JP3941708B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

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    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の制御装置に関し、詳しくは、排気を浄化する浄化装置が設けられた内燃機関を備える車両を制御する車両の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の車両の制御装置として、エンジンの排気に含まれるCOやHC,NOxの有害成分を浄化するための浄化装置(三元触媒)を活性化させるためにエンジンの点火時期を制御するものが提案されている。この制御装置では、エンジンの始動時にエンジンの点火時期を可燃範囲の遅角側に調整することにより、排気の温度を上昇させて低温状態にある浄化装置の暖機を促進させることができる。この結果、浄化装置を早期に活性化させて排気エミッションを低減させることができる。
【0003】
ところで、こうした車両の制御装置では、浄化装置の暖機の促進に伴うエンジンの制御に異常が生じると、却って浄化装置の活性状態が悪くなり排気エミッションを悪化させてしまう場合がある。このため、こうしたエンジンの制御の不具合を早期に発見することは排気エミッションの悪化を防止する上で極めて重要である。こうした浄化装置の暖機の促進に伴うエンジンの制御の不具合を検出するものとしては、エンジンの吸入空気量を一時的に減少させて、減少時のエンジンの回転数や点火時期が正常範囲内にあるか否かを判定するものが提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−132519号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした装置では、不具合を検出するためだけに浄化装置の暖機を促進させているエンジンの吸入空気量を一旦減少させるから、目的とする浄化装置の暖機促進に悪影響を与えるおそれがあり、不具合を検出する手段として不適切である。また、近年、エンジンとモータジェネレータとを搭載し、エンジンの発生トルクを受けてモータジェネレータで発電することによりエンジンの回転数を制御できるハイブリッド自動車も実用化されており、通常の自動車よりもエンジンの負荷を高くしたり点火時期の遅角量を大きくして排気の温度をより上昇させて浄化装置をより迅速に暖機させることができるようになっている。このため、こうしたハイブリッド自動車の特性に合わせて浄化装置の暖機の促進に伴う制御の不具合をより適切に判定することも望まれる。
【0006】
本発明の車両の制御装置は、こうした問題を解決し、内燃機関の排気を浄化する浄化装置に対する暖機促進のための制御の適否をより適切に判定することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の車両の制御装置は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
【0008】
本発明の車両の制御装置は、
排気を浄化する浄化装置が設けられた内燃機関を備える車両を制御する車両の制御装置であって、
所定の条件が成立したとき、前記浄化装置の暖機が促進されるよう前記内燃機関を制御する暖機用制御手段と、
前記内燃機関から出力されるトルクを検出するトルク検出手段と、
前記暖機用制御手段により内燃機関が制御されているときに前記トルク検出手段により検出されたトルクに基づいて前記暖機用制御手段による制御の適否を判定する暖機制御適否判定手段と
を備えることを要旨とする。
【0009】
この本発明の車両の制御装置では、所定の条件が成立したときに内燃機関に設けられた浄化装置の暖機を促進させるよう内燃機関を制御する暖機用制御を行ない、この暖機用制御が行なわれているときに内燃機関から出力されるトルクを検出してこの検出されたトルクに基づいて暖機用制御の適否を判定する。浄化装置の暖機に用いられる内燃機関からの排気の温度は、内燃機関の負荷や回転数などがほぼ定常状態にあるときには内燃機関から出力されるトルクに反映されるため、このトルクを監視することにより浄化装置の暖機の状態をより適切に判定することができる。ここで、「所定の条件が成立したとき」は、例えば、内燃機関の始動が指示されたときとするものとしてもよいし、浄化装置の温度が所定温度以下にあるときとするものとしてもよい。
【0010】
こうした本発明の車両の制御装置において、前記車両は、前記内燃機関と動力のやり取りが可能な電動機を備え、前記暖機用制御手段は、前記浄化装置の暖機が促進されるよう前記内燃機関と前記電動機とを制御する手段であるものとすることもできる。
【0011】
