JP3938585B2 - 無線中継システム及び無線中継装置 - Google Patents

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Description

この発明は、データを無線中継する無線中継システム、無線中継装置に関する。例えば、アドホック・マルチホップネットワークシステムに関する。
従来の無線端末は、複数のLED(発光ダイオード:Light Emitting Diode)を円周上に設け、指向性の高いアンテナを使うことにより、受信電波レベルが最高となる方向のLEDを点灯させることによって、複数ある親局の中からその無線端末が子局として接続される親局の存在する方向を示すようになっていた。(例えば、特許文献1)。また、ノート型パーソナルコンピュータのような画面を持つ端末を使って受信強度を絵として画面に表示したり(例えば、特許文献2)、あるいは、LEDの点灯期間を変えることで受信強度を表示する方法が提案されている(例えば、特許文献3)。
従来の無線端末は、親局と子局の関係のように中継なしで通信が完了するような場合や、親局からのポーリングに子局が応答するような接続の場合を想定しているため、複数回中継が行われ、その時の電波伝搬環境によって中継パスが変わるようなアドホック・マルチホップネットワークには適用できない。すなわち、表示期間やLEDの点灯期間が短すぎて、どのようなパスを通ってデータが中継されているかを見分けられない、あるいは、全ての無線端末でLEDが点灯状態となるため、どのようなパスを通ってデータが中継されているか見分けられないという問題点があった。また、表示のためLCD(液晶ディスプレイ:Liquid Crystal Display)パネルのような表示装置や、数多くのLEDが必要でコスト高になるという問題点があった。
特開2002−124962号公報、第2頁〜3頁、第2図 特開平10−39966号公報、第3頁、第8図 特開2001−197073号公報、第1頁〜2頁、第2図
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、データが中継されるパスを簡単に目視で見分けられる安価なシステム、及び無線端末を提供することを目的とする。
本発明の無線中継システムは、
無線中継の対象である中継データを無線中継する複数の無線中継装置を備え、前記複数の無線中継装置のうち少なくとも何れかを用いることにより前記中継データの中継ルートを設定可能な無線中継システムにおいて、
前記複数の無線中継装置のそれぞれは、
前記中継データを受信する受信部と、
前記受信部が前記中継データを受信した場合に、前記中継データを受信したことを示す受信表示を表示する表示部と、
前記受信部が受信した前記中継データを無線中継するために送信する送信部と
を備えたことを特徴とする。
この発明により、データが中継されるパスを簡単に目視で見分けられる安価なシステム、装置を提供できる。
実施の形態1.
図1〜図4を用いて実施の形態1を説明する。実施の形態1は、無線中継の対象である中継データを受信した場合に、中継データを受信したことを示す受信表示を表示する表示部9を備えた無線端末20、及び複数の無線中継装置から構成される無線中継システムに関する。ここで「受信表示」とは、中継データを受信したことがわかるものであれば、どのような表示部9を用いても構わない。以下では、表示部9としてLEDを用いているが、これは一例である。表示部9は、LED以外の他の発光装置、発光素子でもよい。また表示部9は、発光装置に限らない。表示部9は、音を発生するブザーなどの音発生装置や、モータなどにより振動を発生する振動発生装置などでも構わない。また、機械的な動作により中継データの動作を表示する装置でも構わない。例えば、表示部が発光装置の場合、受信表示を表示するとは、中継データを受信した場合に光を発することをいう。また、音発生装置の場合、受信表示を表示するとは、中継データを受信した場合に音を発することをいう。また、振動発生装置の場合、受信表示を表示するとは、中継データを受信した場合に振動を発することをいう。
図1は、実施の形態1の無線端末20(無線中継装置)の構成図であり、図2は、複数の無線端末を備える無線中継システムの構成図である。図2の無線中継システム1000は、無線端末20〜無線端末29を備える。無線端末21〜無線端末29は、図1の無線端末20の構成と同様である。
図1を参照して無線端末20の構成を説明する。無線端末20は、制御部1、記憶部2、送信部3、受信部4、アンテナ5、表示有無指定部6、表示時間設定部7、及び表示部9を備える。表示有無指定部6と表示時間設定部7とは、設定保持部8を構成する。
制御部1は、無線端末20全体の動作を制御する、例えば、CPU(Central Processing Unit))やDSP(Digital Signal Processor)などの回路である。
記憶部2は、制御部1の動作を記述したプログラムや様々な設定値、送信データや受信データを記憶するメモリなどの記憶素子、磁気ディスク装置などである。
送信部3は、制御部1から書き込まれたデータを無線信号に変換して送出する回路である。
受信部4は、受信した無線信号をデータに変換して記憶する回路である。
送信部3にて変換された無線信号は、アンテナ5を介して、他の無線端末に送信され、また、他の無線端末から無線信号として送信されたデータは、アンテナ5を経由して受信部4にて受信され、受信データに変換されて、記憶部2に記憶される。
設定保持部8は、表示有無指定部6と表示時間設定部7とから構成されている。表示有無指定部6は、制御部1からの読取信号61により「設定状態」を読み取る(参照する)ことが可能な、スイッチなどの回路である。表示有無指定部6が保持する「設定状態」とは、受信表示を表示部9に表示させるか否かのいずれかの「表示設定」である。このように、表示有無指定部6は、「表示設定」を保持する。また、表示時間設定部7は、制御部1からの読取信号71により「設定状態」を読み取る(参照する)ことが可能な、スイッチなどの回路である。表示時間設定部7が保持する「設定状態」とは、受信表示を表示部9に表示させる表示時間の設定を示す「時間設定」である。
表示部9は、制御部1により表示状態と非表示状態を設定可能な表示装置である。以下では、表示部9は、例としてLEDを用いている。
次に動作について説明する。図2の無線中継システム1000は、無線センサネットワークなどに使用されるAd−hoc On Demand Distance Vector (AODV) Routing (RFC3561)などをベースにしたアドホックプロトコルを導入したアドホックネットワークである。
このアドホックネットワークにおいては、図1の構成の無線端末を、図2のように複数設置した場合を示している。図2の無線端末21〜無線端末29は図1の無線端末20と同様の構成である。
(中継通信ルートの設定)
例えば無線端末20から無線端末29へデータ送信を行う場合は、まず、「ルート発見」および「ルート構築」という動作が行われる。「ルート発見」および「ルート構築」により、設置環境において、無線端末20から無線端末29への中継通信ルートが決定される。そして、ルート決定後、そのルートを使用して、データの転送が行われる。
ルートは設置環境によって変わるが、一例として、中継通信ルートとして
「無線端末20−無線端末21−無線端末26−無線端末29」
というルートが決定された場合の動作を例に説明する。
図3は、前記の中継通信ルートの場合を説明する図である。以下、図3を参照して説明する。
デバッグあるいは無線端末20等の設置時に、どのようなルートでデータが中継転送されるかを知りたい場合、ユーザは、各無線端末の表示有無指定部6の「表示設定」を「表示」に設定し、表示時間設定部7の「時間設定」を、例えば「1秒」に設定する。
(無線端末20)
無線端末20から無線端末29にデータ送信を行おうとした場合、「ルート発見」および「ルート構築」により、前記のように、中継通信ルートとして
「無線端末20−無線端末21−無線端末26−無線端末29」
というルートが決定されている。このため、無線端末20の制御部1は、例えば、図4に示すようなフォーマットのデータフレーム100を記憶部2内に作成し、無線端末21に送信しようとする(S101)。
このデータフレーム100は、
(1)ヘッダ部110の宛先アドレスフィールド113に無線端末29のアドレスが設定され、
(2)発信元アドレスフィールド114に無線端末20のアドレスが設定され、
(3)送信先アドレスフィールド111に無線端末21のアドレスが設定され、
(4)送信元アドレスフィールド112に無線端末20のアドレスが設定され
ている。
(無線端末20)
無線端末20では、表示有無指定部6の「表示設定」が、「表示」に設定されている。このため、無線端末20の制御部1は、表示部9のLEDを点灯させ、表示時間設定部7の設定状態にしたがって「1秒間」ウェイトする(S102)。ウェイト後、制御部1は、表示部9のLEDを消灯させた後(S103)、記憶部2に格納されていたデータフレーム100を、送信部3およびアンテナ5を経由して無線送信させる(S104)。
(無線端末21)
無線送信されたデータフレーム100は、無線端末21のアンテナ5、受信部4を、経由して無線端末21に受信され、記憶部2に記憶される(S105)。
(無線端末21)
無線端末21では、受信したデータフレームの解析を行う(S106)。無線端末21では、受信したデータフレーム100の送信先アドレスフィールド111が無線端末21自身であり、宛先アドレスフィールド113が無線端末29のアドレスであることから、データフレーム100を中継すべきであると判断する。そして、無線端末21の制御部1は、既に決定されている中継通信ルートに合わせて、
(1)受信したデータフレーム100のヘッダ部110の宛先アドレスフィールド113および発信元アドレスフィールド114は変更せず、
(2)送信先アドレスフィールド111を無線端末26のアドレスに変更し、
(3)また、送信元アドレスフィールド112を無線端末21のアドレスに変更した送信データフレームを記憶部2内に作成する(S107)。
(無線端末21)
無線端末21も、表示有無指定部6の「表示設定」が、「表示」に設定されている。制御部1は、受信部4がデータフレーム100(中継データ)を受信し、解析した場合に、表示有無指定部6が保持する「表示設定」を参照する。表示有無指定部6の「表示設定」は、「表示」に設定されているので、制御部1は、表示時間設定部7の保持する「時間設定」を読み取る。この場合、「時間設定」は「1秒」である。そして、制御部1は、受信表示として、表示部9のLEDを点灯(表示)させ、表示時間設定部7の「時間設定」に従って、点灯状態から1秒間ウェイトする(S108)。ウェイトした後、制御部1は表示部9のLEDを消灯させ(S109)、その後、記憶部2に保持されていたデータフレームを送信部3およびアンテナ5を経由して無線送信する(S110)。
(無線端末26)
以下同様にして、
(1)無線端末26によるデータフレームの受信、
(2)表示部であるLEDの点灯、1秒ウェイト、LEDの消灯、
(3)データフレームの送信
が行われる。最終的に、無線端末29によるデータフレームの受信が行われる。
(無線端末29)
無線端末29では、受信したデータフレームが記憶部2に記憶され(S111)、解析を行った結果、ヘッダ部の宛先アドレスフィールド113が無線端末29自身のアドレスであることを知り、データ部120に格納されたデータの解釈および実行を行おうとする。その時、無線端末29でも、表示有無指定部6が「表示」に設定されているため、無線端末21の場合と同様に、表示部9のLEDを点灯させ、表示時間設定部7の設定状態から1秒間ウェイトする(S113)。ウェイト後、表示部9のLEDを消灯させ(S114)、その後、データ部で指示された動作を実行する(S115)。
実施の形態1の無線中継システムは、データフレームの発行元の無線端末20および中継無線端末21、中継無線端末26、そして、宛先の無線端末29のLEDがデータフレームの転送順に、「点灯→消灯」するように設定できるので、複数の無線端末間でどのようなルートでデータ通信が行われるかが目視で簡単に分るようになる。
実施の形態1の無線端末は、受信部が中継データを受信した場合に、中継データを受信したことを示す受信表示を表示する表示部を備えたので、中継データの中継ルートを確認することができる。
実施の形態1の無線端末は、「表示設定」を保持する表示有無指定部を備えたので、表示部に表示させるかどうかを自由に設定することができる。例えば無線端末の設置を準備する場合には「表示設定」を表示に設定し、設置後必要がない場合には非表示に設定が可能となる。
実施の形態1の無線端末は、表示時間設定部が「時間設定」を保持するので、表示部に表示させる表示時間を自由に設定することができる。
実施の形態2.
次に図5を参照して実施の形態2を説明する。以上の実施の形態1では、表示有無指定部6、および表示時間設定部7をスイッチなどで実現しユーザが設定するものとした。実施の形態2では、これらを、例えばレジスタなどの回路で作成し、制御部1が「表示の有無」、「表示時間」を設定できるようにした場合を示す。
図5は、このような場合の実施の形態2における、発信元指示型の無線端末20の構成例である。図1と同じ番号の部分は、同一または相当する部分を示す。この構成では、表示有無指定部201を制御部1からの設定信号62で内容を設定変更できるようにしてあると共に、表示時間設定部202も同様に制御部1からの設定信号72で内容を設定変更できるようにしてある。
次に、動作について説明する。図5に示す実施の形態2の無線端末20も、実施の形態1同様に図2のように設置されているとする。即ち図5の無線端末が、無線端末20〜無線端末29として設置されているものとする。そして、「ルート発見」および「ルート構築」の結果、やはり、
「無線端末20−無線端末21−無線端末26−無線端末29」
という中継通信ルートが決定された場合を想定する。
デバッグや無線端末の設置時には、何れかの無線端末から他の全無線端末に対して、表示有無指定部201に「表示」を指示するデータフレーム200(表示設定指定情報の一例)(図示せず)を送信する。このデータフレーム200を受信した図5の無線端末20の制御部1は、受信したデータフレーム200を解析し、その指示に基づき、設定信号62を有効にして、表示有無指定部6に「表示」を設定する。
また、何れかの無線端末から他の全無線端末に対して、表示時間設定部202に「1秒」を指示するデータフレーム200(時間設定指定情報の一例)(図示せず)を送信する。このデータフレームを受信した図5の無線端末20の制御部1は、受信したデータフレーム200を解析し、その指示に基づき、設定信号72を有効にして、表示時間設定部202に「1秒」に相当する値を設定する。こうした設定は、データフレーム200のブロードキャストによって行っても良いし、図5の構成の無線端末20を1つずつ指定して行っても良い。
こうした設定を行った後は、無線端末20から無線端末29にデータ送信をする場合には、実施の形態1の場合と同様な動作が行われ、
「無線端末20→無線端末21→無線端末26→無線端末29」
と、表示部9のLEDが設定された1秒の間順々に点灯する。このため、目視で簡単に中継通信ルートが分るようになる。
実施の形態2の無線端末は、制御部1が「表示設定」を設定するので、手動による設定が不要となり、設定操作が容易になる。
実施の形態2の無線端末は、制御部1が「時間設定」を設定するので、手動による設定が不要となり、設定操作が容易になる。
実施の形態2の無線端末は、制御部が受信部の受信したデータフレームの情報に基づき、表示有無指定部と表示時間設定部の設定を行なう。従って、何れか1つの無線端末から、他の全ての無線端末に対してデータ通信時の表示/非表示、および表示実行時の表示時間を設定できる。このため、デバッグあるいは無線端末の設置時における操作が容易となり、しかも設定のし忘れをなくすことができる。あるいは、設定をし忘れた場合であっても、簡単に設定することができるため、操作性が向上する。
実施の形態3.
次に、図6を参照して実施の形態3を説明する。図6は、実施の形態3における無線端末20を示す図である。実施の形態1及び実施の形態2では、表示有無指定部および表示時間設定部をハードウェアとして実現した場合の実施形態を示した。実施の形態3では、図6に示すように、記憶部2内が設定保持部8を備える。設定保持部8は、「表示設定」を記憶する表示有無設定記憶領域301、および「時間設定」を記憶する表示時間設定記憶領域302により構成される。これにより、本実施の形態3の無線端末20は、表示有無設定記憶領域301に表示の有無を設定することが可能である。また、表示時間設定記憶領域302に表示時間を設定することが可能である。本実施の形態3の無線端末20は、設定を記憶部2が記憶するので、実施の形態1のように、予め設定を記憶してもよいし、実施の形態2のように、受信データフレームに含まれるデータに基づき設定するように構成してもよい。いずれの場合にも対応可能である。
実施の形態3の無線端末は、記憶部が設定を記憶するので、より安価に無線端末を実現することができる。
実施の形態4.
次に図7、図8を参照して、実施の形態4を説明する。実施の形態1〜実施の形態3では、データ通信を行う前に、全ての無線端末にデータ通信時の表示/非表示、および表示実行時の表示時間を設定するようにした場合を示した。実施の形態4では、データフレーム自体に表示/非表示および表示実行時の表示時間を指定するフィールドを設けた実施形態を示す。
図7は、実施の形態4における無線端末20の構成図である。図7の無線端末20は、実施の形態1〜実施の形態3の無線端末に対して、設定保持部8が存在しない。これは、前記のように、データフレーム自体に表示/非表示、および表示実行時の表示時間を指定するフィールドを設けているため、設定を保持する必要がないためである。
図8は、本実施の形態4におけるデータフレーム400のフォーマットを示す図である。データフレーム400のヘッダ部110に表示指示フィールド401(表示指定データの一例)と表示時間指定フィールド402(時間指定データの一例)とを設け、送信するデータフレーム毎に、「表示有無」と、「表示有の場合の表示時間」を指定できるようにしている。
この場合の動作を説明する。システムは、図2と同様である。図7に示す実施の形態4の無線端末20が、図2の無線端末20〜無線端末29となる。
このように実施の形態4のシステムでは、図2のように無線端末が設置され、「ルート発見」および「ルート構築」の結果、やはり、中継通信ルートとして
「無線端末20−無線端末21−無線端末26−無線端末29」
というルートが決定された場合を想定する。
デバッグや端末設置時に、どのようなルートでデータ転送が行われるかを知りたい場合、実施の形態4の無線端末20は、送信するデータフレーム400のヘッダ部110の表示指示フィールド401に「表示」を要求する値を設定し、表示時間指定フィールド402には、設定が「表示」の場合には、表示時間「1秒」を指定する値を設定する。各無線端末では、制御部1は実施の形態1および実施の形態2のように表示有無指定部を参照する代わりに、データフレーム400のヘッダ部110の表示指示フィールド401を参照する。また制御部1は、表示時間設定部を参照する代わりに、表示時間指定フィールド402を参照する。これにより、無線端末20から無線端末29に中継データを送信する場合に、
「無線端末20→無線端末21→無線端末26→無線端末29」
と、表示部9のLEDが設定された1秒の間、順々に点灯する。このため、目視で簡単に中継通信ルートが分るようになる。
実施の形態4の無線端末は、受信部が受信したデータフレームの情報に基づき、制御部が、表示部の表示/非表示と、表示部が表示する場合の表示時間とを決定する。従って、発信元でデータ通信時のLEDなどの表示有無、および表示時間を指定することができる。よって、デバッグあるいは無線端末設置時の操作が簡単となり。しかも各無線端末に対する設定のし忘れをなくすことができ、操作性と信頼性が向上するという効果がある。また、設定保持部8が不要となるので、無線端末装置の構成が簡易となる。
実施の形態5.
次に、図9、図10を参照して実施の形態5を説明する。図9は、本実施の形態5における無線端末80の構成図である。図10は、実施の形態5の無線中継システム2000の構成図である。以上の実施の形態1〜実施の形態4では、表示部9による表示の仕方が1種類であった。無線中継システム2000では、表示部9として色の異なる複数のLEDを用いて、複数の状態を表せるようにした場合の実施形態を示す。
図9は、本実施の形態5における無線端末80の構成図で、図1と同一の番号は同一もしくは相当する部分を示す。図9の無線端末80は、図1の無線端末20に対して、表示部9が、青色のLED501と、黄色のLED502と、赤色のLED503とを備えたこと、及び受信部4が中継するべき中継データの受信強度を測定する受信強度測定部510を素備えたことが異なる。
このように、図9の無線端末80は、表示部9のLEDを、青色のLED501と、黄色のLED502と、赤色のLED503のように、発光色が異なる3つのLEDに変更し、受信部4にデータ受信時の受信電波強度を読み出す受信強度測定部を備えた。
表示部9であるLED501〜LED503は、制御部1による制御が可能である。無線端末80の制御部1は、受信強度測定部510が測定した中継データの受信強度に基づいて、表示部9を制御する。以下、具体的に説明する。
次に動作について説明する。
(1)無線端末80の制御部1は、例えば実施の形態1のデータフレーム100を受信した時に、同時にその時の受信電波強度を受信強度測定部510から読み出す。そして、受信したデータフレームと共に読み出した受信強度を記憶部2に記憶する。なお、記憶部2は、発光させるべきLEDと受信強度との対応関係を予め記憶している。例えば
「受信強度≧設定値「大」の場合は、青色LED501を点灯」、
「設定値「大」>受信強度≧設定値「小」の場合は黄色LED502を点灯」、
「設定値「小」>受信強度の場合は赤色LED503を点灯」、
のような対応関係を記憶している。
(2)そして、制御部1は、表示有無指定部6を参照した結果、設定が「表示」に設定されていた場合には、記憶部2が記憶している受信電波強度と、発光させるべきLEDと受信強度との対応関係とを確認する。そして、制御部1は、
受信強度が「大」を示す値以上の値の場合には青色LED501を点灯させ、
受信強度が「小」未満の値の場合には赤色LED503を点灯させ、
受信強度「中」(すなわち、受信強度が「小」以上かつ受信強度が「大」未満)の値の場合には黄色LED502を点灯させる制御を表示部9に対して行なう。
また、発信元は、受信強度大に相当するLED青91をさせるようにする。
こうした構成の複数の無線端末80が図10のように設置されており、「ルート発見」および「ルート構築」の結果、中継通信ルートとして
「無線端末80−無線端末81−無線端末86−無線端末89」
というルートが決定された場合を想定する。
無線端末80から無線端末89にデータ送信をする場合で、
無線端末81での受信強度が「大」、
無線端末86での受信強度が「小」、
無線端末89での受信強度が「中」
の場合には、実施の形態1の場合と同様な動作が行われる。
すなわち、
「無線端末80で青色LED501→無線端末81で青色LED501→無線端末86で赤色LED503→無線端末89で黄色LED502」
が、それぞれ設定された1秒の間順々に点灯する。
このため、目視で簡単に中継通信ルートが分るようになると共に、それぞれの無線端末での受信強度の状態も簡単に見分けることができる。
なお、ここでは色の異なる3つのLEDを使用する例を示したが、1つのLEDで複数種類の色の発光が可能なLEDを用いることで、無線端末をより小型にすることが可能となる。
また、実施の形態1で述べたように、LEDではなく、色を変えることが可能な他の素子、あるいは音を発生する音発生装置で発生する音の音色を変えたり発生する音の大きさを変えたり、あるいは振動発生装置において振動のモードを変化させたりしても構わない。
実施の形態5の無線端末は、制御部が、受信強度に基づいて表示部を制御する。しがって、中継ルートとともに、無線端末の受信強度を知ることができるので、無線端末設置時に、受信状態が好ましくない場所を簡単に特定できることができるようになる。また、中継ノード(無線端末)の追加、あるいは設置位置の移動により、全体として受信強度が均一化されるような配置とすることが簡単に行える。よって、設置時間の短縮や、システム全体での通信品質を向上させるための作業性の向上を実現できる。
以上の実施の形態では、無線アドホックネットワークにおいて、ネットワーク内の各無線端末に、無線中継通信動作中を示す表示手段と、表示手段による表示動作を行うかどうかを指定する表示有無指定手段と、表示手段による表示時間を指定する表示時間設定手段とを備えさせ、各無線端末は表示有無指定手段により表示動作を行うように指定された場合には、自身がデータフレームの発信元であるか、自身が宛先もしくは自身が中継すべきデータフレームを受信した時に、表示手段を表示状態にし、表示時間設定手段により指定された時間だけ経過した後、表示手段を非表示状態にし、データフレーム中に指定された宛先が自分自身でなければ、中継先もしくは宛先に向けてデータフレームを送信し、データフレーム中に指定された宛先が自分自身であった場合には、データ部に指定された動作を行うアドホックネットワーク制御方式を説明した。
以上の実施の形態では、ネットワーク内の各無線端末の表示有無指定手段の状態を、データフレーム中のデータ部の指示にて、無線端末自身もしくはネットワーク内の別の無線端末からの指示で設定できるようにしたアドホックネットワーク制御方式を説明した。
以上の実施の形態では、ネットワーク内の各無線端末の表示時間設定手段に設定する値を、データフレーム中のデータ部の指示にて、無線端末自身もしくはネットワーク内の別の無線端末からの指示で設定できるようにしたアドホックネットワーク制御方式を説明した。
以上の実施の形態では、ネットワーク内の各無線端末の表示有無指定手段の状態および表示時間設定手段に設定する値を、データフレーム中のヘッダ部の指示にて、無線端末自身もしくはネットワーク内の別の無線端末からの指示で、データフレーム毎に設定できるようにしたアドホックネットワーク制御方式を説明した。
以上の実施の形態では、ネットワーク内の各無線端末の無線動作中を示す表示手段をLEDにし、点灯状態と消灯状態で目視にて区別できるようにしたアドホックネットワーク制御方式を説明した。
以上の実施の形態では、ネットワーク内の各無線端末の無線動作中を示す表示手段をブザーにして、音として聞こえるようにしたアドホックネットワーク制御方式を説明した。
以上の実施の形態では、ネットワーク内の各無線端末の無線動作中を示す表示手段をモータなどによる振動機とし、手の感触としてわかるようにしたアドホックネットワーク制御方式を説明した。
以上の実施の形態では、ネットワーク内の各無線端末にデータフレーム受信時の電波強度を測定する手段を設け、複数の色により複数の状態を表示することが可能な表示手段を設けて、受信したデータフレームの受信電波強度に応じて、表示手段の色を変更できるようにしたアドホックネットワーク制御方式を説明した。
以上の実施の形態では、ネットワーク内の各無線端末にデータフレーム受信時の電波強度を測定する手段を設け、音の大きさにより複数の状態を示すことが可能な表示手段を設け、受信したデータフレームの受信電波強度に応じて、表示手段の音の大きさを変えられるようにしたアドホックネットワーク制御方式を説明した。
実施の形態1における無線端末の構成図である。 実施の形態1における無線中継システムを示す図である。 実施の形態1における中継動作を示す図である。 実施の形態1におけるデータフレームを示す図である。 実施の形態2における無線端末の構成図である。 実施の形態3における無線端末の構成図である。 実施の形態4における無線端末の構成図である。 実施の形態4におけるデータフレームを示す図である。 実施の形態5における無線端末の構成図である。 実施の形態5における無線中継システムを示す図である。
符号の説明
1 制御部、2 記憶部、3 送信部、4 受信部、5 アンテナ、6 表示有無指定部、7 表示時間設定部、8 設定保持部、9 表示部、20,21,22,23,24,25,26,27,28,29 無線端末、61 読取信号、62 設定信号、71 読取信号、72 設定信号、80,81,82,83,84,85,86,87,88,89 無線端末、100 データフレーム、110 ヘッダ部、120 データ部、200 データフレーム、201 表示有無指定部、202 表示時間設定部、301 表示有無設定記憶領域、302 表示時間設定記憶領域、400 データフレーム、401 表示指示フィールド、402 表示時間指定フィールド、501,502,503 LED、1000,2000 無線中継システム。

Claims (4)

  1. 無線アドホックネットワークで使用され、無線中継の対象である中継データを受信するとともに受信した前記中継データを無線中継する無線中継装置において、
    前記中継データを受信する受信部と、
    前記受信部が前記中継データを受信した場合に、前記中継データを受信したことを示す受信表示を表示する表示部と、
    前記受信部が受信した前記中継データを無線中継するために送信する送信部と
    前記受信表示を前記表示部に表示させるか否かのいずれかの設定である表示設定を保持する設定保持部と、
    前記受信部が前記中継データを受信した場合に前記設定保持部が保持する前記表示設定を参照し、参照の結果、前記表示設定が前記受信表示を前記表示部に表示させる設定である場合に、前記受信表示を前記表示部に表示させる制御部と
    を備え、
    前記設定保持部は、さらに、
    前記受信表示を前記表示部に表示させる表示時間の設定である時間設定を保持し、
    前記制御部は、
    前記受信部が前記中継データを受信した時に、前記設定保持部の保持する前記表示設定が前記受信表示を前記表示部に表示させる設定の場合には前記設定保持部が保持する前記時間設定の示す前記表示時間が経過するまで前記受信表示を前記表示部に表示させ、
    前記送信部は、
    前記表示部による前記受信表示の表示が終了すると前記中継データを無線中継するために送信することを特徴とする無線中継装置。
  2. 前記受信部は、
    前記表示設定を指定する表示設定指定情報を受信し、
    前記制御部は、
    前記受信部が受信した前記表示設定指定情報に従って前記表示設定を設定し、設定した前記表示設定を前記設定保持部に保持させることを特徴とする請求項記載の無線中継装置。
  3. 前記受信部は、
    前記時間設定を指定する時間設定指定情報を受信し、
    前記制御部は、
    前記受信部が受信した前記時間設定指定情報に従って前記時間設定を設定し、設定した前記時間設定を前記設定保持部に保持させることを特徴とする請求項記載の無線中継装置。
  4. 無線アドホックネットワークで使用され、無線中継の対象である中継データを受信するとともに受信した前記中継データを無線中継する無線中継装置において、
    前記中継データを受信する受信部と、
    前記受信部が前記中継データを受信した場合に、前記中継データを受信したことを示す受信表示を表示する表示部と、
    前記受信部が受信した前記中継データを無線中継するために送信する送信部と
    を備え
    前記受信部が受信する前記中継データは、
    前記受信表示を前記表示部に表示させることを指定する表示指定データを含み、
    前記無線中継装置は、さらに、
    前記受信部が受信した前記中継データに含まれる前記表示指定データに従って、前記受信表示を前記表示部に表示させる制御部を備え、
    前記受信部が受信する前記中継データは、さらに、
    前記受信表示を前記表示部に表示させる表示時間を指定する時間指定データを含み、
    前記制御部は、
    前記受信部が前記中継データを受信した時に、前記中継データに含まれる前記時間指定データの指定する前記表示時間が経過するまで前記受信表示を前記表示部に表示させ、
    前記送信部は、
    前記表示部による前記受信表示の表示が終了すると前記中継データを無線中継するために送信することを特徴とする無線中継装置。
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