JP2000356584A - 被検物温度制御装置 - Google Patents

被検物温度制御装置

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JP2000356584A
JP2000356584A JP11165296A JP16529699A JP2000356584A JP 2000356584 A JP2000356584 A JP 2000356584A JP 11165296 A JP11165296 A JP 11165296A JP 16529699 A JP16529699 A JP 16529699A JP 2000356584 A JP2000356584 A JP 2000356584A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は被検物を干渉計を用いて3次元的に測
定する際に、当該被検物を一定温度に温度制御する被検
物温度制御装置を提供する。 【解決手段】被検物温度制御装置100は、同軸円筒形
状のセル104と本体ケース102が、その間に循環液
の入れられる液室106a〜106dを画成する状態で
一体的に形成され、本体ケース102の外側に断熱材1
03が充填される状態で外壁ケース101が配設されて
いる。セル104には、被検物112に照射される光を
導入・出射する一対のセル窓109が相互に平行に形成
されている。被検物温度制御装置100は、測定時、セ
ル104内に、被検物112が保持され被検物112と
その屈折率がほぼ同等の試液が入れられ、液室106a
〜106dに注入口107から循環液温度制御装置で温
度調整された循環液を注入して、液室106a〜106
dを循環させて排出口107から再度循環液温度制御装
置に戻して、セル104及びセル104内の試液の温度
調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検物温度制御装
置に関し、詳細には、被検物を干渉計を用いて3次元的
に測定する際に、当該被検物を一定温度に温度制御する
被検物温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザプリンタやカメラ等の光学
機器に使用される光学レンズの材料としてプラスチック
を用いることが多くなっている。プラスチック成形レン
ズは、ガラス研磨レンズに比較して、コスト低減や非球
面レンズの製作性に優れ、安価であるというメリットが
ある。
【0003】しかし、その反面、ガラスレンズに比べ製
造上、屈折率分布が不安定でレンズの内部に不均一性を
生じることがある。レンズ内部に不均一性があると、光
学特性に大きな影響を及ぼし、画質の劣化やボケといっ
た原因につながる。したがって、レンズ内部の屈折率分
布を高精度に測定し、光学レンズの均質性を評価する必
要がある。
【0004】そこで、本出願人は、先に提案した特開平
8−122210号において、被検物を試液中に浸した
状態で光軸と直交する軸を中心に回転させ、複数の回転
角位置の各々で干渉縞の解析を行い、これらの干渉縞か
ら透過波面量を算出し、てこれを一次フーリエ変換し、
さらに、二次元逆フーリエ変換を行って屈折率の分布を
求める方法を提案している。
【0005】すなわち、図6に示す装置は、マハツェン
ダ型の干渉計を基本構成としており、可干渉光としての
レーザー光を射出する光源1、ビームエキスパンダ3、
光束分割用のビームスプリッタ5、2つの反射ミラー
7、9、光束重畳用のビームスプリッタ11、結像レン
ズ13、CCD(Charge Coupled Device )等からなる
干渉縞検出器15及び高速画像処理装置、マイクロコン
ピュータ等からなる演算処理装置17とを備えている。
この装置のうち、光源1から結像レンズ13までで、干
渉計を構成している。
【0006】光源1から出射されるレーザー光は、ビー
ムエキスパンダ3によって光束径が拡大され、ビームス
プリッタ5によって、ビームスプリッタ5を直進して参
照波aとなるレーザー光束と、ビームスプリッタ5で直
角に屈折して被検物Aとしての位相物体を透過する被検
波bとなるもう一つのレーザ光束とに分割される。参照
波aと被検波bとは、ほぼ1:1となるようになってい
る。
【0007】反射ミラー7は、ピエゾ素子等による電気
−変位変換素子19により支持され、位相シフト法によ
る干渉縞解析を行うために、参照波aの光路長を波長の
オーダで変更できるように配置されている。
【0008】参照波aは、反射ミラー7で反射され、ビ
ームスプリッタ11に達し、他方の被検波bは、被検物
Aを透過して反射ミラー9で反射され、ビームスプリッ
タ11に達して参照波aと重なり合うが、電気−変位変
換素子19により参照波aと被検波bとの光路長には、
nπ/2の位相の差ができるように調整される。