また、本発明の車両の制御装置において、前記内燃機関の負荷および/または回転数を検出する負荷回転数検出手段を備え、前記暖機制御適否判定手段は、更に前記暖機用制御手段により内燃機関が制御されているときに前記負荷回転数検出手段により検出された負荷および/または回転数に基づいて前記暖機用制御手段による制御の適否を判定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関の負荷や回転数も考慮するから、暖機用制御の適否をより的確に判定することができる。
【0012】
さらに、本発明の車両の制御装置において、前記暖機用制御手段は、前記内燃機関の点火時期を調整する手段を含むものとすることもできる。ここで、点火時期の調整は、点火時期を可燃範囲の遅角側に調整するものとすることもできる。この態様の本発明の車両の制御装置において、前記暖機制御適否判定手段は、前記点火時期の調整後に前記トルク検出手段により検出されたトルクに基づいて前記点火時期の調整の適否を判定する手段であるものとすることもできる。
【0013】
また、暖機用制御手段により内燃機関が制御されているときに負荷および/または回転数を検出する態様であって暖機用制御手段による制御として点火時期の調整の適否を判定する態様の本発明の車両の制御装置において、前記暖機制御適否判定手段は、前記検出された負荷および/または回転数に基づいて判定基準トルクを設定し、該設定された判定基準トルクと前記検出されたトルクとに基づいて前記点火時期の調整の適否を判定する手段であるものとすることもできるし、或いは、前記暖機制御適否判定手段は、前記検出された負荷および/または回転数と前記検出されたトルクとに基づいて前記調整後の内燃機関の点火時期を推定し、該推定された点火時期に基づいて前記点火時期の調整の適否を判定する手段であるものとすることもできる。
【0014】
暖機用制御手段として点火時期を調整する態様の本発明の車両の制御装置において、前記暖機制御適否判定手段は、前記暖機用制御手段による点火時期の調整前後に前記トルク検出手段により各々検出されたトルクに基づいて前記暖機用制御手段による制御の適否を判定する手段であるものとすることもできる。点火時期の調整前後に内燃機関から出力される各トルクにより、点火時期の調整に伴う排気の温度傾向を把握できるから、暖機用制御手段による制御の適否をより的確に判定することができる。この態様の本発明の車両の制御装置において、前記暖機制御適否判定手段は、前記各々検出されたトルクの差分に基づいて前記暖機用制御手段による制御の適否を判定する手段であるものとすることもできる。
【0015】
また、暖機用制御手段により内燃機関が制御されているときに負荷および/または回転数を検出する態様であって点火時期の調整前後にトルクを検出して点火時期の調整の適否を判定する態様の本発明の車両の制御装置において、前記暖機制御適否判定手段は、前記検出された内燃機関の負荷および/または回転数に基づいて判定基準トルク差分を設定し、該設定された判定基準トルク差分と前記各々検出されたトルクの差分とに基づいて前記点火時期の調整の適否を判定する手段であるものとすることもできるし、或いは、前記暖機制御適否判定手段は、前記各々検出されたトルクと前記検出された負荷および/または回転数とに基づいて前記調整後の内燃機関の点火時期の調整量を推定し、該推定された調整量に基づいて前記点火時期の調整の適否を判定する手段であるものとすることもできる。
【0016】
車両として内燃機関と電動機とを備える態様の本発明の車両の制御装置において、前記暖機用制御手段は、前記内燃機関から出力されるトルクを受けて該内燃機関の出力軸が目標回転数で回転するよう前記電動機を運転制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、暖機用制御手段は内燃機関からの出力を大きくして浄化装置を迅速に暖機させることができ、このときに内燃機関から出力されるトルクに基づいて暖機用制御手段による制御の適否をより的確に判定することができる。この態様の本発明の車両の制御装置において、前記トルク検出手段は、前記電動機の反力トルクを検出することにより前記内燃機関から出力されるトルクを検出する手段であるものとすることもできる。内燃機関からの出力を電動機で受けて内燃機関の回転数が制御されているときには、電動機の反力トルクは内燃機関から出力されるトルクと一定の関係を有するから、電動機の反力トルクに基づいて内燃機関から出力されるトルクを検出でき、このトルクを用いて暖機用制御手段による制御の適否をより的確に判定することができる。また、これらの態様の本発明の車両の制御装置において、前記車両は、前記内燃機関の出力軸に接続された第1の軸と前記電動機の回転軸に接続された第2の軸と駆動軸に接続された第3の軸とを有し、該3軸のうちの任意の2軸に入出力される動力を決定されたときに残余の1軸に入出力される動力が決定される3軸式動力入出力機構と、前記駆動軸に接続された第2の電動機とを備えるハイブリッド自動車であるものとすることもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図であり、図2は、ハイブリッド自動車20に搭載されるエンジン22の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続されたモータMG2と、車両の駆動系全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
