JP2001186709A - 軸受オイルミスト防止装置 - Google Patents

軸受オイルミスト防止装置

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JP2001186709A
JP2001186709A JP36676699A JP36676699A JP2001186709A JP 2001186709 A JP2001186709 A JP 2001186709A JP 36676699 A JP36676699 A JP 36676699A JP 36676699 A JP36676699 A JP 36676699A JP 2001186709 A JP2001186709 A JP 2001186709A
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oil mist
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Hirotaka Tojo
裕宇 東條
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Abstract

(57)【要約】 【課題】軸受カバーの上部に存するギャップからのオイ
ルミストの漏出を完全に防止することにある。 【解決手段】立軸形回転電機の回転軸1を支承する軸受
を軸受カバー内に収容された潤滑油により冷却するよう
にした軸受装置の軸受カバーの上部に存する異なる圧力
となる軸受カバー内、外部の連通部を仕切るように配置
され、且つ回転部の運動により軸受カバー内の液面から
発生するオイルミストの流出を防止する軸受オイルミス
ト防止装置において、樹脂系材料で形成された集毛体1
5を保持リング4と裏板6の間に挟み、且つ先端部を一
定の自由長で回転軸側に露出させて配置すると共に、固
定金具23により集毛体15の先端部を回転部全周に渡
って密に接触させて固定する構成とし、保持リング4は
集毛体15に付着滞留した油滴を軸受カバー17内に排
出する排油孔24を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立軸回転電機等の
軸受カバー及び回転油切りに用いる軸受オイルミスト防
止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水力発電設備に使用される立軸形回転電
機、例えば立軸形水車発電機においては、軸受装置内に
存するスラスト軸受、あるいはガイド軸受の摺動摩擦熱
および攪拌による熱を緩和するため、軸受カバー内を油
槽として潤滑油を収容したり、循環ポンプ等を用いて油
槽内に潤滑油を送込んだりしている。
【0003】この油槽の中では、回転部の運動によって
次第にオイルミストが液面より上方に発生し、大気より
高い圧力環境下の油槽から脱出しようとする。この場
合、油槽内の圧力は概ね10mmAqから100mmA
qの範囲に上昇している。
【0004】そこで、一般に軸受カバーには異なる圧力
差室を備えて油切り効果を持たせている。
【0005】図7はかかる従来の軸受オイルミスト防止
装置の構成を示すものである。
【0006】図7において、1は立軸形回転電機の回転
軸で、この回転軸1は図示しないスラスト軸受又はガイ
ド軸受により支承されている。このスラスト軸受又はガ
イド軸受は軸受カバー17により覆われ、その内側に存
する油槽16中の潤滑油に浸されている。
【0007】上記軸受カバー17の上部には、回転軸1
と同心円状に配置され、且つ複数のアルミ歯20を軸方
向に適宜の間隔を存して植付けた環形リング19が溶接
等により取付けられている。この環形リング19には、
その軸方向の中間領域に対応する部分に環形室12が形
成され、この環形室12に連通させて設けられた中間空
気孔21を通して油槽内の圧力より高い圧力を持った空
気を供給し、高圧領域Aとすることでオイルミスト18
の漏出を防いでいる。
【0008】この場合、アルミ歯20は一律に回転軸1
の摺動面25との間に適正なギャップ22が保たれるよ
うに回転軸と同芯的にセットされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成の軸受オイルミスト防止装置では、アルミ歯20の内
径は組立時に摺動面25と適正なギャップ22に保たれ
ていても、実運転時において、二次的要素で回転部が変
位すると、この関係が保持されなくなる恐れがあり、ま
た中間領域に供給される高圧力空気が何らかの要因で油
槽内圧力より低下すると、逆にオイルミスト18が引き
込みやすくなることも考えられる。
【0010】また、高速回転する回転電機においては、
回転軸の高周速の影響で攪拌される油そのものがこの微
小ギャップ22を抜けて大気Bへ流出する恐れもある。
【0011】本発明は上記のような問題を解消するため
なされたもので、軸受カバーの上部に存するギャップか
