JP3929129B2 - 自動販売機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、前後に収納部を有し、前側収納部の商品を販売した後、後側収納部の商品を前側収納部に搬送しこれを販売する自動販売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自動販売機として出願人は既に特願平8ー54920号に係る出願を提案している。
【0003】
この自動販売機は、個別に区画された商品収納室を上下複数段に多数配置し、この商品収納室に収納された商品を個別に販売する構造となっている。また、この商品収納室は前後に互いに連通する2個の収納部を有しており、商品を販売するときは、まず、前側収納部の商品を販売し、この商品販売の後に空になった前側収納部に後側収納部の商品を搬送させ、この搬送された商品を次回に販売する。
【0004】
この後側収納部の商品を前側収納部に搬送する際は、後側収納部の商品が商品トレーに載っており、この商品トレーをコイルバネで前方に押し出し、これにより商品搬送を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、コイルバネの前方への付勢力は一定に設定されているため、軽い商品が商品トレーに載っているときは、前方に激しく押し出され、商品が破損するおそれがあるし、一方、重い商品が商品トレーに載っているときは、その搬送速度が落ちたり、或いは、商品トレーが途中で止まってしまうという問題点を有していた。
【0006】
本発明の目的は前記従来の課題に鑑み、重量の軽重を問わず適正な搬送速度で後側収納部の商品を前側収納部に搬送できる自動販売機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するため、前後に配置され互いに連通する商品の収納部を有し、この後側収納部に収納された商品をバネ手段で前方に付勢される商品トレーを介して前側収納部に搬送する自動販売機において、バネ手段の付勢力を調節する付勢力調節手段を有する構造となっている。
【0008】
この発明によれば、付勢力調節手段によりバネ手段の付勢力が調節されるため、重い商品を搬送するときはその付勢力を強く設定し、一方、軽い商品を搬送するときは、その付勢力を弱く設定すればよい。
【0009】
なお、バネ手段をコイルバネで構成するとともに、付勢力調節手段をコイルバネのバネピッチ間に立設したストッパ板で構成するようにしても良い。このように構成するときは、コイルバネを回転することにより、ストッパ板を間にして前方のコイルバネの部分と後方のコイルバネの部分の長さを任意に変更できる。ここで、ストッパ板より前方に延在した部位がコイルバネの付勢力となるため、コイルバネの付勢力が任意に変更される。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1乃至図6は本発明に係る自動販売機の一実施形態を示すもので、図1は自動販売機の正面図、図2は自動販売機の断面図、図3は後側収納部に商品が収納されている状態を示す商品収納室の側面断面図、図4は後側収納部の商品が前側収納部に搬送された状態を示す側面断面図、図5は搬送装置の平面図、図6は本発明の要部を示す断面図である。
【0011】
本発明の自動販売機の構造を図1乃至図4を参照して説明する。即ち、この自動販売機は縦長の断熱箱にて構成された自動販売機本体1内に前面開口の内箱2を設け、この自動販売機本体1の前面開口を外扉3にて開閉自在としている。また、この自動販売機本体1と内箱2との間に通風ダクト4を形成しており、送風機5にて蒸発器6で冷却された空気を通風ダクト4に循環し(図2の1点鎖線矢印)、庫内冷却を行っている。また、この内箱2の前面開口には中扉7を設ける一方、内箱2の内部には上下及び左右に複数段に多数の商品収納室8を形成し、各商品収納室8と対向する中扉7の部位には商品収納室8の小扉9を設置している。また、この各商品収納室8は、互いに隣接する商品収納室8間で冷気が流通するよう縦横に多数のワイヤ8aを組み込んで形成している。
【0012】
なお、自動販売機の前面にはコイン投入口10、紙幣投入口11、返却レバー12、返却口13、投入金額等を表示するセグメント表示器14等が設置される一方、小扉9には商品選択を行う選択スイッチ15が設置されている。ここで、前側の商品Aを購入するときは、コイン投入口10に購入商品の金額(或いはそれ以上の金額)のコインを投入し、その後、外扉3を開放し、更に購入商品に対応する選択スイッチ15を押す。しかる後、この選択スイッチ15に対応する小扉9を開放し、商品Aを取り出すようになっている。
【0013】
このように構成された自動販売機において、前記各商品収納室8は前後に分割して2室構成となっている。この構成を図3及び図4を参照して詳述する。
【0014】
この商品収納室8は前後に仕切る仕切り扉機構81を有し、この仕切り扉機構81により前後に商品Aを収納する収納部82a,82bを形成している。また、この仕切り扉機構81は支持フレーム811に軸支された内扉812を有し、この内扉812を上下に回動することにより収納部82bを開閉するようになっている。また、この回転軸812aにはねじりコイルバネ812bが巻回され、この内扉812を開方向に付勢する一方、この内扉812の開方向への回転を規制するものとして内扉ソレノイド813を有している。
【0015】
このソレノイド813はそのプランジャ813aの先端に引っ掛け爪815aを有する引っ掛け片815bが取り付けられている。この引っ掛け爪815aは内扉812の裏面に突出した係止穴815cに対向しており、ソレノイド813のプランジャ813aの先端が下位にあるときは、引っ掛け爪815aが係止穴815cに係止して内扉812を閉鎖状態に維持し、逆に、上位にあるときは引っ掛け爪815aが係止穴815cから外れ、内扉812が開放できるようになっている。
