JP2002239856A - 防振装置およびこの防振装置を用いたパンチ・レーザ複合加工機 - Google Patents
防振装置およびこの防振装置を用いたパンチ・レーザ複合加工機Info
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Abstract
よびパンチング時の振動の影響を受けないパンチ・レー
ザ複合加工機を提供する。 【解決手段】 移動手段57により第1と第2ハウジン
グ43,49のいずれか一方を相対的に移動させること
により、前記第1嵌合穴部41が球体45を介して第2
嵌合穴部47に相対的に押圧して位置決めしクランプさ
れるので、第1ハウジング43および第2ハウジング4
9は固定側に高い剛性で位置決め固定される。一方、第
1と第2ハウジング43,49のアンクランプ時には、
位置決め移動手段57により第1と第2ハウジング4
3,49のいずれか一方を反対方向へ移動せしめ、加工
工具側は付勢手段53を介して第1ハウジング43およ
び第2ハウジング49により支持されるので、発生する
振動が付勢手段53により吸収され防振され、防振時に
ベースプレートに発生する回転モーメントを相殺するこ
とができる。
Description
複合加工機におけるレーザ加工へッドを支持するのに好
適な防振装置およびこの防振装置を用いたパンチ・レー
ザ複合加工機に関するものである。
ーザとパンチングの複合加工機において、光学系を含め
たZ軸とレーザ加工ヘッドは、パンチング加工時の振動
から守るために、フレームの上面の水平面上にエアーバ
ネを置き、その上にZ軸の支持ブラケットを設けて防振
し、パンチング加工が終了したら平面内の位置決めピン
により位置決めされる。
うな従来の防振装置にあっては、位置決めスペースを取
りすぎるという問題点があった。
動)式の防振装置として利用された場合に防振位置がレ
ーザ加工ヘッドより離れているために、位置決め後の振
動に弱いという問題点があった。
ンチ加工ヘッド移動の1軸加工ヘッド移動式複合機等の
1軸光軸光移動式の移動機構に対する防振装置には適さ
ないという問題点があった。
Y軸と共に移動しながらZ軸に搭載されたレーザ加工ヘ
ッドと、このレーザ加工ヘッドに光を導くためのベンド
ミラーとの両者を振動から保護する必要がある。その理
由としては、光移動式のパンチ複合加工機において、パ
ンチング加工時の振動により、ズレや緩みが発生してア
ライメントの狂い等が光軸固定式よりも更に起こり易い
ためである。
軸・レーザ加工ヘッドは、レーザ加工時にY軸に位置決
め固定される必要がある。そして、この固定には繰り返
し復元精度が必要となる。しかも、防振装置としては剛
性がないと、レーザ加工ヘッドは振動して集光レンズの
位置が安定せず、集光スポット位置がずれることになる
ので、レーザ加工ヘッドのY軸移動時に発生する加速度
に対抗できる剛性を持たねばならない。
れたもので、その目的は、レーザ加工時に安定した加工
を行うことができる位置決め機構を備えた防振装置およ
びパンチング時の振動の影響を受けないパンチ・レーザ
複合加工機を提供することにある。
に請求項1によるこの発明の防振装置は、固定側と加工
工具側の間に設けられて、振動の伝達を防止する防振装
置であって、前記固定側に設けられて一端に第1嵌合穴
部を備えた第1ハウジングと、前記第1嵌合穴部に当接
する球体と、加工工具側に設けられて前記球体を介して
前記第1嵌合穴部に対向して前記球体に当接可能な第2
嵌合穴部を備えた第2ハウジングと、前記第1と第2嵌
合穴部のいずれか一方を前記球体から常時離反する方向
に付勢する付勢手段と、前記第1嵌合穴部に球体を介し
て第2嵌合穴部を相対的に押圧して位置決めすべく前記
第1と第2ハウジングのいずれか一方を移動せしめる位
置決め移動手段と、防振時に重量によって発生する回転
モーメントを相殺する弾機と、からなることを特徴とす
るものである。
と第2ハウジングのいずれか一方を相対的に移動させる
ことにより、前記第1嵌合穴部が球体を介して第2嵌合
穴部に相対的に押圧して位置決めしクランプされるの
で、第1ハウジングおよび第2ハウジングは固定側に高
い剛性で位置決め固定される。また、第1と第2ハウジ
ングのアンクランプ時には、位置決め移動手段により第
1と第2ハウジングのいずれか一方を反対方向へ移動せ
