JP3931298B2 - 中空管杭の芯ズレ防止装置および中空管杭の芯ズレ防止施工方法 - Google Patents

中空管杭の芯ズレ防止装置および中空管杭の芯ズレ防止施工方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ソイルセメント合成鋼管杭工法や既製中空管杭のプレボーリング工法等における中空管杭の芯ズレ防止装置および中空管杭の芯ズレ防止施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図16はソイルセメント合成鋼管杭の一例を示す断面図で、中空管杭として鋼管杭100の例で示してある。符号102は地盤、103はソイルセメント部、104は根固め部を示す。
このようなソイルセメント合成鋼管杭の施工方法には、鋼管杭同時埋設方法(中掘り工法)およびプレボーリング方法の二方式がある。既製コンクリート杭のプレボーリング工法はソイルセメント合成鋼管杭のプレボーリングの方法と異なるが、工程的には両者は類似の工法であるといえる。
【0003】
従来の鋼管杭同時埋設方法(中掘り工法)を、図18乃至図23について説明すると、まずオーガーを地上で準備する。
図18はソイルセメント合成鋼管杭の造成に使用するオーガーを示す正面図である。同図において、オーガー20は、オーガー軸21と、軸先端に装着された掘削翼22、23と、この上段に回転自在に遊嵌された共回り防止翼25と、さらにこの上段に固着された攪拌翼24とから構成されている。
【0004】
掘削翼23及び攪拌翼24は、オーガー軸21に固着された支持部材28、29に枢軸26とシャーピン27とで拡開状態で取り付けられており、共回り防止翼25は、オーガー軸21に回転自在に遊嵌された支持部材30に枢軸26とシャーピン27とで拡開状態で取り付けられている。
【0005】
掘削翼22、23にはビット22a、23aが固着され、掘削翼22は鋼管杭100の内径より小径であり、攪拌翼24の外径は掘削翼23の外径と略同一で、かつ鋼管杭100の外径より大径である。共回り防止翼25の外径は掘削翼23より大径に形成され、掘削中は掘削翼22、23で掘削された削孔壁から外側の原地盤中に食い込み、掘削翼22、23と攪拌翼24とが回転しても共回り防止翼25は回転しないようになっている。
【0006】
図18においては共回り防止翼25の上段に攪拌翼24が設けられているが、攪拌翼24と共回り防止翼25の位置を入れ替えてもよいし、攪拌翼24を多段に設けてもよい。
前記共回り防止翼25は、掘削翼22、23で掘削されて生じた大きな土塊を破砕するもので、掘削翼22、23や攪拌翼24と共に回転している大きな土塊が、回転していない共回り防止翼25に当たり、掘削翼22、23や攪拌翼24との間で剪断されて破砕され、固化材と地盤との均一な混練を可能にする。
【0007】
なお、図18では図示を省略したが、オーガー軸21にはスタビライザが設けられ、鋼管杭100の内において軸芯を維持したり、芯振れ及びオーガー軸の屈曲を防止するようになっている。
【0008】
そこで先ず、地上で前記のようなオーガー20を図19に示すように鋼管杭100にセットする。このセットは、鋼管杭100の下端より前記掘削翼22、23、攪拌翼24及び共回り防止翼25を先行した状態でオーガー軸21を鋼管杭100内に挿入して行なわれる。
【0009】
次に、図示しない作業機でオーガー軸21と鋼管杭100のそれぞれの上端を把持し、図19、図20に示すようにオーガー20と鋼管杭100をそれぞれ互いに逆方向または同一方向に回転させつつ、同時にオーガー軸21先端の吐出口31からスラリー状の固化材を吐出し、地盤中を掘削翼22、23で削孔する。掘削翼22、23で掘削された地盤の土塊は、共回り防止翼25で破砕され、攪拌翼24で攪拌されつつ、吐出口31から吐出する固化材と混合される。
なお、オーガー軸21と鋼管杭100のそれぞれの上端を把持し、オーガー20と鋼管杭100に回転力及び給進力を与え、回転させつつオーガー軸21先端の吐出口31からスラリー状の固化材を吐出させて削孔させる前記作業機(図示せず)は、公知であるので説明は省略する。
