JP3940646B2 - 加熱蒸散装置および加熱蒸散方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱蒸散装置および加熱蒸散方法に関する。
【従来の技術】
【0002】
従来、害虫防除のための加熱蒸散方法としては、吸液芯を用いて殺虫剤を吸上げ加熱蒸散させる方法や、繊維板等の多孔質基材(固形マット)に吸着させた殺虫剤を加熱して蒸散させる方法等が知られている。
【0003】
前者の場合、殺虫剤を溶液形態で使用するため、水を加えた製剤では、揮散安定性が悪く、薬剤を長時間蒸散させるのには向いていなかった。後者のマット方式の場合、無溶剤型ではあるが、繊維板に薬剤を吸着させたため、薬剤の残存率が高く安定した長期の揮散は望めなかった。
【0004】
本発明者らは、上記課題を解決すべく、先に、殺虫原体を加熱蒸散する加熱蒸散方法およびこれに使用する加熱蒸散容器を提案した。すなわち、殺虫原体を加熱すると、水を加えた殺虫液を使用するより、効率よく殺虫剤成分を蒸散させることができる。
【0005】
ここで、殺虫原体とは溶剤を含まない殺虫剤成分自体をいう。従って、加熱蒸散時間の長いもの、例えば1日12時間の揮散を30日間ないし60日間持続させるものであっても、使用する殺虫原体はせいぜい数ml程度とごく少量であり、殺虫原体を収容する加熱蒸散容器も、縦横各20〜40mm程度のシートの中央部に深さ0.5〜5mm程度の凹部を設けた小型容器である。
【0006】
しかし、このような小さな容器であるため、当該容器を水平なヒータ面上に単に載置しただけでは、殺虫原体等の蒸散液の残量を目視にて知るのが大変困難であった。また、殺虫原体を長期にわたって蒸散させる場合には、できる限り蒸散量が安定していることが望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、加熱蒸散容器内の蒸散液の残量を簡単に知ることができ、しかも長期にわたって安定した蒸散が可能な加熱蒸散装置および加熱蒸散方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、蒸散液を収容した加熱蒸散容器を、例えば傾斜させてヒータ面上に載置または保持して加熱蒸散させる場合は、蒸散口を塞ぐ透明ないし半透明のガス透過性フィルムに蒸散液が接するため、このフィルムを通して、容器内の蒸散液の液面を容易に判別でき、加熱蒸散に伴う蒸散液の残量も容易に確認することができるという新たな事実を見出した。すなわち、本発明において、加熱蒸散容器は蒸散液がガス透過性フィルムと接するような角度となるようにヒータ面上に載置または保持されることによって、それ自体で蒸散液の残量を示すインジケータ機構の役割を果たす。
【0009】
さらに、本発明者らは、加熱蒸散容器と、蒸散液がガス透過性フィルムと接するような角度となるようにヒータ面上に載置または保持することにより、容器内に収容された蒸散液の蒸散量が、殆ど蒸散初期から終期までの長期にわたって蒸散量が安定するという驚くべき事実をも見出し、ここに本発明を完成するに至った。加熱蒸散容器を蒸散液がガス透過性フィルムと接するような角度となるようにヒータ面上に載置または保持することにより蒸散量が安定する理由としては、ガス透過性フィルムと蒸散液との接触状態が常に安定しているためと推測される。
【0010】
すなわち、本発明の加熱蒸散装置は、以下の構成からなる。
(1)蒸散液を収容した容器本体と、この容器本体の蒸散口を塞ぐ透明ないし半透明のガス透過性フィルムとを備えた加熱蒸散容器を、前記蒸散液が前記フィルムと接するような傾斜角度となるようにヒータ面上に載置または保持し、かつ、前記容器本体の蒸散口は傾斜した下端が先細形状となっていることを特徴とする加熱蒸散装置。
(2)蒸散液を収容した容器本体と、この容器本体上面の蒸散口を塞ぐ透明ないし半透明のガス透過性フィルムとを備えた加熱蒸散容器を、前記蒸散液が前記フィルムと接するような傾斜角度を有したヒータ面上に載置または保持し、かつ、前記容器本体の蒸散口は傾斜した下端が先細形状となっていることを特徴とする加熱蒸散装置。
(3)前記加熱蒸散容器が、水平面に対して10〜90°の角度のヒータ面上に載置または保持されている前記(2)記載の加熱蒸散装置。
(4)前記蒸散液が殺虫原体である前記(1)〜(3)のいずれかに記載の加熱蒸散装置。
