JP3942279B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機などの遊技機に関し、特にオーバーフローした遊技球を下部受皿に案内する溢れ球案内路の一部を球流路形成部材により構成し、この球流路形成部材内に導電板を敷設して遊技球の帯電を防止するようにした遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
発射した遊技球が遊技領域を流下してアタッカーなどの入賞具に入賞すると、球排出ユニットが作動して所定数の遊技球を賞球としてパチンコ機前面の上部受皿に排出し、入賞具に入賞した遊技球はセーフ球として処理された後にパチンコ機の外部に排出され、また、いずれの入賞具にも入賞しなかった遊技球はアウト口に入ってアウト球となってパチンコ機の外部に排出される。そして、パチンコ機から排出された遊技球は、島内下部に設けてある球回収樋によって回収されて球揚送装置に集められ、この球揚送装置により揚送されながら研磨されて島の上部の球貯留タンク内に貯留され、この球貯留タンクから球補給樋を介して各パチンコ機の上タンクに補給され、この上タンク内の遊技球が前記した賞球として上部受皿に排出されたり、或いは貸し球として上部受皿に排出され、上部受皿が満杯になって次から流下してくる遊技球が入りきらない状態になると、球排出路の途中から分岐したオーバーフロー流路を通って下部受皿に排出される。
【0003】
上部受皿内の遊技球はそのまま再度発射されることが多く、遊技を終了したり、或いは他のパチンコ機に移動する場合には、一旦下部受皿に流下させてから球箱に収容する。このため、遊技者が上部受皿内の遊技球に接触することは少ない。しかし、下部受皿に排出された遊技球は、上部受皿内の遊技球が不足した場合には遊技者が下受皿から手で上部受皿に移し替える。このときに、遊技球が帯電していると、触った瞬間に静電気の衝撃を受けるので、不快感がある。
【0004】
このため、従来のパチンコ機における帯電防止機構は、例えば実公平3−230号公報に開示されているように、下部受皿の出口の内面に導電性板材を敷設し、この導電性板材の一部を延出し、この延出部分を介して静電気を前面枠裏面の導電性フレームに放電するように構成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した帯電防止機構では、導電性板材からの延出部分を導電性フレームに導通させるために、導通不良が生じ易い。
【0006】
本発明は、前記した不都合を解消しようとするものであり、その目的は、下部受皿に流下する遊技球の静電気を簡単な構成で確実に放電させることができる遊技機を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために提案されたもので、請求項1に記載のものは、前面枠の表面側に上部受皿と下部受皿を設け、前面枠の裏面側には導電性素材製の導電性フレームを設け、該導電性フレームの背面側に、所定数の遊技球を排出する球排出ユニットと、該球排出ユニットが排出した遊技球を前記上部受皿に排出する球排出路とを設けるとともに、該球排出路からオーバーフローした遊技球を前記下部受皿に案内する溢れ球案内路を設け、この溢れ球案内路の一部を球流路形成部材により構成した遊技機において、
前記球流路形成部材は、球入口が上面に開口して第1床部が左右一側方向に下り傾斜して球排出路側からの遊技球を球入口から第1床部上に落下させて受け入れる球落下室と、該球落下室の第1床部の傾斜下端側で連通し、第2床部が下部受皿側に下り傾斜し、この第2床部に導電板を敷設した帯電除去室とを形成し、
前記帯電除去室は、
当該帯電除去室の後端起立壁の下端部分に前記球落下室の後端起立壁よりも後方に窪ませた凹部を形成し、前記第2床部の傾斜途中に段差部を形成するとともに、当該段差部の段差起立面に係止孔を形成し、前記第2床部の傾斜下端には、前記球流路形成部材を前面枠の裏面に固定するフランジ部よりも突出する床突部を形成してなり、
前記導電板は、
当該導電板の傾斜上端部分を折り曲げて前記凹部内に入る高さの導電起立部を形成し、当該導電板の傾斜途中に、前記帯電除去室の段差部に対応させて段差屈曲部を形成するとともに、段差屈曲部の側縁の一部を切り曲げて後方に突出する係止爪を形成し、当該導電板の傾斜下端には、前記床突部に引っ掛かる先端引っ掛け部を屈曲形成して成り、
