JP3930092B2 - レーザ・パンチ複合加工機 - Google Patents

レーザ・パンチ複合加工機 Download PDF

Info

Publication number
JP3930092B2
JP3930092B2 JP04808097A JP4808097A JP3930092B2 JP 3930092 B2 JP3930092 B2 JP 3930092B2 JP 04808097 A JP04808097 A JP 04808097A JP 4808097 A JP4808097 A JP 4808097A JP 3930092 B2 JP3930092 B2 JP 3930092B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
vibration
frame
positioning
optical device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04808097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH106092A (ja
Inventor
政孝 鍛代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP04808097A priority Critical patent/JP3930092B2/ja
Publication of JPH106092A publication Critical patent/JPH106092A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3930092B2 publication Critical patent/JP3930092B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0076Noise or vibration isolation means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレーザ・パンチ複合加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】
板状の被加工材に打抜き加工を行うパンチプレス機と、レーザ加工を行うレーザ加工機とを一体化したレーザ・パンチ複合加工機においては、レーザ発振器およびレーザ加工ヘッドにおける光学系をパンチング加工時の振動から保護する手段が講じられている。
【0003】
例えば、特開昭63−273599号公報に開示されているベンドミラー組立体の防振手段の概要は、ベンドミラー組立体の位置決め手段と防振手段とからなり、ベンドミラー組立体の位置決め手段は、パンチプレス機のフレーム上に中空円筒状の第1筒部材を設け、この第1筒部材の下部フランジの外周に位置決め用のテーパ面を設けると共に、ベンドミラー組立体の下面に前記第1筒部材のテーパ面に係合自在のテーパ面を備えた中空円筒状の第2筒部材を設け、この両者のテーパ面を係合させることで位置決めが成される様な構成となっている。
【0004】
また、ベンドミラー組立体の防振手段は、前記第1筒部材の内部空間のパンチプレス機のフレームと、ベンドミラー組立体の下面との間に空気ばねを介在させ、この空気ばねに適宜な空圧の空気を供給または排出自在に設け、空気ばねに適宜な空圧の空気を供給することにより、ベンドミラー組立体を空気ばねで支持してパンチング加工時の振動から保護する構成となっている。
【0005】
さらに、前記第1筒部材と第2筒部材との間に流体圧室を設け、この流体圧室に作動流体を供給して第1筒部材と第2筒部材との間の位置決め係合部を確実に固定する構造となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のパンチング加工時のベンドミラー組立体の防振手段においては、防振手段である空気ばねの外周に位置決め手段を設け、この位置決め手段における位置決め部を固定するための固定手段としての流体圧室を、前記第1筒部材と第2筒部材との間に設けるなど構造が複雑である。また、空気ばねが第2筒部材の内側の第1筒部材のなかの空間に設けられており、空気ばねの修理交換などのメンテナンスには不便である。
【0007】
