JP3935596B2 - 電磁波遮蔽板の製造方法および電磁波遮蔽板 - Google Patents

電磁波遮蔽板の製造方法および電磁波遮蔽板 Download PDF

Info

Publication number
JP3935596B2
JP3935596B2 JP8049398A JP8049398A JP3935596B2 JP 3935596 B2 JP3935596 B2 JP 3935596B2 JP 8049398 A JP8049398 A JP 8049398A JP 8049398 A JP8049398 A JP 8049398A JP 3935596 B2 JP3935596 B2 JP 3935596B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnetic wave
wave shielding
shielding plate
recess
thin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8049398A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11260271A (ja
Inventor
敏 武内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP8049398A priority Critical patent/JP3935596B2/ja
Publication of JPH11260271A publication Critical patent/JPH11260271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3935596B2 publication Critical patent/JP3935596B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスプレイ電子管等の電磁波発生源から発生する電磁波を遮蔽するために、ディスプレイの前面に置いて用いられる、導電性薄膜上に導電性金属薄膜をめっき形成した電磁波遮蔽板の製造方法と、電磁波遮蔽板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、直接人が接近して利用する電磁波を発生する電子装置、例えばプラズマディスプレイ等のディスプレイ用電子管は、人体への電磁波による弊害を考慮して電磁波放出の強さを規格内に抑えることが要求されている。
更に、プラズマディスプレイパネル(以下PDPとも言う)においては、発光はプラズマ放電を利用しているので、周波数帯域が30MHz〜130MHzの不要な電磁波を外部に漏洩するため、他の機器(例えば情報処理装置等)へ弊害を与えないよう電磁波を極力抑制することが要求されている。
これら要求に対応し、一般には、電磁波を発生する電子装置から装置外部へ流出する電磁波を除去ないし減衰させるために、電磁波を発生する電子装置などの外周部を適当な導電性部材で覆う電磁波シールドが採られる。
プラズマディスプレイパネル等のディスプレイ用パネルでは、良好な透視性のある電磁波遮蔽板をディスプレイ前面に設けるのが普通である。
【0003】
電磁波遮蔽板は、基本構造自体は比較的簡単なものであり、透明なガラスやプラスチック基板面に、例えばインジュウムー錫酸化物膜(ITO膜)等の透明導電性膜を蒸着やスパッタリング法などで薄膜形成したもの、透明なガラスやプラスチック基板面に、例えば金網等の適当な金属スクリーンを貼着したもの、透明なガラスやプラスチック基板面に、無電解メッキや蒸着などにより全面に金属薄膜を形成し、該金属薄膜をフォトリソグラフィー法等により加工して微細な金属薄膜からなるメッシュを設けたもの等が知られている。
【0004】
透明基板上にITO膜を形成した電磁波遮蔽板は、透明性の点で優れており、一般的に、光の透過率が90%前後となり、且つ基板全面に均一な膜形成が可能なため、ディスプレイ等に用いられた場合には、電磁波遮蔽板に起因するモアレ等の発生も懸念することがない。
しかし、透明基板上にITO膜を形成した電磁波遮蔽板においては、ITO膜を形成するのに、蒸着やスパッタリング技術を用いるので、製造装置が高価であり、また、生産性も一般的に劣ることから、製品としての電磁波遮蔽板自体の価格が高価になるという間題がある。
更に、透明基板上にITO膜を形成した電磁波遮蔽板においては、金属薄膜からなるメッシュを形成した電磁波遮蔽板と比較して、導電性が1桁以上劣ることから、電磁波放出が比較的に弱い対象物に対して有効であるが、強い対象物に用いた場合には、その遮蔽機能が不十分となり、漏洩電磁波が放出されて、その規格値を満足させることができない場合があるという問題がある。
この透明基板上にITO膜を形成した電磁波遮蔽板においては、導電性を高めるために、ITO膜の膜厚を厚くすればある程度の導電性は向上するが、この場合、透明性が著しく低下するという問題が発生する。加えて、更に厚くすることにより、製造価格もより高価になるという問題がある。
【0005】