【0010】
次に、図21に示すように所定深度まで削孔し、掘削翼22先端が所定深度に到達した時点で、固化材の吐出を固化後の圧縮強度がそれまで注入した固化材より大きいスラリー状固化材に切り替えて削孔底部をその固化材で充満して根固め部104を形成する。この場合、オーガー20は給進させないが、回転させた方がよい。この工程を根固め工程と称す。
【0011】
前記根固め工程は、図21に示された所定深度よりも削孔底部の根固め部104の距離だけ浅い地盤の深度まで削孔した後、それまで注入した固化材よりも固化後の圧縮強度が大きな固化材に切り替え、前記削孔底部の根固め部104の距離だけ固化材を吐出しつつ所定深度まで削孔して形成してもよい。
【0012】
なお、この場合、所定深度よりも削孔底部の根固め部104の距離だけ浅い地盤の深度まで削孔した後、それまで吐出した固化材よりも固化後の圧縮強度が大きな固化材に切り替え、オーガー20を削孔底部の根固め部104の距離だけ固化材を吐出しつつ回転・給進して所定深度まで到達し、次に固化材を吐出せずオーガー20を回転させつつ根固め部104の距離だけオーガー20を上下させて再攪拌を行なうこともできる。
【0013】
次に、図22に示すように鋼管杭100上端を地上のクランプ装置(図示せず)で固定し、オーガー20を地上へ引き揚げる。この場合、引き揚げる途中で攪拌翼24、共回り防止翼25、掘削翼23が順次鋼管杭100の下端に当たってシャーピン27が順次剪断されるので、攪拌翼24、共回り防止翼25、掘削翼23は、これらを枢支する枢軸26を軸として下方に折り畳まれて鋼管杭100内を上昇する。
【0014】
次に、図23に示すように鋼管杭100を回転させながら給進させ、固化後の圧縮強度が大きな固化材が注入された根固め部104内に挿入する。次にオーガー20を地上へ引き揚げる。このオーガー20の引き揚げは、攪拌翼24、共回り防止翼25及び掘削翼23を縮閉した後、引続きオーガー20を地上に引き揚げ、次に図23に示すように鋼管杭100を削孔底部の根固め部104に沈設してもよい。
【0015】
図24は従来のプレボーリング方法を示す断面図で、(A)(B)(C)(D)(E)と工程順に示してあり、前記鋼管杭同時埋設方法と同一構成要素には同一符号が付してある。
まず、地上で図24(A)に示すようなオーガー20を用意する。このオーガー20は、オーガー軸21と、軸先端に固着された掘削翼22、23とこの上段に回転自在に遊嵌された共回り防止翼25と、さらにこの上段に固着された攪拌翼24とから構成されている。掘削翼22、23にはビット22a、23aが固着され、掘削翼23と攪拌翼24の外径は略同一である。共回り防止翼25の外径は掘削翼23、攪拌翼24より大径に形成され、掘削中は掘削翼22、23で掘削された削孔壁から外側の原地盤中に食い込み、掘削翼22、23と攪拌翼24とが回転しても共回り防止翼25は回転しないようになっている。
本例は、掘削翼23、攪拌翼24及び共回り防止翼25が、前記図18乃至図23に示すオーガー20のような枢軸26及びシャーピン27の構成を具備しないものであって、他は前記図18乃至図23に示すオーガー20と同一であるので同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0016】
次に、図示しない作業機で前記オーガー20のオーガー軸21の上端を把持し、図24(B)に示すようにオーガー20を回転させつつ、同時にオーガー軸21の吐出口31からスラリー状の固化材を吐出し、地盤中を掘削翼22、23で削孔する。掘削翼22、23で掘削された地盤の土塊は、共回り防止翼25で破砕され、攪拌翼24で攪拌されつつ、吐出口31から吐出する固化材と混練される。
なお、オーガー軸21の上端を把持し、オーガー20に回転力及び給進力を与え、回転させつつオーガー軸21先端の吐出口31からスラリー状の固化材を吐出させて削孔させる前記作業機(図示せず)は、公知であるので説明は省略する。