前記導電起立部を前記凹部内に収納し、前記先端引っ掛け部を前記床突部に引っ掛けるとともに、前記係止爪を前記係止孔に係止した状態で、導電性止着部材を前記導電起立部と前記凹部の後端部とに貫通させて止着し、帯電除去室の外部に突出した前記導電性止着材にアース線の一端を接続し、該アース線の他端を前記導電性フレームに接続したことを特徴とする遊技機である。
【0008】
請求項2に記載のものは、前記凹部が、遊技球の直径よりも上下寸法を小さく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は代表的な遊技機であるパチンコ機1の正面図、図2は前面枠2とガラス枠3と開閉パネル4を開いた状態の斜視図、図3はパチンコ機1の背面図である。
【0010】
パチンコ機1は、機枠5の前面に額縁状の前面枠2を開閉可能に取り付け、前面枠2の開口部を前方から塞ぐようにガラス枠3と開閉パネル4を開閉可能に取り付け、開閉パネル4の前面に上部受皿6を設け、前面枠2の前面下部には、中央に下部受皿7を、その右側に発射操作ハンドル8、左側に灰皿9をそれぞれ設け、前面枠2の裏面には、導電性フレームとして鉄板等の導電性素材製の遊技盤収納フレーム10を固定し、この遊技盤収納フレーム10の下部に、発射レール11等を備えたフレームボード12を配設し、このフレームボード12上に載置した状態で遊技盤13を遊技盤収納フレーム10内に装着し、遊技盤13の表面に形成した遊技領域14がガラス枠3のガラスを通して見えるように構成されている。また、遊技盤収納フレーム10の後面には裏機構盤15を設け、この裏機構盤15に遊技球を処理する各種機構や役物制御装置等を取り付ける。
【0011】
具体的には、裏機構盤15の上部に上タンク20を、その下に球導出シュート21を設け、球導出シュート21の傾斜下端に接続して球排出ユニット22を裏機構盤15の一側に設け、この球排出ユニット22から球排出路23を下方に向けて延設してから中央寄りに屈曲させて全体略L字状に形成し、球排出路23の下部を前方に向けて屈曲して遊技盤収納フレーム10を貫通させて出口24を前方に向けて開口し、開閉パネル4を閉じると開閉パネル4の裏面に突出した状態で設けた接続樋25と出口24が連通して球排出ユニット22からの遊技球が球排出路23を通って上部受皿6に排出されるように構成する。したがって、遊技領域14内を流下する遊技球が入賞具26に入賞すると、球排出ユニット22が作動して入賞の価値に対応した数の遊技球を流下し、この遊技球が球排出路23を通って上部受皿6に排出される。また、本実施形態では、パチンコ機1と対にしてカードユニット30を併設し、上部受皿6に球貸し操作部31等を設けてあるので、プリペイドカードをカードユニット30のカード挿入口32に挿入して遊技者が球貸し操作部31を操作すると、球排出ユニット22が作動して所定数の遊技球が上部受皿6に排出される。
【0012】
また、球排出路23の下部、詳しくは球排出路23の出口24の少し上流側から溢れ球案内路33を分岐し、分岐部分には溢れ球案内路33の入口が高い段差を付けて分岐部分の下流側が空いている場合には球排出ユニット22からの遊技球が球排出路23の出口側にそのまま流下して上部受皿6に排出され、上部受皿6が満杯になるなどして分岐部分まで遊技球が溜った場合には、球排出ユニット22からの遊技球が分岐部分の段差を乗り越えて溢れ球案内路33の方にオーバーフローするように構成する。なお、溢れた遊技球を溢れ球案内路33に流下させる構成は、前記構成に限定されるものではない。
【0013】
溢れ球案内路33は、下端の出口が下部受皿7に連通してオーバーフローした溢れ球を下部受皿7に案内する流路であり、本実施形態では裏機構盤15に形成した上部流路33aと、フレームボード12の下方に位置する前面枠2の裏面下部に取りつけられた球流路形成部材34内の下部流路33bとに大別されて構成されており、上部流路33aの途中にオーバーフロー検出器(図示せず)が配設されている。
【0014】
球流路形成部材34は、プラスチック製の箱状部材であり、図4および図5に示すように、前面枠2の裏面に取り付けるフランジ部40の後方に、球入口41が上面に開口して床部42(本発明の第1床部に相当)が左右一側方向に下り傾斜して球排出路23側からの遊技球を球入口41から床部42上に落下させて受け入れる球落下室43と、球落下室43の床部42の傾斜下端側で連通して、床部44(本発明の第2床部に相当)が下部受皿7側に下り傾斜し、この床部44に導電板45を敷設した帯電除去室46と、セーフ球を外部に排出するセーフ球排出流路47とを形成してある。
