JP3942584B2 - 擬似餌 - Google Patents

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Description

本発明は、釣りに用いられる擬似餌に関し、特に、軟質樹脂からなる擬似餌に関する。
一般的によく使用される擬似餌として、プラスチックや金属などの硬質材料で成形されたものがある。このような擬似餌は、材料の特性から耐久性に優れているとともに、本体内部に構造上の工夫を凝らすことができる。例えば、本体内部に空間部を設けることにより、浮力を有することができるのでフローティングタイプの擬似餌を構成することができる。また、前記空間部にバランサーを具備することにより、キレのある動きを演出することができる。さらに、硬質の樹脂は、塗装を施すことが容易であるため、魚に似せたリアルなカラー塗装を行ったり、あるいはメッキ加工などを行うこともできる。
しかしながら、このような擬似餌は、本体が硬質材料により成形されているので、これを捕食する魚は食い付いた瞬間に違和感を感じ、すぐに吐き出してしまうという問題がある。また、硬質材料で成形された本体表面に針が当たると、金属音が発生し、魚に警戒心を与えてしまうという問題もある。
そこで、このような問題点を解消するために、ソフトルアーと呼ばれる軟質樹脂で成形された擬似餌がある。
ソフトルアーは、本体が柔らかく、質感が小魚に似ているため、捕食する魚が食い付いても違和感を感じさせることがない。つまり、魚が一旦ソフトルアーに噛み付けば吐き出してしまうことなく、良好な釣果を得ることができる。また、本体が柔軟性を有する軟質樹脂から形成されているので、水中で生き物のような微妙な動きを演出することができる。さらに、ソフトルアーは、所定の金型に軟質樹脂を射出成形することにより製造されるので、大量生産に適し、製造コストが低いという特徴がある。
しかしながら、ソフトルアーは高比重で浮力が無いため、フローティングタイプの擬似餌を作ることができないという問題がある。そのため、トゥイッチやジャークと呼ばれる、竿を煽ることで不規則な動きを擬似餌に与えることができない。しかも、軟質樹脂は表面塗装が困難で、魚を模したリアルな塗装を行うこともできない。さらに、ソフトルアーは、捕食する魚が食い付いたときに本体がちぎれ易く、耐久性が低いという問題もある。
そこで、柔軟性を付与した上で、浮力をも付与すべく、硬質の材料で形成した芯材に、軟質発泡浮力素材で形成した本体を被覆した擬似餌が提案されている(例えば、特許文献1参照)。図5に当該擬似餌の長手方向の断面図を示す。
図5より、擬似餌の本体50は、硬質の芯材51と、芯材51を被覆する軟質の被覆材52とを備えて構成される。芯材51は、魚を模した頭部と、前記頭部の下部から尾部に延びる芯部材とからなる。被覆材52の材料としては、例えば、シリコンRTVゴムなどの軟質発泡浮力素材が用いられる。そして、芯材51の頭部から芯部材に沿って、鋼線53が貫通状態で埋設されている。鋼線53には、頭部に設けた糸掛部53aと、腹部及び尾部に設けた針掛部53b,53cとが環状に形成され、それぞれを外部に露出させている。さらに、被覆材52の内部には、空間部54を形成し、その内部に錘55,55を移動自在に収容している。
このような構造からなる擬似餌は、頭部を除く大部分が軟質発泡浮力素材で形成されているので、生魚のように、頭部は硬く、胴部は軟らかいという質感を得ることもできる。
特開平10−178972号公報
しかしながら、上記擬似餌は、生魚のような質感を有しているとはいえ、硬質の材料で形成された頭部は、補食する魚が食い付いた瞬間に違和感を与え、魚が当該擬似餌を吐き出してしまう場合がある。また、シリコンRTVゴムで形成された胴部は、柔軟性が高く、魚が食い付いたときに、ちぎれたり、破れたりするおそれがある。
そこで、本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、魚が食い付いたときに、違和感を感じさせない質感、及び種々の深度をねらうことができる浮力を有するとともに、本体が破損することのない耐久性を有する擬似餌を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係る擬似餌は、本体が、発泡剤を添加した軟質樹脂を発泡成形してなる発泡体を具備し、しかも、前記発泡体が、冷却固化されることにより形成される表皮層を具備することを特徴とするものである。
上記構成からなる擬似餌によれば、発泡剤を添加した軟質樹脂を金型に充填することにより、発泡体は、多数の気泡体を内包するので、高い柔軟性及び浮力を有するとともに、金型に接した発泡体が先に冷えて密になるため、発泡体の表面に硬質化された表皮層が形成される。
また、前記発泡剤は、前記軟質樹脂に対し、5重量%〜20重量%添加するようにするのが好ましい。この構成からなる擬似餌によれば、最適な気泡体を形成することができ、本体の柔軟性が向上し、かつ、大きな浮力を得ることができる。
また、本発明に係る擬似餌は、本体が、バルーンを添加した軟質樹脂を発泡成形してなる発泡体を具備し、しかも、前記発泡体が、冷却固化されることにより形成される表皮層を具備することを特徴とするものである。
上記構成からなる擬似餌によれば、バルーンを添加した軟質樹脂を金型に充填することにより、発泡体は、多数の気泡体を内包するので、柔軟性及び浮力を有するとともに、金型に接した発泡体が先に冷えて密になるため、発泡体の表面に硬質化された表皮層が形成される。さらに、バルーンは、発泡体中に気泡体を均一に分散させることができるので、より高い柔軟性及び浮力を有する擬似餌を作製することができる。
また、前記バルーンは、前記軟質樹脂に対し、5重量%〜30重量%添加するようにするのが好ましい。この構成からなる擬似餌によれば、最適な気泡体を形成することができ、本体の柔軟性が向上し、かつ、大きな浮力を得ることができる。
さらに、前記バルーンを添加した軟質樹脂の成形温度は、170℃〜180℃であることが好ましい。この構成からなる擬似餌によれば、気泡体を最適な大きさに統一することができ、発泡体中に均一に分散させることができる。
このように、本発明に係る擬似餌は、発泡剤を添加した軟質樹脂を金型に充填して成形を行ったので、金型と接する部分が先に冷えて密になるために表皮層を形成し、表面は耐久性を有しつつ、内部は柔軟性を保持した擬似餌を作製することができる。このように構成された擬似餌に魚が食い付いたとき、質感が生魚と酷似しているので、違和感を与えることがない。また、気泡体を内包しているので浮力を得ることができ、種々の深度をねらうことができる擬似餌を作製することができる。しかも、本体表面には表皮層が形成されて耐久性を有するので、本体が食いちぎられて破損することなく、良好な釣果を得ることができる。
また、軟質樹脂にバルーンを添加して擬似餌を成形してもよく、これにより、気泡体の大きさを統一し、かつ気泡体を発泡体中により均一に分散させることができる。すなわち、柔軟性及び浮力をさらに向上させることができる。しかも、表面に塗装を施すことが可能となり、魚に似せたリアルな色彩を施すことができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参酌しつつ説明する。
<第一実施形態>
図1は、本発明の第一実施形態に係る擬似餌の長手方向の断面図であり、図2は、図1に示す擬似餌のA−A線断面図である。擬似餌本体10は、外観が魚の形状を有し、発泡体11、中芯13及び水流抵抗板であるリップ14を備えて構成される。
以下、各構成部材について詳細に説明する。
発泡体11は、発泡剤を添加した軟質樹脂を押出機、射出成形機などの成形機に供給後、金型に充填して成形を行ったものである。このとき、発泡体11中には、多数の気泡体15が存在する。また、金型に充填された発泡体11は、金型と接する部分が先に冷やされて硬質化されることにより表皮層12が形成される。リップ14は、例えば硬質材料で作製したものを本体10に差し込んで形成してもよい。
中芯13は、本体10の顎部から底面に沿って尾部を貫くように埋設されている。そして、中芯13は、本体10の顎部、腹部及び尾部からそれぞれ外部に突出され、この突出された部分に環状を呈した釣糸係止部13a、腹部針掛部13b及び尾部針掛部13cをそれぞれ形成している。釣糸係止部13aには、釣り竿から繰り出される釣り糸が取り付けられる。腹部針掛部13b及び尾部針掛部13cには、それぞれ釣り針が取り付けられる。中芯13の材料としては、本体10の柔軟性を損なわないように、柔軟なワイヤーや、軟質の合成樹脂などを使用することができる。
次に、擬似餌の成形工程の一例について説明する。
図3は、擬似餌の成形工程の一例を説明するための断面図である。図3(a)は、発泡剤を添加した軟質樹脂を成形機に供給した状態、図3(b)は、発泡剤を添加した軟質樹脂を金型に充填している状態、図3(c)は、金型に発泡体が形成された状態をそれぞれ示す。
図3より、金型21,21は、擬似餌の幅方向の断面図を示す。この金型21,21は、内部に擬似餌を成形するためのキャビティ22が形成され、擬似餌の頭部から尾部の中心線に沿って切断された半割部材からなる。また、一方の半割状の金型21には、成形機24からキャビティ22内へ、発泡剤を添加した軟質樹脂を充填するための貫通孔23を設けている。
まず、発泡剤を添加した軟質樹脂を金型21,21に充填する前に、半割状の金型21,21の接合面に中芯13を固定して双方を当接する。中芯13の固定方法としては、例えば、中芯13の釣糸係止部13a、腹部針掛部13b及び尾部針掛部13cの各環を埋設可能に、金型21,21の接合面に凹部25,25を形成してもよい。
次いで、図3(a)に示すように、成形機24内部に発泡剤を添加した軟質樹脂を供給する。そして、発泡剤を添加した軟質樹脂を加熱することにより、発泡剤からガスが発生し、軟質樹脂中に気泡体が形成される。続いて、図3(b)に示すように、発泡剤を添加した軟質樹脂をキャビティ22内へ充填する。
そして、図3(c)に示すように、キャビティ22に充填された、発泡剤を添加した軟質樹脂は徐々に冷やされて発泡体を形成する。さらに、発泡体とキャビティ22とが接する部分が先に冷却されて密になるので、発泡体の表面のみが固化されて表皮層12を形成する。
ここで、発泡体を成形する方法としては、射出成形や押出成形以外にも、圧縮、真空などによる成形方法を用いることもできる。
軟質樹脂としては、アクリル樹脂、エラストマー、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)などを用いることができる。エラストマーとしては、ウレタン系エラストマー、スチレン系エラストマーなどを用いることができる。それ以外の材料として、アクリル樹脂の一種であるメタクリル樹脂や、その成形材料であるパラペット(登録商標)も同様に用いることができるが、これらに限定されるものではない。
また発泡剤としては、ブタン、ペンタン、炭酸ガス、窒素ガス、空気などを用いることができるが、これらに限られるものではない。
発泡剤を添加する量は、軟質樹脂に対し、5重量%〜20重量%が好ましい。より好ましくは、15重量%〜20重量%である。これにより、最適な気泡体を形成することができるので、軟質樹脂の柔軟性が向上し、かつ、大きな浮力を得ることができる。しかし、発泡剤の添加量が、軟質樹脂に対して5重量%より少ないと、発泡体11に含まれる気泡体15の量が少なくなり、十分な浮力を得ることができない。また、発泡剤の添加量が、軟質樹脂に対して20重量%より多いと、気泡体15の量が多くなりすぎて、柔軟性が向上しすぎて、本物の魚のような機敏な動きを得ることができない。
このように、本発明の第一実施形態にかかる擬似餌によれば、発泡剤を添加した軟質樹脂を金型21,21に充填する発泡成形を行ったので、多数の気泡体を内包するため大きな浮力を得ることができる。しかも、金型と接する発泡体が先に冷えて密になるため、表面は耐久性を有しつつ、内部は柔軟性を保持した擬似餌を作製することができる。このように構成された擬似餌に魚が食い付くと、質感が生魚と酷似しているため、違和感を与えることなく、良好な釣果を得ることができる。また、魚が食い付いても、ちぎれたり、破れたりすることがないので、噛み心地を損なうことがない。しかも、表皮層12が発泡体11の表面を覆う構成を有するので、水分が本体10内部に浸透するのを防止することができる。さらに、軟質樹脂として用いられるパラペット(登録商標)は、塗装を施しやすいので、魚に似せた鮮やかな塗装を施すことができる。
また、本発明の擬似餌の製造方法によれば、まず、半割状の金型21,21の接合面に中芯13を固定させて双方を接合し、次いで、発泡剤を添加した軟質樹脂を金型21,21に充填して擬似餌を形成したので、接着の工程が不要となり、容易に擬似餌を作製することができる。つまり、大量生産に適し、製造コストの削減に貢献することができる。
また、本実施形態にかかる擬似餌によれば、発泡成形により本体10を成形したので、表面に形成される軟質樹脂の粒子の起伏が、魚の鱗模様を模した細かい筋目のように形成される。従って、従来、擬似餌の表面に魚の鱗状の模様を切削していたが、そのような加工を施す必要がない。
<第二実施形態>
本発明の第二実施形態は、上記第一実施形態で軟質樹脂に添加した発泡剤に換えてバルーンを添加すること以外、同様の工程により擬似餌を作製するものである。バルーンとは、熱を加えることにより、内部のガスが膨張する球状の気泡体であり、これにより、浮力や弾力を得ることができる。そして、発泡体中に存在する気泡体は、統一された大きさを有するとともに、発泡体中により均一に分散させることができる。また、上記実施形態と同様に、金型に充填された発泡体は、金型と接する部分が冷却固化されるため、発泡体表面に表皮層が形成される。
軟質樹脂としては、特に、ウレタン系エラストマー、スチレン系エラストマーなどを代表とするエラストマーを用いることが好ましい。
また、バルーンとしては、マイクロバルーン(マイクロスフェアー)、シラスバルーン、ガラスバルーンなどを用いることができるが、これらに限るものではない。
バルーンを添加する量は、軟質樹脂に対し、5重量%〜30重量%が好ましい。より好ましくは、5重量%〜20重量%である。これにより、より均一に、気泡体を発泡体中に分散させることができ、軟質樹脂の柔軟性及び弾力性を向上させることができる。しかし、バルーンの添加量が、軟質樹脂に対し、5重量%よりも少ないと、十分な浮力を得ることができない。また、バルーンの添加量が30重量%以上であると、本体の柔軟性が向上し、本物の魚のような機敏な動作を行うことができない。
また、バルーンを添加した軟質樹脂の成形温度は、170℃〜180℃であることが好ましい。これにより、均一な大きさを有する気泡体を形成することができる。しかし、成形温度が170℃よりも低いと、十分な大きさの気泡体を形成することができない。
このように、本発明の第二実施形態にかかる擬似餌によれば、バルーンを添加した軟質樹脂を金型に充填するようにしたので、多数の気泡体を内包するため大きな浮力を得ることができる。しかも、金型と接する発泡体が先に冷えて密になるため、表面は耐久性を有しつつ、内部は柔軟性を保持した擬似餌を作製することができる。このように構成された擬似餌に魚が食い付いたとき、質感が生魚と酷似しているので、違和感を与えることなく、良好な釣果を得ることができる。
また、バルーンは温度などを制御することにより気泡体の大きさを調整することができるので、形状の複雑な擬似餌、あるいは肉厚の薄い擬似餌でも、気泡体を均一に分散することができ、良好な柔軟性を得ることができる。
さらに、エラストマーにバルーンを混合して擬似餌を成形することにより、表面塗装が可能になるので、魚に似せた鮮やかな塗装を施すことができる。
<その他の実施形態>
なお、本発明は、上記何れかの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態で使用した中芯13の替わりに、図4に示すように、本体10を成形後、本体10の頭部から尾部の底面に沿って、軟質樹脂で成形した中芯31を接合してもよい。そして、釣糸係止部32a、腹部針掛部32b及び尾部針掛部32cとして、それぞれを8字形状の環で形成し、中芯31の頭部、腹部及び尾部にそれぞれの環を埋設させてもよい。
このように構成された擬似餌は、本体10の柔軟性を損なうことなく、大きなうねりなどの複雑な動作を行うことができる。さらに、8字形状の環32a,32b,32cを中芯31に埋設したので、環が抜け落ちるのを防止することができる。
なお、リップ33は、中芯31と同じ軟質樹脂で形成してもよい。これにより、リップ33を別工程で作製して、後で取り付ける必要がなくなるため、製造工程を削減することができる。もちろん、リップレスと呼ばれるリップの付いていないホッパータイプなどの擬似餌など、形状にこだわりなく作製しても、同様の効果を得ることができる。
また、擬似餌のタイプには、浮力の必要なフローティングタイプや、水面に沈むシンキングタイプ、あるいはそれらの中間の層をねらうサスペンドタイプがある。これらの擬似餌を作製するには、発泡剤またはバルーンの添加量や成形温度などの条件を変え、浮力を調整することにより、種々のタイプの擬似餌を作製することができる。
また、発泡体11内部に、中空の空気室を形成し、前記空気室にバランサー34を内蔵してもよい。あるいは、本体10の所定位置を切削して凹部を形成し、前記凹部にバランサー34を投入して、前記凹部を塞ぐ蓋をはめ込む構成としてもよい。このようにバランサー34を内蔵することにより、擬似餌の飛翔距離を伸ばすことができ、急潜行などの動作を思いのままに操作することができる。さらに釣りたい魚の種類や生息場所に合わせて、バランサー34の重量を調整し、所望の深度を狙うことができる擬似餌を作製することもできる。つまり、硬質の材料で成形された擬似餌のように、トゥイッチやジャークと呼ばれる、竿を煽ることで不規則な動きを行わせることもでき、硬質の擬似餌に匹敵するような大きなアクションを行わせることができる。
また、上記実施形態において、擬似餌は、魚の形状に似せて形成されているが、それに限定されるものではない。海老、烏賊、蛸あるいは水棲生物など、獲物の魚が餌とする各種の水棲生物の形状を模したものとしてもよい。
また、本発明の擬似餌は、尾部に、もどりが設けられていない釣り針である傘針を取り付けた、イカ釣り用のエギやスッテに使用してもよく、同様の効果を得ることができる。
本発明の実施の形態による擬似餌の長手方向の断面図である。 図1に示す擬似餌のA−A線断面図である。 擬似餌の成形工程の一例を説明するための断面図である。図3(a)は、発泡剤を添加した軟質樹脂を成形機に供給した状態、図3(b)は、発泡剤を添加した軟質樹脂を金型に充填している状態、図3(c)は、金型に発泡体が形成された状態をそれぞれ示す。 その他の実施の形態による擬似餌の長手方向の断面図である。 従来の擬似餌の長手方向の断面図である。
符号の説明
10…本体
11…発泡体
12…表皮層

Claims (5)

  1. 本体が、発泡剤を添加した軟質樹脂を発泡成形してなる発泡体を具備し、しかも、前記発泡体が、冷却固化されることにより形成される表皮層を具備することを特徴とする擬似餌。
  2. 前記発泡剤は、前記軟質樹脂に対し、5重量%〜20重量%添加することを特徴とする請求項1記載の擬似餌。
  3. 本体が、バルーンを添加した軟質樹脂を発泡成形してなる発泡体を具備し、しかも、前記発泡体が、冷却固化されることにより形成される表皮層を具備することを特徴とする擬似餌。
  4. 前記バルーンは、前記軟質樹脂に対し、5重量%〜30重量%添加することを特徴とする請求項3記載の擬似餌。
  5. 前記発泡体の成形温度は、170℃〜180℃であることを特徴とする請求項4記載の擬似餌。
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