JP3943469B2 - 包装袋用シール装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば肥料、粒状物などの各種の収納物を入れる熱可塑性材質の包装袋の開口部を融着してシールする包装袋用シール装置に係り、特に、一部未融着の通気孔を形成しながら熱可塑性材質の包装袋の開口部を融着シールする包装袋用シール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば肥料、粒状物などの各種の収納物を熱可塑性材質の包装袋に入れて、開口部をシールする場合、包装袋内には空気が残留するため、残留する空気を抜くために、包装袋には一般に空気抜き用の小さな通気孔が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、熱可塑性材質の包装袋に空気抜き用の通気孔を形成する場合、包装袋に収納物を入れて開口部を融着シールする際に、一部未融着の通気孔を形成しながらシールすると効率的である。
【0004】
この発明は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、一部未融着の通気孔を形成しながら熱可塑性材質の包装袋の開口部を融着シールすることのできる包装袋用シール装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、請求項1の発明は、熱可塑性材質の包装袋の開口部を開く袋口開口装置と、袋口開口装置により開いた包装袋の開口部内に通気孔形成バーを進退自在に挿入する通気孔形成装置と、包装袋の開口部を両側から挟圧して融着シールする一対の進退自在なヒーターバー及びヒーター受けバーからなるシール装置とから構成すると共に、包装袋の開口部内に挿入時の通気孔形成バーをヒーターバーの加熱接触表面と非接触位置にする通気孔形成バー挿入凹溝をヒーター受けバーの接触受け表面の一部に形成し、通気孔形成バーがヒーターバーの加熱接触表面に当たるのを防ぐと共に通気孔形成バーを通気孔形成バー挿入凹溝内に誘導案内する通気孔形成バー誘導ガイドストッパーを、通気孔形成バー挿入凹溝の対応位置のヒーターバーに前方に突出して設けた手段よりなるものである。
【0006】
また、請求項2の発明は、熱可塑性材質の包装袋の開口部を開く袋口開口装置と、袋口開口装置により開いた包装袋の開口部内に通気孔形成バーを進退自在に挿入する通気孔形成装置と、包装袋の開口部を両側から挟圧して融着シールする一対の進退自在なヒーターバー及びヒーター受けバーからなるシール装置とから構成すると共に、包装袋の開口部内に挿入時の通気孔形成バーをヒーターバーの加熱接触表面と非接触位置にする通気孔形成バー挿入凹溝をヒーターバーの加熱接触表面の一部に形成し、通気孔形成バーがヒーターバーの加熱接触表面に当たるのを防ぐと共に通気孔形成バーを通気孔形成バー挿入凹溝内に誘導案内する通気孔形成バー誘導ガイドストッパーを、通気孔形成バー挿入凹溝の対応位置のヒーターバーに前方に突出して設けた手段よりなるものである。
【0007】
また、請求項3の発明は、熱可塑性材質の包装袋の開口部を開く袋口開口装置と、袋口開口装置により開いた包装袋の開口部内に通気孔形成バーを進退自在に挿入する通気孔形成装置と、包装袋の開口部を両側から挟圧して融着シールする一対の進退自在なヒーターバー及びヒーター受けバーからなるシール装置とから構成すると共に、包装袋の開口部内に挿入時の通気孔形成バーをヒーターバーの加熱接触表面と非接触位置にする通気孔形成バー挿入凹溝をヒーター受けバーの接触受け表面の一部に形成し、包装袋の開口部挿入時の通気孔形成バーの両側の非接触位置となるヒーターバーの上部に通気孔形成補助ヒーターを設け、通気孔形成補助ヒーターと相対峙する位置となるヒーター受けバーの上部に通気孔形成補助ヒーター受けを設け、通気孔形成バーがヒーターバーの加熱接触表面に当たるのを防ぐと共に通気孔形成バーを通気孔形成バー挿入凹溝内に誘導案内する通気孔形成バー誘導ガイドストッパーを、通気孔形成バー挿入凹溝の対応位置のヒーターバーに前方に突出して設けた手段よりなるものである。
【0008】