しめ、加工工具側は付勢手段を介して第1ハウジングお
よび第2ハウジングにより支持されるので、発生する振
動は付勢手段により吸収され、コンパクトで軽量に防振
される。さらには、防振時に発生する加工工具側に重量
による回転モーメントをキャンセルするように作用す
る。
求項1記載の防振装置において、前記第1嵌合穴部及び
第2嵌合穴部が、前記球体を当接可能な円錐部分又は球
面部分を有していることを特徴とするものである。
部が円錐部分を有している場合は、接触が点のみで支え
ることになるが、4点であるので問題なく、しかも円錐
部分の加工は容易である。第1嵌合穴部及び第2嵌合穴
部が球面部分を有している場合は、第1ハウジングおよ
び第2ハウジングがクランプされるときに更に確実に第
1嵌合穴部及び第2嵌合穴部の中心に位置決めされる。
求項1又は2記載の防振装置において、前記第1と第2
ハウジングの組合せが、垂直方向の振動方向に対して防
振すべく第1嵌合穴部及び第2嵌合穴部を上下方向に配
置して構成してなることを特徴とするものである。
部を上下方向に配置しているので、前記第1と第2ハウ
ジング間の付勢手段により垂直方向の振動方向に対して
防振される。
求項1、2又は3記載の防振装置において、前記第1と
第2ハウジングの組合せが、垂直方向の振動方向に対し
て防振すべく第1嵌合穴部及び第2嵌合穴部を上下方向
に配置して構成したものと、水平方向の振動方向に対し
て防振すべく第1嵌合穴部及び第2嵌合穴部を水平方向
に配置して構成したものと、からなることを特徴とする
ものである。
部を上下方向に配置しているので、前記第1と第2ハウ
ジング間の付勢手段により垂直方向の振動方向に対して
防振されると共に、第1嵌合穴部及び第2嵌合穴部を水
平方向に配置しているので、前記第1と第2ハウジング
間の付勢手段により水平方向の振動方向に対して防振さ
れる。パンチング加工時の振動に対して、万全の備えが
可能となる。
求項1〜4のうちのいずれか一つに記載の防振装置にお
いて、前記第1と第2ハウジングの周囲に、球体と第1
嵌合穴部及び第2嵌合穴部との当たり面を防塵すべく被
覆するシール材を設けてなることを特徴とするものであ
る。
穴部及び第2嵌合穴部との当たり面がシール材により防
塵されているので、例えば当たり面を損傷することな
く、長期間にわたってレーザ加工装置では安定した位置
決めが行われる。
求項1〜5のうちのいずれか一つに記載の防振装置にお
いて、前記位置決め移動手段に前記第1と第2ハウジン
グのいずれか一方を押圧して移動せしめる押圧部を設
け、この押圧部に防振材を介設してなることを特徴とす
るものである。
ンプ時もアンクランプ時のいずれの場合でも、防振材に
より何らかの振動に対する防振となり、位置決め移動が
確実なものとなる。
複合加工機は、パンチ加工へッドおよびレーザ加工ヘツ
ドを備えたY軸キャレッジをY軸方向へ移動・位置決め
して、パンチング加工またはレーザ加工を行うパンチ・
レーザ複合加工機であって、前記Y軸キャレッジ側に設
けられて一端に第1嵌合穴部を備えた第1ハウジング
と、前記第1嵌合穴部に当接する球体と、レーザ加工ヘ
ツド側に設けられて前記球体を介して前記第1嵌合穴部
に対向して前記球体に当接可能な第2嵌合穴部を備えた
第2ハウジングと、前記第1と第2嵌合穴部のいずれか
一方を前記球体から常時離反する方向に付勢する付勢手
段と、前記第1嵌合穴部に球体を介して第2嵌合穴部を
相対的に押圧して位置決めすべく前記第1と第2ハウジ
ングのいずれか一方を移動せしめる位置決め移動手段
と、からなることを特徴とするものである。
と第2ハウジングのいずれか一方を相対的に移動させる
ことにより、前記第1嵌合穴部が球体を介して第2嵌合
穴部に相対的に押圧して位置決めしクランプされるの
で、第1ハウジングおよび第2ハウジングはY軸キャレ
ッジ側に位置決め固定される。また、第1と第2ハウジ
ングのアンクランプ時には、位置決め移動手段により第
1と第2ハウジングのいずれか一方を反対方向へ移動せ
しめ、レーザ加工ヘツド側は付勢手段を介して第1ハウ
ジングおよび第2ハウジングにより支持されるので、発
生する振動は付勢手段により吸収され、コンパクトで軽
量に防振される。
て図面を参照して説明する。
係わる防振装置1は、例えば構造物であるパンチ・レー
ザ複合加工機のフレーム3の側面に、Y軸方向(図1に
