JP3936110B2 - 軸受オイルミスト防止装置 - Google Patents

軸受オイルミスト防止装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3936110B2
JP3936110B2 JP36676699A JP36676699A JP3936110B2 JP 3936110 B2 JP3936110 B2 JP 3936110B2 JP 36676699 A JP36676699 A JP 36676699A JP 36676699 A JP36676699 A JP 36676699A JP 3936110 B2 JP3936110 B2 JP 3936110B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
ring
oil mist
prevention device
hair collection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP36676699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001186709A (ja
Inventor
今朝人 岸本
裕宇 東條
誠 三上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP36676699A priority Critical patent/JP3936110B2/ja
Publication of JP2001186709A publication Critical patent/JP2001186709A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3936110B2 publication Critical patent/JP3936110B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、立軸回転電機等の軸受カバー及び回転油切りに用いる軸受オイルミスト防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
水力発電設備に使用される立軸形回転電機、例えば立軸形水車発電機においては、軸受装置内に存するスラスト軸受、あるいはガイド軸受の摺動摩擦熱および攪拌による熱を緩和するため、軸受カバー内を油槽として潤滑油を収容したり、循環ポンプ等を用いて油槽内に潤滑油を送込んだりしている。
【0003】
この油槽の中では、回転部の運動によって次第にオイルミストが液面より上方に発生し、大気より高い圧力環境下の油槽から脱出しようとする。この場合、油槽内の圧力は概ね10mmAqから100mmAqの範囲に上昇している。
【0004】
そこで、一般に軸受カバーには異なる圧力差室を備えて油切り効果を持たせている。
【0005】
図7はかかる従来の軸受オイルミスト防止装置の構成を示すものである。
【0006】
図7において、1は立軸形回転電機の回転軸で、この回転軸1は図示しないスラスト軸受又はガイド軸受により支承されている。このスラスト軸受又はガイド軸受は軸受カバー17により覆われ、その内側に存する油槽16中の潤滑油に浸されている。
【0007】
上記軸受カバー17の上部には、回転軸1と同心円状に配置され、且つ複数のアルミ歯20を軸方向に適宜の間隔を存して植付けた環形リング19が溶接等により取付けられている。この環形リング19には、その軸方向の中間領域に対応する部分に環形室12が形成され、この環形室12に連通させて設けられた中間空気孔21を通して油槽内の圧力より高い圧力を持った空気を供給し、高圧領域Aとすることでオイルミスト18の漏出を防いでいる。
【0008】
この場合、アルミ歯20は一律に回転軸1の摺動面25との間に適正なギャップ22が保たれるように回転軸と同芯的にセットされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような構成の軸受オイルミスト防止装置では、アルミ歯20の内径は組立時に摺動面25と適正なギャップ22に保たれていても、実運転時において、二次的要素で回転部が変位すると、この関係が保持されなくなる恐れがあり、また中間領域に供給される高圧力空気が何らかの要因で油槽内圧力より低下すると、逆にオイルミスト18が引き込みやすくなることも考えられる。
【0010】
また、高速回転する回転電機においては、回転軸の高周速の影響で攪拌される油そのものがこの微小ギャップ22を抜けて大気Bへ流出する恐れもある。
【0011】
本発明は上記のような問題を解消するためなされたもので、軸受カバーの上部に存するギャップからのオイルミストの漏出を完全に防止できる軸受オイルミスト防止装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するため、次のような手段により軸受オイルミスト防止装置を構成するものである。
【0013】
請求項1に対応する発明は、立軸形回転電機の回転軸を支承する軸受を軸受カバー内に収容された潤滑油により冷却するようにした軸受装置の前記軸受カバーの上部に存する異なる圧力となる軸受カバー内、外部の連通部を仕切るように配置され、且つ回転部の運動により前記軸受カバー内の液面から発生するオイルミストの流出を防止する軸受オイルミスト防止装置において、50〜300ミクロンの線径を有する樹脂系材料で形成された集毛体を保持リングと裏板の間に挟み、且つ先端部分を一定の自由長で回転軸側に露出させて配置すると共に、前記集毛体の後端部を弾性力により押付けて前記集毛体の先端部を常に回転軸の周面に一定の接触圧で接触させる加圧機構を設けるとともに、前記保持リングは前記集毛体に付着滞留した油滴を前記軸受カバー内に排出する排油孔を有するものである。
【0014】
請求項2に対応する発明は、請求項1に対応する発明の軸受オイルミスト防止装置において、保持リングと裏板との間に挟まれて設けられる集毛体を回転軸の軸方向に複数段配置して各々の集毛体の先端部を回転軸の全周面に密に接触させるようにしたものである。
【0015】
