JP3934277B2 - 転がり軸受 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、転動体間に配置されるセパレータを有する転がり軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の転がり軸受において、例えば玉軸受の場合、転動体よりもわずかに小径な玉や、その径方向の大きさが転動体よりも小さな略円柱状の間隔体を転動体間の軌道溝内に配置させていた。
【0003】
しかしながら、このような玉や間隔体などのセパレータでは、組み込みの関係より、軌道輪にセパレータの入れ溝を形成する必要があり、高コスト化をもたらす。
【0004】
これに対して、セパレータを円柱形状または鼓形状とし、それを内・外輪間の肩部で案内させる形態としたもの(例えば特開平8−4773号公報)が知られている。
【0005】
なお、転がり軸受について、真空雰囲気または高温雰囲気などグリースや油などの潤滑剤を使用できない環境で使用する場合、前述したセパレータを固体潤滑剤で形成することがある。この固体潤滑剤としては、例えばグラファイトや二硫化タングステン、二硫化モリブデンなどの層状物質、金、銀、鉛などの軟質金属材、PTFEやポリイミドなどの高分子樹脂材などが挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報例では、転動体の転動動作に伴い、セパレータも転動することになるが、すべての転動体の回転方向と、すべてのセパレータの回転方向とが同一であるために、転動体の転動動作を阻害するなど、転がり特性を劣化させることが指摘される。
【0007】
というのは、転動体が、その転動方向下流側に位置するセパレータや、転動方向上流側に位置するセパレータに対して当接すると、転動体とセパレータとの当接部分では、それらの回転方向が互いに逆向きとなるために、セパレータが制動要素として働くようになるからである。
【0008】
このような事情に鑑み、本発明は、セパレータを有する転がり軸受において、転動体の転動動作を安定化させて、転がり特性を向上することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にかかる転がり軸受は、内外輪間に配置される複数の転動体の1個おきまたは複数個おきに配置されるセパレータを有しており、前記セパレータは、軸方向に広がり外輪の肩部に対向する外輪側の面と、軸方向に広がり内輪の肩部に対向する内輪側の面と、周方向両側でそれぞれ転動体と接触する平坦面である一対の当たり面とを備え、前記一対の当たり面の相互間の角度は、前記セパレータの周方向厚みが内径側ほど薄くなる角度に設定され、前記セパレータの外輪側の面が、凸状円弧面とされ、この凸状円弧面の曲率半径が、外輪の肩部の曲率半径よりも小さく設定され、前記セパレータの軸方向変位を前記外輪または内輪の両肩部に取り付けられた2つの環状板で規制するとともに径方向変位を前記外輪または内輪の両肩部で規制している。
【0010】
請求項2の発明にかかる転がり軸受は、上記請求項1において、前記転動体は玉であり、前記セパレータの凸状円弧面と軸方向両側の端面との間に面取りが形成されている。
【0011】
請求項3の発明にかかる転がり軸受は、上記請求項1または2において、前記セパレータの当たり面を、該当たり面に接触する転動体の中心と軸受中心とを結ぶ線に対してほぼ平行に形成することにより、前記セパレータの周方向厚みが内径側ほど薄く形成されている
【0013】
請求項の発明にかかる転がり軸受は、上記請求項1ないしのいずれかにおいて、前記セパレータの内輪側の面が、内輪の肩部の曲率半径よりも大きく設定された曲率半径を有する凹状円弧面または平坦面である
【0014】
請求項の発明にかかる転がり軸受は、上記請求項1ないしのいずれかにおいて、前記セパレータが、固体潤滑剤で形成されている。
【0018】
以上、要するに、本発明では、セパレータを転動不可能な形状としたうえで、転動体の転動動作に伴いセパレータが周方向に移動させられるときに、セパレータを内輪または外輪の両肩部と環状板によってガイドされながら円滑に滑る。
【0019】
これにより、転動体の転動時に転動体がセパレータと当接しても、セパレータが制動要素として働きにくくなるので、転動体の転動動作が阻害されずに済む。しかも、セパレータが軸方向ならびに径方向に変位しにくくなって姿勢が安定するので、その周方向移動が円滑となる。