また、透明なガラスやプラスチック基板面に金属スクリーンを貼った電磁波遮蔽板を用いる場合、あるいは、金網等の適当な金属スクリーンを直接ディスプレイ面に貼着する場合、簡単であり、かつ、コストも安価となるが、有効なメッシュ(100−200メッシュ)の金属スクリーンの透過率が、50%以下であり、極めて暗いディスブレイとなってしまうという重大な欠点を持っている。
【0006】
また、透明なガラスやプラスチック基板面に金属薄膜からなるメッシュを形成したものは、フオトリソグラフィー法を用いたエッチング加工により外形加工されるため、微細加工が可能で高開口率(高透過率)メッシュを作成することができ、且つ金属薄膜にてメッシュを形成しているので、導電性が上記のITO膜等と比して非常に高く、強力な電磁波放出を遮蔽することができるという利点を有する。
しかし、その製造工程は煩雑かつ複雑で、その生産性は低く、生産コストが高価になるという間題点を避けることができない。
【0007】
このように、各電磁波遮蔽板にはそれぞれ得失があり、用途に応じて選択して用いられている。
中でも、透明なガラスやプラスチック基板面に金属薄膜からなるメッシュを形成した電磁波遮蔽板は、電磁波シールド性、光透過性の面では良好で、近年プラズマディスプレイパネル等のディスプレイ用パネルの前面に置いて、電磁波シールド用として用いられるようになってきた。
【0008】
ここで、透明なガラスやプラスチック基板面に金属薄膜からなるメッシュを形成した電磁波遮蔽板を、図6に示し、簡単に説明しておく。図6(a)は電磁波遮蔽板の平面図で、図6(b)は図6(a)のA1−A2における断面図、図6(c)はメッシュ部の一部の拡大図である。尚、図6(a)と図6(c)には、位置関係、メッシュ形状を明確にするための、X方向、Y方向を表示してある。図6に示す電磁波遮蔽板は、PDP等のディスプレイの前面に置き用いられる電磁波シールド用電磁波遮蔽板で、透明基板の一面上に接地用枠部とメッシュ部とを形成したもので、接地用枠部15は、ディスプレイの前面に置いて用いられた際にディスプレイの画面領域を囲むように、メッシュ部10の外周辺にメッシュ部と同じ金属薄膜で形成されている。メッシュ部10は、その形状を図6(c)に一部拡大して示すように、それぞれ所定のピッチPx、Py間隔で互いに平行に、Y、X方向に沿い設けられた複数のライン70群とライン50群とからなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この為、図6に示すような金属薄膜からなるメッシュを透明基板上に設けた電磁波遮蔽板が、その透視性と電磁波遮蔽性の面から、量的に多く求められるようになり、結果、該電磁波遮蔽板を生産性良く効率的に製造できる方法が求められるようになってきた。
本発明はこれに対応するもので、透明な基板の片面ないし両面に所定形状の導電性薄膜上に導電性の金属薄膜を形成して、電磁波遮蔽性と透視性を有する電磁遮蔽板の製造方法であって、品質面、生産性の面でも十分対応できる製造方法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の電磁波遮蔽板の製造方法は、ディスプレイの前面に置いて用いられる、透明な基材の片面ないし両面に、所定形状に導電性物質を形成して電磁波遮蔽性と透視性を有する電磁波遮蔽板の製造方法であって、順に、(a)透明な基板の片面または両面に所定形状の凹部を形成する凹部形成工程と、(b)凹部形成面を含み、透明基板の凹部形成側面に、金属電着可能な導電性薄膜を形成する導電性薄膜形成工程と、(c)凹部のみに耐エッチング性樹脂ペーストを充填するペースト充填工程と、(d)導電性薄膜の耐エッチング性樹脂ペーストから露出している領域のみをエッチングにて除去するエッチング工程と、(e)凹部に残留している耐エッチング性樹脂ペーストを除去するペースト除去工程と、(f)ペースト除去工程の後に、導電性薄膜上に導電性金属を電着形成する電着工程とを有することを特徴とするものである。そして、上記におけるペースト充填工程後、必要に応じ、ワイピング処理、プラズマエッチング処理を行うことを特徴とするものである。そしてまた、上記において、導電性薄膜は、真空蒸着、スパッタリング、無電解めっきにより形成されることを特徴とするものである。また、上記において、導電性薄膜の厚さは500Å〜3μmであることを特徴とするものである。また上記において、透明な基板への凹部形成が、凸型プレス、切削等の機械加工、あるいは、フォトリソグラフィ技術によるエッチング加工により、透明な基板に直接加工形成するものであることを特徴とするものである。また、上記において、該透明な基板の凹部形成側には、凹部形成用の透明な樹脂層が設けられており、該樹脂層に凹部を形成することを特徴とするものである。また、上記において、透明な基板は、予めキャリアフィルム面に凹部を形成した透明な樹脂層を設けておき、該樹脂層を凹部側が外側になるように透明なベース板材に転写して形成されたものであることを特徴とするものである。また、上記透明な基板がガラスまたはプラスチック単体、あるいはこれらの積層体であることを特徴とするものである。また、上記において、透明な基板の片面にのみ凹部は形成され、且つ、凹部はメッシュ状に前記片面に形成されることを特徴とするものである。また、上記において、透明な基板の両面に凹部を形成するもので、両面の凹部は、面毎にそれぞれ平行線状に多数設けられ、且つ、両面の凹部は互いに所定の角度傾けて設けられ、透明な基板を透過でみた場合、両面の凹部は併せてメッシュ状であることを特徴とするものである。