(5)前記蒸散液が着色剤を含有している前記(1)〜(4)のいずれかに記載の加熱蒸散装置。
【0011】
なお、前記(1)において、蒸散口の角度は前記(2)と同様に水平面に対して10〜90°であるのがよい。また、前記(1)の加熱蒸散装置では、蒸散液がガス透過性フィルムと接している限り、ヒータ面は水平(具体的には例えば水平面に対して0〜10°の角度)であってもよい。蒸散液としては、殺虫原体以外にも、例えば芳香剤、消臭剤、防虫剤などが使用可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、蒸散液として殺虫原体を使用した場合を例に挙げて、本発明の加熱蒸散装置と加熱蒸散方法を説明する。
【0013】
使用する殺虫原体は、溶剤を含まない殺虫剤成分自体であって、2種以上の殺虫剤成分を混合したものであってもよい。また、殺虫原体に、添加剤として、通常使用される安定剤、酸化防止剤、紫外線防止剤、着色剤などの1種または2種以上を添加してもよい。
【0014】
本発明において使用可能な殺虫原体としては、加熱により蒸散し、害虫に対して防除効果を示すものであればよい。このような殺虫原体としては、例えばトランスフルスリン、「S−1264」(住友化学工業(株))、フラメトリン、d-T80-フラメトリン、エムペントリン、フェノトリン、レスメトリン、フタルスリン、d-T80-フタルスリン、(1S)−1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル−(1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロエテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル−3−(2,2−ジクロロエテニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、およびこれらの異性体、さらにビフェントリン、フェンプロパトリン、アミドフルメットなどが挙げられるが、これらに限定されない。これらの殺虫原体は通常液体であり、蒸気圧は4.8×10-6(25℃)mmHg以上、好ましくは4.8×10-6〜6.0×10-3(25℃)mmHgであるのがよい。殺虫原体は、これを加熱蒸散容器内に収容し、この容器を加熱することによって蒸散される。
【0015】
前記添加剤は必要最小限の添加量でよく、通常、殺虫原体を含む総量に対して安定剤が約5重量%以下、酸化防止剤が約5重量%以下、紫外線防止剤が約5重量%以下であればよい。また、これ以外にも、通常用いられている効力増強剤、揮散率向上剤、消臭剤、香料等の各種添加剤も任意に添加することができる。
【0016】
特に殺虫原体(蒸散液)に色素等の着色剤を添加すると、視認性が向上し、遠くからでも液面を容易に判別できるようになり、また終点の確認も容易になる。添加する着色剤としては、殺虫原体の蒸散性に影響せず、使用期間を通して加熱や光による退色がなく、遠くからの視認に優れて終点がわかりやすいものがよい。
このような着色剤としては、例えばアゾ系染料、アントラキノン系染料、およびこれらの染料の2種以上の組み合わせから選ぶことができる。具体的には、例えば橙色403号、緑色202号、紫色201号、赤色225号、黄色204号等の色素が挙げられる。
着色剤の添加量は、総量に対して0.001〜0.1重量%、好ましくは0.01〜0.1重量%の割合である。これにより、殺虫原体の蒸散性に影響せず、遠距離からの視認性および終点の視認性が向上する。
【0017】
図1は本発明にかかる加熱蒸散容器の液量表示構造の一実施形態を示す概略断面図である。図1に示すように、加熱蒸散容器2は、蒸散液6がガス透過性フィルム8と接するような角度となるように傾斜したヒータ面1上に保持されている。加熱蒸散容器2は、殺虫原体6を収容した容器本体7と、この容器本体7の上面に形成した蒸散口を塞ぐ透明ないし半透明のガス透過性フィルム8とからなる。
【0018】
ヒータ3は発熱体4と放熱板5とを備えている。前記ヒータ3は蒸散装置の傾斜した器壁9よりも内方に取り付けられており、器壁9に形成された凹部10の底面を形成している。この凹部10内に加熱蒸散容器2を落とし込み、加熱蒸散容器2をヒータ面1上に保持させる。
【0019】