おいて左右方向)に移動自在に設けられている移動機構
5に適用されている。
上下一対のY軸ガイド7U、7Lがフレーム3に沿って
水平に設けられている。また、上下のY軸ガイド7U、
7Lの間には、Y軸ボールネジ9が水平に設けられてお
り、図示省略の軸受けにより回転自在に設けられてい
る。なお、図示はしないが、Y軸ボールネジ9はY軸駆
動モータにより回転駆動される。
移動自在のスライダ11により、図2に示されているよ
うに断面略U字状のY軸キャレッジ13が水平方向(図
1において左右方向)に移動自在に設けられている。こ
のY軸キャレッジ13の中央部の凹部に突出して、前述
したY軸ボールネジ9に螺合するナット部材15が取り
付けられている。
(図2及び図3において右側面)には、防振装置1を介
して、加工工具側であるベースプレート17が取り付け
られており、このベースプレート17の前面にはレーザ
加工へッド19と図示省略のパンチ加工ヘツドが設けら
れている。
17の前面に上下方向に設けられているガイド21に沿
ってZ軸キャレッジ23を介してZ軸方向(図2及び図
3において上下方向)ヘ移動・位置決め自在に設けられ
ている。図4に示されているようにZ軸昇降駆動装置2
5により上下移動・位置決めするようになっている。
ベースプレート17の前面にZ軸駆動モータ27が設け
られており、このZ軸駆動モータ27により駆動される
Z軸ボールネジ29が上下方向に延伸して設けられてお
り、Z軸軸受け31により回転自在に設けられている。
前記Z軸キャレッジ23の図4において左側縁には前述
したZ軸ボールネジ29に螺合するナット部材33がZ
軸ブラケット35を介して取り付けられている。
図示省略のレーザ発振器から送られているレーザ光LB
をレーザ加工へッドに導くZ軸ミラー37がベンドミラ
ーブラケット39を介してベースプレート17の前面に
設けられている。なお、レーザ加工ヘッド19は通常用
いられているものなので、詳細な説明は省略する。
Y軸ボールネジ9を回転駆動すると、このY軸ボールネ
ジ9に螺合したナット部材15が移動するので、Y軸キ
ャレッジ13がY軸ガイド7U、7Lに沿ってY軸方向
へ移動して、レーザ加工ヘッド19がY軸方向に位置決
めされる。
ルネジ29を回転駆動すると、このZ軸ボールネジ29
に螺合したナット部材33が移動するので、Z軸キャレ
ッジ23がガイド21に沿ってZ軸方向へ移動して、レ
ーザ加工ヘッド19がZ軸方向に位置決めされる。
振装置1においては、図5を併せて参照するに、Y軸キ
ャレッジ13の左右(図1において左右)両側に、図5
に示されているように上部部分に第1嵌合穴部としての
例えば上方へ広がる第1円錐穴部41を有する第1ハウ
ジング43L、43RがボルトBTによりY軸キャレッ
ジ13に取り付けられている。
に設けられており、球体45を介して前記第1円錐穴部
41に対向する位置に前記球体45に当接可能な第2嵌
合穴部としての例えば第2円錐穴部47を有する第2ハ
ウジング49L、49RがボルトBTによりベースプレ
ート17の上部フランジ51に取り付けられている。
第1円錐穴部41と第2円錐穴部47が常時互いに離反
する方向に付勢する付勢手段としての例えばスプリング
53を介して本実施の形態では第2円錐穴部47が球体
45から離反するように上方向へ付勢されている。な
お、スプリング53は第1ハウジング43L、43Rと
第2ハウジング49L、49Rとの間に設けられてい
る。
2ハウジング49L、49Rの周囲は第1円錐穴部41
と第2円錐穴部47と球体45との当たり面を防塵する
ためのシール材としての例えば円筒ゴム体55により被
覆されている。
レッジ13のほぼ中央(図1においてほぼ中央)に、図
3に示されているように上部部分に位置決めシリンダ5
7がボルトBTによりY軸キャレッジ13に取り付けら
れている。位置決めシリンダ57のピストンロッド59
がベースプレート17の上部フランジ51に設けた穴部
61を通過して上方に突出され、この突出されたロッド
エンドには上部フランジ51を下方へ引くために係合す
る係止部63が設けられている。
3の上方にダンパ部材としての例えば防振用ゴム材65
が嵌挿され、防振用ゴム材65はロッドエンドの上部に
ボルトBTにて固定された押え板67と上記の係止部6
3との間に挟み込むように構成されている。