請求項3に対応する発明は、立軸形回転電機の回転軸を支承する軸受を軸受カバー内に収容された潤滑油により冷却するようにした軸受装置の前記軸受カバーの上部に存する異なる圧力となる軸受カバー内、外部の連通部を仕切るように配置され、且つ回転部の運動により前記軸受カバー内の液面から発生するオイルミストの流出を防止する軸受オイルミスト防止装置において、前記軸受カバーの上部に環形リングを設け、この環形リングの内周面に対応する回転軸の周面にリング状の凸部を設け、この凸部に環状溝を設けるとともに50〜300ミクロンの線径を有する樹脂系材料で形成された集毛体を取付け、且つ先端部を一定の自由長で前記環形リング側に露出させて先端部を前記環形リングの内周面全体に渡って密に接触させて配置する構成としたものである。
【0016】
請求項4に対応する発明は、請求項3記載の軸受オイルミスト防止装置において、環形リング及びこの環形リングの周面に対応する回転軸の周面に取付けられる集毛体を軸方向に適宜の間隔を存して複数段配置して、各々の集毛体の先端部をそれぞれ対応する環形リングの全内周面に密に接触させるようにしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0019】
図1は本発明による軸受オイルミスト防止装置の前提となる技術の要部を断面して示す構成図であり、図7と同一部品には同一符号を付して説明する。
【0020】
図1において、1は立軸回転電機の回転軸で、この回転軸1は図示しないスラスト軸受又はガイド軸受により支承されている。このスラスト軸受又はガイド軸受は軸受カバー17により覆われ、この軸受カバー17を油槽16として収容された潤滑油16に浸されている。
【0021】
上記軸受カバー17の上部には、回転軸1を中心に集毛体15を保持リング4と裏板6との間に挟み込んで回転軸1と同心円状に設けると共に、これらを固定金具23により一体的に固定する。
【0022】
この集毛体15は、約50〜300ミクロンの線径の樹脂系材料(ナイロン、PFA材、PEEK材等)を束ねてリング状に形成したもので、先端部に保持リング4および裏板6の軸側端面より0.5mmから2mm程度の露出自由長3を持たせ、回転軸1の周面全体に渡り回転軸1とのギャップが完全に塞がれるように密に接触させて配置し、軸方向に対する接触範囲14が適正厚さとなるように構成されている。
【0023】
このような構成の軸受オイルミスト防止装置において、軸受油槽16側、すなわち高圧領域Aの流体圧力が大気Bの大気圧よりも高くなっている。また、集毛体15が回転部全周に接触しており、そのときの差圧は10〜100mmAq程度になる。
【0024】
そして、大気Bへ漏出できないオイルミスト18は集毛体15に付着滞留するため、保持リング4に設けた排油孔24によって軸受油槽16へ戻される。
【0025】
従って、このような軸受オイルミスト防止装置とすれば、集毛体15により回転軸1の周面との間のギャップが完全に塞がれるので、軸受カバー17から外部へのオイルミストの漏出を完全に防止することができる。
【0026】
図2及び図3は本発明による軸受オイルミスト防止装置の第1の実施の形態の要部を断面して示す構成図、図3は図2をX方向から見た図であり、図1と同一部品には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分について述べる。
【0027】
第1の実施の形態では、図2及び図3に示すように軸受カバー17上部の回転軸側の端部に集毛体15を保持リング4と裏板6との間に挟み込んで配置すると共に、その上に裏当てリング13を設けてこれらを一体的に固定する。また、軸受カバー17の上部端面に支えリング11を取付け、この支えリング11に周方向に適宜の間隔を存して複数個のホルダー7をそれぞれ取付け、これら各ホルダー7に集毛体15の背後に有する集毛体固定部5に回転半径方向から一定圧力を加える押圧ブロック10を保持させる。
【0028】
この場合、押圧ブロック10に取付けられたピン10aにスプリング8が介挿され、このスプリング8をピン10aに沿って移動可能なスプリング受け9により伸縮させ、このスプリング受け9を適切な位置でホルダー7に径方向に形成された複数段の係合溝7aの適宜部位の溝に挿入することで、集毛体15の先端と回転軸1の接触面2への接触圧を加減調整する加圧機構が構成される。
【0029】
なお、集毛体15の材料は耐摩耗性と耐熱性に優れた樹脂系材料(ナイロン、PFA材、PEEK材等)を使用することは本発明の前提となる技術の形態と同様である。
【0030】
このような構成の軸受オイルミスト防止装置において、回転部の運動下においては、ホルダー7に保持された押圧ブロック10がピン10aに沿ってガイドされるスプリング8の弾性力により集毛体15の集毛体固定部5を一定の圧力で押圧しているので、回転軸1の変位に対しても集毛体15の先端部が追随しながら、常に密に接触した状態に保持される。すなわち、回転軸1の周面との間のギャップが完全に塞がれた状態に保持することができる。
【0031】
従って、このような軸受オイルミスト防止装置とすれば、集毛体15により回転軸1の周面との間のギャップが完全に塞がれるので、軸受カバー17から外部へのオイルミストの漏出を安定した状態で完全に防止することができる。
【0032】
図4は本発明による軸受オイルミスト防止装置の第2の実施の形態の要部を断面して示す構成図で、図2と同一部品には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分に付いて述べる。
【0033】
第2の実施の形態では、図4に示すように軸受カバー17の上部先端に集毛体15とこの集毛体15を挟んで配置された排油孔24を有する保持リング4及び裏板6を第1段の構成とし、この第1段の構成の裏板6に接触させて第1段の構成の保持リング4より径方向の長さの短い保持リング4aと裏板6aとの間に集毛体15aを挟み込み、また裏板6aの上端面に裏当てリング13を設け、これらを一体的に固定して第2段の構成として配置する。
【0034】
なお、集毛体15aの材料は耐摩耗性と耐熱性に優れた樹脂系材料(ナイロン、PFA材、PEEK材等)を使用することは第1の実施の形態と同様である。
【0035】