【0017】
次に、所定深度まで削孔し、掘削翼22先端が所定深度に到達した時点で、固化材の吐出を固化後の圧縮強度がそれまで注入した固化材より大きいスラリー状固化材に切り替えて、図24(C)に示すように削孔底部をその固化材で充満して根固め部104を形成する。この工程を根固め工程と称す。
【0018】
前記根固め工程は、図24(C)に示された所定深度よりも削孔底部の根固め部104の距離だけ浅い地盤の深度まで削孔した後、それまで注入した固化材よりも固化後の圧縮強度が大きな固化材に切り替え、前記削孔底部の根固め部104の距離だけ固化材を吐出しつつ所定深度まで削孔して形成してもよい。
【0019】
次に、オーガー20を回転させながら地上に引き揚げると、図24(D)に示すようなソイルセメント部103と根固め部104によるソイルセメントコラム柱体が造成される。このオーガー20の引き揚げ時に、スラリー状の固化材は、吐出する場合と停止する場合とがあり、また、オーガー20は回転させた方が攪拌が良好となるので好ましい。
【0020】
次に、図24(D)及び(E)に示すように前記造成されたソイルセメントコラム柱体中に、上方から鋼管杭100を回転させながら、鋼管杭100の先端部が根固め部104に位置するまで挿入して、図24(E)に示すようなソイルセメント合成鋼管杭が造成される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のソイルセメント合成鋼管杭の施工方法では、中空管杭の芯ズレが発生しやすい不都合がある。従来の施工方法においても、オーガー20のオーガー軸21にスタビライザを設け芯ズレの防止を図っているが、ソイルセメントコラム柱体径が杭径より大きく、かつスタビライザと鋼管杭の内壁面との間には多少のクリアランスがあるためにどうしても芯ズレが発生する恐れがあった。
【0022】
また、一般に、既製杭の杭芯ズレは貫入初期の時点で発生することが多い。中空管杭(例えば、鋼管杭)の中掘り工法では、オーガー20の先端部が地盤102中に貫入する初期に地盤102の抵抗や玉石等により芯ズレを発生しやすい。芯ズレが発生すると杭100とオーガー20を一度地上へ引き上げてから、再度杭芯を合わせて最初から施工を始めなければならず、時間的なロスが発生する。もしこのやり直し作業を省いてそのまま杭の施工を続けると、杭が大きく傾斜したり、杭芯ズレが大きくなり許容値を外れてしまうことになる。
【0023】
プレボーリング工法では既製杭の外径よりも大きな径の掘削孔を削孔するため、図24(D)から(E)に示すような既製杭を削孔中へ沈設するときに杭芯ズレが発生しやすい。また、プレボーリング孔自体の芯ズレは中掘り工法と同様に発生する。
【0024】
前述のように、従来技術では中掘り工法もプレボーリング工法も、中空管杭が所定の位置から偏芯する、いわゆる杭芯ズレを起こすという課題があった。
本発明は、このような点に鑑みソイルセメント合成中空管杭の施工における中空管杭の芯ズレ防止装置および中空管杭の芯ズレ防止施工方法を提供するものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の中空管机の芯ズレ防止装置は、請求項1に記載したように、施工する中空管杭よりも大きな内径を有し地盤に設置するガイド鋼管1と下記の構成を有する回転支承2とより成り、回転支承2は、ガイド鋼管1の外面に位置することになる垂直方向の基板6と、該基板に水平方向に延出して固設された上部側の軸受板7と、基板6との間に前記ガイド鋼管1の肉厚より大きい間隔をとって前記上部側の軸受板7に固設して基板6と平行に垂下された支持板8と、前記支持板8に前記上部側の軸受板7と所定の間隔をとって前記上部側の軸受板7と平行に固設された下部側の軸受板9と、前記上部側の軸受板7と下部側の軸受板9の間でガイド鋼管1の軸心と平行に架設された軸5に回転自在に取り付けられたガイドローラ2aとから成り、前記ガイド鋼管1の外面に位置することになる垂直方向の基板6と前記上部側の軸受板7に固設して基板6と平行に 垂下された支持板8の間に前記鋼管1の上端を嵌入させることにより前記ガイドローラ2aがガイド鋼管1の内面に位置するように回転支承2が着脱自在とされていることを特徴とする。
