JP3933816B2 - 被検物温度制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検物温度制御装置に関し、詳細には、被検物を干渉計を用いて3次元的に測定する際に、当該被検物を一定温度に温度制御する被検物温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、レーザプリンタやカメラ等の光学機器に使用される光学レンズの材料としてプラスチックを用いることが多くなっている。プラスチック成形レンズは、ガラス研磨レンズに比較して、コスト低減や非球面レンズの製作性に優れ、安価であるというメリットがある。
【0003】
しかし、その反面、ガラスレンズに比べ製造上、屈折率分布が不安定でレンズの内部に不均一性を生じることがある。レンズ内部に不均一性があると、光学特性に大きな影響を及ぼし、画質の劣化やボケといった原因につながる。したがって、レンズ内部の屈折率分布を高精度に測定し、光学レンズの均質性を評価する必要がある。
【0004】
そこで、本出願人は、先に提案した特開平8−122210号において、被検物を試液中に浸した状態で光軸と直交する軸を中心に回転させ、複数の回転角位置の各々で干渉縞の解析を行い、これらの干渉縞から透過波面量を算出し、てこれを一次フーリエ変換し、さらに、二次元逆フーリエ変換を行って屈折率の分布を求める方法を提案している。
【0005】
すなわち、図6に示す装置は、マハツェンダ型の干渉計を基本構成としており、可干渉光としてのレーザー光を射出する光源1、ビームエキスパンダ3、光束分割用のビームスプリッタ5、2つの反射ミラー7、9、光束重畳用のビームスプリッタ11、結像レンズ13、CCD(Charge Coupled Device )等からなる干渉縞検出器15及び高速画像処理装置、マイクロコンピュータ等からなる演算処理装置17とを備えている。この装置のうち、光源1から結像レンズ13までで、干渉計を構成している。
【0006】
光源1から出射されるレーザー光は、ビームエキスパンダ3によって光束径が拡大され、ビームスプリッタ5によって、ビームスプリッタ5を直進して参照波aとなるレーザー光束と、ビームスプリッタ5で直角に屈折して被検物Aとしての位相物体を透過する被検波bとなるもう一つのレーザ光束とに分割される。参照波aと被検波bとは、ほぼ1:1となるようになっている。
【0007】
反射ミラー7は、ピエゾ素子等による電気−変位変換素子19により支持され、位相シフト法による干渉縞解析を行うために、参照波aの光路長を波長のオーダで変更できるように配置されている。
【0008】
参照波aは、反射ミラー7で反射され、ビームスプリッタ11に達し、他方の被検波bは、被検物Aを透過して反射ミラー9で反射され、ビームスプリッタ11に達して参照波aと重なり合うが、電気−変位変換素子19により参照波aと被検波bとの光路長には、nπ/2の位相の差ができるように調整される。
【0009】
参照波aと被検波bはビームスプリッタ11で重畳され、ビームスプリッタ11から射出されて結像レンズ13に入射し、干渉縞検出器15の撮像面に干渉縞を結像する。干渉縞検出器15にはリニアCCDやアレイ状のセンサが用いられている。
【0010】
被検物Aの屈折率は、空気の屈折率とは大きく相違しており、被検物の入射面と射出面とが平行でない限り、被検物Aを透過した被検波bは、不規則に収束・発散する。一方、干渉計で干渉縞を結像させるには、被検波bは、ほぼ平行な光束となっている必要がある。そこで、被検物Aがどのような形状であっても、被検物Aを透過した被検波bがほぼ平行光束とするように、次のような構成としている。
【0011】
すなわち、被検物Aを、被検波bの光路の途中に設けられた容器状のセル21内に設置している。セル21内には、その屈折率が被検物Aの屈折率とほぼ同一に調合された試液Bを満たしてある。なお、被検物Aは、回転台23上に載置され、回転台23は、図示しないサーボモータなどにより、被検波bに対して直交する軸を中心に任意の角度だけ回転自在である。セル21の両端、すなわち、被検波bの入射窓25と射出窓27は互いに平行で、かつ、それぞれに面精度が高いオプチカルフラット29、31を取り付けて液密にシールドしている。したがって、被検物Aと試液Bで充填されたセル21は、全体として均一な屈折率の物体となり、かつ、入射面と射出面とが平行なので、セル21内を透過した被検波bは、ほぼ平行な光束となって射出されるようになる。
【0012】
