JP3280253B2 - 袋シール装置及びこれを用いた袋シール方法 - Google Patents

袋シール装置及びこれを用いた袋シール方法

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JP3280253B2
JP3280253B2 JP33815896A JP33815896A JP3280253B2 JP 3280253 B2 JP3280253 B2 JP 3280253B2 JP 33815896 A JP33815896 A JP 33815896A JP 33815896 A JP33815896 A JP 33815896A JP 3280253 B2 JP3280253 B2 JP 3280253B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ナプキン等の軟質な被
包装物を収納した四角筒形状の袋にしわ等が生じないよ
うに、該袋の開放された後端部をガセット折りした後に
加熱シールすることのできる袋シール装置及びこの装置
を用いた袋シール方法に関する。
【0002】
【従来の技術】袋に製品を詰めて該袋の先端と後端をシ
ールする装置としては、例えば、特公昭57−6022
6号公報や実開昭61−160002号公報に開示され
るものが提案されている。
【0003】特公昭57−60226号公報に開示され
る加熱シール装置は、熱パイプの原理を利用して溶着シ
ール体内に封入した作動液を加熱して発生する蒸発ガス
を加熱源とし、この蒸発ガスによりシール面を加熱保温
してフィルムをシールするようにしたものである。かか
る加熱シール装置によれば、溶着シール体のシール面を
全域に亘って等分布的に加熱保温し、シール代部を一様
に適正かつ良好にシールすることができる。
【0004】一方、実開昭61−160002号公報に
開示される高速型包装機は、筒状のフィルム帯をヒート
シールするシーラを長手方向に複数個設けると共に、袋
の開口端部を吸引して拡開する拡開装置を設け、該袋の
開口端部を拡開した状態で製品を袋内に押し込み、その
後拡開状態を解除した後に袋の開口端をシールするよう
にしたものである。この高速型包装機によれば、一度に
複数箇所をシールすることができると共に、製品を素早
く袋内に収納することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記いずれの
装置においても袋の後端部をシールするいわゆるエンド
シールについては、該袋を何ら押さえることなくシール
しているので、ナプキン等のような軟質物を収納した袋
では、しわ等が発生し易い。特に、かかる現象は、溶断
不良が高速になる程起こり易い。
【0006】従って、本発明の目的は、ナプキン等の軟
質な被包装物を収納した四角筒形状の袋にしわ等が生じ
ないように、該袋の開放された後端部をガセット折りし
た後に加熱シールすることができ、しかも高速で折り畳
んでも成形性を確保し得る袋シール装置及び袋シール方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、先端がシールされ後端が開放された四角筒形状の袋
内に被包装物を収納した該袋を、上流側から下流側に向
けてエンドシール部に搬送し、該被包装物が収納されて
いない部分の該袋の相対向する両側面を、その幅方向中
間部を折曲基部として内方にそれぞれ折り曲げてガセッ
ト折りした後に、該袋の後端部をシール手段により加熱
シールするようにした袋シール装置において、上記袋の
相対向する両側面をガセット折りする前に上記被包装物
が収納されていない部分の該袋の上下面をそれぞれ吸引
保持する第1の吸引手段、または、該袋の両側面をそれ
ぞれ吸引保持する第2の吸引手段、若しくは該第1の吸
引手段及び該第2の吸引手段を、上記エンドシール部の
上流側に配置し、上記被包装物が収納された部分の上記
袋の上下面をそれぞれ吸引保持する第3の吸引手段を、
上記エンドシール部の下流側に配置したことを特徴とす
る袋シール装置を提供することにより、上記目的を達成
したものである。
【0008】
【0009】請求項に記載の発明は、上記エンドシー
ル部に上記袋の先端が搬送されてきた際には該袋にエア
ーを吹き付け、また、上記袋の後端部を加熱シールする
際には該袋を吸引する、吸引吹き出し手段を、該エンド
シール部近傍に配置したことを特徴とする請求項1記
