JP3934186B2 - トリクロロシランの再配分方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、N,N,N′,N′−テトラエチルエチレンジアミン(TEEDA)の存在下でトリクロロシランの再配分を行ってジクロロシラン及びTEEDAを含む錯体を形成する方法に関する。このジクロロシランは後にTEEDAから加熱等の方法によりTEEDAから解離させ、次いでジクロロシランを原料物質又は反応体として要求する標準のプロセスに使用する。これに代えて、前記ジクロロシラン及びTEEDAを含む上記錯体はα,β−不飽和オレフィン性ニトリルのヒドロシリル化用の反応体として使用され、又はグリニャール型試薬と反応させてオルガノシランを作る。
【0002】
塩化水素と粒状シリコンの反応のような、クロロシランの製造の典型的なプロセスは、主としてトリクロロシランである生成物を生じる。トリクロロシランをジクロロシランへ再配分できることは、これらのクロロシランの各々に対する要請に応える柔軟性を与える。典型的な無触媒条件下では、トリクロロシランの再配分はトリクロロシランのジクロロシランへの15モル%の再配分をもたらす。本発明方法は、驚くべきことに、本質的に100モル%の再配分を与える。それ故、本発明方法はトリクロロシランのジクロロシランへの再配分の一層効率的な方法である。更に、本発明方法は、固体であり、周囲条件下ではガスであるジクロロシランよりも容易にそして安全に取り扱える、ジクロロシラン及びTEEDAを含む錯体を与える。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ある種の窒素含有化合物が、クロロハイドロジェンシラン類の再配分を触媒することは公知である。例えば、米国特許No.3044845は、最初にトリクロロシラン、ヘキサメチルトリアミノトリアジン及び触媒としてのピリジン(又は炭化水素置換ピリジン)の混合物を形成することにより、トリクロロシランからジクロロシランが製造できることを教えている。その後、その中にトリクロロシランが溶解性の液体炭化水素のような触媒用の促進剤が前記混合物に加えられ、次いで、得られた混合物は加熱される。
【0004】
米国特許No.4038371は、トリクロロシランを触媒としてのテトラアルキル尿素の存在下にジクロロシランに再配分することを特許請求している。
【0005】
米国特許No.4746752は、(i)第四級アンモニウム塩もしくは第四級ホスホニウム塩、(ii)第三級アミン、又は(iii)第三級アミン基もしくは第四級アミン基を含むイオン交換樹脂を含む触媒の存在下に、シラン類が再配分されることを開示している。
【0006】
米国特許No.5026533は、担体上に化学的に結合したアルキルアミノトリアルコキシシランは、トリクロロシランのジクロロシランへの再配分に対して触媒作用をすることを示している。
【0007】
しかしながら、上に引用した技術は、TEEDAがトリクロロシランを再配分してジクロロシラン及びTEEDAを含む錯体を形成することを認識していない。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、トリクロロシランの再配分の方法である。この方法は、(A)トリクロロシランをN,N,N′,N′−テトラエチルエチレンジアミンと接触させて、ジクロロシランとN,N,N′,N′−テトラエチルエチレンジアミンを含む錯体を形成し、そして(B)ジクロロシランとN,N,N′,N′−テトラエチルエチレンジアミンを含む錯体を回収することを含む。
【0009】
四塩化珪素も、本発明方法の再配分生成物として形成される。この四塩化珪素も蒸留のような標準の方法により回収され、次に、四塩化珪素を必要とする標準のプロセスに使用される。
【0010】
本発明方法は気相で実施できるが、液相で行うのが好ましい。このトリクロロシランは、第二の反応体と混合物をなしてクロロシランと接触するのに適した標準的な反応器であればどんなものであれ、その中でTEEDAと接触させられる。この反応器は、例えば連続攪拌バッチタイプ反応器、セミバッチタイプ反応器又は連続型反応器であり得る。