このような構成の軸受オイルミスト防止装置において、第1段の構成の裏板6と第2段の構成の保持リング4a及び集毛体15aとの間に中圧領域Cが形成され、この中圧領域Cにより高圧領域Aと大気Bの差圧が分散されるので、オイルミスト防止効果を高めることができる。また、仮にオイルミスト18が中圧領域Cに漏出しても、さらに第2段の構成の集毛体15aにおいて完全に漏出を防止することができる。
【0036】
従って、このような構成の軸受オイルミスト防止装置とすれば、油槽内圧力と大気圧との差圧を分散させ、さらにオイルミスト防止効果と集毛体に付着した油滴の排出効果を高めることができる。
【0037】
なお、上記では集毛体15を回転軸1の周面に接触させて軸方向に2段構成にして設けたが、必要に応じて集毛体15を軸方向に3段以上の構成にして設けるようにしても良い。
【0038】
図5は本発明による軸受オイルミスト防止装置の第3の実施の形態の要部を断面して示す構成図で、図7と同一部品には同一符号を付して説明する。
【0039】
図5において、1は立軸回転電機の回転軸で、この回転軸1は図示しないスラスト軸受又はガイド軸受により支承されている。このスラスト軸受又はガイド軸受は軸受カバー17により覆われ、その内側に存する油槽16中の潤滑油に浸されている。
【0040】
また、回転軸1の軸受カバー17の上部に対応する部分が径方向に突出するリング状の凸部1aが設けられ、この凸部1aには環状溝1bが形成され、さらに油槽16側の縁円部には突起部1cが設けられている。
【0041】
上記回転軸1の凸部1aに形成された環状溝1bに集毛体15を挿入して固定し、また軸受カバー17の上部の端面に取付けられた環形リング19の内周面を集毛体15に接触させると共に、その上面に裏当てリング13を配置する。
【0042】
この集毛体15は、第1の実施の形態と同様に約50〜300ミクロンの線径の樹脂系材料(ナイロン、PFA材、PEEK材等)を束ねてリング状に形成したもので、回転軸1の凸部1aの平面より0.5mmから2mm程度の露出自由長3を持たせ、環形リング19の内径側接触面2に密に接触させ、且つ軸方向に対する接触範囲14が適正厚さとなるように構成されている。
【0043】
このような軸受オイルミスト防止装置とすれば、集毛体15によりオイルミスト18の漏出を防止することができ、さらに回転軸1に設けられた凸部1aにより回転軸自身の回転により浮上しようとする油の動きを制限する効果が得られ、さらに自身の回転油切り作用で集毛体15に付着した油滴を排出できる。
【0044】
図6は本発明による軸受オイルミスト防止装置の第4の実施の形態の要部を断面して示す構成図で、図5と同一部品には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点について述べる。
【0045】
第4の実施の形態では、図6に示すように回転軸1に設けられたリング状の凸部1aに形成された溝1bに挿入して固定される集毛体15と、軸受カバー17の上部に環形リング19の内径側の周面を集毛体15に接触させて取付けられる環形リング19及びこの環形リング19の軸方向端面に配置される裏当てリング13を第1段の構成とし、また第1段の構成の回転軸1に設けられた凸部1aと軸方向に適宜の間隔を存して設けられたリング状の凸部1dに形成されている環状溝1eに集毛体15aを挿入すると共に固定し、また第1段の構成の裏当てリング13の軸方向端面に取付けられた環形リング19の内周面を集毛体15aに接触させると共に、その上面に裏当てリング13を設け、これらを一体的に固定して第2段の構成として配置する。
【0046】
なお、集毛体15の材料は耐摩耗性と耐熱性に優れた樹脂系材料(ナイロン、PFA材、PEEK材等)を使用することは第1の実施の形態と同様である。
【0047】
このような構成の軸受オイルミスト防止装置とすれば、回転軸1の凸部1aと凸部1dとの間に環形室12が形成され、第1段の構成の集毛体15と第2段の構成の集毛体15aとの間に環形室12による中圧領域Cが形成され、この中圧領域Cにより高圧領域Aと大気Bの差圧が分散されるので、オイルミスト防止効果を高めることができる。
【0048】
従って、このような軸受オイルミスト防止装置とすれば、第3の実施の形態と同様の作用効果が得られることに加えて、オイルミストの漏出を完全に防止することができ、極めて高周速となる回転電機に有効である。
【0049】
なお、上記では集毛体15を回転軸1の軸方向に2段構成にして各々の環形リング19の内周面に接触させて設けたが、必要に応じて集毛体15を軸方向に3段以上の構成にして各々環形リング19の内周面に接触させて設けるようにしても良い。
また、本発明の構造は横軸機の軸受にも有効な装置を提供できる。
【0050】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、軸受カバーの上部に存するギャップからのオイルミストの漏出を完全に防止できる軸受オイルミスト防止装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による軸受オイルミスト防止装置の前提となる技術の要部を断面して示す構成図。
【図2】 本発明による軸受オイルミスト防止装置の第1の実施の形態の要部を断面して示す構成図。
【図3】 図2をX矢印方向から見た図。
【図4】 本発明による軸受オイルミスト防止装置の第2の実施の形態の要部を断面して示す構成図。
【図5】 本発明による軸受オイルミスト防止装置の第3の実施の形態の要部を断面して示す構成図。
【図6】 本発明による軸受オイルミスト防止装置の第4の実施の形態の要部を断面して示す構成図。
【図7】 従来の軸受オイルミスト防止装置の要部を断面して示す構成図。
【符号の説明】
1…回転軸
2…接触面
3…露出自由長
4…保持リング
5…集毛体固定部
6…裏板
7…ホルダー
7a…係合溝
8…スプリング
9…スプリング受け
10…押圧ブロック
10a…ピン
11…支えリング
12…環形室
13…裏当てリング
14…接触範囲
15…集毛体
16…軸受油槽
17…軸受カバー
18…オイルミスト
19…環形リング
20…アルミ歯
21…中間空気孔
22…設定ギャップ
23…固定金具
24…排油孔
25…しゅう動面
A…高圧領域
B…大気
C…中圧領域