【0011】
本発明の電磁波遮蔽板は、本発明の電磁波遮蔽板の製造方法により、作製されたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】
本発明の電磁波遮蔽板の製造方法は、このような構成にすることにより、品質面、生産性の面で十分対応できる電磁波遮蔽板の製造方法の提供を可能としている。
具体的には、順に、(a)透明な基板の片面または両面に所定形状の凹部を形成する凹部形成工程と、(b)凹部形成面を含み、透明基板の凹部形成側面に、金属電着可能な導電性薄膜を形成する導電性薄膜形成工程と、(c)凹部のみに耐エッチング性樹脂ペーストを充填するペースト充填工程と、(d)導電性薄膜の耐エッチング性樹脂ペーストから露出している領域のみをエッチングにて除去するエッチング工程と、(e)凹部に残留している耐エッチング性樹脂ペーストを除去するペースト除去工程と、(f)ペースト除去工程の後に、導電性薄膜上に導電性金属を電着形成する電着工程とを有することにより、これを達成している。
【0013】
ペースト充填工程後、必要に応じ、ワイピング処理、プラズマエッチング処理を行うことにより、凹部からはみ出た薄いペースト残留を除去することを可能としている。
透明な基板への凹部形成方法としては、凸型プレス、切削等の機械加工、あるいは、フォトリソグラフィ技術による耐エッチング性の膜を用いたエッチング加工が挙げられる。これらによる加工は、微細加工が可能である。
凹部の幅としては5〜50μm程度であるが、好ましくは10〜20μmである。凹部深さとしては3〜20μmが好ましい。
尚、導電性金属薄膜の電着工程において、線幅が太ることから、目的とする線幅よりその太り(例えば5〜10μmの太り)を見込んだ細い凹部を形成することが好ましい。
透明な基板の凹部形成側には、凹部形成用の透明な樹脂層が設けられており、該樹脂層に凹部を形成することにより、凹部の形成、さらには全工程に対し、その自由度を大きくするものである。
例えば、透明な基板は、予めキャリアフィルム面に凹部を形成した透明な樹脂層を設けておき、該樹脂層を凹部側が外側になるように透明なベース板材に転写して形成されたものであることにより、適当な印刷法、或いは、フォトリソ法が凹部を形成する際に利用でき、長巻きロール状での加工ができることなどによって、工程管理が容易、或いは量産性を良いものとでき、結果、製品の低コスト化も可能となる。
尚、透明な基板としては、ガラスまたはプラスチック単体、あるいはこれらの積層体等が挙げられる。
【0014】
導電性薄膜の厚さは500Å〜3μmであることにより、真空蒸着、スパッタリング、無電解めっきにより比較的簡単に形成され、エッチング工程の加工を容易とし、且つ、電着工程における導電性金属薄膜の形成を可能とするものである。
【0015】
【実施の形態】
本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
はじめに、本発明の電磁波遮蔽板の製造方法の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の電磁波遮蔽板の製造方法の実施の形態の第1の例を示した製造工程断面図であり、図2は実施の形態の第2の例を示した製造工程断面図で、いずれもPDP等のディスプレイの前面に置き用いられる電磁波シールド用電磁波遮蔽板の製造工程を示したものである。
尚、図1、図2には、説明を分かり易くするため、電磁波シールド部となる導電性金属薄膜を形成する工程のみを示してある。
図1、図2中、110は透明な基板、120は凹部、125は凹部形成面、130は導電性薄膜、140は樹脂ペースト、150は導電性金属薄膜、160は保護膜、210Aは透明な基板、210は透明なベース材、220は凹部、225は凹部形成面、230は導電性薄膜、240は樹脂ペースト、250は導電性金属薄膜、260は保護膜、270は透明な樹脂層、280はキャリアフィルムである。
実施の形態の第1の例を図1に基づいて、以下、説明する
図1に示す、電磁波遮蔽板の製造方法の実施の形態の第1の例は、ガラスやプラスチック等の単一材料からなる透明な基板の片面にのみメッシュ状の凹部を形成して、該凹部に導電性物質をメッシュ状に形成するものである。
先ず、透明基板110を用意し(図1(a)、透明基板110の片面にのみ所定のメッシュ状の凹部120を形成する。(図1(b))
凹部の形成は、通常、凸型プレス、切削等の機械加工、あるいは、フォトリソグラフィ技術による耐エッチング性の膜を用いたエッチング加工が微細加工の面から採られる。
凹部の幅としては5〜50μm程度であるが、好ましくは10〜20μmである。凹部深さとしては3〜20μmが好ましい。
凹部の形状としては、V字溝に限定はされない、U字他の形状でも良い。
尚、導電性金属薄膜の電着工程において、線幅が太ることから、目的とする線幅より5〜10μm細い凹部を形成することが好ましい。