本発明は上述の如き問題を解決するためになされたものであり、本発明の課題は、構造がシンプルで故障要素が少なく、かつメンテナンスが容易なレーザ・パンチ複合加工機の光学系の防振装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、レーザ・パンチ複合加工機において、パンチプレスのフレームに対して自からの機能として備えた弾発力によって光学装置を常に上昇させて支持すると共に前記フレームから前記光学装置への振動を遮断するためのコイルスプリングを備えた振動遮断手段と、前記光学装置と前記フレームとの間の相対的な位置決めを行うための位置決め手段と、前記光学装置と前記フレームとの間の距離を変更して前記位置決め手段の係脱を行わせるための位置決め手段駆動装置とを備え、レーザ・パンチ複合加工機においてレーザ加工を行うときには前記位置決め手段駆動装置によって前記振動遮断手段の前記コイルスプリングの弾発力に抗して前記光学装置を下降し前記位置決め手段を係合して前記フレームに対する前記光学装置の相対的な位置決めを行い、パンチング加工を行うときには前記振動遮断手段に備えた前記コイルスプリングの弾発力によって前記位置決め手段の係合を開放して支持する構成であることを特徴とするものである。
【0009】
また、前記レーザ・パンチ複合加工機において、前記位置決め手段、前記位置決め手段駆動装置及び前記振動遮断手段は、前記フレームと前記光学装置との間にそれぞれ個別に設けてあることを特徴とするものである。
【0010】
また、前記記載のレーザ・パンチ複合加工機において、前記フレームと前記光学装置との間に、振動を減衰するためのオイルダンパーを設けたことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1には本発明に係わるレーザ・パンチ複合加工機1の一例が示してある。このレーザ・パンチ複合加工機1はパンチプレス機3に隣接した位置にレーザ発振器5を設置し、前記パンチプレス機3に、レーザ発振器5からのレーザビームLBを被加工材に集光するレーザ加工ヘッド7を装着してなるものである。更に詳細には、パンチプレス機3は門型のフレーム9を備えており、前記フレーム9には、パンチとダイを備えた上下のタレット11が回転位置決め自在に支承されていると共に、板状の被加工材をX軸および、またはY軸方向(X軸に直交)へ水平に位置決めするための被加工材位置決め装置13が備えられている。なお、上記構成の如きパンチプレス機3は公知であるので更なる詳細な説明は省略する。
【0017】
パンチプレス3のフレーム9の上部には、前記レーザ発振器5からのレーザビームLBを、前記レーザ加工ヘッド7に設けられている例えば、凸レンズまたは凹面鏡などの集光用光学系に反射させるベンドミラー15などを内蔵した光学装置17が防振装置19(A〜G)に支持された光学系ベース21上に設けてある。
【0018】
さて、図2〜図8を参照しながら、防振装置19(A〜G)の詳細について説明することにする。なお、図2〜図7に示した防振装置は19(A〜G)振動遮断手段と位置決め手段とのユニットからなり、ベンドミラー15などの光学系からなる光学装置17はこれらの防振装置19(A〜G)の複数のユニットで支持されるようになっている。
【0019】
さて、図2は前記防振装置19の第1の参考例としての防振装置19Aを示したものであり、前記光学装置17を載置した光学系ベース21とパンチプレス3のフレーム9との間に防振装置19Aを設けたものである。なお、図2には防振装置19Aの一つのユニットのみを示してあるが、少なくとも3〜4ユニットの防振装置19Aで支持するのが普通である。
【0020】
上記防振装置19Aの1ユニットは次のように構成してある。振動発生源であるパンチプレス3のフレーム9と前記光学系ベース21との間にエアースプリング23を設けると共に、前記フレーム9と光学系ベース21との間にエアーシリンダー25が設けてある。このエアーシリンダー25のシリンダー側を前記フレーム9に連結し、ピストンロッド27を前記光学系ベース21に連結してある。また、このエアーシリンダー25と前記エアースプリング23とのほぼ中間の位置には、前記フレーム9と光学系ベース21との間の相対的な位置関係を規制する位置決め手段29が設けてある。この位置決め手段29は、前記光学系ベース21にV字形の係合凸部を備えた位置決めブロック31Aを設けると共に、前記フレーム9に前記位置決めブロック31Aの係合凸部に係合可能なV字形の係合凹部を備えた位置決めブロック31Bを設けてなるものである。
【0021】
上記防振装置19Aを複数ユニット使用して、光学装置17を支持したレーザ・パンチ複合加工機1において、パンチング加工を行うときには、エアーシリンダー25のシリンダーポートAを図示省略の方向切替え弁により大気に開放すれば、エアースプリング23が当然に自からの機能として備えている弾発力によって光学系ベース21が上昇させられると共に、位置決め手段29の位置決めブロック31AのV字形の係合凸部と位置決めブロック31Bの凹部との係合が開放されて、光学系ベース21はエアースプリング23を介してパンチプレス3のフレーム9上に支持されることになる。従って、パンチング加工を行うときに発生する激しい振動はエアースプリング23によって吸収されて光学系ベース21には伝達されない。すなわち、防振装置19Aによって光学装置17のベンドミラーなどの光学系にパンチング加工時の激しい振動が伝達することを防止することができる。
