JP3939387B2 - 顔料インク用インクジェット記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は顔料インクを用いたインクジェット記録方式に適した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子スチールカメラあるいはコンピュータなどの普及とともに、それらの画像を紙面等に記録するためのハードコピー技術が急速に発達した。これらハードコピーの究極の目標は銀塩写真であり、特に、色再現性、色濃度、解像度、光沢、耐候性などをいかに銀塩写真に近づけるかが開発の課題となっている。ハードコピーの記録方式には、銀塩写真によって画像を表示したディスプレイを直接撮影するもののほか、昇華型熱転写方式、インクジェット方式、静電転写型方式など多種多様である。
【0003】
インクジェット方式によるプリンタは、フルカラー化が容易なことや印字騒音が低いことなどから、近年急速に普及しつつある。この方式ではノズルから記録媒体に向けてインク液滴を高速で射出するものであり、インク中に多量の溶媒を含む。このためインクジェットプリンタ用の記録媒体は、速やかにインクを吸収し、しかも優れた発色性を有することが要求される。
【0004】
インクジェット記録方式ではこれまで染料を溶媒に溶解したタイプのインクを用いることが多かったが、顔料を主に水等に分散させたタイプの顔料インクを用いるものも知られている。顔料インクを用いたインクジェット記録物は退色、変色性が小さく特に耐久性に優れることを特長とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、顔料インクの吸収性が良好で、インク中の顔料を均一に定着して優れた発色性を示し、かつ、色濃度の高いインクジェット記録物を得ることのできる記録媒体を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、細孔半径が5〜30nmの細孔を単位面積当りの容積として2〜1000cc/m2を有し、厚みが10〜500μmの基材上に、平均粒子直径が1〜500nmのシリカおよびシリカの固形分(SiO2換算)に対して1〜30重量%のバインダーで結合された構成を有する顔料インクの定着層を有することを特徴とする顔料インク用インクジェット記録媒体にある。
【0007】
本発明の記録媒体は、上記した基材を有することにその大きな特徴があり、かかる基材は、顔料インクの溶媒または分散媒である水などを主に縦方向に浸透させ、横方向には分散させにくいので、インクの速乾性に優れる。基材の材質は、好ましくはセルロース紙、ポリスチレン、またはポリエチレン、ポリプロピレン等の好ましくは延伸したポリオレフィン等の合成紙である。
【0008】
基材は、上記の細孔物性および厚みを有することが必要であり、これらの範囲外の場合は、インクの吸収性が不適当である。上記の中でも細孔半径が5〜30nmの細孔を単位面積当りの容積として5〜500cc/m2 および厚み30〜200μmを有する基材が好ましい。
【0009】
基材がそれ自体上記細孔物性を有する場合には、そのまま本発明の基材に使用できるが、そうでない場合には、基材を形成する材料(セルロース紙ならばパルプ、合成紙ならばポリマーなど)に、無機粒子が基材材料に対して、好ましくは0.1〜85重量%、特には1〜80重量%充填される。これにより基材の細孔半径および細孔容積が制御される。
【0010】
基材材料に対して充填する無機粒子としては、平均粒子直径が好ましくは20〜200nm、特には10〜90nmを有するシリカまたはアルミナの粒子が好ましい。なかでもシリカゾルまたはアルミナゾル等のように微細な粒子として分散したゾルで充填するのが好ましい。このようなゾルを乾燥して得られるキセロゲルは微細な細孔を多く含むので比較的少量の添加で充分な効果を挙げることができる。基材中にはバインダー成分やその他の添加成分が含まれていてもよい。
【0011】
基材材料に無機粒子を充填させる方法は、基材材料に無機粒子を混合して抄紙する方法、基材材料を無機粒子を含むゾル液に含浸する方法などが採用される。含浸の方法としては、ディップ法、吸引濾過法、吹き付け法さらにはコーターによる塗工法などが採用できる。含浸法の場合、ゾル液の粘度が大きくなると無機粒子が基材材料に充分浸透しなくなるのでゾル液中のバインダー成分は適宜の量に制御される。
【0012】
かかる無機粒子の充填した基材の好ましい例として、シリカなどの無機粒子を基材に対して50〜85重量%充填したポリエチレン(ポリプロピレン)等の延伸ポリオレフィンからなるフィルム状の微孔質物質である欧州特許288021号および欧州特許289859号に記載される合成紙が挙げられる。
【0013】
上記基材に対して、その表面上に顔料インクの定着層が設けられる。かかる顔料インクの定着層は、平均粒子直径が好ましくは1〜500nmを有する無機粒子の多孔質層からなる。上記無機粒子の粒径は顔料インクの記録媒体への吸収性および定着層を向上させるために好ましく、なかでも無機粒子の平均粒子直径は2〜200nmであるのが特に好ましい。
【0014】
顔料インクの定着層は、上記無機粒子がバインダーで結合された構成を有する。即ち、顔料インクの定着層は、基材上に無機粒子とバインダーを含む塗工液を塗布し、乾燥することにより形成する。無機粒子としては、シリカまたはアルミナが好ましく、本発明ではシリカを使用する。透明な顔料インクの定着層を得る場合には、アルミナ特に擬ベーマイトAl2O3・nH2O(n=1〜1.5)の組成式で表わされるアルミナ水和物が使用される。
【0015】
無機粒子は、平均粒子直径が好ましくは10〜90nmのゾルとして使用される。ゾル中の固形分濃度は好ましくは1〜20重量%である。
【0016】
バインダーとしては澱粉やその変性物、ポリビニルアルコールおよびその変性物、SBRラテックス、NBRラテックス、ヒドロキシセルロース、ケイ素含有ポリマー、ポリビニルピロリドン等の有機物を用いることができる。
【0017】
バインダーの使用量はシリカの固形分(SiO2換算)に対して1〜30重量%である。バインダーの使用量が1重量%に満たない場合は、シリカ層の機械的強度が不足する恐れがあるので好ましくない。バインダーの使用量が30重量%を超える場合は、インクの吸収性が不足して画質の低下を引き起こし好ましくない。もっともバインダー量を上げるほど、インクの吸収速度は遅くなるが、印字ドット径は太らすことができ、用途に応じては有効な制御因子となる。バインダーの特に好ましい使用量は、5〜20重量%である。
【0018】
基材上に顔料インクの定着層を形成する方法としては、無機粒子にバインダーと分散媒を加えて好ましくはゾル状塗工液にし、これを基材に塗布した後乾燥する方法が望ましい。塗布方法としては、例えばダイコーター、ロールコーター、エアナイフコーター、ブレードコーター、ロッドコーターまたはコンマコーターなどを用いることができる。塗工液の分散媒としては、水系、非水系の何れも採用できる。
【0019】
顔料インクの定着層の厚さは0.1〜30μmが好ましい。顔料インクの定着層の厚みが薄すぎると印字ドット径が所望量より細くなる。また顔料インクの定着層が厚すぎるとインク吸収が遅く画質の低下を引き起こしたり、顔料インクの定着層の剥離を生じる。またインク溶媒が完全に顔料インクの定着層から基材に浸透せず顔料インクの定着層に残り、これも画質低下の原因となる。より好ましい厚みは0.1〜10μmである。
【0020】
これら基材および顔料インクの定着層からなる本発明の記録媒体には種々の添加剤が含まれていてもよい。例えば、紫外線吸収剤や退色防止剤、滲み防止剤、黄変防止剤のような耐久性向上を目的としたもの、消泡剤や減粘剤あるいはゲル化剤のような製造性向上を目的としたもの、さらには蛍光増白剤のような付加価値の付与を目的としたものなど、適宜必要に応じて添加することができる。
【0021】
本発明の記録媒体に対して顔料インクを使用してインクジェット記録する場合に使用される顔料インクは特に限定されないが、顔料を水にまたは非水系の媒体に分散または溶解させたものが使用される。顔料インク中の顔料はインク全体に対して好ましくは0.5〜20重量%、好ましくは2〜12重量%含有される。水が媒体の場合、インク中の水の含有量は通常10〜93重量%、好ましくは25〜87重量%である。顔料インクには必要に応じてpH調整剤、防腐剤などが添加される。
【0022】
顔料インク中の顔料は、黒インクに使用されるカーボンブラックとしてはファーネス法、チャンネル法で製造されたカーボンブラックで、一次粒径が15〜40nm、BET法による比表面積が50〜300m2 /g、DBP吸油量が40〜150ml/100g、揮発分0.5〜12%、pH値が2〜9であるものが好ましい。
【0023】
黒インクとしての顔料は、C.I.Pigment Black等が、イエローインクとしての顔料は、、C.I.Pigment Yellow等が、マゼンタインクとしての顔料は、C.I.Pigment Red等が、シアンインクとしての顔料は、C.I.Pigment Blue等が使用される。
【0024】
【実施例】
[例1]
セルロースからなる市販のフォーム紙(厚み70μm)を、アルミナゾル(固形分濃度20.7重量%、平均凝集粒子直径187nm)に片面からディップした後、60℃のオーブンにて数分間乾燥した。この結果、パルプ繊維間にアルミナキセロゲルが15g/m2 存在する基材が形成された。このとき、表面にはアルミナの析出はみられなかった。
【0025】
一方、球状シリカのゾル(平均粒子直径45nm)100重量部(固形分換算)に対してポリビニルアルコール(PVA)11重量部(固形分換算)と水を加えて、総固形分濃度3.0重量%の塗工液を調製した。この塗工液を、上記基材上にバーコーターを用いて塗布し、60℃のオーブンにて5分間乾燥して、乾燥時の厚みが1.0μmのシリカゲル層を形成した。また、上記基材のみについて窒素吸着法で細孔分布を測定したところ、基材は細孔半径が5〜30nmの細孔の容積は14cc/m2 を有していた。
【0026】
なお、窒素吸着法による細孔分布の測定は、ガス吸着、脱着アナライザー(コールター社製、商品名:オムニソープ360)を用いた。
【0027】
[例2]
基材として細孔を持つ市販の合成紙(ピーピージー・インダストリーズ・インコーポレーテッド社製、商品名:TESLIN、厚さ178μm、シリカを充填したポリエチレンからなる延伸フィルム)を用いた以外は、例1と同様にして記録媒体を形成した。このときのシリカゲルの乾燥時の厚みは1.0μmであった。また同様に、上記基材のみについて窒素吸脱着法で細孔分布を測定したところ、細孔半径が5〜30nmの細孔の容積は96cc/m2 であった。
【0028】
[例3(参考例)]
シリカゲル層の代りに擬ベーマイトの多孔質層を形成した以外は、例2と同様にして記録媒体を形成した。擬ベーマイトの多孔質層の形成は、アルミナゾル100重量部(固形物換算)にPVA11重量部(固形物換算)と水を加えて、総固形物濃度16.5重量%の塗工液を使用した。このときの擬ベーマイトの多孔質層の乾燥時の厚みは2.0μmであった。
【0029】
【発明の効果】
本発明の記録媒体は、顔料インクについて高い吸収性と定着層を有し、色の発色性が良好である。特に顔料インクジェットプリンターの記録媒体としては好適である。
Claims (3)
- 細孔半径が5〜30nmの細孔を単位面積当りの容積として2〜1000cc/m2を有し、厚みが10〜500μmの基材上に、平均粒子直径が1〜500nmのシリカおよびシリカの固形分(SiO2換算)に対して1〜30重量%のバインダーで結合された構成を有する顔料インクの定着層を有することを特徴とする顔料インク用インクジェット記録媒体。
- 基材が、無機粒子を0.1〜85重量%充填したポリオレフィンからなるフィルムである請求項1に記載の顔料インク用インクジェット記録媒体。
- 無機粒子が、平均粒子直径20〜200nmのシリカまたはアルミナの粒子である請求項2に記載の顔料インク用インクジェット記録媒体。
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JP22911896A JP3939387B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 顔料インク用インクジェット記録媒体 |
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JP22911896A JP3939387B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 顔料インク用インクジェット記録媒体 |
Publications (2)
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JPH1067168A JPH1067168A (ja) | 1998-03-10 |
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JP3564049B2 (ja) | 2000-08-23 | 2004-09-08 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録システム及びインクジェット記録方法 |
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1996
- 1996-08-29 JP JP22911896A patent/JP3939387B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH1067168A (ja) | 1998-03-10 |
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