また、請求項4の発明は、熱可塑性材質の包装袋の開口部を開く袋口開口装置と、袋口開口装置により開いた包装袋の開口部内に通気孔形成バーを進退自在に挿入する通気孔形成装置と、包装袋の開口部を両側から挟圧して融着シールする一対の進退自在なヒーターバー及びヒーター受けバーからなるシール装置とから構成すると共に、包装袋の開口部内に挿入時の通気孔形成バーをヒーターバーの加熱接触表面と非接触位置にする通気孔形成バー挿入凹溝をヒーターバーの加熱接触表面の一部に形成し、包装袋の開口部挿入時の通気孔形成バーの両側の非接触位置となるヒーターバーの上部に通気孔形成補助ヒーターを設け、通気孔形成補助ヒーターと相対峙する位置となるヒーター受けバーの上部に通気孔形成補助ヒーター受けを設け、通気孔形成バーがヒーターバーの加熱接触表面に当たるのを防ぐと共に通気孔形成バーを通気孔形成バー挿入凹溝内に誘導案内する通気孔形成バー誘導ガイドストッパーを、通気孔形成バー挿入凹溝の対応位置のヒーターバーに前方に突出して設けた手段よりなるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に記載の発明の実施の形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。
【0011】
図1において、包装袋用シール装置1は、収納物が入った熱可塑性材質の包装袋aの開口部a1を確実に開く袋口開口装置2、袋口開口装置2により開いた包装袋aの開口部a1内に通気孔形成バー31を挿入する通気孔形成装置3、包装袋aの開口部a1を一部未融着状態で融着シールするシール装置4、又必要に応じて設けられるシール解除補助装置5などから構成されている。包装袋用シール装置1は枠体11を立体状に配置して骨組が構成され、骨組を構成する枠体11に各部を構成する部品が取り付けられている。
【0012】
袋口開口装置2は、袋保持アームbによって両側から挟まれて一時的に閉じた包装袋aの開口部a1を左右に確実に開く装置で、包装袋aの開口部a1の外側袋表面に吸着する吸着盤21、包装袋aを挟んで対峙する一対の吸引管22、各吸引管22を進退動させるシリンダ23、吸引ホース24、吸引センサースイッチ25、真空装置26などから構成されている。
【0013】
吸着盤21は、包装袋aの開口部a1の左右両側の外側袋表面にそれぞれ吸着するもので、包装袋aの開口部a1の左右両側に相対峙して配置された一対の吸引管22の前面にそれぞれ等間隔に複数取り付けられている。この実施の形態では、吸着盤21には真空吸引型が使用されている。このため、吸着盤21には、すり鉢状に窪んだその中央部に吸引孔が形成されている。中央の吸引孔は吸着盤21が取り付けられた吸引管22の中空内部に連通している。
【0014】
吸引管22は、前記したようにその内部が中空になっており、吸引管22の前面に取り付けられた吸着盤21が包装袋aの開口部a1の外側表面に吸引吸着する場合、前記したように内部の中空部は、吸着盤21の中央の吸引孔と連通していて空気の吸い出し通路の機能を果たす。
【0015】
吸引管22は、前記したように包装袋aの開口部a1の左右両側に平行に相対峙して配置され、後方に配置されたシリンダ23によって前後方向に移動、つまり包装袋aの開口部a1に対して左右対称に進退動する機構になっている。シリンダ23には例えばエアーシリンダが使用されている。
【0016】
各シリンダ23は吸引管22の後方中央に配置され、又各シリンダ23は互いに向かい合うように水平に包装袋用シール装置1の上部枠体の下部に取り付けられている。各シリンダ23のピストンロッド23aの先端は吸引管22の後面中央に連結板23bを介して連結されていて、各シリンダ23は連動して、左右の各吸引管22を中央の包装袋aの開口部a1に対して左右対称に進退動させる。
【0017】
一対の各吸引管22の一端には、吸引管22内部のエアーの吸い出し流路となる吸引ホース24の2つに分岐した各一端が接続されている。一端側が2つに分岐している吸引ホース24は途中で1つになってその他端は吸引センサースイッチ25を介して真空装置26に接続されている。(図2)
【0018】
吸引センサースイッチ25は吸引ホース24内の真空圧状態の有無を検出して、真空圧確認後にシリンダ23を後退復帰させて包装袋aの開口部a1を左右に開かせた後に、通気孔形成装置3を作動させて、通気孔形成バー31を開口部a1内に挿入させる機能を果たす。(図2)
【0019】
通気孔形成装置3は、袋口開口装置2により開いた包装袋aの開口部a1内に通気孔形成バー31を挿入して開口部a1の一部に未融着の通気孔a2を確実に形成させるための装置で、包装袋aの開口部a1内に挿入される通気孔形成バー31、通気孔形成バー31が取り付けられた通気孔形成バー取付桁32、通気孔形成バー取付桁32を進退動させるシリンダ33、通気孔形成バー31の開口部a1内への挿入を確認する挿入確認センサースイッチ34などから構成されている。(図3)
【0020】