【0011】
本発明方法は、本質的に無水の状態で行うのが好ましい。それ故、反応器を乾燥不活性ガス、例えば窒素でパージし、反応器中にそのようなガスのブランケットを維持するのが有益である。
【0012】
トリクロロシラン対TEEDAのモル比は、本発明にとって重大なものではなく、広い範囲で変化することができる。一般に、トリクロロシラン対TEEDAモル比は0.1:1〜10:1の範囲が有用である。好ましいのはトリクロロシラン対TEEDAのモル比が化学量論的量より大きいときである。より好ましいのは、トリクロロシラン対TEEDAのモル比が2:1〜5:1の範囲にあるときである。
【0013】
本発明は、希釈剤としての有機溶媒の存在下で実施されるのが好ましい。トリクロロシランの再配分、及びジクロロシランとTEEDAを含む錯体の形成を阻害しない有機溶媒ならば何でもここで使用できる。トリクロロシランとTEEDAの接触は、ジクロロシランとTEEDAを含む錯体もその中に溶解する有機溶媒の存在下に行うのが好ましい。本発明方法における希釈剤として有用な有機溶媒の例は、ジクロロメタン及び1,2−ジクロロエタンを含む。希釈剤として使用される好ましい極性有機溶媒はジクロロメタンである。希釈剤として使用される有機溶媒の体積は、溶媒のない状態から、トリクロロシラン及びTEEDAの合計の全体積の2倍以上の範囲である。好ましいのは、有機溶媒の体積が、トリクロロシラン及びTEEDAの合計の全体積の0.3体積ないし等体積である。
【0014】
次いで、ジクロロシラン及びTEEDAを含む錯体が、この方法から回収される。この錯体の回収は、この反応生成物が作られたときのままで単に貯蔵することからなる。この錯体は、室温で、及び空気に曝されたとき限定された安定性を有する。しかしながら、空気がなく、低い温度では、この錯体は数週間安定で存在することができる。好ましいプロセスにおいては、トリクロロシランとTEEDAの接触の後、そして溶解性有機溶媒の存在又は非存在の下で、第2の有機溶剤を加えて、ジクロロシラン及びTEEDAを含む錯体を溶液から沈殿させる。ジクロロシラン及びTEEDAを含む錯体の沈殿を行い、前記錯体と反応しない、どんな有機溶剤も本発明方法において使用できる。この錯体の沈殿用の有用な有機溶剤は、例えばペンタン、ヘキサン、及びテトラヒドロフランを含む。この錯体の沈殿用の好ましい有機溶剤は、ペンタンである。
【0015】
好ましい方法において、トリクロロシランをTEEDAと、トリクロロシラン対TEEDAのモル比2:1〜5:1で、ジクロロメタンのような希釈用有機溶媒の存在下に、接触させ、次いで、第2の有機溶剤、例えばペンタンの添加により、ジクロロシラン及びTEEDAの錯体を沈殿させる。
【0016】
本発明方法は、0℃ないしトリクロロシランの沸点の温度範囲で実施できる。好ましいのは、この方法が15℃〜30℃の温度範囲で行われるときである。
【0017】
本発明方法で調製されたジクロロシラン及びTEEDAを含む錯体は加熱により解離し、この錯体からジクロロシランを回収することができる。次いで、このジクロロシランは、ジクロロシランを原料物質又は反応体として必要とする標準の反応及びプロセス中で使用される。
【0018】
ジクロロシランとTEEDAを含む本発明の錯体は、一般式RMgCl(ここにRはアルキル基又はアリール基である)で示されるグリニャール型試薬と反応させることもできる。前記R基は、メチル、エチル、プロピル、t−ブチル又はフェニルであり得る。ジクロロシラン及びTEEDAを含む錯体とグリニャール型試薬との反応は、クロロシランとグリニャール型試薬とを反応させるための当技術分野において公知の標準の方法によって行われる。
【0019】
ジクロロシラン及びTEEDAを含む錯体は、更に次式で示されるα,β−不飽和オレフィン性ニトリルと反応させて:
【0020】
【化1】
Figure 0003934186
【0021】
