JPH113463A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JPH113463A
JPH113463A JP15270197A JP15270197A JPH113463A JP H113463 A JPH113463 A JP H113463A JP 15270197 A JP15270197 A JP 15270197A JP 15270197 A JP15270197 A JP 15270197A JP H113463 A JPH113463 A JP H113463A
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JP
Japan
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product
vending machine
door
replenishment
item
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Application number
JP15270197A
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English (en)
Inventor
Yuji Sone
雄二 曽根
Kenji Iwasa
憲二 岩佐
Keisuke Miura
恵介 三浦
Toshihiro Takizawa
敏弘 滝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】商品補充中の内扉の開動作を規制し、また、商
品補充時に小扉の開閉状態を確認できる自動販売機を提
供する。 【解決手段】前側収納部の商品が販売され後に所定待ち
時間経過後に内扉を開動作させて後側収納部の商品を前
側収納部に搬出補充する自動販売機において、各商品収
納室に商品を補充する際に出力される補充中キー101
を有するとともに、補充中キー101の商品補充信号に
基づき待ち時間の計時を商品の補充終了まで停止させる
CPU200を有する構造となっている。これにより、
中扉を開け商品収納室に商品を補充する際に、後側収納
部の商品が前側収納部に搬出されることがないので、こ
の商品搬出により自動販売機の外に商品が落下すること
がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後に商品の収納
部を有し、前側収納部の商品を販売した後、後側収納部
の商品を前側収納部に搬送しこれを販売する自動販売機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動販売機として出願人
は既に特願平8ー54920号に係る出願を提案してい
る。
【0003】この自動販売機は、個別に区画された商品
収納室を上下複数段に多数配置し、この商品収納室に収
納された商品を個別に販売する構造となっている。ま
た、この商品収納室は前後に互いに連通する2個の収納
部を有しており、商品を販売するときは、まず、前側収
納部の商品を販売し、この商品販売の後に空になった前
側収納部に後側収納部の商品を搬送させ、この搬送され
た商品を次回に販売する。
【0004】このような販売操作において、前側収納部
の前面にはこれを開閉する小扉を有し、また、後側収納
部の前面には同じくこれを開閉する内扉を有しており、
これらの各扉を開放することにより商品が販売される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の自動販売機では、前側収納部の商品が販売された
後、直ちに後側収納部の商品が前側収納部に搬送される
ため、後側商品の補充動作が前側商品の購入者の目に付
き、これにより、商品窃取の動機付けを与えるおそれが
あり、好ましいものとは言えない。
【0006】このような問題点を解決するため、前側収
納部の商品が販売されたとき、その後、内扉の開放をタ
イマにより所定時間遅らせて動作させる方法が考えられ
る。これにより、商品購入者が自動販売機の前から立ち
去った後に、後側収納部の商品を前側収納部に搬送する
こととなる。
【0007】ところで、自動販売機内に商品を補充する
ときは、各小扉が配置された中扉を開いて全商品収納室