透明な基板110としてのプラチックフィルムとしては、具体的には、トリアセチルセルロースフィルム、ジアセチルセルロースフィルム、アセテートブチレートセルロースフィルム、ポリエーテルサルホンフィルム、ポリアクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂フィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、,ポリスルホンフィルム、ポリエーテルフィルム、トリメチルペンテンフィルム、ポリエーテルケトンフィルム、(メタ)アクリロニトリルフィルム等が使用できるが、特に、二軸延伸ポリエステルが透明性、耐久性に優れている点で好適である。その厚みは、通常は8μm〜1000μm程度のものが好ましいが、これに限定はされない。
上記透明なフィルムの光透過率としては、100%のものが理想であるが、透過率80%以上のものを選択することが好ましい。
【0016】
次いで、凹部形成面125を含み、透明基板の凹部形成側面に、金属電着可能な導電性薄膜130を形成する。(図1(c))
導電性薄膜130は、後工程のエッチングを容易とし、且つ電着可能とするために、厚さは500Å〜3μmとし、真空蒸着、スパッタリング、無電解めっきにより形成する。
導電性薄膜130は処理性の面から銅等の金属薄膜が好ましい。
次いで、スキージ法により凹部120のみに耐エッチング性の樹脂ペースト140を充填し、これを乾燥する。(図1(d))
この後、必要に応じ、ワイピング処理や、プラズマエッチングによる灰化処理により余分の樹脂ペースト140の除去を行う。
耐エッチング性の樹脂ペースト140としては、例えば、安価な一般印刷インキ類(好ましくはレジストインキ)あるいは硬化性の水溶性のカゼイン、PVA、ワックス類等が挙げられるが、特にこれらに限定されない。後工程での導電性薄膜130のエッチングに耐え、且つ剥離性の良いものが好ましい。
次いで、耐エッチング性の樹脂ペースト140から露出している導電性薄膜130のみをエッチングにて除去する。(図1(e))
エッチングは酸溶液、又は塩化第2鉄液等のアルカリ溶液が用いられる。
次いで、凹部120に残留している耐エッチング性の樹脂ペースト140を除去する。(図1(f))
水溶性の樹脂(カゼイン、PVA等)からなる樹脂ペースト140には、アルカリ性の水、温水が使用できるので便利である。インキ類の除去は有機溶剤を用いる。
この後、必要に応じ、導電性薄膜130の表面を裸出し、酸またはアルカリ水溶液による電着前処理を行ってから、導電性薄膜130上に導電性金属薄膜150を電着形成する。(図1(g))
電着形成する導電性金属薄膜150としては銅がベストであるが、必ずしもこれに限定されない。
尚、電磁波を効果的に遮蔽するための金属薄膜の厚さは、電磁波遮蔽の点では厚い程良いが0.2〜10μm程度が好ましい。
【0017】
このようにして、電磁波遮蔽用の導電性の金属薄膜150が透明な基板110の片面に形成されるが、この後、金属薄膜150の表面に黒化処理を施しておく。(図1(h))
これは、PDP等のディスプレイの前面におき用いられた場合に、反射防止の効果を得るためのものである。
次いで、水洗、乾燥した後、表面平滑化と保護のために、保護膜処理を行う。(図1(i))
保護膜は、表面硬化剤、赤外線吸収剤混入のものが好ましい。
【0018】
尚、電磁波シールド部となる導電性金属薄膜の周囲に通常設ける接地用枠部については、導電性薄膜130の一部を耐エッチング性レジストで所定の形状に覆い、凹部の導電性薄膜130上に電着を行う際に、同時に金属薄膜を形成することにより作成しても良い。或いは、導電性薄膜130のエッチング後、凹部の導電性薄膜130上に電着を行う前に、所定形状にスパッタや真空蒸着により500Å〜1μ程度の厚に導電性薄膜を形成し、この上に電着時にさらに金属薄膜を形成して作成しても良いが、方法はこれらに限定はされない。
【0019】
図1に示す実施の形態の第1の例の工程においては、透明な基板110の片面にのみ、メッシュ状の凹部120を形成し、該片面にのみ金属薄膜150を形成したが、透明な基板を透過でみた場合、両面の凹部が併せてメッシュ状になるように、凹部を透明な基板110の面毎にそれぞれ平行線状に多数設けても良い。
この場合には、図1に示す工程を透明な基板110の両面に施すだけで良く、同様に作製できる。
【0020】
次に、実施の形態の第2の例を図2に基づいて説明する。
第2の例は、所定の形状の導電性の金属薄膜250を形成する透明な板材210に次の処理を行うものである。
予め、キャリアフィルム280面に凹部220を形成した透明な樹脂層270を設けておき、該樹脂層270を凹部220側が外側になるように透明なベース板材210の面に転写して形成するもので、更に、転写後、凹部220に導電性金属薄膜150を形成するものである。
尚、キャリアフィルム280に代え、他の基板を用いても良い。
先ず、予めキャリアフィルム280面に凹部220を形成した(実際にはオス型(凸部)が固定的に設けられている)透明な樹脂層270を設けておく。(図2(a2))
次いで、凹部220が形成された透明な樹脂層270全体をキャリアフィルム280側から用意した透明なベース板材210(図2(a1))の一面に転写し、透明なベース板材210と透明な樹脂層270からなる透明な基板210とする。(図2(b))
透明な樹脂層270への凹部の形成は、通常、凸型プレス等にて行い、この後、凹部形成側面をキャリアフィルム280側にして、透明な樹脂層270をキャリアフィルム280に積層し、更に、透明な樹脂層270の凹部形成側ではない反対面側に接着剤を設けた状態とする。そして、この接着剤を介してキャリアフィルム280から透明な樹脂層270を透明なベース板材210側へと転写するものである。転写後、必要に応じて、接着剤の硬化処理を行う。