通気孔形成バー31は、袋口開口装置2により開いた包装袋aの開口部a1内に挿入されて、シール装置4で融着シールする際に未融着部分を生じさせて通気孔a2を形成させるもので、例えば直径が約1.6mmの針状の細長な丸棒などから構成されている。通気孔形成バー31は、袋口開口装置2により開いた包装袋aの開口部a1の上方側に昇降自在に配置されている。通気孔形成バー31は、その上端が通気孔形成バー取付桁32の下面に下向きに取り付けられている。この実施の形態では、3本の通気孔形成バー31が通気孔形成バー取付桁32に等間隔で取り付けられている。
【0021】
通気孔形成バー31が取り付けられた通気孔形成バー取付桁32は、例えば断面四角形の細長な桁から構成され、包装袋aの開口部a1の上方となる上記一対の左右吸引管22の中央の上方にこれに平行に、しかも上下に昇降自在に配置されている。通気孔形成バー取付桁32が降下することにより、各通気孔形成バー31は包装袋aの開口部a1内に挿入され、又通気孔形成バー取付桁32が上昇することにより、各通気孔形成バー31は包装袋aの開口部a1内から上方に離脱する。
【0022】
通気孔形成バー取付桁32は、包装袋aの開口部a1の上方となる上記一対の左右吸引管22の中央の上方に配置されたシリンダ33にその上面側が連結されている。通気孔形成バー取付桁32は、このシリンダ33によって上下方向に移動、つまり包装袋aの開口部a1に対して昇降する機構になっている。シリンダ33には例えばエアーシリンダが使用されている。
【0023】
シリンダ33は通気孔形成バー取付桁32の上方に下向き伸縮するように配置されている。すなわち、シリンダ33のピストンロッド33aの先端は通気孔形成バー取付桁32の上面に連結板33bを介して連結されていて、シリンダ33のピストンロッド33aが下向きに伸長して通気孔形成バー取付桁32を降下させ、ピストンロッド33aが上向きに収縮して通気孔形成バー取付桁32を上昇させる。このシリンダ33は、包装袋用シール装置1の上部枠体の上部に設けられた取付盤33cに垂直な下向きに取り付けられている。
【0024】
挿入確認センサースイッチ34は、各通気孔形成バー31が包装袋aの開口部a1内に挿入されたことを検出し、挿入確認後にシール装置4を作動させて開口部a1を一部未融着の通気孔a2を形成させながら融着させる機能を果たすもので、上記シリンダ33の側面に取り付けられている。
【0025】
シール装置4は、通気孔形成バー31が挿入された熱可塑性材質の包装袋aの開口部a1を一部未融着の通気孔a2を形成させながら融着シールする装置で、包装袋aの開口部a1を両側から挟んで融着シールする一対の相対峙するヒーターバー41とヒーター受けバー42、ヒーターバー41及びヒーター受けバー42をそれぞれ進退動させるシリンダ43、通気孔形成バー挿入凹溝44などから構成されている。また、シール装置4には、必要に応じて、通気孔形成バー誘導ガイドストッパー45、通気孔形成補助ヒーター46、通気孔形成補助ヒーター受け47、エアー冷却管48などが設けられる。
【0026】
ヒーターバー41は、包装袋aの開口部a1を挟んで相対峙するヒーター受けバー42と協動して挟圧しながら、開口部a1を熱によって融着してシールするものである。ヒーターバー41は、例えば断面四角形の細長な板状の形状から構成され、包装袋aの開口部a1の外側表面に接触して加熱する加熱接触表面41aは細長な平坦面に形成されている。
【0027】
このヒーターバー41には融着のときだけ加熱する例えばインパルスヒーターが使用される。又ヒーターバー41の加熱接触表面41aには、融着シール後に包装袋aが該加熱接触表面41aに付着して離れないのを防ぐために、付着防止材41bが取り付けられている。付着防止材41bには、例えばフッ素樹脂などの素材からなるテープが使用されている。(図10)
【0028】
ヒーター受けバー42は、包装袋aの開口部a1を挟んで相対峙するヒーターバー41が熱によって融着シールする際にこれと協動して挟圧する場合の受け側となるものである。ヒーター受けバー42は、例えば断面四角形の細長な板状の形状から構成され、包装袋aの開口部a1の外側表面に接触する接触受け表面42aは一部に通気孔形成バー挿入凹溝44が形成された細長な平坦面に形成されている。
【0029】
通気孔形成バー挿入凹溝44は、前記各通気孔形成バー31に対応する位置に形成されていて、ヒーターバー41で包装袋aの開口部a1を融着シールする際に、各通気孔形成バー31及び各通気孔形成バー31の対応箇所の開口部a1の片側を入れる溝で、通気孔形成バー31の昇降方向と同一な上下方向に形成されている。通気孔形成バー挿入凹溝44の溝深さ及び溝幅は、通気孔形成バー31の直径より少し大きな例えば断面長方形のやや横長な溝に形成されている。(図10)
【0030】