【0009】参照波aと被検波bはビームスプリッタ1
1で重畳され、ビームスプリッタ11から射出されて結
像レンズ13に入射し、干渉縞検出器15の撮像面に干
渉縞を結像する。干渉縞検出器15にはリニアCCDや
アレイ状のセンサが用いられている。
【0010】被検物Aの屈折率は、空気の屈折率とは大
きく相違しており、被検物の入射面と射出面とが平行で
ない限り、被検物Aを透過した被検波bは、不規則に収
束・発散する。一方、干渉計で干渉縞を結像させるに
は、被検波bは、ほぼ平行な光束となっている必要があ
る。そこで、被検物Aがどのような形状であっても、被
検物Aを透過した被検波bがほぼ平行光束とするよう
に、次のような構成としている。
【0011】すなわち、被検物Aを、被検波bの光路の
途中に設けられた容器状のセル21内に設置している。
セル21内には、その屈折率が被検物Aの屈折率とほぼ
同一に調合された試液Bを満たしてある。なお、被検物
Aは、回転台23上に載置され、回転台23は、図示し
ないサーボモータなどにより、被検波bに対して直交す
る軸を中心に任意の角度だけ回転自在である。セル21
の両端、すなわち、被検波bの入射窓25と射出窓27
は互いに平行で、かつ、それぞれに面精度が高いオプチ
カルフラット29、31を取り付けて液密にシールドし
ている。したがって、被検物Aと試液Bで充填されたセ
ル21は、全体として均一な屈折率の物体となり、か
つ、入射面と射出面とが平行なので、セル21内を透過
した被検波bは、ほぼ平行な光束となって射出されるよ
うになる。
【0012】干渉縞像は、干渉縞検出器15で検出さ
れ、光電変換されて電気的な画像信号となり、A/D変
換器33によってA/D変換された後、演算装置17に
入力される。なお、演算装置17は、位相シフト法など
による干渉縞像の解析によって透過波面の計測演算を行
う透過波面計測部35を含んでいる。
【0013】次に、上述の構成よりなる測定装置を利用
して被検物Aの屈折率を計測する方法を説明する。
【0014】まず、被検物Aを回転台23にセットしな
い状態で、干渉縞検出器15の出力する干渉縞像の画像
信号を演算処理装置17に取り込んで演算処理装置内部
の透過波面計測部35により干渉縞像の解析を行い、初
期状態の透過波面の計測を行う。この計測結果に基づい
て測定装置自身の定常的な誤差成分を排除する初期処理
を行う。
【0015】次に、回転台23に被検物Aをセットし
て、回転台23がθ=0の位置(基準となる位置)で干
渉縞検出器15の撮像面に干渉縞を結像し、干渉縞検出
器15が出力する干渉縞像の画像信号を演算処理装置1
7に取り込んで干渉縞像の解析を行う。
【0016】回転台23が初期回転位置にある透過波面
の計測では、干渉縞像の解析結果は被検物Aの厚み方向
(光軸方向)に積算されており、これだけでは屈折率の
不均一部分の空間的な位置を特定することができない。
【0017】そこで、回転台23を初期回転位置より、
図6に矢印で示すように、所定角度回転させ、回転台2
3上の被検物Aを被検波bの光軸に対して変化させる。
このように被検物Aが回転変位しても干渉縞像は干渉縞
検出器15の撮像面に結像する。この状態下において干
渉縞検出器15が出力する干渉縞像の画像信号を演算処
理装置17に取り組んで透過波面の計測を行う。上記方
法で、例えば、1゜刻みで、180゜(π)あるいは3
60゜(2π)の方向から複数回にわたって干渉縞を形
成し、この透過波面を計測して、コンピュータ、すなわ
ち、演算処理装置17上で再合成する。この画像の再構
成は、公知のX線CT(Computed Tomography )解析の
手法を用いて行うことができる。
【0018】図7は、CT法の原理を示すものであり、
角度θから入射した被検波による透過波面のデータp
(x、θ)を変数xについて一次元フーリエ変換する
と、求めるべき屈折率の分布Δn(x、y)の二次元フ
ーリエ変換の極座標表現におけるθ方向成分が得られ
る。
【0019】すなわち、0≦θ≦2π、または、0≦θ
≦πの角度範囲にわたって透過波面を計測し、その透過
波面データを一次元フーリエ変換し、フーリエ変換され
た各断面の極座標データP(x、θ)を直交座標データ
に変換し、その後二次元逆フーリエ変換し、さらに屈折
率に変換することにより、被検物Aの三次元屈折率分布
を再構成することができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記屈
折率分布の測定装置にあっては、試液が入れられ被検物
が当該試液中に保持されるセルが、空気中に載置されて
いたため、回りの空気や測定用のレーザ光による発熱等
の影響を受けて、被検物の浸されている試液の温度が徐
々に上昇し、試液の屈折率が変化する。
【0021】すなわち、被検物の収納されているセル中
の試液は、温度変化が小さいと、その屈折率の変化も小
さく、温度変化に影響されることなく干渉縞の測定を行