【0018】
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な内燃機関として構成されており、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入する共に燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃料室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化装置(三元触媒)134を介して外気へ排出されるようになっている。
【0019】
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により制御されている。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号が図示しない入力ポートを介して入力されている。例えば、エンジンECU24には、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジションや、エンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温、燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション、スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルポジションSP、エンジン22の負荷としての吸入空気量を検出するバキュームセンサ148からの吸入空気量Qairなどが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号が図示しない出力ポートを介して出力されている。例えば、エンジンECU24からは、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、吸気バルブ128の開閉タイミングの変更可能な可変バルブタイミング機構150への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。
【0020】
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはモータMG2がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32に出力する。図3は、サンギヤ31の回転数Nsとキャリア34の回転数Ncとリングギヤ32の回転数Nrとの関係を示す共線図である。図3には、キャリア34にエンジン22からのトルクTeが入力されたときにサンギヤ31とリングギヤ32とに分配されて出力されるトルクTes,Terおよびこれに釣り合うトルクTm1,Tm2も示した。キャリア34の回転数Ne(即ち、エンジン22の回転数Ne)は、図3に示すように、プラネタリギヤ30のギヤ比をρ(サンギヤ歯数/リングギヤ歯数)とすると、サンギヤ31の回転数Ns(即ち、モータMG1の回転数Nm1)とリングギヤ32の回転数Nr(即ち、モータMG2の回転数Nm2)とを用いて次式(1)により示すことができる。
【0021】
【数1】
Ne=Ns×ρ/(1+ρ)+Nr×1/(1+ρ) (1)
【0022】
また、キャリア34にトルクTeが入力されたときにサンギヤ31とリングギヤ32とにそれぞれ分配されるトルクTes,Terは、ギヤ比ρを用いて次式(2),(3)により示すことができる。
【0023】
【数2】
Tes=Te×ρ/(1+ρ) (2)
Ter=Te×1/(1+ρ)=Tes/ρ (3)
【0024】
リングギヤ32は、ベルト36,ギヤ機構37,デファレンシャルギヤ38を介して駆動輪39a,39bに機械的に接続されている。したがって、リングギヤ32に出力された動力は、ベルト36,ギヤ機構37,デファレンシャルギヤ38を介して駆動輪39a,39bに出力されることになる。なお、駆動系として見たときの動力分配統合機構30に接続される3軸は、キャリア34に接続されたエンジン22の出力軸であるクランクシャフト26,サンギヤ31に接続されモータMG1の回転軸となるサンギヤ軸31aおよびリングギヤ32に接続されると共に駆動輪39a,39bに機械的に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aとなる。
