JP3947553B1 - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリント基板を実装した電子装置に対する炎暴露試験に耐えうる電子装置を提供する。
【解決手段】筐体の下部の複数の冷却ファンと、筐体の上部の複数の温度センサとの間に、複数の基板を垂直方向に配置した電子装置において、温度センサの一つが検知した2℃/3秒の温度変化で異常と判定し、ファン風量を増加させ、炎の両側の基板表面から熱エネルギーを外部に放出する。これによって、他の基板への延焼防止する。
【選択図】図5

Description

本発明は電子装置に係り、特に炎に暴露される環境試験に対しても、炎の拡大を防止する電子装置に関する。
火災からの安全確保や損害の低減のために、電子装置は難燃性の高い部品で構成されている。このため、電子装置が発火する虞はない。しかし、非特許文献1の米国規格は、電子装置の中に火を点火されたバーナー(着火源)を挿入し、外部からメタンガスを流して、プリント基板を炎に暴露する条件下でも、電子装置内部の延焼防止を求めている。この、炎暴露条件は、非特許文献2に記載があり、電子装置内部に垂直方向に保持されたプリント基板の高さ方向の寸法に依存するバーナーへの最大メタンガス供給量と、メタンガス供給プロファイルを定めている。
具体的なメタンガス供給プロファイルは、図8(a)に記載したように、まず、1l/minの流量のメタンガスを流して点火されたバーナーを、電子装置下部のプリント基板間に挿入する(時刻0)。時刻15秒から時刻1分25秒にかけて線形に流量を増す。時刻1分25秒で最大となった流量を、時刻4分30秒で流量0l/minとなるように線形に流量を減らす。このとき、流量の最小値は1l/minを維持させ、時刻4分30秒でメタンガスの供給を遮断する。すなわち、バーナーの両側のプリント基板およびプリント基板に実装された電子部品は、4分30秒間炎に暴露される。また、バーナーの挿入箇所はプリント基板実装部の下部と決められているが、そのスロット位置は、試験官が任意に定める位置である。
特許文献4には、非特許文献1の規格を満足するため、装置上部に設けた金属製バッフルをブロワーで冷却する電子装置が記載されている。
電子装置は、冷却ファンを用いた強制空冷を行うのが一般的であり、冷却ファン速度制御が行なわれている。冷却ファン速度制御は、騒音低減のために通常はファンの低速回転を維持し、温度上昇をセンサで感知するとファン回転速度を上昇させて温度上昇を防ぐ技術である。冷却ファンは、装置内温度を一定の値以下に保つことが目的で、筐体上部に設けたセンサが検出した温度の絶対値と設定閾値とを比較してファン制御を行うのが、通例である。
特許文献1には、冷却ファンの適切な回転数による電子装置の冷却及び、安定稼動を実現するために、電子装置を内蔵する筐体の複数の箇所に、各箇所ごとに複数の温度センサを設け、該温度センサから得られる温度信号に基づいて、該電子装置の冷却ファンの回転数を制御する発明が記載されている。しかし、この技術では温度の絶対値からファンの回転数を決定するため、火炎の検知に利用した場合、温度センサの周囲温度が低い温度条件下で火炎が発生する等して、周囲温度が短時間で高温に達しない場合には、火炎発生の旨の検知判断が遅れるという難点がある。
また、特許文献2には、発光素子を利用した、被測温部品の異常高温に正しく対応した冷却制御を行うことができ、信頼性の高い電子機器の冷却方式が記載されている。しかし、この方式では温度を監視したい箇所全てにセンサを配置する必要があり、少ない温度センサで炎の発生を監視することは難しい。
特許文献3には、予め定めた温度に達成した温度になったとき、または単位時間当たりの上昇温度(実施例では1分間で25℃)が予め定めた温度になったとき、火災として判定する火災報知器が記載されている。