の袋シール装置を提供することにより、上記目的を達成
したものである。
【0010】請求項に記載の発明は、請求項記載の
袋シール装置を用いて袋の後端部を加熱シールする袋シ
ール方法において、上記袋の先端が上記エンドシール部
に入る直前より、上記第1の吸引手段及び上記第2の吸
引手段によって吸引を行った後、加熱シールすべき上記
袋の後端部が上記エンドシール部に搬送されると同時に
上記第3の吸引手段によって吸引を行い、上記第1の吸
引手段によって上記被包装物が収納されていない部分の
該袋の上下面をそれぞれ吸引保持し、または、上記第2
の吸引手段によって該袋の両側面をそれぞれ吸引保持
し、若しくは該第1の吸引手段及び該第2の吸引手段に
よって該被包装物が収納されていない部分の該袋の上下
面及び両側面をそれぞれ吸引保持した状態で、上記被包
装物が収容されていない部分の上記袋の両側面をガセッ
ト折りし、その後該袋の後端部を加熱シールすることを
特徴とする袋シール方法を提供することにより、上記目
的を達成したものである。
【0011】請求項に記載の発明は、上記吸引吹き出
し手段により、上記袋の先端が上記エンドシール部に入
る際に該袋にエアーを吹き付け、また、該袋の後端部を
加熱シールする際に該袋を吸引するようにしたことを特
徴とする請求項記載の袋シール方法を提供することに
より、上記目的を達成したものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施形態に
ついて説明する。図1は先端がシールされ後端が開放さ
れた四角筒形状の袋内に被包装物を袋詰めした後エンド
シールするまでの一連の工程を順次示す工程図、図2は
エンドシール部に袋の先端が搬送されてきた際に袋にエ
アーを吹き付ける状態を示す袋シール装置の縦断面図、
図3は被包装物が収納された部分及び収納されていない
部分の袋の上下面を吸引保持した状態を示す袋シール装
置の縦断面図、図4は被包装物が収納されていない部分
の袋の相対向する両側面をガセット折りする状態を示す
袋シール装置の横断面図、図5はエンドシールする状態
を示す袋シール装置の縦断面図、図6は被包装物が収納
されていない袋の両側面を吸引保持する状態を示す斜視
図、図7は図6に示す吸引手段の斜視図、図8はエンド
シール部を示す斜視図、図9はエンドシール後の耳部の
処理動作を順次示す断面図である。
【0013】先ず、本実施形態の袋シール装置により被
包装物が収納された袋の後端部をエンドシールするまで
の一連の工程について、図1を参照しながら簡単に説明
する。袋の後端部をエンドシールするまでの一連の工程
は、図1に示すように、先端1aがシールされ後端1b
が開放された四角筒形状の袋1内に、例えば生理用ナプ
キン等の軟質な被包装物2を複数個まとめて収納した
後、被包装物2が収納されていない部分の該袋1の相対
向する両側面1c,1dを、その幅方向中間部1e,1
fを折曲基部として内方にそれぞれ折り曲げてガセット
折りし、その後、該袋1の後端部1gを加熱シールして
エンドシールするものである。
【0014】上記袋シール装置は、図2に示すように、
先端1aがシールされ後端1bが開放された四角筒形状
の袋1内に被包装物2を収納した該袋1を、上流側から
下流側に向けてエンドシール部3に搬送し、該被包装物
2が収納されていない部分の該袋1の相対向する両側面
1c,1dを、その幅方向中間部1e,1fを折曲基部
として内方にそれぞれ折り曲げてガセット折りした後
に、該袋1の後端部1gをシール手段により加熱シール
するようにした装置である。
【0015】上記袋1には、図1に示すように、先端1
aが予めシールされ、後端1bが開放されて矩形状をな
す開口部4を有した四角筒形状とされたものが使用され
る。かかる袋1の材質としては、被包装物2を袋1内に
収納した後に開口部4を熱圧着してシールすることか
ら、例えば、熱可塑性樹脂(ポリエチレン、ポリプロピ
レンに代表されるポリオレフィン系樹脂)が好ましい。
【0016】本実施形態の袋シール装置について更に詳
細に説明する。上記袋シール装置においては、図2及び
図6に示すように、製品流れ方向である上流側より下流
側に沿って順に、被包装物2が収納されていない部分の
袋1の上下面1h,1iをそれぞれ吸引保持する第1の
吸引手段5,6、被包装物2が収納されていない部分の
袋1の両側面1c,1dを吸引保持する第2の吸引手段
7,7、袋1の後端部1gを加熱シールして不要になっ