13の上部には図3において右方に突設されたボルトシ
ャフト69がベースプレート17に設けた穴部71を通
過して右方に突出されており、ボルトシャフト69の突
出部分にはボルトシャフト69のヘッド部とY軸キャレ
ッジ13に当接する支持金具73を介してスプリング7
5によりY軸キャレッジ13とベースプレート17との
位置が保持されるように構成されている。すなわち、単
なる位置決め固定のみならずスプリング75は、Y軸キ
ャレッジ13に対して防振されるときに重量が発生する
ベースプレート17の回転モーメントをキャンセルする
ように作用する。
へッド19によるレーザ加工時には、図6(A)に示さ
れているように位置決めシリンダ57のピストンロッド
59を引き込んで、ベースプレート17の上部フランジ
51を下降せしめると、図5(A)に示されているよう
に第2ハウジング49L、49Rがスプリング53の付
勢力に抗して下降され、第2円錐穴部47が球体45に
嵌合してこの球体45を下方へ押圧し、第1ハウジング
43L、43Rの第1円錐穴部41に球体45が嵌合し
て押圧されてクサビ効果を発生して位置決めが行われ、
ベースプレート17がY軸キャレッジ13にクランプさ
れた状態になる。
工に伴う振動がレーザ加工ヘッド19に及ぼさないよう
にする。すなわち、位置決めシリンダ57のピストンロ
ッド59が図6(B)に示されているように上昇するこ
とにより、ベースプレート17は図5(B)に示されて
いるようにスプリング53の付勢力により浮上量Aだけ
上昇すると、第2円錐穴部47が球体45から離反して
球体45によるクサビ効果が解かれ、クランプが解除さ
れる。これによりベースプレート17は自由となり、自
重はスプリング53によって支持されるので、第1と第
2ハウジング43,49間に隙間ができるようになる。
したがって、パンチング加工時に発生する振動はスプリ
ング53により吸収されるので、ベースプレート17へ
の影響が伝わらない。
おいて左右)両側の下部部分には、水平方向の振動を吸
収するように構成された防振装置1が設けられており、
上述した防振装置1と同様の形態のものである。
した実施の形態と同じ形態の第1円錐穴部41を有する
第1ハウジング43L、43RがボルトBTによりY軸
キャレッジ13に取り付けられている。この場合は第1
円錐穴部41が図2において右方へ拡がる方向に取り付
けられている。この第1円錐穴部41に嵌合する球体4
5を介して対向して前記球体45に嵌合可能な前述した
実施の形態と同じ形態の第2円錐穴部47を有する第2
ハウジング49L、49Rがベースプレート17の図2
において左面にボルトBTにより取り付けられている。
この第1ハウジング43L、43Rと第2ハウジング4
9L、49Rとの組合せは前述した実施の形態と同様で
あるので、詳細な説明は省略する。
ジ13のほぼ中央(図1においてほぼ中央)の下部部分
には、上部部分の位置決めシリンダ57と同様の形態の
位置決めシリンダ57が設けられているので、詳細な説
明は省略する。なお、上部部分の防振装置1は垂直方向
の振動を吸収するように構成されているのに対して、下
部部分の防振装置1は水平方向の振動を吸収するように
構成されており、この防振装置1の動作も同様である。
1を固定することによりX軸、Y軸方向の剛性を高める
ことができるため、軸パンチ・レーザ移動の移動式キャ
レッジに搭載して大きな加速度で使用することができ
る。また、構造がコンパクトなので、一種の加工ヘッド
のX軸オフセット量を小さくすることができると共にコ
ストダウンを図ることができる。
へッド19を防振装置1により固定せずにスプリング5
3を介して支持されるので、パンチング加工に伴う衝撃
を和らげることができ、Z軸ミラー37や集光レンズ等
がずれるのを防止することができるし、レーザ加工時に
はレーザ加工ヘッド19を確実に位置決めするので、正
確な加工を行うことができる。
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
び第2ハウジング43,49の第1及び第2嵌合穴部と
しては円錐穴部であるが、その他に球体45に嵌合可能
な球面部分を有しているものであっても構わない。
の振動を吸収する防振装置と水平方向の振動を吸収する
防振装置との組合せであるが、垂直方向の防振装置のみ