【0025】
モータMG1およびモータMG2は、共に発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2の一方で発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2から生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1とモータMG2とにより電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、共にモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号やその他の信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流、インバータ41,42に取り付けらた図示しない電力センサにより検出されるモータMG1やモータMG2により消費または回生される電力などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44から入力された信号に基づいてモータMG1,MG2の回転子の回転数Nm1,Nm2を計算したり、計算したモータMG1の回転子の回転数Nm1と前述の電力センサにより検出されたモータMG1の電力とに基づいてモータMG1の回転子に反力として作用するモータトルクTm1を計算したりする。このモータMG1の回転子の回転数Nm1やモータトルクTm1を用いて行なわれる制御については後述する。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
【0026】
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶するROM74と、一時的にデータを記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジション,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセルペダルポジションAP,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
【0027】
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、浄化装置134の触媒の暖機を促進させる際の動作について説明する。図4は、実施例のハイブリッド自動車20のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される触媒暖機促進処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、イグニッションスイッチ80がONされてエンジン22の始動が指示されたときに実行される。尚、このルーチンでは、例えば、車速Vがほぼ値0でありアクセルオフの状態にある間に実行され、この状態でなくなったときには終了するものとしても構わない。
【0028】
触媒暖機促進処理ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、モータMG1を駆動してエンジン22を始動し(ステップS100)、後述する点火プラグ130の点火時期の調整を除くスロットルバルブ124のスロットルポジションSPの調整とエンジン22のエンジン回転数Ne(クランクシャフト26の回転数)の調整とを実行する処理を行なう(ステップS102)。スロットルポジションSPの調整は、具体的には、エンジン22の目標トルクTe*と目標回転数Ne*とを設定すると共に設定した目標トルクTe*と目標回転数Ne*とをエンジンECU24に出力することにより、スロットルバルブ124のスロットルポジションSPが目標トルクTe*や目標回転数Ne*に見合うポジションとなるようエンジンECU24がスロットルモータ136を駆動制御することにより行なわれる。尚、燃料噴射弁126も、スロットルモータ136の駆動制御に伴って同時に制御される。また、エンジン回転数Neの調整は、具体的には、エンジン22の目標回転数Ne*と回転位置検出センサ44から入力された信号に基づいて計算されるモータMG2の回転数Nm2(リングギヤ軸32aの回転数)と動力分配統合機構30のギヤ比ρとに基づいて前述の式(1)を用いてモータMG1の目標回転数Nm*を計算してモータECU40に出力することにより、モータMG1が目標回転数Nm*で回転されるようモータECU40がモータMG1を駆動制御することにより行なわれる。尚、モータMG2は、例えば、エンジン22から分配されるトルクTer(図3参照)をキャンセルするためのキャンセルトルクTm2を式(1)を用いて計算し、計算されたキャンセルトルクTm2が出力されるよう駆動制御されることになる。