この状態では、図1に示すように、加熱蒸散容器2は傾斜姿勢でヒータ面1上に保持されているので、殺虫原体6の液面6aをガス透過性フィルム8を通して目視にて容易に確認することができる。このため、加熱蒸散容器2内の殺虫原体6の残量を簡単に知ることができる。
【0020】
前記ガス透過性フィルム8としては、殺虫原体6である液体は透過しないが、殺虫原体6から揮散した薬剤成分を透過させることができ、かつ透明ないし半透明であればいずれも使用可能である。このようなガス透過性フィルム8を例示すると、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリメチルペンテンなどが挙げられる。これらのフィルムは単独で使用してもよく、あるいは2種以上を貼り合わせたものであってもよい。また、フィルムにレーザー光などにより微細な孔を多数あけた微多孔性フィルムもガス透過性フィルムとして単独で、または他のガス透過性フィルムと貼り合わせるなどして好適に使用可能である。さらに、針などで孔をあけた多孔性フィルムも単独で、または他のガス透過性フィルムと貼り合わせるなどして使用することができる。ガス透過性フィルム8の厚さは約10〜100μm、好ましくは30〜70μmであるのがよい。前記微多孔性フィルムまたは多孔性フィルムには、ガス透過性フィルムの他、ナイロン等のガス非透過性フィルムも使用可能である。
【0021】
前記容器本体7は、アルミニウムなどの金属シート、耐熱性樹脂シートなどの耐熱性シートから作られ、中央部に殺虫原体6を収容する凹部7aが設けられ、この凹部7aの蒸散口周縁にフランジ部7bが設けられる。このフランジ部7b上にガス透過性フィルム8の周縁部を重ね合わせ、熱接着などにより一体に接着する。
【0022】
図2(a)および(b)は、容器本体7を示す平面図およびそのX−X線断面図である。図2(a)に示すように、この実施形態にかかる容器本体7の凹部7aは蒸散口7cが六角形状を有する。従って、例えば図2(a)に示す蒸散口7cの一端Aを傾斜した容器本体7の下端としたとき、この下端部は先細形状になっているので、液残量が最終間際になると、収容された殺虫原体6の液面6aの低下速度が大きくなるので、加熱蒸散の終点がわかりやすくなる。また、図2(a)に示す蒸散口7cでは、上端も先細形状となっているので、使用開始時の液量もわかりやすくなる。
【0023】
図1に示すヒータ面1の水平面に対する傾斜角度θは10〜90°、好ましくは40〜60°であるのがよい。傾斜角度θが前記範囲より小さいと、殺虫原体6の液量を判別しにくくなる。
【0024】
加熱蒸散容器2に収容する殺虫原体6の量は、使用する薬剤の蒸散性、単位時間当りの蒸散量、目標とする蒸散持続時間等に応じて適宜決定されるため、特に限定されるものではないが、通常、約0.05〜3ml、好ましくは0.1〜1ml程度であればよい。また、凹部7aの深さは、これに収容する殺虫原体5の種類に応じて、0.5〜5mmの範囲から決定するのが好ましい。なお、殺虫原体の量は、重量では約75〜4500mg、好ましくは150〜1500mgであるのがよい。
【0025】
殺虫原体の加熱温度は、殺虫剤成分の単位時間当りの揮散量を考慮して適宜決定され、通常、ヒータ温度(すなわちヒータ面1の表面温度)は約50〜170℃、好ましくは70〜130℃の範囲から適切な温度が設定される。
【0026】
本発明における容器本体の蒸散口は、傾斜した下端が先細形状となっているものである。該蒸散口は、蒸散液6の液量推移が判別しやすく、かつ揮散面積が大きくとれ、しかも成形可能な形状であるのが好ましい。図2に示した蒸散口7c以外の一般的な他の蒸散口を図3〜図9に例示する。これらの蒸散口のうち、例えば図2(a)、図4(a)〜(f)、図5(a)〜(c)、図6(c)、図8(a)、(c)、図9(a)、(b)に示すものが、本発明において採用可能である。なお、各図に示す蒸散口の下側が、傾斜した容器の下端になるものとする。
【0027】
図3(a)〜(c)に示した四角形や円形の蒸散口11,12,13は、いずれも揮散面積を大きく取った例である。
【0028】
図4(a)〜(d)に示した蒸散口14,15,55,56は、揮散面積が大きく、かつ下端の幅が小さくなっているので蒸散液の終点付近の減量推移がわかりやすいという利点がある。また、図4(e),(f)に示した蒸散口59,60は下端に液溜り部61,62が形成されているので、蒸散液の終点をより明確に表示できる。