うことができるが、温度変化がある程度大きくなると、
屈折率の変化も大きくなり、被検物を透過した被検波の
平行度が乱れて、干渉縞の結像が困難になる。
【0022】したがって、測定中の試液の温度変化を一
定の範囲内に制御し、試液の屈折率と被検物の屈折率の
差を小さくすることが屈折率分布の測定において重要で
あるが、上記屈折率分布の測定装置にあっては、外気温
度やレーザー光等の発熱の影響を受けやすく、改良の必
要があった。
【0023】そこで、請求項1記載の発明は、内部に被
検物が保持され当該被検物とその屈折率がほぼ同等の試
液が入れられて当該保持された被検物に照射される光の
入射窓と出射窓が相互に平行に形成されたセルの外側に
当該セルとの間に所定の循環液の入れられる液室を画成
する状態で、セルと一体的に形成されるとともに、当該
液室への循環液の注入口と排出口の形成された外容器を
設け、セル内の被検物を外容器外から光導管を通して入
射される光の光軸と直交する軸周りに回転可能に保持す
るとともに、被検物を軸回りに回転させ、外容器の注入
口と排出口に接続された液体温度制御手段で、液室との
間で循環液を循環させるとともに、当該循環液を所定温
度に温度調整することにより、セルと外容器が一体成形
であることから組立にネジやその他の部品を必要としな
いだけでなく、セルと外容器との間の機密性を保つため
のパッキング構造を必要としないとともに、液室内の凹
凸が少なく、セルと循環液の接触面積が増加するととも
に、液体温度制御手段で温度調節された循環液が液室内
をスムーズに流れ、セル内の試液の温度を液室内の循環
液で短時間にかつ安定して一定温度に調整して、被検物
の測定精度を向上させることのできる被検物温度制御装
置を提供することを目的としている。
【0024】請求項2記載の発明は、光導管を、セル及
び外容器と一体的に形成することにより、光導管とセル
や外容器との機密性を保つためのパッキング構造を不要
として、循環液の液室内での流れをよりスムーズして、
セル内の試液の温度を液室内の循環液でより短時間にか
つ安定して一定温度に調整するとともに、入射窓と出射
窓をセルに直接取り付けて、窓の平行性を高精度に保
ち、被検物の測定精度をより一層向上させることのでき
る被検物温度制御装置を提供することを目的としてい
る。
【0025】請求項3記載の発明は、一体形成されたセ
ルと外容器を、同心の二重の円筒形状に形成することに
より、被検物をセル内に収納して回転させることのでき
る最低限度の大きさにセルの大きさを設定して作成し
て、セル内に入れる試液の量を最小限に押さえるととも
に、セルと外容器との間に形成される液室が角部のない
円筒形状となって、循環液がスムーズに流れて、試液の
温度をより一層短時間にかつ安定して一定温度に調整
し、測定効率を向上させるとともに、被検物の測定精度
をより一層向上させることのできる被検物温度制御装置
を提供することを目的としている。
【0026】請求項4記載の発明は、液室を、セルと外
容器との間に形成された隔壁により複数の小液室に分割
するとともに、当該隔壁に形成された連通孔により循環
液が所定方向に流れる状態で相互に連通することによ
り、小液室に分割された液室の断面積と注入口及び排出
口の断面積との間の差を少なくし、循環液の流れに生じ
る圧力損失を減少させ、熱伝達を促進させて、試液の温
度をより一層短時間に安定化させて、測定効率をより一
層向上させるとともに、被検物の測定精度をより一層向
上させることのできる被検物温度制御装置を提供するこ
とを目的としている。
【0027】請求項5記載の発明は、連通孔を、合い隣
接する隔壁で相互に最も離れた位置に形成し、循環液が
当該隔壁で画成される小液室内を離れた連通孔に向かっ
て流れるものとすることにより、循環液の流れに圧力損
失をより一層減少させて、熱伝達を促進させ、試液の温
度をより一層短時間に安定化させて、測定効率をより一
層向上させるとともに、被検物の測定精度をより一層向
上させることのできる被検物温度制御装置を提供するこ
とを目的としている。
【0028】請求項6記載の発明は、回転駆動手段によ
る被検物の回転軸を、二重の円筒形状のセルと外容器の
軸方向と一致させることにより、被検物温度制御装置、
特に、セルや外容器等を分解することなく、被検物を交
換を可能とし、複数の被検物を測定するときの効率が向
上させることのできる被検物温度制御装置を提供するこ
とを目的としている。
【0029】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の被
検物温度制御装置は、内部に被検物が保持され当該被検
物とその屈折率がほぼ同等の試液が入れられて当該保持
された被検物に照射される光の入射窓と出射窓が相互に
平行に形成されたセルと、前記セルの外側に当該セルと
の間に所定の循環液の入れられる液室を画成する状態で
前記セルと一体的に形成されるとともに、当該液室への