干渉縞像は、干渉縞検出器15で検出され、光電変換されて電気的な画像信号となり、A/D変換器33によってA/D変換された後、演算装置17に入力される。なお、演算装置17は、位相シフト法などによる干渉縞像の解析によって透過波面の計測演算を行う透過波面計測部35を含んでいる。
【0013】
次に、上述の構成よりなる測定装置を利用して被検物Aの屈折率を計測する方法を説明する。
【0014】
まず、被検物Aを回転台23にセットしない状態で、干渉縞検出器15の出力する干渉縞像の画像信号を演算処理装置17に取り込んで演算処理装置内部の透過波面計測部35により干渉縞像の解析を行い、初期状態の透過波面の計測を行う。この計測結果に基づいて測定装置自身の定常的な誤差成分を排除する初期処理を行う。
【0015】
次に、回転台23に被検物Aをセットして、回転台23がθ=0の位置(基準となる位置)で干渉縞検出器15の撮像面に干渉縞を結像し、干渉縞検出器15が出力する干渉縞像の画像信号を演算処理装置17に取り込んで干渉縞像の解析を行う。
【0016】
回転台23が初期回転位置にある透過波面の計測では、干渉縞像の解析結果は被検物Aの厚み方向(光軸方向)に積算されており、これだけでは屈折率の不均一部分の空間的な位置を特定することができない。
【0017】
そこで、回転台23を初期回転位置より、図6に矢印で示すように、所定角度回転させ、回転台23上の被検物Aを被検波bの光軸に対して変化させる。このように被検物Aが回転変位しても干渉縞像は干渉縞検出器15の撮像面に結像する。この状態下において干渉縞検出器15が出力する干渉縞像の画像信号を演算処理装置17に取り組んで透過波面の計測を行う。上記方法で、例えば、1゜刻みで、180゜(π)あるいは360゜(2π)の方向から複数回にわたって干渉縞を形成し、この透過波面を計測して、コンピュータ、すなわち、演算処理装置17上で再合成する。この画像の再構成は、公知のX線CT(Computed Tomography )解析の手法を用いて行うことができる。
【0018】
図7は、CT法の原理を示すものであり、角度θから入射した被検波による透過波面のデータp(x、θ)を変数xについて一次元フーリエ変換すると、求めるべき屈折率の分布Δn(x、y)の二次元フーリエ変換の極座標表現におけるθ方向成分が得られる。
【0019】
すなわち、0≦θ≦2π、または、0≦θ≦πの角度範囲にわたって透過波面を計測し、その透過波面データを一次元フーリエ変換し、フーリエ変換された各断面の極座標データP(x、θ)を直交座標データに変換し、その後二次元逆フーリエ変換し、さらに屈折率に変換することにより、被検物Aの三次元屈折率分布を再構成することができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記屈折率分布の測定装置にあっては、試液が入れられ被検物が当該試液中に保持されるセルが、空気中に載置されていたため、回りの空気や測定用のレーザ光による発熱等の影響を受けて、被検物の浸されている試液の温度が徐々に上昇し、試液の屈折率が変化する。
【0021】
すなわち、被検物の収納されているセル中の試液は、温度変化が小さいと、その屈折率の変化も小さく、温度変化に影響されることなく干渉縞の測定を行うことができるが、温度変化がある程度大きくなると、屈折率の変化も大きくなり、被検物を透過した被検波の平行度が乱れて、干渉縞の結像が困難になる。
【0022】
したがって、測定中の試液の温度変化を一定の範囲内に制御し、試液の屈折率と被検物の屈折率の差を小さくすることが屈折率分布の測定において重要であるが、上記屈折率分布の測定装置にあっては、外気温度やレーザー光等の発熱の影響を受けやすく、改良の必要があった。
【0023】
そこで、請求項1記載の発明は、内部に被検物が保持され当該被検物とその屈折率がほぼ同等の試液が入れられて当該保持された被検物に照射される光の入射窓と出射窓が相互に平行に形成されたセルと、前記セルの外側に当該セルとの間に所定の循環液の入れられる液室を画成する状態で形成され、当該液室への循環液の注入口と排出口の形成された外容器と、前記セルの入射窓と前記外容器外を連通して前記光を前記外容器外から前記セルに導入し、前記セルの出射窓と前記外容器外を連通して前記セルから出射される前記光を前記外容器外に出射させる光導管と、前記セル内の被検物を前記入射される光の光軸と直交する軸周りに回転可能に保持する保持手段と、前記保持手段を介して前記被検物を前記軸回りに回転させる回転駆動手段と、前記外容器の前記注入口と前記排出口に接続され前記液室との間で前記循環液を循環させ、当該循環液を所定温度に温度調整する液体温度制御手段と、を備え、前記光導管は、前記セルと一体形成され、前記液室は、前記セルと前記外容器との間に形成された隔壁により複数の小液室に分割されているとともに、当該小液室が、隣接する前記隔壁間で交互に上部と下部となるように形成された連通孔により、前記循環液が前記セルの外壁に接しつつ上下方向へ蛇行して流れる状態で相互に連通し、かつ、前記注入口および排出口に連通する流路を形成するように構成されていることにより、光導管とセルとが一体形成であることから組立にネジやその他の部品を必要としないだけでなく、光導管とセルとの間の機密性を保つためのパッキング構造を必要とせず、液室内の凹凸が少なく、セルと循環液の接触面積が増加し、前記流路を備えたことにより液体温度制御手段で温度調節された循環液が液室内をスムーズに流れ、セル内の試液の温度を液室内の循環液で短時間にかつ安定して一定温度に調整して、被検物の測定精度を向上させることのできる被検物温度制御装置を提供することを目的としている。
【0024】
請求項2記載の発明は、前記注入口と排出口は、その断面積(循環液が流れる方向に直交する断面積)が前記液室の断面積(循環液が流れる方向に直交する断面積)との差が小さくなるよう形成することにより、液室に分割された液室の断面積と注入口及び排出口の断面積との間の差を少なくし、循環液の流れに生じる圧力損失を減少させ、熱伝達を促進させて、試液の温度をより一層短時間に安定化させて、測定効率をより一層向上させるとともに、被検物の測定精度をより一層向上させることのできる被検物温度制御装置を提供することを目的としている。
【0025】
請求項3記載の発明は、光導管は、前記外容器と一体形成することにより、組立にネジやその他の部品を必要としないだけでなく、光導管と外容器との機密性を保つためのパッキング構造を不要として、循環液の液室内での流れをよりスムーズして、セル内の試液の温度を液室内の循環液でより短時間にかつ安定して一定温度に調整するとともに、入射窓と出射窓をセルに直接取り付けて、窓の平行性を高精度に保ち、被検物の測定精度をより一層向上させることのできる被検物温度制御装置を提供することを目的としている。
【0026】
請求項4記載の発明は、セルと外容器を、同心の二重の円筒形状に形成することにより、被検物をセル内に収納して回転させることのできる最低限度の大きさにセルの大きさを設定して作製することにより、セル内に入れる試液の量を最小限に押さえることができるとともに、セルと外容器との間に形成される液室が角部のない円筒形状となって、循環液がスムーズに流れて、試液の温度をより一層短時間にかつ安定して一定温度に調整し、測定効率を向上させるとともに、被検物の測定精度をより一層向上させることのできる被検物温度制御装置を提供することを目的としている。
【0027】
また、回転駆動手段による被検物の回転軸を、二重の円筒形状のセルと外容器の軸方向と一致させることにより、被検物温度制御装置、特に、セルや外容器等を分解することなく、被検物の交換を可能とし、複数の被検物の測定効率をより一層向上させ、被検物の測定精度をより一層向上させることのできる被検物温度制御装置を提供することが可能となる。
【0028】
請求項1記載の発明では、循環液がセルの外壁に接しつつ上下方向へ蛇行して流れることにより、循環液の流れの圧力損失がより一層減少し、熱伝達が促進され、試液の温度をより一層短時間に安定化させて、測定効率をより一層向上させ、被検物の測定精度をより一層向上させることができる。
【0029】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の被検物温度制御装置は、内部に被検物が保持され当該被検物とその屈折率がほぼ同等の試液が入れられて当該保持された被検物に照射される光の入射窓と出射窓が相互に平行に形成されたセルと、前記セルの外側に当該セルとの間に所定の循環液の入れられる液室を画成する状態で形成され、当該液室への前記循環液の注入口と排出口の形成された外容器と、前記セルの入射窓と前記外容器外を連通して前記光を前記外容器外から前記セルに導入し、前記セルの出射窓と前記外容器外を連通して前記セルから出射される前記光を前記外容器外に出射させる光導管と、前記セル内の被検物を前記入射される光の光軸と直交する軸周りに回転可能に保持する保持手段と、前記保持手段を介して前記被検物を前記軸回りに回転させる回転駆動手段と、前記外容器の前記注入口と前記排出口に接続され前記液室との間で前記循環液を循環させ、当該循環液を所定温度に温度調整する液体温度制御手段と、を備え、前記光導管は、前記セルと一体形成され、前記液室は、前記セルと前記外容器との間に形成された隔壁により複数の小液室に分割されているとともに、当該小液室が、隣接する前記隔壁間で交互に上部と下部となるように形成された連通孔により、前記循環液がセルの外壁に接しつつ上下方向へ蛇行して流れる状態で相互に連通し、かつ、前記注入口および排出口に連通する流路を形成するように構成されていることにより、上記目的を達成している。