の前側収納部を開放し、しかる後、空となった前側収納
部及び後側収納部の双方、或いは、空となった前側収納
部又は後側収納部に商品を補充する。この商品補充が終
了したときは、この中扉を閉めてロックし、これによ
り、販売待機状態となる。
【0008】しかしながら、前記従来の自動販売機で
は、商品の補充中に内扉の開放時間に至るときは、不意
に後側収納部の商品が前側収納部に搬送され、この搬送
商品が自動販売機の外に落下するという問題点を有して
いた。また、商品の補充が終了して中扉を閉めたとき、
各小扉も完全に閉まっているときは問題ないが、一部小
扉が不用意に開放状態となっているときは、開放状態の
小扉から商品が窃取されるおそれがあった。
【0009】本発明の目的は前記従来の課題に鑑み、商
品補充中の内扉の開動作を規制し、また、商品補充時に
小扉の開閉状態を確認できる自動販売機を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、請求項1の発明は、自動販売機本体内に複数
有する商品収納室の前面に渡って配置された中扉と、中
扉でそれぞれの商品収納室の前面に対向する部位に設置
された小扉と、各商品収納室を前後に仕切って2個の収
納部を形成する内扉とを備え、前側収納部の商品が販売
され後に所定待ち時間経過後に内扉を開動作させて後側
収納部の商品を前側収納部に搬出補充する自動販売機に
おいて、各商品収納室に商品を補充する際に出力される
商品補充中スイッチを有するとともに、商品補充中スイ
ッチの商品補充信号に基づき前記待ち時間の計時を商品
の補充終了まで停止させる制御手段を有する構造となっ
ている。
【0011】この発明によれば、中扉を開け商品収納室
に商品を補充する際に、後側収納部の商品が前側収納部
に搬出されることがないので、この商品搬出により自動
販売機の外に商品が落下することがない。
【0012】請求項2の発明は、前記請求項1の自動販
売機において、小扉の開閉を検知する開閉検知器を有す
るとともに、制御手段は商品補充中スイッチから商品補
充信号が出力された際に開閉検知器から扉開信号が出力
されているときは、これを表示手段に表示する構成とな
っている。
【0013】この発明によれば、商品補充作業の際に開
放されている小扉を確認することができるため、不用意
に開いている小扉を閉めることができ、商品補充終了後
に商品が窃取されることがない。
【0014】請求項3の発明は、請求項1又は請求項の
自動販売機において、制御手段は、予め設定された各商
品収納室の商品収納個数から販売操作の度に販売商品個
数を減算して各商品収納室毎の商品残存数を演算するカ
ウンタを有する構成となっている。
【0015】この発明によれば、制御手段のカウンタに
より各商品収納室の商品残存数が計数されるため、各商
品収納室毎の商品の存否を検知する例えばリッミットス
イッチ等が不要となる。
【0016】請求項4の発明は、前記請求項3の自動販
売機において、商品補充中スイッチはコラム別商品補充
スイッチを有するとともに、制御手段はコラム別商品補
充スイッチから商品補充信号が出力された際に商品収納
個数より商品残存数が少ない商品収納室があるときは、
これをランプ手段で表示する構成となっている。
【0017】この発明によれば、商品収納個数より商品
残存数が少ない商品収納室、即ち、商品の補充を必要と
する商品収納室がランプ手段により表示されるため、商
品補充作業が簡単になる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1乃至図15は本発明に係る自
動販売機の一実施形態を示すもので、図1は自動販売機
の正面図、図2は自動販売機の断面図、図3は商品収納
室の斜視図、図4は後側収納部に商品が収納されている
状態を示す商品収納室の側面断面図、図5は後側収納部
の商品が前側収納部に搬送された状態を示す側面断面
図、図6は小扉の開閉動作を示す断面図、図7は外部リ
モコンを示す平面図、図8は自動販売機の駆動制御回路
を示すブロック図、図9は自動販売機の商品販売操作を
示す制御フローチャート、図10は小扉制御を示すフロ
ーチャート、図11は内扉制御のフローチャートの1、
図12は内扉制御のフローチャートの2、図13は商品
補充操作に係る制御フローチャート、図14は小扉の閉
鎖確認操作に係る制御フローチャート、図15は要補充