また、請求項1記載の中空管杭の芯ズレ防止装置において回転支承2が着脱自在とされるためには、請求項2に記載したように、前記基板6にボルト10を螺入可能になっておいり、基板6と支持板8の間にガイド鋼管1の上端を嵌入させた後、このボルト10を締め付けることによって、ガイド鋼管1上端部に回転支承2が着脱自在とされていることが更に好ましい。
また、請求項1または請求項2に記載の中空管杭の芯ズレ防止装置は、請求項3に記載したように、ガイド鋼管1に少なくとも3個の回転支承2を装着することが好ましい。
なお、請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載の中空菅杭の芯ズレ防止装置は、請求項4に記載したように、前記ガイド鋼管の外側面に貫入係止板を少なくとも2個突設したことを特徴とする。
【0026】
さらに、本発明の中空管杭の芯ズレ防止施工方法は、請求項5に記載したように、杭芯位置にガイド鋼管の中心位置がほぼ一致するようにして、ガイド鋼管を所定深さだけ地盤中に貫入させ、ガイド鋼管上端部に設置した少なくとも3個の請求項1または請求項2に記載の回転支承を使用して、回転支承のガイドローラが杭の外面に接するようにして、中空管杭を沈設することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面と共に詳細に説明する。図1は本発明に使用するガイド鋼管の斜視図、図2は本発明の実施の形態を示す芯ズレ防止装置の斜視図、図3は本発明の実施の形態を示す芯ズレ防止装置の断面図である。
【0028】
本発明に係る中空管杭の芯ズレ防止装置は、図1に示すようなガイド鋼管1と、図2及び図3に示すような回転支承2とで構成される。本例では回転支承2としてガイドローラ2aで示ししている。
ガイド鋼管1は、内径が中空管杭100の外径とガイドローラ(回転支承)2の内面側突出幅の2倍を合計した長さに略等しい径とし、その外面には貫入止めストッパーとして貫入係止板3が2個突設されている。この貫入係止板3は、ガイド鋼管1を図6に示すように地盤102に貫入したとき地盤102の表面(施工盤を設けたときは施工盤)で係止するストッパーであり、これによりガイド鋼管1の貫入深度が決定される。貫入係止板3の取付け位置としては、ガイド鋼管1下端から貫入係止板3までの長さは1mから5mが基準となる。1mよりも短いと杭が偏芯しようとするときの抵抗力が不足することになるし、5mよりも長いと偏芯の抵抗力は長さと比例的には増加せず、貫入作業と引き抜き作業の手間が増えるだけである。好ましくは1mから3mである。
【0029】
また、ガイド鋼管1の下端部は、貫入しやすいよう肉厚内面側を削っておくとよい。さらに、貫入係止板3からガイド鋼管1上端までの間に、係止・回転用の突起4を2個突設する。この突起4は、オーガモータ(図示せず)に取り付けた図5に示すようなキャップ13によりガイド鋼管1を係止して回転・貫入あるいは回転・引き抜きを行なうものである。
【0030】
図5は前記キャップの一例を示す斜視図である。キャップ13は、キャップ体14とオーガモータへの連結部15とで構成される。キャップ体14の内径はガイド鋼管1の外径より稍々大きく形成され、そのキャップ体14の側壁16には前記ガイド鋼管1の突起4に対応する位置に鍵状の切欠17が設けられている。そしてキャップ13はキャップ体14のこの切欠17を前記ガイド鋼管1の突起4に合わせてガイド鋼管1の上端に嵌合すると切欠17に突起4が挿入するので、そこでキャップ13を回転すると突起4は横方向の切欠17aの奥に位置するようになる。従って、このキャップ13の連結部15をオーガモータに取り付けることによってガイド鋼管1を係止して回転・貫入あるいは回転・引き抜きを行なうことができる。