【0029】
図5(a)に示した蒸散口16は、揮散面積が大きく、かつ上端から下端に近づくにつれて徐々に幅が細くなっているため、蒸散時間の経過と共に蒸散液の減量速度が速くなる。図5(b)および(c)に示した蒸散口17,18は、図5(a)の蒸散口16と同じ特性を有し、特に終点付近の減量状態がよりわかりやすい形状になっている。
【0030】
図6(a)〜(c)に示した蒸散口19,20,21は、上端が2つに分かれたコ字形、U字形またはV字形であるため、使用開始時からの液減量がわかりやすい。特に図6(c)に示した蒸散口21は、終点付近の減量状態がよりわかりやすい形状になっている。
【0031】
図7(a)に示した蒸散口22は、中央部が上端部および下端部よりも幅が狭くなっているため、使用中期の液減量がわかりやすい。図7(b)に示した蒸散口23は、中央部にリブ24(突起)が設けられて幅が狭くなっているため、使用中期の液減量がわかりやすいと共に、リブ24の上面をガス透過性フィルムに接合・シールすることにより容器の強度を上げることができる。
【0032】
図8(a)に示した蒸散口25は、中央部に比べて上端および下端の幅が狭くなっているため、使用初期および終期での液減量がわかりやすくなっている。図8(b),(c)に示した楕円形および菱形の蒸散口26,27も、中央部に比べて上端および下端付近の幅が小さくなっており、使用初期および終期での液減量がわかりやすくなっている。
【0033】
図9(a),(b)に示した蒸散口28,29は、上端から下端にかけて段階的に幅が小さくなるようにしたので、液量が使用初期、中期および終期のいずれにあるのかを液面レベルからわかりやすくなる。図9(c)に示した蒸散口30は上端、中央部、下端にそれぞれ幅広部分を設けたので、液量が使用初期、中期および終期のいずれにあるのかが液面レベルからわかりやすくなる。
【0034】
また、蒸散終期での蒸散液の減量状態は、蒸散口の形状だけでなく、図10に示すように、蒸散容器54の深さLを下端側で小さくすることによっても、わかりやすくすることができる。すなわち、図10に示した凹部51は、底面53が傾斜することにより、上端から下端にかけて深さLが順次小さくなるように構成されているため、蒸散時間の経過と共に蒸散液の減量速度が速くなり、減量状態がわかりやすい。なお、深さLは段階的に小さくしてもよく、下端側のみを小さくしてもよい。また、図10に示す蒸散容器54の蒸散口52の平面形状は特に限定されないが、例えば図2(a)、図4(a)〜(f)、図5(a)〜(c)、図6(c)、図8(a)、(c)、図9(a)、(b)に示すように、下端部分を先細形状にしたり、液溜り部61,62を設けるなどして、下端の幅が小さくなった蒸散口の場合には、下端の深さLが浅いことと相まって終点付近の減量状態がよりわかりやすくなる。
なお、図4(e)、(f)のように凹部59,60の下部に液溜り部61,62を設けた場合には、液溜り部61,62の深さのみを浅くしてもよい。
【0035】
また、図1の実施形態では、加熱蒸散容器2をヒータ面1の周囲に形成した器壁9の凹部にて保持したが、加熱蒸散容器2をヒータ面1上に載置または保持できる手段であればよく、例えば傾斜したヒータ面上またはヒータ面の端部に突起等のストッパーを設けて加熱蒸散容器を載置または保持する方法などが挙げられる。
【0036】
図11は、直立したヒータ面1上に加熱蒸散容器2を保持した例を示している。このような使用形態であっても、前記のように傾斜した場合と同様に、殺虫原体6の液面6aを前面のガス透過性フィルム8を通して目視にて容易に確認することができるため、加熱蒸散容器2内の殺虫原体6の残量を簡単に知ることができる。その他は図1に示した形態と同じであるので、同一符号を付して説明を省略する。
【0037】
本発明の他の実施形態を図12に示す。この実施形態で使用される加熱蒸散容器31は、殺虫原体6(蒸散液)を収容した容器本体33と、この容器本体33の蒸散口34を塞ぐ透明ないし半透明のガス透過性フィルム35とを備え、前記蒸散口34は底部39に対して傾斜している。
【0038】