前記循環液の注入口と排出口の形成された外容器と、前
記セルの入射窓と前記外容器外を連通して前記光を前記
外容器外から前記セルに導入するとともに、前記セルの
出射窓と前記外容器外を連通して前記セルから出射され
る前記光を前記外容器外に出射させる光導管と、前記セ
ル内の被検物を前記入射される光の光軸と直交する軸周
りに回転可能に保持する保持手段と、前記保持手段を介
して前記被検物を前記軸回りに回転させる回転駆動手段
と、前記外容器の前記注入口と前記排出口に接続され前
記液室との間で前記循環液を循環させるとともに、当該
循環液を所定温度に温度調整する液体温度制御手段と、
を備えることにより、上記目的を達成している。
【0030】上記構成によれば、内部に被検物が保持さ
れ当該被検物とその屈折率がほぼ同等の試液が入れられ
て当該保持された被検物に照射される光の入射窓と出射
窓が相互に平行に形成されたセルの外側に当該セルとの
間に所定の循環液の入れられる液室を画成する状態で、
セルと一体的に形成されるとともに、当該液室への循環
液の注入口と排出口の形成された外容器を設け、セル内
の被検物を外容器外から光導管を通して入射される光の
光軸と直交する軸周りに回転可能に保持するとともに、
被検物を軸回りに回転させ、外容器の注入口と排出口に
接続された液体温度制御手段で、液室との間で循環液を
循環させるとともに、当該循環液を所定温度に温度調整
するので、セルと外容器が一体成形であることから組立
にネジやその他の部品を必要としないだけでなく、セル
と外容器との間の機密性を保つためのパッキング構造を
必要としないとともに、液室内の凹凸が少なく、セルと
循環液の接触面積が増加するとともに、液体温度制御手
段で温度調節された循環液が液室内をスムーズに流れ、
セル内の試液の温度を液室内の循環液で短時間にかつ安
定して一定温度に調整することができ、被検物の測定精
度を向上させることができる。
【0031】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記光導管は、前記セル及び前記外容器と一体的
に形成されていてもよい。
【0032】上記構成によれば、光導管を、セル及び外
容器と一体的に形成しているので、光導管とセルや外容
器との機密性を保つためのパッキング構造を不要とし
て、循環液の液室内での流れをよりスムーズして、セル
内の試液の温度を液室内の循環液でより短時間にかつ安
定して一定温度に調整することができるとともに、入射
窓と出射窓をセルに直接取り付けて、窓の平行性を高精
度に保つことができ、被検物の測定精度をより一層向上
させることができる。
【0033】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、一体形成された前記セルと前記外容器は、同軸の二
重の円筒形状に形成されていてもよい。
【0034】上記構成によれば、一体形成されたセルと
外容器を、同心の二重の円筒形状に形成しているので、
被検物をセル内に収納して回転させることのできる最低
限度の大きさにセルの大きさを設定して作成して、セル
内に入れる試液の量を最小限に押さえることができると
ともに、セルと外容器との間に形成される液室が角部の
ない円筒形状となって、循環液がスムーズに流れて、試
液の温度をより一層短時間にかつ安定して一定温度に調
整することができ、測定効率を向上させることができる
とともに、被検物の測定精度をより一層向上させること
ができる。
【0035】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記液室は、前記セルと前記外容器との間に形成さ
れた隔壁により複数の小液室に分割されているととも
に、当該小液室が前記隔壁に形成された連通孔により前
記循環液が所定方向に流れる状態で相互に連通されてい
てもよい。
【0036】上記構成によれば、液室を、セルと外容器
との間に形成された隔壁により複数の小液室に分割する
とともに、当該隔壁に形成された連通孔により循環液が
所定方向に流れる状態で相互に連通しているので、小液
室に分割された液室の断面積と注入口及び排出口の断面
積との間の差を少なくし、循環液の流れに生じる圧力損
失を減少させることができ、熱伝達を促進させて、試液
の温度をより一層短時間に安定化させて、測定効率をよ
り一層向上させることができるとともに、被検物の測定
精度をより一層向上させることができる。
【0037】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記連通孔は、合い隣接する前記隔壁で相互に最も
離れた位置に形成され、前記循環液が当該隔壁で画成さ
れる前記小液室内を前記離れた連通孔に向かって流れる
ものであってもよい。
【0038】上記構成によれば、連通孔を、合い隣接す
る隔壁で相互に最も離れた位置に形成し、循環液が当該
