JP3947342B2 - トリポード型等速自在継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車や産業機械等における動力伝達に使用されるスライド式のトリポード型等速自在継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
トリポード型等速自在継手は、図5の左半分に示されるように、内周に軸方向の三本のトラック溝12’を有し、各トラック溝12’の向かい合った側壁にローラ案内面14’を形成した外側継手部材10’と、半径方向に突出した三本のトラニオン・ジャーナル22’を有するトリポード部材20’と、各トラニオン・ジャーナル22’の回りに複数の針状ころ32’を介して回転自在で、外側継手部材10’のトラック溝12’内に収容されたローラ30’とを備え、ローラ30’が外周面においてローラ案内面14’によって案内されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、トリポード型等速自在継手は強度(捩り強度)を主体に設計されている。強度は通常軸の最小外径によって一義的に決まり、次にトリポード部材の強度あるいはローラの強度が考慮される。強度を評価する上では、主として静捩り強度(試験)と片振り疲労強度(試験)とがあるが、通常、両試験において、軸が最初に破損するように設定されている。したがって、トリポード部材あるいはローラは軸以上の強度を有するように設定されている。
【0004】
ここで、静捩り強度は、トリポード型等速自在継手にトルクを負荷する静捩り試験において、どこかの部位が捩り切れるトルクをもって評価する。片振り疲労強度は、トリポード型等速自在継手に片振りの所定トルクを負荷し、どこかの部位が捩り切れるまでの繰返し数をもって評価する。
【0005】
トリポード部材の強度としては、トラニオン・ジャーナルの付け根部の強度とトラニオン胴部の強度が考えられ、トラニオンのジャーナル径を大きくすることによって付け根部強度は増大し、また、トラニオン胴部の外径を大きくすることによってトラニオン胴部の強度は増大する。
【0006】
しかし、トラニオンのジャーナル径を大きくすると必然的にローラの外径が大きくなり、また、トラニオン胴部の外径を大きくすると外側継手部材の小内径の増大を招く。したがって、トリポード型等速自在継手を軽量・コンパクト化するにあたり、単に外側継手部材の外郭を縮小するだけではトリポード型等速自在継手の作動領域(ジオメトリ)に制約が加わるため、各部位のバランス設計が重要となってくる。
【0007】
さらに、転がり部、特に針状ころとトラニオン・ジャーナルとの間での転がり疲労寿命(フレーキング寿命)も併せて考慮する必要がある。耐久試験において、所定のトルクを負荷しつつトリポード型等速自在継手を所定の回転数で駆動すると、フレーキングに至るまでの繰返し数あるいは時間によって耐久性の評価がされるが、通常、針状ころの外径、長さ、あるいは本数を上げることによって、この耐久性は向上することが知られているが、また、これらは外側継手部材の外郭の増大を招くことになる。
【0008】
本発明は、強度および耐久性のバランスを考慮して、外側継手部材の外郭を可能な限り縮小してトリポード型等速自在継手の軽量・コンパクト化を図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
トリポード型等速自在継手の強度、耐久性は主に次の各設計パラメータによって支配されている。
【0010】
強度パラメータ:軸径、トラニオン・ジャーナル径、トラニオン胴径、トラニオン胴幅、セレーション長さ、ローラ肉厚、ローラ幅
耐久パラメータ:PCD、トラニオン・ジャーナル径、ころ長さ(有効径)≒ローラ幅、ころ径
従来品の強度、耐久性のバランスは耐久側に余裕が偏っており、軽量・コンパクト化する際、ねじり強度の確保が困難になってくる。また、作動領域(ジオメトリ)においても、シャフト径を不変とし、外側継手部材の小内径/大内径比をそのまま相似設計すると作動領域は減少する。
▲1▼軸径/ローラ案内面ピッチ円直径(φd/PCD)
▲2▼トラニオン胴径/トラニオン外径(φdr/SDj)
▲3▼外側継手部材の小内径/大内径(φD2/φD1)
▲4▼ローラ幅/ローラ外径(Ls/φDs)
▲5▼トラニオン・ジャーナル径/ローラ外径(φDj/φDs)
▲6▼トラニオン・ジャーナル径/軸径(φDj/φd)
▲7▼針状ころ長さ/トラニオン・ジャーナル径(Ln/φDj)
上記7項目の寸法比率を見直すことにより、強度、耐久性のバランスのとれた軽量・コンパクトなトリポード型等速自在継手の構成が実現する。また、作動領域(ジオメトリ)を減少させることなくスライド量を確保することが可能となる。そして、外側継手部材の大内径部と小内径部との肉厚差の減少、トラニオン・ジャーナル長さの減少により、鍛造成形性を向上させることができる。
【0011】