一方、ヒータ36は発熱体37および放熱板38とを備え、ヒータ面40はほぼ水平である。このヒータ面40上に前記加熱蒸散容器31を載置すると、蒸散口34は蒸散液6がガス透過性フィルム35と接するように傾斜した状態となるので、殺虫原体6の液面6aを前面のガス透過性フィルム8を通して目視にて容易に確認することができる。このため、加熱蒸散容器2内の殺虫原体6の残量を簡単に知ることができる。
【0039】
図13は、本発明のさらに他の実施形態を示している。この実施形態で使用される加熱蒸散容器41は、殺虫原体6を収容した容器本体44を箱形で構成し、前面に蒸散口42設けると共に、この蒸散口42を透明ないし半透明のガス透過性フィルム43で塞いだものである。そして、この加熱蒸散容器41をほぼ水平なヒータ面40上に載置すると、蒸散口42は直立した状態となり、蒸散液6がガス透過性フィルム43と接した状態になるので、殺虫原体6の液面6aを前面のガス透過性フィルム43を通して目視にて容易に確認することができ、加熱蒸散容器41内の殺虫原体6の残量を簡単に知ることができる。その他は図12に示す形態と同じであるので、同一符号を付して説明を省略する。
【0040】
【実施例】
以下、実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
【0041】
実施例1
<加熱蒸散容器の傾斜角度と蒸散量との関係>
1.加熱蒸散容器
図14に示すような形状の容器本体を使用し、この容器本体の凹部50に殺虫原体としてトランスフルスリンを100mg充填し、凹部50の上面をガス透過性フィルムで塞いで加熱蒸散容器を作製した。使用した容器本体およびガス透過性フィルムは以下の通りである。
容器本体:厚さ100μmのAlシートからなり、図14に示すように中央に凹部50を有するアルミニウム容器(容器寸法:縦33mm×横25mm、凹部50の寸法:縦26mm×横17mm×深さ3mm)。表面にシーラント層(厚さ50μmの(無延伸)ポリプロピレンフィルム (CPP))をコーティングし、裏面にニ軸延伸ポリプロピレンの薄い塗膜を形成。
ガス透過性フィルム:厚さ20μmのニ軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)と厚さ40μmのポリエチレンフィルム(PE)とを貼り合わせた透明フィルム。
【0042】
2.試験方法
ヒータ温度(表面温度)を74℃に設定した図1に示すような電気蚊取器を水平面に対して50°傾斜させ、蒸散液6がガス透過性フィルム8と接した状態で、加熱蒸散容器をヒータ面に保持させ、容器底部を全面加熱して薬剤を蒸散させた。
加熱蒸散容器5から揮散した殺虫剤成分はシリカゲルカラムに吸引捕集し、このシリカゲルをクロロホルムで抽出し、濃縮後、ガスクロマトグラフにて定量し、所定時間ごとの蒸散量を求め、それぞれ12時間あたりの蒸散量として換算した。試験結果を表1に示す。なお、蒸散量は試料数n=5の平均値である。
【表1】
Figure 0003940646
表1の結果より、加熱蒸散容器2を蒸散液6がガス透過性フィルム8と接するような角度となるように傾斜させて加熱蒸散することにより、蒸散量が安定しており、長期にわたってほぼ一定した蒸散量が得られていることがわかる。
【0043】
実施例2
<色素添加による遠距離からの視認性の評価>
図14に示すような形状の容器本体を使用し、この容器本体の凹部50に、表2に示す各色素を同表に示す濃度(重量%)で添加したトランスフルスリンを100mg充填し、凹部50の上面をガス透過性フィルムで塞いで加熱蒸散容器を作製した。使用した容器本体およびガス透過性フィルムは以下の通りである。
容器本体:厚さ100μmのAlシートからなり、図14に示すように中央に凹部50を有するアルミニウム容器(容器寸法:縦25mm×横25mm、凹部50の寸法:縦17mm×横17mm×深さ2mm)。表面にシーラント層(厚さ50μmの無延伸ポリプロピレンフィルム (CPP))をコーティング。
ガス透過性フィルム:厚さ15μmの微細多孔性ナイロン(Ny)フィルムと厚さ50μmの(無延伸)ポリプロピレンフィルム (CPP)とを貼り合わせた透明フィルム。
【0044】
2.試験方法
容器本体の凹部50に、色素を添加した前記トランスフルスリンを800mg収容し、その上面を前記ガス透過性フィルムで塞いだ。そして、加熱蒸散容器内のトランスフルスリンの視認性を3mの距離から目視にて評価した。試験結果を表2に示した。表2において、「○」は視認できる、「×」は視認できないことをそれぞれ示している。。
