JP3935585B2 - 酵母エキス及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、呈味性の改善された酵母エキス及びその製造方法に関し、詳しくは呈味性を有する5’−ヌクレオチド類を豊富に含有し、複雑なコク味を有し、しかも清澄な酵母エキス及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
酵母エキスは天然調味料として、肉エキス、野菜エキス、魚介類エキス等とともに、化学調味料にはない複雑な呈味性、すなわち、旨味、酸味、苦味、コク味等を有しており、食品素材として近年広く利用されるに至っている。
酵母エキスの呈味成分としては、アミノ酸、ペプチド、5’−ヌクレオチド類、糖質、有機酸等が知られている。この中でも、5’−ヌクレオチド類は、旨味をもたらす成分としてとりわけ重要である。
【0003】
酵母エキスは、通常、自己消化法や酵素添加法等により製造されている。
特に、天然の5’−ヌクレオチド類を含有する酵母エキスの製造方法としては、主として酵素添加法が用いられている。この酵素添加法としては、従来、次のようなものが知られている。
【0004】
(1)まず、予め酵母菌体を加熱することにより、酵母が持つ酵素を全て失活させた後、細胞壁溶解酵素、5’−ホスホジエステラーゼ、5’−アデニル酸デアミナーゼ及びプロテアーゼを添加することにより、5’−ヌクレオチド類含量の高い酵母エキスを製造する方法(特公平5−34939号公報)が知られている。
(2)次に、細胞壁溶解酵素を併用し、酵母に自己消化をさせた後、加熱して菌体内酵素を全て失活させ、続いて5’−ホスホジエステラーゼと5’−アデニル酸デアミナーゼとを作用させる方法(特許第2604301号)が知られている。
【0005】
しかしながら、これらの従来法は、酵母エキス中に濁り成分が含有されるため、他の調味料素材と配合して調味料とした場合に、清澄度が低くなり、用途や使用量が限定されるという欠点があった。
【0006】
一方、酵母エキスの濁り成分を除去して清澄度を高める方法としては、酵母エキス原液を、−18〜5℃の凍らない条件下に7〜30日間保持した後、濾過を行うことによるエキスの清澄化法(特開平7−51024号公報)や、抽出後のエキスのpHを、一旦4.0〜6.0に低下させ、その際に現れた沈殿物を除去する、いわゆる等電点沈殿の原理を応用した方法などが知られている。
【0007】
しかしながら、前者の場合には、冷蔵保存設備が必要であり、また、製造期間が長期化する等の問題がある。また、後者の場合には、等電点沈殿処理を行うことにより清澄度は高まるものの、同時に酵母エキス特有のコク味が低減されてしまい、酵母エキス組成物に期待される呈味上の特徴を充分に引き出せない等の問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の酵素添加法における酵母エキスの製造方法では、呈味性核酸(5’−ヌクレオチド類)を豊富に含有し、コク味を充分に有し、かつ、清澄度が高い酵母エキスを得ることは、困難であった。
【0009】
本発明の課題は、酵素添加法による酵母エキスの製造方法において、呈味性核酸(5’−ヌクレオチド類)を豊富に含有し、コク味を充分に有し、かつ、清澄度の高い酵母エキスとその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このような背景の下、本発明者らは、従来より試みられていた酵素添加法に改良を加え、さらに複数の工程を組み合わせることによって、呈味性核酸(5’−ヌクレオチド類)を豊富に含有し、コク味を充分に有し、かつ、清澄度の高い酵母エキスの製造方法を見出した。
【0011】
すなわち、本発明者らは、酵素添加法により得られた抽出物について、酵母菌体込みのままで行う加熱処理と等電点沈殿処理とを組み合わせることにより、従来の方法では困難とされていた、清澄度が高く、かつコク味を有する呈味性核酸含有酵母エキスの製造が可能であることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成されたものである。
【0012】
請求項1記載の本発明は、酵母菌体懸濁液から酵素添加法により酵母エキスを製造するにあたり、酵母菌体懸濁液に5’−ホスホジエステラーゼ、プロテアーゼ及び5’−アデニル酸デアミナーゼを添加して酵母エキスの抽出処理を行い、得られた抽出物を、酵母菌体を分離することなく、70〜95℃で1時間加熱処理することにより、酵母菌体内および菌体表面に付着するコク味成分をエキス中に移行させた後、pHを4.0〜6.0に調整して濁り成分を沈殿させ、次いで該沈殿物を含む不溶物を除去することを特徴とする酵母エキスの製造方法を提供するものである。