特開平9-250489号公報 特開平8-63237号公報 特開平7-065267号公報 米国特許第6927977号明細書 "NEBS Requirements: Physical Protection"、Telcordia Technologies、2002年4月、GR-63-CORE issue 2、Section 4.2.2.2 "Equipment Assemblies -- Fire Propagation Risk Assessment Criteria"、ANSI、T1.319-2002、pp13-14
本発明の目的は、非特許文献1に記載された過酷な環境試験に耐えうる電子装置を提供することにある。
上記課題は、筐体の下部に配置された複数の冷却ファンと、筐体の上部に配置された複数の温度センサと、冷却ファンと温度センサとの間に気流経路を確保するように配置された複数の電子基板とからなり、基板間に挿入された着火源からの熱を温度センサが温度変化として検出したとき、複数の冷却ファンの風速を増加させる電子装置により、達成できる。
また、筐体の下部に配置された複数の冷却ファンと、筐体の上部に配置された複数の温度センサと、冷却ファンと温度センサとの間に気流経路を確保するように配置された複数の電子基板とからなり、基板間に着火源が挿入されたとき、着火源の挿入から30秒以内に、温度センサが着火源の挿入を検出し、複数の冷却ファンの風速を増加させることを特徴とする電子装置により、達成できる。
さらに、筐体の下部に配置された複数のファンと、筐体の上部に配置された複数の温度センサと、ファンと温度センサとの間に気流経路を確保するように配置された複数の電子基板とからなり、基板間の気流経路からの熱の変化を温度センサが所定の温度変化として検出すると、複数のファンの風速を増加させる電子装置により、達成できる。
本発明によれば、非特許文献1に記載された過酷な環境試験に耐えうる電子装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態に付いて、実施例を用い図面を参照しながら説明する。なお、実質同一部位には同じ参照番号を振り、説明は繰り返さない。ここで、図1は、電子装置の透視斜視図である。図2は、電子装置の透視側面図である。図3は、ファン制御を説明するブロック図である。図4は、メモリの内容を説明するブロック図である。図5は、異常判定に関するファンの回転数制御を説明するフローチャートである。図6は、絶対温度で異常判定した際の温度センサと筐体内空気温度の変化を説明する図である。図7は、温度変化による異常判定を説明する図である。図8は、着火後のメタンガス流量プロファイルとファン風速と筐体内空気温度を説明する図である。
図1(a)において、電子装置100は、幅a(m)×奥行きb(m)×高さc(m)の筐体5の内部に、下から順に、複数の冷却ファン4、複数の基板3、複数の温度センサ1を配置している。冷却ファン4は、xy面に平行に配置し、z方向に空気を送風する。基板3は、yz面に平行に配置し、ファン4が送風する空気で冷却される。温度センサ1は、基板3の上部に配置され、排気空気の温度を監視する。冷却ファン4と温度センサ1は、筐体5上部のセル部5aに設けられた温度制御基板2と接続され、温度センサ1の温度に依存して、冷却ファン4の風速が制御される。なお、冷却ファン4は、図1(b)に示すように奥行き方向に2台のファン41を有する。
基板3の実装ピッチは、17.5〜26mmである。また、温度センサ1の設置ピッチ(a2)は、70mmである。すなわち、温度センサ1は、一つあたり3〜5枚の基板を監視する。
図2において、筐体5のフロントパネル5bの下部には、図示しない空気取り込み開口を有する。同様に、筐体5のリアパネル5cの上部には、図示しない空気排出開口を有する。したがって、筐体5内の気流は、空気取り込み開口→冷却ファン4→基板3間→温度センサ1→空気排出開口と矢印で示すように流れる。
なお、複数の基板3は、バックパネル6に設けたコネクタ7に、フロントパネル5b側から、挿入することで実装されている。また、温度制御基板2は、セル部5aに置かれているので、矢印で示す気流の流れ(すなわち熱の流れ)から、隔離された構造となっている。これは、ファン制御によって延焼を防ぐ電子装置において、温度制御基板が極めて重要だからである。