【表2】
Figure 0003940646
表2より、着色剤を0.001%以上添加することにより、3m離れていても加熱蒸散容器内の殺虫原体を目視により確認することができることがわかる。
【0045】
実施例3
<添加した着色剤の耐熱性と耐光性の評価>
実施例2と同様に容器本体(Al100μm/無延伸ポリプロピレンフィルム50μm)の凹部50に、表3に示す色素を0.03重量%の濃度で添加したトランスフルスリン100mg充填し、凹部50の上面をガス透過性フィルムで塞いで加熱蒸散容器を作製した。この加熱蒸散容器2を100℃のインキュベーターで2週間保存して色素の耐熱性を評価し、次いで散乱光を1ヵ月間照射して色素の耐光性を評価した。それらの結果を表3に示す。表3において、「○」は色の変化がないことを示している。
【表3】
Figure 0003940646
表3より、使用した色素はいずれも加熱しても退色や変色がなく、また散乱光によっても退色や変色のないことが確認できた。
【0046】
実施例4
<加熱蒸散させたときの色調変化および耐光性評価>
1.加熱蒸散容器
図14に示すような形状の容器本体を使用し、この容器本体の凹部50に、表4に示す色素を0.03重量%の濃度で添加したトランスフルスリンを1240mg充填し、凹部50の上面をガス透過性フィルムで塞いで加熱蒸散容器を作製した。使用した容器本体およびガス透過性フィルムは以下の通りである。
容器本体:厚さ100μmのAlシートからなり、図14に示すように中央に凹部50を有するアルミニウム容器(容器寸法:縦33mm×横25mm、凹部50の寸法:縦26mm×横17mm×深さ3mm)。表面にシーラント層(厚さ50μmの無延伸ポリプロピレンフィルムをコーティング。
ガス透過性フィルム:厚さ70μmの無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)からなる透明フィルム
【0047】
2.試験方法
ヒータ温度(表面温度)を100℃に設定した、図1に示すような電気蚊取器を水平面に対して50°傾斜させた状態で、加熱蒸散容器をヒータ面に保持させ、容器底部を全面加熱して薬剤を蒸散させた。そして、液量が100mgになった蒸散後に色調変化を評価し、ついで散乱光を照射して耐光性(退色または変色)を評価した。それらの結果を表4に示した。
【表4】
Figure 0003940646
表4より、蒸散後に色調変化がなく、散乱光によっても退色しないことが確認された。
【0048】
実施例5
<他の加熱蒸散装置との視認性比較>
実施例4と同様に、橙色403号を0.03重量%含有したレスメトリンを用いて、実施例4と同様にして加熱蒸散させ、使用期間の1/5が経過した時の残量の視認性を1m,2m,3m離れた距離からそれぞれ目視にてモニター10人に評価してもらった。
一方、比較のため、吸液芯を用いて殺虫液を吸上げ加熱蒸散させる吸液芯型加熱蒸散装置、繊維板等の多孔質基材(固形マット)に吸着させた殺虫剤を加熱して蒸散させる固形マット式加熱蒸散装置およびゲル製剤に含有させた殺虫剤を加熱して蒸散させるゲル製剤式加熱蒸散装置をそれぞれの条件で使用し、使用期間の1/5が経過した時の視認性を前記と同様にして調べた。なお、使用した殺虫液、マットおよびゲル製剤には前記と同じ橙色403号を0.03重量%含有させた。試験結果を表5に示す。表5において、「○」は視認できる、「△」はわかりにくいが視認できる、「×」は視認できないことをそれぞれ示している。
【表5】
Figure 0003940646
表5より、本発明の加熱蒸散装置は、殺虫原体に色素を添加することにより、従来の加熱蒸散装置よりも視認性が高く、簡単に容器内の残留液量を知ることができることが確認された。
【0049】
実施例6
<蒸散液の終点判断>
1.加熱蒸散容器
図15(a)に示すような形状の凹部50(以下、凹部形状1という)を有する容器本体を5個準備した。この各容器本体の凹部50に、蒸散液をそれぞれ100mg、60mg、40mg、20mg、0mgずつ充填し、凹部の上面をガス透過性フィルムで塞いで加熱蒸散容器を作製した。また、蒸散液として、色素(緑202号)を0.01重量%添加したトランスフルスリンを使用した。
