納空間Sと外部とを連通する複数の矩形の貫通孔13が形成されている。
また、この開閉戸10の内側には、収納庫5の収納空間Sの開口4を開閉する一対の矩形板状の引き戸からなり、閉時に開口4を遮断する板状の石製の内戸20が設けられている。一対の内戸20は互いに左右対称形に形成されており、左右に互いに離間して移動させられて開口4を開ける。
更に、開閉戸10と内戸20との連係機構21が設けられている。連係機構21は、開閉戸10及び内戸20が閉まっている状態で、開閉戸10を開くときこの開閉戸10が内戸20に連係して、内戸20を同動させて開くようにするとともに、開閉戸10及び内戸20が開いている状態で、開閉戸10を閉めるとき内戸20との連係を解除して、開閉戸10のみ閉まるようにするものである。具体的には、連係機構21は、開閉戸10の開方向後端部10aから突設され、内戸20の開方向後端部20aに当接する突出片22で構成されている。連係機構21を突出片22で構成しているので、加工が容易になり製造コストが低減される。
更にまた、収納庫5には、開閉戸10及び内戸20を開閉移動可能に保持する敷居23及び鴨居24が形成されている。敷居23及び鴨居24は、夫々、開閉戸10及び内戸20が互いに重なり合って共に保持される一条の溝で形成されている。即ち、底板6及び天板8の前側は支柱7の前面よりも前側に突出しており、敷居23の溝は、底板6の前側に突出した部位に形成されているとともに、鴨居24の溝は天板8の前側に突出した部位に形成されている。この場合、敷居23及び鴨居24は、一条の溝で形成されているので、加工が容易であり、製造コストが低減される。
また、図3に示すように、底板6であって収納庫5の収納空間Sに臨む部位には、台板3に設けた連通口(図示せず)を介して骨堂2に連通し骨堂2内に骨を入れるための入口30が設けられている。また、底板6には、入口30を開閉する一対の矩形板状の引き戸からなる石製の蓋戸31が設けられている。一対の蓋戸31は互いに左右対称形に形成されており、底板6に形成した矩形状の凹部32に嵌めこまれてガイドされ、入口30を閉じて収納空間Sの載置面を構成する閉位置及び、左右に互いに離間して支柱7の下側に移動させられ入口30を開ける開位置に位置させられる。
従って、この第一の実施の形態に係る墓によれば、墓参しない通常時において、収納庫5に香炉,ローソクや線香等の物を収納しておくことができる。この際には、図4に示すように、開閉戸10及び内戸20を開け、開口4から収納空間Sに香炉,ローソクや線香等の物を収納し、再び、図1に示すように、開閉戸10及び内戸20を閉める。この場合、開閉戸10及び内戸20が敷居23及び鴨居24にガイドされるので、開閉が円滑に行なわれ、保持も確実になる。
また、この場合、図4に示すように、開閉戸10を開ければ、連係機構21の突出片22が内戸20の開方向後端部20aに当接しているので、内戸20を押すことになり、この開閉戸10が内戸20に連係して内戸20を同動させて開く。そのため、開閉戸10及び内戸20を別々に開けなくても同時に開けることができるので操作性が向上させられる。開閉戸10及び内戸20を閉めるときは、開閉戸10及び内戸20を夫々閉方向に押す。
墓参しない通常時において、図1に示すように、開閉戸10及び内戸20が閉められた状態においては、収納庫5の開口4は内戸20で遮断され、開閉戸10の格子の貫通孔13が外部と連通しないようになるので、開閉戸10に貫通孔13があっても、この貫通孔13から収納空間Sに、ゴミや昆虫などが侵入する事態が阻止され、収納空間S内の汚れの防止が図られる。特に、蜂の侵入が阻止されるので、蜂が収納空間S内に巣を作ることが防止され、そのため、墓参時の安全が図られる。
そして、墓参するときは、例えば、収納庫5の上や花立に花や供物等を供えるとともに、図4に示すように、収納庫5の開閉戸10を開け、収納空間Sから必要なものを取り出す。この場合にも、開閉戸10を開ければ、連係機構21の突出片22が内戸20の開方向後端部20aに当接しているので、内戸20を押すことになり、この開閉戸10が内戸20に連係して内戸20を同動させて開く。そのため、開閉戸10及び内戸20を別々に開けなくても同時に開けることができるので操作性が向上させられる。
それから、収納空間S内の香炉において線香を焚き、開閉戸10を開けたままでも良いが、図2及び図5に示すように、主には開閉戸10を閉めた状態にする。この場合、開閉戸10を閉めても、連係機構21の突出片22が内戸20の開方向後端部20aに当接しているので、内戸20との連係が解除され、そのため、開閉戸10のみ閉まり、内戸20は開いたままになる。そのため、線香の煙が収納庫5の収納空間Sから開閉戸10の格子の貫通孔13を通って外部に流れていき、墓本体1の周囲に線香の煙が漂う中で供養が行なわれる。