以下、実施の形態の第1の例と同様に、凹部220に導電性薄膜230を形成し(図2(c))、スキージー法により凹部のみに耐エッチング性のペースト240を充填し乾燥した(図2(d))後、これを耐エッチング性のマスクとして導電性薄膜230のペースト240から露出している部分をエッチング除去し(図2(e))、ペースト除去し(図2(f))、残った導電性薄膜230上に導電性の金属薄膜250を電着形成する。(図2(g))
透明な樹脂層270の材質としては第1の例で透明な基板110の材質として挙げたのと同じプラスチック材質が使用でき、特に二軸延伸ポリエステルが透明性、耐久性に優れている点で好ましい。
透明なベース板材210としては、第1の例で挙げた、ガラスまたはプラスチックが使用できる。
電着に際しては、必要に応じ、電着前処理を施しておく。
更に、第1の例と同様に、金属薄膜250表面を黒化処理し(図2(h))、保護膜形成処理を行う。(図2(i))
尚、各部の形状、処理条件等は第1の例と同様である。
また、第1の例と同様、電磁波シールド部となる導電性金属薄膜の周囲に通常設ける接地用枠部については、導電性薄膜230の一部を耐エッチング性レジストで所定の形状に覆い、凹部の導電性薄膜230上に電着を行う際に、同時に金属薄膜を形成することにより作成しても良い。或いは、導電性薄膜230のエッチング後、凹部の導電性薄膜230上に電着を行う前に、所定形状にスパッタや真空蒸着により500Å〜1μ程度の厚に導電性薄膜を形成し、この上に電着時にさらに金属薄膜を形成して作成しても良いが、これらに限定はされない。
【0021】
次に、本発明の電磁波遮蔽板の実施の形態を説明する。
図3(a)は、本発明の電磁波遮蔽板の実施の形態の第1の例を示した概略斜視図で、図3(b)はそのメッシュ部の一部を拡大して示した図で、図3(c)は図3(b)のA3−A4における断面を示した図で、図4は実施の形態の第2の例を示した概略斜視図で、図4(b)(イ)は図4(a)のB1側の金属薄膜ラインの形状を一部拡大して示した図で、図4(b)(ロ)は図4(a)のB2側の金属薄膜ラインの形状を一部拡大して示した図で、図4(c)は、図4(b)(イ)、図4(b)(ロ)の金属薄膜ラインにより形成されるメッシュを示した図で、図5(a)は実施の形態の第3の例を示した概略斜視図であり、図5(b)はそのメッシュ部の一部を拡大して示した図で、図5(c)は図5(b)のC3−C4における断面を示した図である。図3〜図5に示すものは、いずれもPDP等のディスプレイの前面に置き用いられる電磁波シールド用電磁波遮蔽板である。
図3、図4、図5中、110は透明な基板、130は導電性薄膜、140は樹脂ペースト、150は導電性金属薄膜、155は黒化部、160は保護膜、190はメッシュ、193、195はライン、197は接地用枠部、210Aは透明な基板、210は透明なベース材、230は導電性薄膜、240は樹脂ペースト、250は導電性金属薄膜、260は保護膜、270は透明な樹脂層、280はキャリアフィルム、290はメッシュ、293、295はラインである。
【0022】
図3に示す本発明の電磁波遮蔽板の実施の形態の第1の例は、図1に示す製造工程により作製されたもので、その片面にメッシュ状の金属薄膜150を設けており、図3(b)のA3−A4における断面の構造は、図3(c)のようになっている。
A1側の面のみに導電性金属薄膜150からなるメッシュ190を設けており、A2側の面は透明な基板110のままである。
【0023】
図4に示す本発明の電磁波遮蔽板の実施の形態の第2の例は、単一の透明な基板110の両面に凹部を設けて両面に、それぞれ、導電性金属薄膜150からなる互いに平行なラインの群をそれぞれ設けたものである。
図4(c)に示すように、B1側からB2側をみた場合に透明な基板110の両面の導電性金属薄膜150からなるライン193の群、ライン195の群を併せて、メッシュ状となる。このようにしても電磁波遮蔽効果は得られる。
【0024】
図5に示す本発明の電磁波遮蔽板の実施の形態の第3の例は、図2に示す製造工程により作製されたもので、透明なベース板材210の一面に凹部220を形成した透明な樹脂層270を、凹部220側が外側になるように、転写して形成し、該凹部に導電性金属薄膜250からなるメッシュ290を形成したものである。
C1側の面のみに導電性金属薄膜250からなるメッシュ290を設けており、C2側の面は透明なベース板材210のままである。
【0025】
【実施例】
次いで、本発明の実施例を具体的に挙げて本発明を更に説明する。
実施例は、図1に示す電磁波遮蔽板の製造方法の実施の形態の第1の例の製造方法を用い、図3に示す電磁波遮蔽板の実施の形態の第1の例のブラズマディスプレイ用の電磁波遮蔽板を作製したものである。
電磁波遮蔽板の製造方法の実施例を図1に基づいて、電磁波遮蔽板の実施例を図3に基づいて説明する。
先ず、電磁波遮蔽板の製造方法の実施例を説明する。
(実施例1)