【0022】
次に、パンチプレス機を停止させてレーザ加工を行うときには、前記シリンダーポートAを大気に開放し、シリンダーポートBに図示省略の空圧源からの適宜な圧力の圧縮空気を前記方向切替え弁(図示省略)を介して供給すれば、前記エアースプリング23が圧縮されて光学系ベース21が下降させられ、前記位置決め手段29の位置決めブロック31AのV字形の係合凸部と位置決めブロック31Bの凹部とが係合し、パンチプレス3のフレーム9と光学系ベース21との間の相対的な位置関係が所定の位置に規制されることになる。従って、被加工材位置決め装置13を前記X,Y軸方向に適宜移動させることにより、板状の被加工材にレーザ加工を実施することができる。
【0023】
次に、前記防振装置19の第の実施の形態の防振装置19Bを図3に示してある。なお図3において、前記図2と同一の部品には同一の符号を付してあり、同一の部品についての説明は省略する。さて、図3を参照するに、防振装置19Bは、前記エアースプリング23に代えてコイルスプリング33を設け、このコイルスプリング33の内部空間に前記位置決め手段29を設け、更にオイルダンパー35を光学系ベース21とパンチプレス3のフレーム9との間に設けてなるものである。
【0024】
上記防振装置19Bを複数ユニット使用して、ベンドミラー15などからなる光学装置17を支持したレーザ・パンチ複合加工機1において、パンチング加工を行うときには、エアーシリンダー25のシリンダーポートAを図示省略の方向切替え弁により大気に開放すれば、コイルスプリング33が当然に自からの機能として備えている弾発力によってベース21が上昇させられると共に、位置決め手段29の位置決めブロック31AのV字形の係合凸部と位置決めブロック31Bの凹部との係合が開放されて、光学系ベース21はコイルスプリング33を介してパンチプレスのフレーム9上に支持されることになる。従って、パンチング加工を行うときに発生する激しい振動はコイルスプリング33によって吸収されて光学系ベース21には伝達されない。更にオイルダンパー35により振動が急速に減衰される。すなわち、防振装置19Bによってベンドミラーなどからなる光学装置17の光学系にパンチング加工時の激しい振動が伝達することを防止することができる。
【0025】
次に、パンチプレス機を停止させてレーザ加工を行うときには、前記シリンダーポートAを大気に開放し、シリンダーポートBに図示省略の空圧源からの適宜な圧力の圧縮空気を前記方向切替え弁(図示省略)を介して供給すれば、前記コイルスプリング33が圧縮されて光学系ベース21が下降させられ、前記位置決め手段29のV字形の係合凸部と凹部とが係合し、パンチプレスのフレーム9と光学系ベース21との間の相対的な位置関係が所定の位置に規制されることになる。従って、被加工材位置決め装置13を前記X,Y軸方向に適宜移動させることにより、板状の被加工材にレーザ加工を実施することができる。
【0026】
図4を参照するに、前記防振装置19の第の実施の形態の防振装置19Cを示してある。なおまた、この図4において前記図2と同一の部品とは同一の符号を付し、同一の部品についての説明は省略する。
【0027】
この防振装置19Cは、前記防振装置19Bの位置決め手段29とコイルスプリング33との部分を変更し、その他の構成は19Bと同一であるので、以下にその変更した部分についてのみ説明する。
【0028】
この防振装置19Cの位置決め手段29は、中空円筒状の二つのブロックからなり、前記光学系ベース21に設けた一方の位置決めブロック31Aは、中空円筒の先端部に凸状のテーパーを設け、前記フレーム9に設けたもう一方の位置決めブロック31Bには、前記位置決めブロックの凸状のテーパー部に係合自在な凹状のテーパーを設けてなるものである。
【0029】
そして、この中空の位置決めブロック31(A,B)の内部空間に振動を吸収させるコイルスプリング33を内装してある。
【0030】
上記構成の防振装置19Cの防振作用は、前記防振装置19Bと同一であるので説明を省略する。なお、防振装置19Bおよび19Cにおいて使用しているオイルダンパー35は、必須的なものではなく、これを除外してもほぼ同等の防振効果が得られるものである。
【0031】
