JP3939163B2 - 戸当たり - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、戸当たりに関し、特に、床面のバリアフリー化を図るため床面からの突出高さを可及的に低くし、かつフック掛けなどの面倒な操作をなくして確実に定位置で扉を停止させ、開扉状態を保持し、あおりを防止することができるようにした戸当たりに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の戸当たりは、扉に当接する側にゴムなどの緩衝体を配設し、かつ床面に突出するように取り付ける戸当たり本体と、扉側に取り付けた係止具とよりなり、開扉時戸当たり本体に扉を当接するようにし、戸当たり本体に備えたフックを係止具に引っ掛けて係止できるように構成している。
これにより、扉の許容範囲以上に開かないようにするとともに、戸当たり本体に配設したフック或いは止め金具を、扉側の係止片に引っ掛けることにより、定位置で解放状態を保持するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の戸当たりにおいては、床面より上方に、少なくとも扉の下端部側面と接触するよう突出させて戸当たり本体を取り付けているため、床面に突起物が高く突出するものとなり、閉扉時にこれが通行の妨げとなったり、場合によっては、歩行時に躓いたりするという問題があった。
また、開戸状態を保つためには、腰を屈めて扉側に取り付けたフックを戸当たりに引掛け、また、扉を閉じる場合にもこのフックを外す作業を要し、特に高齢者にとってはフックの掛け外し時に腰を屈めての操作が困難になるという問題があった。
【0004】
本発明は、上記従来の戸当たりの有する問題点に鑑み、躓きにくくバリアフリー化を図ることができ、さらに、腰を屈めて行う面倒なフックの掛け、外しの作業を簡略化できるようにした戸当たりを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の戸当たりは、扉側に固定し、マグネットを配設した戸当たり本体と、床面に固定し、床面より突出するようにストッパ片を揺動可能に配設した係止具本体とからなり、開扉時に扉が設定された位置にきたときに、マグネットの励磁吸着作用によりストッパ片を床面より突出させて戸当たり本体側に当接させ、それ以上の開扉を阻止するように構成した戸当たりにおいて、戸当たり本体を、扉に固定する本体ベースに、ストッパ片に形成した係止部に係止する係止爪を形成した戸当たり片と、マグネットを配設したマグネット取付片とを、共通の軸を介して、それぞれ独立して揺動可能に配設して構成したことを特徴とする。
【0006】
この戸当たりは、扉側に固定し、マグネットを配設した戸当たり本体と、床面に固定し、床面より突出するようにストッパ片を揺動可能に配設した係止具本体とからなり、開扉時に扉が設定された位置にきたときに、マグネットの励磁吸着作用によりストッパ片を床面より突出させて戸当たり本体側に当接させ、それ以上の開扉を阻止するように構成した戸当たりにおいて、戸当たり本体を、扉に固定する本体ベースに、ストッパ片に形成した係止部に係止する係止爪を形成した戸当たり片と、マグネットを配設したマグネット取付片とを、共通の軸を介して、それぞれ独立して揺動可能に配設して構成したことにより、開扉時以外は係止具本体のストッパ片は床面より突出しないため、躓き等を未然に防止することができ、開扉時扉が係止具本体位置にきたときに、マグネットの励磁吸着作用によりストッパ片を床面より突出させて戸当たり本体側に当接させ、それ以上の開扉を阻止することができる。
そして、特に、戸当たり片に、ストッパ片に形成した係止部に係止する係止爪を形成することにより、人が扉に当たったり、強風等の強い力が扉に作用しても、扉が閉じるのを防止し、扉の開放状態を維持することができる。
【0007】
そして、戸当たり本体を、扉に固定する本体ベースに、ストッパ片に形成した係止部に係止する係止爪を形成した戸当たり片と、マグネットを配設したマグネット取付片とを、共通の軸を介して、それぞれ独立して揺動可能に配設して構成することにより、マグネットによるストッパ片の励磁吸着動作及び戸当たり片に形成した係止爪とストッパ片に形成した係止部との係止動作を円滑に行うようにすることができる。
【0008】
また、戸当たり片を、該戸当たり片に形成した係止爪が、ストッパ片に形成した係止部に係止されない退避位置に保持できるようにすることができる。
【0009】
これにより、戸当たり片に形成した係止爪とストッパ片に形成した係止部との係止動作を選択的に行うようにしたり、行わないようにすることができる。
【0010】
また、戸当たり片を、係止爪を形成した金属製の戸当たり片本体と、合成樹脂製の操作片とで構成することができる。
【0011】
これにより、所要の強度を有する戸当たり片を、容易に、かつ、製造コストを低廉に製造することができる。
【0012】
また、係止具本体を、金属板部材からなる、床面に固定する係止具本体ベースと、該係止具本体ベースに軸支されるストッパ片とで構成するとともに、プレス加工により形成した凹凸部で以て軸受部を構成し、軸受部を含む係止具本体の厚みが、実質的に係止具本体ベース及びストッパ片を構成する金属板部材の板厚を合計したものとなるようにすることができる。
【0013】
これにより、係止具本体の厚みを薄くすることができ、躓ききくくバリアフリー化を容易に図ることができ、また、厚みの薄い係止具本体を、容易に、かつ、製造コストを低廉に製造することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の戸当たりの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1〜図8に、戸当たりの参考例を示す。
【0016】
この戸当たりは、本体ベース1にマグネット24を備えた戸当たり片2を上下動及び揺動可能に配設してなり、かつ扉D側に固定する戸当たり本体Aと、床面Fに固定する係止具本体ベース3に取り付けられ、開扉時のみ床面より突出するように揺動する励磁性のストッパ片4を備えた係止具本体Bとより構成する。
【0017】
戸当たり本体Aを構成する戸当たり本体ベース1は、図2及び図3に示すように、扉Dにビス止めできるように、特に限定されるものではないが、四角形、円形などの形状をしたベース10の表面に、対向するように突設した2つのブラケット11,11に同一軸線上となるようにした軸孔11a,11aとピン孔12とを形成するとともに、このブラケット11,11の外側位置に扉Dにビス止めするためのビス孔13,13を形成し、さらに上下位置には保持片14を突設して構成する。
【0018】
なお、この戸当たり本体ベース1は、マグネットにより励磁されない材質、これは特に限定されるものではないが、例えば、合成樹脂、亜鉛合金、アルミニウム合金等にて製作するとともに、さらには、上下方向に揺動する所謂首振り可能に軸15を介して取り付けた戸当たり片2を、一定の姿勢を保った状態で保持できるようにした保持片14を、対向するブラケット11,11間で、かつその上方位置に突設するようにして形成する。これにより、戸当たり片2の上端を押圧するように保持するようにする。
【0019】
戸当たり片2は、図2及び図4に示すように、戸当たり本体ベース1のブラケット11,11間にて首振りできるように上下動及び揺動可能に配設され、また、戸当たり本体ベース1と同様にマグネットにより励磁されない材質で製作するもので、この本体20の先端側上方部には戸当たり片2の首振りを強制的に行うための操作片21を、また、この下方部にはロック用の係止爪22をそれぞれ突設するようにして一体に形成し、さらに、この本体20の基端側にはL字形をした軸孔23を戸当たり片2の幅(横)方向に貫通するように形成し、これにより、戸当たり本体ベース1のブラケット11,11間に戸当たり片2を嵌挿配置し、軸孔23とブラケット11,11の軸孔11a,11a間に軸15を貫通することにより、戸当たり本体Aの本体ベース1に対し、戸当たり片2を上下方向Xの昇降と揺動Yとを可能にして支持するようにする。
また、この戸当たり片2の下面にはマグネット24を埋設、或いは貼着するが、このマグネット24は、ストッパ片4を浮き上がらせて吸着できるように強力な磁力を有する永久磁石を用いるようにする。
【0020】
この戸当たり片2の上方に突設する操作片21は、足先、手指等にて押すことにより戸当たり片2を、軸15を中心にして揺動操作をできるものであれば、その形状、サイズ等は、特に限定されるものではない。
また、下方に突出する係止爪22は、扉Dが開かれる方向に移動する際には、ストッパ片4とは係止せず、最大許容開度になったときに、操作片21を押し下げることにより、ストッパ片4の係止部としての係止孔42に嵌合係止され、扉Dが閉じる方向への移動に対し、ロックされるようになって戸当たり片2がストッパ片4より妄りに外れないようにする。なお、この係止孔42は、係止爪22と嵌合し、係止するような形状、特に限定されるものではないが、例えば、図示のように四角形とする。
さらに、戸当たり片2の少なくとも一方の外側面には首振りをする戸当たり片2の姿勢を制御するための制御用溝25を、図4に示すように前記L字形の軸孔11aに隣接して形成し、この制御用溝25内に一方のブラケット11に突設したピンPの先端を嵌合するようにし、これにより、戸当たり片2が軸孔23内を貫通した軸15を支点として上下方向に洋装する際、図8に示すように、その揺動に応じてピンPの先端が制御用溝25内に移動し、その姿勢を制御するようにする。
また、戸当たり片2の本体内では縦方向に、天面が閉塞され、下面が開口したばね嵌挿孔26を形成する。このばね嵌挿孔26の側方にはL字形の軸孔11a,11aが横方向に貫通するよう形成される。
これにより、ばね嵌挿孔26内にばね、例えば、コイルばね27を嵌挿したときに、ばね27の下端は軸孔11a内に貫通される軸15に支持され、このコイルばね27のばね圧により常時戸当たり片2を上方へ押し上げる力を作用するようにし、図1、図5に示すように、戸当たり片2の上端面が保持片14に押圧され、戸当たり片2が妄りに揺動しないように保持されるようにする。
【0021】
また、係止具本体Bは、図6に示すように、床面Fにフラットに取り付けられるように形成した係止具本体ベース3と、これに開扉しない限り常時係止具本体ベース3のベース本体30の表面と面一となるよう支持され、かつ戸当たり本体Aのマグネット24の励磁作用により吸着され先端部が突出するように揺動するストッパ片4と、このストッパ片4が係止具本体ベース3の床面に固定する前に、係止具本体ベース30より離間しないように、係止具本体ベース3の裏に嵌合する裏蓋37とより構成する。
【0022】
この係止具本体ベース3のベース本体30は、戸当たり本体Aと同様に好ましくは非磁性体で製作し、床面Fにフラットに取り付けられる形状、特に限定されることはないが、例えば、円形とし、床面に複数本のビスBを用いてビス止めできるようにビス孔33,33,34と、ストッパ片4を嵌挿する窓孔32とを形成するとともに、裏面側にはストッパ片4を揺動可能に係止する係止溝36と裏蓋37を嵌合する裏蓋溝31を形成する。
このビス孔33,33は、取付後、ビスを外すことなく少し弛めるだけで係止具本体ベース3を回転させられるように円弧形とし、これにより、ストッパ片4の先端の向きを調整、すなわち、ストッパ片4の先端が扉Dに取り付けた戸当たり本体Aの定位置に正確に当接するように調整できるようにする。なお、ビス孔34は、係止具本体ベース3の向き調整後の固定用で通常の丸孔とする。
【0023】
ストッパ片4は、特に限定されるものではないが、図6(C)、(D)に示すように、先端面が円弧形とした係止具本体のベース本体30に形成した窓孔32と同じ形状をし、基端側には幅方向に突出するように、軸となる係止片41,41を突設し、かつこの係止片41,41とストッパ片4の本体との間を少しへ字形に屈曲し、これによりストッパ片4は係止具本体ベース30の表面上より突出する際、係止片41,41にて係止溝36と揺動可能に係止され、抜け出ないようにするが、ストッパ片4は略水平にして窓孔32内に嵌挿できるよう構成する。
このようにストッパ片4の先端面の形状を、円弧形とすることにより、扉との接触を確実に行えるものとなる。
【0024】
なお、戸当たり本体Aの組み立ては、戸当たり本体ベース1のブラケット11,11間に戸当たり片2を嵌挿し、ばね嵌挿孔26内にばね27を嵌挿し、軸孔23とL字形の軸孔11a間に軸15を貫通して行う。この際、ばね27は軸15と押圧するようにする。これにより、戸当たり片2はばね27の作用にて常に戸当たり本体ベース1に対し上方へ押し上げる力が働くようになる。
また、係止具本体Bの組み立ては、係止具本体ベース3の裏側よりストッパ片4を窓孔32内に嵌挿し、その係止片41,41を係止溝36に嵌合係止し、揺動可能とするとともに、裏蓋溝31内に裏蓋37を嵌合して行う。この裏蓋37は、係止具本体ベース3を床面にビス止めすることにより固定される。
このときに、ビス止めを弛めることにより、係止具本体Bを旋回させることにより、向きを調整できる。
【0025】
次に、この戸当たりの動作について説明する。
床面Fの所定位置にはストッパ片4を組み込んだ係止具本体Bを、扉D側には戸当たり片2を組み込んだ戸当たり本体Aをそれぞれビス止め等にて固定する。
この戸当たり本体Aを扉に取り付けたときに、戸当たり片2は、戸当たり本体ベース1に対し、図1に示すように、ばね27にて押し上げられた戸当たり片2の本体20の上端面が保持片14に当接し、戸当たり片2はほぼ垂直状態で保持されている。
この状態で扉Dを開けたときに、係止具本体Bに組み込んだストッパ片4が、戸当たり片2と確実に当接するように係止具本体Bの向きを調整した後、床面に固定する。
【0026】
扉Dを開くときに、戸当たり片2が係止具本体Bの上方位置に到達すると、戸当たり片2のマグネット24によりストッパ片4が励磁され、係止片41,41を軸として係止具本体ベース3より上方へストッパ片4の先端側が突出するように揺動し、図1(B)に示すように、マグネット片が吸着され、さらに扉Dが開くと、ストッパ片4を吸着しつつ戸当たり片2が移動し、ストッパ片4の先端が戸当たり片2の段面28に当接し、これにより扉Dは停止する。このとき、図1(B)に示すように、ストッパ片4は戸当たり片のマグネット24に吸着された状態で保持される。
なお、この状態では、扉の開き方向へは停止されるが、この扉の保持力は比較的弱いもので、扉を閉じる方向に操作することにより、マグネットによる吸着力が解除され、扉は閉じることができる。
【0027】
次に、開扉状態を保持する場合について説明する。
この場合は、操作片21を足先、手指等にて押し下げることにより、保持片14による保持が解除され、戸当たり片2はばね27の作用により軸孔23に沿って移動するようになり、上方へ押し上げられるようにして戸当たり片上端が前方へ突出して揺動(傾動)し、これにより戸当たり片2が自由に揺動可能となり、下端の係止爪22がストッパ片4の係止孔42に嵌合係止され、ロックが掛かった状態となる。
また、反対にこの戸当たり片2のロック状態を解除するには、操作片21を足先、手指等にて押し上げるようにすれば戸当たり片2が上方向へ揺動し、ストッパ片との係止が解除され、扉は自由に閉じるようになる。
なお、このときに、俯くことが困難であれば、戸当たり片2には操作片21が突設されているので、該操作片21の押し下げ、押し上げ等の操作を、足先にて行うことにより腰を屈めたり、俯く必要はない。
【0028】
図9〜図12に、本発明の戸当たりの第1実施例を示す。
この戸当たりは、扉Dに固定する本体ベース5に対し、戸当たり片6とマグネット取付片7とを個別的に揺動可能に取り付けた戸当たり本体1Aと、図6に示す構成の係止具本体Bとより構成する。
なお、係止具本体Bは上記参考例と同じ構成を有するため、説明を省略する。
【0029】
本体ベース5は、図10に示すように、扉Dにビス止めにて固定できるように、特に限定されるものではないが、四角形などの形状をしたベース50の表面中央下部に突設するように、軸孔51aを形成したブラケット51を形成するとともに、該ブラケット51の両側位置にマグネット取付片7の当たり面54を傾斜面となるように形成し、このブラケット51と対向するようベース50の上端縁の一部を切り欠くようにして戸当たり片6を係止するための係止溝52を形成して構成する。
なお、53,53は扉Dへビス止めするための長孔状のビス孔で、これにより取付高さを調整可能にして扉Dへ固定できるようにする。
また、係止溝52は、図10(A)、(D)に示すように、上端縁は傾斜面とし、戸当たり片6の止片61が係止できるように形成する。
【0030】
戸当たり片6は、図11に示すように、本体60の一端側上面にフック形をし、かつ前記本体ベース1の係止溝52に係止可能なようにした止片61を突出するように形成し、本体60の両側下部には、軸孔64を形成したブラケット63,63を対設するとともに、止片61を突設した反対側の端部下面にはロック用の係止爪62を形成して構成する。
この対設するブラケット63,63の内幅は、後述するマグネット取付片7のブラケット71,71を揺動可能に挿入できるようにして定め、かつブラケット63,63に形成する軸孔64,64は同一軸線となるようにし、これにより1本の軸8にて本体ベース5に、戸当たり片6、マグネット取付片7を個別的に揺動可能に取り付けられるようにする。
【0031】
マグネット取付片7は、図12に示すように、戸当たり片6の下面に形成したくぼみ65内に挿入できる大きさと形状を有し、一端側には本体ベース5に突設したブラケット51を挿入できるよう切欠溝75を形成するとともに、この切欠溝75の両側部に、軸孔72を形成したブラケット71,71を対設し、本体70にマグネット嵌合穴73を形成し、該穴73内にマグネット74を嵌合固定して構成する。
なお、このマグネット74は永久磁石で、本体70に接着又は圧着にて固定する。
また、本体ベース5、戸当たり片6、マグネット取付片7はすべて、マグネットにより励磁されない材質、これは特に限定されるものではないが、例えば、合成樹脂、亜鉛合金、アルミニウム合金等にて製作する。
【0032】
次に、本体ベース5、戸当たり片6、マグネット取付片7の組み立てについて説明する。
まず、本体ベース5のブラケット51の両側に、戸当たり片6のブラケット63,63を対設するようにして本体ベース5の表面側に戸当たり片6を配設する。
次に、この戸当たり片6のくぼみ65内にマグネット取付片7を挿入する。このとき、本体ベース5、戸当たり片6、マグネット取付片7の各軸孔51a、64、72は同一軸心となるようにし、この軸孔内に1本の軸8を嵌入することにより、戸当たり本体1Aを組み立てる。
これにより、本体ベース5に対し戸当たり片6、マグネット取付片7が個別的に揺動可能となる。
【0033】
次に、この戸当たりの動作について説明する。
床面Fの所定位置に係止具本体Bを、扉D側に戸当たり本体1Aをそれぞれビス止め等にて固定する。
この戸当たり本体1Aを扉に取り付けたときに、戸当たり片6は、本体ベース5に対し、図9(B)に示すように、戸当たり片6の止片61が本体ベース5の係止溝52に係止され、戸当たり片6はほぼ水平状態、マグネット取付片7はこの戸当たり片6より、特に限定されるものではないが、例えば約30度傾いた位置で、マグネット取付片が本体ベース5の当たり面54に当接され、傾斜状態で、しかも揺動可能状態で保持されている。
そして、この状態で扉Dを開けたときに、係止具本体Bに組み込んだストッパ片4が、戸当たり片6と確実に当接するように係止具本体Bの向きを調整した後、床面に固定する。
【0034】
まず、開扉状態を保持しない場合について説明する。
扉Dを開くときに、扉Dが床面Fに固定した係止具本体Bに接近するまで戸当たり片6は、図9(B)に示すように、正規の位置で保持されている。
そして、この戸当たり片6が係止具本体Bの上方位置に到達すると、マグネット取付片7のマグネット74によりストッパ片4が励磁され、このマグネット74の吸着力にてストッパ片4が吸着され、この状態でさらに扉Dを開くと、ストッパ片4とマグネット74とは互いに吸着されつつ摺動し、ストッパ片4の先端がマグネット取付片7又は戸当たり片6の一部に当接し、これにより扉Dは停止する。このとき、ストッパ片4はマグネット取付片7のマグネット74に吸着された状態で保持される。
なお、この状態では、扉の開き方向へは停止されるが、この扉の保持力は比較的弱いもので、扉を閉じる方向に操作することにより、マグネットによる吸着力が解除され、扉は閉じることができる。
【0035】
次に、開扉状態を保持する場合について説明する。
この場合は、戸当たり片6の本体60の先端を、足先、手指等にて押し下げることにより、止片61と係止溝52との係止が解除され、これにより戸当たり片6が軸8を中心にして揺動可能となり、下端の係止爪62が降下することとなり、ストッパ片4の係止孔42に嵌合係止され、ロックが掛かった状態となり、扉Dが風にあおられても、或いは意に反した外力がかかった場合でも、扉Dは妄りに閉まることがない。
また、反対にこの戸当たり片6のロック状態を解除するには、止片61を足先、手指等にて押し上げるようにすれば戸当たり片6が上方向へ揺動し、止片61と係止溝52とが再び係止し、扉は自由に閉じるようになる。
【0036】
図13〜図21に、本発明の戸当たりの第2実施例を示す。
この戸当たりは、扉Dに固定する本体ベース5に対し、戸当たり片6とマグネット取付片7とを個別的に揺動可能に取り付けた戸当たり本体2Aと、係止具本体2Bとより構成する。
【0037】
本体ベース5は、図13及び図14に示すように、扉Dにビス止めにて固定できるように、特に限定されるものではないが、四角形などの形状をしたベース50にドーム状のカバー55を形成するとともに、カバー55に基部側に軸孔51aを形成したブラケット51を形成する。
カバー55には、後述の戸当たり片6の操作片67の操作部67aを挿通するための窓孔56を形成し、さらに、内面に、戸当たり片6の操作片67の係止突条67dを係止して、戸当たり片6に形成した係止爪62が、ストッパ片4に形成した係止部42に係止されない退避位置に保持できるようにするための係止突状57と、マグネット取付片7の揺動を規制するため揺動規制縁58とを形成するようにする。
なお、53,53は扉Dへビス止めするための長孔状のビス孔で、これにより取付高さを調整可能にして扉Dへ固定できるようにする。
【0038】
戸当たり片6は、図13、図15及び図16に示すように、係止爪62を形成した金属製の戸当たり片本体60と、合成樹脂製の操作片67とで構成するようにする。
これにより、所要の強度を有する戸当たり片6を、容易に、かつ、製造コストを低廉に製造することができるものとなる。
【0039】
金属製の戸当たり片本体60には、軸孔64を形成したブラケット63,63を対設するとともに、反対側の端部下面にはロック用の係止爪62,62を形成する。
この対設するブラケット63,63の内幅は、後述するマグネット取付片7のブラケット71,71を揺動可能に挿入できるようにして定め、かつブラケット63,63に形成する軸孔64,64は同一軸線となるようにし、これにより1本の軸8にて本体ベース5に、戸当たり片6、マグネット取付片7を個別的に揺動可能に取り付けられるようにする。
さらに、戸当たり片本体60の上面には、操作片67の係合穴67bに挿入して、戸当たり片本体60と操作片67を一体化する連結片66を形成する。
【0040】
合成樹脂製の操作片67は、ベース50のドーム状のカバー55の内周面に摺接する摺接片67cを有するとともに、その上面に操作部67aを、下面に戸当たり片本体60の連結片66を挿入するための係合穴67bを形成する。
また、摺接片67cの上面の端部には、係止突条67dを形成し、この係止突条67dを、ベース50のドーム状のカバー55の内周面に形成した係止突状57に係止して、戸当たり片6に形成した係止爪62が、ストッパ片4に形成した係止部42に係止されない退避位置に保持できるようにする。
【0041】
マグネット取付片7は、図17に示すように、本体70に、軸孔72を形成したブラケット71及びマグネット嵌合穴73を形成し、該穴内にマグネット74を嵌合固定して構成する。
なお、このマグネット74は永久磁石で、本体70に接着又は圧着にて固定する。
また、本体ベース5、戸当たり片6、マグネット取付片7はすべて、マグネットにより励磁されない材質、これは特に限定されるものではないが、例えば、合成樹脂、亜鉛合金、アルミニウム合金等にて製作する。
【0042】
次に、本体ベース5、戸当たり片6、マグネット取付片7の組み立てについて説明する。
まず、本体ベース5のブラケット51の両側に、戸当たり片6のブラケット63,63を対設するようにして本体ベース5の表面側に戸当たり片6を配設する。
次に、この戸当たり片6のくぼみ65内にマグネット取付片7を挿入する。このとき、本体ベース5、戸当たり片6、マグネット取付片7の各軸孔51a、64、72は同一軸心となるようにし、この軸孔内に1本の軸8を嵌入することにより、戸当たり本体2Aを組み立てる。
これにより、本体ベース5に対し戸当たり片6、マグネット取付片7が個別的に揺動可能となる。
【0043】
また、係止具本体2Bは、図13及び図19〜図21に示すように、床面Fにフラットに取り付けられるように形成した係止具本体ベース3と、これに開扉しない限り常時係止具本体ベース3のベース本体30の表面と略面一となるよう支持され、かつ戸当たり本体2Aのマグネット24の励磁作用により吸着され先端部が突出するように揺動するストッパ片4と、ストッパ片4の上方を除いて係止具本体ベース3の表面を覆うカバー9とより構成する。
【0044】
この係止具本体ベース3のベース本体30は、図19に示すように、戸当たり本体Aと同様に好ましくは非磁性体で製作し、床面Fにフラットに取り付けられる形状、特に限定されることはないが、例えば、円形とし、床面に複数本のビスBを用いてビス止めできるようにビス孔33,33,34を形成するとともに、周縁にはカバー9を係止する係止部37,37を形成する。
このビス孔33,33は、取付後、ビスを外すことなく少し弛めるだけで係止具本体ベース3を回転させられるように円弧形とし、これにより、ストッパ片4の先端の向きを調整、すなわち、ストッパ片4の先端が扉Dに取り付けた戸当たり本体2Aの定位置に正確に当接するように調整できるようにする。なお、ビス孔34は、係止具本体ベース3の向き調整後の固定用で通常の丸孔とする。
【0045】
ストッパ片4は、図20に示すように、特に限定されるものではないが、先端側に戸当たり片6の係止爪62が係止されるストッパ片4の係止部としての幅広部42を形成し、さらに、好ましくは、幅広部42の基部側に、戸当たり片6の係止爪62の偏倚を吸収するための幅狭部44を形成する。
【0046】
ところで、本実施例において、係止具本体2Bは、金属板部材からなる、床面に固定する係止具本体ベース3と、この係止具本体ベース3に軸8により軸支されるストッパ片4とで構成し、特に、プレス加工により形成した凹凸部で以て軸受部38,43、具体的には、(係止具本体ベース3においては、透孔38cの両側に凸部38bを、さらに、その外側に凹部38aからなる軸受部38を、また、ストッパ片4においては、中心位置に凹部43aを、その両側に凸部43bからなる軸受部43を形成するようにしている。)を構成し、軸受部38,43を含む係止具本体2Bの厚みが、実質的に係止具本体ベース3及びストッパ片4を構成する金属板部材の板厚を合計したものとなるようにするようにしている。
これにより、係止具本体2Bの厚みを薄くすることができ、躓きにくくバリアフリー化を容易に図ることができ、また、厚みの薄い係止具本体2Bを、容易に、かつ、製造コストを低廉に製造することができるものとなる。
【0047】
次に、この戸当たりの動作について説明する。
床面Fの所定位置に係止具本体2Bを、扉D側に戸当たり本体2Aをそれぞれビス止め等にて固定する。
この場合、係止具本体Bに組み込んだストッパ片4が、戸当たり片6と確実に当接するように係止具本体Bの向きを調整した後、床面に固定する。
【0048】
まず、開扉状態を保持しない場合について、図13(A)に基づいて説明する。
このとき、戸当たり本体2Aの戸当たり片6の操作片67の摺接片67cの上面の端部に形成した係止突条67dを、ベース50のドーム状のカバー55の内周面に形成した係止突状57に係止して、戸当たり片6に形成した係止爪62が、ストッパ片4に形成した係止部42に係止されない退避位置に保持するようにする。
この状態で扉Dを開き、戸当たり片6が係止具本体Bの上方位置に到達すると、マグネット取付片7のマグネット74によりストッパ片4が励磁され、このマグネット74の吸着力にてストッパ片4が吸着され、この状態でさらに扉Dを開くと、ストッパ片4とマグネット74とは互いに吸着されつつ摺動し、ストッパ片4の先端がマグネット取付片7又は戸当たり片6の一部に当接し、これにより扉Dは停止する。このとき、ストッパ片4はマグネット取付片7のマグネット74に吸着された状態で保持される。
なお、この状態では、扉の開き方向へは停止されるが、この扉の保持力は比較的弱いもので、扉を閉じる方向に操作することにより、マグネットによる吸着力が解除され、扉は閉じることができる。
【0049】
次に、開扉状態を保持する場合について、図13(B)に基づいて説明する。
このとき、戸当たり本体2Aの戸当たり片6の操作片67の摺接片67cの上面の端部に形成した係止突条67dを、ベース50のドーム状のカバー55の内周面に形成した係止突状57に係止しないようにして、戸当たり片6を揺動可能にすることにより、戸当たり片6に形成した係止爪62が、ストッパ片4に形成した係止部42に係止されるようにする。
この状態で扉Dを開き、戸当たり片6が係止具本体Bの上方位置に到達すると、マグネット取付片7のマグネット74によりストッパ片4が励磁され、このマグネット74の吸着力にてストッパ片4が吸着され、この状態でさらに扉Dを開くと、ストッパ片4とマグネット74とは互いに吸着されつつ摺動し、ストッパ片4の先端がマグネット取付片7又は戸当たり片6の一部に当接し、これにより扉Dは停止する。このとき、ストッパ片4はマグネット取付片7のマグネット74に吸着された状態で保持される。
このとき、戸当たり片6の係止爪62がストッパ片4の係止部としての幅広部42に係止され、ロックが掛かった状態となり、扉Dが風にあおられても、或いは意に反した外力がかかった場合でも、扉Dは妄りに閉まることがない。
また、反対にこの戸当たり片6のロック状態を解除するには、戸当たり本体2Aの戸当たり片6の操作片67の操作部67aを足先、手指等にて押し上げるようにすれば、戸当たり片6に形成した係止爪62のストッパ片4に形成した係止部42への係止が解除され、扉は自由に閉じるようになる。
【0050】
以上、本発明の戸当たりについて、複数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、例えば、第1実施例の戸当たりにおいて、戸当たり片に形成した係止爪とストッパ片に形成した係止部(幅広部)を、参考例の戸当たりのように、1つの係止爪と係止孔で構成するようにする等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
【0051】
【発明の効果】
本発明の戸当たりによれば、扉側に固定し、マグネットを配設した戸当たり本体と、床面に固定し、床面より突出するようにストッパ片を揺動可能に配設した係止具本体とからなり、開扉時に扉が設定された位置にきたときに、マグネットの励磁吸着作用によりストッパ片を床面より突出させて戸当たり本体側に当接させ、それ以上の開扉を阻止するように構成した戸当たりにおいて、戸当たり本体を、扉に固定する本体ベースに、ストッパ片に形成した係止部に係止する係止爪を形成した戸当たり片と、マグネットを配設したマグネット取付片とを、共通の軸を介して、それぞれ独立して揺動可能に配設して構成したことにより、開扉時以外は係止具本体のストッパ片は床面より突出しないため、躓き等を未然に防止することができ、開扉時扉が係止具本体位置にきたときに、マグネットの励磁吸着作用によりストッパ片を床面より突出させて戸当たり本体側に当接させ、それ以上の開扉を阻止することができ、躓きにくくバリアフリー化を図ることができる。
そして、特に、戸当たり片に、ストッパ片に形成した係止部に係止する係止爪を形成することにより、人が扉に当たったり、強風等の強い力が扉に作用しても、扉が閉じるのを防止し、扉の開放状態を維持することができる。
なお、戸当たり片に形成した係止爪とストッパ片に形成した係止部との係止の解除は、例えば、足先で操作することもでき、高齢者や腰を屈めるのが困難な人でも簡単に操作することができるものとなる。
【0052】
そして、戸当たり本体を、扉に固定する本体ベースに、ストッパ片に形成した係止部に係止する係止爪を形成した戸当たり片と、マグネットを配設したマグネット取付片とを、共通の軸を介して、それぞれ独立して揺動可能に配設して構成することにより、マグネットによるストッパ片の励磁吸着動作及び戸当たり片に形成した係止爪とストッパ片に形成した係止部との係止動作を円滑に行うようにすることができる。
【0053】
また、戸当たり片を、該戸当たり片に形成した係止爪が、ストッパ片に形成した係止部に係止されない退避位置に保持できるようにすることにより、戸当たり片に形成した係止爪とストッパ片に形成した係止部との係止動作を選択的に行うようにしたり、行わないようにすることができる。
【0054】
また、戸当たり片を、係止爪を形成した金属製の戸当たり片本体と、合成樹脂製の操作片とで構成することにより、所要の強度を有する戸当たり片を、容易に、かつ、製造コストを低廉に製造することができる。
【0055】
また、係止具本体を、金属板部材からなる、床面に固定する係止具本体ベースと、該係止具本体ベースに軸支されるストッパ片とで構成するとともに、プレス加工により形成した凹凸部で以て軸受部を構成し、軸受部を含む係止具本体の厚みが、実質的に係止具本体ベース及びストッパ片を構成する金属板部材の板厚を合計したものとなるようにすることにより、係止具本体の厚みを薄くすることができ、躓ききくくバリアフリー化を容易に図ることができ、また、厚みの薄い係止具本体を、容易に、かつ、製造コストを低廉に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 戸当たりの参考例を示し、(A)は扉が設定された開扉位置の近傍に来た状態を示す説明図、(B)は扉が開扉位置で戸当たりに係止された状態を示す説明図である。
【図2】 戸当たり本体を示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面図である。
【図3】 戸当たり本体ベースを示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面図である。
【図4】 戸当たり片を示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面図、(D)は断面図である。
【図5】 戸当たり本体の断面図である。
【図6】 係止具本体を示し、(A)は係止具体の平面図、(B)は断面図、(C)はストッパ片の平面図、(D)はストッパ片の断面図、(E)は係止具本体の断面図である。
【図7】 戸当たりのあおりを防止するロック状態を示す説明図である。
【図8】 本発明の戸当たり本体の作動形態の姿勢を示し、(A)は通常の状態を、(B)は戸当たり片が保持片より外れて揺動した状態を、(D)はロック状態を、それぞれ示す。
【図9】 本発明の戸当たりの第1実施例の作動順序を示す説明図である。
【図10】 本体ベースを示し、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図、(D)は正面図中央縦断面図、(E)はX−X線による断面図である。
【図11】 戸当たり片を示し、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は底面図、(D)は側面図、(E)は断面図である。
【図12】 マグネット取付片を示し、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は断面図、(D)は側面図である。
【図13】 本発明の戸当たりの第2実施例の作動状態を示す説明図で、(A)は戸当たり片に形成した係止爪がストッパ片に形成した係止部に係止されない退避位置に保持されたときの状態を示し、(B)は戸当たり片に形成した係止爪がストッパ片に形成した係止部に係止されたときの状態を示す。
【図14】 本体ベースを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は背面図、(D)は側面図である。
【図15】 戸当たり片本体を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
【図16】 戸当たり片の操作片を示し、(A)は側面図、(B)は平面図、(C)は正面図である。
【図17】 マグネット取付片を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。
【図18】 係止具本体の断面図である。
【図19】 係止具本体ベースを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は(A)のC−C線による断面図、(D)は側面図、(E)は(C)のE部の拡大図である。
【図20】 ストッパ片を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C1)は(B)のC部の拡大断面図(端部位置)、(C2)は(B)のC部の拡大断面図(中心位置)、(C3)は(B)のC部の拡大断面図(正面図)、(D)は側面図である。
【図21】 係止具本体のカバーを示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【符号の説明】
A,1A,2A 戸当たり本体
B,1B 係止具本体
D 扉
F 床面
P ピン
1,5 本体ベース
11,51 ブラケット
12 ピン孔
13,53 ビス孔
14 保持片
15 軸
2 戸当たり片
20 本体
21 操作片
22 係止爪
23 軸孔
24 マグネット
25 制御用溝
26 ばね嵌挿孔
27 ばね
28 段面
3 係止具本体ベース
30 ベース本体
31 裏蓋溝
32 窓孔
33 ビス孔
34 ビス孔
36 係止溝
37 裏蓋
4 ストッパ片
41 係止片
42 係止部(係止孔、幅広部)
6 戸当たり片
60 本体
62 係止爪
64 軸孔
67 操作片
67a 操作部
7 マグネット取付片
74 マグネット
8 軸
9 カバー
Claims (4)
- 扉側に固定し、マグネットを配設した戸当たり本体と、床面に固定し、床面より突出するようにストッパ片を揺動可能に配設した係止具本体とからなり、開扉時に扉が設定された位置にきたときに、マグネットの励磁吸着作用によりストッパ片を床面より突出させて戸当たり本体側に当接させ、それ以上の開扉を阻止するように構成した戸当たりにおいて、戸当たり本体を、扉に固定する本体ベースに、ストッパ片に形成した係止部に係止する係止爪を形成した戸当たり片と、マグネットを配設したマグネット取付片とを、共通の軸を介して、それぞれ独立して揺動可能に配設して構成したことを特徴とする戸当たり。
- 戸当たり片を、該戸当たり片に形成した係止爪が、ストッパ片に形成した係止部に係止されない退避位置に保持できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の戸当たり。
- 戸当たり片を、係止爪を形成した金属製の戸当たり片本体と、合成樹脂製の操作片とで構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の戸当たり。
- 係止具本体を、金属板部材からなる、床面に固定する係止具本体ベースと、該係止具本体ベースに軸支されるストッパ片とで構成するとともに、プレス加工により形成した凹凸部で以て軸受部を構成し、軸受部を含む係止具本体の厚みが、実質的に係止具本体ベース及びストッパ片を構成する金属板部材の板厚を合計したものとなるようにしたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の戸当たり。
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