【0029】
こうしてスロットルポジションSPとエンジン回転数Neとが調整されると、次に、エンジン22の点火プラグ130の点火進角Fを予め設定されている所定量ΔFだけ遅角側に調整する処理を行なう(ステップS104)。同じスロットルポジションSPやエンジン回転数Neであれば、点火進角Fが遅角側になるほど排気の温度を上昇させる傾向にあるから、こうした調整を行なうことで浄化装置134の暖機を促進させることができるのである。ここで、所定量ΔFは、浄化装置134の暖機の促進に適した量として設定されるものであり、実施例では、予め実験などにより求めておくものとした。
【0030】
点火進角Fを遅角側に調整すると、モータMG1の回転軸に作用するトルクとしてのモータトルクTm1をモータECU40から入力すると共に、クランクポジションセンサ140により検出されたクランクポジションに基づいて計算されたエンジン回転数Neやバキュームセンサ148により検出された吸入空気量QairをエンジンECU24から入力して(ステップS106)、入力したモータトルクTm1と動力分配統合機構30のギヤ比ρとに基づいてエンジン22のクランクシャフト26に作用するトルクとしてのエンジントルクTeを算出する(ステップS108)。前述したように、動力分配統合機構30におけるトルクの釣り合いがとれているときには、サンギヤ31に作用するトルク(モータトルクTm1)とキャリア34に作用するトルク(エンジントルクTe)とは上記式(2)の関係を有するから、エンジントルクTeはモータトルクTm1とギヤ比ρとに基づいて次式(4)により計算することができる。
【0031】
【数3】
Te=Tm1×(1+ρ)/ρ (4)
【0032】
続いて、ステップS106で入力した吸入空気量Qairとエンジン回転数Neとに基づいて判定基準トルクTrefを設定し(ステップS110)、ステップS108で計算されたエンジントルクTeと設定された判定基準トルクTrefとを比較して点火進角Fの調整の適否を判定する(ステップS112)。図5に、点火進角Fとエンジン22から出力されるトルク(エンジントルクTe)との関係を示す。図示するように、点火進角Fを値F1から値F2へ遅角側に調整するとそれに応じてエンジン22から出力されるトルクも値T1から値T2へと小さくなる。即ち、ステップS104で点火進角Fが値F1から所定量ΔFだけ遅角側の値F2となるよう点火プラグ130の点火時期を制御したとすると、ステップS108で計算されたエンジントルクTeが値T2となっていれば点火進角Fは適切に値F2に調整されており異常はないと判定できる。判定基準トルクTrefは、点火進角Fの調整の適否を判定するための閾値として設定されるトルクである。この判定基準トルクTrefを吸入空気量Qairとエンジン回転数Neとに基づいて設定するのは、吸入空気量Qairやエンジン回転数Neによって図5の関係が若干異なる傾向を示すことに基づいている。実施例では、エンジン回転数Neと吸入空気量Qairと判定基準トルクTrefとの関係を予め実験などにより求めてマップとしてROM74に記憶しておき、エンジン回転数Neと吸入空気量Qairとが与えられるとマップから対応する判定基準トルクTrefを導出するものとした。このマップの一例を図6に示す。尚、実施例では、判定基準トルクTrefを吸入空気量Qairやエンジン回転数Neに基づいて設定するものとしたが、浄化装置134の暖機中は吸入空気量Qairやエンジン回転数Neが常にほぼ一定の状態となるようにエンジン22を運転するのであれば、判定基準トルクTrefを予め定めた一定の値に設定するものとしてもよい。
【0033】
ステップS112における判定の結果、エンジントルクTeが判定基準トルクTrefよりも小さいときには、ステップS104の処理のとおりに点火進角Fが調整されており異常はないと判断し、浄化装置134の暖機が完了するまでステップS106〜S112の処理を繰り返して(ステップS114)、暖機が完了したときにエンジン22の点火進角Fの調整を元に戻す処理を行なって(ステップS116)、本ルーチンを終了する。ステップS106〜S112の処理を繰り返している途中においてステップS112でエンジントルクTeが判定基準トルクTref以上と判定されたときには、ステップS104の処理のとおりに点火進角Fが調整されておらず異常があると判断して異常を知らせるための警告灯89を点灯させる処理を行なって(ステップS118)、本ルーチンを終了する。
【0034】