次に、墓参が終ったならば、再び、図4に示すように、開閉戸10を開けて、開口4から収納空間Sに香炉,ローソクや線香等の物を収納し、図1に示すように、再び、開閉戸10及び内戸20を閉める。
また、墓参して、骨堂2に納骨するときは、図3及び図4に示すように、先ず、収納庫5の開閉戸10を開け、収納空間Sから必要なものを取り出す。この場合にも、開閉戸10を開ければ、連係機構21の突出片22が内戸20の開方向後端部20aに当接しているので、内戸20を押すことになり、この開閉戸10が内戸20に連係して内戸20を同動させて開く。そのため、開閉戸10及び内戸20を別々に開けなくても同時に開けることができるので操作性が向上させられる。
そして、図3に示すように、蓋戸31を、閉位置から開位置にして開け、底板6に形成された入口30を開く、この状態で、入口30から骨を骨堂2内に入れ、納骨する。納骨が終わったならば、蓋戸31を、開位置から閉位置にして閉める。この場合、蓋戸31の開閉だけで、納骨を行なうことができるので、納骨作業を容易に行なうことができる。
図6には、本発明の第一の実施の形態にかかる墓において、連係機構21の別例を示している。この連係機構21は、開閉戸10及び内戸20が閉まっている状態で、開閉戸10を開くときこの開閉戸10が内戸20に連係して、内戸20を同動させて開くようにするとともに、開閉戸10及び内戸20が開いている状態で、開閉戸10を閉めるとき内戸20との連係を解除して、開閉戸10のみ閉まるようにするものである。具体的には、連係機構21は、内戸20の開方向前端部20bから突設され上記開閉戸10の開方向前端部10bに当接する突出片22で構成されている。この連係機構21によれば、開閉戸10を開ければ、連係機構21の突出片22が開閉戸10の開方向前端部10bに当接しているので、開閉戸10が内戸20を押すことになり、この開閉戸10が内戸20に連係して内戸20を同動させて開く。そのため、開閉戸10及び内戸20を別々に開けなくても同時に開けることができるので操作性が向上させられる。また、開閉戸10及び内戸20が開いている状態で、開閉戸10を閉めると、内戸20との連係が解除され、開閉戸10のみ閉まるようになる。更に、開閉戸10及び内戸20が開いている状態から、両者を閉めるときは、内戸20の突出片22を押せばよい。これにより、突出片22により開閉戸10が押されるので、開閉戸10及び内戸20を別々に閉めなくても同時に閉めることができ、それだけ、操作性が向上させられる。
図7には、本発明の第一の実施の形態にかかる墓において、敷居23及び鴨居24の別の例を示している。これは、開閉戸10を開閉移動可能に保持する敷居23及び鴨居24の組と、内戸20を開閉移動可能に保持する敷居23及び鴨居24の組とを、夫々別々に設けたものである。開閉戸10及び内戸20が各々別々の敷居23及び鴨居24の組で保持されるので、開閉が円滑に行なわれ、保持も確実になる。
図8には、本発明の第二の実施の形態に係る墓を示している。この墓は、上記第一の実施の形態に係る墓と略同様であるが、上記第一の実施の形態に係る墓と異なって、連係機構21が設けられていない。他の構成は同様であり、同様の作用,効果を奏する。
図9には、本発明の第三の実施の形態に係る墓を示している。この墓は、上記第二の実施の形態に係る墓と略同様であるが、上記第二の実施の形態に係る墓と異なって、内戸20が収納空間Sの内部に設けられ、かつ、支柱7内に出入りできるように設けられている。これにより、開閉戸10を開閉移動可能に保持する敷居23及び鴨居24の組と、内戸20を開閉移動可能に保持する敷居23及び鴨居24の組とは、夫々別々に設けられることになる。作用,効果は上記と同様である。
図10には、収納庫5の内部の別の例を示している。底板6には、骨堂2に連通し骨堂2内に骨を入れるための入口30が設けられている。また、底板6には、入口30を開閉する一対の矩形板状の引き戸からなる石製の蓋戸31が設けられている。一対の蓋戸31は互いに左右対称形に形成されており、底板6の前後であって、支柱7間に設けられ断面矩形状で棒状に形成された一対の案内部材33間に摺動可能にガイドされ、入口30を閉じて収納空間Sの載置面を構成する閉位置及び、左右に互いに離間して支柱7の下側に移動させられ入口30を開ける開位置に位置させられる。支柱7の下側は、蓋戸31が移動可能に出入り可能な凹所34に形成されている。これによっても、上記と同様に納骨が行なわれる。
図11には、支柱7の別の例を示している。図11(a)に示す支柱7は、断面コ字状に形成されており、収納庫5の収納空間Sが広くなるように形成されている。また、図11(b)に示す支柱7は、断面L字状に形成されており、これも同様に、収納庫5の収納空間Sが広くなるように形成されている。
尚、上記各実施の形態において、開閉戸10や内戸20は石製にしたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、ガラス製やプラスチック製にするなどどのような材質にしても良く適宜変更して差支えない。
本発明の第一の実施の形態に係る墓の収納庫を示す分解斜視図である。 本発明の第一の実施の形態に係る墓の全体を、収納庫において内戸を開き開閉戸のみを閉じた状態で示す正面図である。 本発明の第一の実施の形態に係る墓を示し、(a)は収納庫の内部構成を示す要部斜視図であり、(b)は底板の構成を示す斜視図である。 本発明の第一の実施の形態に係る墓の収納庫を、開閉戸及び内戸の両者を開いた状態で示す斜視図である。 本発明の第一の実施の形態に係る墓の収納庫を、内戸を開き開閉戸のみを閉じた状態で示す斜視図である。 本発明の第一の実施の形態に係る墓の収納庫において、連係機構の変形例を示す斜視図である。 本発明の第一の実施の形態に係る墓の収納庫において、敷居及び鴨居の変形例を示す斜視図である。 本発明の第二の実施の形態に係る墓の収納庫を示す分解斜視図である。 本発明の第三の実施の形態に係る墓の収納庫を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る墓を示し、(a)は収納庫の内部の別の例を示す斜視図、(b)はその底板を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る墓を示し、(a)は収納庫の支柱の別の例を示す斜視図、(b)は収納庫の支柱のまた別の例を示す斜視図である。 従来の墓の一例を示す正面図である。
符号の説明
1 墓本体
2 骨堂
3 台板
3a 花立
4 開口
5 収納庫
S 収納空間
6 底板
7 支柱
8 天板
9 背面壁
10 開閉戸
10a 開方向後端部
10b 開方向前端部
11 手掛
12 窓部
13 貫通孔
20 内戸
20a 開方向後端部
20b 開方向前端部
21 連係機構
22 突出片
23 敷居
24 鴨居
30 入口
31 蓋戸
32 凹部
33 案内部材
34 凹所

Claims (7)

  1. 石製の墓本体と、該墓本体の前に設けられ前側に開放する開口を有し物の収納空間が形成される石製の収納庫とを備え、該収納庫に、上記収納空間の開口を開閉し該収納空間と外部とを連通する複数の貫通孔を有した開閉戸を備えてなる墓において、
    上記開閉戸の内側に、上記開口を開閉し閉時に上記開口を遮断する内戸を設けたことを特徴とする墓。
  2. 上記開閉戸及び内戸を引き戸で構成し、上記収納庫に開閉戸及び内戸を開閉移動可能に保持する敷居及び鴨居を形成したことを特徴とする請求項1記載の墓。
  3. 上記敷居及び鴨居を、夫々、上記開閉戸及び内戸が互いに重なり合って共に保持される一条の溝で形成したことを特徴とする請求項2記載の墓。
  4. 上記開閉戸を開閉移動可能に保持する敷居及び鴨居の組と、上記内戸を開閉移動可能に保持する敷居及び鴨居の組とを、夫々別々に設けたことを特徴とする請求項2記載の墓。
  5. 上記開閉戸及び内戸が閉まっている状態で、該開閉戸を開くとき該開閉戸が上記内戸に連係して該内戸を同動させて開くようにするとともに、上記開閉戸及び内戸が開いている状態で、該開閉戸を閉めるとき上記内戸との連係を解除して該開閉戸のみ閉まるようにする連係機構を設けたことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の墓。
  6. 上記連係機構を、上記開閉戸の開方向後端部から突設され上記内戸の開方向後端部に当接する突出片を備えて構成したことを特徴とする請求項5記載の墓。
  7. 上記連係機構を、上記内戸の開方向前端部から突設され上記開閉戸の開方向前端部に当接する突出片を備えて構成したことを特徴とする請求項5記載の墓。
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