の組合せであっても構わない。但し、両方向に対応する
効果は期待できないが、一応の機能は果たすことは、本
発明の説明から明瞭である。
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、移動手
段により第1と第2ハウジングのいずれか一方を相対的
に移動させて第1嵌合穴部を球体を介して第2嵌合穴部
に相対的に押圧して位置決めしクランプするので、第1
ハウジングおよび第2ハウジングを固定側に高い剛性で
位置決め固定できる。また、第1と第2ハウジングのア
ンクランプ時には、位置決め移動手段により第1と第2
ハウジングのいずれか一方を反対方向へ移動せしめ、加
工工具側を付勢手段を介して第1ハウジングおよび第2
ハウジングにより支持することにより、振動は付勢手段
により吸収してコンパクトで軽量に防振できる。さらに
防振時に重量によって生じる回転モーメントを相殺する
ことができ、確実な防振を期待できる。
び第2嵌合穴部が円錐部分を有している場合は、円錐部
分を容易に加工できる。第1嵌合穴部及び第2嵌合穴部
が円錐部分と球面部分のいずれを有している場合も、第
1ハウジングおよび第2ハウジングをクランプするとき
は確実に第1嵌合穴部及び第2嵌合穴部の中心に位置決
めできる。
び第2嵌合穴部を上下方向に配置しているので、第1と
第2ハウジング間の付勢手段により垂直方向の振動方向
に対して防振できる。
び第2嵌合穴部を上下方向に配置しているので、前記第
1と第2ハウジング間の付勢手段により垂直方向の振動
方向に対して防振でき、且つ第1嵌合穴部及び第2嵌合
穴部を水平方向に配置しているので、前記第1と第2ハ
ウジング間の付勢手段により水平方向の振動方向に対し
て防振できる。
体と第1嵌合穴部及び第2嵌合穴部との当たり面をシー
ル材により防塵しているので、例えばレーザ加工装置で
は安定した位置決めを行うことができる。
ジングのクランプ時もアンクランプ時も、防振材により
何らかの振動に対して防振できる。
第1と第2ハウジングのいずれか一方を相対的に移動さ
せて第1嵌合穴部を球体を介して第2嵌合穴部に相対的
に押圧して位置決めしクランプするので、第1ハウジン
グおよび第2ハウジングをY軸キャレッジ側に高い剛性
で位置決め固定できる。また、第1と第2ハウジングの
アンクランプ時には、移動手段により第1と第2ハウジ
ングのいずれか一方を反対方向へ移動せしめ、レーザ加
工ヘッド側を付勢手段を介して第1ハウジングおよび第
2ハウジングにより支持することにより、振動は付勢手
段により吸収してさらには防振時に重量により発生する
ベースプレートの回転モーメントをキャンセルしてコン
パクトで軽量に防振できる。
加工ヘツドを取り付けるY軸キャレッジから視た正面図
である。
ドを取り付けるZ軸キャレッジから視た正面図である。
時の状態図で、(B)はアンクランプ時の状態図であ
る。
プ時の状態図で、(B)はアンクランプ時の状態図であ
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 固定側と加工工具側の間に設けられて、
振動の伝達を防止する防振装置であって、前記固定側に
設けられて一端に第1嵌合穴部を備えた第1ハウジング
と、前記第1嵌合穴部に当接する球体と、加工工具側に
設けられて前記球体を介して前記第1嵌合穴部に対向し
て前記球体に当接可能な第2嵌合穴部を備えた第2ハウ
ジングと、前記第1と第2嵌合穴部のいずれか一方を前
記球体から常時離反する方向に付勢する付勢手段と、前
記第1嵌合穴部に球体を介して第2嵌合穴部を相対的に
押圧して位置決めすべく前記第1と第2ハウジングのい
ずれか一方を移動せしめる位置決め移動手段と、防振時
に重量によって生じる回転モーメントを相殺する弾機
と、からなることを特徴とする防振装置。 - 【請求項2】 前記第1嵌合穴部及び第2嵌合穴部が、
前記球体を当接可能な円錐部分又は球面部分を有してい
ることを特徴とする請求項1記載の防振装置。 - 【請求項3】 前記第1と第2ハウジングの組合せが、
垂直方向の振動方向に対して防振すべく第1嵌合穴部及
び第2嵌合穴部を上下方向に配置して構成してなること
を特徴とする請求項1又は2記載の防振装置。 - 【請求項4】 前記第1と第2ハウジングの組合せが、
垂直方向の振動方向に対して防振すべく第1嵌合穴部及