先ず、透明な基板110としては、単一のガラス基板を用い(図1(a))、その一面を機械切削により、幅15μm、深さ10μmにV字状の溝からなる凹部120を作成し(図1(b))、下記のめっき条件にて無電解めっきを行い、透明な基板110の凹部形成面125を含み、凹部120形成側面全体に、銅薄膜からなる導電性薄膜130を1000Å厚に形成した(図1(c))
Figure 0003935596
次いで、該凹部120のみに耐エッチング性樹脂ペースト140を充填する。(図1(d))
耐エッチング性樹脂ペースト140の形成には、プリント回路板加工用で入手容易なスクリーン印刷用の汎用エッチングレジスト(アクリル系)を用いた。
凹部への充填はスクリーンと同様にスキージ法を用い、充填後一旦乾燥し、次いでスクリーン印刷法で、接地用枠部(外部コンタクト用の端子部等)の保護印刷を行った。
次いで、塩化第二鉄(38度ボーメ液)を用いし露出している銅薄膜をエッチング除去し(図1(e))、更にエッチング後、エッチングレジスト(樹脂ペースト140)をアルカリ水溶液で溶解除去し(図1(f))、銅薄膜による電磁波遮蔽用メッシュブおよび接地用枠部(端子部等)を形成した。
次に、形成された導電性薄膜130上に、下記電着液で8μmの厚さで銅を積層した。(図1(g))
(電着液組成)
浴組成:ピロ燐酸銅浴
Cu227 ・3H2 O 49g/l
427 340g/l
MH4 OH(28%) 3ml/l
pH 8.8
P比(P27 4-/Cu2+) 7.0
液温 55°C
次いで、めっき形成された銅(導電性金属薄膜150に相当)の表面部を黒化処理して反射防止膜を形成した。(図1(h))
黒化処理は、硫化物系処理剤のコバーブラックCuO(株式会社アイソレート化学研究所製)を用いた。
更に、表面の保護を目的として硬化型アクリル系樹脂、ユピマーUVH6000(三菱化学株式会社製)を塗布し硬化させ、耐摩耗性のある表面を得た。(図1(i))
【0026】
(実施例2)
実施例2は、透明な基板110として、単一のアクリル板を用い(図1(a))、その一面を凸型(以下、雄型とも言う)プレスにより、凹部を形成した(図1(b))ものであり、透明な基板110への凹部作成後の導電性メッシュ形成や黒化処理、耐摩耗性付与などは、実施例1と同様に行って軽量の透明プラスチック製電磁波遮蔽板を作成した。
アクリル板からなる透明な基板110への凹部の形成について、以下、簡単に説明しておく。
雄型プレス版は、平坦な鏡面銅版を機械切削で幅15μm、深さ20μmに切削し、次いで薄くNiめっき(スルファミン酸浴使用)をしたものを母版とした。 この母版面に実施例1の銅めっきを200μmの厚さで行い、めっき後銅めっき部を剥離し、表面強化の意味で更にNiめっきを5μmの厚さに行って雄型プレス版とした。
実際の押圧工程では、5mm厚の平滑鉄板上に押す型プレス版を接着剤を介して固着した後に使用した。
凹部形成用透明材料として5mmの厚のアクリル板(熱熱可塑性透明プラスチック板)を用い、清浄な環境下で250°Cで上記雄型プレス版で熱プレスを行い、冷却後取り出して凹部を持つアクリル透明板(図1に示す透明基板110に相当)を作成した。
【0027】
(実施例3)
実施例3は、図2に示す電磁波遮蔽板の製造方法の実施の形態の第1の例の製造方法を用い、図5に示す電磁波遮蔽板の実施の形態の第3の例のブラズマディスプレイ用の電磁波遮蔽板を作製したものである。
透明な基板210Aとして、厚さ5mmのアクリル板を透明な樹脂層210とし、この板の一面に、凹部をその一面に形成した0.2mm厚のPETフィルム(透明な樹脂層270に相当)を、凹部が外側になるようにして貼り付けたものを用いた。
PETフヘルム(透明な樹脂層270)への凹部220の形成は以下のようにして行った。
実施例2において、剥離したプレス用雄型母版を40cm径のシリンダーに巻き付けて固定し、このシリンダーを用いて、0.2mm厚のPETフィルム面に、表面温度300°Cで熱ロールプレスを行い、長巻き状の凹部を持つPETフィルムを作成した。
この場合は、熱プレス速度を速く出来て能率的だが、冷却前にプレスロールから剥離させるので、実施例2程の母版の精密な再現性はないが、十分に実用に供し得るものである。
この長巻きPETフィルムを適当な面積に切断し、厚さ5mmのアクリル板面に気泡の入らないように、凹部のある面を外側にして均一に貼りつけ、凹部を有する透明基板を作成した。
【0028】
次いで、電磁波遮蔽板の実施例を説明する。
実施例の電磁波遮蔽板は、上記実施例の電磁波遮蔽板の製造方法により作成されたもので、図3(a)に示すように、透明なガラス基板単体からなる透明な基板110の一方の面(A1側面)の凹部にのみに、1000Å厚の銅薄膜からなる導電性薄膜130を介し、上に略8μm厚に電着形成された銅薄膜からなる金属薄膜150(黒化部155も含む)からなるメッシュを設けたものである。
導電性金属薄膜150(黒化部155を含む)の幅(ライン193、195の幅)は30μmで、ライン193のピッチは280μm、ライン195のピッチは280μmである。
この電磁波遮蔽板は、450nm〜650nmの範囲の可視光の透過率60%以上20MHz〜10000MHzの電磁波に対する減衰率が20dB以上と、実用的なものが得られた。
【0029】
【発明の効果】
本発明は、上記のように、PDP等のディスプレイの前面に置いて用いられる、電磁波遮蔽性と光透過性を有する電磁波遮蔽板で、品質面、生産性の面で十分対応できる電磁波遮蔽板と、その製造方法の提供を可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁波遮蔽板の製造方法の実施の形態の第1の例を示した工程図
【図2】本発明の電磁波遮蔽板の製造方法の実施の形態の第2の例を示した工程図
【図3】本発明の電磁波遮蔽板の実施の形態の第1の例を示した概略図
【図4】本発明の電磁波遮蔽板の実施の形態の第2の例を示した概略図
【図5】本発明の電磁波遮蔽板の実施の形態の第3の例を示した概略図
【図6】金属薄膜からなるメッシュを用いた電磁波遮蔽板を説明するための図
【符号の説明】
110 透明な基板
120 凹部
125 凹部形成面
130 導電性薄膜
140 樹脂ペースト
150 導電性金属薄膜
155 黒化部
160 保護膜
190 メッシュ
193、195 ライン
197 接地用枠部
210A 透明な基板
210 透明なベース材
220 凹部
225 凹部形成面
230 導電性薄膜
240 樹脂ペースト
250 導電性金属薄膜
255 黒化部
260 保護膜
270 透明な樹脂層
280 キャリアフィルム
290 メッシュ
293、295 ライン
297 接地用枠部
600 電磁波遮蔽板
610 メッシュ部
615 接地用枠部
617 金属薄膜
630 透明基板
650、670 ライン

Claims (11)

  1. ディスプレイの前面に置いて用いられる、透明な基板の片面ないし両面に、所定形状に導電性物質を形成して電磁波遮蔽性と透視性を有する電磁波遮蔽板の製造方法であって、順に、(a)透明な基板の片面または両面に所定形状の凹部を形成する凹部形成工程と、(b)凹部形成面を含み、透明基板の凹部形成側面に、金属電着可能な導電性薄膜を形成する導電性薄膜形成工程と、(c)凹部のみに耐エッチング性樹脂ペーストを充填するペースト充填工程と、(d)導電性薄膜の耐エッチング性樹脂ペーストから露出している領域のみをエッチングにて除去するエッチング工程と、(e)凹部に残留している耐エッチング性樹脂ペーストを除去するペースト除去工程と、(f)ペースト除去工程の後に、導電性薄膜上に導電性金属を電着形成する電着工程とを有することを特徴とする電磁波遮蔽板の製造方法。
  2. 請求項1におけるペースト充填工程後、必要に応じ、ワイピング処理、プラズマエッチング処理を行うことを特徴とする電磁波遮蔽板の製造方法。
  3. 請求項1において、導電性薄膜は、真空蒸着、スパッタリング、無電解めっきにより形成されることを特徴とする電磁波遮蔽板の製造方法。
  4. 請求項1において、導電性薄膜の厚さは500Å〜3μmであることを特徴とする電磁波遮蔽板の製造方法。
  5. 請求項1において、透明な基板への凹部形成が、凸型プレス、切削等の機械加工、あるいは、フォトリソグラフィ技術によるエッチング加工により、透明な基板に直接加工形成するものであることを特徴とする電磁波遮蔽板の製造方法。
  6. 請求項5において、透明な基板の凹部形成側には、凹部形成用の透明な樹脂層が設けられており、該樹脂層に凹部を形成することを特徴とする電磁波遮蔽板の製造方法。
  7. 請求項1において、透明な基板は、予めキャリアフィルム面に凹部を形成した透明な樹脂層を設けておき、該樹脂層を凹部側が外側になるように透明なベース板材に転写して形成されたものであることを特徴とする電磁波遮蔽板の製造方法。
  8. 請求項1において、透明な基板がガラスまたはプラスチック単体、あるいはこれらの積層体であることを特徴とする電磁波遮蔽板の製造方法。
  9. 請求項1において、透明な基板の片面にのみ凹部は形成され、且つ、凹部はメッシュ状に前記片面に形成されることを特徴とする電磁波遮蔽板の製造方法。
  10. 請求項1において、透明な基板の両面に凹部を形成するもので、両面の凹部は、面毎にそれぞれ平行線状に多数設けられ、且つ、両面の凹部は互いに所定の角度傾けて設けられ、透明な基板を透過でみた場合、両面の凹部は併せてメッシュ状であることを特徴とする電磁波遮蔽板の製造方法。
  11. 請求項1ないし10のいずれかにより、作製されたことを特徴とする電磁波遮蔽板。
JP8049398A 1998-03-13 1998-03-13 電磁波遮蔽板の製造方法および電磁波遮蔽板 Expired - Fee Related JP3935596B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8049398A JP3935596B2 (ja) 1998-03-13 1998-03-13 電磁波遮蔽板の製造方法および電磁波遮蔽板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8049398A JP3935596B2 (ja) 1998-03-13 1998-03-13 電磁波遮蔽板の製造方法および電磁波遮蔽板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11260271A JPH11260271A (ja) 1999-09-24
JP3935596B2 true JP3935596B2 (ja) 2007-06-27

Family

