JP3933991B2 - 凝集分離装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水処理分野において、処理水濁度により凝集反応槽からの混合物引抜量及び凝集反応槽への添加物供給量を制御できるようにした凝集分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の水処理分野における凝集沈殿処理では、上水処理分野の場合、無機凝集剤(PAC、硫酸バンド等)を使用し、下水等の排水処理分野の場合には凝集剤添加型活性汚泥法で無機凝集剤を、また、高度処理では無機凝集剤を併用している例がある。上水分野における水質管理では連続的に濁度を測定し、それを指標として管理するのが一般的である。水質を管理する上で相対的に濁度が上昇すれば処理水質が悪化したとみなし、濁度悪化の検知時に凝集剤の注入量を変化させて対応している。添加物を用いた凝集沈殿処理の場合も同様の運転を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の凝集沈殿処理設備において、添加物を用いた処理の場合、被処理液(原水)濁度と凝集剤注入量、添加物の添加率のバランスが崩れた際に処理水として添加物を含んだフロックが流出してしまうという課題があった。すなわち、濁度計指示値は、添加物か濁質に起因するフロックかの見分けがつかないので、その対策として添加物の流出特性を把握する手段が望まれている。
【0004】
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、固液分離槽での処理水濁度に応じて凝集反応槽内の混合物濃度を適正に制御することにより、処理性能を向上させて添加物を含んだフロックが流出することのない凝集分離装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る凝集分離装置は、被処理液に含まれた懸濁物質等を凝集処理する凝集反応槽と、この凝集反応槽からの流出水を固液分離する固液分離槽と、添加物を回収し排出する添加物回収器とからなる凝集分離装置において、前記固液分離槽で固液分離した水の濁度を計測する濁度計と、この濁度計に連結した演算器と、前記凝集反応槽の添加物濃度調整用の混合物引抜手段と、添加物供給手段とを設け、前記濁度計による測定濃度に応じ混合物引抜手段および/または添加物供給手段を適正に制御するものである。
【0006】
本発明に係る凝集分離装置は、固液分離槽に添加物流出防止手段を設けたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による凝集分離装置を概略的に示すフロー図である。
同図において、1は原水導入管、2はその原水導入管1から懸濁物質等を含んだ被処理液(原水)を導入する凝集反応槽であり、この凝集反応槽2内に流入した被処理液には、凝集剤供給手段3から凝集剤が添加され、また、添加物供給手段4から砂等の不溶性添加物が供給されるようになっている。5は凝集反応槽2から混合物を引き抜く混合物引抜手段、6は前記凝集反応槽2からの流出水を固液分離する固液分離槽、7は固液分離槽6から分離物を引き抜く分離物引抜手段としてのポンプ、8は返送管、9は添加物回収器であり、この添加物回収器9は、ポンプ7から返送管8を介して返送された分離物に含まれる添加物を分離回収し、その回収添加物を凝集反応槽2に返送し且つ分離汚泥を系外に排出するものである。
【0008】
10は固液分離槽6の処理水濁度を測定する濁度計、11はその濁度計10から濁度測定値信号を入力して処理水に含まれた添加物の適正量を換算する演算器である。この演算器11は、濁度計10からの入力信号による濁度測定値に基づいて処理水中の添加物含有量が適正量か否かを判断する判断機能を有し、その判断の結果、添加物含有量が適正でない場合に、その適正化を図るための添加物供給量および/または混合物引抜量を換算した結果の制御信号を添加物供給手段4および/または混合物引抜手段5に出力するものである。なお、濁度計の設定位置は処理水の濁度が測定可能なところなら場所は選ばない。
【0009】
以上において、前記混合物とは、凝集汚泥と添加物とが混ざった物(凝集フロック)を指すものである。また、前記添加物としては、砂に近似する比重2〜8の範囲である有機系や無機系の物質、例えば、微粒砂や酸化ジルコニウムやガーネットなどが挙げられる。さらに、添加物供給手段4は、定量フィーダ供給やスラリー供給あるいはドライ供給等、添加物を凝集反応槽2内に速やかに供給できるものであれば、如何なるものでも良い。混合物引抜手段5としては、例えば凝集反応槽2内に掻寄機を設置し、混合物を掻き寄せてポンプで引き抜くか、または凝集反応槽2の底部および/または側面下部にバルブを取り付け、その開閉により混合物を引き抜くという手段など速やかに混合物が引き抜けるものであれば、如何なるものでもよい。添加処理の対象となる物質は、懸濁物質、COD成分、リン成分など凝集反応する物質が挙げられる。