図5を参照するに、前記防振装置19の第の参考例の防振装置19Dを示してある。なおまた、この図5において前記図2と同一の部品には同一の符号を付してあり同一の部品についての説明は省略する。この防振装置19Dにおいては、前記エアーシリンダー25のピストンロッド27の先端部に台座37を設け、この台座37と前記光学系ベース21との間に防振ゴム39を設けると共に、前記エアーシリンダー25に隣接させて前記位置決め手段29を設けてなるものである。
【0032】
上記防振装置19Dを複数ユニット使用して、ベンドミラーなどからなる光学装置17を支持したレーザ・パンチ複合加工機1において、パンチング加工を行うときには、エアーシリンダー25のシリンダーポートBを図示省略の方向切替え弁により大気に開放し、シリンダーポートAから図示省略の空圧源からの適宜な圧力の圧縮空気を前記方向切替え弁(図示省略)を介して供給すれば、前記光学系ベース21は防振ゴム39を介して上昇させられると共に、前記位置決め手段29の位置決めブロック31AのV字形の係合凸部と位置決めブロック31Bの凹部との係合が開放されることになる。すなわち、光学系ベース21は、エアーシリンダー25のピストンロッド27の先端部に設けた防振ゴム39を介してパンチプレスのフレーム9上に支持されることになる。従って、パンチング加工を行うときに発生する激しい振動は、この防振ゴム39によって吸収されて光学系ベース21には伝達されない。すなわち、防振装置19Dによって光学装置17の光学系にパンチング加工時の激しい振動が伝達することを防止することができる。
【0033】
次に、パンチプレス機を停止させてレーザ加工を行うときには、前記シリンダーポートAを大気に開放し、シリンダーポートBに図示省略の空圧源からの適宜な圧力の圧縮空気を前記方向切替え弁(図示省略)を介して供給すれば、防振ゴム39に支持された光学系ベース21が下降して、前記位置決め手段29の位置決めブロック31AのV字形の係合凸部と位置決めブロック31Bの凹部とが係合し、パンチプレスのフレーム9と光学系ベース21との間の相対的な位置関係が所定の位置に規制されることになる。従って、被加工材位置決め装置13を前記X,Y軸方向に適宜移動させることにより、板状の被加工材にレーザ加工を実施することができる。
【0034】
図6には、前記防振装置19の第の参考例の防振装置19Eを示してある。この図6においても、前記図2と同一の部品には同一の符号を付し、同一の部品についての説明は省略する。この第5の実施の形態の防振装置19Eは、前記第4の実施の形態の防振装置19Dにおいて防振ゴム39に代えてコイルスプリング33を設け、さらに振動に対する減衰効果の少ないコイルスプリング33に減衰効果を与えるために、コイルスプリング33の内部空間にオイルダンパー35を設けてなるものである。
【0035】
上記防振装置19Eを複数ユニット使用して、ベンドミラーなどからなる光学装置17を支持したレーザ・パンチ複合加工機1において、パンチング加工を行うときには、エアーシリンダー25のシリンダーポートBを図示省略の方向切替え弁により大気に開放し、シリンダーポートAから図示省略の空圧源からの適宜な圧力の圧縮空気を前記方向切替え弁(図示省略)を介して供給すれば、前記光学系ベース21はコイルスプリング33を介して上昇させられると共に、前記位置決め手段29の位置決めブロック31AのV字形の係合凸部と位置決めブロック31Bの凹部との係合が開放されることになる。すなわち、光学系ベース21は、エアーシリンダー25のピストンロッド27の先端部に設けたコイルスプリング33を介してパンチプレスのフレーム9上に支持されることになる。従って、パンチング加工を行うときに発生する激しい振動は、コイルスプリング33によって吸収さて光学系ベース21には伝達されない。更にオイルダンパー35により振動が急速に減衰される。すなわち、防振装置19Eによって光学装置17の光学系にパンチング加工時の激しい振動が伝達することを防止することができる。
【0036】
次に、パンチプレス機を停止させてレーザ加工を行うときには、前記シリンダーポートAを大気に開放し、シリンダーポートBに図示省略の空圧源からの適宜な圧力の圧縮空気を前記方向切替え弁(図示省略)を介して供給すれば、コイルスプリング33に支持された光学系ベース21が下降して、前記位置決め手段29の位置決めブロック31AのV字形の係合凸部と位置決めブロック31Bの凹部とが係合し、パンチプレスのフレーム9と光学系ベース21との間の相対的な位置関係が所定の位置に規制されることになる。従って、被加工材位置決め装置13を前記X,Y軸方向に適宜移動させることにより、板状の被加工材にレーザ加工を実施することができる。
【0037】
図7は、前記光学装置17の防振装置19の第の参考例を示したものである。この光学装置の防振装置19Fは、前記パンチプレス機3のフレーム9に光学装置17を取付けるための開口部41を上部フレーム9Uに設け、この開口部41の上壁面43に空圧シリンダー45を設けてある。
