JP3947755B2 - パタン形成方法及び集積回路の製造方法 - Google Patents
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また、この発明は、このようなパタン形成方法を用いた集積回路の製造方法を提供することも目的としている。
請求項4に記載の集積回路の製造方法は、回路パタンを構成する複数の図形要素からなる設計データを作成し、設計データを用いてパタン転写の際の光学的投影像を作成し、投影像に基づいてウエハに転写されるパタンの寸法を予測し、予測されたパタンの寸法と設計データによるパタンの寸法との差分を算出し、算出された差分に応じて設計データを補正することによりパタン転写の際に生じる光近接効果を補正した補正データを作成し、補正データに基づいてマスクパタンを形成し、マスクパタンを通して露光することによりウエハにマスクパタンを転写し、転写されたマスクパタンに従ってウエハを加工し、設計データの補正に際し、補正対象の図形要素の各辺を複数の線分に分割し、各線分毎に補正した後、複数の線分に分割する分割点が各辺を表す直線の途中に位置する場合にこの分割点を削除し、これを補正データとする方法である。
請求項5に記載の集積回路の製造方法は、請求項4の方法において、算出された差分が許容範囲内であるか否かを判定し、許容範囲外のときには、作成された補正データに基づき再び光学的投影像を作成し、この投影像に基づいてウエハに転写されるパタンの寸法を予測し、予測されたパタンの寸法と設計データによるパタンの寸法との差分を算出して補正データをさらに補正し、予測されたパタンの寸法と設計データによるパタンの寸法との差分が許容範囲内の値となるまで新たな補正データに基づく光学的投影像の作成、ウエハに転写されるパタンの寸法の予測、新たな補正データのさらなる補正を繰り返すものである。
請求項4に記載の集積回路の製造方法は、回路パタンを構成する複数の図形要素からなる設計データを作成し、設計データを用いてパタン転写の際の光学的投影像を作成し、投影像に基づいてウエハに転写されるパタンの寸法を予測し、予測されたパタンの寸法と設計データによるパタンの寸法との差分を算出し、算出された差分に応じて設計データを補正することによりパタン転写の際に生じる光近接効果を補正した補正データを作成し、補正データに基づいてマスクパタンを形成し、マスクパタンを通して露光することによりウエハにマスクパタンを転写し、転写されたマスクパタンに従ってウエハを加工し、設計データの補正に際し、補正対象の図形要素の各辺を複数の線分に分割し、各線分毎に補正した後、複数の線分に分割する分割点が各辺を表す直線の途中に位置する場合にこの分割点を削除し、これを補正データとするので、データの圧縮がなされ、反復して補正計算する際に計算時間の短縮を図ることができる。
請求項5に記載の集積回路の製造方法は、請求項4の方法において、算出された差分が許容範囲内であるか否かを判定し、許容範囲外のときには、作成された補正データに基づき再び光学的投影像を作成し、この投影像に基づいてウエハに転写されるパタンの寸法を予測し、予測されたパタンの寸法と設計データによるパタンの寸法との差分を算出して補正データをさらに補正し、予測されたパタンの寸法と設計データによるパタンの寸法との差分が許容範囲内の値となるまで新たな補正データに基づく光学的投影像の作成、ウエハに転写されるパタンの寸法の予測、新たな補正データのさらなる補正を繰り返すので、補正処理が高速化される。
実施形態1.