隔壁で画成される小液室内を離れた連通孔に向かって流
れるものとしているので、循環液の流れに圧力損失をよ
り一層減少させて、熱伝達を促進させることができ、試
液の温度をより一層短時間に安定化させて、測定効率を
より一層向上させることができるとともに、被検物の測
定精度をより一層向上させることができる。
【0039】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記回転駆動手段による前記被検物の回転軸は、前
記二重の円筒形状のセルと外容器の軸方向と一致してい
てもよい。
【0040】上記構成によれば、回転駆動手段による被
検物の回転軸を、二重の円筒形状のセルと外容器の軸方
向と一致させているので、被検物温度制御装置、特に、
セルや外容器等を分解することなく、被検物を交換する
ことができ、複数の被検物を測定するときの効率が向上
させることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0042】図1〜図5は、本発明の被検物温度制御装
置の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の被
検物温度制御装置の一実施の形態を適用した被検物温度
制御装置100の斜視図である。
【0043】図1において、被検物温度制御装置100
は、外壁ケース101内に、図2に示す円筒形状の本体
ケース(外容器)102が収納されており、外壁ケース
101と本体ケース102との間には、断熱材103が
詰め込まれている。
【0044】本体ケース102の内部には、図3に示す
円筒形状のセル104が本体ケース102と同軸に形成
されており、セル104は、本体ケース102と一体形
成された一体構造となっている。また、セル104の底
は、図示しないが、パッキングでシールされた蓋が取り
付けられており、セル104と本体ケース102の内部
とは確実に隔離されている。セル104は、図1、図
2、図4、図5に示す隔壁105a〜105dで本体ケ
ース102に連結されて、本体ケース102に固定保持
されている。本体ケース102の内壁面とセル104の
外壁面との間には、隔壁105a〜105dにより仕切
られた4つの液室(小液室)106a〜106dが形成
されており、各液室106a〜106dは、図1の展開
図である図5に示すように、隔壁105a〜105dに
より完全に分割されてはおらず、隔壁105bと隔壁1
05dの上部及び隔壁105aと隔壁105dの下部を
それぞれ連通孔として隣接する液室106a〜106d
と連通している。
【0045】外壁ケース101から本体ケース102に
は、液室106aと液室106dに連通する注入口10
7と排出口108が形成されており、注入口107及び
排出口108には、図示しない循環液温度制御装置(液
体温度制御手段)に接続されており、液室106a〜1
06dには、循環液温度制御装置から所定の温度に温度
制御された循環液が循環・注入される。
【0046】セル104には、図3に示すように、相対
向する位置に高精度に平行性の高い状態で一対のセル窓
109が設けられており、セル窓109はレーザー光1
10を透過する材料で形成されている。このセル窓10
9は、高い精度で平行な状態に設置される必要がある
が、セル104が一体構造であるため、セル窓104の
設置場所を同じ部材上に設けることができ、セル窓10
4の平行性を高精度なものとすることができる。
【0047】被検物温度制御装置100は、この一対の
セル窓109に外壁ケース101外から上述した従来の
光学系の被検波であるレーザー光110を一方のセル窓
109に導入し、また、他方のセル窓109から出射す
るレーザー光110を外壁ケース101外に出力させる
光導管111が設けられている。この光導管111は、
セル104及び本体ケース102と一体的に形成されて
おり、外壁ケース101まで延在して形成されている。
【0048】そして、セル104内には、試液が充満さ
れ、この試液の充満されたセル104内に被検物112
が挿入される。試液は、被検物112とその屈折率がほ
ぼ同等のものが用いられる。被検物112は、図示しな
い被検物保持装置の保持部材(保持手段)に保持され
て、保持部材を駆動する駆動機構(回転駆動手段)によ
り、セル104内に挿入され、また、レーザー光110
の軸方向と直交する軸周りに所定の微少角度、例えば、
1゜程度ずつ回転される。この保持部材に保持された被
検物112を駆動機構により回転する際の回転軸は、セ
ル104及び本体ケース102の軸方向と一致してい
る。
【0049】次に、本実施の形態の作用を説明する。被
検物温度制御装置100は、試液が充満され被検物11
2が挿入されるセル104の周囲を取り囲む本体ケース
102内に循環液を充満させるとともに、循環液を温度
制御して循環させて試液を一定温度に調整するところに
その特徴がある。
【0050】すなわち、被検物温度制御装置100は、
被検物112の試験時、セル104の中に被検物112
と試液を入れ、セル104と本体ケース102の間に形
成され連通している液室106a〜106dに循環液を
注入口107から注入して、排出口108から排出する
ように外部に設けられた循環液温度制御装置と接続す
る。この循環液温度制御装置により、循環液の温度を所
定の一定温度に制御しながらセル104と試液の温度を
所定の温度に制御する。
【0051】このとき、セル104は、図3に斜線で示
す部分が全て循環液と接しているとともに、光導管11
1の周囲の全部と接しており、このようにセル104の
大部分が循環液と接しているため、セル104内の試液
とセル104外の循環液との熱交換が効率的に行われ
る。循環液は、注入口107から液室106aに注入さ
れ、液室106aからセル104の外周に沿って形成さ
れた液室106b、106c、106dを順次循環して
排出口108から循環液温度制御装置に戻されて、循環
液温度制御装置で温度調整された後、再度、注入口10
7から液室106aに注入される。
【0052】そして、被検物112は、図示しない被検
物保持装置の保持部材に保持されて、セル104の軸方
向上方からセル104に対して出し入れされ、セル10
4の内部で、保持部材を駆動する駆動機構により、光軸
に直交する方向に所定の微少角度、例えば、1゜程度ず
つ回転されながら測定が行われる。
【0053】すなわち、外壁ケース101外から光導管
111を通して光学系の被検波であるレーザー光110
を一方のセル窓109に導入し、他方のセル窓109か
らレーザー光を出射する。この被検波を参照波と重畳さ
せて、従来と同様にして、測定を行う。
【0054】このように、本実施の形態の被検物温度制
御装置100は、内部に被検物112が保持され当該被
検物112とその屈折率がほぼ同等の試液が入れられて
当該保持された被検物112に照射される光の入射窓1
09と出射窓109が相互に平行に形成されたセル10
4の外側に当該セル104との間に循環液の入れられる
液室106a〜106dを画成する状態で、セル104
と一体的に形成されるとともに、当該液室106a〜1
06dへの循環液の注入口107と排出口107の形成
された本体ケース102を設け、セル104内の被検物
112を本体ケース102外から光導管111を通して
入射される光の光軸と直交する軸周りに回転可能に保持
するとともに、被検物112を軸回りに回転させ、注入
口107と排出口108に接続された循環液温度制御装
置で、液室106a〜106dとの間で循環液を循環さ
せるとともに、当該循環液を所定温度に温度調整してい
る。
【0055】したがって、セル104と本体ケース10
2が一体成形であることから組立にネジやその他の部品
を必要としないだけでなく、セル104と本体ケース1
02との間の機密性を保つためのパッキング構造を必要
としないとともに、液室106a〜106d内の凹凸が
少なく、セル104と循環液の接触面積が増加するとと
もに、循環液温度制御装置で温度調節された循環液が液
室106a〜106d内をスムーズに流れ、セル104
内の試液の温度を液室106a〜106d内の循環液で
短時間にかつ安定して一定温度に調整することができ、
被検物112の測定精度を向上させることができる。
【0056】また、被検物温度制御装置100は、光導
管111を、セル104及び本体ケース102と一体的
に形成している。
【0057】したがって、光導管111とセル104や
本体ケース102との機密性を保つためのパッキング構
造を不要として、循環液の液室106a〜106d内で
の流れをよりスムーズして、セル104内の試液の温度
を液室106a〜106d内の循環液でより短時間にか
つ安定して一定温度に調整することができるとともに、
セル窓109をセル104に直接取り付けて、セル窓1
09の平行性を高精度に保つことができ、被検物112
の測定精度をより一層向上させることができる。
【0058】さらに、被検物温度制御装置100は、一
体形成されたセル104と本体ケース102を、同心の
二重の円筒形状に形成している。
【0059】したがって、被検物112をセル104内
に収納して回転させることのできる最低限度の大きさに
セル104の大きさを設定して作成して、セル104内
に入れる試液の量を最小限に押さえることができるとと
もに、セル104と本体ケース102との間に形成され
る液室106a〜106dが角部のない円筒形状となっ
て、循環液がスムーズに流れて、試液の温度をより一層
短時間にかつ安定して一定温度に調整することができ、
測定効率を向上させることができるとともに、被検物1
12の測定精度をより一層向上させることができる。
【0060】また、被検物温度制御装置100は、セル
104と本体ケース102との間を、セル104と本体