【0015】
なお、フランジ部40には、位置決め孔49を開口するとともに、止着孔50を開口してある。したがって、フレームボード12のフランジ部51から突出している位置決め突起52を前記位置決め孔49内に嵌合すると、フレームボード12と球流路形成部材34との位置を所定位置に簡単且つ確実に合わせることができる。そして、この状態で止着孔50にねじを通して固定したり、あるいはステップルを打ち込んだりすると、前面枠2の裏面の所定位置に容易に固定することができる。
【0016】
球落下室43は、上面に開口した球入口41が裏機構盤15の上部流路33aに連通した室であり、床部42の傾斜下端側に位置する面が開放されており、この開放部分が帯電除去室46に連通している。したがって、上部流路33a内を流下してきた溢れ球は、球入口41から球落下室43内に流入して床部42上に落下して流下方向を傾斜下端側に向けて変換し、床部42の下り傾斜によって帯電除去室46に向けて流下する。そして、上部流路33aから勢いよく流下してきた溢れ球は、球落下室43内で流下方向を変換する際に流下勢が弱められる。
【0017】
帯電除去室46は、床部44が前方に向けて下り傾斜して傾斜下端の球出口53で下部受皿7と連通するが、本実施形態では傾斜上端である後端起立壁の下端部分に、前記球落下室43の後端起立壁よりも後方に窪ませた凹部54を形成し、また、床部44の傾斜途中に段差部55を形成するとともに、該段差部55の段差起立面に係止孔56を形成し、床部44の傾斜下端には、フランジ部40よりも突出する床突部60を形成し、床部44には当該床部44の上面形状に応じた形状の導電板45を敷設してある。なお、前記凹部54は、遊技球の直径よりも上下寸法を小さく設定して、遊技球が内部に入らないようにしてある。
また、段差部55よりも下流側の床部44の上方に位置する天井面には、フレームボード12に形成してある球抜き流路61の出口が連通する連通口62を開設してある。したがって、上部受皿6の球抜き操作部63を操作すると、上部受皿6内の遊技球がフレームボード12の球抜き流路61を流下して連通口62から帯電除去室46内に流下し、最終的には下部受皿7内に排出される。
【0018】
導電板45は、導電性を有するステンレス板等の板材であり、本実施形態では図6に示すように、床部44の段差に応じて段差屈曲部64を形成することはもちろんのこと、傾斜上端を前記凹部54内に入る高さの導電起立部65を略倒L字状に折り曲げ成形し、この導電起立部65のほぼ中央に止着孔66を開設し、また段差屈曲部64の側縁の一部を切り曲げて後方に突出する係止爪70を形成し、導電板45の傾斜下端には、前記床突部60に引っ掛かる先端引っ掛け部71を下方に折り返すように屈曲形成してある。
【0019】
この様な構成からなる導電板45を帯電除去室46の床部44に取り付けるには、導電板45を球出口53側から挿入して導電起立部65を凹部54内に収納し、先端引っ掛け部71を床突部60に引っ掛けるとともに、係止爪70を係止孔56に係止し、この状態で導電起立部65の止着孔66内に導電性止着部材としての金属ねじ72を挿通し、凹室54の後端部となった後端起立壁も貫通して外部に突出した金属ねじ72にナット73を螺合して締め付けると、導電板45の先端が床突部60に引っ掛かっているので、固定することができる。しかも、導電板45を球出口53側から挿入すると、係止爪70が床部44の段差部55の係止孔56に係止されるので、傾斜の途中が浮き上がることもない。そして、導電板45を取り付ける場合、外部に突出した金属ねじ72にナット73を螺合する際にアース線74の一端を接続し、このアース線74の他端を前記遊技盤収納フレーム10に接続して導電板45と遊技盤収納フレーム10とを導通させる。
【0020】
この様な構成からなる帯電除去室46内を溢れ球が流下する場合、遊技球の直径よりも小さな上下寸法で後方に窪んだ凹部54内に金属ねじ72の頭部が位置しているので、球落下室43から流下してきた溢れ球が金属ねじ72の頭部に当たり難く、また当たる場合にも球の流下勢が球落下室43の作用により弱められているので、金属ねじ72の頭部が摩耗したり損傷したりすることを防止できる。したがって、導電板45を交換したりする場合にも、金属ねじ72を簡単に取り外すことができる。
【0021】
そして、球落下室43から流下してきた溢れ球は床部44上を下り傾斜によって球出口53に向かって転動しながら流下し、この時に球に帯電している静電気が導電板45からアース線74を通じて遊技盤収納フレーム10に逃がされ、遊技盤収納フレーム10で空中放電される。したがって、帯電除去室46の導電板45上を流下して下部受皿7に排出された溢れ球は、電荷が弱められて遊技者の感電を防止することができる。また、導電板45上を球が流下する場合に、流下勢が強いと球同士の摩擦や床部との摩擦、あるいは側壁面との摩擦によって再度帯電することが考えられるが、本実施形態では球落下室43の流下勢低減作用により流下勢が弱められているので、下部受皿7に排出される球の帯電を確実に除去することができる。
【0022】
そして、下部受皿7の底部に金属板を敷設したり、あるいは下部受皿7自体を導電性プラスチック製とするなどして、少なくとも底部に導電性を持たせ、この導電性のある上端部分を帯電除去室46の導電板45の先端引っ掛け部71に導通させると、下部受皿7内の遊技球の静電気を導電板45からアース線74を介して遊技盤収納フレーム10に逃がすことができるので、一層確実に遊技者の感電を防止できる。
【0023】
なお、前記実施形態では帯電除去室46の横に球落下室43を形成し、ほぼ垂直に流下してきた溢れ球の流下勢を球落下室43で減衰させたが、球落下室43を設けることなく直接帯電除去室46に落下させる場合であっても、凹部54内に導電板45の導電起立部65を収納して金属ねじ72で止着するので、金属ねじ72の頭部に流下してきた溢れ球が直接当接することを防止でき、金属ねじ72の頭部を保護することができる。なお、前記実施形態では導電性止着材として金属ねじ72を使用したが、これに限定されるものではない。
【0024】
また、本発明は、パチンコ機に限定されるものではなく、アレンジボール式遊技機や雀球遊技機などでもよい。
【0025】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
請求項1の発明によれば、球排出路からオーバーフローした遊技球を前記下部受皿に案内する溢れ球案内路の一部を球流路形成部材により構成した遊技機において、前記球流路形成部材は、球入口が上面に開口し、第1床部が左右一側方向に下り傾斜して球排出路側からの遊技球を球入口から第1床部上に落下させて受け入れる球落下室と、該球落下室の第1床部の傾斜下端側で連通し、第2床部が下部受皿側に下り傾斜し、この第2床部に導電板を敷設した帯電除去室とを形成し、前記帯電除去室は、当該帯電除去室の後端起立壁の下端部分に前記球落下室の後端起立壁よりも後方に窪ませた凹部を形成し、前記第2床部の傾斜途中に段差部を形成するとともに、当該段差部の段差起立面に係止孔を形成し、前記第2床部の傾斜下端に、前記球流路形成部材を前面枠の裏面に固定するフランジ部よりも突出する床突部を形成してなり、前記導電板は、当該導電板の傾斜上端部分を折り曲げて前記凹部内に入る高さの導電起立部を形成し、当該導電板の傾斜途中に、前記帯電除去室の段差部に対応させて段差屈曲部を形成するとともに、段差屈曲部の側縁の一部を切り曲げて後方に突出する係止爪を形成し、当該導電板の傾斜下端には、前記床突部に引っ掛かる先端引っ掛け部を屈曲形成して成り、前記導電起立部を前記凹部内に収納し、前記先端引っ掛け部を前記床突部に引っ掛けるとともに、前記係止爪を前記係止孔に係止した状態で、導電性止着部材を前記導電起立部と前記凹部の後端部とを貫通させて止着し、帯電除去室の外部に突出した前記導電性止着材にアース線の一端を接続し、該アース線の他端を前記導電性フレームに接続したので、溢れ球の帯電を除去でき、遊技者に感電による不快感を与えることを回避することができる。そして、この帯電除去の構成が簡単なので、製造工程をいたずらに煩雑化することがない。
また、導電板を止着する導電性止着材が凹部内に収納されているので、この導電性止着材に溢れ球が当たって摩耗させたり損傷したりするトラブルを防止することができる。
【0026】
また、導電板の取付作業を簡単に行うことができ、しかも傾斜途中の係止爪により導電板の浮き上がりを防止することができる。さらに、球落下室への溢れ球の落下によって流下勢を減衰することができ、これにより帯電除去室の導電板上を流下する球の流下勢を従来よりも弱めることができる。したがって、帯電除去室内を流下する途中で再度帯電する不都合を解消することができる。
【0027】
請求項2の発明によれば、凹部は、遊技球の直径よりも上下寸法を小さく設定したので、遊技球が、凹部内に入り込むのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】前面枠とガラス枠と開閉パネルを開放した状態におけるパチンコ機の斜視図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】球流路形成部材の斜視図である。
【図5】球流路形成部材の断面図である。
【図6】導電板の斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
2 前面枠
3 ガラス枠
4 開閉パネル
5 機枠
6 上部受皿
7 下部受皿
8 発射操作ハンドル
9 灰皿
10 遊技盤収納フレーム
11 発射レール
12 フレームボード
13 遊技盤
14 遊技領域
15 裏機構盤
20 上タンク
21 球導出シュート
22 球排出ユニット
23 球排出路
24 球排出路の出口
25 接続樋
26 入賞具
30 カードユニット
31 球貸し操作部
32 カード挿入口
33 溢れ球案内路
33a 上部流路
33b 下部流路
34 球流路形成部材
40 球流路形成部材のフランジ部
41 球入口
42 床部
43 球落下室
44 床部
45 導電板
46 帯電除去室
47 セーフ球排出路
49 位置決め孔
50 止着孔
51 フレームボードのフランジ部
52 位置決め突起
53 球出口
54 凹部
55 段差部
56 係止孔
60 床突部
61 球抜き流路
62 連通口
63 球抜き操作部
64 段差屈曲部
65 導電起立部
66 止着孔
70 係止爪
71 引っ掛け部
72 金属ねじ
73 ナット
74 アース線

Claims (2)

  1. 前面枠の表面側に上部受皿と下部受皿を設け、前面枠の裏面側には導電性素材製の導電性フレームを設け、該導電性フレームの背面側に、所定数の遊技球を排出する球排出ユニットと、該球排出ユニットが排出した遊技球を前記上部受皿に排出する球排出路とを設けるとともに、該球排出路からオーバーフローした遊技球を前記下部受皿に案内する溢れ球案内路を設け、この溢れ球案内路の一部を球流路形成部材により構成した遊技機において、
    前記球流路形成部材は、球入口が上面に開口して第1床部が左右一側方向に下り傾斜して球排出路側からの遊技球を球入口から第1床部上に落下させて受け入れる球落下室と、該球落下室の第1床部の傾斜下端側で連通し、第2床部が下部受皿側に下り傾斜し、この第2床部に導電板を敷設した帯電除去室とを形成し、
    前記帯電除去室は、
    当該帯電除去室の後端起立壁の下端部分に前記球落下室の後端起立壁よりも後方に窪ませた凹部を形成し、前記第2床部の傾斜途中に段差部を形成するとともに、当該段差部の段差起立面に係止孔を形成し、前記第2床部の傾斜下端には、前記球流路形成部材を前面枠の裏面に固定するフランジ部よりも突出する床突部を形成してなり、
    前記導電板は、
    当該導電板の傾斜上端部分を折り曲げて前記凹部内に入る高さの導電起立部を形成し、当該導電板の傾斜途中に、前記帯電除去室の段差部に対応させて段差屈曲部を形成するとともに、段差屈曲部の側縁の一部を切り曲げて後方に突出する係止爪を形成し、当該導電板の傾斜下端には、前記床突部に引っ掛かる先端引っ掛け部を屈曲形成して成り、
    前記導電起立部を前記凹部内に収納し、前記先端引っ掛け部を前記床突部に引っ掛けるとともに、前記係止爪を前記係止孔に係止した状態で、導電性止着部材を前記導電起立部と前記凹部の後端部とに貫通させて止着し、帯電除去室の外部に突出した前記導電性止着材にアース線の一端を接続し、該アース線の他端を前記導電性フレームに接続したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記凹部は、遊技球の直径よりも上下寸法を小さく設定されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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