【0030】
上記構成によれば、内部に被検物が保持され当該被検物とその屈折率がほぼ同等の試液が入れられて当該保持された被検物に照射される光の入射窓と出射窓が相互に平行に形成されたセルの外側に当該セルとの間に所定の循環液の入れられる液室を画成する状態で形成され、当該液室への循環液の注入口と排出口の形成された外容器を設け、セル内の被検物を外容器外から光導管を通して入射される光の光軸と直交する軸周りに回転可能に保持し、被検物を軸回りに回転させ、外容器の注入口と排出口に接続された液体温度制御手段で、液室との間で循環液を循環させ当該循環液を所定温度に温度調整するので、セルと光導管が一体形成であることから組立にネジやその他の部品を必要としないだけでなく、セルと光導管との間の機密性を保つためのパッキング構造を必要とせず、液室内の凹凸が少なく、セルと循環液の接触面積が増加するとともに、液体温度制御手段で温度調節された循環液が流路を介してスムーズに流れ、セル内の試液の温度を液室内の循環液で短時間にかつ安定して一定温度に調整することができ、被検物の測定精度を向上させることができる。
【0031】
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記注入口と排出口は、その前記断面積が前記液室の前記断面積との差が小さくなるよう形成されていることが好ましい。
【0032】
上記構成によれば、液室の断面積と注入口及び排出口の断面積との間の差を少なくしているので、循環液の流れに生じる圧力損失を減少させ、熱伝達を促進させて、試液の温度をより一層短時間に安定化させて、測定効率をより一層向上させることができ、被検物の測定精度をより一層向上させることができる。
【0033】
また、例えば、請求項3に記載するように、前記光導管は、前記外容器と一体形成されていてもよい。
【0034】
上記構成によれば、光導管を、外容器と一体形成しているので、光導管と外容器との機密性を保つためのパッキング構造を不要として、循環液の液室内での流れをよりスムーズして、セル内の試液の温度を液室内の循環液でより短時間にかつ安定して一定温度に調整することができるとともに、入射窓と出射窓をセルに直接取り付けて、窓の平行性を高精度に保つことができ、被検物の測定精度をより一層向上させることができる。
【0035】
さらに、例えば、請求項4に記載するように、前記セルと前記外容器は、同軸の二重の円筒形状に形成されていてもよい。
【0036】
上記構成によれば、セルと外容器を、同心の二重の円筒形状に形成しているので、被検物をセル内に収納して回転させることのできる最低限度の大きさにセルの大きさを設定して作製することにより、セル内に入れる試液の量を最小限に押さえることができるとともに、セルと外容器との間に形成される液室が角部のない円筒形状となって、循環液がスムーズに流れて、試液の温度をより一層短時間にかつ安定して一定温度に調整することができ、測定効率を向上させることができるとともに、被検物の測定精度をより一層向上させることができる。
【0037】
また、前記回転駆動手段による前記被検物の回転軸は、前記二重の円筒形状のセルと外容器の軸方向と一致していてもよい。
【0038】
このようにすることにより、回転駆動手段による被検物の回転軸を、二重の円筒形状のセルと外容器の軸方向と一致させているので、被検物温度制御装置、特に、セルや外容器等を分解することなく、被検物を交換することができ、複数の被検物の測定効率をより一層向上させることができ、被検物の測定精度をより一層向上させることができる。
【0039】
さらに、請求項1に記載するように、記液室は、前記セルと前記外容器との間に形成された隔壁により複数の小液室に分割されているとともに、当該小液室が、隣接する前記隔壁間で交互に上部と下部となるように形成された連通孔により、前記循環液が前記セルの外壁に接しつつ上下方向へ蛇行して流れる状態で相互に連通し、かつ、前記注入口および排出口に連通する流路を形成するように構成されている。
【0040】
従って、循環液の流れの圧力損失をより一層減少させて、熱伝達を促進させることができ、試液の温度をより一層短時間に安定化させて、測定効率をより一層向上させることができるとともに、被検物の測定精度をより一層向上させることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0042】