ケース102との間に形成された隔壁105a〜105
dにより複数の小液室106a〜106dに分割すると
ともに、当該隔壁105a〜105dに形成された連通
孔により循環液が所定方向に流れる状態で相互に連通し
ている。
【0061】したがって、小液室106a〜106dに
分割された液室の断面積と注入口107及び排出口10
8の断面積との間の差を少なくし、循環液の流れに生じ
る圧力損失を減少させることができ、熱伝達を促進させ
て、試液の温度をより一層短時間に安定化させて、測定
効率をより一層向上させることができるとともに、被検
物112の測定精度をより一層向上させることができ
る。
【0062】さらに、被検物温度制御装置100は、連
通孔を、合い隣接する隔壁105a〜105dで相互に
最も離れた位置であるセル104の上側と下側に形成
し、循環液が当該隔壁105a〜105dで画成される
小液室106a〜106d内を離れた連通孔に向かって
流れるものとしている。
【0063】したがって、循環液の流れに圧力損失をよ
り一層減少させて、熱伝達を促進させることができ、試
液の温度をより一層短時間に安定化させて、測定効率を
より一層向上させることができるとともに、被検物11
2の測定精度をより一層向上させることができる。
【0064】また、被検物温度制御装置100は、駆動
機構による被検物112の回転軸を、二重の円筒形状の
セル104と本体ケース102の軸方向と一致させてい
る。
【0065】したがって、被検物温度制御装置100、
特に、セル104や本体ケース102等を分解すること
なく、被検物112を交換することができ、複数の被検
物112を測定するときの効率が向上させることができ
る。
【0066】さらに、本体ケース102の外側が外壁ケ
ース101で包まれ、この外壁ケース101と本体ケー
ス102との間に、断熱材103が詰め込まれている。
【0067】したがって、外気の温度がセル104に影
響することをより一層防止することができ、試液の温度
をより一層短時間に安定化させて、測定効率をより一層
向上させることができるとともに、被検物112の測定
精度をより一層向上させることができる。
【0068】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の発明の被検物温度制御装
置によれば、内部に被検物が保持され当該被検物とその
屈折率がほぼ同等の試液が入れられて当該保持された被
検物に照射される光の入射窓と出射窓が相互に平行に形
成されたセルの外側に当該セルとの間に所定の循環液の
入れられる液室を画成する状態で、セルと一体的に形成
されるとともに、当該液室への循環液の注入口と排出口
の形成された外容器を設け、セル内の被検物を外容器外
から光導管を通して入射される光の光軸と直交する軸周
りに回転可能に保持するとともに、被検物を軸回りに回
転させ、外容器の注入口と排出口に接続された液体温度
制御手段で、液室との間で循環液を循環させるととも
に、当該循環液を所定温度に温度調整するので、セルと
外容器が一体成形であることから組立にネジやその他の
部品を必要としないだけでなく、セルと外容器との間の
機密性を保つためのパッキング構造を必要としないとと
もに、液室内の凹凸が少なく、セルと循環液の接触面積
が増加するとともに、液体温度制御手段で温度調節され
た循環液が液室内をスムーズに流れ、セル内の試液の温
度を液室内の循環液で短時間にかつ安定して一定温度に
調整することができ、被検物の測定精度を向上させるこ
とができる。
【0070】請求項2記載の発明の被検物温度制御装置
によれば、光導管を、セル及び外容器と一体的に形成し
ているので、光導管とセルや外容器との機密性を保つた
めのパッキング構造を不要として、循環液の液室内での
流れをよりスムーズして、セル内の試液の温度を液室内
の循環液でより短時間にかつ安定して一定温度に調整す
ることができるとともに、入射窓と出射窓をセルに直接
取り付けて、窓の平行性を高精度に保つことができ、被
検物の測定精度をより一層向上させることができる。
【0071】請求項3記載の発明の被検物温度制御装置
によれば、一体形成されたセルと外容器を、同心の二重
の円筒形状に形成しているので、被検物をセル内に収納
して回転させることのできる最低限度の大きさにセルの
大きさを設定して作成して、セル内に入れる試液の量を
最小限に押さえることができるとともに、セルと外容器
との間に形成される液室が角部のない円筒形状となっ
て、循環液がスムーズに流れて、試液の温度をより一層
短時間にかつ安定して一定温度に調整することができ、
測定効率を向上させることができるとともに、被検物の
測定精度をより一層向上させることができる。
【0072】請求項4記載の発明の被検物温度制御装置
によれば、液室を、セルと外容器との間に形成された隔
壁により複数の小液室に分割するとともに、当該隔壁に
形成された連通孔により循環液が所定方向に流れる状態