らのオイルミストの漏出を完全に防止できる軸受オイル
ミスト防止装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により軸受オイルミスト防
止装置を構成するものである。
【0013】請求項1に対応する発明は、立軸形回転電
機の回転軸を支承する軸受を軸受カバー内に収容された
潤滑油により冷却するようにした軸受装置の前記軸受カ
バーの上部に存する異なる圧力となる軸受カバー内、外
部の連通部を仕切るように配置され、且つ回転部の運動
により前記軸受カバー内の液面から発生するオイルミス
トの流出を防止する軸受オイルミスト防止装置におい
て、樹脂系材料で形成された集毛体を保持リングと裏板
の間に挟み、且つ先端部分を一定の自由長で回転軸側に
露出させて配置すると共に、固定金具により前記集毛体
の先端部分を回転部全周に渡って密に接触させて固定す
る構成とし、前記保持リングは前記集毛体に付着滞留し
た油滴を前記軸受カバー内に排出する排油孔を有するも
のである。
【0014】請求項2に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の軸受オイルミスト防止装置において、集毛
体の後端部を弾性力により押付けて前記集毛体の先端部
を常に回転軸の周面に一定の接触圧で接触させる加圧機
構を設けたものである。
【0015】請求項3に対応する発明は、請求項1又は
請求項2に対応する発明の軸受オイルミスト防止装置に
おいて、保持リングと裏板との間に挟まれて設けられる
集毛体を回転軸の軸方向に複数段配置して各々の集毛体
の先端部を回転軸の全周面に密に接触させるようにした
ものである。
【0016】請求項4に対応する発明は、立軸形回転電
機の回転軸を支承する軸受を軸受カバー内に収容された
潤滑油により冷却するようにした軸受装置の前記軸受カ
バーの上部に存する異なる圧力となる軸受カバー内、外
部の連通部を仕切るように配置され、且つ回転部の運動
により前記軸受カバー内の液面から発生するオイルミス
トの流出を防止する軸受オイルミスト防止装置におい
て、前記軸受カバーの上部に環形リングを設け、この環
形リングの内周面に対応する回転軸の周面に樹脂系材料
で形成された集毛体を取付け、且つ先端部を一定の自由
長で前記環形リング側に露出させて先端部を前記環形リ
ングの内周面全体に渡って密に接触させて配置する構成
としたものである。
【0017】請求項5に対応する発明は、請求項4記載
の軸受オイルミスト防止装置において、環形リング及び
この環形リングの周面に対応する回転軸の周面に取付け
られる集毛体を軸方向に適宜の間隔を存して複数段配置
して、各々の集毛体の先端部をそれぞれ対応する環形リ
ングの全内周面に密に接触させるようにしたものであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0019】図1は本発明による軸受オイルミスト防止
装置の第1の実施の形態の要部を断面して示す構成図で
あり、図7と同一部品には同一符号を付して説明する。
【0020】図1において、1は立軸回転電機の回転軸
で、この回転軸1は図示しないスラスト軸受又はガイド
軸受により支承されている。このスラスト軸受又はガイ
ド軸受は軸受カバー17により覆われ、この軸受カバー
17を油槽16として収容された潤滑油16に浸されて
いる。
【0021】上記軸受カバー17の上部には、回転軸1
を中心に集毛体15を保持リング4と裏板6との間に挟
み込んで回転軸1と同心円状に設けると共に、これらを
固定金具23により一体的に固定する。
【0022】この集毛体15は、約50〜300ミクロ
ンの線径の樹脂系材料(ナイロン66、PFA材、PE
EK材等)を束ねてリング状に形成したもので、先端部
に保持リング4および裏板6の軸側端面より0.5mm
から2mm程度の露出自由長3を持たせ、回転軸1の周
面全体に渡り回転軸1とのギャップが完全に塞がれるよ
うに密に接触させて配置し、軸方向に対する接触範囲1
4が適正厚さとなるように構成されている。
【0023】このような構成の軸受オイルミスト防止装
置において、軸受油槽16側、すなわち高圧領域Aの流
体圧力が大気Bの大気圧よりも高くなっている。また、
集毛体15が回転部全周に接触しており、そのときの差
圧は10〜100mmAq程度になる。
【0024】そして、大気Bへ漏出できないオイルミス
ト18は集毛体15に付着滞留するため、保持リング4
に設けた排油孔24によって軸受油槽16へ戻される。
【0025】従って、このような軸受オイルミスト防止
装置とすれば、集毛体15により回転軸1の周面との間
のギャップが完全に塞がれるので、軸受カバー17から
外部へのオイルミストの漏出を完全に防止することがで
きる。
【0026】図2及び図3は本発明による軸受オイルミ
スト防止装置の第2の実施の形態の要部を断面して示す
構成図、図3は図2をX方向から見た図であり、図1と
同一部品には同一符号を付してその説明を省略し、ここ