【0038】
上記空圧シリンダー45のピストンロッド49の下端部には、ベンドミラー保持部材51が設けてあり、このベンドミラー保持部材51に前記レーザ発振器5からのレーザビームLBを前記レーザ加工ヘッド7の集光用光学系へ反射するベンドミラー15が取付けてある。また、空圧シリンダー45のロッド側のシリンダーポートAは、流量制御弁53とサージタンク55を介して図示省略の空圧源に接続してある。また、ピストン47側には、大気中に開放したシリンダーポートBを設けると共に、空圧シリンダー45のシリンダーエンドとピストン47との間にスプリング57が弾装してある。
【0039】
従って、ピストンロッド49は常に空圧シリンダー45から下方に進出する様に付勢されており、空圧シリンダー45のピストンロッド側に適宜な圧力の圧縮空気を供給すれば、前記ピストン47は前記コイルスプリング57の弾発力とバランスする位置まで後退して停止する。
【0040】
また、前記ピストンロッド49には位置決めブロック取付け部材59が設けてある。この位置決めブロック取付け部材59には、ベンドミラー15とフレーム9との相対的位置を位置決めするための係合部、例えばV字形の凸部を備えた一対の前記位置決めブロック31Aを取付けてあり、またこの位置決めブロック31Aの係合部に係合する係合部、例えばV字形の係合凹部を備えた一対の前記位置決めブロック31Bを前記フレーム9の開口部41の下壁面61に設けてある。
【0041】
記形態の防振装置19Fを備えたレーザ・パンチ複合加工機1において、パンチング加工を行うときには、空圧シリンダー45のピストンロッド側のシリンダーポートAに適宜な圧力の圧縮空気を供給すれば、前記ピストン47は前記コイルスプリング57の弾発力とバランスする位置まで上昇移動して停止する。従って、パンチング加工を行うときに発生する激しい振動は、スプリング57と空圧シリンダー45内の空気の圧縮性によって吸収されてベンドミラー15には伝達されない。更に、空圧シリンダー45とサージタンク55との間に設けた流量制御弁53のダンピング効果によって振動を急速に減速させて共振を防止することができる。
【0042】
また、パンチプレス機を停止させてレーザ加工を行うときには、前記空圧シリンダー45のピストンロッド側を大気に開放すれば、スプリング57の下方への付勢力によりピストンロッド49が下降すると同時に、ピストンロッド49の位置決めブロック取付け部材59に設けた一対の位置決めブロック31Aも同時に下降して、前記フレーム9の開口部41の下壁面59に設けた一対の位置決めブロック31Bとが係合し、ベンドミラー15とフレーム9との間の相対的な位置関係が所定の位置に規制されることになる。従って、被加工材位置決め装置13を前記X,Y軸方向に適宜移動させることにより、板状の被加工材にレーザ加工を実施することができる。
【0043】
図8(A),(B),(C)は前記光学装置17の防振装置19Gの第の参考例の形態を示したものである。図8(A),(B),(C)において、前記図2と同一の部品には同一の符号を付し、同じ部品についての説明は省略する。
【0044】
図8(A),(B),(C)においてパンチプレス機3におけるフレーム9の上部フレーム9Uには、図8(A)において紙面に対して直交した方向へ延伸したガイドレール63が敷設されており、このガイドレール63に案内されて図8(A)において紙面に対して直交する方向へ移動自在なキャレッジ65が設けられている。このキャレッジ65に設けたナット部材67には図8(A)において紙面に対して直交する方向へ延伸したボールねじ69が螺合されており、このボールねじ69の一端には図示省略の駆動モータが連結されている。しかも、前記キャレッジ65には前記レーザ加工ヘッド7が上下方向へ移動自在に備えられている。
【0045】
上記構成により、駆動モータを駆動せしめると、ボールねじ69が回転されるから、ナット部材67を介してキャレッジ65が図8(A)において紙面に対して直交する方向へ移動されることになる。
【0046】
前記キャレッジ65上には位置決め手段29のうちの複数の固定用位置決めブロック71A〜71Dが設けられており、この固定用位置決めブロック71A〜71Dには上下方向へ延伸したリニアベアリング73が装着されている。しかも、この各リニアベアリング73の上部には移動用位置決めブロック75A〜75Dが装着され、この移動用位置決めブロック75A〜75Dが前記光学系ベース21の下面に一体化されている。
【0047】