【0021】
また、請求項4の発明では、セパレータの端部と外輪との間の2次元的な接触のほかに、セパレータの端部と内輪との間の2次元的な接触を防ぐことができ、セパレータのロックや欠けを防止することができる。また、セパレータの滑り抵抗の変動が軽減され、軸受の円滑な回転を創出する。
【0022】
また、請求項の発明では、セパレータが自己潤滑性を有するから、セパレータの滑り抵抗が軽減される。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の詳細を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0026】
図1ないし図4に本発明の一実施形態を示している。図1は、転がり軸受においてシールド板を取り外した状態の上半分を示す側面図、図2は、図1の転がり軸受の縦断面図、図3は、図1の実施形態におけるセパレータの斜視図、図4は、図1の転がり軸受の組立手順を示す説明図である。
【0027】
図示例の転がり軸受は、深溝玉軸受であり、各々、例えばJIS規格SUS440Cで形成される内輪1と、外輪2と、複数の玉3と、例えばJIS規格SUS304で形成される環状板としての2つのシールド板4,4と、複数の固体潤滑剤製のセパレータ5とを備えている。
【0028】
内輪1の外周面および外輪2の内周面には、軌道溝がそれぞれ形成されており、また、外輪2の内周面両肩部には、径方向外向きに凹む周溝がそれぞれ形成されている。
【0029】
玉3は、内・外輪1,2の軌道溝間に介装されている。
【0030】
シールド板4は、一般的にZ板と呼ばれる周知の非接触タイプシールであり、径方向に沿う環状板部4aと、環状板部4aの外周に所要角度傾いて形成されるテーパ状段部4bと、テーパ状段部4bの外周に丸く屈曲形成されるループ部4cと、環状板部4aの内周にそれと直交するよう屈曲形成される円環鍔部4dとを有している。このシールド板4は、そのループ部4cが外輪2の周溝に対して係入させられるとともに、円環鍔部4dが内輪1の外周面の両肩部に対して微小隙間を介して対向させられている。
【0031】
セパレータ5は、内・外輪1,2の対向空間において周方向で隣り合う玉3の1個おきに1つずつ介装されている。
【0032】
この実施形態での転がり軸受は、グリースや油などの潤滑剤を用いずに、セパレータ5を固体潤滑剤で形成し、回転動作に伴うセパレータ5と、玉3との接触によって潤滑剤をセパレータ5から玉3の表面や内・外輪1,2の軌道などの転がり接触部に転移させて、それらの潤滑を行わせるようになっている。
【0033】
なお、前述の固体潤滑剤としては、例えばグラファイトや二硫化タングステン、二硫化モリブデンなどの層状物質、金、銀、鉛などの軟質金属材、PTFEやポリイミドなどの高分子樹脂材やこれらを主成分とする複合材などが挙げられる。
【0034】
そして、この実施形態では、前述したセパレータ5について、転動(回転)不可能となるような形状で、かつ、内輪1の両肩部とシールド板4,4にガイドされて周方向に移動されるような形状に設計していることに特徴がある。
【0035】
具体的に、セパレータ5は、ほぼ角柱形に形成されていて、その外輪2側の面5aが凸状円弧面とされ、また、内輪1側の面5bが平坦面とされている。なお、前記凸状円弧面5aの曲率半径R1は、外輪2の肩部の曲率半径D1よりも小さく設定されている。なお、玉3とセパレータ5の当たり面は玉中心と軸受中心とを結ぶ線に対し、ほぼ平行となるように形成するのが望ましい。
【0036】
そして、セパレータ5の軸方向幅Wは、2つのシールド板4,4の離隔間隔L1よりも僅かに小さくされているとともに、径方向厚みHを、内輪1の肩部から外輪2の底部までの離隔間隔L2よりも僅かに小さく設定されている。なお、前記軸方向幅Wは、前記離隔間隔L1の80%以上、100%未満に設定するのが好ましく、また、前記径方向厚みHは、前記離隔間隔L2の80%以上、100%未満に設定するのが好ましい。
【0037】
また、セパレータ5の凸状円弧面5aにおいて軸方向両側には、シールド板4のテーパ状段部4bの傾き形状に対応する面取り5c,5cが形成されており、さらに、セパレータ5の平坦な面5bにおいて軸方向両側には、シールド板4の円環鍔部4dに対応する段部5d,5dが形成されている。このように、セパレータ5の軸方向両側部分の形状について、シールド板4の環状板部4aとテーパ状段部4bと円環鍔部4dとで作る横向き凹み形状とほぼ合致する横向き凸形状にすることで、セパレータ5とシールド板4とを極力近接配置させることを可能にしている。また、これにより、シールド板4をセパレータ5の動きをガイドするレールとして活用できるようにしている。なお、段部5dはシールド板4と干渉しない形状であれば、例えばC面取りなどでもよい。
【0038】
次に、上記転がり軸受の動作を説明する。仮に、外輪2を固定とし、内輪1を回転させると、玉3それぞれが周方向一方に転動し、この玉3の転動に伴いセパレータ5が同方向に押される。このとき、セパレータ5は、内輪1の両肩部とシールド板4,4にガイドされるから、転動せずに滑りながら移動させられる。
【0039】
このような動作中において、玉3がセパレータ5に対して接触するけれども、セパレータ5が回転していないので、従来例のようにセパレータ5が制動要素として働きにくくなり、玉3の転動動作が阻害されずに済む。
【0040】
また、セパレータ5を、内輪1の両肩部とシールド板4,4のテーパ状段部4b,4bもしくは外輪2の両肩部にガイドさせているから、セパレータ5が軸方向ならびに径方向に変位しにくくなって姿勢が安定するようになり、その周方向移動が円滑になる。
【0041】
さらに、セパレータ5の外輪2側の面5aを外輪2の肩部の曲率半径よりも小さい凸状円弧面とするとともに、セパレータ5の内輪1側の面5bを内輪1の肩部の曲率半径よりも大きい平坦面としているから、セパレータ5と内輪1との接触面積や、セパレータ5とシールド板4のテーパ状段部4bとの接触面積がそれぞれ小さくなり、セパレータ5の滑り抵抗が軽減されるなど、回転トルク軽減に貢献できるようになる。
【0042】
以上説明したようなことから、この実施形態での転がり軸受では、玉3の転動動作が安定化することになって、転がり特性が向上する結果となる。
【0043】
この他、セパレータ5を固体潤滑剤のなかでもグラファイトや二硫化タングステン,二硫化モリブデンなどの層状物質を主成分とする脆弱な材料で形成した場合でも、セパレータ5そのものの挙動が安定するから、破損しにくくなる。
【0044】
また、セパレータ5を内・外輪1,2間の軌道溝に入れる形態とせずに、内輪1の肩部とシールド板4のテーパ状段部4bとで案内させる形態にすることにより、内・外輪1,2に入れ溝などを形成せずに済ませているとともに、シールド板4についても汎用品を使用できるようにセパレータ5の形状を工夫しているから、セパレータ5を除いて、転がり軸受の構成要素のすべてを汎用品とすることができるなど、製造コストの低減が図られている。
【0045】
なお、本発明は上記実施形態のみに限定されるものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
【0046】
(1) 上記実施形態では、セパレータ5の軸方向変位量を規制するためにシールド板4,4を利用した例を挙げたが、このシールド板4,4の種類や形状については特に限定されないし、また、接触タイプシールとしてもよい。
【0047】
(2) 上記実施形態では、セパレータ5を玉3の1個おきに配設する例を挙げたが、複数個おきに配設する形態としてもよい。
【0048】
(3) 上記実施形態では、転がり軸受を深溝玉軸受とした例を挙げたが、種々な形式の転がり軸受に本発明を適用できる。
【0049】
(4) 上記実施形態では、セパレータ5を固体潤滑剤で形成した例を挙げたが、金属材、自己潤滑性に乏しい合成樹脂材などで形成してもよい。その場合、セパレータ5に固体潤滑膜を形成するか、あるいは内・外輪1,2の軌道溝および玉3の少なくともいずれか一つに対して固体潤滑膜を形成することで対処できる。この他、セパレータ5について、焼結金属や多孔質合成樹脂などの多孔質部材で形成してもよい。
【0050】
(5) 上記実施形態では、セパレータ5において、内輪1側の面5bを平坦面とした例を挙げたが、この面5bを凹状円弧面に形成してもよい。但し、前記凹状円弧面5bの曲率半径は、内輪1の肩部の曲率半径よりも大きく設定するのが好ましい。
【0051】
(6) 図4に他の実施形態を示している。図示例では、セパレータ5の外輪2側の面5aが、外輪1の肩部と同心状の凸状円弧面に形成されているとともに、セパレータ5の内輪1側の面5bが、内輪1の肩部と同心状の凹状円弧面に形成されている。
【0052】
(7) 上記各実施形態で説明したセパレータ5において周方向と直交する側面に、玉3の一部と合致する部分球面状の窪みを設けてもよい。この場合、窪みと玉3との調心作用によりセパレータ5の軸方向位置ならびに径方向位置が規制されることになるから、セパレータ5の姿勢ならびに挙動を安定にするうえでさらに有利となる。具体的に、図4で示したセパレータ5に窪み5eを設けた例を、図5および図6に示している。
【0053】
(8) 上記各実施形態において、セパレータ5のすべての角部を面取りしてもよい。
【0054】
【発明の効果】
請求項1ないしの発明では、転動体の転動時に転動体がセパレータと当接しても、セパレータが制動要素として働きにくくなるので、転動体の転動動作が阻害されずに済む。しかも、セパレータが軸方向ならびに径方向に変位しにくくなって姿勢が安定するので、その周方向移動が円滑となる。そのために、転動体の転動動作が安定化することになって、転がり特性が向上する結果となる。
【0056】
また、請求項4の発明では、セパレータの端部と外輪との間の2次元的な接触のほかに、セパレータの端部と内輪との間の2次元的な接触を防ぐことができ、セパレータのロックや欠けを防止することができる。また、セパレータの滑り抵抗の変動が軽減され、軸受の円滑な回転を創出する。
【0057】
また、請求項の発明では、セパレータが自己潤滑性を持つから、セパレータの滑り抵抗が軽減されて、回転トルク軽減に貢献できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の転がり軸受においてシールド板を取り外した状態の上半分を示す側面図
【図2】図1の転がり軸受の縦断面図
【図3】図1の実施形態におけるセパレータの斜視図
【図4】本発明の他の実施形態で、図1に対応する図
【図5】本発明のさらに他の実施形態で、図1に対応する図
【図6】図5の実施形態におけるセパレータの斜視図
【符号の説明】
1 内輪
2 外輪
3 玉
4 シールド板
4a シールド板の環状板部
4b シールド板のテーパ状段部
5 セパレータ
5a セパレータの外輪側の凸状円弧面
5b セパレータの内輪側の平坦面
W セパレータの軸方向幅
H セパレータの径方向厚み
L1 2つのシールド板の離隔間隔
L2 内輪肩部から外輪肩部までの離隔間隔
R1 凸状円弧面の曲率半径
D1 外輪2の肩部の曲率半径

Claims (5)

  1. 内外輪間に配置される複数の転動体の1個おきまたは複数個おきに配置されるセパレータを有する転がり軸受において、
    前記セパレータは、軸方向に広がり外輪の肩部に対向する外輪側の面と、軸方向に広がり内輪の肩部に対向する内輪側の面と、周方向両側でそれぞれ転動体と接触する平坦面である一対の当たり面とを備え、
    前記一対の当たり面の相互間の角度は、前記セパレータの周方向厚みが内径側ほど薄くなる角度に設定され、
    前記セパレータの外輪側の面が、凸状円弧面とされ、この凸状円弧面の曲率半径が、外輪の肩部の曲率半径よりも小さく設定され
    前記セパレータの軸方向変位を前記外輪または内輪の両肩部に取り付けられた2つの環状板で規制するとともに径方向変位を前記外輪または内輪の両肩部で規制したことを特徴とする転がり軸受。
  2. 請求項1に記載の転がり軸受において、
    前記転動体は玉であり、前記セパレータの凸状円弧面と軸方向両側の端面との間に面取りが形成されている、ことを特徴とする転がり軸受。
  3. 請求項1または2に記載の転がり軸受において、
    前記セパレータの当たり面を、該当たり面に接触する転動体の中心と軸受中心とを結ぶ線に対してほぼ平行に形成することにより、前記セパレータの周方向厚みが内径側ほど薄く形成されている、ことを特徴とする転がり軸受
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の転がり軸受において、
    前記セパレータの内輪側の面が、内輪の肩部の曲率半径よりも大きく設定された曲率半径を有する凹状円弧面または平坦面である、ことを特徴とする転がり軸受。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の転がり軸受において、
    前記セパレータが、固体潤滑剤で形成されている、ことを特徴とする転がり軸受。
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