【0013】
請求項2記載の本発明は、酵母菌体懸濁液から酵素添加法により酵母エキスを製造するにあたり、酵母菌体懸濁液に5’−ホスホジエステラーゼ、プロテアーゼ及び5’−アデニル酸デアミナーゼを添加して酵母エキスの抽出処理を行い、得られた抽出物を、酵母菌体を分離することなく、pHを4.0〜6.0に調整して濁り成分を沈殿させ、次いで70〜95℃で1時間加熱処理することにより、酵母菌体内および菌体表面に付着するコク味成分をエキス中に移行させた後、前記沈殿物を含む不溶物を除去することを特徴とする酵母エキスの製造方法を提供するものである。
【0014】
請求項3記載の本発明は、酵母菌体懸濁液として、乾燥酵母の懸濁液を用いる請求項1又は2記載の方法を提供するものである。
【0015】
請求項4記載の本発明は、乾燥酵母が、酵母菌体の懸濁液を70〜95℃で保持した後、乾燥させて得られたものである請求項1〜3のいずれかに記載の方法を提供するものである。
【0016】
請求項5記載の本発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の方法により得られた酵母エキスを提供するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明をさらに詳細に説明する。
請求項1記載の本発明に使用される原料の酵母としては、特に制限はなく、例えば、サッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)に代表される醸造用酵母、パン酵母は勿論のこと、トルラ酵母など、通常、酵母エキスの製造に用いられる酵母であれば、どのような酵母も利用することができる。また、酵母エキス製造のために新たに培養された酵母ばかりでなく、ビール、清酒などの醸造後の酵母であっても差し支えない。さらに、乾燥酵母を原料として、これを水に懸濁してから用いてもよい。
【0018】
請求項1記載の本発明では、上記の如き酵母を用い、その菌体懸濁液から酵素添加法により酵母エキスを製造する。
具体的には、まず、原料酵母を水に適当な濃度(例えば、5〜15%濃度程度)に懸濁し、酵母菌体懸濁液とする。
【0019】
なお、請求項3に記載したように、上述の酵母菌体懸濁液を、一旦乾燥酵母の形態にしたものを原料酵母として使用し、これを酵母菌体懸濁液としたものを以下の工程に用いることにより、得られる酵母エキスの旨味をより一層高いものとすることも可能である。
【0020】
すなわち、請求項1記載の本発明においては、例えば、ビール醸造に使用した後の泥状のビール酵母を用い、これを遠心分離し、ビール分を除去した後、加水し、適当な酵母濃度としたもの(酵母菌体の懸濁液)を加熱処理した後、スプレードライヤー等を用いて乾燥して乾燥酵母の形態としたものを用い、これを水に懸濁させて酵母菌体懸濁液としたものを用いることができる。
ここで乾燥酵母を得る際の加熱処理は、請求項4に記載したように、70〜95℃、好ましくは85〜95℃の温度に保持することにより行えば良い。保持時間(加熱時間)は、1〜数時間である。
なお、乾燥酵母については、上記のスプレードライヤー等を用いる乾燥の前に、加熱処理を行うことにより、細胞壁溶解酵素を使用することなく、後の工程で添加される酵素により分解されやすい状態とすることができる。
【0021】
請求項1記載の本発明の方法においては、上記の如き酵母菌体懸濁液について、酵素添加法に従って酵母エキスの抽出処理を行う。
すなわち、酵素を添加して反応させ、酵母エキスの抽出処理を行う。
【0022】
ここで添加する酵素は、5’−ホスホジエステラーゼ、5’−アデニル酸デアミナーゼ及びプロテアーゼであり、旨味成分である5’−ヌクレオチド類の生成を促進するものである。
【0023】
請求項1記載の本発明においては、酵素反応終了後、得られた抽出物を酵母菌体を分離することなく、70〜95℃で加熱処理し、酵素の失活とコク味成分の抽出を行う。
具体的には、酵素反応処理後の酵母懸濁液について、酵母菌体の分離処理を行わずに、そのまま70〜95℃、好ましくは85〜95℃にて加熱する。
酵母菌体の分離処理を行わずに加熱するのは、次の理由による。すなわち、菌体内、菌体表面に付着するコク味成分を上記加熱によりエキス中に移行させて、コク味を増強することにある。
また、加熱温度範囲を70〜95℃としたのは、95℃を超える温度で加熱するとエキスが着色してしまう危険性があり、また、70℃未満とすると、上記菌体中のコク味成分の移行が充分に行われなくなるからである。
【0024】
請求項1記載の本発明においては、この後、酵母エキスのpHを4.0〜6.0に調整して等電点沈殿を行い、濁り成分(タンパク質)を沈殿させ、次いで、この沈殿物(タンパク質)を含む不溶物(酵母菌体も含む)を除去する。
従来、問題とされていた不純物であるタンパク質の等電点は、pHが4.0〜6.0の範囲内に存在する。従って、pHを該範囲内に調節することにより、タンパク質の溶解度が最小となる、すなわち、等電点沈殿を生じる。このため、沈殿物として分離することができる。該沈殿物(タンパク質)は、濾過等により除去することができる。また、この濾過により、不溶性成分も除去される。
なお、等電点沈殿工程は、酵母エキス抽出後であれば、前記加熱処理の前或いは後のいずれで行っても良い。
【0025】
このようにして、請求項1記載の本発明により、目的とする酵母エキスを製造することができる。
このような酵母エキスを提供するのが、請求項5記載の本発明である。
【0026】
なお、このようにして得られた酵母エキスについて、使用目的に応じて、最終製品におけるpH調整を行い、液状、ペースト状、或いは粉末状などの形状に加工すればよい。
【0027】
このようにして得られる酵母エキスは、呈味性を有する5’−ヌクレオチド類を豊富に含有しており、複雑なコク味と旨味を有する上に、清澄性が高いものである。
【0028】
一方、このような酵母エキスは、請求項2記載の本発明によっても製造することができる。
請求項2記載の本発明と、上記した請求項1記載の本発明とは、工程の順序が若干異なるだけで、その他は共通している。
すなわち、請求項1記載の本発明では、70〜95℃での加熱処理を等電点沈殿処理前に行うのに対して、請求項2記載の本発明では、この加熱処理を等電点沈殿処理後に行う点が異なる以外は、共通している。
【0029】
請求項2記載の本発明では、酵母菌体懸濁液から酵素添加法により酵母エキスを製造するにあたり、まず上記した請求項1記載の本発明と同様にして、酵母菌体懸濁液に5’−ホスホジエステラーゼ、プロテアーゼ及び5’−アデニル酸デアミナーゼを添加して酵母エキスの抽出処理を行う。
次に、請求項2記載の本発明では、得られた抽出物について、直ぐに70〜95℃での加熱処理を行わず、酵母菌体を分離することなく、pHを4.0〜6.0に調整して濁り成分を沈殿させ、次いで70〜95℃での加熱処理を行ない、その後、該沈殿物を含む不溶物を除去する。
【0030】
このようにして、請求項2記載の方法により、目的とする酵母エキスを製造することができる。
【0031】
【実施例】
次に、本発明を実施例によって詳しく説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
【0032】
実施例1
ビール醸造に使用した後の泥状のビール酵母を遠心分離し、ビール分を除去した後、加水し、酵母濃度を40%としたものを原料とした。この原料150Lを90℃で2時間加熱処理した後、スプレードライヤーにより乾燥し、乾燥酵母の形態にした。
得られた乾燥酵母1kgを、水に懸濁して全量を10kgとし、60℃に昇温し、塩酸を用いてpHを5.3に調整した。
続いて、これに5’−ホスホジエステラーゼ〔商品名:ヌクレアーゼアマノ、製造元:天野製薬(株)〕とプロテアーゼ〔商品名:パパイン、製造元:天野製薬(株)〕を各々4g加え、20時間反応させた。20時間経過後、放冷し50℃とした後、5’−アデニル酸デアミナーゼ〔商品名:デアミザイム、製造元:天野製薬(株)〕を0.4g添加し、3時間反応させて、酵母エキスの抽出処理を行った。
【0033】
上記酵素反応後(酵母エキスの抽出処理後)の懸濁液を酵母菌体込みで90℃にて1時間加熱し、酵素失活と同時にコク味成分を抽出せしめた。
続いて、酵母エキスのpHを、塩酸を用いて4.3に調整し、タンパク質等電点沈殿処理を行った。次に、生じた沈殿物、酵母菌体等、酵母エキス中の不溶物を除いた後、6N水酸化ナトリウムを用いて中和し、濃縮及び殺菌工程を経て、ペースト状の酵母エキス製品520gを得た。
【0034】
得られたペースト状酵母エキスについて、2%(固形分濃度)水溶液を作り、液温を45〜55℃に調整したものを試料として、7名の評価者により、旨味,コク味及び清澄性の3点について官能評価を行った。結果を第1表に示す。
なお、第1表の評価は、比較例との相対評価を示したものである。評価項目のうち、旨味とコク味については、7名全員が「良好」と評価したものを「++」で、4〜6名が「良好」と評価したものを「+」でそれぞれ表した。また、4〜6名が「不良」と評価したものを「−」で、7名全員が「不良」と評価したものを「−−」でそれぞれ表した。また、清澄性については、濁りがあるかないかを、「濁り有り」、「やや濁り有り」、「清澄」の3点で評価した。
【0035】
実施例2