た袋部分(以下、耳部という)をトリミングするトリム
上バー8及びトリム下バー9、エアーの吹き出し及び吸
引を行う吸引吹き出し手段10、袋1の後端部1gを加
熱シールするシール手段であるシールバー11、該シー
ルバー11の受けとなるシールバー受け板12、加熱シ
ール時に袋1を押さえる押さえ板13、ガセット折りす
るための一対の折り込み部材14,14、被包装物2が
収納された部分の袋1の上下面1j,1kをそれぞれ吸
引保持する第3の吸引手段15,16が配置されてい
る。
【0017】第1の吸引手段5,6は、図2に示すよう
に、被包装物2が収納された袋1を挟んでその上下にそ
れぞれ配置されている。下方に配置される第1の吸引手
段5は、製品流れ方向に所定間隔を持って配置される一
対の吸引口17,18を有した吸引ボックス19を備え
ている。この吸引ボックス19には、図示しない真空ポ
ンプやブロアー等が接続されており、製品流れ方向の手
前側の一方の吸引口17から吸引を行い、上記袋1の下
面1iを吸引保持するようになっている。この吸引口1
7は、袋1の下面1iの幅方向(製品流れ方向と直交す
る方向、以下同じ)に沿って細長い矩形状をなす開口又
は複数の円形孔として形成されている。これに対して、
他方の吸引口18は、加熱シール後の耳部を吸引し排除
するようになっている。なお、この吸引ボックス19に
は、下流側に搬送されて行く袋1のガイド及び袋1の下
面1iをガイドする受け板20が設けられている。
【0018】上方に配置される第1の吸引手段6は、図
2に示すように、吸引口21を有した吸引ボックス22
を備えており、やはり図示しない真空ポンプやブロアー
等によって上記吸引口21から吸引を行い上記袋1の上
面1hを吸引保持するように構成されている。この吸引
口21も先の吸引口17と同様に、袋1の上面1hの幅
方向に沿って細長い矩形状をなす開口又は複数の円形孔
として形成されている。
【0019】第2の吸引手段7,7は、図6に示すよう
に、被包装物2が収納されていない部分の袋1の両側面
1c,1dにそれぞれ相対向して配置されている。そし
て、この第2の吸引手段7,7は、袋1の両側面1c,
1dと対向する面に複数の円形孔として形成される吸引
口23を有した吸引ボックス24を備えており、図示し
ない真空ポンプやブロアー等によって上記吸引口23か
ら吸引を行い上記袋1の両側面1c,1dを吸引保持す
るように構成されている。
【0020】トリム上バー8及びトリム下バー9は、図
1に示す袋1の後端部1gを加熱シールして不要になっ
た袋部分である耳部24をトリミングするためのもので
あり、上下に相対向して設けられている。これらトリム
上バー8及びトリム下バー9は、後述のシールバー11
及びシールバー受け板12と連動して上下動するように
なっている。なお、その動作については後述する。
【0021】吸引吹き出し手段10は、図2及び図8に
示すように、袋1の下面1iの幅方向に沿って円形孔と
して形成される複数の吸引吹き出し孔25を有した吸引
吹き出しボックス26を備えており、図示しない真空ポ
ンプやブロアー等によって上記吸引吹き出し孔25から
吸引を行い上記袋1の下面1iを吸引保持し、または、
吸引吹き出し孔25からエアーを吹き出すように構成さ
れている。
【0022】この吸引吹き出し手段10では、図2に示
すように、エンドシール部3に上記袋1の先端1aが搬
送されてきた際には、袋1にエアーを吹き付けるように
なされており、該袋1の進入をスムーズなものとする。
また、袋1の後端部1gを加熱シールする際には、図3
に示すように、上記吸引吹き出し孔25から吸引を行
い、該袋1の下面1iを吸引保持するようになされてお
り、加熱シールの際のしわ等の発生を防止する。
【0023】シールバー11は、図1及び図8に示すよ
うに、袋1の後端部1gを加熱してシールするもので、
トリム上バー8の隣に配置されており、上下方向に移動
可能となされている。かかるシールバー11の内部に
は、図示しない電熱線が設けられている。そして、上記
電熱線に通電して袋1の後端部1gを加熱することで該
袋1の後端部1gをシールするようになっている。
【0024】シールバー受け板12は、上記シールバー
11と相対向する下方位置に設けられており、該シール
バー11と連動して上下動するようになっている。すな
わち、シールバー受け板12は、袋1の後端部1gをシ
ールする際にはシールバー11の先端部と接触して、該
シールバー11の受け部材となり、シール後にはシール
バー11と離れて元の位置に戻るようになされている。
【0025】押さえ板13は、図2に示すように、シー
ルバー11の隣に配置されており、加熱シール時に袋1
を押さえるようになっている。また、この押さえ板13
は、加熱されたシールバー11の熱がシールする部分以
外の部分に伝達されないように遮断する遮熱板として機
能するようになっている。
【0026】折り込み部材14,14は、図1及び図4
に示すように、製品流れ方向に対して直交方向に往復動
作する略L字形状のアームからなる。そして、この折り
込み部材14,14は、その先細りとなった先端部14
a,14aを、被包装物2が収納されていない部分の袋
1の相対向する両側面1c,1dのうちその幅方向中間
部1e,1fに接触させて、該袋1をガセット折りする
ようになっている。
【0027】第3の吸引手段15,16は、図2に示す
ように、被包装物2が収納された袋1を挟んでその上下
にそれぞれ配置されている。下方に配置される第3の吸
引手段15は、製品流れ方向に所定間隔を持って配置さ
れる複数の吸引口27を有した吸引ボックス28を備え
ており、図示しない真空ポンプやブロアー等によって上
記吸引口27から吸引を行い被包装物2が収納された部
分の上記袋1の下面1kを吸引保持するように構成され
ている。これら吸引口27は、袋1の下面1kの幅方向
に沿って細長い矩形状をなす開口又は複数の円形孔とし
て形成されている。また、この吸引ボックス28には、
被包装物2を下から支える支え板29が設けられてい
る。
【0028】上方に配置される第3の吸引手段16は、
図2に示すように、やはり製品流れ方向に所定間隔を持
って配置される複数の吸引口30を有した吸引ボックス
31を備えており、やはり図示しない真空ポンプやブロ
アー等によって上記吸引口30から吸引を行い上記袋1
の上面1jを吸引保持するように構成されている。この
吸引口30も先の吸引口27と同様に、袋1の上面1j
の幅方向に沿って細長い矩形状をなす開口又は複数の円
形孔として形成されている。また、この吸引ボックス3
1には、被包装物2を上から押さえる押さえ板32が設
けられている。
【0029】以上の構成からなる本実施形態の袋シール
装置によれば、第1の吸引手段5,6及び第2の吸引手
段7,7により被包装物2が収納されていない部分の袋
1の上下面1h,1i及び両側面1c,1dを吸引保持
して該袋1の開口部4を矩形状に保った状態で、折り込
み部材14,14により袋1の相対向する両側面1c,
1dをガセット折りすることができるので、袋1にしわ
等を発生させることなく確実にガセット折りが行え、し
かもシール不良も無くなる。
【0030】また、第3の吸引手段15,16により袋
1に収納された被包装物2を上下方向より吸引保持した
状態でガセット折り及びエンドシールを行うので、ガセ
ット折りをスムーズに行うことができると共にエンドシ
ールも確実なものとなる。さらに、エンドシール部3に
袋1の先端1aが搬送されてきた際に該袋1に、吸引吹
き出し手段10によってエアーを吹き付けるようにして
いるので、袋1内に収納された被包装物2の進入をスム
ーズなものとすることができる。
【0031】次に、本実施形態の袋シール装置を用いた
袋シール方法について図面を参照しながら説明する。先
ず、図1に示すように、先端1aがシールされ後端1b
が開放された四角筒形状の袋1内に被包装物2を収納し
た該袋1を、図2に示すように、上流から下流に向けて
エンドシール部3に搬送させる。
【0032】次に、図2に示すように、袋1の先端1a
がエンドシール部3に入る直前より、上記第1の吸引手
段5,6及び上記第2の吸引手段7,7によって吸引を
行う。そして、袋1の先端1aがエンドシール部3に入
る際に、吸引吹き出し手段10の吸引吹き出し孔25よ
り上記袋1にエアーを吹き付ける。かかるエアーの吹き
付けにより、袋1内に収納された被包装物2の進入がス
ムーズなものとなる。エアーの吹き付けを行わなかった
場合には、袋1が図2中点線で示すように倒れて被包装
物2の進入が困難になる。次いで、図3に示すように、
加熱シールすべき袋1の後端部1gがエンドシール部3
に搬送されると同時に、上記第3の吸引手段15,16
によって吸引を行う。
【0033】これにより、上記第1の吸引手段5,6に
よって被包装物2が収納されていない部分の袋1の上下
面1h,1iがそれぞれ吸引保持されると共に、上記第
2の吸引手段7,7によって該袋1の両側面1c,1d
がそれぞれ吸引保持される。その結果、袋1の上下面1
h,1i及び両側面1c,1dのいずれもがしわ等が発
生することなく引っ張られることになり、該袋1の開口
部4は矩形状として保持される。また、第3の吸引手段
15,16によって被包装物2が収納された部分の袋1
の上下面1j,1kも吸引保持される。
【0034】そして、図4に示すように、上記袋1の各
面を吸引保持した状態の下で、折り込み部材14,14
によって、被包装物2が収容されていない部分の袋1の
両側面1c,1dをガセット折りする。ガセット折り時
においては、第1の吸引手段5,6及び第2の吸引手段
7,7によって袋1の開口部4を矩形状に保持した状態
でガセット折りできるので、被包装物2がナプキン等の
軟質なものであってもガセットがしわなく綺麗に折れ
る。
【0035】次に、図5に示すように、ガセット折りし
た後に袋1の後端部1gを加熱シールする。加熱シール
は、被包装物2が収納されていない部分の袋1の上下面
1h,1iをシールバー11、シールバー受け板12及
び押さえ板13によって挟み込み、該シールバー11に
設けた電熱線に通電し加熱させることによってシールす
る。加熱シール時には、上記押さえ板13がシールバー
11に発生する熱をシール部以外の部分に伝達させない
ようになすと共に、耳部24をトリム上バー8、トリム
下バー9及び上方に配置される第1の吸引手段6によっ
て押さえ付ける。
【0036】このように、加熱シール時においては、加
熱シールする部分だけでなく被包装物2が収納された部
分の袋1の上下面1j,1k及び耳部24も保持するの
で、確実なシールを行うことができる。従って、シール
不良を少なくすることができ、高速でガセット折りから
シールまでの一連の動作を行うことが可能となる。
【0037】次に、図9に示すように、シール後に耳部
24のトリミングを行う。加熱シール時において、耳部
24を上下方向から押さえていたトリム上バー8及びト
リム下バー9を、同図9(c)で示すように、下方に移
動させる。すると、加熱によって弱められていたシール
部分が溶断される。このように、シール後にトリム上バ
ー8及びトリム下バー9を下方に移動させることによっ
て、切断した耳部24のシールバー11への付着が防止
される。
【0038】そして、耳部24の処理を終えたら、図9
(d)に示すように、トリム上バー8、シールバー11
及びシールバー受け板12を元の位置に移動させた後、
上記第1の吸引手段5に設けた吸引口18より上記耳部
24を吸引して排出し、全ての吸引動作を終了する。そ
の結果、袋1のエンドシールが完了する。
【0039】以上詳述したように、本発明に係る袋シー
ル装置及びこの装置を用いた袋シール方法は、上述の実
施形態のものに制限されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【0040】例えば、上述の実施形態では、被包装物2
が収納されていない部分の袋1の上下面1h,1i及び
両側面1c,1dをそれぞれ第1の吸引手段5,6及び
第2の吸引手段7,7によって吸引保持したが、第1の
吸引手段5,6によって袋1の上下面1h,1iのみを
吸引保持しても、または、第2の吸引手段7,7によっ
て袋1の両側面1c,1dのみを吸引保持するようにし
ても、上述の実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0041】また、上述の実施形態では、被包装物2と
してナプキンを用いたが、その他には、紙おむつやワイ
パー(紙シート)等も使用できる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る袋シール装置及びこの装置を用いた袋シール方
法によれば、ナプキン等の軟質な被包装物を収納した四
角筒形状の袋にしわ等が生じないように、該袋の開放さ
れた後端部をガセット折りした後に加熱シールすること
ができ、しかも高速で折り畳んでも成形性を確保し得る
袋シール装置及び袋シール方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】先端がシールされ後端が開放された四角筒形状
の袋内に被包装物を袋詰めした後エンドシールするまで
の一連の工程を順次示す工程図である。
【図2】エンドシール部に袋の先端が搬送されてきた際