商品収納室のランプ点滅に係る制御フローチャートであ
る。
【0019】本発明の自動販売機の機械構造を図1乃至
図6を参照して説明する。即ち、この自動販売機は縦長
の断熱箱にて構成された自動販売機本体1内に前面開口
の内箱2を設け、この自動販売機本体1の前面開口を外
扉3にて開閉自在としている。また、この自動販売機本
体1と内箱2との間に通風ダクト4を形成しており、送
風機5にて蒸発器6で冷却された空気を通風ダクト4に
循環し(図2の1点鎖線矢印)、庫内冷却を行ってい
る。また、この内箱2の前面開口には中扉7を設ける一
方、内箱2の内部には上下及び左右に複数段に多数の商
品収納室8を形成し、各商品収納室8と対向する中扉7
の部位には商品収納室8の小扉9を設けている。また、
この各商品収納室8は、互いに隣接する商品収納室8間
で冷気が流通するよう縦横に多数のワイヤ8aを組み込
んで形成している。
【0020】なお、自動販売機の前面にはコイン投入口
10、紙幣投入口11、返却レバー12、返却口13、
投入金額等を表示するセグメント表示器14等が設置さ
れる一方、小扉9には商品選択を行う選択スイッチ15
が設置されており、この選択スイッチ15内の販売可能
ランプ15a(図8)が点滅するようになっている。ま
た、この自動販売機にはコイン投入口10及び紙幣投入
口11から投入された貨幣を処理する図8に示す貨幣処
理装置16を有している。
【0021】このように構成された自動販売機におい
て、前記各商品収納室8は前後に分割して2室構成とな
っており、この構成を図3乃至図5を参照して詳述す
る。
【0022】この商品収納室8は前後に仕切る仕切り扉
機構81を有し、この仕切り扉機構81により前後に商
品Aを収納する収納部82a,82bを形成している。
また、この仕切り扉機構81は略門型の支持フレーム8
11に軸支された内扉812を有し、この内扉812を
上下に回動することにより後側収納部82bを開閉する
ようになっている。また、この回転軸812aにはねじ
りコイルバネ812bが巻回され、この内扉812を開
方向に付勢している。他方、この内扉812の開方向へ
の回転を規制するものとして内扉ソレノイド813を有
し、また、このソレノイド813の駆動状態を検知する
内扉開閉検知器(この実施形態ではマイクロスイッチ)
814を有している。
【0023】このソレノイド813はそのプランジャに
先端に引っ掛け爪815aを有する引っ掛け片815b
と略L字状の作動片816が取り付けられている。この
引っ掛け爪815aは内扉812の裏面に突出した係止
穴815cに対向しており、ソレノイド813のプラン
ジャの先端が下位にあるときは、引っ掛け爪815aが
係止穴815cに係止して内扉812を閉鎖状態に維持
し、逆に、上位にあるときは引っ掛け爪815aが係止
穴815cから外れ、内扉812を開放できるようにな
っている。一方、作動片816はその先端が開閉検知器
814に対向しており、プランジャの先端が下位にある
ときは開閉検知器814はソレノイド813の駆動を検
知せず、逆に、上位にあるときはソレノイド813の駆
動を検知するようになっている。
【0024】このように仕切り扉機構81により2分割
された商品収納室8には商品Aを載置しかつ移動する搬
送装置83が設けられている。この搬送装置83は商品
載置手段831とコイルバネ832とから構成されてい
る。
【0025】この商品載置手段831は皿状の商品トレ
ー831aを有し、この商品トレー831a上に商品A
を載置するようになっている。また、この商品トレー8
31aの両側を商品収納室8の両側下部に配置された棒
状の案内レール831bに載せる一方、この商品トレー
831aの中央には連結筒831cを嵌め込み、更に
は、この連結筒831cを商品収納室8の前後に亘って
配置された軌道ワイヤ831dに貫通させている。これ
により、商品トレー831aを前後の各収納部82a,
82bに亘って摺動自在にしている。なお、案内レール
831b及び軌道ワイヤ831dは商品収納室8の前後
に配置された支持板841,842に連結固定されてい
る。
【0026】前記コイルバネ832は連結筒831cと
商品収納室8の後側の支持板842との間に配置された
もので、その内部に軌道ワイヤ831dを貫通させ、商
品トレー831aを前方に付勢するようになっている。
