JP3936320B2 - 同期整流型スイッチング電源装置 - Google Patents

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この発明は、直流電圧を所望の電圧に変換して電子機器に供給する同期整流型スイッチング電源装置に関する。
従来、スイッチング電源装置において、変換効率を高める方法の一つとして、同期整流型スイッチング電源装置が知られている。この同期整流型スイッチング電源装置の基本的な回路構成は、図3に示すように、主トランス5の一次巻線5aには、直流入力電圧源1とMOS−FETの主スイッチ素子4より成る直列回路が接続されている。主スイッチ素子4のドレインには一次巻線5aのドットのない側の端子が接続され、ソースには直流入力電源1のマイナス側が接続されている。
制御回路2はパルス幅変調されたパルスを出力するもので、制御回路2の出力は、遅延回路3の入力に接続され、遅延回路3は制御回路2の出力を一定期間遅延させて、駆動パルスを出力し、主スイッチ素子4を所定の時比率でON/OFF制御する。
また、主トランス5の二次巻線5bには、MOS−FETから成る同期整流用半導体スイッチ素子である整流用スイッチ素子6と転流用スイッチ素子7より成る同期整流回路と、チョークコイル20とコンデンサ21から成る出力平滑回路が接続される。二次巻線5bのドットのある側の端子は、転流用スイッチ素子7のドレインに接続され、ドットのない側の端子が整流用スイッチ素子6のドレインに接続されている。整流用スイッチ素子6のソースは、転流用スイッチ素子7のソースに接続されている。さらに、転流用スイッチ素子7のドレインには、チョークコイル20の一端が接続され、チョークコイル20の他端が、コンデンサ21の一端に接続され、コンデンサ21の他端が、転流用スイッチ素子7のソースに接続されるとともに、コンデンサ21の両端が出力端子25,26につながり、図示しない負荷が接続される。
整流用スイッチ素子6のゲートは、主トランス5の二次巻線5bのドットのある側の端子に接続されている。また、転流用スイッチ素子7のゲートは、ダイオード8のカソードに接続され、ダイオード8のアノードが、二次巻線5bのドットのない側の端子に接続されている。さらに、転流用スイッチ素子7のゲートは、ゲート電荷を放電するための放電用補助スイッチ素子9のドレインに接続され、放電用補助スイッチ素子9のソースが転流用スイッチ素子7のソースに接続されている。また、転流用スイッチ素子7のゲートは、抵抗10を介して転流用スイッチ素子7のソースに接続されている。
制御回路2の出力は、結合コンデンサ22を介して、ドライブトランス24の一次巻線24aのドットのある側の端子に接続されている。ドライブトランス24の一次巻線24aには、ドットのある側にカソードが接続されドットのない側にアノードが接続されたダイオード23が設けられている。
ドライブトランス24の二次巻線24bは、ドットを付した側の端子が放電用補助スイッチ素子9のゲートに接続され、二次巻線24bのドットのない側の端子が放電用補助スイッチ素子9のソース側に接続されている。ドライブトランス24の二次巻線24bのドットのある側に発生する電圧は、放電用補助スイッチ素子9のスレッショルド電圧Vthよりも高い電圧である。
この同期整流型スイッチング電源装置の動作は、図4に示すように、制御回路2の出力端子からの制御信号がL(ロウ)からH(ハイ)に立ち上がると、そのパルス信号が遅延回路3へ出力されるとともに、ドライブトランス24の一次巻線24aに印加される。これにより、ドライブトランス24の二次巻線24bに発生した電圧は、放電用補助スイッチ素子9のゲートに印加され、放電用補助スイッチ素子9がターンオンすることにより、主スイッチ素子4がターンオンする前に、転流側スイッチ素子7のゲート電圧を引き下げ、転流側スイッチ素子7をターンオフさせる。
この後、所定の遅延時間を経て遅延回路3から制御パルス信号が出力される。遅延回路3の出力がHに立ち上がると、図4に示すように主スイッチ素子4がオンし、主トランス5の二次巻線5bには、ドットを付した側がプラスとなる極性で電圧が発生し、整流用スイッチ素子6のゲートが充電され、整流用スイッチ素子6がターンオンする。
次に、制御回路2からの制御パルス信号がLになり、このときは遅延回路3による遅延なく主スイッチ素子4がターンオフする。すると、転流用スイッチ素子7のボディダイオードが導通し、整流側スイッチ素子6のゲート電荷が引き抜かれ、整流用スイッチ素子6はターンオフし、主トランス5の二次巻線5bに逆起電圧が発生し、ダイオード8を介して転流用スイッチ素子7のゲートが充電され、転流用スイッチ素子7がターンオンする。
