JP3943219B2 - 画像データ受注処理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データ受注処理システムに係り、より詳しくは、画像データに基づいて処理するプリント画像データ受注処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ユーザは、写真フィルムに記録された画像のプリントを、次の処理形態により得ている。即ち、ユーザは、写真フィルムを写真店に提出する。写真店の店員は、ユーザ名を注文書に記入し、注文書と写真フィルムとを対応して管理する。写真店にラボシステムがある場合は、写真店において写真フィルムに記録された画像を印画紙にプリントし、プリントを包装し、包装にユーザ名を明示する。一方、写真店にラボシステムがない場合は、注文書に店コードを更に記入し、注文書と写真フィルムとを対応して現像所に配送する。現像所側では、注文書と写真フィルムとを対応して管理し、写真フィルムに記録された画像を印画紙にプリントし、プリントを包装し、包装に店コード及びユーザ名を明示する。配送業者は、プリントが収納された包装(店コード及びユーザ名が明示されている)を、写真店に配送する。そして、ユーザは、仕上がり予定日に写真店に取りにいくと、プリントを入手することができる。
【0003】
ところで、近年、撮影した画像をデジタルデータ(画像データ)として記憶するデジタルカメラが普及している。デジタルカメラで撮影して得られた画像データをプリントする場合には、デジタルカメラから画像データをパーソナルコンピュータに入力すると共にパーソナルコンピュータで画像処理し、プリンタでプリントアウトしたり、デジタルカメラを専用の簡単な家庭用プリンタに接続してプリントしたり、している。
【0004】
上記家庭用プリンタでは、プリント速度が遅い。また、上記家庭用プリンタのプリント品質は、ラボシステムのプリント品質に比べると、劣っている。一方、画像データを記録した取り外し可能な記録媒体から画像データを読み取り、読み取った画像データに基づいて、高品位でかつ高速に処理可能なプリンタでプリントすることの可能なラボシステムがある。
【0005】
そこで、デジタルカメラで撮影して得られた画像データを上記ラボシステムでプリントできれば、上記のようなプリント速度やプリント品質の問題は解消されるが、一般ユーザによりデジタルカメラで撮影して得られた画像データをラボシステムでプリントするための処理形態が確立していない。
【0006】
そこで、写真フィルムに代えて画像データを記録した取り外し可能な記録媒体を上記処理形態にそって処理することも考え得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像データはデジタルデータであるので、それ自体を通信回線を介してラボシステムに送信することできる。よって、上記のように取り外し可能な記録媒体を上記処理形態にそって処理すると、通信のメリットを有効に生かすことができない。
【0008】
一方、画像データをそのままラボシステムに送信すると、プリントすることはできるものの、どのプリントがだれのものなのかがわからなくなるので、プリントをユーザに渡すことができない。
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、画像データをラボ内のプリント処理装置に送信できかつプリントされた被プリント媒体をユーザが入手することの可能な画像データ受注処理システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため本発明の画像データ受注処理システムは、画像データと該画像データに基づいてプリント処理された被プリント媒体の受け取り先を示す受け取り先データとを含んで構成される注文データを作成する作成手段、及び前記作成手段により作成された注文データを送信する送信手段を備えた端末装置と、前記注文データを受信する受信手段、前記受信手段により受信された注文データの画像データに基づいて被プリント媒体にプリント処理するプリント処理手段、及び前記受信手段により受信された注文データの受け取り先データに基づいて、前記プリント処理された被プリント媒体に対応して明らかになるように受け取り先を明示する明示手段を備えたプリント処理装置と、を備えることができる。
【0011】
端末装置に係る作成手段は、画像データと該画像データに基づいてプリント処理された被プリント媒体の受け取り先を示す受け取り先データとを含んで構成される注文データを作成する。なお、受け取り先は、予め固定されたものであってもよく、任意に指定したものでもよい。
【0012】
送信手段は、作成手段により作成された注文データを送信する。なお、送信手段は、作成手段により作成された注文データを有線又は無線により送信するようにしてもよい。
【0013】
送信手段により注文データが送信されると、プリント処理装置の受信手段がこの注文データを受信する。プリント処理手段は、受信手段により受信された注文データの画像データに基づいて被プリント媒体にプリント処理し、明示手段は、受信手段により受信された注文データの受け取り先データに基づいて、プリント処理された被プリント媒体に対応して受け取り先を明示する。なお、明示手段は、プリント処理された被プリント媒体を収納する包装等に受け取り先を明示したり、受け取り先が明示された包装にプリント処理された被プリント媒体を収納したり、プリント処理前又は後に該被プリント媒体に受け取り先を明示したり、してもよい。