前記キャレッジ65上のほぼ中央部における前後には位置決め用エアーシリンダー77が設けられており、この位置決め用エアーシリンダー77に装着されたピストンロッド79の上端が前記光学系ベース21に取付けられている。また前記固定用位置決めブロック71A〜71D,移動用位置決めブロック75A〜75Dの外周にはコイルスプリング81が巻装され、しかも、このコイルスプリング81はキャレッジ65と光学系ベース21との間に設けられている。
【0048】
上記防振装置19Gを複数ユニット使用して、光学装置17を支持したレーザ・パンチ複合加工機1において、パンチング加工を行うときには、エアーシリンダー77の下部シリンダ室よりエアーを大気に開放すれば、コイルスプリング81の弾発力によって光学系ベース21が上昇させられると共に、位置決め手段29の移動位置決めブロック75A〜75Dがリニアベアリング73に案内されて上昇し、固定用位置決めブロック71A〜71Dより外れて光学系ベース21はコイルスプリング81を介してパンチプレス3の上部フレーム9U上に支持されることになる。従って、パンチング加工を行うときに発生する激しい振動はコイルスプリング81によって吸収されて光学系ベース21には伝達されない。すなわち、防振装置19Gによって光学装置17のベンドミラー15などの光学系にパンチング加工時の激しい振動が伝達することを防止することができる。
【0049】
次に、パンチプレス機3を停止させてレーザ加工を行うときには、前記エアーシリンダー77の上部シリンダ室にエアーを供給すると、前記コイルスプリング81が圧縮されて光学系ベース21が下降させられ、前記位置決め手段29の移動用位置決めブロック75A〜75Dがリニアベアリング73に案内されて固定用位置決めブロック71A〜71Dに係合し、パンチプレス3の上部フレーム9Uと光学系ベース21との間の相対的な位置関係が所定の位置に規制されることになる。従って、被加工材位置決め装置13を前記X軸方向に、レーザ加工ヘッド7をY軸方向に適宜移動させることにより、板状の被加工材にレーザ加工を実施することができる。レーザ加工ヘッド7がY軸方向へ移動する際、横方向の力による位置決めの変化がなくなるものである。
【0050】
前記図8(A),(B),(C)の例では、リニアベアリング73を4個用いた例で説明したが、リニアベアリング73の数は2〜3個であっても構わない。また、図8(A),(B),(C)における4個のリニアベアリング73のうち、2個のリニアベアリング73を用いずに、図9に示すように上下のみの位置決めブロック71C,71D;75C,75Dとしても対応可能である。さらに、図10に示すようにリニアベアリング73を用いずにガイド83の付いたエアーシリンダー77としても対応可能である。
【0051】
【発明の効果】
以上のごとき説明より理解されるように、発明によれば、構造がシンプルで故障要素の少なく、かつメンテナンスが容易となる。
【0058】
請求項8の発明によれば、移動用位置決めブロックが固定用位置決めブロックに対して上下方向へ移動する際に、左右,上下の位置決めを行ってスムーズに移動位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる光学装置の防振装置を備えたレーザ・パンチ複合加工機の例を示した側面図である。
【図2】 レーザ・パンチ複合加工機の光学装置の防振装置の第1の参考例を示した図である。
【図3】 レーザ・パンチ複合加工機の光学装置の防振装置の第の実施の形態を示した図である。
【図4】 レーザ・パンチ複合加工機の光学装置の防振装置の第の実施の形態を示した図である。
【図5】 レーザ・パンチ複合加工機の光学装置の防振装置の第の参考例を示した図である。
【図6】 レーザ・パンチ複合加工機の光学装置の防振装置の第の参考例を示した図である。
【図7】 レーザ・パンチ複合加工機の光学装置の防振装置の第の参考例を示した図である。
【図8】 (A)はレーザ・パンチ複合加工機の光学装置の防振装置の第の参考例を示した図、(B)は(A)の側面図、(C)は(A)の平面図である。
【図9】 図8の変形例を示した図である。
【図10】 図8の変形例を示した図である。
【符号の説明】
1 レーザ・パンチ複合加工機
3 パンチプレス機
5 レーザ発振器
7 レーザ加工ヘッド
9 フレーム
9U 上部フレーム
11 タレット
13 被加工材位置決め装置
15 ベンドミラー
17 光学装置
19(A〜F) 防振装置
21 光学系ベース
23 エアースプリング
25 エアーシリンダー 27 ピストンロッド
29 位置決め手段
31(A、B) 位置決めブロック
33 コイルスプリング
35 オイルダンパー
37 台座
39 防振ゴム
41 開口部
43 上壁面
45 空圧シリンダー
47 ピストン
49 ピストンロッド
51 ベンドミラー保持部材
53 流量制御弁
55 サージタンク
57 スプリング
59 位置決めブロック取付け部材
61 下壁面