に袋にエアーを吹き付ける状態を示す袋シール装置の縦
断面図である。
【図3】被包装物が収納された部分及び収納されていな
い部分の袋の上下面を吸引保持した状態を示す袋シール
装置の縦断面図である。
【図4】被包装物が収納されていない部分の袋の相対向
する両側面をガセット折りする状態を示す袋シール装置
の横断面図である。
【図5】エンドシールする状態を示す袋シール装置の縦
断面図である。
【図6】被包装物が収納されていない袋の両側面を吸引
保持する状態を示す斜視図である。
【図7】図6に示す吸引手段の斜視図である。
【図8】エンドシール部を示す斜視図である。
【図9】エンドシール後の耳部の処理動作を順次示す断
面図である。
【符号の説明】
1 袋 1h,1i 被包装物が収容されていない部分の袋の上
下面 1c,1d 被包装物が収容されていない部分の袋の両
側面 2 被包装物 3 エンドシール部 4 開口部 5,6 第1の吸引手段 7 第2の吸引手段 10 吸引吹き出し手段 11 シールバー 12 シールバー受け板 14 折り込み部材 15,16 第3の吸引手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−23124(JP,A) 実開 昭60−190602(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 51/10 - 51/32 B65B 7/02 - 7/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端がシールされ後端が開放された四角
    筒形状の袋内に被包装物を収納した該袋を、上流側から
    下流側に向けてエンドシール部に搬送し、該被包装物が
    収納されていない部分の該袋の相対向する両側面を、そ
    の幅方向中間部を折曲基部として内方にそれぞれ折り曲
    げてガセット折りした後に、該袋の後端部をシール手段
    により加熱シールするようにした袋シール装置におい
    て、 上記袋の相対向する両側面をガセット折りする前に上記
    被包装物が収納されていない部分の該袋の上下面をそれ
    ぞれ吸引保持する第1の吸引手段、または、該袋の両側
    面をそれぞれ吸引保持する第2の吸引手段、若しくは該
    第1の吸引手段及び該第2の吸引手段を、上記エンドシ
    ール部の上流側に配置し 上記被包装物が収納された部分の上記袋の上下面をそれ
    ぞれ吸引保持する第3の吸引手段を、上記エンドシール
    部の下流側に配置し たことを特徴とする袋シール装置。
  2. 【請求項2】 上記エンドシール部に上記袋の先端が搬
    送されてきた際には該袋にエアーを吹き付け、また、上
    記袋の後端部を加熱シールする際には該袋を吸引する、
    吸引吹き出し手段を、該エンドシール部近傍に配置した
    ことを特徴とする請求項1記載の袋シール装置。
  3. 【請求項3】 請求項記載の袋シール装置を用いて袋
    の後端部を加熱シールする袋シール方法において、 上記袋の先端が上記エンドシール部に入る直前より、上
    記第1の吸引手段及び上記第2の吸引手段によって吸引
    を行った後、 加熱シールすべき上記袋の後端部が上記エンドシール部
    に搬送されると同時に上記第3の吸引手段によって吸引
    を行い、 上記第1の吸引手段によって上記被包装物が収納されて
    いない部分の該袋の上下面をそれぞれ吸引保持し、また
    は、上記第2の吸引手段によって該袋の両側面をそれぞ
    れ吸引保持し、若しくは該第1の吸引手段及び該第2の
    吸引手段によって該被包装物が収納されていない部分の
    該袋の上下面及び両側面をそれぞれ吸引保持した状態
    で、 上記被包装物が収容されていない部分の上記袋の両側面
    をガセット折りし、その後該袋の後端部を加熱シールす
    ることを特徴とする袋シール方法。
  4. 【請求項4】 上記吸引吹き出し手段により、上記袋の
    先端が上記エンドシール部に入る際に該袋にエアーを吹
    き付け、また、該袋の後端部を加熱シールする際に該袋
    を吸引するようにしたことを特徴とする請求項記載の
    袋シール方法。
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