では異なる部分について述べる。
【0027】第2の実施の形態では、図2及び図3に示
すように軸受カバー17上部の回転軸側の端部に集毛体
15を保持リング4と裏板6との間に挟み込んで配置す
ると共に、その上に裏当てリング13を設けてこれらを
一体的に固定する。また、軸受カバー17の上部端面に
支えリング11を取付け、この支えリング11に周方向
に適宜の間隔を存して複数個のホルダー7をそれぞれ取
付け、これら各ホルダー7に集毛体15の背後に有する
集毛体固定部5に回転半径方向から一定圧力を加える押
圧ブロック10を保持させる。
【0028】この場合、押圧ブロック10に取付けられ
たピン10aにスプリング8が介挿され、このスプリン
グ8をピン10aに沿って移動可能なスプリング受け9
により伸縮させ、このスプリング受け9を適切な位置で
ホルダー7に径方向に形成された複数段の係合溝7aの
適宜部位の溝に挿入することで、集毛体15の先端と回
転軸1の接触面2への接触圧を加減調整する加圧機構が
構成される。
【0029】なお、集毛体15の材料は耐摩耗性と耐熱
性に優れた樹脂系材料(ナイロン66、PFA材、PE
EK材等)を使用することは第1の実施の形態と同様で
ある。
【0030】このような構成の軸受オイルミスト防止装
置において、回転部の運動下においては、ホルダー7に
保持された押圧ブロック10がピン10aに沿ってガイ
ドされるスプリング8の弾性力により集毛体15の集毛
体固定部5を一定の圧力で押圧しているので、回転軸1
の変位に対しても集毛体15の先端部が追随しながら、
常に密に接触した状態に保持される。すなわち、回転軸
1の周面との間のギャップが完全に塞がれた状態に保持
することができる。
【0031】従って、このような軸受オイルミスト防止
装置とすれば、集毛体15により回転軸1の周面との間
のギャップが完全に塞がれるので、軸受カバー17から
外部へのオイルミストの漏出を安定した状態で完全に防
止することができる。
【0032】図4は本発明による軸受オイルミスト防止
装置の第3の実施の形態の要部を断面して示す構成図
で、図2と同一部品には同一符号を付してその説明を省
略し、ここでは異なる部分に付いて述べる。
【0033】第3の実施の形態では、図4に示すように
軸受カバー17の上部先端に集毛体15とこの集毛体1
5を挟んで配置された排油孔24を有する保持リング4
及び裏板6を第1段の構成とし、この第1段の構成の裏
板6に接触させて第1段の構成の保持リング4より径方
向の長さの短い保持リング4aと裏板6aとの間に集毛
体15aを挟み込み、また裏板6aの上端面に裏当てリ
ング13を設け、これらを一体的に固定して第2段の構
成として配置する。
【0034】なお、集毛体15aの材料は耐摩耗性と耐
熱性に優れた樹脂系材料(ナイロン66、PFA材、P
EEK材等)を使用することは第1の実施の形態と同様
である。
【0035】このような構成の軸受オイルミスト防止装
置において、第1段の構成の裏板6と第2段の構成の保
持リング4a及び集毛体15aとの間に中圧領域Cが形
成され、この中圧領域Cにより高圧領域Aと大気Bの差
圧が分散されるので、オイルミスト防止効果を高めるこ
とができる。また、仮にオイルミスト18が中圧領域C
に漏出しても、さらに第2段の構成の集毛体15aにお
いて完全に漏出を防止することができる。
【0036】従って、このような構成の軸受オイルミス
ト防止装置とすれば、油槽内圧力と大気圧との差圧を分
散させ、さらにオイルミスト防止効果と集毛体に付着し
た油滴の排出効果を高めることができる。
【0037】なお、上記では集毛体15を回転軸1の周
面に接触させて軸方向に2段構成にして設けたが、必要
に応じて集毛体15を軸方向に3段以上の構成にして設
けるようにしても良い。
【0038】図5は本発明による軸受オイルミスト防止
装置の第4の実施の形態の要部を断面して示す構成図
で、図7と同一部品には同一符号を付して説明する。
【0039】図5において、1は立軸回転電機の回転軸
で、この回転軸1は図示しないスラスト軸受又はガイド
軸受により支承されている。このスラスト軸受又はガイ
ド軸受は軸受カバー17により覆われ、その内側に存す
る油槽16中の潤滑油に浸されている。
【0040】また、回転軸1の軸受カバー17の上部に
対応する部分が径方向に突出するリング状の凸部1aが
設けられ、この凸部1aには環状溝1bが形成され、さ
らに油槽16側の縁円部には突起部1cが設けられてい
る。
【0041】上記回転軸1の凸部1aに形成された環状
溝1bに集毛体15を挿入して固定し、また軸受カバー
17の上部の端面に取付けられた環形リング19の内周
面を集毛体15に接触させると共に、その上面に裏当て
リング13を配置する。
【0042】この集毛体15は、第1の実施の形態と同
様に約50〜300ミクロンの線径の樹脂系材料(ナイ
ロン66、PFA材、PEEK材等)を束ねてリング状
に形成したもので、回転軸1の凸部1aの平面より0.