【0014】
このように、端末装置から、画像データと該画像データに基づいてプリント処理された被プリント媒体の受け取り先を示す受け取り先データとを含んで構成される注文データを送信し、プリント処理装置では、注文データに基づいて、被プリント媒体にプリント処理すると共にプリント処理された被プリント媒体に対応して明らかになるように受け取り先を明示するので、送信された画像データに基づいてプリント処理することができると共に被プリント媒体がいずれの受け取り先のものであるのかを認識することができる。
【0015】
本発明は、端末装置、複数のプリント処理装置、及び管理装置を含む画像データ受注処理システムであって、前記端末装置は、指定可能な被プリント媒体の内容を示す処理可能内容データを送信すると共に、更新された処理可能内容データを受信する内容受信手段と、画像データと、該画像データに基づいてプリント処理された被プリント媒体の受け取り先を示す受け取り先データと、前記更新された処理可能内容データに基づき指定された被プリント媒体の内容を示す内容データとを含んで構成される注文データを作成する作成手段と、前記作成手段により作成された注文データを送信する送信手段と、を備え、前記管理装置は、前記複数のプリント処理装置と複数の受け取り先とを対応して管理すると共に、各プリント処理装置で処理可能な被プリント媒体の内容を管理する管理手段と、前記端末装置から注文データを送受信すると共に、前記端末装置から処理可能内容データを送受信しかつ前記プリント処理装置から処理可能内容データを受信する送受信手段と、前記送受信手段により受信された注文データの受け取り先データと、前記管理手段により管理される複数のプリント処理装置及び複数の受け取り先と、に基づいて、複数のプリント処理装置の内の前記受け取り先データにより示される受け取り先に対応するプリント処理装置を特定する特定手段と、前記特定手段により特定されたプリント処理装置に前記受信された注文データを送信するように前記送受信手段を制御すると共に、前記送受信手段により受信されたプリント処理装置からの処理可能内容データで該プリント処理装置の被プリント媒体の内容を更新するように前記管理手段を制御しかつ、前記送受信手段により前記端末装置から処理可能内容データを受信したときに、前記更新された処理可能内容データを前記端末装置へ送信するように前記送受信手段を制御する制御手段と、を備え、前記プリント処理装置は、処理可能な被プリント媒体の内容を示す処理可能内容データを前記管理装置へ送信する内容送信手段と、前記管理装置から注文データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された注文データの画像データに基づいて被プリント媒体にプリント処理するプリント処理手段と、前記受信手段により受信された注文データの受け取り先データに基づいて、前記プリント処理された被プリント媒体に対応して明らかになるように受け取り先を明示する明示手段と、を備えている。
【0016】
本発明に係る画像データシステムは、端末装置、複数のプリント処理装置、及び管理装置を含んでいる。
【0017】
本発明の端末装置に係る作成手段は、前述したように、注文データを作成し、送信手段は、作成手段により作成された注文データを送信する。
【0018】
管理装置に係る管理手段は、複数のプリント処理装置と複数の受け取り先とを対応して管理する。
【0019】
上記端末装置の送信手段により注文データが送信されると、管理装置の送受信手段がこの注文データを受信する。
【0020】
特定手段は、送受信手段により受信された注文データの受け取り先データと、
管理手段により管理される複数のプリント処理装置及び複数の受け取り先と、に基づいて、複数のプリント処理装置の内の受け取り先データにより示される受け取り先に対応するプリント処理装置を特定する。
【0021】
制御手段は、特定手段により特定されたプリント処理装置に前記受信された注文データを送信するように送受信手段を制御する。
【0022】
管理装置の送受信手段により注文データが送信される、プリント処理装置の受信手段がこの注文データを受信し、プリント処理手段は、上記のように、プリント処理し、明示手段は、上記のように被プリント媒体に対応して明らかになるように受け取り先を明示する。
【0023】
このように、管理装置は、複数のプリント処理装置と複数の受け取り先とを対応して管理すると共に端末装置から注文データを受信すると、複数のプリント処理装置の内の受け取り先に対応するプリント処理装置を特定し、特定したプリント処理装置に注文データを送信するので、複数のプリント処理装置の少なくとも1つを利用して、プリント処理することができる。
【0024】
ここで、本発明は、前記端末装置を複数備え、前記送信手段は画像データを前記管理装置に送信し、前記送受信手段は該画像データを受信し、前記管理装置は、前記受信した画像データを記憶する記憶手段を備え、前記作成手段は、前記記憶手段に記憶された画像データを用いて前記注文データを作成するようにしてもよい。
【0025】
このように管理装置の記憶手段に画像データを記憶し、端末装置の作成手段は、記憶手段に記憶された画像データを用いて注文データを作成するので、画像データを送信した端末装置以外の端末装置が、記憶手段に記憶された画像データを利用することができる。
【0026】
また、本発明に係る前記端末装置は、前記受け取り先データを入力する入力手段を更に備え、前記注文データの受け取り先データは前記入力手段により入力された受け取り先データであるとしてもよい。