【0031】
また、回転支承2は、図2および図3に示すようにガイド鋼管1の上端部に着脱自在に装着する。回転支承2の軸5は、ガイド鋼管1の軸心と平行し、該軸5の回りを回転するガイドローラ2aを少なくとも1個取り付ける。回転支承2は少なくとも3個を着脱自在にガイド鋼管1の上端部に装着する。杭の外径が大きくなると回転支承2の取付け個数を増やした方が精度が向上する。通常は4乃至8個がよい。
【0032】
回転支承2を、図2および図3を用いて説明する。垂直方向の基板6に固設した軸受板7を水平方向に延出する。この軸受板7には、基板6と前記ガイド鋼管1の肉厚より大きい間隔をとって基板6と平行に支持板8を垂下し、この支持板8に前記軸受板7と所定の間隔をとって軸受板7と平行に軸受板9を固設する。前記軸受板7と9の間には、軸5をガイド鋼管1の軸心と平行に架設すると共に、この軸5にガイドローラ2aを回転自在に取り付ける。前記基板6にはボルト10が螺入されており、基板6と支持板8の間にガイド鋼管1の上端を嵌入させた後、このボルト10を締め付けることによって、ガイド鋼管1上端部に着脱自在となる。ガイドローラ2aの材質としては、樹脂もしくは硬質ゴムを例示することができる。
なお、図1乃至図3において符号11及び12は吊持用のフック孔及びフックである。
【0033】
図4は本発明の他の実施の形態を示す芯ズレ防止装置の断面図である。本例はガイドローラ2aが縦長の場合であって、他は前記実施の形態と同様であるので、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0034】
次に前記のような中空管杭の芯ズレ防止装置を使用しての中空管杭の芯ズレ防止施工方法を説明する。最初に鋼管杭同時埋設方法を図6乃至図14について説明する。
【0035】
まず、オーガモータに取り付けたガイド鋼管チャック、例えば図5に示すようなキャップによりガイド鋼管1を把持し、該ガイド鋼管1の中心を杭芯位置に合わせて、図示しない施工機で回転させながら、地盤102中に押し込む。ストッパーとしての貫入係止板3が施工盤に到達すると、そこでガイド鋼管1の貫入を停止する。このとき、ガイド鋼管1の鉛直性を留意する。図6は地盤102中にガイド鋼管1が装着された状態を示す。
【0036】
次に図7および図8に示すように回転支承2をガイド鋼管1上端部に差し込むようにセットし、ボルト10を締め付けることによりガイド鋼管1に取り付ける。回転支承2の装着時期は、最初からガイド鋼管1上端部に装着していてもよいし、ガイド鋼管1を地盤中に貫入設置し中空管杭をガイド鋼管1に挿入してから杭芯を合わせるように装着してもよい。
【0037】
次に図9に示すように鋼管杭100の下端よりオーガー20の掘削翼22、23、攪拌翼24及び共回り防止翼25を先行した状態でオーガー軸21を鋼管杭100内に挿入し、回転支承2のガイドローラ2aで形成する平面を鉛直に貫くようにガイド鋼管1中に鋼管杭100を挿入し、次に図示しない作業機でオーガー軸21と鋼管杭100のそれぞれの上端を把持し、図10および図11に示すようにオーガー20と鋼管杭100をそれぞれ互に逆方向または同一方向に回転させつつ、同時にオーガー軸21先端の吐出口31からスラリー状の固化材を吐出し、地盤102中を削孔する。掘削翼22、23で掘削された地盤の土塊は共回り防止翼25で破砕され、攪拌翼24で攪拌されつつ、吐出口31から吐出する固化材と混合される。
【0038】
なお、オーガー20は、前記図18に示すものと同じであるので、同一符号で説明し、詳細な説明は省略する。
また、オーガー軸21と鋼管杭100のそれぞれの上端を把持し、オーガー20と鋼管杭100に回転力及び給進力を与え、回転させつつオーガー軸21先端の吐出口31からスラリー状の固化材を吐出させて削孔させる前記作業機(図示せず)は、公知であるので説明は省略する。
【0039】