5mmから2mm程度の露出自由長3を持たせ、環形リ
ング19の内径側接触面2に密に接触させ、且つ軸方向
に対する接触範囲14が適正厚さとなるように構成され
ている。
【0043】このような軸受オイルミスト防止装置とす
れば、集毛体15によりオイルミスト18の漏出を防止
することができ、さらに回転軸1に設けられた凸部1a
により回転軸自身の回転により浮上しようとする油の動
きを制限する効果が得られ、さらに自身の回転油切り作
用で集毛体15に付着した油滴を排出できる。
【0044】図6は本発明による軸受オイルミスト防止
装置の第5の実施の形態の要部を断面して示す構成図
で、図5と同一部品には同一符号を付してその説明を省
略し、ここでは異なる点について述べる。
【0045】第5の実施の形態では、図6に示すように
回転軸1に設けられたリング状の凸部1aに形成された
溝1bに挿入して固定される集毛体15と、軸受カバー
17の上部に環形リング19の内径側の周面を集毛体1
5に接触させて取付けられる環形リング19及びこの環
形リング19の軸方向端面に配置される裏当てリング1
3を第1段の構成とし、また第1段の構成の回転軸1に
設けられた凸部1aと軸方向に適宜の間隔を存して設け
られたリング状の凸部1dに形成されている環状溝1e
に集毛体15aを挿入すると共に固定し、また第1段の
構成の裏当てリング13の軸方向端面に取付けられた環
形リング19の内周面を集毛体15aに接触させると共
に、その上面に裏当てリング13を設け、これらを一体
的に固定して第2段の構成として配置する。
【0046】なお、集毛体15の材料は耐摩耗性と耐熱
性に優れた樹脂系材料(ナイロン66、PFA材、PE
EK材等)を使用することは第1の実施の形態と同様で
ある。
【0047】このような構成の軸受オイルミスト防止装
置とすれば、回転軸1の凸部1aと凸部1dとの間に環
形室12が形成され、第1段の構成の集毛体15と第2
段の構成の集毛体15aとの間に環形室12による中圧
領域Cが形成され、この中圧領域Cにより高圧領域Aと
大気Bの差圧が分散されるので、オイルミスト防止効果
を高めることができる。
【0048】従って、このような軸受オイルミスト防止
装置とすれば、第4の実施の形態と同様の作用効果が得
られることに加えて、オイルミストの漏出を完全に防止
することができ、極めて高周速となる回転電機に有効で
ある。
【0049】なお、上記では集毛体15を回転軸1の軸
方向に2段構成にして各々の環形リング19の内周面に
接触させて設けたが、必要に応じて集毛体15を軸方向
に3段以上の構成にして各々の環形リング19の内周面
に接触させて設けるようにしても良い。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、軸受カバ
ーの上部に存するギャップからのオイルミストの漏出を
完全に防止できる軸受オイルミスト防止装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軸受オイルミスト防止装置の第1
の実施の形態の要部を断面して示す構成図。
【図2】本発明による軸受オイルミスト防止装置の第2
の実施の形態の要部を断面して示す構成図。
【図3】図2をX矢印方向から見た図。
【図4】本発明による軸受オイルミスト防止装置の第3
の実施の形態の要部を断面して示す構成図。
【図5】本発明による軸受オイルミスト防止装置の第4
の実施の形態の要部を断面して示す構成図。
【図6】本発明による軸受オイルミスト防止装置の第5
の実施の形態の要部を断面して示す構成図。
【図7】従来の軸受オイルミスト防止装置の要部を断面
して示す構成図。
【符号の説明】
1…回転軸 2…接触面 3…露出自由長 4…保持リング 5…集毛体固定部 6…裏板 7…ホルダー 7a…係合溝 8…スプリング 9…スプリング受け 10…押圧ブロック 10a…ピン 11…支えリング 12…環形室 13…裏当てリング 14…接触範囲 15…集毛体 16…軸受油槽 17…軸受カバー 18…オイルミスト 19…環形リング 20…アルミ歯 21…中間空気孔 22…設定ギャップ 23…固定金具 24…排油孔 25…しゅう動面 A…高圧領域 B…大気 C…中圧領域
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月19日(2000.12.
19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】この集毛体15は、約50〜300ミクロ
ンの線径の樹脂径材料(ナイロン、PFA材、PEEK
材等)を束ねてリング状に形成したもので、先端部に保
持リング4および裏板6の軸側端面より0.5mmから
2mm程度の露出自由長3を持たせ、回転軸1の周面全
体に渡り回転軸1とのギャップが完全に塞がれるように
密に接触させて配置し、軸方向に対する接触範囲14が
適正厚さとなるように構成されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】なお、上記では集毛体15を回転軸1の軸
方向に2段構成にして各々の環形リング19の内周面に
接触させて設けたが、必要に応じて集毛体15を軸方向
に3段以上の構成にして各々環形リング19の内周面に
接触させて設けるようにしても良い。また、本発明の構
造は横軸機の軸受にも有効な装置を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三上 誠 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 Fターム(参考) 3J016 AA01 AA03 AA06 BB02 BB12 CA01 CA08 3J043 AA16 BA06 CA13 CB13 DA01 5H605 AA02 BB01 BB14 CC04 CC05 EB28 EB31

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立軸形回転電機の回転軸を支承する軸受
    を軸受カバー内に収容された潤滑油により冷却するよう
    にした軸受装置の前記軸受カバーの上部に存する異なる
    圧力となる軸受カバー内、外部の連通部を仕切るように
    配置され、且つ回転部の運動により前記軸受カバー内の
    液面から発生するオイルミストの流出を防止する軸受オ
    イルミスト防止装置において、 樹脂系材料で形成された集毛体を保持リングと裏板の間
    に挟み、且つ先端部分を一定の自由長で回転軸側に露出
    させて配置すると共に、固定金具により前記集毛体の先
    端部を回転部全周に渡って密に接触させて固定する構成
    とし、 前記保持リングは前記集毛体に付着滞留した油滴を前記
    軸受カバー内に排出する排油孔を有することを特徴とす
    る軸受オイルミスト防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の軸受オイルミスト防止装
    置において、集毛体の後端部を弾性力により押付けて前
    記集毛体の先端部を常に回転軸の周面に一定の接触圧で
    接触させる加圧機構を設けたことを特徴とする軸受オイ
    ルミスト防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の軸受オイル
    ミスト防止装置において、保持リングと裏板との間に挟
    まれて設けられる集毛体を回転軸の軸方向に複数段配置
    して各々の集毛体の先端部を回転軸の全周面に密に接触
    させるようにしたことを特徴とする軸受オイルミスト防
    止装置。
  4. 【請求項4】 立軸形回転電機の回転軸を支承する軸受
    を軸受カバー内に収容された潤滑油により冷却するよう
    にした軸受装置の前記軸受カバーの上部に存する異なる
    圧力となる軸受カバー内、外部の連通部を仕切るように
    配置され、且つ回転部の運動により前記軸受カバー内の
    液面から発生するオイルミストの流出を防止する軸受オ
    イルミスト防止装置において、 前記軸受カバーの上部に環形リングを設け、この環形リ
    ングの内周面に対応する回転軸の周面に樹脂系材料で形
    成された集毛体を取付け、且つ先端部を一定の自由長で
    前記環形リング側に露出させて先端部を前記環形リング
    の内周面全体に渡って密に接触させて配置する構成とし
    たことを特徴とする軸受オイルミスト防止装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の軸受オイルミスト防止装
    置において、環形リング及びこの環形リングの周面に対
    応する回転軸の周面に取付けられる集毛体を軸方向に適
    宜の間隔を存して複数段配置して、各々の集毛体の先端
    部をそれぞれ対応する環形リングの全内周面に密に接触
    させるようにしたことを特徴とする軸受オイルミスト防
    止装置。
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JP2011149555A (ja) * 2011-04-25 2011-08-04 Toshiba Corp 液体の軸封装置とその軸封装置を用いた回転電機
KR101412844B1 (ko) * 2008-07-24 2014-06-30 현대자동차주식회사 베어링 구조
JP2016188124A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 三菱電機株式会社 回転体の油切り装置、及びエレベータ用巻上機

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