【0027】
このように入力手段により入力された受け取り先データにより注文データを作成するので、受け取り先を任意に指定することができる。
【0028】
なお、本発明では記録媒体に、前記注文データを作成するためのプログラムを記録することができる。
【0029】
この記録媒体には、予め固定された受け取り先データが記録され、このプログラムは、
この予め固定された受け取り先データを利用して注文データを作成するようにしてもよい。
【0030】
そして、本発明に係る前記端末装置は、上記記録媒体から前記プログラムを読み取る読取手段を更に備え、前記作成手段は、前記読取手段により読み取られたプログラムに基づいて、前記注文データを作成するようにしてもよい。
【0031】
このように、記録媒体に、注文データを作成するためのプログラムを記録するので、この記録媒体から該プログラムを読み取り可能でかつ注文データを送信可能な端末装置であれば、任意の端末装置から注文データを送信することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0033】
図1に示すように、本実施の形態に係る画像データ受注処理システムは、インターネット10に通信回線を介して接続され、通信を管理する複数のサーバ12N1、12N2、12N3、12N4・・・を備えている。サーバ12N1には、図示しない複数の受信端末装置及びデータベースを備え、後述する複数のラボシステム(現像所)16N1・・・を管理する、本発明の管理装置としての管理センタ18が通信回線を介して接続されている。サーバ12N2、12N3・・・には、図示しないデジタルカメラから画像データを入力したり、自信で画像データを作成するユーザ端末装置14N1、14N2、14N3、14N4・・・が通信回線を介して接続されている。サーバ12N4・・・には、画像データに基づいて被プリント媒体にプリント処理する、本発明のプリント処理装置としての複数のラボシステム16N1・・・が通信回線を介して接続されている。なお、図示していないが、サーバには、ユーザ端末装置及びラボシステムが通信回線を介して接続されているものもある。
【0034】
ユーザ端末装置は、コンピュータ本体14A、ディスプレイ14B、キーボード14C、モデム14D、及び図示しないマウスを備えている。なお、コンピュータ本体14Aは、ユーザカード15が装着かつ取り外し可能な構成であると共に、装着されたユーザカード15からデータを読み取ることができるようになっている。ここで、ユーザカード15としては、PCカード、フロッピーディスク(FD)、光磁気ディスク(MO)、zip、CD−ROM等のコンピュータ本体14Aに装着かつ取り外し可能な記録媒体が適用可能である。
【0035】
図2〜図4に示すように、ラボシステム16N1は、サーバ(12N4)に接続され、後述する注文データを受信する複数の受信端末装置20N1、20N2、20N3・・・20Nnを備えている。複数の受信端末装置20N1、20N2、20N3・・・20Nnには、受信された注文データを記憶する大容量のサーバ22が接続されている。サーバ22には、プリンタープロセッサ24、宛名印刷機26、及び封筒詰め機30が接続されている。なお、以上説明したラボシステムは、大ラボであるが、ミニラボでもよい。なお、ミニラボは、図2における受信端末装置20N1、20N2、20N3・・・20Nn、及びサーバ22が、一つの端末装置として構成されているものである。
【0036】
ここで、管理センタ18のコンピュータは、複数のラボシステム16N1・・・を管理するためのラボシステム管理テーブルと、ユーザの情報を管理するためのユーザ管理テーブルと、を記憶している。
【0037】
ラボシステム管理テーブルには、表1に示すように、被プリント媒体の受け取り店を識別する店ID、ラボシステムを識別するラボID、各ラボシステムの稼働状況、ラボシステムがプリント処理可能な被プリント媒体の内容(種類、サイズ、テンプレート等)及びラボシステムが契約しているサーバのインターネット上のアドレスが対応して記憶されている。なお、被プリント媒体の種類には、例えば、印画紙、葉書、名刺、マグカップ、テレフォンカード、おもしろシール、Tシャツ、パンフレット、カタログ、ポスター、メニュー、マニュアル等がある。
【0038】
【表1】
【0039】
表1に示すように、店IDに対応して複数のラボIDを記憶しているのは、1つのラボシステムが何らかの事情(休み、故障等)で稼働できない場合に迂回処理するためである。なお、迂回処理する順(優先順)にラボIDが記憶されている。また、各ラボシステムから管理センタ18に稼働状況及び処理可能な被プリント媒体の内容が定期的又は変更がある毎に送信され、サーバ22は、稼働状況及び被プリント媒体の内容を受信する毎に、稼働状況及び被プリント媒体の内容を更新する。
【0040】
ユーザ管理テーブルには、表2に示すように、ユーザカード15を識別するカードID、ユーザ名、及びユーザ端末装置にインストールされたプログラムのバージョンナンバーが対応して記憶されている。
【0041】
【表2】
【0042】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
ユーザ端末装置に、ユーザが通常利用する写真店やコンビニエンスストア等の店で購入したユーザカード15が挿入されると、所定データがユーザ端末装置に入力される。即ち、ユーザカード15には、後述する注文データの作成用のプログラム(図5参照)、後述するカラーマネージメント用の複数種類の画像データ(基準データ)、被プリント媒体を受け取る受け取り先である上記店(ユーザカード15を購入した店)を識別する店ID、ユーザカードを識別するカードID、及び管理センタ18のインターネット上のアドレスが記録されている。そして、ユーザカード15が挿入されるとユーザ端末装置は、このプログラムをインストールし、店ID、カードID及びアドレスを記憶すると共に基準データをダウンロードする。なお、ユーザ端末装置がクラッシュしても、ユーザカード15内の基礎データは損なわれることはない。
【0043】
図5に示した制御ルーチンは、ユーザ端末装置のディスプレイ14Bに所定の操作により表示されたスタートボタンがクリックされたときスタートし、ステップ52で、前述したようにデジタルカメラ、フロッピーディスク(FD)、光磁気ディスク(MO)、zip、CD−ROM等から入力した画像データを取り込む。
【0044】
ステップ54で、カラーマネージメント情報を取り込む。なお、カラーマネージメント情報を登録していない場合には、ユーザカード15からロードされた複数種類の基準データに基づいて画像をディスプレイ14Bに表示する。ユーザは、ディスプレイ14Bに表示された画像の内、該画像の見え方が、デジタルカメラにより撮影された画像に最も近いと思われる画像を選択する。そして、ユーザにより選択された画像の番号をカラーマネージメント情報として登録する。
【0045】
ステップ56で、注文データを作成する。即ち、ユーザ名、住所、電話番号、被プリント媒体の種類、サイズ、枚数、拡大・縮小指定、装丁、配置等を質問形式でユーザに登録させる。そして、これらの情報、上記カードID、上記カラーマネージメント情報、上記画像データ、及び上記店IDを含んで構成される注文データを作成する。
【0046】
ステップ58で、ユーザ端末装置のディスプレイ14Bに表示されたスタートボタン(プリントボタン)がクリックされると、管理センタ18のインターネット上のアドレスと共に注文データを、ユーザが契約しているサーバに送信する。
ステップ60で、サーバから回答データを受信したか否かを判断し、回答データを受信した場合に回答データを表示する。
【0047】
なお、ユーザ端末装置が管理センタ18に通信回線を介して接続されると、ユーザ管理テーブルの現時点のユーザ端末装置のプログラムのバージョンが更新される。即ち、該バージョンが、現在のバージョンでない場合には、次回ユーザ端末装置が管理センタ18に接続されたとき、上記プログラムは更新される。また、ユーザ端末装置が管理センタ18に通信回線を介して接続されると、ユーザ端末装置から、ユーザが指定可能な被プリント媒体の内容が管理センタ18に送信され、管理センタ18では、ラボシステム管理テーブルの被プリント媒体の内容を参照して、更新データをユーザ端末装置に送信する。これにより、注文データとしてこれらを反映することができる。即ち、例えば、いままで指定可能な被プリント媒体の種類が、印画紙のみであったものが、ラボシステムにおいて処理可能な被プリント媒体に、葉書、名刺、マグカップが追加されている場合、指定可能な被プリント媒体の種類が、印画紙、葉書、名刺、マグカップに増える。更に、ユーザ端末装置に画像処理に必要なソフトを備えていない場合には、管理センタからダウンロードすることもできる。付帯ソフトも必要に応じて管理センタからダウンロードすることもできる。なお、ダウンロードしたソフトはユーザカードがなければ作動せず、ユーザカードのカードIDに対応して記憶されたユーザ名により識別されるユーザのみが使用することができる。あるいは、通信手段(アナログ、ISDN、LAN等)のポートと必要な機能(ファイアーウォール、登録情報送信)を内蔵したボードを供給する。例えば、PCI、ISA、PCMCIA等のバスでユーザ端末装置に接続し、ドライバーインストーラを使用する。
【0048】
上記のように管理センタ18のインターネット上のアドレスと共に注文データが、ユーザが契約しているサーバに送信されると、サーバは、注文データを、アドレスに従ってインターネット上に送信する。これにより、管理センタ18が契約しているサーバ12N1に受信され、サーバ12N1は、注文データを、空き状態の受信端末装置を介して管理センタ18に送信する。前述したように受信端末装置を複数備えているので、話し中となることを極力抑えることができる。即ち、ユーザが管理センタ18が空くのを待つことを、極力抑えることができる。
【0049】
管理センタ18が注文データを受信すると、図6に示した制御ルーチンがスタートし、ステップ64で、注文データをデータベースに記憶し、ステップ66で、カードIDが正常か否かを判断する。即ち、前述したように管理センタ18は、ユーザ管理テーブル(表2)に、カードIDとユーザ名とを対応して記憶管理している。本ステップ66では、ユーザ管理テーブルと注文データ内のカードIDとに基づいて、ユーザ管理テーブルに注文データ内のカードIDに対応して記憶されているユーザ名と注文データ内のユーザ名とが一致しているか否かを判断する。
【0050】
ユーザ管理テーブルに注文データ内のカードIDに対応して記憶されているユーザ名と注文データ内のユーザ名とが一致している場合には、カードIDが正常と判断して、ステップ68に進む。なお、ユーザがユーザカード15を最初に使用して注文データが送信された場合には、ユーザ管理テーブルにはカードIDが記憶されていない。このようにユーザ管理テーブルに記録されていないカードIDが送信された場合には、カードIDが正常と判断すると共にユーザ管理テーブルに登録する。
【0051】
ステップ68では、店IDに対応して記憶されている各ラボシステムの稼働状況データを、ラボシステム管理テーブル(表1)から取り込む。
【0052】
ステップ70で、ラボシステムが処理可能か否かを判断する。即ち、店IDに対応して記憶されているラボシステムの少なくとも1つが処理可能であれば、本ステップ70は肯定判定され、この場合、処理可能なラボシステムが存在するので、ステップ72で、注文を受け付けた旨の回答データを、ユーザ端末装置に送信する(これにより、ステップ60(図5)が肯定判定される)。
【0053】
ステップ74で、処理可能なラボシステム(複数のラボシステムがある場合には優先順に選択される)が契約しているサーバを介して、該ラボシステムに、注文データを送信し、ステップ76で、注文データを削除する。
【0054】
一方、前述したステップ66で、カードIDが正常でないと判断された場合には、ステップ78で、取り扱うことができない旨の回答データを、ユーザ端末装置に送信して、ステップ76に進む。また、ステップ70で、ラボシステムが処理不能であると判断された場合には、ステップ80で、現在処理可能でない旨の回答データを送信して、ステップ76に進む。ステップ78、ステップ80により、ステップ60(図5)が肯定判定される。
【0055】
なお、ラボシステムが処理不能であると判断された場合には、管理センタ18は、ラボシステムが稼働開始時まで注文データを保持し、ラボシステムが稼働開始したとき、保持した注文データをラボシステムに送信するようにしてもよい。
【0056】
ラボシステムの受信端末装置20N1〜20Nnの何れかが注文データを受信すると、注文データ受信信号がサーバ22に送信される。注文データ受信信号を受信したサーバ22は、図7の制御ルーチンをスタートし、ステップ82で、注文データを記憶し、ステップ84で、画像データ、及びプリント処理内容情報をプリンタープロセッサ24に出力する。なお、プリント処理内容情報は、注文データの内の被プリント媒体の種類を指定する情報、サイズ、枚数、拡大・縮小指定、装丁、配置、及びカラーマネージメント情報がある。
【0057】
ステップ86で、ユーザ識別情報及び店IDを宛名印刷機26に出力する。なお、ユーザ識別情報には、注文データの内のユーザ名、住所、及び電話番号がある。
【0058】
ステップ88で、総被プリント媒体数を含んで構成される封筒詰め指示信号を封筒詰め機30に出力する。
【0059】
画像データ、及びプリント処理内容情報を入力したプリンタープロセッサ24は、画像データ、及びプリント処理内容情報に基づいて、被プリント媒体にプリント処理する。なお、図3には、被プリント媒体として印画紙にプリント処理する例が示されている。即ち、指定された被プリント媒体が印画紙であり、この印画紙に、画像データに基づいて、指定されたプリント内容(サイズ、枚数、カラーマネージメント情報等)に沿って、プリント処理する。そして、図3に示した例では、プリント処理された印画紙を現像処理して、封筒詰め機30に搬送する。
【0060】
なお、プリンタープロセッサ24では、IDをとるための裏印刷するようにしてもよい。即ち、後でトラブルがある場合にそなえて、どのプリンタープロセッサ24でプリント処理されたか確認できようにする。
【0061】
ユーザ識別情報及び店IDを入力した宛名印刷機26は、封筒28にユーザ名、住所、電話番号、及び店IDを封筒28の所定箇所32に印刷して、封筒詰め機30に搬送する。なお、宛名印刷機26は、その他、処理伝票、処理内容に応じた請求金額明細書も併せて印刷するようにしてもよい。なお、上記情報を封筒に印刷しているが、上記情報をシールに印字し、印字したシールを上記包装に貼るようにしてもよい。
【0062】
総被プリント媒体数を含んだ封筒詰め指示信号を入力した封筒詰め機30は、プリンタープロセッサ24から搬送された被プリント媒体を集積すると共に搬送された被プリント媒体数をカウントし、カウント値が総被プリント媒体数に達した場合、宛名印刷機26から送られた封筒(所定箇所にユーザ識別情報及び店IDが記録された)に、集積した総被プリント媒体数分の被プリント媒体を収納する。これにより、1つの注文データ毎に、プリント処理された被プリント媒体が、総被プリント媒体数分、宛名が印刷された封筒に収納される。なお、総被プリント媒体数分の被プリント媒体を封筒に収納した後に、該封筒に上記情報を印刷したりシールを貼るようにしてもよい。
【0063】
そして、この封筒は、配送業者により、店IDにより識別される店に配送される。よって、ユーザが仕上がり予定日に店に取りにいくと、ユーザは、被プリント媒体を入手することができる。
【0064】
以上説明したように、本実施の形態に係るユーザ端末装置において店ID及び画像データを含む注文データを作成し、作成した注文データを管理センタに送信する。管理センタは、店IDに対応するラボシステムを特定し、特定したラボシステムに注文データを送信する。ラボシステムでは、注文データに基づいて被プリント媒体にプリント処理し、注文データに基づいて店IDが印刷された封筒にプリント処理された被プリント媒体を収納する。そして、配送業者が店IDにより識別される店に、被プリント媒体が収納された封筒が配送される。
【0065】
このようにラボシステムでは、受信した店IDを含む注文データに基づいて、被プリント媒体にプリント処理すると共に店IDが印刷された封筒にプリント処理された被プリント媒体を収納するので、どの被プリント媒体がだれのものなのかがわからなくなることがなく、被プリント媒体をユーザが入手することができる。
【0066】
また、前述した実施の形態では、ユーザ端末装置から注文データを、管理センタを介して、ラボシステムに送信するようにしているので、少なくとも管理センタが常に稼働するようにしておけば、ユーザ端末装置から注文データをいつでも送信することができる。
【0067】
更に、前述した実施の形態では、ユーザカードが挿入されたコンピュータに、注文データの作成用のプログラムをインストールしているので、インターネットに接続可能でかつユーザカードが挿入可能なコンピュータであれば、いずれのコンピュータからも注文データを作成及び送信することができる。
【0068】
また、前述した実施の形態では、ユーザカードには、カードIDが記録され、管理センタには、ユーザ管理テーブルに、ユーザ自信で変更できないカードIDとユーザ名とを記憶しており、注文データ送信時、管理センタでは、ユーザ管理テーブルに基づいてカードIDとユーザ名とをチェック(ステップ66(図6)参照)しているので、セキュリティ管理も可能である。即ち、注文はユーザカードを通して行い、同じユーザカード(カードIDが同じ)は存在しないため、クレジットカード以上のセキュリティ管理が可能である。なお、カードIDに基づいてセキュリティ管理することに限定されず、ユーザにより指定された暗証番号等に基づいてセキュリティ管理するようにしてもよい。なお、誤って他人に使用された場合(他人が当該ユーザの名前を入力する等)には、ユーザの申し出等により当該ユーザカードの使用を禁止するようにしてもよい。即ち、当該ユーザカードのカードIDに対応して記憶されたユーザ名にユーザカード使用停止情報を記録して、この使用停止情報に基づいて使用を禁止するようにしてもよい。なお、使用停止した場合、一定の手続をへて再度使用可能にしてもよい。
【0069】
更に、前述した実施の形態では、ラボシステムにおいて、注文データを受信し、受信した注文データに基づいて被プリント媒体にプリント処理し、注文データに基づいて店IDが印刷された封筒に、プリント処理された被プリント媒体を収納するので、受注から配送までを自動的(無人)に行うことができる。このため、プリント処理及び被プリント媒体の収納時に作業者の介在を不要とすることができる。よって、ユーザ個人のプライバシーや、企業の機密(新製品の写真、官公庁の計画図面、医療写真等)を守ることができる。また、作業者はメンテナンス(消耗品の補充や保守等)のみすればよいので、作業者の労力を軽減することができる。このように、プリント処理及び被プリント媒体の収納時に作業者の介在を不要とし、プリント品質をチェックしなくてもよいとすることにより、プリント処理用の費用を減少させることができる。なお、プリント処理された被プリント媒体を確認してもよい画像データをユーザにより指定させ、ラボシステムでは、ユーザにより指定された画像データのみをサンプルとして確認するようにしてもい。
【0070】
また、配送業者が店IDにより識別される店に、被プリント媒体が収納された封筒を配送するので、従来の写真フィルムのプリントの営業形態(集配網)を利用することができる。
【0071】
なお、ユーザ端末装置から注文データを送信すれば、ユーザカードを購入した店に被プリント媒体が配送されるので、ユーザからみれば、通常使用するプリンタに出力するのと同じように、遠隔地に設置されている高性能プリンタに直接画像データを送信することができる。
【0072】
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、本実施の形態は、前述した第1の実施の形態と同様の構成であるので、その説明を省略する。
【0073】
図8には、所定の操作によりユーザ端末装置のディスプレイ14Bに表示された画像データ登録処理スタートボタンがクリックされるとスタートする画像データ登録処理ルーチンが示されている。
【0074】
図8のステップ102で、画像データを取り込み、ステップ104で、画像データと画像データを識別する識別情報(パスワード)とを含んで構成される画像データ管理データを作成し、ステップ106で、作成した画像データ管理データを管理センタ18に送信する。これにより、管理センタ18では、ユーザ端末装置から送信された画像データ管理データを記憶管理する。
【0075】
そして、あるユーザの画像データ管理データが管理センタ18に記憶管理され、このユーザが、他のユーザにパスワードと、画像データ管理データが管理センタ18に記憶管理されていることを教える。このようにパスワード等を教えられた他のユーザは、画像データを参照するため、ユーザ端末装置のディスプレイ14Bに所定の操作により画像データ参照処理スタートボタンを表示させる。そして、表示された画像データ参照処理スタートボタンがクリックされたとき、図9に示す画像データ参照処理ルーチンがスタートする。
【0076】
図9のステップ112で、管理センタ18のインターネット上のアドレスと共に上記パスワードを含む画像データ参照要求データを送信する。これにより、画像データ参照要求データが管理センタ18に受信される。
【0077】
次のステップ114で、管理センタ18から、パスワードに対応して記憶管理されている画像データを含む登録データを受信したか否かを判断する。登録データを受信した場合には、前述したステップ54〜62を実行する。
【0078】
一方、画像データ参照要求データを受信した管理センタ18は、図10に示した制御ルーチンをスタートし、ステップ120で、パスワードが正常か否かを判断する。即ち、パスワードが記憶管理しているか否かを判断する。パスワードが正常の場合には、ステップ122で、登録データを送信し、パスワードが異常の場合には、ステップ124で、取扱不能の旨の回答データを送信する。これにより、図9のステップ116が肯定判定され、ステップ118で、ユーザ端末装置のディスプレイ14に該回答データが表示される。
【0079】
以上の処理により、管理センタ18に登録されている画像データをユーザ端末装置に入力し、入力した画像データを用いて上記注文データを作成し、作成した注文データを上記のように送信することができる。
【0080】
以上説明した実施の形態では、プリント処理されり被プリント媒体の受け取り先が固定されている。即ち、該受け取り先は、ユーザカードに記憶された店IDにより識別される店(ユーザカードを販売している店)に限定されているが、本発明はこれに限定されず、受け取り先を任意に指定するようにしてもよい。
【0081】
受け取り先の指定は、次のように行うことができる。
即ち、ステップ56で、ユーザカードを購入した店に限定されずに、注文データを構成する店IDとして、例えば、他のユーザが利用する店の店IDを入力し、入力した店IDを含む注文データを作成するようにしてもよい。
また、ステップ56で、宅配指定とする。即ち、注文データに、宅配を示すデータと、宅配先住所(当該ユーザや他のユーザの住所)と、を含めて作成するようにしてもよい。なお、この場合、管理センタでは、店の住所を記憶管理すると共に、宅配を示すデータと宅配先住所(当該ユーザや他のユーザの住所)とを含む注文データを受信した場合、宅配先住所に対応する店、即ち、宅配先住所に最も近い店を特定し、特定した店に対応するラボシステムに注文データを送信する。ラボシステム側では、包装に、宅配指定及び宅配先住所を明示する。これにより、プリント処理された被プリント媒体が、配送業者により、直接、宅配先住所に配送される。
【0082】
また、前述した実施の形態では、注文データの被プリント媒体は、店IDにより識別される店に対応するラボシステムがプリント処理可能な種類に限定され、注文データを、店IDにより識別される店に対応するラボシステムに送信するようにしているが、本発明はこれに限定されず、注文データの被プリント媒体の種類を任意に指定可能にし、注文データを、指定された被プリント媒体にプリント処理可能なラボシステムに送信するようにしてもよい。なお、この場合、プリント処理された被プリント媒体は、注文データ内の店IDにより識別される店(固定又は上記のように任意に指定された店)に配送するが、宅配指定するようにしてもよい。
【0083】
更に、前述した実施の形態では、管理センタが複数のラボシステムを管理しているが、本発明はこれに限定されず、ユーザ端末装置においてラボシステムを管理するようにしてもよい。即ち、ユーザ端末装置において、上記ラボシステム管理テーブルを備え、該テーブルの更新を上記のように処理してもよい。この場合、注文データは、通信回線を介して、直接ラボシステムに送信する。
【0084】
更に、前述した実施の形態では、ユーザカードから注文データの作成用のプログラムを読み取るようにしているが、本発明はこれに限定されず、有線又は無線で管理センタ等からユーザ端末装置に該プログラムを伝送し、ユーザ端末装置に該プログラムをインストールしてもよい。
【0085】
また、前述した実施の形態では、処理可能なラボシステムが複数ある場合に、優先順に選択するようにしているが、本発明はこれに限定されず、複数のラボシステムに、受け取り先データと共に画像データを分散して送信するようにしてもよい。
【0086】
更に、前述した実施の形態では、注文データや画像データ管理データ等をインターネットを介して送受信しているが、本発明はこれに限定されず、他の通信回線(ISDN、パソコンネットワーク、及び専用回線等)を介して送受信するようにしてもよい。また、通信回線を介さずに、無線通信するようにしてもよい。
【0087】
なお、プリント処理に応じた課金方法としては、ユーザの銀行口座から引き落としたり、請求金額を月毎にまとめて請求したり、プリペイドカードとして予め支払われた金額まで注文の受け付けを行うようにしてもよい。なお、多額の注文(処理量が多い注文)の場合には、管理センタ又はラボシステムから、処理内容や請求金額等を、確認メールとしてユーザ端末装置に発信し、了承の返信を受信するまで処理(注文データの送信やプリント処理)をしないようにしてもよい。
【0088】
【発明の効果】
本発明は、端末装置から、画像データと該画像データに基づいてプリント処理された被プリント媒体の受け取り先を示す受け取り先データとを含んで構成される注文データを送信し、プリント処理装置では、注文データに基づいて、被プリント媒体にプリント処理すると共にプリント処理された被プリント媒体に対応して明らかになるように受け取り先を明示するので、送信された画像データに基づいてプリント処理することができると共に被プリント媒体がいずれの受け取り先のものであるのかを認識することができる、という効果を有する。
【0089】
また、本発明は、管理装置で、複数のプリント処理装置と複数の受け取り先とを対応して管理すると共に端末装置から注文データを受信すると、複数のプリント処理装置の内の受け取り先に対応するプリント処理装置を特定し、特定したプリント処理装置に注文データを送信するので、複数のプリント処理装置の少なくとも1つを利用して、プリント処理することができる、という効果を有する。