請求項1の発明は、内周の円周方向三等分位置に軸方向に延びるトラック溝を形成した外側継手部材と、軸とトルク伝達可能に嵌合するトラニオン胴部と前記トラニオン胴部の円周方向三等分位置から半径方向に突出したトラニオン・ジャーナルとからなるトリポード部材と、前記各トラニオン・ジャーナルの回りに複数の針状ころを介して回転可能で前記トラック溝に収容されたローラとを備え、前記ローラがその外周面にて前記トラック溝の両側壁に形成されたローラ案内面によって案内されるようにしたトリポード型等速自在継手において、前記トラニオン胴部から隆起した段部を形成して前記トラニオン・ジャーナルの付け根部を二段形状とし、かつ、前記トラニオン・ジャーナルとの角部を所定の曲率半径による一つの連続したR面とし、前記トリポード部材の捩り強度前記軸の最小外径部の捩り強度以上に設定し、かつ、前記針状ころと転がり接触する前記トラニオン・ジャーナルの面圧を所定値まで許容したことを特徴とするトリポード型等速自在継手である。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1に記載のトリポード型等速自在継手において、前記トラニオン胴部の外径drとトラニオン外径SDjとの比dr/SDjの値を0.65〜0.70としたことを特徴とする。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のトリポード型等速自在継手において、前記軸の径dと前記ローラ案内面のピッチ円直径PCDとの比d/PCDの値を0.50〜0.55としたことを特徴とする。
【0014】
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれか1項のトリポード型等速自在継手において、前記外側継手部材の小内径D2と大内径D1との比D2/D1の値を0.66〜0.72とした。
【0015】
請求項5の発明は、請求項1から4のいずれか1項のトリポード型等速自在継手において、前記ローラの幅Lsと外径Dsとの比Ls/Dsの値を0.24〜0.27としたことを特徴とする。
【0016】
請求項6の発明は、請求項1から5のいずれか1項のトリポード型等速自在継手において、前記針状ころの長さLnと前記トラニオン・ジャーナル径Djとの比Ln/Djの値を0.47〜0.50としたことを特徴とする。
【0017】
請求項7の発明は、請求項1から6のいずれか1項のトリポード型等速自在継手において、前記トラニオン・ジャーナル径Djとローラの外径Dsとの比Dj/Dsの値を0.54〜0.57としたことを特徴とする。
【0018】
請求項8の発明は、請求項1から7のいずれか1項のトリポード型等速自在継手において、前記トラニオン・ジャーナル径Djと前記軸の径dとの比Dj/dの値を0.83〜0.86としたことを特徴とする。
【0019】
請求項9の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載のトリポード型等速自在継手において、前記トラニオン胴部と前記トラニオン・ジャーナルの付け根部を二段形状とし、かつ、前記トラニオン・ジャーナルとの角部を所定の曲率半径による一つの連続したR面としたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1ないし図3に従って本発明の実施の形態を説明する。
【0021】
トリポード型等速自在継手は、連結すべき二軸のうちの一方の回転軸と接続する外側継手部材10と、他方の回転軸と接続するトリポード・ユニット(20,30,32)とを主要な構成要素としている。
【0022】
外側継手部材10は、円周方向等分位置に軸方向に延びる3本のトラック溝12を配置した中空カップ状であり、外側継手部材10の内径は円周方向に交互に現れる内径D1の大内径部と内径D2の小内径部とで構成されている。各トラック溝12は対向する側壁にローラ案内面14を形成している。このローラ案内面14は円筒面の一部すなわち部分円筒面である。
【0023】
トリポード・ユニットは、トリポード部材20とローラ30と複数の針状ころ32を含んでいる。
【0024】
トリポード部材20は、円周方向等分位置に半径方向に突出した3本のトラニオン・ジャーナル22を有する。各トラニオン・ジャーナル22は、円筒形外周面24と、軸端付近に形成された環状の輪溝26を備えている。トラニオン・ジャーナル22の外周に複数の針状ころ32を介して回転自在にローラ30が外嵌している。トラニオン・ジャーナル22の円筒形外周面24は針状ころ32の内側軌道面を提供する。ローラ30の内周面は円筒形で、針状ころ32の外側軌道面を提供する。
【0025】
トラニオン・ジャーナル22の付け根部は、図2(B)に示すように、二段形状となっている。すなわち、トラニオン胴部21から隆起した段部が形成され、その段部から円筒形外周面24が始まっている。円筒形外周面24の基端部における隅角部は所定の曲率半径Rbの一つの連続したR面としてある。図2(C)に示す従来例の場合、トラニオン胴部21’から直接、曲率半径RaのR面で円筒形外周面24’に連なっている。両図を対比すれば明らかなように、Ra>Rb、tw1>tw2の関係にある。
【0026】
針状ころ32はトリポード部材20の半径方向で見た外側の端面にてアウタ・ワッシャ34と接し、反対側の端面にてインナ・ワッシャ38と接している。アウタ・ワッシャ34は輪溝26に装着されたサークリップ36によって軸方向移動を規制されているため、結局、針状ころ32も軸方向移動を規制される。アウタ・ワッシャ34は、トラニオン・ジャーナル22の半径方向に延びた円盤部34aと、トラニオン・ジャーナル34の軸線方向に延びた円筒部34bとからなる。アウタ・ワッシャ34の円筒部34bはローラ30の内径より小さな外径を有し、トリポード部材20の半径方向で見た外側の端部34cにてローラ30の内径よりも大径に拡大している。したがって、ローラ30はトラニオン・ジャーナル22の軸線方向に移動することができる。
【0027】
ローラ30とローラ案内面14との接触形態にはアンギュラ・コンタクトとサーキュラ・コンタクトの二通りがある。アンギュラ・コンタクトはある接触角をもち、二点で接触する(図4(A))。サーキュラ・コンタクトは一点で接触し、一般的に接触率1.002〜1.008で使用されている(図4(B))。ここではローラ案内面14とローラ30の接触形態をサーキュラ・コンタクトとした場合を例示してある。接触率が小さいとトルク負荷時、接触楕円が大きくなってローラ30の幅を越えてしまい、短寿命となる。逆に、接触率が大きいと、接触楕円は小さくなるが、面圧が高くなって接触部の摩耗が促進され、短寿命となる。ただし、トリポード型等速自在継手の面圧は、構造上、トラニオン・ジャーナル/針状ころ間が最も厳しくなっているため、この部分の面圧を越えないように、接触率を設定すればよい。具体的には、接触率は1.02〜1.2の範囲、より好ましくは1.05〜1.18の範囲とする。
【0028】
【実施例】
表1に、図1の実施の形態において各部の寸法比率を見直した実施例を示す。
【0029】
【表1】
Figure 0003947342
【0030】
表2に示した実施例は、図1の構成において各部の寸法(図3参照)を次のように設定したものである。
【0031】
軸径/PCDの比率100(φd/PCD)は50%〜55%とした。軸径φdは許容負荷容量から決定し、ローラ案内面14のピッチ円直径PCDはローラ30の幅Ls/外径φDsの比から決定した。
【0032】
トラニオン胴径/トラニオン外径の比率100(φdr/SDj)は65%〜70%とした。トラニオン胴径φdrは所定トルク負荷時の捩り強度から決定し、トラニオン外径SDjはローラ30の幅Ls、ワッシャ高さ、外側継手部材10の大内径φD1から決定した。
【0033】
外側継手部材10の小内径/大内径の比率100(φD2/φD1)は66〜72%とした。外側継手部材10の小内径φD2は軸径φd、トラニオン胴径φdrに対する作動領域の確保ができる値に設定し、大内径D1はトラック溝12のピッチ円直径PCD、トラニオン外径SDjから決定した。
【0034】
ローラ30の幅/外径の比率100(Ls/φDs)は24%〜27%とした。ローラ30の幅Ls、外径φDsは、所定のトルクを負荷した場合のローラ30とローラ案内面14との間における接触楕円長さと接触面圧を考慮し、最適値を設定した。
【0035】
トラニオン・ジャーナル径/ローラ外径の比率100(φDj/φDs)は54%〜57%とした。トラニオン・ジャーナル径φDjは捩り強度を確保するため現行寸法と同一とし、ローラ外径φDsは接触面圧から設定した。
【0036】
トラニオン・ジャーナル径/軸径の比率100(φDj/φd)は83%〜86%とした。捩り強度、耐久性を確保するため、現行比率と同じ寸法設定としたものである。
【0037】
針状ころ長さ/トラニオン・ジャーナル径の比率100(Ln/φDj)は47%〜50%とした。ころ長さLnは軸受の最大接触面圧を考慮して設定した。なお、トラニオン・ジャーナル22の付け根Rを小さく、インナ・ワッシャを薄くし、その分付け根部位置を大径化し段付き形状とすることにより、付け根部〜セレーション間の肉厚が増し、捩り強度をアップさせることもできる。
【0038】
表1中、見直しによる効果の欄のa〜dは次の事項を表している。
a:軽量・コンパクト
b:強度・耐久バランス
c:加工性
d:作動領域の確保
【0039】
【発明の効果】
本発明は、従来のトリポード型等速自在継手が強度面、特に軸の強度面を主体に設計されており、また、耐久性の面は、通常の使用においては余裕があることに着目し、強度および耐久性のバランスを考慮して、外側継手部材の外郭を可能な限り縮小し、トリポード型等速自在継手の軽量・コンパクト化を図ったものである。強度において、軸とトリポード部材との強度を概ね同一に設定することにより、さらには、耐久性において、針状ころとトラニオン・ジャーナルとの接触面圧に着目し、この面圧を所定値まで許容させることにより、大幅な外側継手部材のコンパクト設計が達成できたものである。
【0040】
耐久性において、トラニオン・ジャーナルの接触面圧に着目し、従来のトリポード型等速自在継手に比較して、トラニオン・ジャーナルの接触面圧を1.15倍程度まで許容した(表2参照)。従来のトリポード型等速自在継手はDOJ(ダブルオフセット型等速自在継手)に比較して2倍以上の耐久性を有していることから、本発明によるトリポード型等速自在継手はDOJと同等以上の耐久性を具備するものである。
【0041】
【表2】
Figure 0003947342

【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はトリポード型等速自在継手の横断面図、
(B)はトリポード型等速自在継手の縦断面図である。
【図2】(A)は図1のトリポード型等速自在継手の部分拡大断面図、
(B)はトラニオン・ジャーナルの付け根部の拡大断面図、
(C)は従来のトリポード型等速自在継手における、図2(B)に対応する部分の拡大断面図である。
【図3】トリポード型等速自在継手の各部の寸法を示す断面図であって、
(A)は横断面図、
(B)はトリポード・ユニットの縦断面図である。
【図4】ローラとローラ案内面との接触部の拡大断面図であって、
(A)はアンギュラ・コンタクトの場合、
(B)はサーキュラ・コンタクトの場合を示す。
【図5】本発明の実施例と従来例を左右に対比して示したトリポード型等速自在継手の横断面図である。
【符号の説明】
10 外側継手部材
12 トラック溝
14 ローラ案内面
20 トリポード部材
21 トラニオン胴部
22 トラニオン・ジャーナル
24 円筒形外周面
26 輪溝
30 ローラ
32 針状ころ
34 アウタ・ワッシャ
36 サークリップ
38 インナ・ワッシャ

Claims (8)

  1. 内周の円周方向三等分位置に軸方向に延びるトラック溝を形成した外側継手部材と、軸とトルク伝達可能に嵌合するトラニオン胴部と前記トラニオン胴部の円周方向三等分位置から半径方向に突出したトラニオン・ジャーナルとからなるトリポード部材と、前記各トラニオン・ジャーナルの回りに複数の針状ころを介して回転可能で前記トラック溝に収容されたローラとを備え、前記ローラがその外周面にて前記トラック溝の両側壁に形成されたローラ案内面によって案内されるようにしたトリポード型等速自在継手において、
    前記トラニオン胴部から隆起した段部を形成して前記トラニオン・ジャーナルの付け根部を二段形状とし、かつ、前記トラニオン・ジャーナルとの角部を所定の曲率半径による一つの連続したR面とし、
    前記トリポード部材の捩り強度前記軸の最小外径部の捩り強度以上に設定し、かつ、前記針状ころと転がり接触する前記トラニオン・ジャーナルの面圧を所定値まで許容したことを特徴とするトリポード型等速自在継手。
  2. 前記トラニオン胴部の外径drとトラニオン外径SDjとの比dr/PCDの値を0.65〜0.70としたことを特徴とする請求項1に記載のトリポード型等速自在継手。
  3. 前記軸の径dと前記ローラ案内面のピッチ円直径PCDとの比d/PCDの値を0.50〜0.55としたことを特徴とする請求項1または2に記載のトリポード型等速自在継手。
  4. 前記外側継手部材の小内径D2と大内径D1との比D2/D1の値を0.66〜0.72としたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項のトリポード型等速自在継手。
  5. 前記ローラの幅Lsと外径Dsとの比Ls/Dsの値を0.24〜0.27としたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項のトリポード型等速自在継手。
  6. 前記針状ころの長さLnと前記トラニオン・ジャーナル径Djとの比Ln/Djの値を0.47〜0.50としたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項のトリポード型等速自在継手。
  7. 前記トラニオン・ジャーナル径Djとローラの外径Dsとの比Dj/Dsの値を0.54〜0.57としたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項のトリポード型等速自在継手。
  8. 前記トラニオン・ジャーナル径Djと前記軸の径dとの比Dj/dの値を0.83〜0.86としたことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項のトリポード型等速自在継手。
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