Claims (3)

  1. レーザ・パンチ複合加工機において、パンチプレスのフレームに対して自からの機能として備えた弾発力によって光学装置を常に上昇させて支持すると共に前記フレームから前記光学装置への振動を遮断するためのコイルスプリングを備えた振動遮断手段と、前記光学装置と前記フレームとの間の相対的な位置決めを行うための位置決め手段と、前記光学装置と前記フレームとの間の距離を変更して前記位置決め手段の係脱を行わせるための位置決め手段駆動装置とを備え、レーザ・パンチ複合加工機においてレーザ加工を行うときには前記位置決め手段駆動装置によって前記振動遮断手段の前記コイルスプリングの弾発力に抗して前記光学装置を下降し前記位置決め手段を係合して前記フレームに対する前記光学装置の相対的な位置決めを行い、パンチング加工を行うときには前記振動遮断手段に備えた前記コイルスプリングの弾発力によって前記位置決め手段の係合を開放して支持する構成であることを特徴とするレーザ・パンチ複合加工機。
  2. 請求項1に記載のレーザ・パンチ複合加工機において、前記位置決め手段、前記位置決め手段駆動装置及び前記振動遮断手段は、前記フレームと前記光学装置との間にそれぞれ個別に設けてあることを特徴とするレーザ・パンチ複合加工機。
  3. 請求項1又は2に記載のレーザ・パンチ複合加工機において、前記フレームと前記光学装置との間に、振動を減衰するためのオイルダンパーを設けたことを特徴とするレーザ・パンチ複合加工機。
JP04808097A 1996-04-19 1997-03-03 レーザ・パンチ複合加工機 Expired - Fee Related JP3930092B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04808097A JP3930092B2 (ja) 1996-04-19 1997-03-03 レーザ・パンチ複合加工機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9846396 1996-04-19
JP8-98463 1996-04-19
JP04808097A JP3930092B2 (ja) 1996-04-19 1997-03-03 レーザ・パンチ複合加工機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH106092A JPH106092A (ja) 1998-01-13
JP3930092B2 true JP3930092B2 (ja) 2007-06-13