次に、図11に示すように所定深度まで削孔し、掘削翼22先端が所定深度に到達した時点で、固化材の吐出を固化後の圧縮強度がそれまで注入した固化材より大きいスラリー状固化材に切り替えて削孔底部をその固化材で充満して根固め部104を形成する。この場合、オーガー20は給進させないが、回転させた方がよい。この工程を根固め工程と称す。
【0040】
前記根固め工程は、図11に示された所定深度よりも削孔底部の根固め部104の距離だけ浅い地盤の深度まで削孔した後、それまで注入した固化材よりも固化後の圧縮強度が大きな固化材に切り替え、前記削孔底部の根固め部104の距離だけ固化材を吐出しつつ所定深度まで削孔して形成してもよい。
【0041】
なお、この場合、所定深度よりも削孔底部の根固め部104の距離だけ浅い地盤の深度まで削孔した後、それまで吐出した固化材よりも固化後の圧縮強度が大きな固化材に切り替え、オーガー20を削孔底部の根固め部104の距離だけ固化材を吐出しつつ回転・給進して所定深度まで到達し、次に固化材を吐出せずオーガー20を回転させつつ根固め部104の距離だけオーガー20を上下させて再攪拌を行なうこともできる。
【0042】
次に、図12に示すように鋼管杭100上端を地上のクランプ装置(図示せず)で固定し、オーガー20を地上へ引き揚げる。この場合、引き揚げる途中で攪拌翼24、共回り防止翼25、掘削翼23が順次鋼管杭100の下端に当たってシャーピン27が順次剪断されるので、攪拌翼24、共回り防止翼25、掘削翼23は、これらを枢支する枢軸26を軸として下方に折り畳まれて鋼管杭100内を上昇する。
【0043】
次に、図13に示すように鋼管杭100を回転させながら給進させ、固化後の圧縮強度が大きな固化材が注入された根固め部104内に挿入する。次にオーガー20を地上へ引き揚げる。このオーガー20の引き揚げは、攪拌翼24、共回り防止翼25及び掘削翼23を縮閉した後、引続きオーガー20を地上に引き揚げ、次に図13に示すように鋼管杭100を削孔底部の根固め部104に沈設してもよい。
【0044】
最後に図14に示すようにガイド鋼管1および回転支承2を取り除くことによってソイルセメント合成鋼管杭が完成する。
【0045】
しかして、前記ソイルセメント柱を築造しながらの鋼管杭100の沈設施工では、ガイド鋼管1に設けられた回転支承2に支承されて沈設(挿入)されるので鋼管杭が偏芯しようとするとガイド鋼管が抵抗するため芯ズレを起こすことなく精度よく施工される。なお、鋼管杭100は、図17に示すような下端部外周面に拡翼101が設けられた鋼管杭であってもよく、この拡翼101は根固め部104中に位置するようにする。
【0046】
次にプレボーリング工法における施工方法を図15について説明する。図15は(A)(B)(C)(D)(E)と工程順に示してあり、前記施工方法と同一構成要素には同一符号が付してある。
まず、地上で図15(A)に示すようなオーガー20を用意する。このオーガー20は、オーガー軸21と、軸先端に固着された掘削翼22、23とこの上段に回転自在に遊嵌された共回り防止翼25と、さらにこの上段に固着された攪拌翼24とから構成されている。掘削翼22、23にはビット22a、23aが固着され、掘削翼23と攪拌翼24の外径は略同一である。共回り防止翼25の外径は掘削翼23、攪拌翼24より大径に形成され、掘削中は掘削翼22、23で掘削された削孔壁から外側の原地盤中に食い込み、掘削翼22、23と攪拌翼24とが回転しても共回り防止翼25は回転しないようになっている。
本例は、掘削翼23、攪拌翼24及び共回り防止翼25が、図18に示すオーガー20のような枢軸26及びシャーピン27の構成を具備しないものであって、他は前記図18に示すオーガー20と同一であるので同一符号を付して詳細な説明は省略する。なお、攪拌混合装置はこの他の従来公知の通常に使用されているものを用いてもよい。
【0047】
次に、図示しない作業機で前記オーガー20のオーガー軸21の上端を把持し、図15(B)に示すようにオーガー20を回転させつつ、同時にオーガー軸21の吐出口31からスラリー状の固化材を吐出し、地盤中を掘削翼22、23で削孔する。掘削翼22、23で掘削された地盤の土塊は、共回り防止翼25で破砕され、攪拌翼24で攪拌されつつ、吐出口31から吐出する固化材と混練される。