図1〜図5は、本発明の被検物温度制御装置の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の被検物温度制御装置の一実施の形態を適用した被検物温度制御装置100の斜視図である。
【0043】
図1において、被検物温度制御装置100は、外壁ケース101内に、図2に示す円筒形状の本体ケース(外容器)102が収納されており、外壁ケース101と本体ケース102との間には、断熱材103が詰め込まれている。
【0044】
本体ケース102の内部には、図3に示す円筒形状のセル104が本体ケース102と同軸に形成されており、セル104は、本体ケース102と一体形成された一体構造となっている。また、セル104の底は、図示しないが、パッキングでシールされた蓋が取り付けられており、セル104と本体ケース102の内部とは確実に隔離されている。セル104は、図1、図2、図4、図5に示す隔壁105a〜105dで本体ケース102に連結されて、本体ケース102に固定保持されている。本体ケース102の内壁面とセル104の外壁面との間には、隔壁105a〜105dにより仕切られた4つの液室(小液室)106a〜106dが形成されており、各液室106a〜106dは、図1の展開図である図5に示すように、隔壁105a〜105dにより完全に分割されてはおらず、隔壁105bと隔壁105dの上部及び隔壁105cの下部をそれぞれ連通孔として隣接する液室106a〜106dと連通している。
【0045】
外壁ケース101から本体ケース102には、液室106aと液室106dに連通する注入口107と排出口108が形成されており、注入口107及び排出口108には、図示しない循環液温度制御装置(液体温度制御手段)に接続されており、液室106a〜106dには、循環液温度制御装置から所定の温度に温度制御された循環液が循環・注入される。
【0046】
セル104には、図3に示すように、相対向する位置に高精度に平行性の高い状態で一対のセル窓109が設けられており、セル窓109はレーザー光110を透過する材料で形成されている。このセル窓109は、高い精度で平行な状態に設置される必要があるが、セル104が一体構造であるため、セル窓104の設置場所を同じ部材上に設けることができ、セル窓104の平行性を高精度なものとすることができる。
【0047】
被検物温度制御装置100は、この一対のセル窓109に外壁ケース101外から上述した従来の光学系の被検波であるレーザー光110を一方のセル窓109に導入し、また、他方のセル窓109から出射するレーザー光110を外壁ケース101外に出力させる光導管111が設けられている。この光導管111は、セル104及び本体ケース102と一体形成されており、外壁ケース101まで延在して形成されている。
【0048】
そして、セル104内には、試液が充満され、この試液の充満されたセル104内に被検物112が挿入される。試液は、被検物112とその屈折率がほぼ同等のものが用いられる。被検物112は、図示しない被検物保持装置の保持部材(保持手段)に保持されて、保持部材を駆動する駆動機構(回転駆動手段)により、セル104内に挿入され、また、レーザー光110の軸方向と直交する軸周りに所定の微少角度、例えば、1゜程度ずつ回転される。この保持部材に保持された被検物112を駆動機構により回転する際の回転軸は、セル104及び本体ケース102の軸方向と一致している。
【0049】
次に、本実施の形態の作用を説明する。被検物温度制御装置100は、試液が充満され被検物112が挿入されるセル104の周囲を取り囲む本体ケース102内に循環液を充満させるとともに、循環液を温度制御して循環させて試液を一定温度に調整するところにその特徴がある。
【0050】
すなわち、被検物温度制御装置100は、被検物112の試験時、セル104の中に被検物112と試液を入れ、セル104と本体ケース102の間に形成され連通している液室106a〜106dに循環液を注入口107から注入して、排出口108から排出するように外部に設けられた循環液温度制御装置と接続する。この循環液温度制御装置により、循環液の温度を所定の一定温度に制御しながらセル104と試液の温度を所定の温度に制御する。
【0051】
このとき、セル104は、図3に斜線で示す部分が全て循環液と接しているとともに、光導管111の周囲の全部と接しており、このようにセル104の大部分が循環液と接しているため、セル104内の試液とセル104外の循環液との熱交換が効率的に行われる。循環液は、注入口107から液室106aに注入され、液室106aからセル104の外周に沿って形成された液室106b、106c、106dを順次循環して排出口108から循環液温度制御装置に戻されて、循環液温度制御装置で温度調整された後、再度、注入口107から液室106aに注入される。