図1はこの発明の実施形態1に係るパタン形成方法を工程順に示す図である。まず、CAD等を用いて図1(a)に示されるようなLSIの設計データを作成する。ここでは、設計データとして複数の矩形パタン11が形成されている。次に、後述する光近接補正方法により設計データに光近接補正を施して図1(b)に示される光近接補正データを作成する。この光近接補正データは、設計データの矩形パタン11に対応する複数のパタン12を有しているが、各パタン12は、後のウエハ転写時における光の回折効果によるパタン変形を考慮して矩形の図形の四隅にそれぞれ補助的な図形121が付加された形状を有している。
上述した実施形態1のパタン形成方法で用いられた光近接補正方法を実施する光近接補正装置の構成を図2に示す。CAD等を用いて作成された集積回路の設計データを取り入れる設計データ入力部1に前処理としてデータの圧縮を行うデータ圧縮部2が接続され、データ圧縮部2にウエハ転写の際の投影像を算出するための光学像算出部3が接続されている。光学像算出部3に、ウエハ転写により形成されるレジストパタンを予測するパタン予測部4が接続され、このパタン予測部4及び設計データ入力部1に予測パタンと設計データとの比較を行う比較部5が接続されている。比較部5には光近接補正を行う補正部6が接続され、補正部6に補正量が許容範囲内であるか否かを判定する判定部7が接続されている。この判定部7にデータを展開するデータ展開部8が接続され、さらにデータ展開部8に補正データ出力部9が接続されている。また、判定部7に光学像算出部3が接続されている。光学像算出部3は請求項1の光学像形成部を構成している。
図4に実施形態3に係る光近接補正装置のブロック図を示す。この実施形態3の装置は、図2に示した実施形態1の装置において、光学像算出部3の代わりに請求項1の光学像形成部として光学像測定部10を設けたものである。光学像測定部10は、光学系を有しており、設計データに基づいて作成されたマスクの投影像を測定するものである。上記の実施形態2では、ステップS2において光学像算出部3が圧縮データに基づいてウエハに転写されるパタンの投影像をソフトウエア的に算出したが、実施形態3では、図5に示されるように、ステップS1でデータの圧縮が行われた後、ステップS9で光学像測定部10によりハードウエア的に投影像を測定する。図5において、ステップS1、S3〜S8はそれぞれ図3に示した実施形態2の対応するステップと同様である。
実施形態2あるいは3のデータ圧縮工程において、データ圧縮部2は、図6に示されるように、設計データを複数のデータブロック6a〜6iに分割してもよい。このデータブロック毎に光近接補正が施される。さらに、各データブロックの周囲にそれぞれバッファ領域を設定する。バッファ領域は、対応するデータブロック内の図形要素を補正する際に周辺のデータブロック内の図形要素との関連性を考慮するために設定される。例えば、図6において、データブロック6eの周囲にバッファ領域60eが設定されており、バッファ領域60e内にデータブロック6eの図形要素と近接効果を生じるような図形要素が存在するか否かが判別され、その結果に応じてデータブロック6e内の補正対象となる辺が決定される。このようにすることにより、各データブロックの独立性が確保され、データブロック毎に並列演算する等の補正処理の高速化が可能となる。
データ圧縮部2は、実施形態4における各データブロック内において、図形要素の各辺とこれに対向する辺までの距離を算出し、所定値以下の間隔で互いに対向する辺の存在が検出された場合に、そのデータブロックを補正対象とする。このような辺が存在しない場合には、そのデータブロックは補正対象から外される。例えば、図7(a)に示されるように、データブロック内に図形7a及び7bが存在する場合、距離Aが十分大きくても、距離B及びCが所定値より小さくて光近接補正を行う必要があるので、このデータブロックは補正対象とされる。一方、図7(b)に示されるデータブロックは、図形7cの長さAが十分に大きく、所定値以下の間隔で対向する辺が存在しないので、補正の必要はないと判断され、補正対象外とされる。このようにしてデータブロック毎に補正の要否を判断することにより、補正処理の高速化を図ることができる。
露光装置に変形照明法を適用した場合、2次光源面上に遮光部が形成されるので、露光装置の瞳面上に光源の回折像が形成される。例えば、図41(a)及び(b)は、それぞれ直線状及び十字状の遮光部を有する変形照明によるもので、瞳面410上に0次光源像411、421と一方の1次光源像412、422との間の2光束干渉が成立する限界点における回折パタンを示している。このような2光束干渉のカットオフ周波数に対応する周期L2はL2=λ/(σ+1)NAで表される。ただし、λは光の波長、σは空間コヒーレンシー、NAは開口数を示す。すなわち、周期L2より大きなパタンでは、少なくとも2光束の干渉が成立する。
データ圧縮工程において、図8(a)に示されるように複数のデータブロックにわたる巨大な図形を処理する場合には、図8(b)に示されるように図形の辺が存在するデータブロック8a〜8sのみを補正対象とし、図形の辺が存在しないデータブロックは補正対象外とする。図形の辺が存在しなければ、光近接効果が生じないからである。このようにすることにより、補正の不要なデータブロックを補正計算から除外でき、補正処理の高速化が図られる。
データ圧縮工程において、複数のデータブロックに同一の図形要素が存在する場合、それらのデータブロックのうちの一つを補正対象とし、残りのデータブロックを補正対象外とする。例えば、図9(a)の上部に示される横長の図形はデータブロック9a〜9eにわたっているが、これらのデータブロックのうち、データブロック9b、9c及び9dには互いに同一の図形要素が存在している。そこで、図9(b)に示されるように、データブロック9b〜9dのうちデータブロック9bのみを補正対象とし、補正後にその補正結果をデータブロック9c及び9dに流用する。実施形態7によれば、図9(a)に示す図形に対して、図9(b)に示されるデータブロック9a、9b、9e〜9mのみを補正対象とすればよいこととなる。従って、補正処理の高速化が可能となる。
データ圧縮工程において、処理しようとする図形が同一のセルを連続させたアレイ部を有する場合には、まず、図10(a)に示される一つのセルの図形100を光近接補正して図10(b)のような図形101を作成し、その後図10(c)に示されるようにアレイ展開する。このようにすることにより、補正処理の高速化が図られる。
図11に示されるように、メモリセルの図形110が連続するメモリセルアレイの設計データに対しては、データ圧縮工程において、メモリセルの周期に合わせてデータブロック11aを分割する。すなわち、データブロック11aの分割周期をメモリセルの周期に合わせる。このようにすることにより、周期境界条件を用いることができるようになるので、図6に示したようなバッファ領域の設定は不要となる。また、高速フーリエ変換(FFT)を有効に使用することができるので、処理の高速化が図られる。
図12(a)に示されるように、データブロック内に複数の図形要素121〜125が互いに隣接して存在する場合、データ圧縮工程において、これらの図形要素121〜125を合わせて図12(b)に示される一つの多角形126を形成する。このような多角形処理をすることにより、データの圧縮がなされ、また図形内部に冗長な辺が存在しなくなるので、誤った補正処理をすることが回避される。
図13(a)に示されるように、データブロック内に複数の図形要素131〜137により中抜き図形が形成されている場合、図13(b)に示されるように、データ圧縮工程において、これら図形要素131〜137全体の外周を定義する図形要素138と中抜き部を定義する図形要素139a及び139bとにより表現する。このようにすることにより、中抜き図形の補正処理が容易となる。
図2の光学像算出部3を、図14に示されるように、互いに並列に接続された複数のCPU141〜145から構成することができる。データ圧縮部2で圧縮された設計データを分割して、CPU141〜145によりそれぞれ別個に並列演算した後、計算結果を合わせて補正データを作成する。このような並列演算を用いることにより、高速処理が可能となる。例えば、図14に示したように5台のCPUを用いれば、1台のCPUによる場合と比べて5倍の高速処理が可能になる。
このようにして、図3に示したフローチャートの最外周ループに対して複数の子プロセッサにより並列演算を行うことにより、著しい高速化が達成される。
実施形態13において、標準パタンの露光結果から標準パタンとその光学像との相関関係を次のようにして求めることができる。図31に示されるように、まず、標準パタンを実際に露光して得られたレジストパタンの寸法を測定する。親プロセッサは、標準マスクデータから算出された標準パタンの光学像を計算し、周囲の光強度Ixを検索する。次に、レジストパタンの寸法の測定値と標準パタンの寸法とのずれ量△を求め、標準パタンの光学像の△だけずれた位置の光強度Iyを検索する。さらに、親プロセッサは、光強度IxとIyとの相関関係を最小自乗フィッティングで求める。子プロセッサは、親プロセッサで得られた相関関係に基づき、周囲の光強度Ixに応じて異なるしきい値を算出し、このしきい値を用いて補正計算を行う。
このようにすることで、レジストの変更及びプロセスの変更等に伴う変動にも柔軟に対応でき、高精度の補正を行うことが可能となる。
実施形態13において、標準パタンとその光学像との相関関係を求める代わりに、標準マスクデータとマスク製造後のマスクパタンとの相関関係を求めることもできる。図45に示されるように、まず、標準マスクデータを実際に電子ビーム描画して得られた標準パタンの寸法を測定する。一方、親プロセッサは、標準マスクデータから電子ビーム描画パタンを算出し、マスクエッジ周囲の電子ビーム描画パタンIxを検索する。次に、標準パタンの寸法の測定値と電子ビーム描画パタンの寸法とのずれ量△を求め、△だけずれた位置の電子ビーム描画パタンIyを検索する。さらに、親プロセッサは、IxとIyとの相関関係を最小自乗フィッティングで求める。子プロセッサは、親プロセッサで得られた相関関係に基づき、周囲の電子ビーム描画パタンIxに応じて異なるしきい値を算出し、このしきい値を用いて補正計算を行う。
このようにすることで、マスクを電子ビーム描画する際の電子ビーム近接効果のみを評価して補正に取り込むことができる。
実施形態13において、標準パタンとその光学像との相関関係を求める代わりに、標準パタンのパタン寸法と標準パタンを露光して得られたレジストパタンのパタン寸法との相関関係を求めることもできる。図47に示されるように、例えば実施形態15で得られた標準パタンを実際に露光してレジストパタンを形成し、このレジストパタンの寸法を測定する。一方、親プロセッサは、標準パタンを測定して得られたパタン寸法から光学像を算出し、マスクエッジ周囲の光学像Ixを検索する。次に、レジストパタンの寸法の測定値と標準パタンの寸法とのずれ量△を求め、△だけずれた位置の光学像Iyを検索する。さらに、親プロセッサは、IxとIyとの相関関係を最小自乗フィッティングで求める。子プロセッサは、親プロセッサで得られた相関関係に基づき、周囲の光学像Ixに応じて異なるしきい値を算出し、このしきい値を用いて補正計算を行う。
このようにすることで、マスクの光転写時に生じる光近接効果のみを評価して補正に取り込むことができる。
実施形態13において、標準パタンとその光学像との相関関係を求める代わりに、レジストパタンの寸法とレジストパタンをエッチングして得られたエッチングパタンの寸法との相関関係を求めることもできる。図48に示されるように、例えば実施形態16で得られた標準レジストパタンを実際にエッチングしてエッチングパタンを形成し、このエッチングパタンの寸法を測定する。一方、親プロセッサは、標準レジストパタンを測定して得られたパタン寸法からエッチングパタンを算出し、レジストエッジ周囲のエッチャント濃度Ixを検索する。次に、エッチングパタンの寸法の測定値と標準レジストパタンの寸法とのずれ量△を求め、△だけずれた位置のエッチャント濃度Iyを検索する。さらに、親プロセッサは、IxとIyとの相関関係を最小自乗フィッティングで求める。子プロセッサは、親プロセッサで得られた相関関係に基づき、周囲のエッチャント濃度Ixに応じて異なるしきい値を算出し、このしきい値を用いて補正計算を行う。
このようにすることで、エッチング時に生じるマイクロローディング効果のみを評価して補正に取り込むことができる。
実施形態13において、標準パタンとその光学像との相関関係を求める代わりに、標準マスクデータと電子ビーム描画及び光転写後のレジストパタンとの相関関係を求めることもできる。図49に示されるように、まず、標準マスクデータを実際に電子ビーム描画して標準パタンを形成し、さらにこの標準パタンを露光して得られたレジストパタンの寸法を測定する。一方、親プロセッサは、標準マスクデータから電子ビーム描画パタンを算出し、さらに光学像を算出した後、マスクエッジ周囲の光学像Ixを検索する。次に、レジストパタンの寸法の測定値と標準マスクデータとのずれ量△を求め、△だけずれた位置の光学像Iyを検索する。さらに、親プロセッサは、IxとIyとの相関関係を最小自乗フィッティングで求める。子プロセッサは、親プロセッサで得られた相関関係に基づき、周囲の光学像Ixに応じて異なるしきい値を算出し、このしきい値を用いて補正計算を行う。
このようにすることで、標準マスクデータから電子ビーム描画してさらに光転写する際の電子ビーム近接効果及び光近接効果を複合的に評価して補正に取り込むことができる。
実施形態13において、標準パタンとその光学像との相関関係を求める代わりに、標準パタンの寸法と標準パタンを露光し且つエッチングして得られたエッチングして得られたエッチングパタンの寸法との相関関係を求めることもできる。図51に示されるように、例えば実施形態15で得られた標準パタンを実際に露光した後、エッチングしてエッチングパタンを形成し、このエッチングパタンの寸法を測定する。一方、親プロセッサは、標準パタンを測定して得られたパタン寸法から光学像を算出した後、この光学像からエッチングパタンを算出し、レジストエッジ周囲のエッチャント濃度Ixを検索する。次に、エッチングパタンの寸法の測定値と標準パタンの寸法とのずれ量△を求め、△だけずれた位置のエッチャント濃度Iyを検索する。さらに、親プロセッサは、IxとIyとの相関関係を最小自乗フィッティングで求める。子プロセッサは、親プロセッサで得られた相関関係に基づき、周囲のエッチャント濃度Ixに応じて異なるしきい値を算出し、このしきい値を用いて補正計算を行う。
このようにすることで、光転写時及びエッチング時に生じる光近接効果及びマイクロローディング効果を複合的に評価して補正に取り込むことができる。
実施形態13において、標準パタンとその光学像との相関関係を求める代わりに、標準マスクデータと電子ビーム描画、光転写及びエッチング後のエッチングパタンとの相関関係を求めることもできる。図52に示されるように、まず、標準マスクデータを実際に電子ビーム描画して標準パタンを形成し、さらにこの標準パタンを露光した後、エッチングして得られたエッチングパタンの寸法を測定する。一方、親プロセッサは、標準マスクデータから電子ビーム描画パタンを算出し、さらに光学像を算出した後、この光学像からエッチングパタンを算出し、レジストエッジ周囲のエッチャント濃度Ixを検索する。次に、エッチングパタンの寸法の測定値と標準マスクデータとのずれ量△を求め、△だけずれた位置のエッチャント濃度Iyを検索する。さらに、親プロセッサは、IxとIyとの相関関係を最小自乗フィッティングで求める。子プロセッサは、親プロセッサで得られた相関関係に基づき、周囲のエッチャント濃度Ixに応じて異なるしきい値を算出し、このしきい値を用いて補正計算を行う。
このようにすることで、電子ビーム描画時、光転写時及びエッチング時に生じる電子ビーム近接効果、光近接効果及びマイクロローディング効果を複合的に評価して補正に取り込むことができる。
図4の光学像測定部10を、図15に示されるように、複数の光学系151〜155から構成することができる。データ圧縮部2で圧縮された設計データを分割して、光学系151〜155によりそれぞれ別個に並列測定した後、測定結果を合わせて補正データを作成する。このような並列測定を用いることにより、高速処理が可能となる。例えば、図15に示したように五つの光学系を用いれば、一つの光学系による場合と比べて5倍の高速処理が可能になる。
図16に示されるように、設計データに基づいたマスクパタン161から投影像を形成した後、転写パタン予測工程において、パタン予測部4は所定のしきい値ITHの光強度Iを有する位置によってマスクエッジを予測し、これによりウエハ表面のレジスト等に転写されたパタン162の寸法を予測する。このとき、設計データに基づくマスクパタン161のマスクエッジと予測されたマスクエッジとの距離Dが補正量となる。なお、しきい値ITHは、境界部の存在しない平坦なパタンにおける光強度を1として0.20〜0.40程度の光強度に設定される。このように、しきい値ITHを用いてマスクエッジを予測することにより、レジストの現像計算を省略することができ、高速処理が可能となる。
実施形態22において、補正対象の図形要素の辺の周辺部の光強度に応じてしきい値ITHを調整することもできる。例えば、図17(a)に示されるようなマスクパタン171を用いると、光の透過部分が小さいので、補正対象の辺の周辺部の光強度は十分に強いものではない。この場合には、しきい値ITHを高く設定する。一方、図17(b)、図18(a)及び(b)に示されるようなマスクパタン173、181及び183を用いると、光の透過部分が大きいので、補正対象の辺の周辺部の光強度が十分に強く、この場合には、しきい値ITHを低く設定する。このようにすることにより、補正対象の辺の周辺部の状況を反映して転写パタン172、174、182及び184の予測ができるので、高速且つ高精度なパタン予測が可能となる。
実施形態22において、補正対象の辺の周辺部の2次元的な光強度分布に応じてしきい値ITHを調整することもできる。例えば、図33に示されるような矩形の図形を補正する際、矩形パタン330の角部に位置する点Paと辺部に位置する点Pbとではその周辺部の光強度分布が異なるため、補正量も異なる。そこで、各点Pa及びPbの周囲に複数のモニタ点Pmを設けて2次元的な光強度分布をモニタし、点Pa及びPbが角部に位置するか、辺部に位置するかを識別する。角部に位置していれば、図34に示されるように、エッチング、現像等の影響を考慮して辺部の補正量D3より大きい補正量D4を設定する必要があるので、しきい値ITHを低く設定する。このようにすることにより、パタン周辺の2次元的な環境の影響を反映させることができ、高精度なパタン予測が可能となる。
実施形態22において、補正対象の辺に近接する図形要素の存在の有無に応じてしきい値ITHを調整することもできる。例えば、図35(a)に示されるようなマスクパタン351では補正対象の辺351aの近傍に隣の図形要素が存在しないが、図35(b)に示されるようなマスクパタン353では補正対象の辺353aの近傍に隣の図形要素が存在する。このため、マスクパタン353を用いると辺353aの右側で光強度が減少している。そこで、補正対象の辺の左右にそれぞれモニタ点Pmを設けて隣の図形要素が近接しているかどうかを識別する。マスクパタン351のように左右のモニタ点Pmにおける光強度の和が大きい場合には、近接する図形要素は存在しないと判断してしきい値ITHを高く設定する。一方、マスクパタン353のように左右のモニタ点Pmにおける光強度の和が小さい場合には、近接する図形要素が存在すると判断してしきい値ITHを低く設定する。このようにすることにより、高精度なパタン予測が可能となる。
実施形態22において、ベストフォーカス時の光学像の光強度に対するデフォーカス時の光学像の光強度に応じてしきい値ITHを調整することもできる。図36に示されるように、デフォーカス時の光学像の光強度Idを算出し、この光強度Idがベストフォーカス時の光学像の光強度Ibより大きいかどうかを判別する。デフォーカス時の光強度Idがベストフォーカス時の光強度Ibより大きい場合には、レジストが小さく形成されるため、しきい値ITHを下げてレジストを大きく仕上げるようにし、逆に小さい場合には、レジストが大きく形成されるため、しきい値ITHを上げてレジストを小さく仕上げるようにする。このようにすることによって、実効上のフォーカスマージンを拡大することができる。
実施形態22において、予測されたマスクエッジにおける投影像の傾きに基づいてしきい値ITHを調整し、その後調整されたしきい値ITHによってマスクエッジを再び予測するようにしてもよい。図19(a)及び(b)に示されるように、マスクパタン191及び193の一旦予測されたマスクエッジにおける投影像の傾きに応じてしきい値ITHを調整し、新たなしきい値ITHにより改めて投影像におけるマスクエッジを予測し、転写パタン192及び194を予測する。この方法によれば、投影像の傾き、すなわち光強度の傾きを反映させることができるので、より高精度のパタン予測が可能となる。
図20に示されるように、マスクパタン201に基づいて投影像を形成した後、パタン予測部4は、投影像に基づいてウエハ表面のレジストの現像シミュレーションを行い、その結果から転写パタン202を予測するようにしてもよい。この方法によれば、露光量及び現像時間等のプロセス条件の変更にも容易に対応でき、さらに高精度なパタン予測が可能となる。
図21に示されるように、マスクパタン211に基づいて投影像を形成した後、パタン予測部4は、投影像をウエハ表面のレジストの必要な現像時間の分布212に変換し、この分布212を一次元的に積分することにより疑似的な現像を行い、その結果から転写パタン213を予測するようにしてもよい。この方法によれば、現像シミュレーションを行うよりも容易に且つ高速にパタン予測が行われる。
設計データに基づいたマスクパタンから投影像を形成した後、転写パタン予測工程において、パタンが転写される下地基板の反射率に応じてしきい値ITHを調整するようにすることもできる。図37(a)に示されるように、下地基板として例えばWSi等の反射率が低い基板371を用いる場合には、基板371からの反射光による露光の影響が少ないので、ポジレジストではレジスト寸法が大きく仕上がる。一方、図37(b)に示されるように、下地基板として例えばAl等の反射率が高い基板372を用いる場合には、基板372からの反射光によっても露光されるので、ポジレジストではレジスト寸法が小さく仕上がる。そこで、図37(a)のように反射率が低い下地基板に対してはしきい値ITHを高く設定し、逆に図37(b)のように反射率が高い下地基板に対してはしきい値ITHを低く設定する。このようにすることによって、下地基板の反射率の影響を考慮して転写パタンを予測することができ、高速且つ高精度なパタン予測が可能となる。
設計データに基づいたマスクパタンから投影像を形成した後、転写パタン予測工程において、パタンが転写される下地基板に形成された段差に応じてしきい値ITHを調整するようにすることもできる。図38(a)に示されるように下地基板381の段差あるいは開口部382を覆うようにレジスト383が形成され、開口部382のレジスト膜厚が、図38(b)に示されるような他の部分のレジスト膜厚より厚くなっている場合には、しきい値ITHを高く設定する。このようにすることによって、下地基板の段差の状況及びレジストの膜厚の局所的な変動を考慮して転写パタンを予測することができ、高精度なパタン予測が可能となる。
設計データに基づいたマスクパタンから投影像を形成した後、転写パタン予測工程において、パタンが転写される下地基板の表面で生じるハレーションに応じてしきい値ITHを調整するようにすることもできる。例えば、図39(a)に示されるように、メモリセル部391と周辺回路部392との境界には通常大きな段差393が形成される。この段差393をまたいでメモリセル部391から周辺回路部392にわたってビット線394が形成される場合、図39(b)に示されるように、段差393の部分でハレーションを生じ、横方向への反射光が発生する。そこで、図39(c)に示されるように、段差部分のしきい値ITHを他の部分より低く設定する。このようにすることによって、下地基板の段差に伴うハレーションの影響を考慮して転写パタンを予測することができ、高精度なパタン予測が可能となる。
実施形態2の光学像算出部3における投影像の計算において、まず予め設定されたメッシュの交点上の光強度を算出し、その後図22に示されるように、i=1〜4として既に算出された4点Pi(xi,yi)の光強度Iiからこれら4点で囲まれる四角形内部の点P(x,y)における光強度Iを、式I=Σi(Wi・Ii)に従って内挿することができる。ただし、Wi=(1−│xi−x│)(1−│yi−y│)である。このようにして投影像を計算すれば、メッシュの境界線上でも光強度を算出でき、高精度な投影像を得ることができる。
実施形態2あるいは3のデータ補正工程において、補正部6は、図23(a)に示される補正前の図形231の各辺を、図23(b)に示されるように複数の線分に分割した後、各線分毎に補正することができる。このとき、各分割点232にはその分割点を共有する双方の線分に対応して2つのデータを発生させるようにする。このようにすれば、一つの線分を補正したときに、隣の線分にその影響が及ぶのが防止され、高精度の補正が可能となる。
データ補正工程において、補正部6は、補正対象となる各辺の補正方向をその辺に垂直な方向に限定して補正を行うことができる。例えば、図24(a)に示される補正前の図形241の辺242を、この辺242に垂直な方向に補正して、図24(b)に示される辺244とし、補正後の図形243を得る。このようにすれば、補正により斜め方向の辺が形成されることがなく、データの圧縮がなされる。このため、電子ビーム描画時に高速処理が可能となる。
データ補正工程において、補正部6は、投影像のパタンエッジにおける傾きが所定値以下である場合に、その辺を補正対象から外すようにすることができる。例えば、図25に示されるように、マスクパタン251が細か過ぎる場合には、転写パタン252が不明瞭となり正確なパタン転写ができなくなる。このような場合、マスクパタン251の投影像のパタンエッジにおける傾きは小さなものとなる。そこで、投影像のパタンエッジにおける傾きが所定値以下の場合にその辺を補正対象外とすることにより、異常補正の発生を未然に防ぐことができ、信頼性の高い光近接補正処理が可能となる。
データ補正工程において、補正部6は、投影像の光強度が所定値以下である場合に、その辺を補正対象から外すようにすることができる。例えば、図26(a)の部分262に示される図形261の内部の辺263は光近接補正を施す必要がない辺であり、補正対象外とすべきである。このような辺263は図形261の内部に位置するので、投影像の光強度は図26(b)に示されるように極めて小さな値を有する。そこで、投影像の光強度が所定値I〓以下である場合に、その辺を補正対象外とすることにより、異常補正の発生を未然に防ぐことができ、信頼性の高い光近接補正処理が可能となる。
データ補正工程において、補正部6は、補正量の上限値を設け、算出された補正量がこの上限値を越える場合に、異常補正と判断し、上限値を補正量として補正を行うようにすることができる。例えば、図27(a)に示されるように、図形271の辺272の補正量D1が上限値D2を越えた場合には、図27(b)の図形273のように、補正量を上限値D2に置き換えて新たな辺274を形成する。このようにすれば、異常補正が発生しても、これを回避することができ、信頼性の高い光近接補正処理が可能となる。
データ補正工程において、補正部6は、補正対象の各辺を補正した後、同一直線上に存在する冗長点を削除するようにしてもよい。例えば、図28(a)に示される補正後の図形281において、点282〜285はそれぞれ直線の途中に位置する冗長点であり、補正後のデータとしては不要なものである。そこで、補正部6は、これらの点282〜285を除去して、図28(b)に示されるような図形とする。このようにすることにより、データの圧縮がなされ、反復して補正計算する際に計算時間の短縮を図ることができる。
実施形態2あるいは3のステップS6において、補正量が許容範囲外である場合に、再び投影像を形成して補正を行うが、このとき、補正対象の各辺を補正する毎にその補正量を判定して反復補正するのではなく、全ての辺を互いに独立に補正してから補正量の判定を行い、必要に応じて反復補正する。このようにすることにより、補正処理が高速化される。また、各辺の補正の独立性を保っているので、非対称な補正が生じにくく、補正の信頼性が向上する。
実施形態2あるいは3において、設計データを複数のデータブロックに分割し、データブロック毎に補正量を計算してその補正量の判定を行い、補正量が許容範囲外であるデータブロックを別ファイルに抽出するようにしてもよい。なお、補正量が許容範囲内であるデータブロックに対しては補正データが出力される。例えば、図54に示されるように、マスクデータを前処理した後、光学計算してレジストパタンを予測し、予測されたパタンをマスクデータと比較することにより評価する。予測されたパタンの寸法とマスクデータによる寸法との差分が補正量として算出され、この補正量が最小寸法の10%、例えば0.03μm以上の場合にそのデータブロックを別ファイルに抽出する。
実施形態2あるいは3において、図40(a)に示されるように設計データを複数のデータブロックに分割すると共に各データブロック401の周囲にバッファ領域402を設定して補正計算をした後、ステップS7のデータ展開工程で図40(b)に示されるように各データブロック403のバッファ領域を削除してからこの補正データを格納し、さらに図40(c)に示されるように展開すれば、補正データの圧縮がなされる。
Claims (5)
- 回路パタンの設計データを作成し、
設計データを複数のデータブロックに分割し、データブロック毎にパタン転写の際の光学的投影像を作成し、この投影像に基づいてウエハに転写されるパタンの寸法を予測し、予測されたパタンの寸法と設計データによるパタンの寸法との差分を算出し、算出された差分を補正量として設計データを補正することによりウエハへのパタン転写の際に生じる光近接効果を補正した補正データを作成し、
補正データに基づいてマスクパタンを形成し、
マスクパタンを通して露光することによりウエハにマスクパタンを転写し、
転写されたマスクパタンに従ってウエハを加工し、
露光装置に変形照明法を適用する場合、3光束干渉のカットオフ周波数に対応する周期以下の大きさの遮光パタンを補正対象外とすることを特徴とするパタン形成方法。 - 回路パタンの設計データを作成し、
設計データを複数のデータブロックに分割し、データブロック毎にパタン転写の際の光学的投影像を作成し、この投影像に基づいてウエハに転写されるパタンの寸法を予測し、予測されたパタンの寸法と設計データによるパタンの寸法との差分を算出し、算出された差分を補正量として設計データを補正することによりウエハへのパタン転写の際に生じる光近接効果を補正した補正データを作成し、
補正データに基づいてマスクパタンを形成し、
マスクパタンを通して露光することによりウエハにマスクパタンを転写し、
転写されたマスクパタンに従ってウエハを加工し、
各データブロック内の図形要素が所定値以下の間隔で互いに対向する辺を有するか否かを検査し、有する場合にはそのデータブロックを補正対象とし、有しない場合にはそのデータブロックを補正対象外とし、
露光装置に変形照明法を適用する場合、前記所定値以下で且つ3光束干渉のカットオフ周波数に対応する周期以上の大きさの間隔で互いに対向する辺に対しては一定の補正量を加えることを特徴とするパタン形成方法。 - 請求項1または2に記載のパタン形成方法を用いたことを特徴とする集積回路の製造方法。
- 回路パタンを構成する複数の図形要素からなる設計データを作成し、
前記設計データを用いてパタン転写の際の光学的投影像を作成し、前記投影像に基づいてウエハに転写されるパタンの寸法を予測し、前記予測されたパタンの寸法と前記設計データによるパタンの寸法との差分を算出し、算出された差分に応じて前記設計データを補正することによりパタン転写の際に生じる光近接効果を補正した補正データを作成し、
前記補正データに基づいてマスクパタンを形成し、
前記マスクパタンを通して露光することによりウエハにマスクパタンを転写し、
前記転写されたマスクパタンに従ってウエハを加工し、
前記設計データの補正に際し、補正対象の図形要素の各辺を複数の線分に分割し、各線分毎に補正した後、前記複数の線分に分割する分割点が各辺を表す直線の途中に位置する場合にこの分割点を削除し、これを補正データとする
ことを特徴とする集積回路の製造方法。 - 算出された差分が許容範囲内であるか否かを判定し、
許容範囲外のときには、作成された補正データに基づき再び光学的投影像を作成し、この投影像に基づいてウエハに転写されるパタンの寸法を予測し、予測されたパタンの寸法と設計データによるパタンの寸法との差分を算出して補正データをさらに補正し、予測されたパタンの寸法と設計データによるパタンの寸法との差分が許容範囲内の値となるまで新たな補正データに基づく光学的投影像の作成、ウエハに転写されるパタンの寸法の予測、新たな補正データのさらなる補正を繰り返す
ことを特徴とする請求項4に記載の集積回路の製造方法。
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