この状態は、次にドライブトランス24の二次巻線24bに電圧が発生して放電用補助スイッチ素子9がオンするまで継続し、放電用補助スイッチ素子9が再びオンした後は、以上に説明した動作が繰り返されることになる。
上記従来の同期整流方式の電源装置では、同期整流用のスイッチ素子6,7のゲートに主トランス5の二次巻線5bの電圧が直接印加されるため、例えば電源装置の入力電圧が高い場合に同期整流用のスイッチ素子6,7のゲートに必要以上の電圧が印加されて駆動損失が増大したり、過渡的な動作時など主トランス5の二次巻線5bに高電圧が発生した際に同期整流用のスイッチ素子6,7のゲートに耐圧を超える電圧が印加され、最悪の場合には同期整流用のスイッチ素子6,7が破壊されてしまうといった問題があった。
そこで、この問題の対策として、特許文献1に開示された同期整流回路が知られている。これは、同期整流用のスイッチ素子である整流用スイッチ素子や、転流用スイッチ素子に、各々ゲートクランプFETを設け、このクランプFETのゲートを直流電圧源に接続することで、同期整流用のスイッチ素子のゲート電圧を、ゲートクランプFETのゲート電圧−ゲートクランプFETのスレッショルド電圧で制限し、同期整流用のスイッチ素子のゲートを保護するものである。
特開2002−238244号公報
特許文献1に開示されたスイッチング電源装置の同期整流回路では、同期整流用のスイッチ素子のゲート電圧は、ゲートクランプFETのゲートに接続された直流電圧源の電圧−ゲートクランプFETのスレッショルド電圧によって制限されているため、同期整流用のスイッチ素子のゲートに十分なゲート電圧を加えるためには、必然的に補助スイッチ素子であるゲートクランプFETのゲート電圧を固定している電圧源の電圧も高くしておかなければならない。しかし、出力電圧の低い電源装置では二次側回路の動作電圧が低くなるため、ゲートクランプFETのゲートに十分な電圧を与えることが難しいという問題があった。
この発明は、上記の従来の技術の問題点に鑑みてなされたもので、整流用スイッチ素子の制御端子に過大な電圧が印加されることがなく、かつ損失が小さく、駆動が容易な同期整流型スイッチング電源装置を提供することを目的とする。
この発明は、一次側回路に設けられたMOS−FET等の主スイッチ素子を駆動する制御回路と、上記主スイッチ素子のオン・オフに同期して二次側回路に電流を流すMOS−FET等の整流用スイッチ素子とを備えた同期整流型スイッチング電源装置であって、上記整流用スイッチ素子を駆動するMOS−FET等の補助スイッチ素子と、この補助スイッチ素子の制御端子に接続され上記整流用スイッチ素子及び補助スイッチ素子の各ゲート電圧定格より低いクランプ電圧のツェナーダイオード等の電圧制限素子と、この電圧制限素子と並列に接続され、電圧の最大値が上記補助スイッチ素子のスレッショルド電圧より高く、上記電圧制限素子のクランプ電圧よりは低い電圧源と、この電圧源と上記制御端子との間に設けられ上記制御端子側にカソードが接続されアノードが上記電圧源側に接続された逆流防止用ダイオードとを備えた同期整流型スイッチング電源装置である。
上記二次側回路は、整流用スイッチ素子と転流用スイッチ素子を備え、主トランスの二次巻線の一方の端子に接続され上記整流用スイッチ素子を駆動する整流側補助スイッチ素子と、この整流側補助スイッチ素子の制御端子に接続され上記整流用スイッチ素子及び整流側補助スイッチ素子の各ゲート電圧定格より低いクランプ電圧の第一の電圧制限素子と、主トランスの二次巻線の他方の端子に接続され上記転流用スイッチ素子を駆動する転流側補助スイッチ素子と、この転流側補助スイッチ素子の制御端子に接続され上記転流用スイッチ素子及び転流側補助スイッチ素子の各ゲート電圧定格より低いクランプ電圧の第二の電圧制限素子を備えたものである。
さらに、上記電圧源のうち、上記整流側補助スイッチ素子の制御端子に接続された第一の電圧源は、上記制御回路の出力に基づいて一次巻線が駆動されるドライブトランスの二次巻線電圧である。また、上記転流側補助スイッチ素子の制御端子に接続された第二の電圧源は、上記整流側スイッチ素子のゲート電圧を基にしたものである。