これにより、商品トレー831aが後側収納部82bに
待機しているときは(図4)、この商品トレー831a
が閉鎖した内扉812の裏面に押圧された状態となり、
他方、この内扉812が開放されるときは(図5)、コ
イルバネ832の付勢力により前側収納部82aに押し
出されることとなる。
【0027】前側収納部82aの前方にはこれを開閉す
る小扉9が設置されている。この小扉9の開閉機構を図
6を参照して説明する。即ち、この開閉機構は小扉ソレ
ノイド91と小扉9の開閉を検知する小扉開閉検知器
(この実施形態ではマイクロスイッチ)92とを有して
いる。このソレノイド91及び開閉検知器92はそれぞ
れ小扉9の内側に位置しており、ソレノイド91のプラ
ンジャが小扉9の内側に向かって延びる突起93の係止
穴93aに係脱自在となっている。ここで、小扉9が閉
状態でかつソレノイド91に通電されていないときは、
この係止穴93aにソレノイド91のプランジャが係止
される。一方、ソレノイド91に通電しプランジャと係
止穴93aとの係止状態を解除するときは、図6の2点
鎖線に示すように、小扉9が開放される。また、小扉9
が閉鎖状態のときは、突起93が開閉検知器92のアク
チュエータを押圧して閉鎖状態が検知され、一方、小扉
9が開放状態のときは、突起93がアクチュエータから
離れるので、小扉9の開放状態が検知される。
【0028】このように構成された自動販売機におい
て、商品販売操作、各扉制御及び商品補充操作に関する
制御を実現するものとして図7に示す外部リモコン及び
図8のブロック図に示す駆動制御回路を有している。
【0029】この外部リモコン100は商品補充時に操
作する補充中のキー101、商品収納室8毎に商品補充
するとき操作するコラム別補充キー102、商品補充終
了時に操作するキー103、メンテナンス時に使用する
テストベンドキー104、商品収納室8を選択するアッ
プ・ダウンキー105,106、開始操作するスタート
キー107を有している。また、この外部リモコン10
0は補充中のキー101及びコラム別補充キー102の
操作状態を表示するランプ101a,102aを有して
いる。
【0030】この駆動制御は、図8に示すように、マイ
クロコンピュータ構成のCPU200,210で行われ
るもので、このCPU200にはタイマ201とカウン
タ202を有している。また、このCPU200には返
却レバー12、貨幣処理装置16、外部リモコン100
及び選択スイッチ15からの信号を受け、これらの信号
に基づき表示器駆動回路221、販売可能ランプ駆動回
路222、補充中ランプ駆動回路223及コラム別補充
ランプ駆動回路224を介してセグメント表示器14、
販売可能ランプ15a、補充中ランプ101a及びコラ
ム別補充ランプ102aを駆動制御し、更には、CPU
210に制御信号を送出するようになっている。一方、
CPU210には小扉開閉検知器92及び内扉開閉検知
器814の検知信号が入力され、小扉ソレノイド駆動回
路223及び内扉ソレノイド駆動回路224を介して小
扉ソレノイド91及び内扉ソレノイド813を駆動制御
し、更には、CPU200に小扉開閉検知器92及び内
扉開閉検知器814の検知・非検知データ等を送出する
ようになっている。
【0031】この駆動制御回路における商品の販売操作
を図9を参照して説明する。まず、販売待機状態で入金
があるか否かを判定し、入金があるときはその入金額を
セグメント表示器14に表示する(S1,S2)。これ
により、この入金の範囲で選択可能な商品収納室8の販
売可能ランプ15aが点灯する(S3)。次いで、返却
レバー12を操作したときは残金を返却し販売を終了す
るが(S4,S5)、点灯している商品収納室8の選択
スイッチ15を選択したときは、この選択された商品収
納室8の販売可能ランプ15aが点滅するとともに、入
金額から選択商品の価格を減算した減金額がセグメント
表示器14に表示され、選択商品収納室8の小扉制御が
行われる(S6〜S9)。
【0032】この小扉制御を図10を参照して説明す
る。この小扉制御では、まず、選択された商品収納室8
のソレノイド91に通電する(S10)。これにより、
図6に示すように、ソレノイド91のプランジャが係止
穴93aから外れ、小扉9が2点鎖線に示すように開放
される。一方、この小扉9の開放動作に伴い開閉検知器