図3において、温度制御基板2は、バス24に接続された中央演算装置(CPU)21と、メモリ(MM)22と、インターフェース(I/O)23と、A/D変換器25と、D/A変換器26とが実装されている。n台の温度センサ1は、A/D変換器25と接続される。また、m台のファン41は、D/A変換器26と接続される。
図4において、メモリ22には、制御プログラム221と、温度データ222と、規定値223とが書き込まれている。また、温度データ222は、温度センサ毎に、直近のデータ(現在データ)、前回データ、前々回データを含んでいる。さらに、規定値223は、温度差規定値(Td)を含んでいる。なお、図4の規定値223には、炎暴露試験に関連する値のみを挙げ、通常運転に係る値は省いている。また、温度データは炎暴露試験期間分保持しても良い。
以下、図3と図4を参照して、炎暴露試験を前提とした動作を説明する。CPU21は、メモリ22に記録された制御プログラムを実行し、1.6秒(1サイクル)ごとにn個の温度センサの値を温度データ222に取り込む。また、CPU21は、過去3点の温度履歴から、温度センサ1-1〜1-nの一つで、後述する条件を満たしたとき、異常と判定する。異常を判定したCPU21は、全てのファン41-1〜41-mを高速運転(風速1.2〜1.7m/s)させる。CPU21は、I/O23を介して、外部装置に温度異常通知を発行し、警報ランプを点灯させる。CPU21は、また、内部温度がさらに上昇したとき、各基板3に対し、電源断を指示する。
高速運転に遷移したとき、CPU21は、5サイクル(8秒)高速運転を維持し、過去3点の温度履歴から、温度センサ1-1〜1-nの全てで、後述する条件を満たしたとき、正常と判定する。正常と判断したとき、CPU21は、全てのファン41を現在のセンサ温度に依存する低速運転(風速0.5〜0.8m/s)させる。なお、異常を検出する規定値等と判定アルゴリズムは、ファームウェアの変更により、容易に変更できる。
図5を用いて、異常判定に関するファンの回転数制御を説明する。電子装置が起動すると、CPU21は、全温度センサの温度データを収集し、メモリに書き込む。なお、CPU21は、この動作を1.6秒(1サイクル)ごとに、電子装置停止まで、継続実施する。
ここでは、温度データ収集が、3サイクル経過したとする。図5において、CPU21は、センサ毎に今回の測定温度と前々回の測定温度との差分が規定値Td以上か判定する(S110)。全てのセンサでNoのとき、ステップ150に遷移する。ステップ110でYesのセンサがあったとき、CPU21は、対象センサについて前回の測定温度と前々回の測定温度との差分が0.0℃を超えているか判定する(S120)。Noならステップ150に遷移する。ステップ120がYesのとき、CPU21は、異常と判断し、全てのファンを高速回転に遷移させる(S130)。
CPU21は、ファンの高速回転を維持したまま、温度測定サイクルを5サイクル(8秒)繰り返し、ステップ110に戻る(S140)。ステップ110またはステップ120でNoのとき、CPU21は、各センサの平均測定温度に応じた速度にファン速度を低下させた後、ステップ110に戻る(S150)。
なお、発明者らは、規定値Tdとして2.0℃を採用した。規定値Tdは、不燃材料を用いた場合であり、他の材質のプリント基板のとき、さらに小さくする必要がある。また、ステップ120は省くことができる。なお、図1および図2に記載した温度制御基板2からの制御信号を受信できないとき、複数の冷却ファン4は自律的に、高速回転する。さらに、2サイクルの温度測定で異常を判定しても良い。
図6および図7を用いて、異常判定の違いによる温度上昇特性を説明する。
図6において、実線は、バーナー挿入部の近傍上部の温度センサが示す温度の値、2点鎖線は温度センサ周囲の空気温度である。ここで、空気温度は、実験的に熱電対で測定したものである。図6では、温度センサが一般的な定温式火災センサの感知温度である65℃となったとき、異常とした。65℃はまた、環境温度上限と、電子装置自身の発熱による温度上昇上限とから求めたものである。この条件で、異常を検知したのは、バーナーの挿入(着火)から、62秒を経過している。一方、時定数の小さい熱電対が測定した筐体内を流れる空気温度は、既に90℃となっている。異常検知により、全てのファンが高速回転を開始し、温度センサ周囲の空気温度は100℃にとどまっている。
図7において、実線は、バーナー挿入部の近傍上部の温度センサが示す温度の値、破線は通常運転でもっとも温度上昇の大きい装置起動時の温度センサが示す温度の値である。なお、図7の実線は、図6の実線の原点付近近傍の拡大である。図7において、着火後10秒の28.5℃で異常を検知し、全てのファンが高速回転を開始する。この場合、図6を参照して、異常検知時の空気温度は65℃未満にとどまっている。ここで、着火後3.2秒で異常を検知していないのは、温度測定サイクルとの時間ずれ(最大1.5秒)、バーナー挿入部と検出温度センサとの位置ずれ(最大35mm)のためである。なお、3.2秒で2℃の温度上昇(0.625℃/秒)で異常を検出する着火からの時刻は、発明者等の4回の実験によれば、6秒、10秒、5秒および3秒であり、いずれも非特許文献1に記載された環境試験を合格した。なお、3.2秒で2℃の温度上昇は、通常時もっとも温度変化が大きい装置起動からの温度上昇3.2秒で0.1℃の20倍以上であり、誤動作の可能性は少ない。
上述したように、着火後10秒程度で全てのファンを高速回転させることによって、熱エネルギーを電子装置の筐体外に排出することで、電子装置内部の延焼を防止することができる。なお、消火している訳ではないので、直接炎をあびる2枚の基板は当然焦げるが、発火に至らない。これを、図8を用いてさらに説明しよう。
図8において、(a)はバーナーに供給されるメタンガスのプロファイルであり、詳細は背景技術で説明した。(b)は異常検出判定の違いによるファン風速の違いを説明する図である。(c)はバーナー直上に熱電対を実験的に配置し、異常検出判定の違いによる気流の空気温度を説明する図である。
図8(a)で、上述した試験の熱量は、試験開始時、終了時に約.6kW、ピークで約6.5kWである。
また、図8(b)は、センサ温度65℃を異常検知温度とした場合と(破線)、センサ温度が3.2秒後に2℃以上上昇したとき異常とした場合と(実線)を対比して、ファン風速を示した図である。前者は、ファン風速が0.5〜0.8m/sから、1.2〜1.7m/sになるのに着火から62秒を必要とし、その後ファン風速1.2〜1.7m/sを維持している。後者は、着火から10秒後にファン風速が増化し、増加された風速を維持している。
図8(c)に点線で示したセンサ温度65℃を異常検知温度とした場合、バーナー上部の空気温度は、1分以内にエポキシ基板の自己発火温度である530〜540℃を超える。この時点で、バーナーの両脇の基板は、基板材料のエポキシに着火している。このため、高速回転させたファンは空気を供給していることとなって、装置内の延焼が続く。一方、図8(b)に実線で示したセンサ温度が3.2秒後に2℃以上上昇したとき異常とした場合、10秒後にファンの風量が1.2〜1.7m/sとなるので、バーナーの両脇の基板の吸熱を阻害する。この結果、バーナー上部の空気温度は、ピークでも概ね350℃であるとのデータから、バーナーの両脇の基板および部品に着火しても、自己発火に到らないと推定される。
図8(c)の実線では、ピーク温度は着火後1分45秒の350℃である。図8(c)の実線のプロファイルの形状を維持したまま、縦軸上方に移動し、ピークを縦軸535℃の破線に接しさせたとき、移動した実線のプロファイルと破線のプロファイルは、着火後約40秒、温度350℃で交差する。したがって、0次近似では、着火後40秒以内にファンの風量を増加させれば、延焼は無いものと推定する。しかし、着火後15秒からガス流量が増加していることを考慮すると、着火後30秒が、ファン流量の増加のタイムリミットと、発明者等は判断した。
したがって、ファン流量の増加のタイムリミットは、好ましくは着火後30秒、より好ましくは着火後10秒である。
なお、上述した実施例で数値を挙げて説明した基板間隔、センサ間隔等は、基板の材質や搭載部品に応じて、別の値としても良い。通常運転時の風速および異常判定時の風速も、別の値としても良い。異常判定の閾値および判定のために何回前の温度データまで用いるかという誤判定防止のための保護回数は、ファームウェアにより、適宜変更可能である。
電子装置の透視斜視図である。 電子装置の透視側面図である。 ファン制御を説明するブロック図である。 メモリの内容を説明するブロック図である。 異常判定に関するファンの回転数制御を説明するフローチャートである。 絶対温度で異常判定した際の温度センサと筐体内空気温度の変化を説明する図である。 温度変化による異常判定を説明する図である。 着火後のメタンガス流量プロファイルとファン風速と筐体内空気温度を説明する図である。
符号の説明
1…温度センサ、2…温度制御基板、3…基板、4…冷却ファン、5…筐体、6…バックパネル、7…コネクタ、100…電子装置。

Claims (9)

  1. 筐体の下部に配置された複数の冷却ファンと、前記筐体の上部に配置された複数の温度センサと、前記冷却ファンと前記温度センサとの間に気流経路を確保するように配置された複数の電子基板とからなり、一定時間だけ筐体内に着火源を挿入する環境試験が課される電子装置であって
    あらかじめ定められた時間間隔で個々の前記温度センサにより筐体内の温度を測定し、前記温度センサ毎に今回測定した温度と前回測定した温度を比較して、今回測定した温度が前回測定した温度よりもあらかじめ定められた値以上高い温度センサが1つ以上ある場合には、前記複数の冷却ファンの風速を増加させる制御部を有することを特徴とする電子装置。
  2. 請求項1に記載の電子装置であって、
    前記制御部は、今回測定した温度が前回測定した温度よりもあらかじめ定められた値以上高い温度センサについて、さらに当該温度センサの前回測定した温度と前々回測定した温度を比較して差分が0℃より大きいか否かを調べ、差分が0℃より大きな前記温度センサが少なくとも1つある場合には、前記複数の冷却ファンの風速を増加させることを特徴とする電子装置。
  3. 請求項2に記載の電子装置であって、
    前記冷却ファンの風速を、通常時0.5m/s〜0.8m/sの範囲から1.2m/s〜1.7m/sの範囲に増加することを特徴とする電子装置。
  4. 請求項2に記載の電子装置であって、
    前記制御部は、前記冷却ファンの風速を増加させるとともに、各々の前記電子基板に電源を断つよう指示することを特徴とする電子装置。
  5. 請求項1に記載の電子装置であって、
    前記あらかじめ定められた時間は1.6秒であり、前記あらかじめ定められた値は2.0℃であることを特徴とする電子装置。
  6. 請求項4に記載の電子装置であって、
    前記制御部は、前記複数の冷却ファンの風速を数秒間増加させたままとした後、再び複数の前記温度センサにより筐体内の温度を測定し、当該測定結果に基づいて前記冷却ファンの風速の増加を維持するか否かを判断することを特徴とする電子装置。
  7. 請求項2に記載の電子装置であって、
    着火源を筐体に挿入してから少なくとも10秒以内には前記冷却ファンの風速を増加させることを特徴とする電子装置。
  8. 請求項1に記載の電子装置であって、
    前記制御部は、前記気流経路から隔離された位置に設置されたことを特徴とする電子装置。
  9. 請求項1に記載の電子装置であって、
    前記複数の冷却ファンの風速を増加させることで前記着火源の熱エネルギーを筐体外に排出し、筐体内部の延焼を防止することを特徴とする電子装置。
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