実施例1において、pHを4.3に調整する等電点沈殿処理を、酵素反応終了後(酵母エキスの抽出処理後)、加熱処理(90℃、1時間)の前に行うこと以外は、実施例1と同様にして行い、酵母エキス製品を得た。
得られる製品について、実施例1と同様にして官能試験を行った。その結果を第1表に示す。
【0036】
比較例1
実施例1において、酵母エキスの抽出処理後の加熱処理(90℃、1時間)を実施せず、pH調整(4.3)して等電点沈殿処理を行い、酵母エキスを得た。
得られる製品について、実施例1と同様にして官能試験を行った。その結果を第1表に示す。
【0037】
比較例2
実施例1において、pHを4.3に調整する等電点沈殿処理は行わず、抽出工程後のpHで以降の工程を行ったこと以外は実施例1と同様にして行い、酵母エキス製品を得た。
得られる製品について、実施例1と同様にして官能試験を行った。その結果を第1表に示す。
【0038】
【表1】
【0039】
第1表に示した結果から、以下のことが明らかである。
まず、実施例1と実施例2の結果との対比から、タンパク質の等電点沈殿反応を起こすためのpH調整工程は、加熱処理の前又は後のいずれの時点で行っても、所望の酵母エキスを得ることができることが分かる。
【0040】
次に、比較例1と、実施例1,2との対比により、次のことが分かる。
すなわち、比較例1では、加熱処理を行わずに等電点沈殿処理を行ったため、清澄性は高いが、旨味,コク味に乏しい酵母エキスとなったのに対して、本発明の方法においては、等電点沈殿処理を行うと共に、加熱処理を行っているため、実施例1,2に示すように、清澄性が高く、しかも旨味,コク味の豊富な酵母エキスを得ることができる。
【0041】
また、比較例2と、実施例1,2との対比により、次のことが分かる。
すなわち、比較例2では、加熱処理後の等電点沈殿処理が省略されているため、得られる酵母エキスの清澄性が良くなかったのに対して、本発明の方法においては、等電点沈殿処理を行うと共に、加熱処理を行っているため、実施例1,2に示すように、清澄性が高く、しかも旨味,コク味の豊富な酵母エキスを得ることができる。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、呈味性核酸(5’−ヌクレオチド類)を豊富に含有する酵母エキスが得られる。
また、本発明によれば、旨味とコク味を有すると共に、濁りがなく、清澄な酵母エキスが得られる。
従って、本発明により得られる酵母エキスは、調味料等の食品用素材として利用する場合、対象とする食品の種類や使用量において制限を受けず、広範囲な応用が可能となる。
Claims (5)
- 酵母菌体懸濁液から酵素添加法により酵母エキスを製造するにあたり、酵母菌体懸濁液に5’−ホスホジエステラーゼ、プロテアーゼ及び5’−アデニル酸デアミナーゼを添加して酵母エキスの抽出処理を行い、得られた抽出物を、酵母菌体を分離することなく、70〜95℃で1時間加熱処理することにより、酵母菌体内および菌体表面に付着するコク味成分をエキス中に移行させた後、pHを4.0〜6.0に調整して濁り成分を沈殿させ、次いで該沈殿物を含む不溶物を除去することを特徴とする酵母エキスの製造方法。
- 酵母菌体懸濁液から酵素添加法により酵母エキスを製造するにあたり、酵母菌体懸濁液に5’−ホスホジエステラーゼ、プロテアーゼ及び5’−アデニル酸デアミナーゼを添加して酵母エキスの抽出処理を行い、得られた抽出物を、酵母菌体を分離することなく、pHを4.0〜6.0に調整して濁り成分を沈殿させ、次いで70〜95℃で1時間加熱処理することにより、酵母菌体内および菌体表面に付着するコク味成分をエキス中に移行させた後、前記沈殿物を含む不溶物を除去することを特徴とする酵母エキスの製造方法。
- 酵母菌体懸濁液として、乾燥酵母の懸濁液を用いる請求項1又は2記載の方法。
- 乾燥酵母が、酵母菌体の懸濁液を70〜95℃で保持した後、乾燥させて得られたものである請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の方法により得られた酵母エキス。
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JP36687497A JP3935585B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 酵母エキス及びその製造方法 |
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JPH11187842A JPH11187842A (ja) | 1999-07-13 |
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