この発明の同期整流型スイッチング電源装置は、整流用スイッチ素子の制御端子に電圧をかける補助スイッチ素子のゲート駆動電圧を低く抑え、かつ整流用スイッチ素子のゲートには必要十分な電圧を印加することができる。これにより、整流用スイッチ素子の制御端子に過大な電圧が印加されることがなく、かつ損失が小さく、駆動が容易な同期整流型スイッチング電源装置を構成することができる。同様に、転流用スイッチ素子の制御端子に電圧をかける補助スイッチ素子のゲート駆動電圧も低く抑え、かつ転流用スイッチ素子のゲートには必要十分な電圧を印加することができ、上記と同様の効果を得ることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。この実施形態は同期整流方式の整流回路を備えたフォワードコンバータについてのものであり、主トランス5の一次巻線5aには、直流入力電圧源1とMOS−FETの主スイッチ素子4より成る直列回路が接続されている。主スイッチ素子4のドレインには主トランス5の一次巻線5aのドットのない側の端子が接続され、ソースには直流入力電源1のマイナス側が接続されている。
また、主トランス5の二次巻線5bには、MOS−FETから成る同期整流用半導体スイッチ素子である整流用スイッチ素子6と転流用スイッチ素子7より成る同期整流回路と、チョークコイル20とコンデンサ21から成る出力平滑回路が接続される。二次巻線5bのドットのある側の端子は、転流用スイッチ素子7のドレインに接続され、ドットのない側の端子が整流用スイッチ素子6のドレインに接続されている。整流用スイッチ素子6のソースは、転流用スイッチ素子7のソースに接続されている。さらに、転流用スイッチ素子7のドレインには、チョークコイル20の一端が接続され、チョークコイル20の他端が、コンデンサ21の一端に接続されコンデンサ21の他端が、転流用スイッチ素子7のソースに接続されるとともに、コンデンサ21の両端が出力端子25,26につながり、図示しない負荷が接続される。
整流用スイッチ素子6のゲートには、整流側補助スイッチ素子14のソースが接続され、整流側補助スイッチ素子14のドレインが二次巻線5bのドットのある側の端子に接続されている。整流側補助スイッチ素子14のゲートは、逆流防止用ダイオード11のカソードに接続され、逆流防止用ダイオード11のアノードが、後述するドライブトランス24の二次巻線24bのドットを付した側の端子に接続されている。さらに、整流側補助スイッチ素子14のゲートは、ツェナーダイオード13のカソードに接続され、ツェナーダイオード13のアノードが、整流用スイッチ素子6のソースに接続されている。また、ツェナーダイオード13のアノードとカソード間には抵抗12が並列に接続されている。
整流側補助スイッチ素子14のソースは、ダイオード15のアノードに接続され、ダイオード15のカソードが抵抗16を介して、転流側補助スイッチ素子19のゲートに接続されている。さらに、転流側補助スイッチ素子19のゲートには、ツェナーダイオード18のカソードが接続され、ツェナーダイオード18のアノードは転流用スイッチ素子7のソースに接続されている。ツェナーダイオード18のカソードとアノード間には、抵抗17が並列に接続されている。
転流側補助スイッチ素子19のドレインは、ダイオード8のカソードに接続され、ダイオード8のアノードが、二次巻線5bのドットのない側の端子に接続されている。転流側補助スイッチ素子19のソースは、転流用スイッチ素子7のゲートに接続されているとともに、そのゲートを放電するための放電用補助スイッチ素子9のドレインに接続されている。そして、放電用補助スイッチ素子9のソースは、転流用スイッチ素子7のソースに接続されている。また、転流側補助スイッチ素子19のソースと放電用補助スイッチ素子9のドレインとの接続点は、抵抗10を介して転流用スイッチ素子7のソースにも接続されている。
この実施形態の同期整流型スイッチング電源装置の主スイッチ素子4を駆動する制御回路2は、パルス幅変調されたパルスを出力するもので、制御回路2の出力は、遅延回路3の入力に接続され、遅延回路3は制御回路2の出力を一定期間遅延させて、駆動パルスを出力し、主スイッチ素子4を所定の時比率でON/OFF制御する。
制御回路2の出力は、さらに結合コンデンサ22を介して、ドライブトランス24の一次巻線24aのドットのある側の端子にも接続されている。また、ドライブトランス24の一次巻線24aには、ドットのある側にカソードが接続されドットのない側にアノードが接続されたダイオード23が設けられている。
ドライブトランス24の二次巻線24bのドットを付した側の端子は、放電用補助スイッチ素子9のゲートに接続され、二次巻線24bのドットのない側の端子が放電用補助スイッチ素子9のソース側に接続されている。そして、ドライブトランス24の二次巻線24bのドットのある側に発生する電圧は、放電用補助スイッチ素子9及び整流側補助スイッチ素子14のスレッショルド電圧Vthよりも高く、ツェナーダイオード13によるクランプ電圧であるツェナー電圧Vzdよりは低い電圧である。
この実施形態の同期整流型スイッチング電源装置の動作は、図2に示すように、制御回路2の出力端子からの制御信号がLからHに立ち上がると、そのパルス信号が遅延回路3へ出力されるとともに、ドライブトランス24の一次巻線24aに印加される。これにより、ドライブトランス24の二次巻線24bに発生した電圧は、放電用補助スイッチ素子9のゲートに印加され、放電用補助スイッチ素子9がターンオンすることにより、主スイッチ素子4がターンオンする前に、転流側スイッチ素子7のゲート電圧を引き下げ、転流側スイッチ素子7をターンオフさせる。
同時に、ドライブトランス24の二次巻線24bに発生した電圧により、整流側補助スイッチ素子14のゲート−ソース間に電圧が印加され、整流側補助スイッチ素子14がターンオンする。ドライブトランス24の二次巻線24bに発生した電圧は、ツェナーダイオード13のツェナー電圧Vzdより低く、かつ補助スイッチ素子14のスレッショルド電圧Vthより高く設定されているため、ツェナーダイオード13は導通しないが、補助スイッチ素子14はオン状態になる。このツェナー電圧は、整流用スイッチ素子6及び整流側補助スイッチ素子14の各ゲート電圧定格より低い電圧であるので、整流用スイッチ素子6及び整流側補助スイッチ素子14の各ゲートを高電圧から保護することができる。
この後、所定の遅延時間を経て遅延回路3から制御パルス信号が出力される。遅延回路3の出力がHに立ち上がると、図2に示すように主スイッチ素子4がオンし、主トランス5の二次巻線5bには、ドットを付した側がプラスとなる極性で電圧が発生する。このとき補助スイッチ素子14は既にオン状態にあるので、整流側補助スイッチ素子14を介して整流用スイッチ素子6のゲートが充電され、電圧が上昇してゆく。また、整流側補助スイッチ素子14のゲート−ソース間電圧は、整流側補助スイッチ素子14の入力容量によって電圧が保持されるため、整流側補助スイッチ14のゲート電圧は整流用スイッチ素子6のゲート電圧の上昇分とほぼ同じだけ上昇する。
やがて、整流側補助スイッチ素子14のゲート電圧がツェナーダイオード13のツェナー電圧まで達すると、ツェナーダイオード13がオンして整流側補助スイッチ素子14のゲート電圧は、それ以上は上がらなくなる。整流用スイッチ素子6のゲート電圧は、整流側補助スイッチ素子14のゲート電圧−補助スイッチ素子14のスレッショルド電圧以上には充電されないため、整流用スイッチ素子6のゲート電圧も上昇せず、ゲート電圧が制限される。また、このとき整流側スイッチ素子16のゲート電圧を抵抗16,17により分圧した電圧で、転流側補助スイッチ素子19のゲートに電圧が印加され、転流側補助スイッチ素子19がオン状態になる。
次に、制御回路2からの制御パルス信号がLになり、このときは遅延回路3による遅延なく主スイッチ素子4がターンオフする。すると、転流用スイッチ素子7のボディダイオードが導通し、整流側補助スイッチ素子14のボディダイオードを介して整流側スイッチ素子6のゲート電荷が引き抜かれ、整流用スイッチ素子6はターンオフし、主トランス5の二次巻線5bに逆起電圧が発生する。このとき転流側補助スイッチ素子19は既にオン状態にあるので、転流側補助スイッチ素子19を介して転流用スイッチ素子7のゲートが充電され、ゲート電圧が上昇する。また転流側補助スイッチ素子19のゲート−ソース間電圧は、転流側補助スイッチ素子19の入力容量によって電圧が保持されるため、転流側補助スイッチ素子19のゲート電圧は転流用スイッチ素子7のゲート電圧の上昇分とほぼ同じだけ上昇する。
やがて転流側補助スイッチ素子19のゲート電圧がツェナーダイオード18のツェナー電圧Vzdまで達すると、ツェナーダイオード18が導通し、転流側補助スイッチ素子19のゲート電圧はそれ以上は上昇しなくなる。転流用スイッチ素子7のゲート電圧は転流側補助スイッチ素子19のゲート電圧−補助スイッチ素子19のスレッショルド電圧Vth以上には充電されないため、転流用スイッチ素子7のゲート電圧も上昇せず、ゲート電圧が制限される。このツェナーダイオード18のツェナー電圧Vzdも、転流用スイッチ素子7及び転流側補助スイッチ素子19の各ゲート電圧定格より低い電圧であるので、各ゲートを高電圧から保護することができる。