【0052】
そして、被検物112は、図示しない被検物保持装置の保持部材に保持されて、セル104の軸方向上方からセル104に対して出し入れされ、セル104の内部で、保持部材を駆動する駆動機構により、光軸に直交する方向に所定の微少角度、例えば、1゜程度ずつ回転されながら測定が行われる。
【0053】
すなわち、外壁ケース101外から光導管111を通して光学系の被検波であるレーザー光110を一方のセル窓109に導入し、他方のセル窓109からレーザー光を出射する。この被検波を参照波と重畳させて、従来と同様にして、測定を行う。
【0054】
このように、本実施の形態の被検物温度制御装置100は、内部に被検物112が保持され当該被検物112とその屈折率がほぼ同等の試液が入れられて当該保持された被検物112に照射される光の入射窓109と出射窓109が相互に平行に形成されたセル104の外側に当該セル104との間に循環液の入れられる液室106a〜106dを画成する状態で、セル104と一体形成され当該液室106a〜106dへの循環液の注入口107と排出口108の形成された本体ケース102を設け、セル104内の被検物112を本体ケース102外から光導管111を通して入射される光の光軸と直交する軸周りに回転可能に保持するとともに、被検物112を軸回りに回転させ、注入口107と排出口108に接続された循環液温度制御装置で、液室106a〜106dとの間で循環液を循環させるとともに、当該循環液を所定温度に温度調整している。
【0055】
したがって、セル104と本体ケース102が一体成形であることから組立にネジやその他の部品を必要としないだけでなく、セル104と本体ケース102との間の機密性を保つためのパッキング構造を必要としないとともに、液室106a〜106d内の凹凸が少なく、セル104と循環液の接触面積が増加するとともに、循環液温度制御装置で温度調節された循環液が液室106a〜106d内をスムーズに流れ、セル104内の試液の温度を液室106a〜106d内の循環液で短時間にかつ安定して一定温度に調整することができ、被検物112の測定精度を向上させることができる。
【0056】
また、被検物温度制御装置100は、光導管111を、セル104及び本体ケース102と一体形成している。
【0057】
したがって、光導管111とセル104や本体ケース102との機密性を保つためのパッキング構造を不要として、循環液の液室106a〜106d内での流れをよりスムーズして、セル104内の試液の温度を液室106a〜106d内の循環液でより短時間にかつ安定して一定温度に調整することができるとともに、セル窓109をセル104に直接取り付けて、セル窓109の平行性を高精度に保つことができ、被検物112の測定精度をより一層向上させることができる。
【0058】
さらに、被検物温度制御装置100は、一体形成されたセル104と本体ケース102を、同心の二重の円筒形状に形成している。
【0059】
したがって、被検物112をセル104内に収納して回転させることのできる最低限度の大きさにセル104の大きさを設定して作成して、セル104内に入れる試液の量を最小限に押さえることができるとともに、セル104と本体ケース102との間に形成される液室106a〜106dが角部のない円筒形状となって、循環液がスムーズに流れて、試液の温度をより一層短時間にかつ安定して一定温度に調整することができ、測定効率を向上させることができるとともに、被検物112の測定精度をより一層向上させることができる。
【0060】
また、被検物温度制御装置100は、セル104と本体ケース102との間を、セル104と本体ケース102との間に形成された隔壁105a〜105dにより複数の小液室106a〜106dに分割するとともに、当該隔壁105a〜105dに形成された連通孔により相互に連通する流路を形成し、循環液が上下方向に蛇行して流れるようにしている。
【0061】
したがって、小液室106a〜106dに分割された液室の断面積と注入口107及び排出口108の断面積との間の差を少なくし、循環液の流れに生じる圧力損失を減少させることができ、熱伝達を促進させて、試液の温度をより一層短時間に安定化させて、測定効率をより一層向上させることができるとともに、被検物112の測定精度をより一層向上させることができる。
【0062】
さらに、被検物温度制御装置100は、流路を、相隣接する隔壁105a〜105dで相互に最も離れた位置であるセル104の上側と下側を交互に通るように形成し、循環液が当該隔壁105a〜105dで画成される小液室106a〜106d内を順次に流れるものとしている。
【0063】
したがって、循環液の流れに圧力損失をより一層減少させて、熱伝達を促進させることができ、試液の温度をより一層短時間に安定化させて、測定効率をより一層向上させることができるとともに、被検物112の測定精度をより一層向上させることができる。
【0064】
また、被検物温度制御装置100は、駆動機構による被検物112の回転軸を、二重の円筒形状のセル104と本体ケース102の軸方向と一致させている。
【0065】
したがって、被検物温度制御装置100、特に、セル104や本体ケース102等を分解することなく、被検物112を交換することができ、複数の被検物112を測定するときの効率が向上させることができる。
【0066】
さらに、本体ケース102の外側が外壁ケース101で包まれ、この外壁ケース101と本体ケース102との間に、断熱材103が詰め込まれている。
【0067】
したがって、外気の温度がセル104に影響することをより一層防止することができ、試液の温度をより一層短時間に安定化させて、測定効率をより一層向上させることができるとともに、被検物112の測定精度をより一層向上させることができる。
【0068】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0069】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の被検物温度制御装置によれば、内部に被検物が保持され当該被検物とその屈折率がほぼ同等の試液が入れられて当該保持された被検物に照射される光の入射窓と出射窓が相互に平行に形成されたセルと、前記セルの外側に当該セルとの間に所定の循環液の入れられる液室を画成する状態で形成され、当該液室への前記循環液の注入口と排出口の形成された外容器と、前記セルの入射窓と前記外容器外を連通して前記光を前記外容器外から前記セルに導入し、前記セルの出射窓と前記外容器外を連通して前記セルから出射される前記光を前記外容器外に出射させる光導管と、前記セル内の被検物を前記入射される光の光軸と直交する軸周りに回転可能に保持する保持手段と、前記保持手段を介して前記被検物を前記軸回りに回転させる回転駆動手段と、前記外容器の前記注入口と前記排出口に接続され前記液室との間で前記循環液を循環させ、当該循環液を所定温度に温度調整する液体温度制御手段と、を備え、前記光導管、前記セルと一体形成され、前記液室は、前記セルと前記外容器との間に形成された隔壁により複数の小液室に分割されているとともに、当該小液室が、隣接する前記隔壁間で交互に上部と下部となるように形成された連通孔により、前記循環液が前記セルの外壁に接しつつ上下方向へ蛇行して流れる状態で相互に連通し、かつ、前記注入口および排出口に連通する流路を形成するように構成されているので、セルと光導管が一体形成であることから組立にネジやその他の部品を必要としないだけでなく、光導管とセルとの間の機密性を保つためのパッキング構造を必要とせず、液室内の凹凸が少なく、セルと循環液の接触面積が増加し、液体温度制御手段で温度調節された循環液が流路を介してスムーズに流れ、セル内の試液の温度を液室内の循環液で短時間にかつ安定して一定温度に調整することができ、被検物の測定精度を向上させることができる。
【0070】
請求項2記載の発明の被検物温度制御装置によれば、注入口と排出口は、その断面積が液室の断面積との差が小さくなるよう形成しているので、液室の断面積と注入口及び排出口の断面積との間の差を少なくし、循環液の流れに生じる圧力損失を減少させ、熱伝達を促進させて、試液の温度をより一層短時間に安定化させて、測定効率をより一層向上させるとともに、被検物の測定精度をより一層向上させることができる。
【0071】
請求項3記載の発明の被検物温度制御装置によれば、光導管を、外容器と一体形成しているので、光導管と外容器との機密性を保つためのパッキング構造を不要として、循環液の液室内での流れをよりスムーズして、セル内の試液の温度を液室内の循環液でより短時間にかつ安定して一定温度に調整することができるとともに、入射窓と出射窓をセルに直接取り付けて、窓の平行性を高精度に保つことができ、被検物の測定精度をより一層向上させることができる。
【0072】
請求項4記載の発明の被検物温度制御装置によれば、セルと外容器を、同心の二重の円筒形状に形成しているので、被検物をセル内に収納して回転させることのできる最低限度の大きさにセルの大きさを設定して作成して、セル内に入れる試液の量を最小限に押さえることができるとともに、セルと外容器との間に形成される液室が角部のない円筒形状となって、循環液がスムーズに流れて、試液の温度をより一層短時間にかつ安定して一定温度に調整することができ、測定効率を向上させることができ被検物の測定精度をより一層向上させることができる。
【0073】
また、上に説明した実施の形態では、回転駆動手段による被検物の回転軸を、二重の円筒形状のセルと外容器の軸方向と一致させているので、被検物温度制御装置、特に、セルや外容器等を分解することなく、被検物を交換することができ、複数の被検物を測定するときの効率を向上させることができる。
【0074】
請求項1記載の発明の被検物温度制御装置はまた、液室を、セルと外容器との間に形成された隔壁により複数の小液室に分割するとともに、当該小液室が、隣接する前記隔壁間で交互に上部と下部となるように形成された連通孔により、循環液がセルの外壁に接しつつ上下方向へ蛇行して流れる状態で相互に連通し、かつ、注入口および排出口に連通する流路を形成するように構成しているので、循環液の流れに圧力損失をより一層減少させて、熱伝達を促進させることができ、試液の温度をより一層短時間に安定化させて、測定効率をより一層向上させることができるとともに、被検物の測定精度をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被検物温度制御装置の一実施の形態を適用した被検物温度制御装置の部分破断斜視図。
【図2】図1の本体ケースとセルの斜視図。
【図3】図1のセルと光導管の斜視図。
【図4】図1の被検物温度制御装置の平面図。
【図5】図1の被検物温度制御装置の展開図。
【図6】従来の屈折率分布の測定装置の概略構成図。
【図7】CT解析の原理の説明図。
【符号の説明】
100 被検物温度制御装置
101 外壁ケース
102 本体ケース
103 断熱材
104 セル
105a〜105d 隔壁
106a〜106d 液室
107 注入口
108 排出口
109 セル窓
110 レーザー光
111 光導管
112 被検物

Claims (4)

  1. 内部に被検物が保持され当該被検物とその屈折率がほぼ同等の試液が入れられて当該保持された被検物に照射される光の入射窓と出射窓が相互に平行に形成されたセルと、
    前記セルの外側に当該セルとの間に所定の循環液の入れられる液室を画成する状態で前記セルと一体的に形成され、当該液室への前記循環液の注入口と排出口の形成された外容器と、
    前記セルの入射窓と前記外容器外を連通して前記光を前記外容器外から前記セルに導入し、前記セルの出射窓と前記外容器外を連通して前記セルから出射される前記光を前記外容器外に出射させる光導管と、
    前記セル内の被検物を前記入射される光の光軸と直交する軸周りに回転可能に保持する保持手段と、
    前記保持手段を介して前記被検物を前記軸回りに回転させる回転駆動手段と、
    前記外容器の前記注入口と前記排出口に接続され前記液室との間で前記循環液を循環させ、当該循環液を所定温度に温度調整する液体温度制御手段と、を備え、
    前記光導管は、前記セルと一体形成され、
    前記液室は、前記セルと前記外容器との間に形成された隔壁により複数の小液室に分割されているとともに、当該小液室が、隣接する前記隔壁間で交互に上部と下部となるように形成された連通孔により、前記循環液が前記セルの外壁に接しつつ上下方向へ蛇行して流れる状態で相互に連通し、かつ、前記注入口および排出口に連通する流路を形成するように構成されていることを特徴とする被検物温度制御装置。
  2. 前記注入口と排出口と前記流路との連通する部分において循環液の流れに生じる圧力損失を減少するように、前記注入口および排出口の循環液が流れる方向に直交する断面積と、上記流路における循環液の流れる方向に直交する断面積との差を小さくするように、前記注入口および排出口を形成したことを特徴とする請求項1記載の被検物温度制御装置。
  3. 前記光導管は、前記外容器と一体形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の被検物温度制御装置。
  4. 前記セルと前記外容器は、軸方向を上下方向とする同軸の二重の円筒形状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の被検物温度制御装置。
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