(ここに、各Yは独立に水素原子及び炭素原子数1〜8の低級アルキル基から選ばれる)シアノアルキルシランを形成することができる。前記不飽和オレフィン性ニトリルは、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、クロトノニトリル、エチルアクリロニトリル、1−シアノブテン−1又は2−シアノオクテン−1である。このジクロロシラン及びTEEDAを含む錯体は、0℃〜ジクロロシラン及びTEEDAを含む錯体の解離温度の範囲内の温度で、α,β−不飽和オレフィン性ニトリルと反応してシアノアルキルシランを形成する。好ましいのは、この反応が20℃〜50℃の範囲内の温度で行われるときである。
【0022】
【実施例】
(例1)
トリクロロシランがTEEDA及び塩化メチレンの存在下に再配分してジクロロシラン及びTEEDAを形成する能力を評価した。全ての反応は乾燥窒素のブランケットの下でガラスフラスコ中で行った。トリクロロシランは使用前に蒸留した。TEEDAはCaH2 の上で還流させ、次いで蒸留した。ジクロロメタンは使用の直前にP2 5 から蒸留した。フラスコ中に入れた物質の体積を表1に示す。諸物質はゴム隔膜を通して注射器によりフラスコに入れた。
【0023】
ジクロロメタンを最初にフラスコに入れ、次いでトリクロロシランを入れた。次いで、TEEDAをフラスコに入れ、フラスコ内容物を室温に冷却した。フラスコに入れたトリクロロシラン、TEEDA及びジクロロメタンの体積も表1に示す。次いで、ペンタンをフラスコに入れ、このフラスコ及びその内容物を−20℃で16時間貯蔵した。フラスコに入れたペンタンの体積を表1に示す。ペンタンの添加の間に結晶性沈殿が形成された。16時間後に、この液体を沈殿から除いた。この沈殿は融点101〜102℃であることが見いだされた。この沈殿は次のデータからジクロロシラン及びTEEDAの錯体であることが同定された: 1H NMR δ4.99(s,2H,SiH),δ2.91(q,8H,J=7.2Hz,CH2 CH3 ),δ2.78(s,4H,CH2 CH2 ),δ1.13(t,12H,J=7.2z,CH3 );13C NMR 48.5(br,CH2 CH3 ),47.57(m,CH2 CH2 ),10.0(b,CH2 CH3 );29Si NMR (−30℃),δ−120.2(d, JSiH=404 H3 )。
【0024】
ジクロロシランとTEEDAを含む錯体の収率%を表1に、添加したTEEDAがジクロロシランと錯体形成した%として表す。
【0025】
ジクロロシランとTEEDAを含む錯体をX線分析により測定すると、ジクロロシランの6配位体付加物で、TEEDAの両方の窒素がケイ素にキレートしていることが分かった。このジクロロシランとTEEDAを含む錯体は、窒素の下、室温で少なくとも2か月安定であり、ジクロロメタン及び1,2−ジクロロエタンの溶解性で、テトラヒドロフランに少し溶解性で、ペンタン及びヘキサンに不溶性であることが見いだされた。
【0026】
Figure 0003934186
【0027】
(例2)
ジクロロシランとTEEDAを含む錯体がアクリロニトリルをヒドロシリル化する能力を評価した。乾燥箱中で、例1に記載したようにして調製したジクロロシランとTEEDAを含む錯体を10mLの一口フラスコ中に入れた。このフラスコの口にゴム隔膜をはめ、このフラスコを乾燥箱から取り出した。ジクロロメタン(4.0mL)を、このフラスコに入れてジクロロシラン及びTEEDAを含む錯体を溶解し、次いで0.18mLのアクリロニトリルを加えた。この反応混合物を室温で攪拌し、表2に示す時期にNMRによる分析のために、サンプルを抜き出した。アクリロニトリル信号対生成物ピークを積分することにより、収率%を計算した。「転化%」の印を付けた欄はアクリロニトリルが生成物に転化した%を与える。表2において、生成物AはCl3 SiCH2 CH2 CNであり、生成物BはCl2 HSiCH2 CH2 CNであり、生成物CはClH2 SiCH2 CH2 CNである。
【0028】
Figure 0003934186
【0029】
(例3)