【0016】
このように仕切り扉機構81により2分割された商品収納室8には商品Aを載置しかつ移動する搬送装置83が設けられている。この搬送装置83は商品載置手段831とコイルバネ832とから構成されている。
【0017】
この商品載置手段831は皿状の商品トレー831aを有し、この商品トレー831a上に商品Aを載置するようになっている。また、この商品トレー831aの両側を商品収納室8の両側下部に配置された棒状の案内レール831bに載せる一方、この商品トレー831aには前後に2個の連結筒831c,831c’を嵌め込み、更には、この各連結筒831c,831c’を商品収納室8の前後に亘って配置された軌道軸831dに貫通させている。これにより、商品トレー831aを前後の各収納部82a,82bに亘って摺動自在にしている。
【0018】
ここで、この軌道軸831dはその先端を前方の支持枠841に固定する一方、後端を後側収納部82bの後寄りに配置された支持板842に固定されている。一方、コイルバネ832は後側の連結筒831c’と支持板842との間に配置されるとともに、その内部に軌道軸831dを貫通させ、商品トレー831aを前方に付勢するようになっている。これにより、商品トレー831aが後側収納部82bに待機しているときは(図3)、この商品トレー831aが閉鎖した内扉812の裏面に押圧された状態となり、他方、この内扉812が開放されるときは(図4)、コイルバネ832の付勢力により前側収納部82aに押し出されることとなる。また、この支持板842の先端にはストッパ板(付勢力調節手段)843が上方に向かって延在されており、このストッパ板843に図6に示すように軌道軸831dが貫通する一方、このストッパ板843がコイルバネ832のバネピッチ間に挟まるように立設されている。ここで、コイルバネ832を図6に示すように回転或いは逆転するときは、コイルバネ832の付勢力として作用するストロークが、図5の左側の搬出装置83の如くストロークS1が小さいもの、或いは、右側の搬出装置83の如くストロークS2が大きいものというように任意にストローク長を変更することができる。
【0019】
本実施形態に係る自動販売機によれば、前述の如くコイルバネ832を回転或いは逆転することによりストローク長を変更でき、このストローク長の変更によりコイルバネ832の付勢力を変更、即ち、ストローク長が長いときは付勢力が強く、ストローク長が短いときは付勢力が弱く設定できる。
【0020】
従って、商品重量に合わせてコイルバネ832の付勢力を調節でき、後側収納部82bの商品を適切な搬送速度で前側収納部82aに搬送できる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、付勢力調節手段によりバネ手段の付勢力が調節されるため、重い商品を搬送するときはその付勢力を強く設定し、一方、軽い商品を搬送するときは、その付勢力を弱く設定すればよく、商品を適切な搬送速度で搬送でき、従って、商品の搬出不良はもとより、商品の傷付きも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動販売機の正面図
【図2】自動販売機の断面図
【図3】後側収納部に商品が収納されている状態を示す商品収納室の側面断面図
【図4】後側収納部の商品が前側収納部に搬送された状態を示す側面断面図
【図5】搬送装置の平面図
【図6】本発明の要部を示す断面図
【符号の説明】
1…自動販売機本体、8…商品収納室、82a…前側収納部、82b…後側収納部、831a…商品トレー、832…コイルバネ、843…ストッパ板、A…商品。
Claims (2)
- 前後に配置され互いに連通する商品の収納部を有し、この後側収納部に収納された商品をバネ手段で前方に付勢される商品トレーを介して前側収納部に搬送する自動販売機において、
前記バネ手段の付勢力を調節する付勢力調節手段を有する
ことを特徴とする自動販売機。 - 前記バネ手段をコイルバネで構成するとともに、前記付勢力調節手段を該コイルバネのバネピッチ間に立設したストッパ板で構成した
ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23994397A JP3929129B2 (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23994397A JP3929129B2 (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 自動販売機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1186125A JPH1186125A (ja) | 1999-03-30 |
JP3929129B2 true JP3929129B2 (ja) | 2007-06-13 |
Family
ID=17052137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23994397A Expired - Fee Related JP3929129B2 (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3929129B2 (ja) |
-
1997
- 1997-09-04 JP JP23994397A patent/JP3929129B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1186125A (ja) | 1999-03-30 |
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