【0010】
次に動作について説明する。
原水導入管1から凝集反応槽2内に流入した被処理液には、凝集剤供給手段3から無機系や有機系の凝集剤が添加されると共に、添加物供給手段4から砂等の不溶性微粒物質からなる分離促進用の添加物が供給される。これにより、凝集反応槽2では、被処理液(原水)に含まれた懸濁物質(汚泥)などが、凝集剤と添加物により凝集されフロックが生成される。その添加物を含んだフロックは次の固液分離槽6に移流し、この固液分離槽6で添加物を含んだ分離物と処理水とに分離され、分離物はポンプ7で引き抜かれ返送管8を介して添加物回収器9に送られる。この添加物回収器9では、分離物に含まれた添加物が分離され、その添加物は凝集反応槽2内に戻されると共に、添加物が分離された汚泥は系外に排出される。
【0011】
一方、前記固液分離槽6で分離物と分離された処理水は系外に排出されるが、このとき、その固液分離槽で固液分離した水の濁度が濁度計10によって測定される。ここで、濁度計10による濁度指示値は、原水濁度がほぼ一定で、処理水中に添加物を含まない場合は安定した値を示す。しかし、原水濁度の変動時や凝集剤注入量のバランスが崩れ、処理水中に添加物を含んだフロックが流出すると指示値は大きく変動する傾向を示す。この変動はフロックが断続的に流出することに起因する。
【0012】
そこで、演算器11は、濁度計10からの入力信号による濁度測定値を、処理水中の添加物含有量に換算し、その換算値が処理水中の添加物含有量として適正量か否かを設定値(処理水に含まれる添加物の適正量設定値)との比較で判断する。そして、処理水中の添加物が不足と判断した時には、演算器11の出力信号で添加物供給手段4を稼動させることにより、不足分の添加物が凝集反応槽2内に供給される。一方、処理水中の添加物が過剰と判断した時には、演算器11の出力信号で混合物引抜手段5を稼動することにより、凝集反応槽2から添加物過剰分に応じた量の混合物が引き抜かれる。したがって、固液分離槽6から排出される処理水は濁度が安定したものとなって高濁度の処理水の流出を防ぐことができる。
【0013】
以上説明した実施の形態1によれば、固液分離槽6で固液分離された水の濁度を濁度計10で計測した濁度指示値の挙動を追い、その濁度計10による濁度測定信号を演算器11が入力して処理水中の添加物含有量が適正量か否かを判断し、その判断の結果、添加物含有量が適正でない場合に、その適正化を図るための添加物供給量および/または混合物引抜量に換算した結果の制御信号で添加物供給手段4または混合物引抜手段5を稼動させるように構成したので、固液分離槽6から排出される処理水の濁度(添加物濃度)を適正化してフロックの流出を防止することができるとともに、常に安定した水質を得ることができるという効果がある。
【0014】
実施例1.
次に、上記実施の形態1による凝集分離装置の実施運転を行った結果について説明する。なお、この実施例では、添加物供給手段4として定量フィーダを使用し、混合物引抜手段5としては凝集反応槽2内に掻寄機を設けて混合物を掻き寄せてポンプで引き抜いた。
その他の実施条件は以下の通りである。
原水;下水処理場の最初沈殿池の流入水
原水流量;2880m3/日(120m3/h)
固液分離槽上昇速度;120m/h
無機凝集剤;PAC添加率10mg/L(AL2O3として)
高分子凝集剤;アニオン系高分子凝集剤添加率1mg/L
添加物;微粒砂
【0015】
はじめに微粒砂量と処理水濁度の基本特性について述べる。
図2〜図4は微粒砂量の変化による原水濁度と処理水濁度の変化を示したもので、これらの図から処理水濁度の変化は原水濁度によるものではないことが分かる。図2から微粒砂が不足している場合は2〜3分で濁度変動が2NTU以上変動する場合、微粒砂が不足と判断し、微粒砂を供給する。図3から微粒砂が適正量であれば処理水濁度は安定して推移する。図4から微粒砂が過剰の場合は10〜15分で濁度変動が5NTU程度の場合、微粒砂が過剰であると判断し、混合物を引き抜く。
上記実施例1では、制御の指標とする濁度計の変動幅の2〜3分で2NTU以上、10〜15分で5NTU程度の変動を指標として制御を行ったが、要求される処理水質、装置の構造、流入水水質、流入水量など加味されるので、現場よって違う値になることもある。
【0016】
図2の処理水濁度の変化は微粒砂量が少ないため、比重の小さなフロックが処理水中にキャリーオーバーし、キャリーオーバーしたフロックを濁度計が検知した時に計測濁度が上昇する。
図3は微粒砂量が適正量のため、処理水濁度の変化は殆ど無い。