なお、オーガー軸21の上端を把持し、オーガー20に回転力及び給進力を与え、回転させつつオーガー軸21先端の吐出口31からスラリー状の固化材を吐出させて削孔させる前記作業機(図示せず)は、公知であるので説明は省略する。
【0048】
次に、所定深度まで削孔し、掘削翼22先端が所定深度に到達した時点で、固化材の吐出を固化後の圧縮強度がそれまで注入した固化材より大きいスラリー状固化材に切り替えて、図15(C)に示すように削孔底部をその固化材で充満して根固め部104を形成する。この工程を根固め工程と称す。
【0049】
前記根固め工程は、図15(C)に示された所定深度よりも削孔底部の根固め部104の距離だけ浅い地盤の深度まで削孔した後、それまで注入した固化材よりも固化後の圧縮強度が大きな固化材に切り替え、前記削孔底部の根固め部104の距離だけ固化材を吐出しつつ所定深度まで削孔して形成してもよい。
【0050】
次に、オーガー20を回転させながら地上に引き揚げると、ソイルセメント部103と根固め部104によるソイルセメントコラム柱体が造成されるから、このソイルセメントコラム柱体の上端側に、ソイルセメントが固化する前に図15(D)に示すようにガイド鋼管1を貫入して装着する。その装着したガイド鋼管1の上端部には前記同様に回転支承2をボルト10を介して取り付ける。この回転支承2は予めガイド鋼管1に取り付けてから地盤中に貫入して装着してもよい。
また、本例ではソイルセメントコラム柱体を造成した後にガイド鋼管1及び回転支承2を装着したが、これは図15(A)に示す最初の時点でガイド鋼管1を装着してからオーガー20でソイルセメントコラム柱体を造成してもよい。いずれにしてもガイド鋼管1は、中心を杭芯位置に合わせて地盤中に押し込み装着する。
【0051】
次に図15(D)(E)に示すように回転支承2のガイドローラ2aで形成する平面を鉛直に貫くように鋼管杭100を挿入しながら杭100の沈設施工を行なう。鋼管杭100が偏芯しようとしても回転するガイドローラ2aを介してガイド鋼管1が抵抗するため杭100は偏芯することなく、地盤中に貫入していく。また、回転支承2のガイドローラ2aが鋼管杭100の回転と共に回転するため、鋼管杭100の貫入の妨げとなることがない。
【0052】
鋼管杭100の沈設施工が完了したら、図15(E)に示すように回転支承2を装着したガイド鋼管1を回収して杭100の施工を完了する。
【0053】
【発明の効果】
以上詳細に説明した通り、本発明に係る中空管杭の芯ズレ防止装置および中空管杭の芯ズレ防止施工方法によれば、次のような効果を奏する。
(1)施工機本体のオーガモータを利用して、ガイド鋼管を容易に地盤中に貫入させることができる。
【0054】
(2)ストッパーとしての貫入係止板により確実にガイド鋼管を所定長さだけ地盤中に貫入することができる。
【0055】
(3)ガイド鋼管に装着した少なくとも3個の回転支承が鋼管杭に接するようにして鋼管杭を沈設施工すれば、回転支承にガイドされ、ガイド鋼管の抵抗力により、鋼管杭の施工時の偏芯を防止することができる。
【0056】
(4)本発明によれば、鋼管杭同時埋設方法でも後埋設(プレボーリング工法)の施工方法でも鋼管杭の偏芯を防ぐことができる。特に、プレボーリング工法では、スタビライザもないため、偏芯を防ぐものとして効果が高いものである。
【0057】
(5)回転支承を着脱可能にしているため、装置のメンテナンスが容易となるとともに、回転支承に汎用性があるため、外径の異なる杭にも適用でき、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に使用するガイド鋼管の斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態を示す芯ズレ防止装置の斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態を示す芯ズレ防止装置の断面図である