ID=13719837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8049398A Expired - Fee Related JP3935596B2 (ja) 1998-03-13 1998-03-13 電磁波遮蔽板の製造方法および電磁波遮蔽板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3935596B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006032686A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Hitachi Chem Co Ltd 導体層パターン及び電磁波遮蔽体の製造法
CN1870881A (zh) * 2006-05-25 2006-11-29 七二国际股份有限公司 电磁波屏蔽薄膜及其制造方法
US20080067914A1 (en) * 2006-09-18 2008-03-20 Lg Electronics Inc. Plasma display apparatus and manufacturing method of electromagnetic wave interference blocking filter therefor
KR100939223B1 (ko) 2008-03-06 2010-01-28 미래나노텍(주) 전자파 차폐 필름, 그것을 이용한 전면 필터 및 그 제조방법
US9244573B2 (en) 2010-03-03 2016-01-26 Miraenanotech Co., Ltd. Capacitive touch panel including embedded sensing electrodes
WO2016003792A1 (en) * 2014-06-30 2016-01-07 3M Innovative Properties Company Metallic microstructures with reduced-visibility and methods for producing same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11260271A (ja) 1999-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4220004B2 (ja) 電磁波遮蔽板の製造方法
JP4214140B2 (ja) 電磁波遮蔽フィルム及びその製造方法
US7466077B2 (en) Filter assembly, method of manufacturing the same, and plasma display panel using the same
CN1870881A (zh) 电磁波屏蔽薄膜及其制造方法
JP2974665B1 (ja) 透光性電磁波シールド材とその製造方法
EP2286992A1 (en) Conductive film and transparent heating element
JP4783721B2 (ja) 金属黒化処理方法、電磁波遮蔽フィルタ及び複合フィルタ、並びにディスプレイ
US5017419A (en) Non-moire shielded window
WO2004093513A1 (ja) 電磁波遮蔽用シート、ディスプレイ用前面板及び電磁波遮蔽用シートの製造方法
JP3935596B2 (ja) 電磁波遮蔽板の製造方法および電磁波遮蔽板
TW201517726A (zh) 印刷電路板及其製作方法
US5361695A (en) Screen printing plate for limiting the spread of ink on an object
US20040090170A1 (en) Filter for plasma display panel and method of manufacturing the same
US5084132A (en) Non-moire' shielded window forming method
JP2001127485A (ja) 透視性電磁波シールド材及びその製造方法
JP2000286594A (ja) 電磁波シールド基材及びその製造方法
JP4423547B2 (ja) 導体層パターン及び電磁波遮蔽体の製造法
CN105988621A (zh) 一种触摸屏及其制备方法
JP2004335609A (ja) 電磁波シールド性光透過窓材及びその製造方法
JPH11177272A (ja) 電磁波遮蔽板
JP2004040033A (ja) 透光性電磁波シールド材及びその製造方法
JPH11346088A (ja) 電磁波遮蔽板の製造方法および電磁波遮蔽板
JP2000223036A (ja) 電磁波遮蔽透明板及びプラズマディスプレイ装置
JPH11121978A (ja) 電磁波遮蔽板
JPH11119675A (ja) 電磁波遮蔽板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070320

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees