JP3944743B2 - 駆動用ic - Google Patents

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Description

本発明は、液晶を駆動するための駆動用ICに関する。
近年、携帯電話機、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、その他種々の電子機器のための可視情報表示部として液晶装置が広く用いられるようになって来ている。液晶装置を携帯電話機に使用するときには、電話番号その他の情報を表示するために液晶装置が用いられる。また、液晶装置をデジタルスチルカメラやビデオカメラ等に使用するときには、被写体を確認するためのファインダとして液晶装置が使用されることが多い。
液晶装置は、一般に、液晶パネルに駆動用ICを実装することによって形成される。特に、携帯電話機に代表される携帯情報端末装置には、低価格及び低消費電力のメリットから小型の液晶装置が使用されている。これら小型の液晶装置は、1個の駆動用IC、いわゆる1チップICで駆動することが一般的であり、さらに最近では、液晶パネル自体に駆動用ICを直接に搭載する方式の液晶装置、いわゆるCOG(Chip On Grass)方式の液晶装置が普及しつつある。
このCOG方式の液晶装置では、駆動用ICを液晶パネルの透明基板上に直接に接着する。そしてその際には、駆動用ICに設けた電極端子、すなわちバンプ又はパッド、と透明基板上に形成した電極とを電気的に接続、いわゆる導電接続する。図8に示すように駆動用IC51は、一般に、液晶パネル側の信号電極Psiに導電接続する信号電極用電極端子Bsiと、液晶パネル側の走査電極Psoに導電接続する走査電極用電極端子Bsoとを有する。そして従来の駆動用IC51では、信号電極用電極端子Bsiと走査電極用電極端子Bsoとが、信号電極用電極端子Bsi同士の間のピッチ及び走査電極用電極端子Bso同士の間のピッチと同一のピッチで隣接していた。そのピッチは、一般に、80〜120μmである。
通常の液晶装置の製造工程においては、液晶パネルが希望する表示特性を持っているかどうかを検査するために、液晶パネルに駆動用ICを装着する前に、その液晶パネルの信号電極Psi及び走査電極Psoに所定の電圧を印加して、その液晶パネルを単体で検査することが多い。そして、このように所定の電圧を印加する場合には、信号電極用導電性部材53siを信号電極Psiに接触させ、走査電極用導電性部材53soを走査電極Psoに接触させ、そしてそれらの導電性部材53si及び53soを介して表示検査用回路52によって各電極Psi及びPsoに所定の電圧を印加する。
しかしながら、上記従来の駆動用IC51を用いる液晶パネルに関して検査を行う場合には、その従来の駆動用IC51では信号電極用電極端子Bsiと走査電極用電極端子Bsoとがそれぞれの電極端子同士間のピッチと同一の狭いピッチで隣接していたので、それらの電極端子の境界部分に存在する全ての電極端子に対応する各電極Psi及びPsoのそれぞれに導電性部材53si及び53soを接触させようとすると、それらの導電性部材53si及び53soが互いに接触して短絡し、よって、検査ができなくなるおそれがあった。また、その短絡を回避するために、信号電極用導電性部材53siと走査電極用導電性部材53soとの間の間隔を広くとることにすれば、それらの導電性部材が存在しない電極部分には所定の電圧を印加できなくなり、よって、液晶パネルの表示エリアのうちの一部分を表示できないという問題があった。