【図4】 本発明の他の実施の形態を示す芯ズレ防止装置の断面図である
【図5】 チャックとしてのキャップを示す斜視図である。
【図6】 本発明の施工順序を示す断面図である。
【図7】 本発明の次の施工順序を示す断面図である。
【図8】 図7の状態の平面図である。
【図9】 本発明のまた次の施工順序を示す断面図である。
【図10】 本発明のまた次の施工順序を示す断面図である。
【図11】 本発明のまた次の施工順序を示す断面図である。
【図12】 本発明のまた次の施工順序を示す断面図である。
【図13】 本発明のさらに次の施工順序を示す断面図である。
【図14】 本発明のまたさらに次の施工順序を示す断面図である。
【図15】 (A)(B)(C)(D)(E)は、本発明の他の施工方法を工程順に示す断面図である。
【図16】 ソイルセメント合成鋼管杭の断面図である。
【図17】 拡翼付鋼管杭を使用してのソイルセメント合成鋼管杭の断面図である。
【図18】 オーガーの正面図である。
【図19】 従来例の施工順序を示す正面図である。
【図20】 従来例の次の施工順序を示す断面図である。
【図21】 従来例のまた次の施工順序を示す断面図である。
【図22】 従来例のさらに次の施工順序を示す断面図である。
【図23】 従来例のまたさらに次の施工順序を示す断面図である。
【図24】 (A)(B)(C)(D)(E)は、他の従来例の施工方法を工程順に示す断面図である。
【符号の説明】
1 ガイド鋼管
2 回転支承
2a ガイドローラ
3 貫入係止板
4 突起
5 軸
6 基板
7、9 軸受板
8 支持板
10 ボルト
20 オーガー
100 鋼管杭
102 地盤

Claims (5)

  1. 施工する中空管杭よりも大きな内径を有し地盤に設置するガイド鋼管1と下記の構成を有する回転支承2とより成り、回転支承2は、ガイド鋼管1の外面に位置することになる垂直方向の基板6と、該基板6に水平方向に延出して固設された上部側の軸受板7と、
    基板6の間に前記ガイド鋼管1の肉厚より大きい間隔をとって前記上部側の軸受板7に固設して基板6と平行に垂下された支持板8と、
    前記支持板8に前記上部側の軸受板7と所定の間隔をとって前記上部側の軸受板7と平行に固設された下部側の軸受板9と、
    前記上部側の軸受板7と下部側の軸受板9の間でガイド鋼管1の軸心と平行に架設された軸5に回転自在に取り付けられたガイドローラ2aとから成り、
    前記ガイド鋼管1の外面に位置することになる垂直方向の基板6と前記上部側の軸受板7に固設して基板6と平行に垂下された支持板8の間に前記鋼管1の上端を嵌入させることにより前記ガイドローラ2aがガイド鋼管1の内面に位置するように回転支承2が着脱自在とされていることを特徴とする中空管杭の芯ズレ防止装置。
  2. 前記基板6にボルト10を螺入可能になっており、基板6と支持板8の間にガイド鋼管1の上端を嵌入させた後、このボルト10を締め付けることによって、ガイド鋼管1上端部に回転支承2が着脱自在とされていることを特徴とする請求項1記載の中空管杭の芯ズレ防止装置。
  3. ガイド鋼管1に少なくとも3個の回転支承2を装着することを特徴とする請求項1または請求項2記載の中空管杭の芯ズレ防止装置。
  4. 前記ガイド鋼管1の外側面に貫入係止板を少なくとも2個突設したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載の中空管杭の芯ズレ防止装置。
  5. 杭芯位置にガイド鋼管の中心位置がほぼ一致するようにして、ガイド鋼管を所定深さだけ地盤中に貫入させ、ガイド鋼管上端部に設置した少なくとも3個の請求項1または請求項2に記載の回転支承2を使用して、回転支承2のガイドローラ2aが杭の外面に接するようにして中空管杭を沈設することを特徴とする中空管杭の芯ズレ防止施工方法。
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