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、浄化装置134の暖機の促進のために点火時期を遅角側に調整した後にエンジン22のエンジントルクTeを検出し、このエンジントルクTeに基づいてエンジン22の点火時期の調整の適否を判定する。即ち、エンジントルクTeは点火進角Fと図5に示す関係を有するから、エンジントルクTeを用いて点火時期の調整の適否を判定することができる。しかも、点火時期Fの調整の適否を判定する際の基準となる判定基準トルクを吸入空気量Qairとエンジン回転数Neとに基づいて設定するから、エンジン22の現在の運転状態に応じて点火時期の調整の適否をより適切に判定することができる。更に、判定に用いられるエンジントルクTeを、モータMG1に作用するトルクを検出することにより計算するから、エンジン22のクランクシャフト26に別途トルクセンサを取り付ける必要がない。
【0035】
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジントルクTeと判定基準トルクTrefとの比較により点火プラグ130の点火時期の調整の適否を判定するものとしたが、エンジントルクTeから図5の関係を用いて点火進角Fを推定し、推定された点火進角Fに基づいて点火時期の調整の適否を判定するものとしても構わない。このとき、吸入空気量Qairやエンジン回転数Neに基づいて図5と同様の傾向を有するマップを設定し、設定したマップを用いて或いは計算によりエンジントルクTeから点火進角Fを推定し、推定した点火進角Fが正常であるか否かを判定すればよい。このとき、吸入空気量Qairのみに基づいてマップを設定したり、エンジン回転数Neのみに基づいてマップを設定したり、吸入空気量Qairやエンジン回転数Neに拘わらず一律のマップを設定したりするものとしても差し支えない。或いは、マップの代わりに計算によるものとしてもよい。
【0036】
実施例のハイブリッド自動車20では、点火進角Fの調整後のエンジントルクTeに基づいて点火時期の調整の適否を判定するものとしたが、点火進角Fの調整前後の各々のエンジントルクTeに基づいて点火時期の調整の適否を判定するものとしてもよい。この場合、図4の触媒暖機処理ルーチンに代えて図7の触媒暖機処理ルーチンが実行される。
【0037】
図7の触媒暖機処理ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、図4のルーチンを同様の処理により、エンジン22を始動し(ステップS200)、スロットルポジションSPやエンジン回転数Neの調整を行なう(ステップS202)。そして、スロットルポジションSPやエンジン回転数Neの調整後にモータMG1のモータトルクTm1をモータECU40から入力すると共に入力したモータトルクTm1に基づいて上記式(4)を用いてエンジン22のエンジントルクTeoを計算してから(ステップS204,S206)、点火進角Fを遅角側に調整する処理を行なう(ステップS208)。ここで、エンジントルクTeoの計算に用いるモータトルクTm1は点火進角Fを遅角側に調整する前に検出されるから、計算されるエンジントルクTeoは遅角側への調整前の点火進角Fにおけるエンジントルクとなる。
【0038】
点火進角Fを遅角側に調整すると、モータトルクTm1やエンジン回転数Ne、吸入空気量Qairを入力し(ステップS210)、入力したモータトルクTm1に基づいて上記式(4)を用いてエンジントルクTeを計算し(ステップS212)、計算されたエンジントルクTeからステップS206で計算されたエンジントルクTeoを減じてトルク差分ΔTを計算する(ステップS214)。エンジントルクTeoとエンジントルクTeは、それぞれ点火進角Fを遅角側に調整する前後のエンジントルクを示すから、トルク差分ΔTは、点火進角Fを遅角側に調整したときのエンジン22のトルクの変化量となる。
【0039】
トルク差分ΔTが計算されると、ステップS210で入力されたエンジン回転数Neと吸入空気量Qairとに基づいて判定基準トルク差分ΔTrefを設定する(ステップS216)。判定基準トルク差分ΔTrefは、実施例では、エンジン回転数Neと吸入空気量Qairと判定基準トルク差分ΔTrefとの関係を予め実験などにより求めてマップとしてROM74に記憶しておき、エンジン回転数Neと吸入空気量Qairとが与えられると、マップから対応する判定基準トルク差分ΔTrefを導出するものとした。このマップの一例を図8に示す。尚、判定基準トルク差分ΔTrefを、エンジン回転数Neや吸入空気量Qairに基づいて設定するのは、エンジン回転数Neや吸入空気量QairによってエンジントルクTeと点火進角Fとの関係が異なることに基づいている。
【0040】
こうして判定基準トルク差分ΔTrefが設定されると、設定された判定基準トルク差分ΔTrefとステップS214で計算されたトルク差分ΔTとを比較する(ステップS218)。トルク差分ΔTが判定基準トルク差分ΔTrefよりも小さいと判定されたときには、ステップS208の処理のとおりに点火進角Fが調整されており異常はないと判断し、浄化装置134の暖機が完了するまでステップS210〜S218の処理を繰り返し(ステップS220)、暖機が完了したときにエンジン22の点火進角Fを元に戻す処理を行なって(ステップS222)、本ルーチンを終了する。ステップS210〜S218の処理を繰り返しているときにトルク差分ΔTが判定基準トルク差分ΔTref以上と判定されたときには、ステップS208の処理のとおりに点火進角Fが調整されておらず異常があると判断して異常を知らせるための警告灯89を点灯させる処理を行なって(ステップS224)、本ルーチンを終了する。
【0041】
この変形例のハイブリッド自動車では、点火進角Fの調整前後にエンジン22から出力されるトルクの差分(変化量)ΔTに基づいて点火時期の調整の適否を判定することができる。即ち、点火進角FとエンジントルクTeは図5と同様の関係を有するから、実際に調整された点火進角Fの遅角量を点火進角Fの調整前後のエンジン22のトルクの差分ΔTに基づいて推定でき、これにより点火時期の調整の適否を判定することができるのである。この結果、実施例のハイブリッド自動車20と同様の効果を奏することができる。
【0042】
変形例のハイブリッド自動車では、点火進角Fを遅角側に調整する前後に各々検出されたエンジントルクTeo,Teの差分ΔTに基づいて点火時期の調整の適否を判定するものとしたが、吸入空気量Qairやエンジン回転数Neに基づいて図5と同様のエンジントルクTeと点火進角Fとの関係を示すマップを設定し、この設定されたマップを用いてエンジントルクTe,Teoに基づいて点火進角Fの調整前後の遅角量ΔFを推定し、この推定された遅角量ΔFに基づいて点火時期の調整の適否を判定するものとしても構わない。このとき、吸入空気量Qairのみに基づいてマップを設定したり、エンジン回転数Neのみに基づいてマップを設定したり、吸入空気量Qairやエンジン回転数Neに拘わらず一律のマップを設定したりするものとしても差し支えない。或いは、計算によるものとしてもよい。
【0043】
実施例のハイブリッド自動車20や変形例のハイブリッド自動車では、エンジン22から出力されるエンジントルクTeとしてモータMG1の反力トルクから計算されたものを用いるものとしたが、エンジン22のクランクシャフト26にトルクセンサを取り付けて、このトルクセンサにより直接検出されたものを用いるものとしても構わない。
【0044】
実施例のハイブリッド自動車20や変形例のハイブリッド自動車では、図4や図7のルーチンをイグニッションスイッチ80がONされてエンジン22の始動が要求されたときに実行するものとしたが、浄化装置134の温度を検出する温度センサを取り付け、この温度センサにより検出された温度が所定温度以下のときに実行するものとしても構わない。
【0045】
実施例のハイブリッド自動車20や変形例のハイブリッド自動車では、エンジン22と、エンジン22に接続された動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続されたモータMG1と、動力分配統合機構30に接続されると共に駆動輪39a,39bに接続された駆動軸に接続されたモータMG2とを備えるハイブリッド自動車として構成するものとしたが、エンジンからの動力の一部を車軸側に伝達すると共に残余の動力を電気エネルギに変換して二次電池を充電したり車軸側に取り付けられた電動機に供給するハイブリッド自動車や、エンジンからの動力のすべてを電気エネルギに変換して二次電池を充電すると共に二次電池からの電力を用いて走行するハイブリッド自動車として構成するものとしても構わない。
【0046】
また、実施例のハイブリッド自動車20や変形例のハイブリッド自動車では、ハイブリッド型の自動車として構成したが、排気を浄化する浄化装置が設けられたエンジンを備える車両であれば、如何なる車両として構成するものとしても構わない。
【0047】
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。
【図2】 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。
【図3】 サンギヤ31の回転数とリングギヤ32の回転数とキャリア34の回転数との関係を示す共線図である。
【図4】 実施例のハイブリッド自動車20のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される暖機促進処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図5】 エンジン22のトルクTeと点火進角Fとの関係を示す図である。
【図6】 エンジン回転数Neと吸入空気量Qairと判定基準トルクTrefとの関係を示すマップである。
【図7】 変形例のハイブリッド自動車のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される暖機促進処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図8】 エンジン回転数Neと吸入空気量Qairと判定基準トルク差分ΔTrefとの関係を示すマップである。
【符号の説明】
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジンECU、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 遊星歯車機構、31 サンギヤ、31a サンギヤ軸、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、36 ベルト、37 ギヤ機構、38 ディファレンシャルギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、52 バッテリ電子制御ユニット(バッテリECU)、70 ハイブリッド用電子制御ユニット70、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、89 警告灯、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、134 浄化装置、136 スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルポジションセンサ、148 バキュームセンサ。

Claims (8)

  1. 排気を浄化する浄化装置が設けられた内燃機関と、該内燃機関と動力のやり取りが可能な電動機とを備える車両を制御する車両の制御装置であって、
    所定の条件が成立したとき、前記浄化装置の暖機が促進されるように前記内燃機関の点火時期が調整されると共に該内燃機関からのトルクを受けて該内燃機関の出力軸が目標回転数で回転するよう該内燃機関と前記電動機とを制御する暖機用制御手段と、
    前記暖機用制御手段により前記内燃機関と前記電動機とが制御されているときに、前記電動機で受ける反力トルクにより検出される前記内燃機関の出力トルクと前記点火時期の調整に基づく前記内燃機関の出力トルクの変化とに基づいて前記点火時期の調整の適否を判定する点火時期調整適否判定手段と
    を備える車両の制御装置。
  2. 請求項1記載の車両の制御装置であって、
    前記内燃機関の負荷および/または回転数を検出する負荷回転数検出手段を備え、
    前記点火時期調整適否判定手段は、更に前記検出された内燃機関の負荷および/または回転数に基づいて前記点火時期の調整の適否を判定する手段である
    車両の制御装置。
  3. 前記点火時期調整適否判定手段は、前記検出された内燃機関の負荷および/または回転数に基づいて判定基準トルクを設定し、前記内燃機関の出力トルクと前記設定した判定基準トルクとに基づいて前記点火時期の調整の適否を判定する手段である請求項2記載の車両の制御装置。
  4. 前記点火時期調整適否判定手段は、前記内燃機関の出力トルクと前記内燃機関の負荷および/または回転数とに基づいて前記暖機用制御手段による調整後の点火時期を推定し、該推定した点火時期に基づいて前記点火時期の調整の適否を判定する手段である請求項2記載の車両の制御装置。
  5. 前記点火時期調整適否判定手段は、前記暖機用制御手段による点火時期の調整前後にお
    ける前記内燃機関の出力トルクの差分に基づいて前記点火時期の調整の適否を判定する手段である請求項1記載の車両の制御装置。
  6. 請求項5記載の車両の制御装置であって、
    前記内燃機関の負荷および/または回転数を検出する負荷回転数検出手段を備え、
    前記点火時期調整適否判定手段は、前記検出された内燃機関の負荷および/または回転数に基づいて判定基準トルク差分を設定し、前記内燃機関の出力トルクの差分と前記設定した判定基準トルク差分とに基づいて前記点火時期の調整の適否を判定する手段である
    車両の制御装置。
  7. 請求項1記載の車両の制御装置であって、
    前記内燃機関の負荷および/または回転数を検出する負荷回転数検出手段を備え、
    前記点火時期調整適否判定手段は、前記暖機用制御手段による点火時期の調整前後における前記内燃機関の出力トルクと前記検出された内燃機関の負荷および/または回転数とに基づいて前記調整前後における調整量を推定し、該推定された調整量に基づいて前記点火時期の調整の適否を判定する手段である
    車両の制御装置。
  8. 前記車両は、前記内燃機関の出力軸に接続された第1の軸と前記電動機の回転軸に接続された第2の軸と駆動軸に接続された第3の軸とを有し、該3軸のうちの任意の2軸に入出力される動力が決定されたときに残余の1軸に入出力される動力が決定される3軸式動力入出力機構と、前記駆動軸に接続された第2の電動機とを備えるハイブリッド自動車である請求項1ないし7いずれか記載の車両の制御装置。
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