Claims (4)

  1. 立軸形回転電機の回転軸を支承する軸受を軸受カバー内に収容された潤滑油により冷却するようにした軸受装置の前記軸受カバーの上部に存する異なる圧力となる軸受カバー内、外部の連通部を仕切るように配置され、且つ回転部の運動により前記軸受カバー内の液面から発生するオイルミストの流出を防止する軸受オイルミスト防止装置において、
    50〜300ミクロンの線径を有する樹脂系材料で形成された集毛体を保持リングと裏板の間に挟み、
    且つ先端部分を一定の自由長で回転軸側に露出させて配置すると共に、
    前記集毛体の後端部を弾性力により押付けて前記集毛体の先端部を常に回転軸の周面に一定の接触圧で接触させる加圧機構を設けるとともに、
    前記保持リングは前記集毛体に付着滞留した油滴を前記軸受カバー内に排出する排油孔を有する
    ことを特徴とする軸受オイルミスト防止装置。
  2. 請求項1記載の軸受オイルミスト防止装置において、
    保持リングと裏板との間に挟まれて設けられる集毛体を回転軸の軸方向に複数段配置して各々の集毛体の先端部を回転軸の全周面に密に接触させるようにしたことを特徴とする軸受オイルミスト防止装置。
  3. 立軸形回転電機の回転軸を支承する軸受を軸受カバー内に収容された潤滑油により冷却するようにした軸受装置の前記軸受カバーの上部に存する異なる圧力となる軸受カバー内、外部の連通部を仕切るように配置され、且つ回転部の運動により前記軸受カバー内の液面から発生するオイルミストの流出を防止する軸受オイルミスト防止装置において、
    前記軸受カバーの上部に環形リングを設け、
    この環形リングの内周面に対応する回転軸の周面にリング状の凸部を設け、
    この凸部に環状溝を設けるとともに50〜300ミクロンの線径を有する樹脂系材料で形成された集毛体を取付け、且つ先端部を一定の自由長で前記環形リング側に露出させて先端部を前記環形リングの内周面全体に渡って密に接触させて配置する構成とした
    ことを特徴とする軸受オイルミスト防止装置。
  4. 請求項3記載の軸受オイルミスト防止装置において、
    環形リング及びこの環形リングの周面に対応する回転軸の周面に取付けられる集毛体を軸方向に適宜の間隔を存して複数段配置して、各々の集毛体の先端部をそれぞれ対応する環形リングの全内周面に密に接触させるようにしたことを特徴とする軸受オイルミスト防止装置。
JP36676699A 1999-12-24 1999-12-24 軸受オイルミスト防止装置 Expired - Lifetime JP3936110B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36676699A JP3936110B2 (ja) 1999-12-24 1999-12-24 軸受オイルミスト防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36676699A JP3936110B2 (ja) 1999-12-24 1999-12-24 軸受オイルミスト防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001186709A JP2001186709A (ja) 2001-07-06
JP3936110B2 true JP3936110B2 (ja) 2007-06-27