び第2嵌合穴部を上下方向に配置して構成したものと、
水平方向の振動方向に対して防振すべく第1嵌合穴部及
び第2嵌合穴部を水平方向に配置して構成したものと、
からなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の防
振装置。 - 【請求項5】 前記第1と第2ハウジングの周囲に、球
体と第1嵌合穴部及び第2嵌合穴部との当たり面を防塵
すべく被覆するシール材を設けてなることを特徴とする
請求項1〜4のうちのいずれか一つに記載の防振装置。 - 【請求項6】 前記位置決め移動手段に前記第1と第2
ハウジングのいずれか一方を押圧して移動せしめる押圧
部を設け、この押圧部に防振材を介設してなることを特
徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一つに記載の防
振装置。 - 【請求項7】 パンチ加工へッドおよびレーザ加工ヘツ
ドを備えたY軸キャレッジをY軸方向へ移動・位置決め
して、パンチング加工またはレーザ加工を行うパンチ・
レーザ複合加工機であって、前記Y軸キャレッジ側に設
けられて一端に第1嵌合穴部を備えた第1ハウジング
と、前記第1嵌合穴部に当接する球体と、レーザ加工ヘ
ツド側に設けられて前記球体を介して前記第1嵌合穴部
に対向して前記球体に当接可能な第2嵌合穴部を備えた
第2ハウジングと、前記第1と第2嵌合穴部のいずれか
一方を前記球体から常時離反する方向に付勢する付勢手
段と、前記第1嵌合穴部に球体を介して第2嵌合穴部を
相対的に押圧して位置決めすべく前記第1と第2ハウジ
ングのいずれか一方を移動せしめる位置決め移動手段
と、Y軸キャリッジに対しての防振時に重量によって発
生する回転モーメントを相殺する弾機と、からなること
を特徴とするパンチ・レーザ複合加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001039770A JP2002239856A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | 防振装置およびこの防振装置を用いたパンチ・レーザ複合加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001039770A JP2002239856A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | 防振装置およびこの防振装置を用いたパンチ・レーザ複合加工機 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002239856A true JP2002239856A (ja) | 2002-08-28 |
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ID=18902489
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JP2001039770A Pending JP2002239856A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | 防振装置およびこの防振装置を用いたパンチ・レーザ複合加工機 |
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CN113727804A (zh) * | 2019-04-12 | 2021-11-30 | 株式会社尼康 | 加工系统、加工方法、机器人系统、连接装置以及终端效果器装置 |
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JPS61190384A (ja) * | 1985-02-20 | 1986-08-25 | 株式会社東芝 | 画像メモリ制御装置 |
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2001
- 2001-02-16 JP JP2001039770A patent/JP2002239856A/ja active Pending
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