図4の処理水濁度の変化は微粒砂量が多いため、処理状態が悪化して濁度が上昇し、濁度値のうねりのような変動があったと考えられる。
【0017】
図5に処理水濁度とSSおよび砂分の関係を示す。処理水濁度10NTUまではSSが増加しても砂分は増加しないが、処理水濁度10NTU以上になると処理水濁度の増加につれて砂分も増加することが分かる。
【0018】
本発明の凝集分離装置を連続運転することで、凝集反応槽2に対して自動的に微粒砂の追加供給、混合物の引き抜きを行い、固液分離槽6から排出される処理水を濁度計10で測定して、その濁度計指示値の挙動を追い、濁度計10からの信号を演算器11で換算し、その換算結果の制御信号を添加物供給手段4あるいは混合物引抜手段5に出力した。そして、添加物供給手段4から凝集反応槽2内に微粒砂を供給し、または混合物引抜手段5で凝集反応槽2内から混合物を引き抜いた。
【0019】
図6に処理水濁度の濁度計指示値の挙動および処理水中の砂分の挙動と処理水のSSの挙動と混合物の引抜、微粒砂の追加の関係を示す。
運転開始時に凝集反応槽2内の微粒砂濃度が6,000mg/Lになるように入れた。そして、処理水濁度の増減に応じて混合物の引抜、微粒砂の追加を行った。その結果、運転時間15分後に濁度計指示値は2〜3分で2〜3NTU変動した。その濁度計の信号により、運転時間18分後に添加物供給手段4から凝集反応槽2内に微粒砂を60Kg投入したところ、運転時間25分後に濁度計10の指示値は6〜7NTUで安定した推移を示した。その濁度計10の指示値が10〜15分間で10NTU程度変動した。その濁度計10の出力信号により運転時間60分後に混合物引抜手段5から混合物を120Kg引き抜いたところ、運転時間65分後に濁度計指示値は6〜7NTUで推移した。
【0020】
また、処理水濁度が6〜7NTUの安定した推移を示したときは、処理水中の砂分は5〜10mg/Lの範囲であった。濁度計指示値が2〜3分間で2〜3NTU変動した時は、処理水中の砂分は20mg/L程度であり、処理水濁度が6〜7NTUに安定するまで10分間であった。濁度計指示値が10〜15分間で10NTU程度変動した時は、処理水中の砂分は20〜25mg/L程度であった。処理水濁度が6〜7NTUに安定するまで15分間であった。
これらの結果から、従来は濁度が高くなった場合、対応までを、経験により行っており、時間を要していたが、本発明では濁度計で常に測定しているので、濁度の変動に対して早い対応ができ5〜15分という短い時間で安定した濁度に戻すことができた。
【0021】
実施の形態2.
図7は本発明の実施の形態2による凝集分離装置を概略的に示すフロー図であり、図1と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
図7において、12は固液分離槽6内の処理水出口近傍に設置したブロワであり、このブロワ12は、固液分離槽6からの添加物流出を防止するための添加物流出防止手段として機能するものである。
【0022】
この実施の形態2では、固液分離槽6内の処理水出口部分がブロワ12で曝気・撹拌されることにより、固液分離槽6から排出される処理水に追従して添加物が流出するようなことがなくなり、処理性能をさらに向上させることができるという効果がある。
【0023】
実施例2.
次に、上記実施の形態2による凝集分離装置の実施運転を行った結果について説明する。
図8に添加物流出防止手段としてブロワ12を使用し、このブロワ12で固液分離槽6の処理水出口部分を曝気・撹拌した時の処理水濁度計10の濁度指示値の挙動および処理水中の砂分の挙動と処理水のSSの挙動と混合物の引抜、微粒砂の追加の関係を示す。
運転開始時に凝集反応槽2内の微粒砂濃度が6,000mg/Lになるように入れた。そして、処理水濁度の増減に応じて混合物の引抜、微粒砂の追加を行った。この場合、ブロワ12は常時運転させた。その結果、運転時間10分後に濁度計指示値は2〜3分で2〜3NTUに変動した。その濁度計の信号により、運転時間13分後に添加物供給手段4から微粒砂を30Kg投入したところ、運転時間18分後に濁度計10の指示値は6〜7NTUで安定した推移を示した。その濁度計10の指示値が10〜15分間で10NTU程度変動した。その濁度計10の出力信号により運転時間50分後に混合物引抜手段5から混合物を120Kg引き抜いたところ、55分後に濁度計指示値は6〜7NTUで推移した。
【0024】
また、処理水濁度が6〜7NTUの安定した推移を示したときは、処理水中の砂分は5〜10mg/Lの範囲であった。濁度計指示値が2〜3分間で2〜3NTU変動した時は、処理水中の砂分は20mg/L程度であり、処理水濁度が6〜7NTUに安定するまで5分間であった。濁度計指示値が10〜15分間で10NTU程度変動した時は、処理水中の砂分は20〜25mg/L程度であった。処理水濁度が6〜7NTUに安定するまで10分間であった。