92がこれを検知し(S11)、この小扉9の閉動作を
待つ。この小扉9が閉鎖されたときは、この閉状態を開
閉検知器92が検知し、ソレノイド91への通電を停止
する(S12,S13)。これにより、ソレノイド91
のプランジャが再度係止穴93aに係止し、小扉9が閉
状態に保持される。
【0033】このような小扉制御が終了したときは、図
9に示すように、選択商品収納室8の商品数(2個)か
ら1個を減算し、残りの商品数及び商品収納室8の番号
をセットし、更に、この商品収納室8の内扉制御を行う
までの時間(遅延時間;例えば5分)をタイマ201に
セットする(S14〜S16)。なお、この遅延時間は
外部リモコン100により任意に変更することができ
る。次いで、商品価格以上の残金があるときは、ステッ
プ3に戻って選択スイッチ15の再度の操作を待ち(S
17)、ここで、選択スイッチ15が押されたときは、
再度小扉制御を行って商品Aを販売する。ここで、残金
が商品価格より少なくなったときは、強制的に残金を返
金する。このような制御により販売操作が終了する。
【0034】次に、前述の販売操作フローでタイマセッ
トされた内扉制御の前提処理操作について図11を参照
して説明する。即ち、販売待機状態か否かを判定し、更
に商品収納室8のうちセットされた番号があるか否かを
判定する(S1,S2)。この判定で番号セットの商品
収納室8があるときは、タイマ201にセットされた遅
延時間を経過したか否か、更には後側収納部82bの搬
送条件を満たしているか否かを判定する(S3,S
4)。ここで、後側収納部82bの搬送条件とは、小扉
9が確実に閉鎖状態となっていること等をいい、この条
件を満たすときは、内扉制御の本処理操作を行う。
【0035】この内扉制御の本処理操作を図12を参照
して説明する。この本処理操作においては、まず、選択
された商品収納室8のソレノイド813に2秒間通電す
る(S5,S6)。このソレノイド813への通電によ
りプランジャが上方に移動して、引っ掛け爪815aが
係止穴815cから外れ、内扉812が開放される。一
方、このプランジャの上方への移動により作動片816
も上方へ移動し、開閉検知器814のアクチュエータを
押し、ソレノイド813の駆動を検知する(後側の収納
部82bの商品が前側に搬出されたこと(搬出信号)を
検知する。)。この搬出信号が入力されたときは、ソレ
ノイド813をオフし、更に内扉制御の開始から5秒経
過したか否かを判断し、5秒経過後に内扉制御を終了す
る(S7〜S9)。
【0036】一方、このステップ7で未だ搬出信号が入
力されていないときは、ソレノイド813を2秒間に亘
って停止し、更に再度ソレノイド813に2秒間に渡っ
て通電し、搬出信号が入力されるか否かを判定する(S
10〜S14)。ここで、搬出信号が入力されたとき
は、前述と同様にソレノイド813をオフし(S1
5)、ステップ9に移行して内扉制御を終了する。他
方、このソレノイド813への通電でも搬出信号が入力
されないときは、ソレノイド813をオフし、ソレノイ
ド813が異常であることをセグメント表示器14を通
じて表示する(S16,S17)。
【0037】このように、複数回に亘りソレノイド81
3を駆動するのは、内箱2の内部が低温となっているた
め、ソレノイド813のプランジャが氷結し、動作不良
を起こしている場合があることを考慮したものである。
【0038】以上のような一つの商品収納室8の内扉制
御が終了したときは、再度ステップ1に戻り、内扉制御
を要する他の商品収納室8も順次同様の制御を行い、後
側収納部82bの商品Aを前側収納部82aに搬送し、
次回の販売に備えることとなる。
【0039】このような小扉制御及び内扉制御により前
後収納部82a,82bの商品Aが販売されるが、商品
Aを補充する際は、まず、中扉7を開け、しかる後、図
13に示すように制御する。
【0040】即ち、商品収納室8に商品Aを補充すると
きは、補充中キー101をオンする(S1)。これによ
り、補充中ランプ101aが点灯するとともに、図11
の内扉制御フローチャートで未だ遅延タイマのセット時
間が経過していない商品収納室8があるときは、この遅
延タイマの計時を停止する(S2,S3)。その後、全
ての商品収納室8の小扉9が確実に閉鎖されているか否
かを確認する(S4)。
【0041】この確認制御は図14に示すように各小扉
9が開放状態となっているか否かを順次小扉開閉検知器
92で検知して行い、開放状態となっているときは、セ
グメント表示器14にエラー表示を行う(S5〜S
7)。
【0042】この小扉9の閉鎖確認制御が終了したとき
は、その後、コラム別補充キー102がオンされたか否
かを判定する(S8)。コラム別補充キー102をオン
することなく、商品Aを各商品収納室8に補充し、更に
補充作業が完了したときは、補充終了キー103をオン
し、全商品収納室8の商品残数データを初期化する(S
9,S10)。しかる後、補充中ランプ101aが消灯
し、全商品収納室8への補充操作が終了する(S1
1)。
【0043】一方、ステップ8でコラム別補充キー10
2がオンしたときは、コラム別補充ランプ102aを点
灯し、商品Aの補充が必要な商品収納室8の販売可能ラ
ンプ15aが点滅する(S12,S13)。ここで、こ
の点滅制御は図15に示すように、各商品収納室8の商
品残数カウンタが収納個数カウンタより少ない数となっ
ているとき、即ち、商品収納室8の前側収納部82aの
商品Aが既に販売されているとき、或いは、前側収納部
82a及び後側収納部82bの何れの商品Aも既に販売
されているときは、その該当する商品収納室8の販売可
能ランプ15aが点滅する。そして、この点滅制御は全
商品収納室8について順次判定される(S14〜S1
6)。このような制御により商品補充が必要な商品収納
室8が見いだされ、該当商品収納室8に商品Aを補充す
るとともに、補充が終了した商品収納室8の選択スイッ
チ15をオンする(S17)。これにより、選択スイッ
チ15が押された販売可能ランプ15aが消灯するとと
もに、補充が終了した商品収納室8の商品残数データが
初期化される(S18)。その後、再度コラム別補充キ
ー102をオンするときは(S19)、コラム別補充ラ
ンプ102aが消灯し(S20)、更にはステップ11
で補充中ランプ101aが消灯して商品補充操作を終了
する。
【0044】このステップ19で選択スイッチ15が例
えば10秒間オンされることなく経過したときは、各商
品収納室8への商品補充が完了したと判定してステップ
20でコラム別補充ランプ102aを消灯し、更にステ
ップ11で補充中ランプ101aを消灯して商品補充操
作を終了する。なお、ステップ21で10秒間を経過し
ていないときは、ステップ13に戻って商品補充操作を
継続する。
【0045】以上のように本実施形態によれば、商品A
を補充する際、遅延タイマの計時を停止するため、内扉
182の開放が規制され、後側収納部82bの商品Aが
前側収納部82bに搬出されることがないので、この商
品搬出により自動販売機の外に商品Aが落下することが
ない。
【0046】また、商品Aを補充する際に小扉9の閉鎖
状態を確認でき、不用意に開いている小扉9を閉めるこ
とができるため、商品補充操作後の販売待機状態におい
て、商品Aの窃取が防止される。
【0047】更に、商品補充操作の態様として2種類、
即ち、全商品収納室8に対して商品補充する操作と、商
品Aの補充が必要な商品収納室8に対して商品補充する
操作とを有する。これにより、商品補充を要する商品収
納室8が数多くあるときは、前者の操作を選択し、一
方、商品補充の要する商品収納室8が少ないときは後者
の操作を選択すれば良く、商品補充操作が簡単になる。
【0048】更にまた、各商品収納室8に対する商品A
の要・不要が、CPU200のカウンタ202により商
品残存数が計数されるため、従来の如く、各商品収納室
8毎に商品の存否を検知する例えばリッミットスイッチ
等が不要となる。
【0049】更にまた、商品収納個数より商品残存数が
少ない商品収納室、即ち、商品の補充を必要とする商品
収納室8が販売可能ランプ15aにより表示されるた
め、商品補充作業が簡単になる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、中扉を開け商品収納室に商品を補充する際に、
後側収納部の商品が前側収納部に搬出されることがない
ので、この商品搬出により自動販売機の外に商品が落下
することがない。
【0051】請求項2の発明によれば、商品補充作業の
際に開放されている小扉を確認することができるため、
不用意に開いている小扉を閉めることができ、商品補充
終了後に商品が窃取されることがない。
【0052】請求項3の発明によれば、制御手段のカウ
ンタにより各商品収納室の商品残存数が計数されるた
め、各商品収納室毎に商品の存否を検知する例えばリッ
ミットスイッチ等が不要となり、製造コストが安くな
る。
【0053】請求項4の発明によれば、商品収納個数よ
り商品残存数が少ない商品収納室、即ち、商品の補充を
必要とする商品収納室がランプ手段により表示されるた
め、商品補充作業が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動販売機の正面図
【図2】自動販売機の断面図
【図3】商品収納室の斜視図
【図4】後側収納部に商品が収納されている状態を示す
商品収納室の側面断面図
【図5】後側収納部の商品が前側収納部に搬送された状
態を示す側面断面図
【図6】小扉の開閉動作を示す断面図
【図7】外部リモコンを示す平面図
【図8】自動販売機の商品販売及び各扉制御に係るブロ
ック図
【図9】販売処理操作を示すフローチャート
【図10】小扉制御を示すフローチャート
【図11】内扉制御を示すフローチャートの1
【図12】内扉制御を示すフローチャートの2
【図13】商品補充操作に係る制御フローチャート
【図14】小扉の閉鎖確認操作に係る制御フローチャー
【図15】要補充商品収納室のランプ点滅に係る制御フ
ローチャート
【符号の説明】
1…自動販売機本体、7…中扉、8…商品収納室、9…
小扉、15a…販売可能ランプ、82a,82b…収納
部、812…内扉、101…補充中キー、101a…補
充中ランプ、102…コラム別補充キー、102a…コ
ラム別補充ランプ、200,210…CPU、201…
タイマ、202…カウンタ。
フロントページの続き (72)発明者 滝沢 敏弘 群馬県伊勢崎市寿町20番地サンデン株式会 社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機本体内に複数有する商品収納
    室の前面に渡って配置された中扉と、該中扉でそれぞれ
    の商品収納室の前面に対向する部位に設置された小扉
    と、該各商品収納室を前後に仕切って2個の収納部を形
    成する内扉とを備え、前側収納部の商品が販売され後に
    所定待ち時間経過後に該内扉を開動作させて後側収納部
    の商品を前側収納部に搬出補充する自動販売機におい
    て、 前記各商品収納室に商品を補充する際に出力される商品
    補充中スイッチを有するとともに、該商品補充中スイッ
    チの商品補充信号に基づき前記待ち時間の計時を商品の
    補充終了まで停止させる制御手段を有することを特徴と
    する自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記小扉の開閉を検知する開閉検知器を
    有するとともに、前記制御手段は前記商品補充中スイッ
    チから商品補充信号が出力された際に該開閉検知器から
    扉開信号が出力されているときは、これを表示手段に表
    示することを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、予め設定された各商品
    収納室の商品収納個数から販売商品個数を減算して各商
    品収納室毎の商品残存数を演算するカウンタを有するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動販売
    機。
  4. 【請求項4】 前記商品補充中スイッチはコラム別商品
    補充スイッチを有するとともに、前記制御手段は該コラ
    ム別商品補充スイッチから商品補充信号が出力された際
    に商品収納個数より商品残存数が少ない商品収納室があ
    るときは、これをランプ手段で表示することを特徴とす
    る請求項3記載の自動販売機。
JP15270197A 1997-06-10 1997-06-10 自動販売機 Pending JPH113463A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108986310A (zh) * 2018-07-10 2018-12-11 合肥美的智能科技有限公司 一种自动售货机及其管理方法

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