【0090】
更に、本発明は、管理装置の記憶手段に画像データを記憶し、端末装置の作成手段は、記憶手段に記憶された画像データを用いて注文データを作成するので、画像データを送信した端末装置以外の端末装置が、記憶手段に記憶された画像データを利用することができる、という効果を有する。
【0091】
また、本発明は、入力手段により入力された受け取り先データにより注文データを作成するので、受け取り先を任意に指定することができる、という効果を有する。
【0092】
更に、本発明は、記録媒体に、注文データを作成するためのプログラムを記録するので、この記録媒体から該プログラムを読み取り可能でかつ注文データを送信可能な端末装置であれば、任意の端末装置から注文データを送信することができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像データ処理システムのブロック図である。
【図2】ラボシステムのブロック図である。
【図3】ラボシステムの概略図である。
【図4】ラボシステムの他の概略図である。
【図5】注文データ作成処理ルーチンを示したフローチャートである。
【図6】注文データ管理処理ルーチンを示したフローチャートである。
【図7】ラボシステム稼働処理ルーチンを示したフローチャートである。
【図8】画像データ登録処理ルーチンを示したフローチャートである。
【図9】画像データ参照処理ルーチンを示したフローチャートである。
【図10】登録データ送信管理処理ルーチンを示したフローチャートである。
【符号の説明】
14N1・・・ ユーザ端末装置
12N1・・・ サーバ
16N1・・・ ラボシステム
Claims (4)
- 端末装置、複数のプリント処理装置、及び管理装置を含む画像データ受注処理システムであって、
前記端末装置は、
指定可能な被プリント媒体の内容を示す処理可能内容データを送信すると共に、更新された処理可能内容データを受信する内容受信手段と、
画像データと、該画像データに基づいてプリント処理された被プリント媒体の受け取り先を示す受け取り先データと、前記更新された処理可能内容データに基づき指定された被プリント媒体の内容を示す内容データとを含んで構成される注文データを作成する作成手段と、
前記作成手段により作成された注文データを送信する送信手段と、
を備え、
前記管理装置は、
前記複数のプリント処理装置と複数の受け取り先とを対応して管理すると共に、各プリント処理装置で処理可能な被プリント媒体の内容を管理する管理手段と、
前記端末装置から注文データを送受信すると共に、前記端末装置から処理可能内容データを送受信しかつ前記プリント処理装置から処理可能内容データを受信する送受信手段と、
前記送受信手段により受信された注文データの受け取り先データと、前記管理手段により管理される複数のプリント処理装置及び複数の受け取り先と、に基づいて、複数のプリント処理装置の内の前記受け取り先データにより示される受け取り先に対応するプリント処理装置を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定されたプリント処理装置に前記受信された注文データを送信するように前記送受信手段を制御すると共に、前記送受信手段により受信されたプリント処理装置からの処理可能内容データで該プリント処理装置の被プリント媒体の内容を更新するように前記管理手段を制御しかつ、前記送受信手段により前記端末装置から処理可能内容データを受信したときに、前記更新された処理可能内容データを前記端末装置へ送信するように前記送受信手段を制御する制御手段と、
を備え、
前記プリント処理装置は、
処理可能な被プリント媒体の内容を示す処理可能内容データを前記管理装置へ送信する内容送信手段と、
前記管理装置から注文データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された注文データの画像データに基づいて被プリント媒体にプリント処理するプリント処理手段と、
前記受信手段により受信された注文データの受け取り先データに基づいて、前記プリント処理された被プリント媒体に対応して明らかになるように受け取り先を明示する明示手段と、
を備えた画像データ受注処理システム。 - 前記端末装置を複数備え、前記送信手段は画像データを前記管理装置に送信し、前記送受信手段は該画像データを受信し、
前記管理装置は、前記受信した画像データを記憶する記憶手段を備え、
前記作成手段は、前記記憶手段に記憶された画像データを用いて前記注文データを作成する、
ことを特徴とする請求項1記載の画像データ受注処理システム。 - 前記端末装置は、前記受け取り先データを入力する入力手段を更に備え、前記注文データの受け取り先データは前記入力手段により入力された受け取り先データであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像データ受注処理システム。
- 前記端末装置は、前記注文データを作成するためのコンピュータによ り読み取り可能なプログラムを記録した記録媒体から前記プログラムを読み取る読取手段を更に備え、前記作成手段は、前記読取手段により読み取られたプログラムに基づいて、前記注文データを作成することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像データ受注処理システム。
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