この状態は、次にドライブトランス24の二次巻線24bに電圧が発生して放電用補助スイッチ素子9がオンするまで継続し、放電用補助スイッチ素子9が再びオンして上記動作を行う。そして、制御回路2により所定の時比率で主スイッチ素子4がON/OFFし、以上の動作を繰り返す。
この実施形態の同期整流型スイッチング電源装置は、同期整流用のスイッチ素子6,7のゲート電圧を設定する補助スイッチ素子14,19のゲート駆動電圧を低く抑え、かつ同期整流用のスイッチ素子6,7のゲートには必要十分な電圧を印加することができる。これにより、同期整流用のスイッチ素子6,7のゲートに過大な電圧が印加されることがなく、かつ損失が小さく、駆動が容易な同期整流型スイッチング電源装置を構成することができる。
また、同期整流型スイッチング電源装置においては、電源停止時に出力端子に外部から電圧を印加すると同期整流用のスイッチ素子がターンオンして回路に大電流が流れたり、同期整流回路が自励発振を起し、回路内に予期せぬ高電圧が発生して電源装置が破壊されてしまうといった問題が発生する場合がある。一方、本実施形態の同期整流型スイッチング電源装置によれば、同期整流用のスイッチ素子6,7を駆動する補助スイッチ素子14,19のゲート電圧が短時間で自然に低下するため、電源装置がスイッチング動作を停止した状態では同期整流用のスイッチ素子6,7がオンになることが無く、出力端子に外部から電圧が印加されても同期整流用のスイッチ素子6,7が誤ってオンする事がないという利点もある。
なお、本実施例はフォワードコンバータに適用した例であるが、本発明はコンバータの基本回路に依存するものではないため、フォワードコンバータ以外の同期整流コンバータにも適用が可能である。
この発明の一実施形態の同期整流型スイッチング電源装置の概略回路図である。 この実施形態の同期整流型スイッチング電源装置の各部の動作波形を示すタイミングチャートである。 従来の同期整流型スイッチング電源装置の概略回路図である。 従来の同期整流型スイッチング電源装置の各部の動作波形を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 直流入力電源
2 制御回路
3 遅延回路
4 主スイッチ素子
5 主トランス
6 整流用スイッチ素子
7 転流用スイッチ素子
8,23,11,15 ダイオード
9 放電用補助スイッチ素子
13,18 ツェナーダイオード
14 整流側補助スイッチ素子
19 転流側補助スイッチ素子
24 ドライブトランス

Claims (1)

  1. 一次側回路に設けられた主スイッチ素子を駆動する制御回路と、上記主スイッチ素子のオン・オフに同期して二次側回路に電流を流す整流用スイッチ素子と転流用スイッチ素子を備えた同期整流型スイッチング電源装置において、
    主トランスの二次巻線の一方の端子に接続され、上記整流用スイッチ素子を駆動する整流側補助スイッチ素子と、
    上記整流側補助スイッチ素子の制御端子に接続され上記整流用スイッチ素子及び整流側補助スイッチ素子の各ゲート電圧定格より低いクランプ電圧の第一の電圧制限素子と、
    主トランスの二次巻線の他方の端子に接続され、上記転流用スイッチ素子を駆動する転流側補助スイッチ素子と、
    上記転流側補助スイッチ素子の制御端子に接続され、上記転流用スイッチ素子及び転流側補助スイッチ素子の各ゲート電圧定格より低いクランプ電圧の第二の電圧制限素子と、
    上記整流側補助スイッチ素子の制御端子に接続され、上記制御回路の出力に基づいて一次巻線が駆動されるドライブトランスの二次巻線電圧であって、上記第一の電圧制限素子と並列に接続され、電圧の最大値が上記整流側補助スイッチ素子のスレッショルド電圧より高く、上記第一の電圧制限素子のクランプ電圧よりは低い第一の電圧源と、
    上記転流側補助スイッチ素子の制御端子に接続されているとともに上記第二の電圧制限素子と並列に接続され、上記整流側スイッチ素子のゲート電圧を基にして電圧の最大値が上記転流側補助スイッチ素子のスレッショルド電圧より高く、上記第二の電圧制限素子のクランプ電圧よりは低い第二の電圧源と、
    上記各電圧源と上記各補助スイッチ素子の制御端子との間に設けられ、上記制御端子側にカソードが接続されアノードが上記電圧源側に接続された逆流防止用ダイオードとを備えたことを特徴とする同期整流型スイッチング電源装置。
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