ジクロロシランとTEEDAを含む錯体がPhMgClと反応する能力を評価した。乾燥した箱の中で、例1に述べたようにして調製したジクロロシラン及びTEEDAを含む錯体3gを250mL2口フラスコ中に入れた。このフラスコを乾燥箱から取り出し、攪拌棒、コンデンサー及びゴム隔膜をはめた。次いで、10mLのCH2 Cl2 及び30mLのテトラヒドロフランを前記隔膜を通してフラスコ中に入れた。13.2mLのPhMgCl(Ph=フェニル)を含むグリニャール型試薬を、5分かけてこのフラスコに入れた。この反応を一夜混合し、次いで溶媒を蒸発により除いた。エーテル(30mL)を加えて生成物を溶解し、次いでHClを加えて未反応出発物質を分解し、水溶性TEEDA・2HClを形成した。得られた液体混合物をエーテルで抽出し、抽出物を蒸留して収量1.51gのPh2 SiH2 を得た。この同定は 1H NMR及び29Si NMRで測定した。
【0030】
(例4)
トリクロロシランとTEEDAの反応からの四塩化珪素の分離。100mL1口フラスコ中で、20mLのジクロロシラン及び11.4mLのトリクロロシランからなる混合物を形成した。次いで、6.0mLのTEEDAをこのフラスコに入れた。ペンタン(20mL)をこのフラスコに入れ、結晶性沈殿を形成させた。−20℃で16時間貯蔵した後、5.7gの沈殿を単離し、例1に記載した方法によりジクロロシラン及びTEEDAを含む錯体であることを同定した。反応フラスコから取り出した液体から揮発物を蒸留した。ペンタン、CH2 Cl2 及びHSiCl3 を、集めた揮発物から蒸留し、5.56gの残留液体を残した。残留液体の 1H NMR及び29Si NMRは、それモル比約103:38:1のSiCl4 :CH2 Cl2 :ペンタンを含んでいることを示した。

Claims (10)

  1. 次のことを含むトリクロロシランの再配分方法:
    (A)トリクロロシランをN,N,N′,N′−テトラエチルエチレンジアミンと接触させて、ジクロロシランとN,N,N′,N′−テトラエチルエチレンジアミンを含む錯体を形成し、そして
    (B)ジクロロシランとN,N,N′,N′−テトラエチルエチレンジアミンを含む錯体を回収すること。
  2. 前記方法が液相中で行われる請求項1の方法。
  3. 前記方法に加えられるトリクロロシラン対N,N,N′,N′−テトラエチルエチレンジアミンのモル比が0.1:1〜10:1の範囲にある請求項1又は2の方法。
  4. 前記トリクロロシランをN,N,N′,N′−テトラエチルエチレンジアミンと、得られる錯体が溶解するジクロロメタン又は1,2−ジクロロエタンから選ばれる有機溶媒の存在下で接触させる請求項2の方法。
  5. 前記方法に加えられる有機溶媒の体積が、トリクロロシラン及びN,N,N′,N′−テトラエチルエチレンジアミンの合計全体積の0.3体積ないし等しい体積である請求項4の方法。
  6. ジクロロシラン及びN,N,N′,N′−テトラエチルエチレンジアミンを含む前記錯体の回収が、前記錯体の沈殿を行わせるヘキサン、ペンタン及びテトラヒドロフランからなる群から選ばれる有機溶剤を用いて沈殿させることにより行われる請求項2の方法。
  7. 前記トリクロロシランを、0℃ないしトリクロロシランの沸点の範囲内の温度でN,N,N′,N′−テトラエチルエチレンジアミンと接触させる請求項1の方法。
  8. ジクロロシラン及びN,N,N′,N′−テトラエチルエチレンジアミンを含む錯体を、式RMgCl(ここに、Rはアルキル基又はアリール基である)で示される試薬と接触させることを含む、オルガノシランの形成方法。
  9. ジクロロシラン及びN,N,N′,N′−テトラエチルエチレンジアミンを含む錯体を、式YCH=C(Y)CN(ここに、各Yは独立に水素原子及び炭素原子数1〜8の低級アルキル基から選ばれる)で示されるα,β−不飽和オレフィン性ニトリルと接触させることを含む、シアノアルキルシランを形成する方法。
  10. 前記不飽和オレフィン性ニトリルが、アクリルニトリル、メタクリロニトリル、クロトノニトリル、エチルアクリロニトリル、1−シアノブテン−1及び2−シアノオクテン−1からなる群から選ばれる請求項9の方法。
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