JP3947499B2 - パッケージの製造方法及びパッケージ用金型 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆるMEMS(Micro Electro Mechanical System)およびマイクロマシン技術などのような微細加工技術を利用してパッケージを製造するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図31は、先行技術の圧力検出装置1の断面図である。圧力が検出されるべき通路2には、保持部材3上に固定された圧力センサ10が臨み、保持部材3は、パッケージ本体4に固定される。パッケージ本体4には、リード端子5が固定されており、ボンディングワイヤ6によって、圧力センサ10とリード端子5とが接続され、蓋7によって、圧力センサ10が収納された収納空間8が封止される。こうして圧力センサ10を含むMEMSストラクチャが、パッケージ9によって保護される。
【0003】
このような図31に示される先行技術では、ワイヤボンダで圧力センサ10とリード端子5とを接続し、したがってパッケージ本体4、リード端子5および蓋7から成るパッケージ9の構成が明らかに大形化する。
【0004】
図32は、他の先行技術の圧力検出装置11の断面図である。検出されるべき圧力は、通路2から圧力センサ10に作用する。この圧力センサ10は、保持部材3に取り付られ、装着部12に固定される。装着部12とともに配線部13と、配線部13に銅メッキによって形成された配線パターン15とは、パッケージ14を構成し、収納空間16は、蓋17によって封止される。
【0005】
図32に示される先行技術では、配線パターン15の配線長が長く、また配線パターン15の外側面の断線を防ぐために、配線パターン15には、半田メッキのコーティングを施す必要があり、製造工程が繁雑になる。
【0006】
図31および図32に示される各先行技術では、封止されるべき圧力センサ10であるMEMSストラクチャは、半導体製造技術で用いられるいわゆるDeepRIE(Deep Reactive Ion Etching)などの手法で、サブミクロン以下のダウンサイジングが可能であるにもかかわらず、図31のパッケージ9および図32のパッケージ14のパッケージサイズの小形化が困難であり、その結果、全体の形状が大形化する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、たとえばMEMSストラクチャなどの半導体素子を小形で封止することができるようにしたパッケージの製造方法、パッケージおよび半導体装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、合成樹脂製基板の一表面にレーザ光を照射してスルーホールの透孔に対応する細長い溝を形成し、
前記基板の前記一表面に金属メッキを施し、
金属メッキ層を基板から剥離し、溝によって形成された細長いピンを、レーザ光の照射によって切り出し、
前記ピンの基端部を、基材に立設して金型を形成し、
ピンの径5〜30μm、径に対する長さのアスペクト比3〜8であり、
前記金型の前記ピンを含む金型キャビティに、合成樹脂を供給してパッケージを成形して得ることを特徴とするパッケージの製造方法である。
【0009】
本発明は、実施の形態に従って簡単に述べると、プレスによる微細配線構造を持つ超ファインパターン加工技術を用いて、パッケージ形成時にワイヤボンダの代りとなるスルーホールや取り出し用の微細配線パターンを設け、これを銅メッキ後、選択的研磨またはエッチングによって不必要な銅メッキ部分を排除し、MEMSストラクチャをフリップチップ実装できるようにすることで、微小なMEMSストラクチャでもパッケージングできることを可能とする。
【0010】
本発明に従えば、たとえばスパッタが施されたポリイミドフィルムなどの合成樹脂製の基板の一表面にレーザ光を選択的に照射して細長いピンを製造するためのスルーホールの透孔に対応する溝を形成し、この一表面に、たとえばNiなどの金属メッキを施し、こうして得られた金属メッキ層を基板から剥離してレーザ光の照射によってピンを切り出して得る。こうしてピンの径5〜30μm、たとえば直径20μmであって、径に対する長さのアスペクト比3〜8、たとえばアスペクト比5を得ることができる。ピンの断面は、円形であってもよいが、たとえば4角形、6角形、およびそのほかの多角形などの形状であってもよく、前記径というのは、ピンの軸線に垂直な平面内における外形の最大長さをいう。このピンの断面形状は、軸線方向に一様であってもよい。
【0011】
前記レーザ光は、ピンの切り出しのために、パルス状の高エネルギを有するいわゆるFS(Femto Second)レーザ光が、好ましく用いられる。このFSレーザ光は、フェムト秒(10−15sec.)のオーダだけ持続するパルス状であり、これによってばりが生じることなく、細長いピンを、正確に切り出すことができ、好ましい。
【0012】
こうして得られたピンの基端部を、基材に立設して固定し、金型キャビティに、合成樹脂を供給することによって、トランスファ成形または射出成形などの手法で、パッケージ本体を成形する。こうしてピンに対応した透孔が形成される。この透孔に、たとえば金属メッキなどによって導体を形成して充填し、スルーホールを実現することができる。このスルーホールの一端部に、たとえば1〜5mmの平面形状を有する半導体チップから成る素子の接続端子を、電気的に接続し、半導体装置を実現することができる。
【0013】
透孔に金属メッキによって導電材料を堆積、充填してスルーホールを形成する際、透孔内で導電材料が堆積しやすく、透孔の長尺方向両端部に連なる表面では、導電材料のメッキ層の堆積厚さが、薄いという特性がある。またこのメッキ層は、微細な溝内では、厚く堆積して形成され、その溝に連なる外表面上では、メッキ層が薄いという特性がある。本発明では、これらの透孔および溝以外の表面では、金属メッキの際に生じるメッキ層が薄いという特性を利用し、エッチングによって、このような不要な金属メッキ層を、容易に除去することができ、パッケージの製造を容易にすることができる。
【0014】
半導体チップの面積がたとえば1mm以上のサイズを載せるパッケージにおいて、成形によって製作される。従来のCCDパッケージやC−MOSパッケージを作るのとほとんど同じ工法で、少なくともチップ面積1mmの微細パッケージを成形できることが、可能となる。たとえば、パッケージMEMSなどにおいて、従来では後工程がパッケージMEMSのダウンサイジングに対応できなかったため、実装されるMEMSストラクチャは小さくすることができなかったが、本発明によって思いきったダウンサイジングが可能となる。
【0015】
しかも成形体の構成が、配線となる溝やスルーホール、バンプなどが1回の成形で全て行われる。CCDやC−MOSのダウンサイジング、またはMEMSストラクチャをフリップチップ実装するパッケージでは、その成形体の構成が、配線となる溝やスルーホールが1回の成形で全て行われることが可能となり、従来の工法のように、レーザで孔を空けたり、セラミックパッケージのように1枚1枚を積み重ねて製作するといった工程が無くなる。
【0016】
また本発明は、前記基材は、
スタンパに、深さ方向に一様な断面形状を有する有底の取付孔を形成し、
スタンパの他表面に、レーザ光の照射によって、厚み方向外方になるにつれて断面形状が大きくなる拡大孔を形成して、前記取付孔の底に連通して接続して構成され、
ピンを、前記拡大孔から挿入してピンの基端部を、前記取付孔の前記底付近に配置して、固定して製造されることを特徴とする。
【0017】
また本発明は、前記ピンの基端部は、外方に拡がった係止部を有し、
この係止部が、前記拡大孔内で、前記取付孔の前記底付近に係止し、
前記ピンの基端部の係止部と基材の拡大孔の内面とを、金属メッキを施して固定することを特徴とする。
【0018】
また本発明は、スタンパは、
フォトリソグラフィ法によって、フォトレジスト用基板上に前記凸部に対応する透孔を有するフォトレジスト層を形成し、
フォトレジスト層と、前記透孔から露出したフォトレジスト用基板との上に、金属メッキを施して、前記透孔を、メッキ金属によって塞ぐ厚みを有する金属メッキ層を形成し、
この形成された金属メッキ層を、フォトレジスト用基板から剥離して製造することを特徴とする。
【0019】
また本発明は、基端部に、外方に拡がった係止部が形成された細長いピンと、
一表面に、深さ方向に一様な断面形状を有する取付孔が形成され、他表面に、厚み方向外方になるにつれて断面形状が大きくなるように拡大孔が、前記取付孔の底に連通して形成される基材とを含み、
前記係止部が、前記拡大孔内で、前記取付孔の前記底付近に係止し、
前記ピンの基端部の係止部と、板体の拡大孔の内面とは、金属メッキによって固定されることを特徴とするパッケージ用金型である。
【0020】
また本発明は、ピンの径5〜30μm、径に対する長さのアスペクト比3〜8であることを特徴とする。
【0021】
本発明に従えば、ピンの基端部が立設される基材は、スタンパによって成形した板体の一表面に、レーザ光を照射して深さ方向に一様な断面形状、たとえば直円柱状の有底の取付孔を形成し、この板体の他表面にレーザ光を照射して、厚み方向外方、すなわち前記取付孔の底から板体の前記他表面に近づくにつれて、断面形状が大きくなるたとえば中空円錐台状であって取付孔よりも深い拡大孔を形成して、取付孔の底と拡大孔の底とを連通する。ピンの先端部を拡大孔の側から挿入し、そのピンの基端部を、拡大孔内で有底孔の前記底付近に配置し、たとえば金属メッキなどの手法で固定する。
【0022】
レーザ光の照射による前記深い拡大孔の形成は、レーザ光の焦点距離からずれるにつれてレーザ光の直径が大きくなるというレーザビームの直径と焦点距離との関係から、前述のようにたとえば中空円錐台の形状となる。本発明では、このようなたとえば中空円錐台状の拡大孔の側から、ピンを挿入し、基材の前記一表面にたとえば浅く形成された中空円柱状の有底取付孔に、ピンが挿通することによって、ピンの軸線と取付孔の軸線と拡大孔の軸線とが、仮想一直線上に存在し、したがって基材の前記一表面が平面であるとき、ピンの軸線を、その基材の前記一表面に垂直に立設することが確実になる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態の圧力検出装置21の断面図である。パッケージ本体22には、配線導体から成るスルーホール23が形成され、このスルーホール23の図1における下端部にはバンプ24が形成され、こうしてパッケージ25が形成される。このパッケージ25には、保持部材26に固定された圧力センサである半導体素子27が収納される。半導体素子27は、半導体チップから成り、その平面の面積は、たとえば1〜5mmであってもよい。半導体素子27は、たとえば歪ゲージなどであってもよく、MEMSストラクチャと呼ぶことができる。パッケージ本体22には、基台28が固定され、この基台28には、筒体29が固定される。基台28および筒体29に同軸に形成された通路31には、半導体素子27が臨み、この通路31には、検出されるべき圧力が作用する。半導体素子27に関して通路31とは反対側でパッケージ本体22には、常温で大気圧の密閉空間32が形成され、半導体素子27の検出されるべき圧力による微小な変形が許容される。
【0027】
図2は、パッケージ25ならびに保持部材26および半導体素子27を分解して示す断面図である。図3は、保持部材26および半導体素子27を示す斜視図である。半導体素子27が予め固定された保持部材26は、パッケージ本体22に形成された凹所35に嵌め込まれ、半導体素子27は取付面36上に配置され、これによって半導体素子27の接続端子33は、スルーホール23の図2における上端部に電気的に接続される接続端子37に、たとえば導電性ペーストなどを介して電気的に接続される。すなわち接続端子37には、半導体素子27の接続端子33との接続のために、たとえばビットペーストを予め塗布し、その後、接続するようにしてもよい。保持部材26には、前記通路31に連通する通路38が形成される。
【0028】
図4は、パッケージ25の平面図である。スルーホール23の端部41は、配線パターン42を介して、前述の接続端子37に連なる。接続端子37を含む配線パターン42は、スルーホール23と同時に、金属メッキによって形成される。
【0029】
図5は、パッケージ25の構成を簡略化して示す斜視図である。スルーホール23の端部に連なるバンプ24は、たとえば直径50μm、深さ10μmであってもよい。スルーホール23は、たとえば直径にD1=20μm、長さL1=100μmであって、直径D1に対する長さL1のアスペクト比A(=L1/D1)=5であってもよい。本発明では、このスルーホール23の径は、5〜30μmであり、アスペクト比3〜8であってもよい。バンプ24は、BGA(Ball Grid Array)の機能を有する。スルーホール23は、6個設けられる。スルーホール、バンプは、エキシマレーザ、UV(紫外線)−YAGレーザを用いず、微細加工されたニッケルピン47を用いて成形によって得られるたとえば直径20μm、アスペクト5のスルーホールや直径50μm深さ10μmのバンプを持つ。MEMSストラクチャをフリップチップ実装できるパッケージが容易に作れるようになる。その結果、MEMS全体のコスト中半分を占めるパッケージの工程が、少なくともワイヤボンダからフリップチップ実装に変わることで、大幅なコストダウンが期待できる。
【0030】
スルーホールの前後はたとえば直径50μm、深さ10μmのバンプを持つパッケージができ、従来のようにパッケージを作った後に、配線をフォトリソグラフィ法等で作る必要がなくなる。溝の深さを大きくとれるスタンパを用い、アスペクト2の溝深さを持たせることで、配線抵抗である特性インピーダンスを下げ、高周波対応の配線を持ったパッケージが実現される。先行技術のパッケージはONOFF動作程度にしか使われなかったパッケージの配線信号が、高周波対応になったことで、チップテスター用途で開発が急がれているマイクロマシンリレーなどの高周波対応が必要とされるMEMSストラクチャ用のパッケージとしても使われることが可能となる。
【0031】
図6は、パッケージ25と保持部材26と半導体素子27との構成を示す断面図である。前述のように保持部材26に固定された半導体素子27は、パッケージ25の取付面37に、保持部材26の凹所35への嵌め込みによって、固定されて搭載される。
【0032】
図7は、図6に示されるパッケージ25に、筒体29の基端部が固定された基台8を固定する工程を示す断面図である。基台28の図7における下面は、パッケージ本体22の上端部に固定され、保持部材26は基台28にも固定される。こうして半導体素子27は、通路31,38に臨む。本発明の実施の他の形態では、半導体素子27が図7の保持部材26の下面に固定され、この保持部材26の上面が基台28の下面に固定され、こうして保持部材26、半導体素子27、基台28および筒体29が一体的に組立てられ、この組立てられた基台28の下面が、パッケージ本体22の上端部に固定され、これによって保持部材26および半導体素子27が凹所35に嵌め込まれて、構成されるようにしてもよい。
【0033】
図8は、本発明の実施の一形態のパッケージ用金型44を示す断面図である。この金型44は、パッケージ本体22にスルーホール23のための透孔45(後述の図25および図26参照)とバンプ24のための凹所46を形成するために用いられる。金型44は基本的に、ピン47と基材とを有し、このピン47の基端部49は、基材48に立設して固定される。基材48は、平坦面50と、この平坦面50から隆起部51が隆起して形成される。隆起部51は、短い円柱状である。この隆起部51には、後述の中空直円柱状の取付孔53と、この取付孔53の底に連通する中空円錐台状の拡大孔54とが同軸に形成される。ピン47の基端部49は、拡大孔54の小径側の端部内で、したがって取付孔53の底付近に配置され、金属メッキによるメッキ金属55によって固定される。ピン47および基材48、さらにはメッキ金属55は、たとえばNiなどの金属から成る。
【0034】
図9〜図23を参照して、金型44の製造方法を説明する。図9は、金型44の製造方法の第1ステップにおいて、たとえばエッチャーフレックス(三井化学(株)製商品名)などのスパッタ付ポリイミドフィルムなどの合成樹脂製の基板であるフィルム56の一表面に、ピン47に対応する溝57を形成する第1ステップを説明するための簡略化した斜視図である。フィルム56の一表面には、エキシマレーザ源58からエキシマレーザ光60を照射し、有底の細長い複数の溝57を形成する。この各溝57は、ピン47の径D1に対応してたとえば幅10μm、深さ10μmであり、ピン47の長さL1に対応して長さ100μmを有する。フィルム56の厚みは、たとえば0.5〜1.0mmであってもよい。
【0035】
第2ステップでは、溝57が刻設されたフィルム56の前記一表面に、金属メッキのための下地処理を行う。この下地処理は、たとえばNiまたはCuなどの金属のスパッタを行うことである。
【0036】
第3ステップでは、下地処理されたフィルム56の前記一表面に、Niのメッキ処理を施す。
【0037】
図10は、溝57が刻設されたフィルム56の一表面にNiメッキ層59が形成された状態を示す斜視図である。Niは、溝57を充填するとともに、フィルム56の溝57が形成されていない平坦な残余の面を覆う。
【0038】
図11は、第4ステップにおいてフィルム56からメッキ層59を剥離した状態を示す図である。フィルム56の前記溝57を充填したNi金属は、その平坦部61と、溝57に対応する棒状部62とから成る。
【0039】
図12は、第5ステップにおいてメッキ層59からピン47を切り出す第5ステップを簡略化して示す斜視図である。レーザ源63からのFSレーザ光64を、棒状部62の両側部で平坦部61に照射し、参照符64,65で切断し、細長いピン47を、メッキ層59から切り出す。
【0040】
図13は、メッキ層59から切り出されたピン47の基端部49を、外方に拡がった係止部66と成るように塑性変形加工する第6ステップを示す簡略化した斜視図である。係止部66は、ピン47の基端部49でその全周にわたって外方に突出したフランジ状に形成されてもよく、または予め定める外側方に突出し、全周にわたって連続していない構成を有してもよい。係止部66は、図12に関連して前述した第5ステップにおいてレーザ光64を用いて平坦部61から切り出して形成するようにしてもよい。さらに本発明の実施の他の形態では、図9に関連して前述したフィルム56の溝57に、係止部66に対応する凹所が形成され、この凹所が溝57よりも外側方に拡がった形状を構成して、金属メッキによる係止部66を形成するようにしてもよい。
【0041】
図14は、第7ステップにおいて準備される基材48の斜視図である。基材48は、前述のように平坦面50から隆起した隆起部51を有する。
【0042】
図15は、図14に示される基材48の製造方法を示す断面図である。まず図15(1)において、フォトマスク112を準備し、図15(2)において平面度および平行度のよいガラス基板110の上にフォトレジスト111を塗布した後、微細な隆起部51のパターンが描写されたフォトマスク112をガラス基板110の上方に配置して、UV(紫外線)ランプ113を用いて露光する。そうすると、フォトレジスト111の紫外線照射部分111aが硬化して、パターンが焼き付けられる。
【0043】
次にフォトレジスト111を現像すると、図15(3)に示すように、紫外線照射部分111aが除去され、パターンに対応した部分が残る。次に図15(4)において、現像された表面にスパッタまたは無電解メッキ等によってNiメッキ膜114を形成し、図15(5)のように厚くし、その後、次に図15(6)に示すように、Niメッキ膜114をガラス基板110から剥離し、残存したフォトレジスト111を除去することで、パターンに応じた凸凹形状を有するNiメッキ膜114が得られ、このNiメッキ膜114を金型取付用に外観加工を施すと、基材48となるスタンパが得られる。
【0044】
図16は、図15に示される製造方法によって得られたスタンパを用い、その隆起部51に取付孔53および拡大孔54を形成する第8ステップを示す簡略化した斜視図である。前述の図15に示される製造方法によって得られた図14の基材48に、レーザ源68からFSレーザ光69を照射し、前述の取付孔53および拡大孔54を形成する。この第8ステップはさらに詳細に、図17〜図19に示される。
【0045】
図17は、前述の図14に示される基材48の隆起部51付近の拡大断面図である。図17に示されるように、FSレーザ光69によって取付孔53を形成する。この取付孔53は、ピン47の径D1とほぼ等しいか、わずかに大きい内径を有し、基端部49が挿通することができない内径D1に選ばれる。取付孔53は、底71を有する。
【0046】
図18は、図17に示される取付孔53が形成された基材48を、その隆起部51とは反対側の面から大径孔72と小径孔73とを形成する構成を説明するための断面図である。これらの大径孔72と小径孔73とは、取付孔53と同一の直線上に各軸線をそれぞれ有する。大径孔72および小径孔73は、FSレーザ光69によって中空円柱状に形成される。
【0047】
図19は、図18によって形成された大径孔72および小径孔73を、FSレーザ光69によってさらに加工し、中空円錐台状の拡大孔54を形成した状態を示す断面図である。FSレーザ光69の焦点距離のずれによって大径孔72と小径孔73とを含む拡大孔54が形成される。この拡大孔54の小径の先端部は、取付孔53の底71に連なり、こうして取付孔53と拡大孔54とは、共通な一直線上に軸線を有して連なる。取付孔53および拡大孔54の各内面には、銅などの金属スパッタによって、金属メッキのための下地処理を行う。
【0048】
図20は、ピン47の先端部を拡大孔54から挿入してそのピン47の基端部49の係止部66を、拡大孔54内で取付孔53の底71付近に配置する第9ステップを示す断面図である。ピン47の軸線は、隆起部51の表面に垂直に保持される。
【0049】
図21は、ピン47の係止部66が、拡大孔54内で、取付孔53の底71付近に係止した第9ステップの状態で、この係止部66と拡大孔54の内面とを、金属メッキを施してメッキ金属75で固定する第10ステップを示す断面図である。
【0050】
下地処理された取付孔53および拡大孔54の各内面とともに、ピン47の基端部49とその基端部49の係止部66には、無電解銅メッキを施し、その後、電解メッキを行って、メッキ金属75である銅を、これらの取付孔53および拡大孔54内に充填し、ピン47を隆起部51に固定する。
【0051】
図22は、前述の第10ステップの金属メッキによってピン47が隆起部51に立設されて固定された状態を示す断面図である。メッキ金属75は、拡大孔54から図22の下方に部分的に突出している。基材48の表面にも薄い金属メッキ層76,77が形成される。
【0052】
図23は、図22に示されるメッキ金属75の余分な部分と薄いメッキ層76,77を除去する第11ステップを示す断面図である。薄いメッキ層76,77は、たとえば塩化第2鉄などを用いたエッチングによって容易に除去することができる。またメッキ金属75の拡大孔54から部分的に突出した余分なメッキ金属は、たとえば研磨などによって除去することができる。こうして金型44が完成する。
【0053】
図24〜図26は、前述の図23において完成されたパッケージ用金型44を用いてパッケージ本体22をトランスファ成形する方法を説明する。図24は、金型44を含むトランスファ成形用の全体の金型装置81を示す断面図である。パッケージ用金型44は、たとえばNiなどから成る補強部材82によって基材が保持される。パッケージ用金型44とともに用いられるもう1つの金型83は、前述の金型44とともに金型キャビティ84を形成する。
【0054】
金型83は、パッケージ本体22の取付面36を形成する金型面86および密閉空間32のための金型凸部87などを有する。金型面86には、図4に示される配線パターン42を形成するための微細な凸部87が固定される。スタンパ88は、前述の図15と同様にして、接続端子37を備える配線パターン42に対応した凸部がフォトリソグラフィおよび金属メッキの手法で製造されてもよい。
【0055】
図25は、図24に示される金型装置81を用いてトランスファ成形する状態を示す断面図である。金型キャビティ84内には、熱硬化性合成樹脂が成形材料として供給される。熱硬化性合成樹脂に代えて、熱可塑性合成樹脂であってもよい。金型キャビティ84に充填される成形材料は、たとえば三井化学製商品名エポックスRであり、150℃、成形時間4分で成形処理することができる。
【0056】
図26は、成形後のパッケージ本体22を示す断面図である。パッケージ本体22には、1回のトランスファ成形によって、スルーホール23のための透孔45、バンプ24のための凹所46および接続端子37を含む配線パターン42がメッキ金属の埋込みによって形成されるためのスタンパ88を用いた微細な配線パターン用溝が、一挙に形成される。配線パターン42の溝の幅は、たとえば10μmであり、深く形成してアスペクト比をたとえば2またはそれ以上に形成することができる。これによって配線抵抗である特性インピーダンスを小さくし、高周波対応配線を形成することができる。こうしてパッケージ本体22に微細配線パターンを形成した成形品であるパッケージを、大量に製造することができる。配線パターン42の幅は、30μm未満である。
【0057】
本発明では、配線パターン42のための溝は、成形によってパッケージ本体22に形成されるので、たとえばYAGレーザによる加工を施す必要がなく、配線パターン用溝の形成が容易であり、またスルーホール23のための透孔45とスタンパ88による配線パターン42のための溝との誤差によるずれは、前述の単一回の成形でパッケージ本体22を製造するので、小さくすることができ、高精度のパッケージ本体22を製造することができ、スルーホール23と配線パターン42との接続部分の交差は、問題にならない。溝には、微細な配線パターンと凹凸が逆のパターンを備えた、スタンパを用いて成形される絶縁基板の表面にたとえば10μm幅の微細な配線パターンを形成させる。スルーホールの接続配線を微細化できることが可能となる。スルーホールからの直接配線として、他の基板への微細配線接続が可能となる。
【0058】
スタンパ88による配線パターン42は、微細配線幅であっても、アスペクト比を大きくすることができ、こうしてスルーホール23および配線パターン42に、大電流を流すことが可能である。
【0059】
スタンパ88に関して、微細な配線パターンと凹凸が逆のパターンを備えたスタンパを用いて、絶縁基板の少なくとも表面にある樹脂に前記微細な配線パターンを転写させることにより、溝幅が30μm以下の溝を含む微細な配線パターンを表面に形成する。この工法を用いることで、パッケージ表面に微細パターンを持った成形品が容易に大量に製作することが可能となる。
【0060】
スタンパ表面上に加工したピン47を取付け、この上に成形することで、成形品にスルーホールを構築することが可能となり、従来からレーザ加工に頼らざらなかったスルーホールが、容易に形成可能となった。
【0061】
配線パターン42の溝を深く形成し、微細配線幅でもアスペクトが高く作れる工法を用いており、パッケージ表面の配線パターンに大電流を流すことが可能であり、断線しにくい。本件発明者の実験によれば、高周波測定では、幅10μmアスペクト2以上の1cmの配線ポテンシャルにおいて、21GHzの高周波を流した結果、シュミレーション値12dBに対し、8dBと4dB近いロス低減を実証している。
【0062】
図27〜図30は、前述の図26に示されるパッケージ本体22に金属メッキを施す工程を説明する。図27は、パッケージ本体22の透孔45を含む全ての表面に無電解銅メッキ処理を施した状態を示す断面図である。無電解銅メッキ処理によって、パッケージ本体22の全表面に薄い金属メッキ層91が形成される。
【0063】
図28は、図27に示される金属メッキ層91を有するパッケージ本体22の前記金属メッキ層91を選択的に除去した状態を示す断面図である。パッケージ本体22の透孔45およびバンプに対応した凹所46および配線パターン42における金属メッキ層91を残し、そのほかの必要のない部分を、エッチングなどの手法で除去する。
【0064】
図29は、スルーホール23、バンプ24および配線パターン42がパッケージ本体22に形成されたパッケージ25を示す断面図である。前述の図28に示される選択的な金属メッキ層91を有するパッケージ本体22の電解メッキを施す。こうしてスルーホール23のための透孔45、バンプ44のための凹所46および配線パターン42のための溝が、銅であるメッキ金属によって充填される。
【0065】
図30は、図29における金型25の取付面36付近の拡大断面図である。配線パターン用溝93内には、メッキ金属が充填されて、接続端子37を含む配線パターン42がスルーホール23と電気的に接続された状態でスルーホール23の形成と同時に、形成される。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、比較的大きいアスペクト比を有するピンを備えた金型を用いて、半導体チップなどの微細な半導体素子を搭載するためのパッケージを、簡単な製造工程で大量生産することが可能になる。たとえばチップ面積1mmの半導体素子のための微細パッケージを成形することができ、MEMSストラクチャの半導体素子における思いきったダウンサイジングが可能になる。こうして本発明のパッケージでは、CCD(電荷結合素子)およびC−MOS(相互形金属酸化膜トランジスタ)のダウンサイジングおよびMEMSストラクチャなどの半導体素子をフリップチップ実装するためのパッケージを、成形によって、スルーホールを容易に成形し、このスルーホールの形成と同時に、半導体素子およびスルーホールに電気的に接続されるべき配線パターンを、1回の成形で行うことが可能であり、パッケージの製造がきわめて容易である。
【0067】
また本発明では、微細なスルーホールの成形が前述のように容易に可能であり、半導体素子を、スルーホールに直接に接続して微細配線による接続が可能になる。
【0068】
さらに本発明では、MEMSストラクチャの半導体素子をフリップチップ実装することができ、このようなスルーホールの実現が容易になるので、図31に関連して前述したワイヤボンディングが存在せず、フリップチップ実装による大幅なコストダウンが可能となり、しかも図32に関連して前述した比較的長い配線パターンを用いる代りに本発明ではスルーホールが用いられるので、配線抵抗である特性インピーダンスを下げ、インダクタンス成分をなくし、高周波対応の配線構造が実現される。
【0069】
さらに本発明では、スルーホールの端部には、たとえば直径50μm、深さ10μmのバンプを備えるパッケージを、スルーホールの形成と同時に形成することができ、製造工程が簡略化される。
【0070】
また本発明によれば、前述のようにパッケージ内における信号が、高周波対応にすることができ、高周波ノイズの発生を抑制することができ、したがっていわゆるチップテスタなどに備えられるマイクロマシンリレーなどの高周波対応が必要とされるMEMSストラクチャ用のパッケージとして、本発明が好適に実施される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の圧力検出装置21の断面図である。
【図2】パッケージ25ならびに保持部材26および半導体素子27を分解して示す断面図である。
【図3】保持部材26および半導体素子27を示す斜視図である。
【図4】パッケージ25の平面図である。
【図5】パッケージ25の構成を簡略化して示す斜視図である。
【図6】パッケージ25と保持部材26と半導体素子27との構成を示す断面図である。
【図7】図6に示されるパッケージ25に、筒体29の基端部が固定された基台8を固定する工程を示す断面図である。
【図8】本発明の実施の一形態のパッケージ用金型44を示す断面図である。
【図9】金型44の製造方法の第1ステップにおいてスパッタが施されたポリイミドフィルムなどの合成樹脂製のフィルム56の一表面に、ピン47に対応する溝57を形成する第1ステップを説明するための簡略化した斜視図である。
【図10】溝57が刻設されたフィルム56の一表面にNiメッキ層59が形成された状態を示す斜視図である。
【図11】第4ステップにおいてフィルム56からメッキ層59を剥離した状態を示す図である。
【図12】第5ステップにおいてメッキ層59からピン47を切り出す第5ステップを簡略化して示す斜視図である。
【図13】メッキ層59から切り出されたピン47の基端部49を、外方に拡がった係止部66と成るように塑性変形加工する第6ステップを示す簡略化した斜視図である。
【図14】第7ステップにおいて準備される基材48の斜視図である。
【図15】図14に示される基材48の製造方法を示す断面図である。
【図16】図15に示される製造方法によって得られたスタンパを用い、その隆起部51に取付孔53および拡大孔54を形成する第8ステップを示す簡略化した斜視図である。
【図17】図14に示される基材48の隆起部51付近の拡大断面図である。
【図18】図17に示される取付孔53が形成された基材48を、その隆起部51とは反対側の面から大径孔72と小径孔73とを形成する構成を説明するための断面図である。
【図19】図18によって形成された大径孔72および小径孔73を、FSレーザ光69によってさらに加工し、中空円錐台状の拡大孔54を形成した状態を示す断面図である。
【図20】ピン47の先端部を拡大孔54から挿入してそのピン47の基端部49の係止部66を、拡大孔54内で取付孔53の底71付近に配置する第9ステップを示す断面図である。
【図21】ピン47の係止部66が、拡大孔54内で、取付孔53の底71付近に係止した第9ステップの状態で、この係止部66と拡大孔54の内面とを、金属メッキを施してメッキ金属75で固定する第10ステップを示す断面図である。
【図22】第10ステップの金属メッキによってピン47が隆起部51に立設されて固定された状態を示す断面図である。
【図23】図22に示されるメッキ金属75の余分な部分と薄いメッキ層76,77を除去する第11ステップを示す断面図である。
【図24】金型44を含むトランスファ成形用の全体の金型装置81を示す断面図である。
【図25】図24に示される金型装置81を用いてトランスファ成形する状態を示す断面図である。
【図26】成形後のパッケージ本体22を示す断面図である。
【図27】パッケージ本体22の透孔45を含む全ての表面に無電解銅メッキ処理を施した状態を示す断面図である。
【図28】図27に示される金属メッキ層91を有するパッケージ本体22の前記金属メッキ層91を選択的に除去した状態を示す断面図である。
【図29】スルーホール23、バンプ24および配線パターン42がパッケージ本体22に形成されたパッケージ25を示す断面図である。
【図30】図29における金型25の取付面36付近の拡大断面図である。
【図31】先行技術の圧力検出装置1の断面図である。
【図32】他の先行技術の圧力検出装置11の断面図である。
【符号の説明】
21 圧力検出装置
22 パッケージ本体
23 スルーホール
24 バンプ
25 パッケージ
26 保持部材
27 半導体素子
35,46 凹所
36 取付面
37 接続端子
42 配線パターン
44 パッケージ用金型
45 透孔
47 ピン
48 基材
49 基端部
53 取付孔
54 拡大孔
66 係止部
71 底
81 金型装置
84 金型キャビティ
88 スタンパ
93 配線パターン用溝

Claims (6)

  1. 合成樹脂製基板の一表面にレーザ光を照射してスルーホールの透孔に対応する細長い溝を形成し、
    前記基板の前記一表面に金属メッキを施し、
    金属メッキ層を基板から剥離し、溝によって形成された細長いピンを、レーザ光の照射によって切り出し、
    前記ピンの基端部を、基材に立設して金型を形成し、
    ピンの径5〜30μm、径に対する長さのアスペクト比3〜8であり、
    前記金型の前記ピンを含む金型キャビティに、合成樹脂を供給してパッケージを成形して得ることを特徴とするパッケージの製造方法。
  2. 前記基材は、
    スタンパに、深さ方向に一様な断面形状を有する有底の取付孔を形成し、
    スタンパの他表面に、レーザ光の照射によって、厚み方向外方になるにつれて断面形状が大きくなる拡大孔を形成して、前記取付孔の底に連通して接続して構成され、
    ピンを、前記拡大孔から挿入してピンの基端部を、前記取付孔の前記底付近に配置して、固定して製造されることを特徴とする請求項1記載のパッケージの製造方法。
  3. 前記ピンの基端部は、外方に拡がった係止部を有し、
    この係止部が、前記拡大孔内で、前記取付孔の前記底付近に係止し、
    前記ピンの基端部の係止部と基材の拡大孔の内面とを、金属メッキを施して固定することを特徴とする請求項1または2記載のパッケージの製造方法。
  4. スタンパは、
    フォトリソグラフィ法によって、フォトレジスト用基板上に前記凸部に対応する透孔を有するフォトレジスト層を形成し、
    フォトレジスト層と、前記透孔から露出したフォトレジスト用基板との上に、金属メッキを施して、前記透孔を、メッキ金属によって塞ぐ厚みを有する金属メッキ層を形成し、
    この形成された金属メッキ層を、フォトレジスト用基板から剥離して製造することを特徴とする請求項1〜3のうちの1つに記載のパッケージの製造方法。
  5. 基端部に、外方に拡がった係止部が形成された細長いピンと、
    一表面に、深さ方向に一様な断面形状を有する取付孔が形成され、他表面に、厚み方向外方になるにつれて断面形状が大きくなるように拡大孔が、前記取付孔の底に連通して形成される基材とを含み、
    前記係止部が、前記拡大孔内で、前記取付孔の前記底付近に係止し、
    前記ピンの基端部の係止部と、板体の拡大孔の内面とは、金属メッキによって固定されることを特徴とするパッケージ用金型。
  6. ピンの径5〜30μm、径に対する長さのアスペクト比3〜8であることを特徴とする請求項5記載のパッケージ用金型。
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