JP3943360B2 - 工作機械のワーク搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワーク(本明細書では機械加工前の素材を含む)を機械加工位置と搬出入位置との間で搬送するようにした工作機械のワーク搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
工作機械、例えば旋盤においては、機械加工位置にて加工の終了したワークを主軸のチャックから受け取って機側の搬出入位置に配置されたワークストッカに搬出し、また加工前の素材をワークストッカ側から受け取って上記チャックに装着するといった作業を自動的に行うようにしたワーク搬送装置を備える場合がある。
【0003】
このワーク搬送装置として、ワークを把持するワークキャッチャ(ワーク把持機構)をフレーム部材によりワークの機械加工位置から搬出入位置までスライド可能に支持した構成のものがある。そして上記ワークキャッチャをスライド可能に支持するスライド部には、切屑や切削液の侵入を防ぐためにゴム等で構成されたジャバラ式のカバーが取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記従来のジャバラ式のカバーを取り付ける構造の場合、該カバーのジャバラ部自体に切屑が挟まり、カバーが破損し易いという問題がある。
【0005】
本発明は、上記従来装置の問題点に鑑みてなされたものであり、切屑等の侵入を防止でき、かつ耐久性の高いシール機構を備えた工作機械のワーク搬送装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ワークの機械加工位置から搬出入位置まで延びるフレーム部材と、ワークを把持するワーク把持機構と、該ワーク把持機構を上記フレーム部材に該フレーム部材に沿って移動可能に支持する支持部材と、該支持部材をフレーム部材に沿って移動させる駆動機構とを備えた工作機械のワーク搬送装置において、上記フレーム部材及び支持部材をカバー部材によって囲み、該カバー部材に、上記支持部材を外方に貫通させ、かつ上記移動を可能とするスリット溝を形成し、該スリット溝を全長に渡って閉塞し、かつ上記支持部材の移動に伴って該支持部材が位置するスリット溝部分は開口されるシール機構を設け、該シール機構は、弾性を有する金属製薄板からなるばね板を備えており、該ばね板は、移動方向に複数に分割され、かつ互いの端部が重なるように、さらに上記スリット溝をばね力をもって閉塞するよう配設され、上記支持部材の移動に伴って該支持部材によって開方向に起こされて該支持部材が位置するスリット溝部分を開口することを特徴としている。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1において、上記支持部材の移動方向端部には上記ばね板を起こす作用を円滑ならしめる傾斜面が形成されていることを特徴としている。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は2において、上記カバーのスリット溝部分に、切屑等がスリット溝を通って上記支持部材とフレーム部材との摺動部に侵入するのを抑制するラビリンス機構が形成されていることを特徴としている。
【0011】
【発明の作用効果】
請求項1の発明によれば、上記フレーム部材及び支持部材を囲むカバー部材から支持部材を外方に貫通させるスリット溝を全長に渡って閉塞し、かつ上記支持部材の移動に伴って該支持部材が位置するスリット溝部分は開口されるシール機構を設けたので、切屑等がスリット溝からカバー内部に侵入するのを防止でき、かつシール機構を金属製とすることが容易であり、例えば従来のゴム製ジャバラ等に比較して耐久性を高めることができる。
【0012】
また、上記シール機構は、弾性を有する金属製薄板からなるばね板でスリット溝を閉塞するように構成されているので、スリット溝をばね板のばね力でもって確実に閉塞でき、その結果スリット溝から切屑等が内部に侵入するのを確実に防止でき、また金属製薄板からなるばね板でシール機構を構成したので、該シール機構の耐久性を高めることができる。
【0013】
さらにまた、上記ばね板を、移動方向に複数に分割しかつ互いの端部が重なるように配置したので、スリット溝をより確実にシールできる。即ち支持部材の位置する部位では、ばね板が支持部材の表面に乗り上げて該表面に当接することによりシールが行われるが、ばね板を分割したのでばね板が支持板の表面からスリット溝の開口縁部の形状に精度よく追従して当接し、隙間の発生を極力防止でき、シール性を高めることができる。
【0014】
請求項の発明によれば、上記支持部材の移動方向端部に上記ばね板を起こす作用を円滑ならしめる傾斜面を形成したので、ばね板が支持部材の内面に乗り上げ易くなり、円滑な移動とシール性を確保できる。
【0015】
請求項の発明によれば、上記カバーのスリット溝部分にラビリンス機構を設けたので、切屑等がスリット溝を通ってカバー内に侵入した場合、ラビリンス機構により該切屑等を落下させることができ、上記支持部材とフレーム部材との摺動部に切屑等が侵入するのを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0017】
図1〜図4は本発明の一実施形態に係る工作機械のワーク搬送装置を説明するための図であり、図1は該ワーク搬送装置を備えた旋盤の斜視図、図2はワーク搬送装置部分の正面図、図3はワーク搬送装置の断面側面図、図4はシール機構の要部の詳細図である。
【0018】
これらの図において、符号1はその全体が機体カバー4で囲まれ、該機体カバー4の内部に本実施形態装置を備えた旋盤である。この旋盤1は、機体カバー4の内部の機械加工位置Aに配置された第1主軸2a,第2主軸2bを備え、それぞれチャック3a,3bを有する。なお、4aは上記機体カバー4の機械加工位置A部分を開閉するドアである。
【0019】
そして上記機体カバー4内に、機内走行式のワーク搬送装置5が配設されている。このワーク搬送装置5は、上記機械加工位置Aから機外に位置する搬出入位置Bまで延びるフレーム部材6と、ワークを把持するワークキャッチャ(ワーク把持機構)7と、該ワークキャッチャ7を上記フレーム部材6に、これの軸方向に移動可能に支持する支持部材8と、該支持部材8をフレーム部材6に沿って移動させる駆動機構9とを備えている。なお、上記搬出入位置Bには、加工済ワーク及び加工前の素材を溜めるワークストッカ10,加工済ワークを搬出するコンベア11及びワークバケット12等が備えられている。
【0020】
上記フレーム部材6は横断面長方形状を有する鉄製角パイプからなり、上記機械加工位置Aの上方から上記搬出入位置Bの上方まで延びており、機械本体に固定されている。このフレーム部材6の底面6aには、リニアガイド機構13の支持部材を構成するレール部材13aが固定されている。このレール部材13aは上記ワークキャッチャ7の移動範囲に対応した長さを有し、具体的には上記フレーム部材6より少し短く設定されている。
【0021】
上記支持部材8は、上記フレーム部材6の底面6aと平行に配置された横辺部8aと、これの機械内側端部から鉛直下方に延びる下縦辺部8bと、機械外側端部から鉛直上方に延びる上縦辺部8cとを有し、フレーム部材6の軸直角方向に見ると縦長の長方形状をなしている。
【0022】
上記横辺部8a上には、上記リニアガイド機構13の被支持部材を構成する2組のスライドブロック13b,13bが移動方向に適宜の間隔を開けて取り付けられており、該各スライドブロック13bは上記レール部材13aにスライド自在に支持されている。これにより上記支持部材8は上記フレーム部材6にこれの軸方向に移動可能に支持されている。
【0023】
上記支持部材8の下縦辺部8bの機械外側面(図3の左側面)には支持ブラケット8dが固定さており、該支持ブラケット8dに上記ワークキャッチャ7が固定されている。このワークキャッチャ7は、上記支持ブラケット8dの前端面8eに固定されたベースプレート14と、該ベースプレート14から突出する支持ボス部14aに固定されたシリンダ15と、該シリンダ15のピストンロッド15aに連結された移動プレート16と、該移動プレート16に装着された可動爪機構17とを備えている。
【0024】
上記可動爪機構17は内蔵するシリンダ機構により把持爪17a,17aを拡縮させてワークWを把持するようになっている。なお、18は上記移動プレート16の進退動作をガイドするガイドロッドであり、該ガイドロッド18の先端は上記移動プレート16に固定され、その途中部分は上記支持ボス部14aによってスライド可能に支持されている。
【0025】
上記支持部材8の上縦辺部8cは上記フレーム部材6の前面6bより上方に延び、その上端部にはベルト連結部19が形成されている。このベルト連結部19は、上縦辺部8cの内側面にスペーサ19aを介在させて挟持プレート19b,19bをボルト19cで固定したものである。この挟持プレート19b,19bによりベルト20が挟持固定されており、このベルト20を駆動することにより支持部材8ひいてはワークキャッチャ7が移動するようになっている。
【0026】
上記駆動機構9は、上記フレーム部材6の上面6cの一端に回転自在に配設された従動プーリ21と他端外方に配設された駆動プーリ22とに上記ベルト20を巻回し、該駆動プーリ22を駆動モータ23で回転駆動するようにした構造のものである。
【0027】
上記従動プーリ21を支持するブラケット21aは調整ボルト21bによってフレーム部材側のブラケットに連結されており、該調整ボルト21bを回転させることによりプーリ軸間距離を調整可能になっている。このようにしてベルト張力が調整される。
【0028】
そして本実施形態のワーク搬送装置5は搬送部カバー24でその周囲が囲まれている。この搬送部カバー24は、ワーク搬送装置5の前側(図3左側)を覆う前カバー25と、後側上部,下部を覆う後上カバー26,後下カバー27と、上方を覆う着脱可能の上カバー28とを備えている。
【0029】
ここで上記駆動機構9は上記従動プーリ21から駆動プーリ22までその前側,後側,及び上側が全長に渡って上記前カバー25,後上カバー26及び上カバー28で覆われており、またその下側はフレーム部材6によって覆われている。
【0030】
また上記レール部材13aはその全長に渡って前側が前カバー25によって覆われ、下側は前カバー25の下端から内側に折り曲げ形成された底カバー25aで覆われ、また上側はフレーム部材6によって覆われている。さらにまた上記レール部材13aの後側はその全長に渡ってインナカバー29で覆われており、該インナカバー29はフレーム部材6の底面6aに例えばボルト締めによって固定されている。
【0031】
上記支持部材8の、上記上縦辺部8cは上記前カバー25と上記フレーム部材6の前面6bとの間に位置しており、上記横辺部8aは上記底カバー25aとフレーム部材6の底面6aとの間に位置している。そして支持部材8の下縦辺部8bは上記底カバー25aの内側端と上記後下カバー27の内面とで形成された隙間であるスリット溝30から下方に突出している。このスリット溝30は上記レール部材13aの全長に渡って、つまり該支持部材8の移動範囲に渡って形成されており、また後下カバー27も該支持部材8の移動範囲に渡って延びている。
【0032】
ここで上記インナカバー29は上記スリット溝30の略中央に向かって位置している。スリット溝30から侵入した切屑等の一部は後下カバー27の内面上部に当たって下方に落下し、落下しなかった残りの切屑等の大部分はインナカバー29の背面に当たって落下することとなり、このようにして切屑等がスリット溝30を通って上記支持部材8とフレーム部材6との摺動部、即ちレール部材13aとスライドブロック13bとの摺動部に侵入するのを抑制するラビリンス機構が構成されている。
【0033】
上記前カバー25とフレーム部材6の前面6bとの隙間は上側シール機構32によってシールされている。この上側シール機構32は、フレーム部材6の軸方向(移動方向)に並べて配置された複数の弾性を有する金属製薄板からなるばね板(プレート部材)32aで構成されている。各ばね板32aの一端はフレーム部材6の上面に固定されたブラケット6dにボルト32bで締め付け固定され、他端は前カバー25の内面に付勢力をもって当接している。また隣接する各ばね板32aの両端部32cは互いに重ね合わされている。また上記各ばね板32aのうち、支持部材8の上縦辺部8cに対向する部分は該上縦辺部8cよって起こされて該縦辺部8cの内面に乗り上げて当接している。
【0034】
そして上記上縦辺部8cの移動方向両端部の上記ばね板32aに対向する部分には、ばね板32aの乗り上げを容易にする傾斜面8fが形成されている。この傾斜面8fは移動方向前側ほど前カバー25に近接するように傾斜している(図4参照)。
【0035】
また上記スリット溝30部分にはこれをシールする下側シール機構33が設けられている。この下側シール機構33は、フレーム部材6の軸方向(移動方向)に並べて配置された複数の弾性を有する金属製薄板からなるばね板(プレート部材)33aで構成されている。各ばね板33aの一端は上記後下カバー27にボルト33bで締め付け固定され、他端は底カバー25aの内端に付勢力をもって当接している。また隣接する各ばね板33aの両端部33cは互いに重ね合わされている。また上記各ばね板33aのうち、支持部材8の下縦辺部8bに対向する部分は該下縦辺部8bによって起こされて該下縦辺部8bの内面に乗り上げて当接している。
【0036】
そして上記下縦辺部8bの移動方向両端部の上記ばね板33aに対向する部分には、ばね板33aの乗り上げを容易にする傾斜面8gが形成されている。この傾斜面8gは移動方向前側ほど底カバー25aの内端25a′に近接するように傾斜している。
【0037】
次に本実施形態装置の作用効果を説明する。
【0038】
駆動モータ23の回転駆動によりベルト20が支持部材8を引っ張り、該支持部材20がレール部材13aの軸方向に移動し、ワークキャッチャ7が機械加工位置Aに位置決めされると、シリンダ15が伸長して把持爪17a,17aのセンタが上記第1,第2主軸2a,2bと一致し、可動爪機構17が把持爪17a,17aを前進させ、これによりワークWが把持される。続いてチャック3a又は3bが開放され、この状態でワークキャッチャ7がフレーム部材6の軸方向に少し移動してワークWを軸方向に引き抜いた後、シリンダ15が収縮して把持爪17a,17aが図3に示す位置に上昇する。続いてモータ23の回転駆動によりベルト20がワークキャッチャ7を搬出入位置Bまで移動させ、加工済ワークWの機外への搬出が行われる。なお、素材の装着は上記ワークの搬出と逆の流れで行われる。
【0039】
上記上側シール機構32において、各ばね板32aの先端部は前カバー25の内面にばね力でもって当接しており、これにより前カバー25とフレーム部材6の前面6bとの間を通って切屑等が落下するのが防止されている。そして支持部材8の上縦辺部8cの位置する部位では、ばね板32aはこの上縦辺部8cに乗り上げて該上縦辺部8cの内面に当接している。
【0040】
また上記下側シール機構33において、各ばね板33aの先端部は底カバー25aの内端にばね力でもって当接しており、これにより上記スリット溝30を通って切屑等がレール部材13aとスライドブロック13bとの摺動部等に侵入するのを防止している。そして支持部材8の下縦辺部8bの在る部位では、ばね板33aはこの下縦辺部8bに乗り上げて該下縦辺部8bの内面に当接している。
【0041】
このようなシール状態において上記支持部材8ひいてはワークキャッチャ7がレール部材13aの軸方向に駆動されると、上記上縦辺部8c,下縦辺部8bはそれぞれ移動方向前側に位置するばね板32a,33aを起こして乗り上げさせながら移動する。このとき上縦辺部8cの両端に傾斜面8fを形成し、下縦辺部8bの両端に傾斜面8gを形成したので、上記乗り上げが円滑に行われる。また移動方向後側に位置するばね板32a,33aはそのばね力でもって前カバー25の内面,底カバー25aの内端に当接し、シール状態に戻る。
【0042】
このように本実施形態では、ワーク搬送装置5を金属板からなる搬送部カバー(カバー部材)24で囲み、該搬送部カバー24から支持部材8を外方に貫通させるスリット溝30を、全長に渡って閉塞し、かつ上記支持部材8の移動に伴って該支持部材8が位置するスリット溝部分は開口される下側シール機構33を設けたので、切屑等がスリット溝30から内部に侵入するのを防止できる。なお、同様にして上側シール機構32により上側から落下する切り屑等の進入を防止できる。
【0043】
また上記下側シール機構33を、弾性を有する金属製薄板からなるばね板33aでスリット溝30を閉塞するように構成したので、スリット溝30をばね板33aのばね力でもって確実に閉塞でき、その結果スリット溝30から切屑等が内部に侵入するのを確実に防止できる。また金属製薄板からなるばね板33aでシール機構33を構成したので、該シール機構33の耐久性を高めることができる。なお、上側シール機構32についても同様にシールを確実に行なうことができるとともに、シール機構32の耐久性を高めることができる。
【0044】
また上記ばね板33aを、移動方向に複数に分割しかつ互いの端部が重なるように配置したので、スリット溝30をより確実にシールできる。即ち支持部材8の位置する部位では、ばね板33aが支持部材8の内側表面に乗り上げて当接することによりシールが行われるが、ばね板33aを分割したのでばね板33aが支持板8の表面からスリット溝30の開口縁部の形状に精度よく追従して当接し、隙間の発生を防止でき、シール性を高めることができる。なお、上側シール機構32についても同様にシール性を高めることができる。
【0045】
また上記支持部材8の移動方向端部に上記ばね板33aを起こす作用を円滑ならしめる傾斜面8gを形成したので、ばね板33aが支持部材8の内面に乗り上げ易くなり、円滑な移動とシール性を確保できる。なお上記上側シール機構32についても同様に円滑な移動とシール性を確保できる。
【0046】
さらにまた、上記スリット溝30部分にラビリンス機構を設けたので、切屑等がスリット溝30を通ってカバー内に侵入した場合、このラビリンス機構により切屑等を落下させることができ、上記支持部材8のスライドブロック13bとフレーム部材6側のレール部材13aとの摺動部に切屑等が侵入するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態装置を備えた旋盤(工作機械)の斜視図である。
【図2】ワーク搬送装置の正面図である。
【図3】ワーク搬送装置の断面側面図である。
【図4】ワーク搬送装置の上側シール機構部分の模式拡大図である。
【図5】ワーク搬送装置の下側シール機構部分の模式拡大図である。
【符号の説明】
5 ワーク搬送装置
6 フレーム部材
7 ワークキャッチャ(ワーク把持機構)
8 支持部材
8e 傾斜面
9 駆動機構
24 搬送部カバー部材
30 スリット溝
33 シール機構
33a ばね板
A ワーク加工位置
B ワーク搬出入位置
W ワーク

Claims (3)

  1. ワークの機械加工位置から搬出入位置まで延びるフレーム部材と、ワークを把持するワーク把持機構と、該ワーク把持機構を上記フレーム部材に該フレーム部材に沿って移動可能に支持する支持部材と、該支持部材をフレーム部材に沿って移動させる駆動機構とを備えた工作機械のワーク搬送装置において、上記フレーム部材及び支持部材をカバー部材によって囲み、該カバー部材に、上記支持部材を外方に貫通させ、かつ上記移動を可能とするスリット溝を形成し、該スリット溝を全長に渡って閉塞し、かつ上記支持部材の移動に伴って該支持部材が位置するスリット溝部分は開口されるシール機構を設け、該シール機構は、弾性を有する金属製薄板からなるばね板を備えており、該ばね板は、移動方向に複数に分割され、かつ互いの端部が重なるように、さらに上記スリット溝をばね力をもって閉塞するよう配設され、上記支持部材の移動に伴って該支持部材によって開方向に起こされて該支持部材が位置するスリット溝部分を開口することを特徴とする工作機械のワーク搬送装置。
  2. 請求項1において、上記支持部材の移動方向端部には上記ばね板を起こす作用を円滑ならしめる傾斜面が形成されていることを特徴とする工作機械のワーク搬送装置。
  3. 請求項1又は2において、上記カバーのスリット溝部分に、切屑等がスリット溝を通って上記支持部材とフレーム部材との摺動部に侵入するのを抑制するラビリンス機構が形成されていることを特徴とする工作機械のワーク搬送装置。
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