で相互に連通しているので、小液室に分割された液室の
断面積と注入口及び排出口の断面積との間の差を少なく
し、循環液の流れに生じる圧力損失を減少させることが
でき、熱伝達を促進させて、試液の温度をより一層短時
間に安定化させて、測定効率をより一層向上させること
ができるとともに、被検物の測定精度をより一層向上さ
せることができる。
【0073】請求項5記載の発明の被検物温度制御装置
によれば、連通孔を、合い隣接する隔壁で相互に最も離
れた位置に形成し、循環液が当該隔壁で画成される小液
室内を離れた連通孔に向かって流れるものとしているの
で、循環液の流れに圧力損失をより一層減少させて、熱
伝達を促進させることができ、試液の温度をより一層短
時間に安定化させて、測定効率をより一層向上させるこ
とができるとともに、被検物の測定精度をより一層向上
させることができる。
【0074】請求項6記載の発明の被検物温度制御装置
によれば、回転駆動手段による被検物の回転軸を、二重
の円筒形状のセルと外容器の軸方向と一致させているの
で、被検物温度制御装置、特に、セルや外容器等を分解
することなく、被検物を交換することができ、複数の被
検物を測定するときの効率が向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被検物温度制御装置の一実施の形態を
適用した被検物温度制御装置の部分破断斜視図。
【図2】図1の本体ケースとセルの斜視図。
【図3】図1のセルと光導管の斜視図。
【図4】図1の被検物温度制御装置の平面図。
【図5】図1の被検物温度制御装置の展開図。
【図6】従来の屈折率分布の測定装置の概略構成図。
【図7】CT解析の原理の説明図。
【符号の説明】
100 被検物温度制御装置 101 外壁ケース 102 本体ケース 103 断熱材 104 セル 105a〜105d 隔壁 106a〜106d 液室 107 注入口 108 排出口 109 セル窓 110 レーザー光 111 光導管 112 被検物

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に被検物が保持され当該被検物とその
    屈折率がほぼ同等の試液が入れられて当該保持された被
    検物に照射される光の入射窓と出射窓が相互に平行に形
    成されたセルと、前記セルの外側に当該セルとの間に所
    定の循環液の入れられる液室を画成する状態で前記セル
    と一体的に形成されるとともに、当該液室への前記循環
    液の注入口と排出口の形成された外容器と、前記セルの
    入射窓と前記外容器外を連通して前記光を前記外容器外
    から前記セルに導入するとともに、前記セルの出射窓と
    前記外容器外を連通して前記セルから出射される前記光
    を前記外容器外に出射させる光導管と、前記セル内の被
    検物を前記入射される光の光軸と直交する軸周りに回転
    可能に保持する保持手段と、前記保持手段を介して前記
    被検物を前記軸回りに回転させる回転駆動手段と、前記
    外容器の前記注入口と前記排出口に接続され前記液室と
    の間で前記循環液を循環させるとともに、当該循環液を
    所定温度に温度調整する液体温度制御手段と、を備えた
    ことを特徴とする被検物温度制御装置。
  2. 【請求項2】前記光導管は、前記セル及び前記外容器と
    一体的に形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の被検物温度制御装置。
  3. 【請求項3】一体形成された前記セルと前記外容器は、
    同軸の二重の円筒形状に形成されていることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の被検物温度制御装置。
  4. 【請求項4】前記液室は、前記セルと前記外容器との間
    に形成された隔壁により複数の小液室に分割されている
    とともに、当該小液室が前記隔壁に形成された連通孔に
    より前記循環液が所定方向に流れる状態で相互に連通さ
    れていることを特徴とする請求項1から請求項3のいず
    れかに記載の被検物温度制御装置。
  5. 【請求項5】前記連通孔は、合い隣接する前記隔壁で相
    互に最も離れた位置に形成され、前記循環液が当該隔壁
    で画成される前記小液室内を前記離れた連通孔に向かっ
    て流れることを特徴とする請求項4記載の被検物温度制
    御装置。
  6. 【請求項6】前記回転駆動手段による前記被検物の回転
    軸は、前記二重の円筒形状のセルと外容器の軸方向と一
    致していることを特徴とする請求項3記載の被検物温度
    制御装置。
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