この通気孔形成バー挿入凹溝44は、ヒーターバー41の加熱する加熱接触表面41aが各通気孔形成バー31及びこの形成バー31によって該凹溝44内に押し入れられた開口部a1の片側一部に熱が伝わるのを回避して該凹溝44内の開口部a1が融着されるのを防ぐぐためのものである。各通気孔形成バー31は、対応する各通気孔形成バー挿入凹溝44内に挿入される際に、包装袋aの開口部a1の一部をこの凹溝44内に押し入れて融着されるのを防いで、一部未融着部分を生じさせる。(図9)
【0031】
ヒーター受けバー42の表面には、通常、ヒーター受けゴム42bが取り付けられており、ヒーター受けゴム42bの表面が前記の接触受け表面42aとなる。ヒーター受けゴム42bが表面に取り付けられる場合には、上記通気孔形成バー挿入凹溝44はヒーター受けゴム42bの表面となる接触受け表面42aに形成される。ヒーター受けゴム42bはその厚みが通気孔形成バー挿入凹溝44の溝深さよりも大きいか或いは同一ものが使用される。ヒーター受けゴム42bの厚みが通気孔形成バー挿入凹溝44の溝深さと同一の場合には、複数の分割されたヒーター受けゴム42bを通気孔形成バー挿入凹溝44の形成場所で、該凹溝44の溝幅だけ隙間をあけてヒーター受けバー42の表面に取り付けることによって凹溝44が形成されることになる。(図9)
【0032】
通気孔形成バー誘導ガイドストッパー45は、通気孔形成バー31がヒーターバー41の加熱接触表面41aに当たるのを防ぐ機能を果たす。通気孔形成バー誘導ガイドストッパー45は、通気孔形成バー挿入凹溝44の対面側となる各通気孔形成バー31の対応位置のヒーターバー41の下部に前方に突出するようにしてそれぞれ取り付けられている。(図11)
【0033】
通気孔形成バー誘導ガイドストッパー45には、シールの際に包装袋aにキズが付かないようにヒーターバー41と平行に丸棒がその先端部に取り付けられており、また、通気孔形成バー誘導ガイドストッパー45は、その先端部の丸棒の側周最先端がヒーターバー41の加熱接触表面41aより前方位置になるように突出して取り付けられていて、ヒーターバー41の加熱接触表面41aに当たる前に前方に突出する丸棒の側周最先端に通気孔形成バー31が確実に当接することによって、通気孔形成バー31がヒーターバー41の加熱接触表面41aに当たるのを確実に防止する構造になっている。(図11)
【0034】
ヒーターバー41及びヒーター受けバー42は、前記袋口開口装置2の相対峙する一対の吸引管22の下方に、この一対の吸引管22と上下で平行になるように、包装袋aの開口部a1の左右両側に平行に相対峙して配置され、後方に配置されたシリンダ43によって前後方向に移動、つまり包装袋aの開口部a1に対して左右対称に進退動する機構になっている。シリンダ43には例えばエアーシリンダが使用されている。
【0035】
各シリンダ43はヒーターバー41及びヒーター受けバー42の後方両側に、中央の包装袋aの開口部a1に向けて互いに水平に伸縮するように配置され、又ヒーターバー41のシリンダ43とヒーター受けバー42のシリンダ43とは互いに向かい合うように水平に配置されている。また、ヒーターバー41の後方両側に配置された両シリンダ43は平行に配置され、同様に、ヒーター受けバー42の後方両側に配置された両シリンダ43も平行に配置されている。(図1)
【0036】
ヒーターバー41の後方両側に平行に配置された両シリンダ43は、そのピストンロッド43aの先端がそのヒーターバー41の後部に取り付けられた取付板41cに連結板43bを介して連結されている。連結板43bは取付板41cの上面に垂直に設けられており、ピストンロッド43aの先端は垂直な連結板43bの後面に連結されている。(図4)
【0037】
また、ヒーター受けバー42の後方両側に平行に配置された両シリンダ43は、そのピストンロッド43aの先端がそのヒーター受けバー42の後部に取り付けられた取付板42cに連結板43bを介して連結されている。連結板43bは取付板42cの上面に垂直に設けられており、ピストンロッド43aの先端は垂直な連結板43bの後面に連結されている。(図4)
【0038】
ヒーターバー41の後方に配置された両シリンダ43と、ヒーター受けバー42の後方に配置された両シリンダ43とは連動して、相対峙して配置された左右のヒーターバー41とヒーター受けバー42とを中央の包装袋aの開口部a1に対して左右対称に進退動させる。これらのヒーターバー41及びヒーター受けバー42の後方両側に配置された各シリンダ43は、包装袋用シール装置1の上部枠体から吊持された取付盤43cに取り付けられている。(図8)
【0039】
また、穀物用の包装袋aの開口部a1を融着してシールする場合には、一部未融着の通気孔a2を開口部a1の上端まで確実に形成確保するために、ヒーターバー41及びヒーター受けバー42には、通気孔形成補助ヒーター46と通気孔形成補助ヒーター受け47とが設けられる。通気孔形成補助ヒーター46と通気孔形成補助ヒーター受け47は、ヒーターバー41及びヒーター受けバー42に対して着脱自在になっている。(図12)
【0040】
通気孔形成補助ヒーター46は包装袋aの開口部a1の通気孔a2をその上端まで形成確保するために通気孔a2の両端を加熱して融着する。通気孔形成補助ヒーター46には融着のときだけ加熱する例えばインパルスヒーターが使用される。通気孔形成補助ヒーター46の加熱接触表面46aには、融着シール後に包装袋aが該接触表面に付着して離れないのを防ぐために、付着防止材46bが取り付けられている。(図12)
【0041】
通気孔形成補助ヒーター受け47は、包装袋aの開口部a1を挟んで相対峙する通気孔形成補助ヒーター46が熱によって融着シールする際にこれと協動して挟圧する場合の受け側となるものである。通気孔形成補助ヒーター受け47の接触受け表面47aにはヒーター受けゴム47bが取り付けられている。(図12)
【0042】
通気孔形成補助ヒーター46と通気孔形成補助ヒーター受け47は、それぞれ降下する通気孔形成バー31の両側位置に該通気孔形成バー31に接触しない隙間をあけて平行に取り付けられている。通気孔形成補助ヒーター受け47は前記通気孔形成バー挿入凹溝44の上部に該凹溝44の溝幅の間隔をあけてその両側上部に平行に取り付けられている。通気孔形成補助ヒーター46は通気孔形成補助ヒーター受け47に相対応する位置のヒーターバー41の上部に取り付けられている。(図12)
【0043】
エアー冷却管48は、加熱したヒーターバー41や必要に応じて設けられて加熱した通気孔形成補助ヒーター46を冷却するもので、エアー冷却管48にはヒーターバー41や通気孔形成補助ヒーター46に向けて冷却用のエアーを吹き出す複数のエアー吹出孔48aが適宜間隔をあけて形成されている。エアー冷却管48は、ヒーターバー41の上部に該ヒーターバー41の長手方向に沿って平行に取り付けられている。(図8)
【0044】
加熱したヒーターバー41や通気孔形成補助ヒーター46はエアー冷却管48の各エアー吹出孔48aから吹き出す冷却用エアーによって冷却されて、加熱したヒーターバー41や通気孔形成補助ヒーター46の加熱接触表面に加熱付着していた包装袋aはこれらヒーターバー41や通気孔形成補助ヒーター46から離れる。(図8)
【0045】
シール解除補助装置5は、シール装置4で包装袋aの開口部a1を融着シールした後にシール装置4が解除されてヒーターバー及びヒーター受けバーが両側に後退する際に、包装袋aを両側から挟んで保持してシール装置4の解除を容易にする装置で、包装袋aの開口部a1の外側袋表面を両側から挟んで保持する一対の挟圧保持桁51、各挟圧保持桁51を進退動させるシリンダ52などから構成されている。このシール解除補助装置5は、シール装置4の下部に設けられている。(図7)
【0046】
各挟圧保持桁51は、包装袋aの開口部a1の左右両側に平行に相対峙して配置されたバー状のものから形成され、後方に配置されたシリンダ52によって前後方向に移動、つまり包装袋aの開口部a1に対して左右対称に進退動する機構になっている。シリンダ52には例えばエアーシリンダが使用されている。(図8)
【0047】
各シリンダ52は挟圧保持桁51の後方に配置され、又各シリンダ52は互いに向かい合うように水平に配置されている。各シリンダ52のピストンロッド52aの先端は挟圧保持桁51の後面に連結されていて、各シリンダ52は連動して、左右の各挟圧保持桁51を中央の包装袋aの開口部a1に対して左右対称に進退動させる。また、各シリンダ52はシール装置4の取付板41c、42cの下部に連結されている。(図8)
【0048】
次に、上記発明の実施の形態の構成に基づく作用について以下説明する。
袋保持アームbで収納物が入った包装袋aの上端側の開口部a1を両側から挟んで保持した状態で包装袋用シール装置1に搬入する。なお、袋保持アームbがない場合には作業員が包装袋aの上端側の開口部a1を両側から挟んで保持した状態で包装袋用シール装置1に搬入する。
【0049】
袋保持アームbで収納物が入った包装袋aの開口部a1を両側から挟んで保持した状態で、包装袋用シール装置1の袋口開口装置2の作動により、包装袋aの上端側の開口部a1を開く。袋口開口装置2の左右の各シリンダ23のピストンロッド23aが伸長して吸引管22が両側から開口部a1の両外側に接近して、両吸引管22の前面の吸着盤21が開口部a1の両外側表面に当接し、真空装置26の作動により、吸着盤21が開口部a1の両外側表面に吸引して吸着する。