Family

ID=18487622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36676699A Expired - Lifetime JP3936110B2 (ja) 1999-12-24 1999-12-24 軸受オイルミスト防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3936110B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101412844B1 (ko) * 2008-07-24 2014-06-30 현대자동차주식회사 베어링 구조
JP5092036B2 (ja) * 2011-04-25 2012-12-05 株式会社東芝 液体の軸封装置とその軸封装置を用いた回転電機
JP6458597B2 (ja) * 2015-03-30 2019-01-30 三菱電機株式会社 回転体の油切り装置、及びエレベータ用巻上機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001186709A (ja) 2001-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2216964A (en) Rotating shaft seal
US4314705A (en) Oil seal device
JPWO2004044465A1 (ja) 回転電機
DE60213694D1 (de) Dichtungssystem für ein Wälzlager
JP3936110B2 (ja) 軸受オイルミスト防止装置
JP5159447B2 (ja) 横軸型回転機
JP4004119B2 (ja) ウォーターポンプ軸受
CN113056622B (zh) 密封装置、电动机器和驱动装置
KR840005522A (ko) 축봉장치(軸封裝置)
US3941394A (en) No-leak double rotary mechanical seal
JPH08275435A (ja) モータ
JP4018012B2 (ja) 電動機の軸受用潤滑油の封止構造
RU2000116625A (ru) Способ охлаждения устройства для загрузки шахтной печи
US20200362832A1 (en) Bearing arrangement for a wind turbine and wind turbine
US2637605A (en) Permanent lubrication system for vertically mounted bearings
CN215908106U (zh) 一种带测速功能的集成式油封结构及含有其的给水泵
CN217421600U (zh) 一种轴承座及其增压泵
JP3691009B2 (ja) 動圧流体軸受装置及びこれを用いたスピンドルモータ
JP3593378B2 (ja) 動圧流体軸受を備えたモータ
JPS5814271Y2 (ja) 密封装置
CN212868439U (zh) 一种水电机组油槽密封结构
JPS6220713Y2 (ja)
SU872877A1 (ru) Сто ночное уплотнение
JPH05263949A (ja) 軸受油槽の軸シール装置
JP3373791B2 (ja) 竪型射出機の油排除方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040528

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070109

R155 Notification before disposition of declining of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R155

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070322

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3936110

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140330

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term