一方、図15(b)および(c)に示すような形状の凹部57および58(以下、凹部形状2および3という)を有する容器本体をそれぞれ5個ずつ準備し、上記凹部形状1と同様にして加熱蒸散容器を作成した。なお、図15(a)〜(c)で使用した容器本体およびガス透過性フィルムの材質および大きさは実施例1のそれと略同じである。
【0050】
2.試験方法
凹部形状1について、最初に、凹部50に蒸散液を満たした別の加熱蒸散容器(蒸散液充填量:300mg)をモニター30人に見せた後、充填量が100mg、60mg、40mg、20mgおよび0mgの各加熱蒸散容器を1m離れた位置から見てもらい、終点(蒸散液がなくなった状態)と判断できるものを選んでもらった。
同様にして、凹部形状2および3について、モニター30人により終点と判断できるものを選んでもらった。
それらの結果を表6に示す。
【表6】
Figure 0003940646
表6より、凹部形状2,3は、凹部形状1に比べて、液量のより少ない段階を終点と判断する人が多く、終点と判断する人数のばらつきも少ないことから、加熱蒸散容器の凹部は端部の幅が小さくなっているほうが、終点を正確に判断しやすいことがわかる。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、加熱蒸散容器を蒸散液がガス透過性フィルムと接するような角度でヒータ面上に載置または保持したため、液面レベルから簡単に容器内の蒸散液量を知ることができ、蒸散液の交換時期の判断が容易である。また、蒸散液がガス透過性フィルムと接するような角度で加熱蒸散させることにより、長期にわたって蒸散量が安定するという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である加熱蒸散装置を示す概略断面図である。
【図2】(a)は本発明における容器本体の一例を示す平面図、(b)はそのX−X線断面図である。
【図3】(a)〜(c)はそれぞれ容器本体の他の例を示す平面図である。
【図4】(a)〜(f)はそれぞれ容器本体の他の例を示す平面図である。
【図5】(a)〜(c)はそれぞれ容器本体の他の例を示す平面図である。
【図6】(a)〜(c)はそれぞれ容器本体の他の例を示す平面図である。
【図7】(a)および(b)はそれぞれ容器本体の他の例を示す平面図である。
【図8】(a)〜(c)はそれぞれ容器本体の他の例を示す平面図である。
【図9】(a)〜(c)はそれぞれ容器本体の他の例を示す平面図である。
【図10】加熱蒸散容器の他の例を示す側面断面図である。
【図11】本発明に係る、直立したヒータ面に加熱蒸散容器を保持した加熱蒸散装置を示す概略断面図である。
【図12】本発明の他の実施形態である加熱蒸散装置を示す概略断面図である。
【図13】本発明に係る、蒸散口が直立した加熱蒸散装置を示す概略断面図である。
【図14】(a)は実施例で使用した容器本体を示す平面図、(b)はそのY−Y線断面図である。
【図15】実施例6で使用した容器本体の凹部形状を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ヒータ面
2 加熱蒸散容器
3 ヒータ
6 殺虫原体
7 凹部
8 ガス透過性フィルム

Claims (5)

  1. 蒸散液を収容した容器本体と、この容器本体の蒸散口を塞ぐ透明ないし半透明のガス透過性フィルムとを備えた加熱蒸散容器を、前記蒸散液が前記フィルムと接するような傾斜角度となるようにヒータ面上に載置または保持し、かつ、前記容器本体の蒸散口は傾斜した下端が先細形状となっていることを特徴とする加熱蒸散装置。
  2. 蒸散液を収容した容器本体と、この容器本体上面の蒸散口を塞ぐ透明ないし半透明のガス透過性フィルムとを備えた加熱蒸散容器を、前記蒸散液が前記フィルムと接するような傾斜角度を有したヒータ面上に載置または保持し、かつ、前記容器本体の蒸散口は傾斜した下端が先細形状となっていることを特徴とする加熱蒸散装置。
  3. 前記加熱蒸散容器が、水平面に対して10〜90°の角度のヒータ面上に載置または保持されている請求項2記載の加熱蒸散装置。
  4. 前記蒸散液が殺虫原体である請求項1〜3のいずれかに記載の加熱蒸散装置。
  5. 前記蒸散液が着色剤を含有している請求項1〜4のいずれかに記載の加熱蒸散装置。
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