【0050】
両側の吸着盤21が開口部a1の両外側表面に吸着すると、左右の各シリンダ23のピストンロッド23aが収縮して、包装袋aの開口部a1は左右に開かれ、袋口開口装置2はその作動を停止する。包装袋aの開口部a1が左右に開いたことが吸引センサースイッチ25によって検出されて通気孔形成装置3を作動させる。
【0051】
通気孔形成装置3の作動により、通気孔形成装置3のシリンダ33のピストンロッド33aが下向きに伸長して、ピストンロッド33aの先端に連結板33bを介して連結されている通気孔形成バー取付桁32を下向きに移動させる。下向きに移動する通気孔形成バー取付桁32には複数の通気孔形成バー31がそれぞれ下向きに取り付けられていて、各通気孔形成バー31は降下して包装袋aの開いた開口部a1内に挿入される。開口部a1内への挿入は挿入確認センサースイッチ34によって検出されてシール装置4を作動させる。
【0052】
シール装置4の作動により、シール装置4の左右のシリンダ43のピストンロッド43aがそれぞれ中央に向けて伸長して、左右の各ピストンロッド43aの先端に連結板43b及び取付板41c、取付板42cを介して連結されるヒーターバー41及びヒーター受けバー42を中央の包装袋aの開口部a1に向けて前進させる。
【0053】
包装袋aの開口部a1の外側両面は左右から前進するヒーターバー41とヒーター受けバー42によって挟圧されて、包装袋aの開口部a1の挟圧箇所はヒーターバー41の加熱接触表面41aからの熱によって融着してシールされて、包装袋aの開口部a1には融着シール面a3が包装袋aの幅方向、この実施の形態では水平方向に形成される。挟圧してシールする時間は例えば2秒間である。
【0054】
このとき、前記したように包装袋aの開口部a1内には複数の通気孔形成バー31が挿入されており、ヒーターバー41とヒーター受けバー42によって包装袋aの開口部a1を左右両側から挟圧する際に、ヒーターバー41に取り付けられた各通気孔形成バー誘導ガイドストッパー45によって、各通気孔形成バー31をヒーター受けバー42に形成された通気孔形成バー挿入凹溝44内に押し入れられて挿入される。この通気孔形成バー挿入凹溝44内に押し入れられて挿入される通気孔形成バー31は。熱可塑性材質の包装袋aの開口部a1の片側の一部を該凹溝44内に押し入れて挿入させる。
【0055】
このため、通気孔形成バー挿入凹溝44内に押し入れられて挿入された部分は融着することがなく、未融着となって非シール部分の通気孔a2が通気孔形成バー31の降下箇所に通気孔形成バー31と同一な上下方向に形成される。
【0056】
ところで、包装袋aが穀物用の包装袋の場合には、通気孔形成バー31の降下箇所の両側に対応する位置のヒーターバー41及びヒーター受けバー42の上部には上下方向に通気孔形成補助ヒーター46と通気孔形成補助ヒーター受け47がそれぞれ設けられている。
【0057】
このため、この上下方向の通気孔形成補助ヒーター46と通気孔形成補助ヒーター受け47が両側から穀物が入った包装袋aの開口部a1を挟圧することによって圧着シールされて包装袋aの開口部a1の上端に向けて降下箇所の通気孔形成バー31の両側に融着シール面a3が形成され、両側の融着シール面a3の内側に包装袋aの開口部a1の上端に向けて通気孔a2が確実に形成される。
【0058】
ヒーターバー41及びヒーター受けバー42の挟圧による融着シール時間の例えば2秒が経過すると、インパルスヒーターからなるヒーターバー41の加熱を停止すると共に、エアー冷却管48の複数のエアー吹出孔48aから冷却用のエアーをヒーターバー41に吹き出して例えば2.5秒間冷却する。この冷却によってヒーターバー41の加熱接触表面41aに熱によって付着していた包装袋aの開口部a1はその付着状態が解消される。
【0059】
通気孔形成装置3のシリンダ33が作動して、ピストンロッド33aを上方に収縮させる。ピストンロッド33aの上方への収縮により、ピストンロッド33aの先端に連結板33bを介して連結される通気孔形成バー取付桁32も上方に移動する。この上方に移動する通気孔形成バー取付桁32には複数の通気孔形成バー31が取り付けられており、各通気孔形成バー31は通気孔形成バー取付桁32と一体となって上昇して包装袋aの開口部a1から上方に後退する。
【0060】
通気孔形成バー31が上方に後退すると、ヒーターバー41及びヒーター受けバー42の下方に設けられたシール解除補助装置5のシリンダ52が作動して、シリンダ52のピストンロッド52aが伸長して一対の挟圧保持桁51を中央に向けてそれぞれ前進させる。左右から中央に向けて前進した一対の挟圧保持桁51は左右から一部未融着の通気孔a2が形成されて融着シールされた包装袋aの開口部a1を挟んで保持する。一対の挟圧保持桁51は融着シール面a3の直ぐ下側を挟圧保持する。
【0061】
シール解除補助装置5の挟圧保持桁51による挟圧保持と同時に、シール装置4のヒーターバー41とヒーター受けバー42とは各シリンダ43のピストンロッド43aの収縮によってそれぞれ包装袋aの開口部a1の両側から後退して離れる。そして、シール解除補助装置5によって保持された融着シールされた包装袋aを包装袋用シール装置1の機外に搬出する。
【0062】
以後、前述した同様な動作を繰り返して、包装袋aの開口部a1を一部未融着の通気孔a2を形成しながら融着シールを行う。
【0063】
なお、この発明は上記発明の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。例えば上記実施の形態では、通気孔形成バー挿入凹溝44がヒーター受けバー42の表面に形成している場合で説明したがこれに限定されるものではなく、図13に図示するように、これと逆のヒーターバー41に通気孔形成バー挿入凹溝44を形成してもよい。この場合には、ヒーターバー41の加熱接触表面41aの通気孔形成バー31の対応位置に通気孔形成バー挿入凹溝44を形成する。
【0064】
【発明の効果】
以上の記載より明らかなように、請求項1〜請求項4の発明に係る包装袋用シール装置によれば、一部未融着の通気孔を形成しながら肥料、粒状物などの各種の収納物を入れる熱可塑性材質の包装袋の開口部を融着シールすることができ、包装袋内の残留空気を一部未融着の通気孔を通じて排出することができる。
また、通気孔形成バー誘導ガイドストッパーを、通気孔形成バー挿入凹溝の対応位置のヒーターバーに前方に突出して設けたので、通気孔形成バーがヒーターバーの加熱接触表面に当たるのを防ぐと共に通気孔形成バーを通気孔形成バー挿入凹溝内に確実に誘導案内することができ、一部未融着の通気孔を包装袋の端まで確実に形成することができる。
【0065】
また、上記の効果に加えて、請求項3、請求項4によれば、通気孔を包装袋の端まで確実に形成して確保することができ、包装袋内を通気状態に維持でき包装袋内の穀物が長期にわたって呼吸可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す包装袋用シール装置の概念構成斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態を示す袋口開口装置の概念構成斜視図である。
【図3】この発明の実施の形態を示す通気孔形成装置の概念構成斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態を示すシール装置の概念構成斜視図である。
【図5】この発明の実施の形態を示す包装袋用シール装置の上部平面図である。
【図6】この発明の実施の形態を示す包装袋用シール装置の中間部平面図である。
【図7】この発明の実施の形態を示す包装袋用シール装置の上部正面図である。
【図8】(A)はこの発明の実施の形態を示す包装袋用シール装置の上部側面図である。
(B)は図8(A)の部分拡大側面図である。
【図9】この発明の実施の形態を示すヒーター受けバーの平面図である。
【図10】この発明の実施の形態を示すヒーターバー及びヒーター受けバーの部分拡大平面図である。
【図11】(A)はこの発明の実施の形態を示すヒーターバー及びヒーター受けバーの部分拡大側断面図である。
(B)は図11(A)の通気孔形成バー誘導ガイドストッパーの平面図である。
【図12】(A)はこの発明の実施の形態を示す通気孔形成補助ヒーターの概略正面図である。
(B)はこの発明の実施の形態を示す通気孔形成補助ヒーター受けの概略正面図である。
【図13】(A)はこの発明の他の実施の形態を示すヒーターバー及びヒーター受けバーの部分拡大側断面図である。
(B)は図13(A)の通気孔形成バー誘導ガイドストッパーの平面図である。
【図14】この発明の実施の形態を示す包装袋の開口部に融着シール面が形成された部分斜視図である。
【図15】この発明の実施の形態を示す穀物用の包装袋の開口部に融着シール面が形成された部分斜視図である。
【符号の説明】
1 包装袋用シール装置
11 枠体
2 袋口開口装置
21 吸着盤
22 吸引管
23 シリンダ
23a ピストンロッド
23b 連結板
24 吸引ホース
25 吸引センサースイッチ
26 真空装置
3 通気孔形成装置
31 通気孔形成バー
32 通気孔形成バー取付桁
33 シリンダ
33a ピストンロッド
33b 連結板
33c 取付盤
34 挿入確認センサースイッチ
4 シール装置
41 ヒーターバー
41a 加熱接触表面
41b 付着防止材
41c 取付板
42 ヒーター受けバー
42a 接触受け表面
42b ヒーター受けゴム
42c 取付板
43 シリンダ
43a ピストンロッド
43b 連結板
43c 取付盤
44 通気孔形成バー挿入凹溝
45 通気孔形成バー誘導ガイドストッパー
46 通気孔形成補助ヒーター
46a 加熱接触表面
46b 付着防止材
47 通気孔形成補助ヒーター受け
47a 接触受け表面
47b ヒーター受けゴム
48 エアー冷却管
48a エアー吹出孔
5 シール解除補助装置
51 挟圧保持桁
52 シリンダ
52a ピストンロッド
a 包装袋
a1 開口部
a2 通気孔
a3 融着シール面
Claims (4)
- 熱可塑性材質の包装袋の開口部を開く袋口開口装置と、袋口開口装置により開いた包装袋の開口部内に通気孔形成バーを進退自在に挿入する通気孔形成装置と、包装袋の開口部を両側から挟圧して融着シールする一対の進退自在なヒーターバー及びヒーター受けバーからなるシール装置とから構成すると共に、包装袋の開口部内に挿入時の通気孔形成バーをヒーターバーの加熱接触表面と非接触位置にする通気孔形成バー挿入凹溝をヒーター受けバーの接触受け表面の一部に形成し、通気孔形成バーがヒーターバーの加熱接触表面に当たるのを防ぐと共に通気孔形成バーを通気孔形成バー挿入凹溝内に誘導案内する通気孔形成バー誘導ガイドストッパーを、通気孔形成バー挿入凹溝の対応位置のヒーターバーに前方に突出して設けたことを特徴とする包装袋用シール装置。
- 熱可塑性材質の包装袋の開口部を開く袋口開口装置と、袋口開口装置により開いた包装袋の開口部内に通気孔形成バーを進退自在に挿入する通気孔形成装置と、包装袋の開口部を両側から挟圧して融着シールする一対の進退自在なヒーターバー及びヒーター受けバーからなるシール装置とから構成すると共に、包装袋の開口部内に挿入時の通気孔形成バーをヒーターバーの加熱接触表面と非接触位置にする通気孔形成バー挿入凹溝をヒーターバーの加熱接触表面の一部に形成し、通気孔形成バーがヒーターバーの加熱接触表面に当たるのを防ぐと共に通気孔形成バーを通気孔形成バー挿入凹溝内に誘導案内する通気孔形成バー誘導ガイドストッパーを、通気孔形成バー挿入凹溝の対応位置のヒーターバーに前方に突出して設けたことを特徴とする包装袋用シール装置。
- 熱可塑性材質の包装袋の開口部を開く袋口開口装置と、袋口開口装置により開いた包装袋の開口部内に通気孔形成バーを進退自在に挿入する通気孔形成装置と、包装袋の開口部を両側から挟圧して融着シールする一対の進退自在なヒーターバー及びヒーター受けバーからなるシール装置とから構成すると共に、包装袋の開口部内に挿入時の通気孔形成バーをヒーターバーの加熱接触表面と非接触位置にする通気孔形成バー挿入凹溝をヒーター受けバーの接触受け表面の一部に形成し、包装袋の開口部挿入時の通気孔形成バーの両側の非接触位置となるヒーターバーの上部に通気孔形成補助ヒーターを設け、通気孔形成補助ヒーターと相対峙する位置となるヒーター受けバーの上部に通気孔形成補助ヒーター受けを設け、通気孔形成バーがヒーターバーの加熱接触表面に当たるのを防ぐと共に通気孔形成バーを通気孔形成バー挿入凹溝内に誘導案内する通気孔形成バー誘導ガイドストッパーを、通気孔形成バー挿入凹溝の対応位置のヒーターバーに前方に突出して設けたことを特徴とする包装袋用シール装置。
- 熱可塑性材質の包装袋の開口部を開く袋口開口装置と、袋口開口装置により開いた包装袋の開口部内に通気孔形成バーを進退自在に挿入する通気孔形成装置と、包装袋の開口部を両側から挟圧して融着シールする一対の進退自在なヒーターバー及びヒーター受けバーからなるシール装置とから構成すると共に、包装袋の開口部内に挿入時の通気孔形成バーをヒーターバーの加熱接触表面と非接触位置にする通気孔形成バー挿入凹溝をヒーターバーの加熱接触表面の一部に形成し、包装袋の開口部挿入時の通気孔形成バーの両側の非接触位置となるヒーターバーの上部に通気孔形成補助ヒーターを設け、通気孔形成補助ヒーターと相対峙する位置となるヒーター受けバーの上部に通気孔形成補助ヒーター受けを設け、通気孔形成バーがヒーターバーの加熱接触表面に当たるのを防ぐと共に通気孔形成バーを通気孔形成バー挿入凹溝内に誘導案内する通気孔形成バー誘導ガイドストッパーを、通気孔形成バー挿入凹溝の対応位置のヒーターバーに前方に突出して設けたことを特徴とする包装袋用シール装置。
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