このように従来の駆動用ICを用いる液晶パネルに関しては、導電性部材53si及び53soを接触させることができない電極部分に対応する部分の液晶パネルに不良があるときには、その不良を発見することができず、その結果、最終的に得られる液晶装置に関して液晶パネル不良が残ることになって歩留まりが低下し、それに起因してコストアップが生じるという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであって、液晶パネルの表示特性を検査する際にその液晶パネルの表示エリアの全てを表示させて検査できるようにすることを目的とする。また本発明は、駆動用ICを実装するにあたって不良の液晶パネルを確実に排除することにより、低価格の液晶装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、複数の走査電極と複数の信号電極とを備えた液晶パネルを駆動するための駆動用ICであって、前記複数の走査電極と導電接続するための複数の走査電極用電極端子を有する走査電極用電極端子群と、前記複数の信号電極と導電接続するための複数の信号電極用電極端子を有する信号電極用電極端子群と、を有し、前記走査電極用電極端子及び前記信号電極用電極端子は、前記駆動用ICの同じ辺に沿って設けられ、互いに隣り合う前記走査電極用端子と前記信号電極用端子との間には、前記複数の走査電極用電極端子における走査電極用電極端子同士の間隔及び前記複数の信号電極用電極端子における信号電極用電極端子同士の間隔よりも広い間隔が形成されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、複数の走査電極と複数の信号電極とを備えた液晶パネルを駆動するための駆動用ICであって、前記駆動用ICの隣り合う辺の一方の辺に沿って設けられ、前記複数の走査電極と導電接続するための複数の走査電極用電極端子と、前記駆動用ICの隣り合う辺の他方の辺に沿って設けられ、前記複数の信号電極と導電接続するための複数の信号電極用電極端子と、を有し、前記複数の走査電極用電極端子のうち前記他方の辺側のに位置する走査電極用電極端子と前記複数の信号電極用電極端子のうち前記一方の辺側のに位置する信号電極用電極端子との間には、前記複数の走査電極用電極端子における走査電極用電極端子同士の間隔及び前記複数の信号電極用電極端子における信号電極用電極端子同士の間隔よりも広い間隔が形成されていることを特徴とするものである。
信号電極用電極端子と走査電極用電極端子との間に設ける間隔は特定の値に限定されるものではないが、例えば0.3mm以上の値、望ましくは約0.3mmとすることができる。0.3mmが望ましいという理由は次の通りである。すなわち、図2において、液晶パネルの透明基板上に形成する信号電極Psi及び走査電極Psoの製造上の許容し得る寸法誤差、すなわち液晶パネルの基準外形面からの寸法公差(以下、「寸法公差」という。)は、±0.1mm程度が製造可能性のある最小値である。よって、信号電極Psi及び走査電極Psoが導電性部材13si及び13soに対して公差内の最大値、すなわち0.1mmだけズレた場合にもそれらの電極Psi及びPsoが導電性部材13si及び13soの外側へずれ出ないようにするためには、導電性部材13si及び13soが電極Psi及びPsoを配設する領域である信号電極領域Qsi及び走査電極領域Qsoから張出す距離、すなわち、電極端子Bsi及びBsoから張出す距離aをa=0.1mmに設定する必要がある。また、互いに隣り合う導電性部材13si及び13soが互いに接触することを防止するためにはそれらの間に最小でも0.1mm程度の間隔bを開けておく必要がある。以上のことから、信号電極用電極端子Bsiと走査電極用電極端子Bsoとの間の間隔Aは、最小でも、A=a+b+a=0.1+0.1+0.1=0.3mmだけが必要になる。
また、信号電極用電極端子Bsiと走査電極用電極端子Bsoとの間に設ける間隔Aは、0.6mm以上とすることができる。例えば、0.6mmとすれば、導電性部材13si及び13soの電極端子Bsi及びBsoに対する許容張出し寸法aをa=0.2mm、隣り合う導電性部材13si及び13so同士の間の間隔bをb=0.2mmとすることができるので、液晶パネル上に形成する信号電極及び走査電極の寸法公差を±0.2mmまで広めることができ、よって、液晶パネルの製造が簡単になる。もちろん、液晶パネル単体でその表示特性を検査するときに、信号電極用導電性部材と走査電極導電性部材とが短絡することを確実に防止でき、しかも、全ての信号電極に対して信号電極用導電性部材を導通でき、また、全ての走査電極に対して走査電極用導電性部材を導通できることは言うまでもない。
さらに、信号電極用電極端子Bsiと走査電極用電極端子Bsoとの間に設ける間隔は、1.0mm以上とすることができる。例えば、1.0mmとすれば、導電性部材13si及び13soの電極端子Bsi及びBsoに対する許容張出し寸法aをa=0.35mm、隣り合う導電性部材13si及び13so同士の間の間隔bをb=0.3mmとすることができるので、液晶パネル上に形成する信号電極及び走査電極の寸法公差を±0.35mmまで広めることができ、よって、液晶パネルの製造がより一層簡単になる。もちろん、信号電極用導電性部材と走査電極用導電性部材との短絡をほぼ完全に防止でき、しかも、全ての信号電極に対して信号電極用導電性部材をほぼ完全に導通でき、さらに、全ての走査電極に対して走査電極用導電性部材をほぼ完全に導通できることは言うまでもない。
請求項1に記載の発明によれば、複数の走査電極と複数の信号電極とを備えた液晶パネルを駆動するための駆動用ICであって、前記複数の走査電極と導電接続するための複数の走査電極用電極端子を有する走査電極用電極端子群と、前記複数の信号電極と導電接続するための複数の信号電極用電極端子を有する信号電極用電極端子群と、を有し、前記走査電極用電極端子及び前記信号電極用電極端子は、前記駆動用ICの同じ辺に沿って設けられ、互いに隣り合う前記走査電極用端子と前記信号電極用端子との間には、前記複数の走査電極用電極端子における走査電極用電極端子同士の間隔及び前記複数の信号電極用電極端子における信号電極用電極端子同士の間隔よりも広い間隔が形成されている。この駆動用ICを搭載した場合に、信号電極用電極端子と走査電極用電極端子との間に広い間隔を設けたので、それらに導電接続する液晶パネル側の信号電極と走査電極との間にも広い間隔を形成できる。その結果、それらの信号電極の全てに信号電極用導電性部材を接触させ、さらに、走査電極の全てに走査電極用導電性部材を接触させたとしても、両導電性部材の間に常に電気絶縁用の空間を維持できる。つまり、信号電極用導電性部材と走査電極用導電性部材とを短絡させることなく、全ての信号電極に対して信号電極用導電性部材を導通でき、さらに、全ての走査電極に対して走査電極用導電性部材を導通でき、それ故、液晶パネルの表示エリアの全てに検査用の映像を表示させてその表示特性の良否を検査できる。
請求項2に記載の発明によれば、複数の走査電極と複数の信号電極とを備えた液晶パネルを駆動するための駆動用ICであって、前記駆動用ICの隣り合う辺の一方の辺に沿って設けられ、前記複数の走査電極と導電接続するための複数の走査電極用電極端子と、前記駆動用ICの隣り合う辺の他方の辺に沿って設けられ、前記複数の信号電極と導電接続するための複数の信号電極用電極端子と、を有し、前記複数の走査電極用電極端子のうち前記他方の辺側のに位置する走査電極用電極端子と前記複数の信号電極用電極端子のうち前記一方の辺側のに位置する信号電極用電極端子との間には、前記複数の走査電極用電極端子における走査電極用電極端子同士の間隔及び前記複数の信号電極用電極端子における信号電極用電極端子同士の間隔よりも広い間隔が形成されている。この駆動用ICを搭載した場合に、複数の走査電極用電極端子のうち他方の辺側の最端に位置する走査電極用電極端子と複数の信号電極用電極端子のうち一方の辺側の最端に位置する信号電極用電極端子との間に広い間隔を設けたので、それらに導電接続する液晶パネル側の信号電極と走査電極との間にも広い間隔を形成できる。その結果、それらの信号電極の全てに信号電極用導電性部材を接触させ、さらに、走査電極の全てに走査電極用導電性部材を接触させたとしても、両導電性部材の間に常に電気絶縁用の空間を維持できる。つまり、信号電極用導電性部材と走査電極用導電性部材とを短絡させることなく、全ての信号電極に対して信号電極用導電性部材を導通でき、さらに、全ての走査電極に対して走査電極用導電性部材を導通でき、それ故、液晶パネルの表示エリアの全てに検査用の映像を表示させてその表示特性の良否を検査できる。
以下、図面を参照して、本発明の駆動用IC、液晶パネル、液晶装置及び電子機器に関する実施形態について具体的に説明する。
ただし、かかる実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更することが可能である。
図1は、本発明に係る駆動用IC、液晶パネル及び液晶装置のそれぞれの一実施形態を示している。ここに示した液晶装置1は、液晶パネル5に駆動用IC11を搭載することによって形成される。液晶パネル5は、互いに対向する一対の透明基板2a及び2bを有し、これらの透明基板2a及び2bは、図3に示すようにスペーサ7によってわずかの間隙Gを保持した状態でシール材3によって互いに接着される。この間隙Gは一般にセルギャップと呼ばれ、そのセルギャップG内に液晶4が封入される。透明基板2a及び2bの外側表面には、必要に応じて偏光板6,6が貼着され、さらにいずれか一方の透明基板に対してバックライト又は反射板が設けられる。
一方の透明基板2aの内側表面には複数の信号電極Psiが形成され、他方の透明基板2bの内側表面には複数の走査電極Psoが形成される。これらの電極は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide:インジウムスズ酸化物)によってストライプ状に形成され、そして図1に示すように、両透明基板2a及び2bが接着された状態で互いに直交する。これら走査電極Psoと信号電極Psiとの交差点が液晶表示のための画素として作用する。
一方の透明基板2aは相手側の透明基板2bの外側に張り出しており、その張出し部に長方形状のIC装着領域Bが設定され、そのIC装着領域Bに駆動用IC11が接着される。信号電極PsiはそのままIC装着領域Bまで延びており、一方、走査電極Psoは両透明基板2a及び2bの間に掛け渡された導通材8を経由してIC装着領域Bまで延びている。駆動用IC11は、図3に示すように、ACF( Anisotropic Conductive Film:異方性導電膜)9その他の接合剤によって透明基板2aに接着される。
駆動用IC11の透明基板2aに対向する面、すなわち能動面には、図2に示すように、複数の信号電極用電極端子、すなわち信号電極用バンプBsi及び複数の走査電極用電極端子、すなわち走査電極用バンプBsoが形成されている。信号電極用バンプBsiは駆動用IC11の内部回路と信号電極Psiとを導電接続し、走査電極用バンプBsoは駆動用IC11の内部回路と走査電極Psoとを導電接続する。
本実施形態では、信号電極用バンプBsi同士及び走査電極用バンプBso同士は、それぞれ、狭い等ピッチ、例えば80〜120μmのピッチで配列されており、よって、各バンプ間の間隔もそれに対応して狭くなっている。これに対し、信号電極用バンプBsiと走査電極用バンプBsoとの間の間隔Aは、同種類の電極同士の間隔よりも広く、例えば約0.3mmに設定される。なお、信号電極Psiが配設される領域である信号電極領域Qsiと走査電極Psoが配設される領域である走査電極領域Qsoとの間の間隔は、信号電極用端子Bsiと走査電極用端子Bsoとの間の間隔Aに等しくなる。
本実施形態の駆動用IC、液晶パネル及び液晶装置は以上のように構成されているので、駆動用IC11を液晶パネル5に装着する前に液晶パネル5の表示特性を液晶パネル単体で検査する際には、図2に示すように、予め所定の位置に信号電極用導電性部材13si及び走査電極用導電性部材13soを設置し、その信号電極用導電性部材13siに信号電極Psiを接触させ、走査電極用導電部材13soに走査電極Psoを接触させる。各導電性部材13si及び13soは、導電ゴム、ラバーコネクタ、ACF等といった各種の部材が考えられるが、本実施形態では、構造が簡単で安価な導電ゴムを使用する。
なお、導電ゴムというのは、全体が均一な導電性を備えたゴム部材のことであり、これを複数の電極の上に置けば、それらの電極が短絡状態になる。また、ラバーコネクタというのは、絶縁性の弾性部材の中に導電性材料を適宜の間隔をおいて並べることによって形成されたコネクタである。導電性材料を介して接続する端子同士は導電状態になるが、導電性材料が介在しない端子同士は非導通状態に維持される。また、異方性導電膜というのは、絶縁性の樹脂材料の中に導電性の粒子を混在させて形成した膜部材であって、導電性粒子が介在する端子同士を導通させ、導電性粒子が介在しない端子同士は非導通状態に維持する部材である。
上記のようにして各電極Psi及びPsoが、それぞれ、各導電性部材13si及び13soに接触すると、表示検査回路14から各導電性部材13si及び13soへ所定の電圧が印加され、これにより、液晶パネル5の各画素に所定の表示、例えば、白一色又は黒一色の表示が行われる。この表示をカメラ又は目視で観察することにより、液晶パネル5の表示領域内に欠陥があるか否かが判別される。
本実施形態では上記のように、駆動用IC11に関して信号電極用バンプBsiと走査電極用バンプBsoとの間に広い間隔Aを設け、それに対応して液晶パネル5に関して信号電極領域Qsiと走査電極領域Qsoとの間に同様に広い間隔Aを設けるようにしたので、信号電極導電部材13siを信号電極領域Qsiより少し長くすることにより、信号電極用導電部材13siと信号電極領域Qsiとの位置ズレを補償して信号電極Psiの全部を信号電極用導電部材で覆うことができる。また、走査電極用導電部材13soを走査電極領域Qsoより少し長くすることにより、走査電極用導電部材13soと走査電極領域Qsoとの位置ズレを補償して走査電極Psoの全部を走査電極用導電部材で覆うことができる。そして、そのように各電極Psi及びPsoの全部を各導電部材13si及び13soで覆ったとしても、両導電部材13si及び13soの間に空間を開けて両者を電気的に絶縁状態に維持できる。
これらの結果、全ての信号電極Psi及び走査電極Psoに所定の検査用電圧を印加でき、よって、液晶パネルの全ての表示エリアに関して表示特性の良否を検査できる。
なお、信号電極用バンプBsiと走査電極用バンプBsoとの間の間隔A及び信号電極領域Qsiと走査電極領域Qsoとの間の間隔Aを約0.3mmに設定すれば、信号電極用導電部材13siを信号電極領域Qsiよりも片側で約0.1mm長くでき、走査電極用導電部材13soを走査電極領域Qsoよりも片側で約0.1mm長くでき、従って、信号電極用導電部材13siと走査電極用導電部材13soとの間隔を約0.1mmに設定できる。各部材の寸法関係を上記のように設定すれば、液晶パネルの基準外形面に対して信号電極領域Qsi又は走査電極領域Qsoの位置ズレ公差は±0.1mmということになる。この公差は、現状の液晶パネルの製造技術上、実現可能性のある最小の公差であると考えられる。
本実施形態では、以上のようにして液晶パネル単体に関して表示特性を検査した後に、その液晶パネルに駆動用ICを実装するので、不良の液晶パネルに駆動用ICを実装することがなくなり、よって、低価格の液晶装置を作製できる。
図4は、本発明に係る駆動用IC及び液晶パネルそれぞれの他の実施形態の要部を示している。この実施形態の駆動用IC21が図2に示した先の駆動用IC11と異なる点は、信号電極用バンプBsiと走査電極用バンプBsoとを、駆動用IC21の同一の一辺に集めてそれ以外の辺にはバンプを設けないようにした点である。
この実施形態においても、駆動用ICに関して信号電極用バンプBsiと走査電極用バンプBsoとの間に広い間隔Aを設け、さらに、液晶パネルに関して信号電極領域Qsiと走査電極領域Qsoとの間に同様に広い間隔Aを設けることにより、信号電極用導電部材23siによって信号電極Psiの全部を覆うことができ、走査電極用導電部材23soによって走査電極Psoの全部を覆うことができ、しかも、両導電部材23si及び23soの間に電気絶縁用の空間を維持できる。よって、液晶パネルの表示エリアの全てに検査用映像を表示させて検査を行うことができる。
図2において、駆動用ICに関する信号電極用バンプBsiと走査電極用バンプBsoとの間の間隔A及び液晶パネルに関する信号電極領域Qsiと走査電極領域Qsoとの間の間隔Aを約0.6mm又はそれ以上とすることができる。この寸法設定によれば、信号電極用導電部材13siを信号電極領域Qsiよりも片側で約0.2mm長くでき、走査電極用導電部材13soを走査電極領域Qsoよりも片側で約0.2mm長くでき、従って、信号電極用導電部材13siと走査電極用導電部材13soとの間隔を約0.2mmに設定できる。各部材の寸法関係を上記のように設定すれば、液晶パネルの基準外形面に対して信号電極領域Qsi又は走査電極領域Qsoの位置ズレ公差は±0.2mmということになる。この公差は、先の実施形態における±0.1mmの公差よりも大きいので、液晶パネルの製造プロセスマージン及び液晶パネル単体の表示特性を検査する際の位置ズレマージンを広げることができる。
図2において、駆動用ICに関する信号電極用バンプBsiと走査電極用バンプBsoとの間の間隔A及び液晶パネルに関する信号電極領域Qsiと走査電極領域Qsoとの間の間隔Aを約1.0mm又はそれ以上とすることができる。この寸法設定によれば、信号電極用導電部材13siを信号電極領域Qsiよりも片側で約0.35mm長くでき、走査電極用導電部材13soを走査電極領域Qsoよりも片側で約0.35mm長くでき、従って、信号電極用導電部材13siと走査電極用導電部材13soとの間隔を約0.3mmに設定できる。各部材の寸法関係を上記のように設定すれば、液晶パネルの基準外形面に対して信号電極領域Qsi又は走査電極領域Qsoの位置ズレ公差は±0.3mmということになる。この公差は、先の実施形態における±0.2mmの公差よりもさらに大きいので、液晶パネルの製造プロセスマージン及び液晶パネル単体の表示特性を検査する際の位置ズレマージンをさらに広げることができる。
図5は、本発明に係る駆動用IC及び液晶パネルそれぞれのさらに他の実施形態の要部を示している。この実施形態の駆動用IC31が図2に示した先の駆動用IC11と異なる点は、信号電極用バンプBsiを駆動用IC31の一辺に集中して配列し、走査電極用バンプBsoを駆動用IC31の他の辺に分割して配列した点である。なお、駆動用IC31の一辺のみに信号電極用バンプBsiを配列し、他の一辺にのみ走査電極用バンプBsoを配列しても良い。また、駆動用IC31の任意の一辺に信号電極用バンプBsiと走査電極用バンプBsoとを互いに混在しないように配列するのであれば、信号電極用バンプBsiと走査電極用バンプBsoをどの辺に配列しても良い。
以上のように構成すれば、信号電極領域Qsiと走査電極領域Qsoとの間の間隔Aを十分に大きく確保できるので、液晶パネルの表示エリアの全てに検査用の映像を表示してその表示特性を検査できる。また、液晶パネルの基準外形面に対する信号電極領域Qsi又は走査電極領域Qsoの位置ズレ公差をさらに大きくすることができるので、液晶パネルの製造プロセスマージン及び液晶パネル単体の表示特性を検査する際の位置ズレマージンをさらに広げることができる。
図6は、本発明に係る液晶装置を電子機器としての携帯電話機の表示部として使用した場合の実施形態を示している。ここに示す携帯電話機は、上ケース26及び下ケース27を含んで構成される。上ケース26には、送受信用のアンテナ28と、キーボードユニット29と、そしてマイクロホン32とが設けられる。
そして、下ケース27には、例えば図1に示した液晶装置1と、スピーカ33と、そして回路基板34とが設けられる。
回路基板34の上には、図7に示すように、スピーカ33の入力端子に接続された受信部38と、マイクロホン32の出力端子に接続された発信部37と、CPUを含んで構成された制御部36と、そして各部へ電力を供給する電源部39とが設けられる。制御部36は、発信部37及び受信部38の状態を読み取ってその結果に基づいて駆動用IC11に情報を供給して液晶装置1の表示エリアに可視情報を表示する。また、制御部36は、キーボードユニット29から出力される情報に基づいて駆動用IC11に情報を供給して液晶装置1の表示エリアに可視情報を表示する。
本実施形態の携帯電話機に用いられる液晶装置1に関しても、図2に示すように、駆動用IC11の走査電極用バンプBsoと信号電極用バンプBsiとの間に広い間隔Aが形成され、さらに、液晶パネルの走査電極領域Qsoと信号電極領域Qsiとの間にも同様の広い間隔Aが形成される。
本発明に係る駆動用IC、液晶パネル及び液晶装置のそれぞれの一実施形態を示す平面図である。 図1の要部を模式的に示す平面図である。 図1の液晶装置の断面構造を示す断面図である。 本発明に係る駆動用ICの他の実施形態及び本発明に係る液晶パネルの他の実施形態の要部のそれぞれを模式的に示す平面図である。 本発明に係る駆動用ICのさらに他の実施形態及び本発明に係る液晶パネルのさらに他の実施形態の要部のぞれぞれを模式的に示す平面図である。 本発明に係る電子機器の一実施形態を分解して示す斜視図である。 図6の電子機器に用いられる制御系の一例を示す回路ブロック図である。 従来の駆動用ICの一例及び従来の液晶パネルの一例の要部をそれぞれ模式的に示す平面図である。
符号の説明
1 液晶装置
2a,2b 透明基板
3 シール部材
4 液晶
5 液晶パネル
6 偏光板
7 スペーサ
8 導電材
9 ACF
11 駆動用IC
Bsi 信号電極用バンプ(信号電極用電極端子)
Bso 走査電極用バンプ(走査電極用電極端子)
13si 信号電極用導電性部材
13so 走査電極用導電性部材
21 駆動用IC
23si 信号電極用導電性部材
23so 走査電極用導電性部材
26 上ケース
27 下ケース
32 マイクロホン
34 回路基板
A 信号電極用電極端子と走査電極用電極端子との間隔及び信号電極と走 査電極との間隔
B IC装着領域
Psi 信号電極
Pso 走査電極
Qsi 信号電極領域
Qso 走査電極領域

Claims (2)

  1. 複数の走査電極と複数の信号電極とを備えた液晶パネルを駆動するための駆動用ICであって、
    前記複数の走査電極と導電接続するための複数の走査電極用電極端子を有する走査電極用電極端子群と、
    前記複数の信号電極と導電接続するための複数の信号電極用電極端子を有する信号電極用電極端子群と、
    を有し、
    前記走査電極用電極端子及び前記信号電極用電極端子は、前記駆動用ICの同じ辺に沿って設けられ、
    互いに隣り合う前記走査電極用端子と前記信号電極用端子との間には、前記複数の走査電極用電極端子における走査電極用電極端子同士の間隔及び前記複数の信号電極用電極端子における信号電極用電極端子同士の間隔よりも広い間隔が形成されていることを特徴とする駆動用IC。
  2. 複数の走査電極と複数の信号電極とを備えた液晶パネルを駆動するための駆動用ICであって、
    前記駆動用ICの隣り合う辺の一方の辺に沿って設けられ、前記複数の走査電極と導電接続するための複数の走査電極用電極端子と、
    前記駆動用ICの隣り合う辺の他方の辺に沿って設けられ、前記複数の信号電極と導電接続するための複数の信号電極用電極端子と、
    を有し、
    前記複数の走査電極用電極端子のうち前記他方の辺側のに位置する走査電極用電極端子と前記複数の信号電極用電極端子のうち前記一方の辺側のに位置する信号電極用電極端子との間には、前記複数の走査電極用電極端子における走査電極用電極端子同士の間隔及び前記複数の信号電極用電極端子における信号電極用電極端子同士の間隔よりも広い間隔が形成されていることを特徴とする駆動用IC。
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