これらの結果から、従来は濁度が高くなった場合、対応までを、経験により行っており、時間を要していたが、本発明では、濁度計が常に測定しているので、濁度の変動に対して早い対応ができるので、5〜10分という短い時間で安定した濁度に戻すことができた。
【0025】
このように、添加物供給手段4を用いると処理水中の砂分が流出しても、短時間で良好な処理水が得られるようになり、且つ添加物供給量も減少した。また、凝集反応槽2に砂分が蓄積しても、混合物引抜手段5を用いることで短時間で良好な処理水が得られるようになった。さらには、固液分離槽6の処理水出口部分に添加物流出防止手段(ブロワ)12を設置し、曝気・撹拌などを行うことにより、処理水中のSS、砂分ともに減少し、添加物の流出を防止するとともに処理水質改善に効果があることを示した。添加物流出防止手段としては、固液分離槽の処理水出口部分にブロワにより曝気・撹拌し、流出フロック中の微粒砂を剥離し、微粒砂を流出前に沈殿させた。
なお、この実施の形態2および実施例2では、添加物流出防止手段としてブロワ12を用いたが、撹拌羽根でもそのほか処理水に衝撃を加えられる手段であればよい。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、凝集反応槽と、固液分離槽と、添加回収手段とからなる凝集分離装置において、濁度計と、演算器と、混合物引抜手段と、添加物供給手段とを備え、固液分離槽から流出する処理水の濁度を濁度計で測定し、その濁度計による濁度測定信号を入力する演算器によって、処理水の添加物含有量を適正化すべく凝集反応槽に対する添加物供給量および/または混合物引抜量に換算し、その換算結果の制御信号で添加物供給手段または混合物引抜手段を稼動させるように構成したので、濁度を濁度計で常に測定していることにより、濁度の変動に対して早い対応ができ、このため、固液分離槽から排出される処理水の濁度を短時間で適正化して高濁度な処理水の流出を防止することができるとともに、常に安定した水質を得ることができ、処理水質の自動管理を実現できるなどの効果がある。このように、凝集反応槽の添加物の供給、引き抜きが適正に安定して行われるので、固液分離槽からの処理水質が良好に保て、公共用水域の水質保全、すなわち、濁度の改善が行える。また、自動管理できるので、維持管理が容易となり、無人運転が可能となる。
【0027】
また、本発明によれば、固液分離槽に添加物流出防止手段を設けたので、その添加物流出防止手段によって、固液分離槽の処理水出口付近の処理水に含まれた添加物を固液分離槽内で強制降下させることが可能となり、このため、さらに短時間で良好な処理水が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による凝集分離装置を概略的に示すフロー図である。
【図2】図2(a)は微粒砂が少ない時の原水濁度の変化を示し、図2(b)はその時の処理水濁度の変化を示すグラフ図である。
【図3】図3(a)は微粒砂が適正量時の原水濁度の変化を示し、図3(b)はその時の処理水濁度の変化を示すグラフ図である。
【図4】図4(a)は微粒砂が多い時の原水濁度の変化を示し、図4(b)はその時の処理水濁度の変化を示すグラフ図である。
【図5】処理水濁度とSSおよび砂分との関係を示すグラフ図である。
【図6】濁度計の処理水濁度指示値の挙動および砂分と混合物の引抜、微粒砂の追加の関係を示すグラフ図である。
【図7】本発明の実施の形態2による凝集分離装置を概略的に示すフロー図である。
【図8】本発明の実施の形態2による凝集分離装置の運転に基づく濁度計の処理水濁度指示値の挙動および砂分と混合物の引抜、微粒砂の追加の関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 原水導入管
2 凝集反応槽
3 凝集剤供給手段
4 添加物供給手段
5 混合物引抜手段
6 固液分離槽
7 ポンプ
8 返送管
9 添加物回収器
10 濁度計
11 演算器
12 ブロワ(添加物流出防止手段)
Claims (2)
- 懸濁物質等を凝集処理する凝集反応槽と、この凝集反応槽からの流出水を固液分離する固液分離槽と、添加物を回収し排出する添加物回収器とからなる凝集分離装置において、前記固液分離槽で固液分離した水の濁度を計測する濁度計と、この濁度計に連結した演算器と、前記凝集反応槽の添加物濃度調整用の混合物引抜手段と、添加物供給手段とを設けたことを特徴とする凝集分離装置。
- 固液分離槽には添加物流出防止手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の凝集分離装置。
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