Family

ID=26388305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04808097A Expired - Fee Related JP3930092B2 (ja) 1996-04-19 1997-03-03 レーザ・パンチ複合加工機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3930092B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6144009A (en) * 1999-02-08 2000-11-07 Lillbacka Jetair Oy Combination punch press and laser machine
KR101312795B1 (ko) * 2011-09-28 2013-09-27 주식회사 포스코 완충설비를 구비한 레이저 용접기
PL3130426T3 (pl) * 2015-08-13 2019-08-30 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Obrabiarka z urządzeniem sztancującym i urządzeniem do obróbki laserowej
JP7154052B2 (ja) * 2018-07-12 2022-10-17 株式会社アマダ レーザ加工機及び複合加工機による加工方法
CN109986363B (zh) * 2019-04-04 2023-08-22 深圳金源恒业科技有限公司 电子引火元件压接机
CN111283050B (zh) * 2020-02-13 2021-12-14 济南智强远达汽车零部件有限公司 一种可消音式的钻床设备
CN112692577A (zh) * 2020-12-21 2021-04-23 泰州市欣港电子材料有限公司 一种氰化亚金钾生产工艺设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH106092A (ja) 1998-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3930092B2 (ja) レーザ・パンチ複合加工機
KR100839618B1 (ko) 캐브 완충장치
CN106563947B (zh) 包括冲压装置和激光加工装置的机床
US5327692A (en) Vertical vibration control device
TW302317B (ja)
JP2002188607A (ja) 緩衝機構付直線作動機
CN112984044B (zh) 精密设备搭载用除振装置
KR101362930B1 (ko) 음강성 방진 시스템
CN210703145U (zh) 一种新型龙门式激光切割机床身
CN212695829U (zh) 自动化设备专用减震闭环电机
JP2016041432A (ja) パンチプレス
JP4489458B2 (ja) 精密加工機
JP2002286065A (ja) 可動ステージのストッパ装置
KR102232324B1 (ko) 부품 지지장치
JP2002239856A (ja) 防振装置およびこの防振装置を用いたパンチ・レーザ複合加工機
KR200204511Y1 (ko) 크레인 주행차륜의 플랜지 마모 방지장치
JPH02211917A (ja) パンチプレスを有する複合加工機
JP2003191145A (ja) 制振装置を備えた工作機械
JP2656799B2 (ja) 制振用支持装置
JP2001018077A (ja) パンチ・レーザ複合加工機におけるレーザヘッド支持装置
WO2022234620A1 (ja) 工作機械
JPH0337828Y2 (ja)
JP2001300796A (ja) 防振装置およびこの防振装置を用いたパンチ・レーザ複合加工機
JPH0519198Y2 (ja)
JP2859890B2 (ja) 衝撃緩和装置およびそれを用いた位置決め装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060627

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060807

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061010

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061201

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20061218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100316

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110316

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120316

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130316

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130316

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140316

Year of fee payment: 7

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees